JPH05503836A - 植物類における遺伝性雄性不稔および単為生殖の無性生殖性誘導 - Google Patents

植物類における遺伝性雄性不稔および単為生殖の無性生殖性誘導

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JPH05503836A
JPH05503836A JP50673988A JP50673988A JPH05503836A JP H05503836 A JPH05503836 A JP H05503836A JP 50673988 A JP50673988 A JP 50673988A JP 50673988 A JP50673988 A JP 50673988A JP H05503836 A JPH05503836 A JP H05503836A
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マクソン,エレン、ジョーンズ
マクソン,ノーマン、パトリック
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エレン ジョーンズ マクソン
ノーマン パトリック マクソン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
植物類における遺伝性雄性不稔および 単為生殖の無性生殖性誘導 1、産業上の利用分野 本発明は、植物類における遺伝性雄性不稔の無性生殖誘導に関する。以下、この 誘導発および遺伝という現象を「無性生殖雄性不稔」またはrAMsJという。 また、本発明は、雄性不稔と関連するが区別される植物類における単為外様現象 を誘導する方法に関するものである。より詳しくいうと、本発明は、一定の受領 植物に適用した際に該受領体における遺伝性雄性不稔および/または単為生殖を 誘導する一定の植物から誘導し得る因子に関するものである。以下、これらの因 子をrAMS/ベクター」と呼ぶ。 本発明はさらに、遺伝的に異なる雄性不稔植物類を発生させる迅速かつ無性生殖 性の方法に関するものである。このような植物類は、作物学、園芸学、果実園芸 学および林学に重要なハイブリッドを産生ずるのに用いることができる。 2、従来の技術 単性化植物類は、雄(雄すい性の)および雌(雌すい性の)器官が独立して同一 個別植物上に結実するものである。 雄および雌器官は、例えばトウモロコシ植物類のごとく別々の花に位置されるか 、あるいは大豆植物類のごとく閉じられた物理的に並列に配置される。単性化植 物は、広く自然界において生じ、また重要な農作物、園芸学的変種、木材、果実 および木の実収穫樹木等の栽培種の1つとしてよく表わされる。単性化植物類が 雄性および雌性器官の両方を有するので、単性化植物類は、自己授精し得る。す なわち、雌器官からの花粉は、雌器官に授粉して、結実をもたらす。雄性および 雌性器官が植物上にお互離間配置されるトウモロコシ等の交雑授精(cross  fertNizatfon)により通常生殖する単性化植物類においてでさえ も、自己授精が可能である。 単性化は、この上なく有利であるが、栽培変種植物産生において課題を与える。 事実、栽培単性化植物が自己授精できないような雄性不稔であることは、極めて 望ましい。 雄性不稔が有効であるとという状況は、単為結実性果実の産生、花の長期保持を 与える濫費用植物の非種子結実および雄性生殖不能の結果、朽が花弁に移動する 二重の花の産生を含む。しかしながら、雄性不稔が繁殖(Breeding)手 段としてa効に用いられる最も重要な例は、ハイブリッド、特にF+ (雑種第 1代)ハイブリッドの産生である。 ハイブリダイゼーションは、ある遺伝子学 的に独特の植物を他で交雑生殖することである。その主な長所は、植物の遺伝子 的変異個体およびそれらの子孫を増やし、個体群を安定に保持しさらには植物生 長力を増加することである。ハイブリダイゼーションにより得られた増加された 植物生長を、当該技術分野においてへテロ−シスと呼んでいる。一般に、最も強 力なヘテロ−シスは、最も関連されない遺伝子型がお互いに交雑(cross) された際に観察される。例えは、未関連載培変種植物間の交配は、より大きい遺 伝子型相異のため関連栽培変種植物間の交雑より良好なハイブリッドを産生ずる 傾向がある。 技術的には、F1ハイフリットは、その同型接合状態に関係なく、いずれか2つ の遺伝子学的に別個の母体植物間の交雑の結果生じる。しかしながら、当該技術 分野の一般的に受け入れられた含意において、F+ハイブリッドは、2つの同型 (しかしながら遺伝子学的に別個の)母体また系の間の交雑の産生物であり、全 F1植物は、確実に、お互い類似じする。F1ハイブリッドの設定された利点は 、a)改良された収穫量、花または種子生産物、早期発芽、耐疾患性、耐虫性お よび他のへテロ−シスの徴候として特に表現されるより大きい生長力であり、b )主な遺伝子が異質状態において存在するため種々の環境条件に対するより大き な適合性であり、C)これらが雄性対立形質により制限されている際の有効な特 徴の発現であり、またd)得られるハイブリッド産生物にわたってる栽培者によ る制御である。 栽培者がハイブリッドから作成することを欲する多くの植物は、単性化、すなわ ち、自己受精並びに交雑受精を行うことができるので、所望のハイブリダイゼー ションは、確かな、特に工業的レベルに基づいて達成することが困難である。従 って、単性化植物を必須に含むハイブリダイゼ−ションブロダラムの究極的目標 は、自己受精を極小化、好ましくは排除することにより交雑受精を制御または促 進させることででる。この目的を達成する1つの手段として、種まき機構におけ る1つの母体として雄性不稔植物が用いられている。 従来、母体系の雄性不稔は、種々の方法で達成されているが、全て種々の欠点を 伴う。例えば、単性孔植物は、植物から雄花、器官または花粉運搬朽を物理的に (機械的または手動的に)除くことにより雄性不稔を行うことができる。この方 法は、労働集約的であり、特にフェール−セーフ(fai l−5afe)でな い大または機械エラーを与えられる。 当該分野における物理的去勢は、天候依存であり、その結果、組織または収量の 損失がおこる。別法として、単性孔植物を、生育可能な花粉を得る植物の能力を 破壊する生殖体撲滅薬等の化学薬品または花粉生育性を影響しないが花粉が自己 受精を起こすのを禁止する化学ハイブリダイジング剤で処置してもよい。しかし ながら、この方法は、高価および/または有害な環境的影響を導く。 単性孔植物における雄の生殖不能に最もよく行なわれる方法は、植物が生長可能 花粉を産生ずることを不能にする生物学手段によるものである。生物学的雄性不 稔の一例は、当業者において遺伝子的雄性不稔として知られている[オールラー ド(Allard、 Pr1nciples of Plant Breedi ng、 John Wilcy & 5ons、 New York、 196 0. p、254) ;ワソッ(Watts、Flower & Vegeta ble Plant Beading、Grower Books L。 ndon、 1980. p、42)コ。要するに、数例の植物において、雄性 不稔または雄授精可能状態は、単一遺伝子による。劣性対立遺伝子に関して同型 接合の植物は、雄性不稔性であり、ハイブリッド産生の母体系として用いること ができる。 同系接合雄性不稔系は、50%同系接合雄性不稔子孫および50%同系接合雄授 精可能子孫を得る公知の異系接合体(生殖不能/受精可能対立形質として)でこ れを交雑することにより保持される。つぎのハイブリダイゼーション用母系母体 として同型接合雄性不稔子孫のみを用いることを注意すべきである。また、系を 反転する雄性不稔となるような他と内部交雑する同系接合体を認めないように注 意すべきである。総じて、この方法は、信頼できない。 生物学的雄性不稔の別の例は、細胞形質雄性不稔またはCMSとして当該技術分 野に公知であり、細胞形質因子に依存する。オールラード前22245〜246 頁参照をこと。細胞形質の特別な型を担持する植物は、雄性不稔であり、F1ハ イブリッドを作る母体系として用いることができる。これらのF1ハイブリッド は、これらの細胞形質が雌配偶子(雄性不稔母体からの)から完全に誘導される ので、全て雄性不稔である。言い換ると、CMS特性は、母系的に遺伝されない 。 雄性不稔の特性を与えることのできる多くのトウモロコシ細胞形質は、ミトコン ドリア中に3つのプラスミド様DNAをi’3にすること見い出されているSグ ループに属する[シスコ、ピー、エイチ、ら(Sisco、 P、H,、et  al、+ 1984、 Plant 5cience Letters 34: L27(34)プリング、ディー。 アールら(Pring、 D、R,、et at、、 1977、 Proc、  Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A、 74:2904):ケン ベル、アール、ジエイ、ら(Kem旧e、 R,J、、 et al、、 19 80. Genetics 95:451);コンシス、ンイーら(Koncz 、 C,、et at、、 1981. Mo1. Gen、 Genet、  183:449)]。S細胞形質は、安定な雄性不稔を示しておらず[ラーグナ ン、ジエイ、アール、およびギヤバイーラーグナン(Laughnan、 J、 R,and Gabay−Laughnan、 1983. Ann、 Rev 、 Genet、 17:27−48)コ、また数例の遺伝子背景においては、 高い割合で雄受精可能に転換する。 生物学的雄性不稔のさらに別の例は、しばしば細胞形質−遺伝子雄性不稔と呼ば れる(オールラード、前記pp。 246〜276参照)。これは、細胞形質雄性不稔と雄性不稔(母系)植物の子 孫が必ずしも雄性不稔である必要でないか、一定の遺伝子構造の植物が母体植物 として用いられる場合には雄受精可能をなし得るという点のみで相異する。雄性 不稔F1、子孫を産生ずるこれらの父系母体は、雄性不稔細胞形質を有する植物 の花粉産生能力を復元する力を育する遺伝子を担持する。これらの遺伝子は、レ スドラ−(rcstorer)遺伝子として知られ、これらを担持する植物は、 レスドラ−として知られている。このような細胞形質−道伝子雌生殖不能は、例 えばタマネギ繁殖に実施されているしジョーンズおよびデービス(Jones  and Davis、 1944、 U、S、D、A、 Technical  Bulletin 874:1−28>を参照のこと。] 細胞形質雄性不稔または細胞形質−遺伝子雄性不稔によるハイブリッドの産生に 関する新規の雄性不稔母体の創造は、戻し交配による困難なかつ時間のかかる有 性伝播(transmission)を要する。細胞形質雄性不稔の有性伝播、 より正確には遺伝子型または核成分の雄性不稔産生細胞形質への移動の機構は、 オールラード前記246〜247頁に説明されている。 種子工業は、長い間ハイブリッド種子産生物の産生における授粉制御用に有性伝 播細胞形質雄性不稔を用いている。 しかしながら、有性伝播細胞形質雄性不稔は、いずれか1つの種の極く少ない変 異体に担持され、また先に記載されたとおりに、伝播は、新規の雄性不稔母体系 に達するために繁殖の数多くの世代を必要とする時間のかかるかつ高価な方法で ある。 複合的繁殖世代の時間、労力および経費に加えて、有性伝播細胞形質の使用は、 細胞形質が従来の受粉によっては遺伝子学的に改質されていないので非常に狭い 細胞形質基質を誘導している。これは、有害な結果を示している。例えば、19 70年においてアメリカ合衆国にて発育したトウモロコシの85%以上は、ハイ ブリッドトウモロコシの産生においてCMS系を用いて達成された成功によりC MS細胞形質のT株を担持する。しかしながら、同年度において、南部トウモロ コシ葉枯れ病(Southern corn 1eaf bllght)という 植物風土病が高いパーセンテージのトウモロ1種、CMS−T細胞形質を有する 植物に対して特に有害な子嚢菌によって、引き起こされた。細胞形質雄性不稔の 有性生殖伝播による繁殖プログラムの固有の欠点のため、当該技術分野における 従事者は、雄性不稔に応答する細胞形質因子を伝播する無性生殖手段を捜しめて いる。1つの無性生殖手段は、つぎ穂(grafting)である。雄性不稔は 、ペチュニア[フランケル(Franke、、 1956.5cience 1 24:684−685) ;エドワードソンおよびコルペット(Edwards on andおよびアルファルファ[トンプソンおよびアクステル(Th。 mpson and Axtall、 197g、 J、 Hcred、 69 : 159−1649]等(こおいてつぎ穂伝播性(しかしながらF1世代まで は発現されない)であることが見い出されている。この方法の有する問題点は、 雄性不稔の伝播が低照度でのみ達成されるということである。 細胞形質雄性不稔因子もまた、体性融合により無性生殖伝播されている。異なる 植物における原形質体を培養液中で融合して、しばしばサイブリッド(cybr ids)と呼ばれるハイブリットを形成している。このような技術は、タバコに おいてベルリアードおよびペレティア−(Bellfard andPelle tier ) (1980,Eur、 J、 Ce1l Biol、 22(1 ):605)によって用いられている。細胞形質雄性不稔伝播の無性生殖手段と しての体性融合の主な欠点は、非常に低い再生顕度と生体外において融合ハイブ リッドを選択する適当なスクリーンまたはマーカーを必要とすることである。細 胞形質雄性不稔の転移に用いられている他の無性生殖技術は、ネナシカズラ(ネ ナシカズラ科(Cuscuta sp、) 等の中間宿主による伝播である。こ のような中間宿主は、当該技術分野においてネナシカズラブリッジ(dodde r birdge)として知られている。この方法の主な欠点は、ネナシヵズラ 自身が雑草および疾病の両方である有害な寄生植物であり、それ故に大規模使用 の確実な候補でないということである。 グリルおよびギャーガ−(Gr411 and Garger)(L981.P roc、Natl、Acad、Sci、U、S、A 78 (11)ニア043 −7046)は、ビシアファヴア (Vicia f’aba) (マメ科植物 )とのネナシカズラブリッジを用いている。彼らは、ピン7 ファブアにおける 細胞形質雄性不稔と結合する二重鎖RNA (dsRNA)を同定し、特徴づけ た。dsRNAは、外見上直径70ナノメートルの球状体に位置され、ウィルス によく似た植物の細胞形質に位置された。dsRNAは、まずCMS V。 ファヴア上にネナシカズラ生長させ、ついで、このネナシブ1−の受精可能系に 伝播された。受領体からネナシカズラを除いた後、その開化が観察された。この ように処置された予め受精可能な植物の60%が雄性不稔となり、もとの雄受精 可能植物のdsRNA特性を持続していた。 上首尾ではあるが細胞形質雄性不稔の無性生殖伝播の手段としての継穂、原形質 体融合およびネナシカズラブリッジの使用は、困難であり、かつ大規模操作に十 分に適さない。 細胞形質生殖不能はまた、トンジンビニに関してエチジウムブロマイドへの暴露 しバートン、ジー、ダブリュ、およびハンチ、ダブリュ、ダブリュ、 、(Bu rton、G、W、 and Hanr+a、W、W、、1976、crop  5cience 16:731−732)によっておよび米に関してEMSでの 処置[マリツク、イー、エイチ。 側allick、E、H,,1980,Genet、Agr、34:207−2 13)]によって突然変異誘導によって誘導されている。 分子量1.9X10”および0.5X106の二重鎖RNAからなる2つの母系 伝播核酸種は、LBN細胞形質と命名されているトウモロコシの雄性不稔細胞形 質におけるミトコンドリアと結合することが見い出されている[シスコ、ピー、 エイチ、ら(Sisco、P、H,、et al、、1984.Plant 5 c1encc Latters 34:127−134): グラセンら(Gr acen et al )による米国特許第456.152 、出願臼1984 年4月26日]。プラスミド様DNAもまた、ソースl51112C雄性不稔モ ロコシ細胞形質のミトコンドリアに検出されている[ブリング、ディー、アール 、ら(Pring、D、R,、et al、、1982.M雄性不稔を達成する 従来技術方法の欠点を克服する植物における遺伝性雄性不稔を誘導する手段を提 供することが本発明の目的である。したがって、物理的去勢、化学処理雄性生殖 伝播における戻し交配、継穂、原形質体融合および中間宿主ブリッジの困難で、 高価でかつ時間のかかる態様を回避する雄性不稔を誘導する迅速な無性生殖的方 法を提供することが本発明の目的である。 本発明の別の目的は、ヘテローンスを示す新規かつ有効なハイブリッドの工業的 産生に有効な新規系の大範囲世代に適する植物における遺伝性雄性不稔を誘導す る無性生殖手段および植物自身並びに新規母系を提供することである。この後者 に関して、本発明の目的は、このようにして誘導された雄性不稔系の子孫により ひきつづいき受け継がれて工業的規範のハイブリッド生産用雄受精可能母体の数 を増加する雄性不稔を無性生殖的に誘導する手段を提供することである。 また、従来は雄性不稔母体系としてのみ有効である植物類における雄性不稔を誘 導することによるハイブリダイゼーションに用いられる雄性不稔母体系の遺伝子 多様化を増加することも、本発明の目的である。本発明のさらなる目的は、高収 率で耐疾病性、耐病害性および/または耐悪環境条件性を有する作物学、園芸学 、林学、および果実園芸学的に重要なハイブリッドを提供することである。 さ らにまた、本発明の目的は、異なる種のみならず異なる放間の並びにジコット( dicots)およびモノコツト(monocot s )間の遺伝性雄性不稔 植物類を転移する多用途の無性生殖性手段を提供るすことである。 さらにまた、今迄多数の植物種に対して可能である方法より便利で効率的な方法 で作物学的に望ましいハイブリッド系の永存を認める植物における単為生殖を誘 導する方法を提供することである。単為生殖の確立は、配偶子融合を必要とせず 雌植物の有する遺伝子組成が同一である種子の開発を認める。これに関して、本 発明の目的は、次世代によりの受け継がれることによりハイブリッド種子を連続 的に生産するために選別された母体系を繰り返し交雑する必要性を回避するとい う特徴を有する単為性再生を誘導する手段を提供することである。 これらのおよび他の目的は、本明細書に与えられる物質および方法によって達成 される。本発明は、一定の雄性不含アルファルファ植物からの抽出物に存在する 無性生殖伝播可能雄性不稔および単為性ファクター、AMS/ベクターを導く。 該抽出物と特徴的に会合され処理された不含植物は、(1)分子量約I X 1 0Sダルトンを有する独特の単離可能な核酸であり、また(2)顕微鏡で観察さ れるとおりの2層膜で囲まれた稠密コアからなる直径約4〜10ナノメートルの 粒子である。本発明は、さらに該抽出物および受領植物における雄性不稔および /または単為生殖を無性生殖的に誘導することへのその使用を導く。より詳しく は、AMS特性を表わすアルファルファ植物からの抽出物は、例えば噴霧により 感受性受領植物に適用した際に受領体において雄性不稔を誘導または付与する。 また、これらの抽出物は、このようにして処理された植物において再生の単為性 形態を誘導または付与する。特に、AMS/ベクター抽出物は、種属にわたって 並びにジコットおよびモノコツトの開維性不稔または単為生殖を誘導するのに有 効である。本発明は、さらに、改良がF1交雑における母性母体として無性生殖 的にAMS/ベクターが誘導された雄性不稔植物を用いることからなる改良され たF1ハイブリッド植物を産生ずる方法を提供する。 また、本発明は、一方がAMS/ベクター処理された2つのfJJ体系を交雑し てF1ハイブリッド子孫を産生じ、F1ハイブリッド子孫を用いてF2子孫を産 生じ、表現型がFl と同一であるこれらF2植物を同定して結実させ、該植物 を増殖させかつハイブリッド種子を回収することからなる改良されたハイブリッ ド種子の産生方法を提供する。 本発明はさらに、単為生殖植物を産生じ得るハイブリッド種子、該種子から誘導 された単為生殖物を提供する。 本発明はまた、伝播可能植物植物デリバリ−または発現ベクター系としてAMS /ベクターを含有する抽出物と独特に会合する約I X 106ダルトンの核酸 および/または40〜1100n粒子の使用を予期する。 3.1.定 義 以下の略号は、明細書において次の意味で用いられる。 A M S=無性生殖雄性不稔 CMS=細胞形質雄性不稔 DNアーゼ=デオキシリボヌクレアーゼRNアーゼ=リボヌクレアーゼ Kb エキロベース ペア OB S=観察、実験的処置グループ RE P=複製(repl 1cation)T RT=処 置 4、
【図面の簡単な説明】
第1A図は、アルファルファAMS/ベクターソース1゜29 (lJ、s、D 、A、PI No、223386)から抽出された核酸(レーン1)、未処置受 精可能アルファルファ保持体(mafntafner)から抽出された核酸(変 種Arc)(レーン3)および未処置受精可能アルファルファ非保持体からの核 酸(レーン4)を操作したエチジウムブロマイド染色アガロースゲルの写真であ る。AMS/ベクターソースに会合する約3゜5Kbにおける単一ハンドがレー ン1に見られるが、レーン3または4には見られない。第1A図中レーン2は、 分子量(上から下まで)23.6Kb、9,6Kb、6.6Kb、4.3Kb、 2.2kbおよび1,9Kbを有するバクテリオファージラムダDNAのHin dm消化物である。 第1B図は、受精可能アルファルファから抽出された核酸(変種Arc)(レー ン1)およびアルファルファAMS/へフタ−ソース1. 29(Ll、S、D 、A、PI No、223386)での処置により雄性不稔に転換されたアルフ ァルファからの核酸(レーン3)(変種Arc)を操作したエチジウムブロマイ ド染色アガロースゲルの写真である。第1B図において、A M S特性に関連 する約3,5Kbにおける単一/)ンドがレーン3に見られるが、レーン2には 見られない。第1B図中レーン2は、第1図に記載のとおりバクテリオファージ ラムダDNAのHindIII消化物である。 第1C図は、AMS/ベクターソース1 + 26 (U、S、D、A、P!  No、221469)での処置により雄性不稔に転換されたトウモロコシ(変種 B73)から抽出された核酸(レーン1)および受精可能トウモロコシ(変種B 73)のもの(レーン2)を操作したエチジウムブロマイド染色アガロースゲル の写真である。AMS特性に関連する約3,5Kbにおける単一ハンドがレーン 1に見られるが、レーン2には見られない。レーン3は、第1A図に記載された とおりのバクテリオファージラムダDNAのHindm消化物である。 第1D図は、AMS/ベクターソース1.36(υ、S、D、A、PI No、 243223)での処置により雄性不稔に転換された大豆[変種ウィリアムス( WNIiams)82 ]から抽出された核酸および受精可能大豆(変種ウィリ アムス82)のもの(レーン2)を操作したエチジウムブロマイド染色アガロー スゲルの写真である。AMS特性に関連する約3.5Kbにおける単一ハンドが レーン1に見られるが、レーン2には見られない。レーン3は、第1A図に記載 されたようなバクテリオファージラムダDNAのHindm消化物である。 第1E図は、約3.5Kb核酸のDNA特性がAMS/ベクター含有抽出物と関 連したことを表す後述の第6.2節に記載された実験の結果を示す。アルファル ファから抽圧された核酸をアガロースゲル電気泳動およびエチジウムブロマイド 染色の前にDNアーゼ(レーン1〜7)またはRNアーゼ(レーン8〜14)で 処置した。第1E図は、エチジウムブロマイド染色パターンの写真である。レー ン1は、バクテリオファージラムダDNAのHindm消化物(第1A図に記載 のとおり)であり、レーン2は、レストアラ−アルファルファ−系インジアナ合 成(Indiana 5ynthctie) (C)であり、レーン3は、AM S/ヘクターソース1. 26(tl、s、D、A、PI No、221489 )であり、レーン4は、AMS/ベクターソース1. 36(Ll、S、D、A 、PI No、243223)であり、レーン5は、アルファルファ保持体(変 1Arc)であり、レーン6は、AMSベクターソース1.、 29(U、S、 D、A、PI No、223386)であり、レーン7は、AMS/ベクターソ ース1. 7(U、S、D、A、PI No、173733)であり、レーン8 は、バクテリオファージラムダDNAのHind■消化物(第1A図に記載のと おり)であり、レーン9は、レスドラ−アルファルファ−系インジニア合成(C )であり、レーン10は、AMS/ベクターソース1 、 26 (U、S、D 、A、PI No、221469)であり、レーン11は、AMS/ベクターソ ース1. 36(U、S、D、A、PI No、243223)テあり、レ−: /12は、アルファルファ保持体(変種Arc)であり、レーン13は、AMS ベクターソース1. 29(tl、s、D、A、PI No、223386)で ありまたレーン14は、AMS/ベクターソース1、 7(L!、S、D、A、 PI NO,173733)である。AMS/ベクターソースにおいて存在する 約3.5Kbバンド(矢示する)がRNアーゼ処置後に残るが、DNアーゼ処置 後は、不存第2A図は、雄性不稔アルファルファ植物U、S、 D。 A PI No、223386の粗抽出物に存在する40〜110ナノメートル 粒子の電子顕微鏡写真である。倍率:20.000倍。 第2B図は、雄性不稔アルファルファ植物U、 S、 D。 A PI No、221469+7)小卵に観察される40〜110ナノメート ル粒子の電子顕微鏡写真である。倍率:10.000倍。 第2C図は、アルファルファ保持体とアルファルファAMS/ベクターソースU 、S、D、A PI No、223386の抽出物での処置により雄性不稔に転 換された以前は受粉可能であったアルファルファ植物との交配からの種子の薄片 の電子顕微鏡写真である。暗かっ色スポットを示す白色封入体は、AMS/ベク ターに関連する約3.5Kb核酸を含有するであろう。倍率:20.000倍。 第3(3A、3B、3Cおよび3D)図は、後述の第6゜関する裂開花粉を含有 する雄花の穂からの朽に存在する花粉を示す代表的顕微鏡写真である。 第4図は、後述の第6.9節の記載されたフィールドテストからのレーン マイ ズ の変種2に関する裂開花粉を示す雄花の穂からの朽を示す顕微鏡写真である 。 第5A図は、圧力を加えた後の第4図に示された変種1の朽からの花粉の放出を 示す顕微鏡写真である。 第5B図は、圧力を加えた後の第4図に示された変種2の朽からの花粉の放出を 示す顕微鏡写真である。 第6図は、後述の第6.9節に記載のフィールドテストからのレーン マイズ  エル、トウモロコシ植物の変種4において、圧力を加えた後の裂開されていない 花粉を有する朽中の観察可能な伝播組織を不存在を示す顕微鏡写真である。 第7図は、後述の第6.10節に記載の栽培室テストかな均一が寸法および形状 の花粉粒子を有する朽を示す顕微鏡写真である。 第8図は、第7図に示す朽のアセトカーミンでの赤色染色を示す代表的顕微鏡写 真である。 第9図は紅斑を付着された第7図に示す朽の花粉粒子の特徴的塊を示す代表的顕 微鏡写真である。 第10図は、後述の第6.10節に記載の栽培室テストからの処置大豆植物(グ リシン マックス 変種、ウィリアムス 82)からの非染色異常形状花粉粒子 と正常花粉との混合物を含む杓を示す代表的顕微鏡写真である。 第11図は、第10図に示される規則的形状の、アセトカーミンでの染色不足の 、および高程度の空胞化の朽を示す代表的顕微鏡写真である。 第12図は、後述の第6.10図に記載の栽培室テストからの処理大豆植物(グ リシン マックス 変種 ウィリアムス 82)からの花粉粒子を欠く朽を示す 代表的顕微鏡写真である。 第13図は、圧力を加えた後の、第12図に示される朽における観察可能花粉粒 子の不存在を示す代表的顕微鏡写真である。 第14図は、後述の第6.11節に示された実験からの「同系交配置」レーン  マイズ エル、トウモロコシ植物の代表的授精可能雄花の穂の写真である。視覚 できる朽の裂開はなかった。このような雄花の穂は、花粉を脱落せず、また生殖 不能と評価された。 第15図は、後述の第6.11節に示された実験からの「同系交配2」ジーア  マイズ エル、トウモロコシ植物の代表的不含雄花の穂の写真である。視覚でき る巧の裂開はなかった。このような穂は、花粉を脱落せず、また生殖不能と評価 された。 第16図は、後述の第6.11節に示された実験からの同系交配ジーア マイズ  エル、トウモロコシ植物の代表的雄花の穂の写真である。第16A図は、裂開 朽を示す同系交配置の授精可能雄花の穂を示す。(青色紙上の花粉の塊が明らか である。)第16B図は、不稔と評価された同系交配置の穂を示す。第16C図 は、授精可能と評価された同系交配2の雄花の穂を示す。第16D図は、授精不 能と評価された同系交配台2の雄花の穂を示す。 第17図は、後述の第6.11節に示された実験からの同系交配ジーア マイズ  エル、トウモロコシ植物の代表的雄花の穂の写真である。第17A図は、授精 可能と評価された同系交配4の雄花の穂を示す。第17B図は、不稔と評価され た同系交配4の雄花の穂を示す。第17C図は、授精可能と評価されたがただ1 つの裂開巧のみを示す同系交配2の雄花の穂を示す。第17D図は、授精可能と 評価された10までの裂開朽を示す同系交配台4の雄花の穂を示す。 第18図は、後述の第6.11節に記載された実験から雄花の穂からの朽のアセ トカーミン染色の結果を示す代表的な顕微鏡写真である。第18A図は、授精可 能と評価された雄は花の穂からの同系交配置の正常な丸いかつ染色可能な花粉を 示す。第18B図は、授精可能と評価された同系交配2の雄花の穂からの花粉を 示す。第18C図は、授精可能と評価された同系交配3の雄花の穂からの花粉を 示す。第18D図は、授粉可能と評価された同系配列4の雄花の穂からの花粉を 示す。 第19図は、後述の第6.11節に記載された実験からの同系交配台ジーア マ イズ エル、トウモロコシ植物の雄花の穂からの朽のアセトカーミン染色の結果 を示す代表的な顕微鏡写真である。第19A図は、授精可能と評価された同系交 配置の雄花の穂からの十分に裂開された朽を示す。FJ壁および単一花粉粒子が 明らかである。第19B図は、授精可能と評価された同系交配2の雄花の穂から の十分裂開された朽を示す。第19C図は、授精可能と評価された同系交配3の 雄花の穂からの十分に裂開された朽を示す。第19D図は、授精可能と評価され た同系配列4の雄花の穂からの十分に裂開されためを示す。 第20図は、後述の第6.11節に記載された実験からの同系交配台ジーア マ イズ エル、トウモロコシ植物の雄花の穂からの朽のアセトカーミン染色の結果 を示す代表的な顕微鏡写真である。第20A図は、生殖不能と評価された同系交 配置の穂からの朽における花粉を示す。第18B図は、生殖不能と評価された同 系交配2の雄花の穂からの朽における異常な花粉を示す。第20C図は、生殖不 能と評価された同系交配3の雄花の穂からの朽における異常な花粉を示す。第2 0D図は、生殖不能と評価された同系配列4の雄花の穂からの朽における異常な 花粉を示す。 第21図は、後述の第6.11節に記載された実験からの同系交配台ジーア マ イズ エル、トウモロコシ植物の雄花の穂からの朽のアセトカーミン染色の結果 を示す代表的な顕微鏡写真である。第21A図は、粉砕して異常な、不規則形状 の染色不能な花粉を表わした生殖不能と評価された同系交配置の雄花の穂からの 朽を示す。第21B図は、粉砕して異常な不規則形状の染色不能を表わした授粉 可能と評価された同系交配2の雄花の穂からの朽を示す。第21C図は、粉砕し て異常な花粉を表わした生殖不能と評価された同系交配3の雄花の穂からの巧を 示す。第20D図は、粉砕した後、花粉を表わさない生殖不能と評価された同系 配列4の雄花の穂からの朽を示す。 第22図は、後述の第6.11節に記載された実験からの同系交配台ジーア マ イズ エル、トウモロコシ植物の雄花の穂からの朽のアセトカーミン染色の結果 を示す代表的な顕微鏡写真である。第22A図は、一般でないやや染色可能な正 常外観花粉を現わす生殖不能と評価された同系交配置の雄花の穂からの杓を示す 。第22B図は、授粉可能と評価された同系交配2の雄花の穂からの裂開されて いない朽における主に異常であり少数の正常な外観の花粉を示す。第22C図お よび第22D図は、主に正常な外観の花粉を附与した突起部分を表わす第22B 図に記載の朽を中東原産の外国産アルファルファ[メディカゴ(Medicag o)属は、AMS/ベクターのソース(宿主)として利用できる。シード、イン クリース、コレクション、ニー、ニス、ディー、エイ9.レノ、ネバダ州(19 79〜1984年)[5eed Increase Cot)ection、U 、s、A、、Reno、Nevada (1979−1984)]から得られた 植物は耐虫性が保1され、結実を減少した。約17.000本の中から、5本を AMS/ベクター特性を産み出すように選択した。すなわち、感受性受領体に適 用された際に雄性不稔を附与する抽出可能因子を全て有していた。全てのAMS /ベクター産生植物は、雄性不稔、四倍体の、紫色孔の多年草であることを特徴 とした。 該植物の抽出物は、直径約40〜100の粒子および分子量約1.lX10Bダ ルトンを有する単離可能な核酸を含有していた(第6.2節参照)。本明細書に 記載される特定の実施態様におけるAMS/ベクターとして利用できる該特定植 物は、シード、インクリース、コレクションより得られた際に以下の植物提供番 号[PIant Introduction nu+wbcr(PI No、) を示した。すなわち、PI No、172429、PI No、173733.  PI No、221469、PI No、223386およびPI No。 243223である。各々5つのソースとArc誘導保持体植物[メディカゴ  サティビア 変種 Arc ニー。 ニス、ディー、エイ、ラボラトリーズ、ペルトスビレ MDにて開発側ed1c ago 5at1va var、Arc、 U、S、D、A、Labs、 Be 1tsville、 MD)]との交雑から得られる植物からの種子は、AMS /ベクターのソースとして利用できる植物を発生させるのに利用できる。 AMS/ベクターの他のソースは、存在し得る。これらは、第5.20節および 第5.30節の方法に従って実験的に決定され得る。 5、 2. A、MS/ベクター抽出物の調製および適用A M S /ベクタ ー含有調製物は、単純な抽出法によって調製し寿る。宿主アルファルファ植物は 、これが十分に発達した樹冠を有する際、通常は1/10開花期または一週間前 に収穫される。葉および茎を直ちに用いるか将来の使用のため凍結保存される。 植物原料は、リン酸カリウム緩衝液(例えば、0.067M KH2PO4、p H6,9)等の好適な非致死緩衝液に懸濁される。具体的には、緩衝液5〜7m lごとに、約1gの植物細胞を懸濁する。浸飾物(abradors) (例え ばセライト等のケイソウ土)または吸収増進剤(例えばジメチルスルホキシドま たはDMSO)等の他の成分を加えて抽出してもよい。植物原料を例えば高速ブ レングー中でブレンドする等の好適な手段で離解してホモジネートを形成する。 残った植物残渣を濾過、デカンテーションまたは他の好適な手段によって除去す る。該抽圧法は、滅菌条件下にて行なわれる必要はなく、また得られる濾過また は抽出物を、滅菌条件に貯蔵する必要はない。該抽出物は、使用前約3時間まで の間冷凍保存される。 他に、これを使用まで例えば液体窒素中に冷凍保存してもよい。 このようにして調製されたAMS/ベクター抽出物は、標準フィールド装置を用 いて受領植物上に噴霧される。一般には、抽出物のただ一度の適用が必要である 。特定の実施態様において、1植物に対して約5〜25m1を適用する。 抽出物は、受領体の葉の上に噴霧する。浸飾物(例えばセライト)の含有が好ま しい。 受領植物は、葉群を有するが開化および結実の前の時点で噴霧されるべきである 。例えば、大豆植物受領体は、少なくとも発芽後約2週間において噴霧される。 すなわち、時期早尚の適用は、雄性不稔を誘導しないかあるいはほとんど誘導し ない。トウモロコシ植物受領体は、発芽後約2週間最生長期間の初めに第5葉を さらした際噴霧され得る。 アルファルファの場合、受領体が樹冠上′fJ2 cm狩り込み、2週間以内に 、アルファルファ受領体は、抽出物を適用される。 適用の他の方法は、限定されるものではないが組織培養(AMS/ベクター含有 培地中の植物組織の懸濁)、原形質内へのAMS/ベクターのエレクトロポーシ ョン(electroportjon) (例えば野菜栽培に関して)および接 種(例えば、樹木に関して)がある。 5.3.AMS/ベクターによる雄性不稔誘導性植物全植物は、誘導性に遺伝子 的に予めさらされた場合に、AMS/ベクターによる雄性不稔への潜在的誘導性 できる。 これは、雌雄同体性植物および雄性不稔を誘導する結果、雄植物が雌植物に転換 される場合に雌雄異株体(すなわち、雄および雌植物が異なる個体に生じる植物 である)をも含む。以下の理論に結びつけられることを望まないが、誘導性受領 体にお〜)で、全染色体がAMS/ベクターによって媒介される雄性不稔の誘導 性に関して劣性対立遺伝子を運搬することを仮定する。例えば、雄性不稔の誘導 性に関する劣性対立遺伝子が誘導性受領体であるrrJで示される場合、四倍体 (例えば、アルファルファ)は、植物の細胞の核内でl”rrrrJ状態になけ ればならず、一方二倍体(例えば大豆またはトウモロコシ)は、rrrJ状態で なければならない。 非常に興味深い植物は、限定されるものでないが、穀粒作物、飼料作物、種子繁 殖果実、種子繁殖観賞植物および工業的種を含む作物学的および園芸学的に重要 な植物である。AMS/ベクターの受領体として用いられ新規の雄性不稔植物を 創作することができる代表的な雌雄同体性植物を第1表に挙げる。表は、例示の ために示され総括的なものでない。 第1表 AMS/ベクターにより雄性不稔に誘導され得る生花性植物 モロコシ みかん カブ ベニバナ 繊維亜麻 アブラナ ケルブ A、 M S /ベクターによる雄性不稔に誘導性の受領植物は、第5.2節に 記載のごとく適用し、花粉産生および結実に関して該受領植物を目視評価するこ とによって同定し得る。 花粉および/または種子を産出しないものは、誘導性受領体である。 本発明は、誘導性受領体を同定するためのDNAプローブの使用を誘導する。公 地の誘導性または非誘導性植物のDNAを制限エンドヌクレアーゼ消化させる。 誘導性植物に独特のフラグメントは、同定され、DNAプローブを作成するテン プレートとして利用できる。ついで、これらのプローブは、ハイブリダイゼーシ ョン方法論を介して他の受領体に関してスクリーンするのに用いられる[マニア ナイス、ティー、ら(Maniatis、T、、et al、、1982.Mo lecularCloning、A Laboraory Mannual、C o1d Spring HarborLaboratory、Co1d Spr ing Harbor、New York)参照のこと]0別に、プローブは、 独特の核酸がAMS特性を表す植物と結合された誘導植物を同定するのに用いる こともできる。 5.4.ハイブリッドを産生ずるためのAMS/ベクター誘導雄性不稔植物の使 用AMS/ベクター誘導雄性不稔植物は、当該技術分野公知のハイブリダイゼー ション機構における母系の母体系として使用することができる。このような雄性 不稔母系系は、「保持体」、すなわち遺伝子学的に同一の非AMSベクター処置 植物とこれらを交配することによって保持または数を広げることができる。 AMS/ベクター誘導雄性不稔母体系と交雑する母体系の選択は、F、子孫の使 用目的により多様である。F1子孫が例えば飼料作物または観月植物に望ましい またはそれ自身そのようである場合、F1ハイブリッドが雄受精可能であり、そ れゆえに種子を産生ずることができるという必要はない。従って、雄受精可能で あるF1ハイブリッドになる雄母体系を選択する必要はない。 しかしながら、F1子孫植物が種子生産性物であることが望ましい場合、レスド ラ−を雄母体系として使用することかてぎる。レスドラ−は、交雑を行ない、F 1子孫の受精パーセントを観察することによって同定され得る。雄性不稔植物ユ 体植物と交雑された際に受精可能F1子孫を得る雄母体植物は、レスドラ−とみ なされる。同系交配トウモロコシ系に関する説明のために、873は、AMS/ ベクター誘導不稔M o 17の公知のレスドラ−であり、Mo17は、AMS /ベクター誘導生殖不能B17の公知のレスドラ−でありまたH2SはAMS/ ベクター誘導不稔A632の公知のレスドラ−である。一般に、2つの同系交配 系かより無関係になるに従って、一方は、他方に関するリスドラ−として使用す る傾向あり逆も同様である。 リスドラ−に変って、雄性不稔母系植物と交雑した際に種子により植物的に繁殖 されるFlを得る雄性不稔植物は、種子産生F1ハイブリッドの産生に関する父 系植物として用いることができる。 AMS/ベクターを含有するF1子孫および雄性不稔植物の両者は、他の方法に 加えて、植物的に繁殖され得る。 植物の茎は、土壌に移植する前に、根もとから狩り採られ、根づけ培地(roo ting medium)に配置され根づかせる。繁殖の組織培養液はまた、使 用を示唆される[文献に関しては、バフシル。アイ、ら(Vasil、 1.、  et al、、 1979. in Advanccs in Geneti cs、 Vol、20. Ca5pari、 E、W、、 ed、 Acade g+ic Press、 New York、 pp−127−218)参照の ことコ。 5.5.単為生殖の誘導 5、 5. 1.高等植物における無性生殖再生一般に、高等植物(hfghe r plant)は、日常的には有性生殖繁殖、すなわち、配偶子融合により繁 殖するが、一定の型の植物中には、種々の型の無性生殖再生がある。いくつかの 変種は、具体的には人工的植物繁殖により無性生殖繁殖させることができる。こ の技術は、結実力の乏しい植物において植物栽培者によりしばしば用いられる。 すなわち、これもまた、種子繁殖より生じる望ましくない遺伝的多様性を排除す るのに用いることができる。植物繁殖は、根、塊茎、はうく枝、地下茎、茎また は葉を切ることによって、または組織培養により達成され、この方法で得られた それらの植物は、突然変異種がなく、遺伝子型または表現型的に母体植物と同一 である。数多くの公知の商業作物は、日常的にこの方法で産生される。例えば、 茎の部分は、しばしばサトウキビの繁殖に用いられるが、これは単に非熱帯領域 において花を産生ずるのみである。同様に、根および塊茎は、キャラサバ、サツ マイモ、ジャガイモおよびヤムイモ等の球根作物類に利用される。 結実を含む非常に異なる型の無性生殖段階は、単為生殖として知られている。自 然発生的に、すなわち、ヒトの介在のない再生のこの形態は、数百種の植物種が ある。有性生殖器官および関連構造は、再生に参加するが、形成される種子は、 配偶子の結合なしで産生される。一定の植物種において、単為生殖は、唯一の再 生形態であり、そしてこれらの植物は、強制アポミクトとして知られている。し かしながら、しばしば単為生殖性植物は、しばしば配偶子および単為性再生の両 者を表わし、該植物は、条件的アポミクトと呼ばれる。後者のグループにおいて 、有性および無性生殖段階は、個々の植物において同時に操作する。 強制および条件的アポミクトの両者において1、無性生殖段階にふくまれるいく つかのメカニズムおよび該メカニズムの組合せがあり得る。4つの基本型の無性 生殖がある。 無配生殖において、胚は、卵子以外の2つの単相核から発達する。すなわち、し ばしばシネロギッツ(sya+ergids)または対鍍細胞の胚嚢の2つの細 胞の融合から生じる。無配子生殖において、胚嚢は、胞子の減数分裂および形成 なしで体細胞から直接発達する。すなわち、胚は、授粉なしで二倍子卵子から発 達する。配偶子生殖において、胚は、減数分裂なしで大胞子母細胞から発達する 。最終的には、単為性胞子原(parthenogeness)において胚は、 未授粉卵子から直接発達し、卵子を産生ずる減数分裂の秩序により単相であって もよく単相でなくてもよい。この議論のために、用語「単為生殖」を一般的に用 いてこれらの現象のいずれかまたは全てのまたは同一の結果を生じるいずれかの 変更に適用する。一般に、単為生殖が一般に制御されることが信じられており  [タリアフエ口、シー、エム、 、(Taliaferro、 C,M、、 5 outhern Pa5ture Forage Crop 1mpr、 Co nf。 Rep、 2B + 44−43.1969)]、また、単一遺伝子により制御 されるであろうことが提案されている[バーランら(Harlanet al、 、Bot、Gaz、125:44−46. 1964)コ 。 5、 5. 2.繁殖における単為生殖の使用最初に見い出された齢に、単為生 殖は、植物繁殖に対する完全なバリアーであるとみなされていた。強制アポミク ト間のハイブリダイゼーションは、はとんどのようなことがあっても、事実上不 可能な期待である。はとんどの型の単為生殖において、胚は、母系植物と同一の 遺伝子構造を有しており、これは真性クローンである。したがって、新規の変種 またはハイブリッドを開発する目的で単為性系に変種を採り込む可能性は、厳密 に制限されるらしい。事実、早期の従事者は、再生的単離に関する可能性のため 単為生殖を進化論的「行き詰まり」とみなしていた[ダーリングトン(Darl ington、 The Evolution of Genetic Sys tems、 p、149 じnfversity Press、Cambrid ge、1939)]。 しかしながら、近年、該現象が繁殖に貴重な適用を示し得ることが植物栽培者に 明らかになった。単為生殖が完全に制御することができるなら、種子増殖の利点 を有して植物器官より繁殖する一定性および信頼性を提供するシステムである手 段が提供されることによって生産者は、利益を得る。さらに栽培者は、優れたハ イブリッド組合せを単離し、同時に真性繁殖体F1を得ることによってヘテロ− シスを「固定」する種々の母系ベアリングを用いて実験することのできるという 利益を達成する。この技術は、ハイブリッド種子産生が不適切な授精のための低 い結実により生産量において阻害されている穀物に特に有効であるとみなし得る 。このような重要な穀物としては、例えば、小麦、大豆および綿がある。 5、 5. 3.単為生殖のA M S /ベクター誘導植物の処置により得る ことのできる雄性不稔に対する観察された効果に加えて、AMS/ベクターが処 置植物における単為生殖を誘導する能力を有することも予期せずに見い出した。 AMS/ベクター処置植物における雄性不稔の遺伝形質のパターンの研究プロセ スにおいて、他の表現型特性の遺伝子形質における一定の初期の観察は、いくつ かの処置植物が有性生殖再生植物間の正常ハイブリッド産生から期待されるパタ ーンを表わさないことを示した。 例えば、交雑は、一方の母体がAMS/ベクターで処置された異なる大豆植物系 間で行なわれ、雄性不稔が示された。大豆は、本来単為性であることが知られて いない。雄母体として用いられる選択雄性不稔植物は、白色の花および緑色の胚 軸を産生じ、雄母体として用いられた雄授粉可能植物は、紫色の花および紫色の 胚軸を産生じた。各々これらは、単一遺伝子により制御された。この交雑により 産生されたFlは全て期待されたとおりに紫色の花および、紫色の胚軸の表現型 を表わした。すなわち、これらの植物の中で相当のパーセンテージで雄性不稔で あり、数パーセントか結実する。ついで、F、は、自己的にF2世代を産生1. た。有性生殖増殖および遺伝の正常のパターンが生じていたなら、得られるF2 世代は、花および胚軸の色に関して分離されるはずであることが期待される。し かしながら、驚くべきことに、花および胚軸の色の分離が事実上なく、そしてさ らにF2における著しい数の植物は、結実する雄性不稔であった。このパターン は、正常有性生殖再生に期待されるものと正反対であるばかりでなく単為性種子 産生、すなわち、(1)F+ハイブリット交雑の子孫の間に期待される分離の不 存在、および(2)なお結実する雄性不稔子孫の発生と一致している。この観察 されたパターンは、少しの衰退がF5世代において観察されたが、ひきつつきF 3およびF4世代に繰り返された。それにもかかわらす、単為生殖または単為生 殖様現象は、感受性植物にAMS/ベクターを適用することによって誘導可能で あるようだ。同様なパターンは、小麦およびトウモロコシによる予備試験に観察 されている。 単為生殖を誘導するだめの植物の処置は、雄性不稔の誘導とほぼ同一の方法で達 成される。通常の適用方法は、開花前、かつ植物が十分に成熟して群葉を発生す る時に披見植物を噴霧する。他に、生長種子を直接作用させるために開花直後噴 霧することも望ましい。ある種の植物への適用練した植物培殖者の範中である。 AMS/ベクター適用に従って、交雑より得られる種子を種まきして成熟させ、 F1ハイブリッド世代を構成する。 全種類のFlは、同−表現型であるべきである。これらは、通常処置より得られ る数多くの雄性不稔植物である。F1植物を自己受粉(self>させる。この 種子は、回収され種まきされて、得られるF2世代の表現型が観察される。単為 生殖の誘導が生じない場合、F2の植物は、3:1の特性比示し、減数分裂の際 の分離により種々の母体特性の組合せを示す。しかしながら、単為生殖が生じた 場合、得られるF2は、F1世代と実質的に全て表現型的に同一である。補足的 に、多くが結実する数多く雄性不稔植物がある。 これらの両特性の存在は、単為生殖が生じかつ産生される種子がもとのハイブリ トッド交雑により産生されたちの同一であることを示す。 AMS/ベクターはまた、植物ベクターシステムとじて貴重である。AMS/ベ クターを含有する抽出物と結合された40〜b リーンステム、として、例えば栄養素、農薬等の生体活性分子のデリバリ−用の 利用可能性を有する。AMS/ベクターまたはその誘導体、突然変異体またはフ ラグメントを含有するlX10B (程度)ドルトンの核酸もまた、伝播性発現 ベクターとしての潜在的価値を有する。この核酸は、異形遺伝子配列から構成さ れた際に異種遺伝子配列の発現ベヒクルとして用いることができるる。このよう な核酸は、40〜110nm粉子と接合または接合なしで用いることが不稔アル ファルファ系(シード、インクリース、コレクション、ニー、ニス、ディー、ユ イ、、レノ、ネバダ州より得られた)は、つぎ穂実験によりAMS/ベクターの 存在をスクリーニングした。まず、17の不稔アルファルファ系は、目視評価お よび種子に対するアセトカーミン染色によって同定され、ついで保持体とみなさ れるアルファルファ植物と交雑することにより不稔として確認された。つぎ穂と して異なる保持体を用いて、各不稔系に対して15のつぎ穂を行った(つぎ穂の 上部)。255のつぎ穂をミストチャンバーに配置し、開花させ、 (ドリッピングにより)自己授精させた。種子を収穫した。 つぎ穂世代において観察された不稔の事例はなかった。次世代の植物を発芽し、 生殖不能の存在または不存在に関して、開花時に評価した。花をトリップし、つ いで次のとおり1.3.5または7と評価した。 1=朽なし、非裂開花粉。 3=朽あり、非裂開花粉。 5=朽あり、裂開花粉あり。 7=朽あり、豊富な裂開花粉あり。 すなわち、評価1または3を与えられた植物は、不稔であり、評価5または7を 得られた植物は、授精可能である。 植物不稔を確認するために、不稔植物を自己授精する企みを行った。また、不稔 植物は、不稔と近親繁殖効果とを混合するのをさけるために異なる保持体植物に 交雑された。 不稔植物はまた、リスドラ−型インディアナ、シンセティック(C)に交雑させ た。2つの評価基準は、植物をAMS/ベクターとみなすために、(i)未関連 保持体植物との交雑後の不稔性の保持および(i i)レスドラ−型との交雑後 の授精可能子孫を満足しなければならない。スクリーニングされた17の不稔系 のうち、5つの系は、AMS/ベクター宿主として同定された。 この5つの同定されたAMS/ベクターソースをさらにつぎ穂実験に用いた。− 年生閉花授精(すなわち開花前にS/ベクター系に関してつぎ穂としてつぎ穂し た。つぎ穂は、つぎ木世代において授精可能を変えず、全て授精可能であった。 しかしながら、次世代は、顕度約10%で雄性不稔植物を含んだ。 6.2、AMS/ベクター宿主と結合する核酸の特徴づけ第6.10節に議論さ れたごと(AMS/ベクターに関して陽性をスクリーニングしたアルファルファ 植物は、独特の核酸を有する。該植物の抽出物を受領体(保持体)に適用する際 、同一の核酸は、受領体(雄性不稔に無性生殖誘導された)からつづいて抽出で きる。この核酸は、未処置同種同形保持体からは抽出できない。 この核酸は、分子量約1.lX108ダルトン(約3゜3〜3.5キロベース) を有しておりDNAであるとみなされる。全植物からのDNAおよびRNA抽出 の方法に従って、独特な核酸は、第6.11節に記載されたアルファルファの葉 、茎および/または胚珠から誘導された第一癒傷組織から単離されている。同一 の方法をAMS/ベクター抽出物での処置により雄性不稔に誘導されたアルファ ルファ、大豆およびトウモロコシ植物について行ない、独特な核酸をこれらの植 物からも単離した。 50m1の遠沈管における植物組織5gにlx STE抽出緩衝液、0.1M塩 化ナトリウム(NaC,12) 、0. 05Mトリス、0.001Mエチレン ジアミントリクロロ酢酸(EDTA) 、pH7,1%メルカプトエタノール含 有を加える。組織を4℃にて1分間テクマーブレンダー(Tekmar ble nder)中粉砕する。ついで、補足的に1%メルカプトエタノール含有沸騰l x STE抽出緩衝液10m1を加え、管を55℃の水浴に移し、温度が50℃ に達するまで手で攪拌する。 この時点で、等容量(20ml)の24:1クロロホルム:イソアミルアルコー ル混合物を加えて、管を10℃にてソーパル(Sorval I)遠心機中ベッ クマン(Beckman) J 21 Cロータで13.00Orpmにて10 分間遠心分離する。得られた水相を、新たな管に移し、水相の10分の1容量の 10%セチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)溶液を加えついで 24:1クロロホルム:イソアミルアルコール混合液を加えた。さらに、管を1 3.00Orpmにて10分間遠心分離した。 遠沈分離後、得られた水相を新たな管に移し等歯のSTE緩衝液を加えた。管を 室温(約25℃)にて30分間放置し、ついでベックマンゴ2ICローター中4 .−000rp国で5分間遠心分離する。上澄フラクションを除き、残ったベレ ットを窒素気流中乾燥する。ベレットを必要となるまで一20℃にて凍結保存す る。 ついで、ベレットを50mMトリス、pH8,0,5mM EDTA;50mM  NaCΩおよび200ミリグラムパーミリリツトル(以後“ug/ml“とい う)エチジウムブロマイドの溶液5mlに再懸濁する。これに、塩化セシウム( Cs Cfl ) 4. 4 gを加える。得られた混合物をベックマンJ2I Cロータ中28.0C1Orp11にて10分間延伸して、清澄上澄液・を保持 する。 この上澄液3mlを5W50.1を有するベックマン超遠心分離機用遠心管に移 し、CsC,Qによる屈折指数1.390に調節する。鉱油2.5mlを加え、 1管につき6.1gに管をつりあわせる。この管を33,000rprAにて2 3℃で60分間、5W50.10−夕に平衡に高速回転させる。これより、DN Aフラクションを除く。 エチジウムブロマイドを当容量の20xSSC,0,15MNaCρ、0.01 5Mクエン酸ナトリウム、pH6,8で平衡させたイソプロパツールで3回抽出 してDNAフラクションから除く。DNAフラクションを10mMトリス、pH 7,6および1mM EDTA 0.3M酢酸す) IJウムで調節の溶液で2 倍に希釈する。沈降物をさらに使用するまで一20℃で冷凍する。 上記60時間回転を0.5mlの10mM)リス、pH7゜6.1mM DTA 緩衝液およびエチジウムブロマイドに再懸濁した後に得られるRNAペレットを 当容量の20XSSCで平衡にされたイソプロパツールで抽出する。RNAを0 .3M酢酸ナトリウムで調節された10mMトリスpH7,6,1mM EDT Aで2倍に希釈する。エタノール2容量を加え、混合物をさらに用いるまで20 ℃で冷凍する。 DNAおよびRNAサンプルを解凍する。RNAを有する管をベックマンJ21 Cローター中10.OOOrpmにて4℃で10分間遠・心する。上澄フラクシ ョンをそそぎ出す。管に残るRNAベレットを窒素気流中乾燥する。各RNAベ レットを250マイクロリツトル(以下「UΩコと言う)のトリスホウ酸緩衝液 、0.089M トリス、0゜089Mホウ酸、2.5mM EDTA、pH8 ,3および数滴の0.1M酢酸ナトリウムに再懸濁し、ついで1容量のエタノー ルを加える。これらの混合物を必要とされるまで20℃に冷凍する。 解凍DNAサンプルを45tl遠心管に移す。トリス10mM、pH7,6,1 mM EDTA 5ufIを加え、沈降物が溶解するまで混合する。エタノール 10uNおよび0.1M 酢酸ナトリウムを加える。CsC1沈降物は、観察さ れない。DNA溶液は、必要とされるまで一20℃にて冷凍する。 RNAサンプルをさらに解凍し、ディスクトップエベンドロフ(Eppendo rf)遠心機中3分間遠心する。上澄フラクションを注ぎ出し、管中のベレット を窒素気流中乾燥する。 ベレットを8uflトリスホウ酸緩衝液および20u、Qグリセロール/染料( ブロモフェノールブルー)混合物中に再懸濁する。サンプルをよく混合し、必要 とされるまで一20℃にて冷凍する。 DNAサンプルをさら解凍する。これらをベックマンJ2ICローター中10.  OOOa+にて4℃で10分間遠心し、寿られる上澄フラクションをそぞき出 す。ベレットを窒素気流中乾燥し、ついで0.3Ma度になるまで酢酸ナトリウ ムを加えられた10mM)リス、pH7,6、mMEDTA緩衝液5m緩衝液5 濁lる。ついでエタノール10m1を加える。DNAを1時間−70℃で沈降す る。 これらのDNAサンプルをもう一度解凍しベックマンゴ2ICローター中10, 000rpmにて4℃で10分間遠心する。上澄フラクションをそぞき出し、残 ったベレットを窒素気流中乾燥する。ベレットを500+、l トリスホウ酸緩 衝液中に再懸濁し、混合物を1. 5u、Qマアクロ遠心管に移す。容管に数滴 の0.3M酢酸ナトリウムおよび1mlのエタノールを加える。サンプルを1晩 −20℃にて冷凍する。 これらのDNAサンプルを再び解凍してディスクトップエベンドロフ遠心機中3 分間遠心する。上澄フラクションを注ぎ出し、ベレットを窒素気流中乾燥する。 ベレットを80tl)リスホウ酸緩衝液中に再懸濁する。グリセロール/染料混 合物20u1を加え、よく混合する。 このようにして調製されたDNAおよびRNAを1晩透析し、1%アガロース、 1×トリス−リン酸−EDTA(TBE)ゲル上操作される。DNAおよびRN Aをゲル操作する前にプールする。エチジウムブロマイド染色後、AMS/ベク ターを担持する植物のバンド特性は、約3゜5Kbに見られる。 上記の実験からのこのようなゲルの写真を第1A、IB、ICおよびID図に示 す。第1A図は、アルファルファAMS/べ’yツタ−−ス1. 29 (U、 S、D、A、 RI No、223386)に存在する3、5Kbバンドおよび 授精可能未処置アルファルファ保持体(変種Arc)および授精可能未処置非保 持体(変種Arc)における3、5Kbバンドの不存在を示す。第1B図は、A MS/ベクターソース1. 29 (Ll。 S、D、A、 PI No、223386)での処置により雄性不稔に転換され たアルファルファ(変種B73)において存在する3、5Kbバンドを示す。第 1C図は、AMS/ベクターソース1、 26 (Ll、S、D、A、 PI  No、221469)での処置により雄性不稔に転換されたトウモロコシ(変種 873)において存在する3、5Kbを示す。第1D図は、AMS/ベクターソ ース1. 36 (Ll、S、D、A、 PI No、243223)での処置 により雄性不稔に転換された大豆(変種ウィリアムス82)において存在する3 、5Kbバンドを示す。 AMS/ベクターを含有する抽出物と結合する約3.5Kbの核酸は、DNAよ りなるらしい(第1E図)。これは、前述のごとく調製されたアルファルファか らの各酸サンプルをデオキシリボヌクレアーゼ(DNアーゼ、ボエフリンガー  マニハイム(Boehringer Mannheim 、 3000u /1 g)またはりボヌクレアーゼ(RNアーゼ、ボエフリンガー マニハイム、 3 00 u/a+g)で消化させることによって示された。DNアーゼまたはRN アーゼ20uN (50mMNaC1,50%グリセロール中10u/uu)を 60uΩ核酸サンプルに加え、混合物を15分間37℃にて放置した。サンプル をアガロースゲル電気泳動する前に0.4M EDTA 15u1を加えて反応 ”を停止した。得られるエチジウムブロマイド染色バンドを第1E図に示す。A MS/ベクター抽出物と結合する約3.5Kbバンドは、RNアーゼ処置サンプ ルに確認できるがDNアーゼ処置サンプルからは存在しない。従って、3.5K b核酸は、DNアーゼに対するその感受性より明らかなとおりDNAよりなるら しい。 6.3.AMS/ベクター粒子の電子顕微鏡検定法AMS/ベクター1. 29  (PI No、223286)と結合する40〜110nm粒子を示す電子顕 微鏡写真を得るために、以下の方法を使用した。 全階段を4℃でまたは氷上にて行った。緩衝液Iは、50mMhリスHCD ( pH7,5) 、0.4Mショ糖、10mM KC,Q、5mM MgCfI2 .10%(V/V)グリセロールおよび01mM2−メルカプトエタノールより 構成した。緩衝液■は、50mMリン酸ナトリウム緩衝液、pH7,0より構成 した。 植物組織のサンプルを6容量(v / s )の緩衝液中バーチイス(Virt is)ホモジナイザーにて30秒間低速で、ついで30秒間高速でホモシネ−ジ ョンした。ホモジネートを4層のマイクロクロスで濾過し、5分間2.000x gで遠心した。上澄液を20.000xgで20分間遠心した。博られる上澄液 を2つの管にて60分間180.000xgにて遠心分離した。 さらに純化するために、小さい暗線−色ペレットを1.5mlの緩衝液Hに再懸 濁して、緩衝液■中の12〜42%(w / w )傾斜ショ糖上に積層した。 傾斜は、75秒間4℃で5W410−ター中35.00Orpmで遠心された。 傾斜において視覚できるバンドはなかった。約0.5mlフラクションを管の頂 部から除き、各フラクションを0D254の決定のため0.8mlに希釈した。 ピークの前面における層領域(管の頂部から約3分1離れた点)からのフラクシ ョンをプールし、1晩4℃にて保存した。サンプルを緩衝液Hに対して透析して ショ糖を除き、ついで5W50゜10−ター中40.00Orpmにて75分間 遠心した。 陰性染色に関して、小さい白色ベレットを緩衝液■0゜2mlに懸濁した。5微 小力価の懸濁液をフオームバー(F。 rmvar)コートグリッドに配置し2分間すえた。過剰液を洗い出し、グリッ ド(サンプルダイ下向)を2分間2%ウラニルアセテート一層上に浮遊させた。 過剰液を除いた。 サンプルを透過電子顕微鏡により検査した。いくつかの小胞状粒子が見られ、い くつかは、稠密コアを有したがこれらは、はっきりと構造を決定されていない。 AMS/ベクターソース雄性不稔系を写した数枚の顕微鏡写真は、40〜110 nIg粒子を表わしたようだ。第2A図は、雄性不稔アルファルファ植物AM5 1. 29 (PI No、223388)の粗抽出物(本明細に記載のごとく 調製)に存在する40〜110nm粒子を示す。第2B図は、雄性不稔アルファ ルファ植物、AM31. 26 (PI No、221469)の胚珠に存在す る40〜110nm粒子を示す。第2C図は、アルアルファ保持体植物とAMS /ベクターソース1.2つの抽出物での処置により雄性不稔に転換されたかつて 授精可能であったアルファルファ植物との間の交雑からの種子の薄片を示す。か っ色スポットを示す白色封入体は、AMS/ベクターの抽出物と結合した約3. 5に6核酸を含み得る。 6.4.アルファルファにおける雄性不稔の誘導本節に示す実験は、AMS/ベ クターにより媒介されたアルファルファにおける雄性不稔の無性生殖誘導を示す 。 実験デザインは、主要区画として処置および分割として変種による分割一区画と して任意抽出された完全ブロックデザインである。各複製内に16処置プロツト を有する4つの複製および各区画において8列のうちの1つとしてランダムに分 布された8遺伝子型があった。16処置および8遺伝子型を第1A表および第1 B表に示す。 第工A表 T1 接種、ソースi、7 AMS/ベクターT2 接種、ソース1.4AMり /ベクターT3 接種、ソース1.26AMS/ベクターT4 接種、ソース1 .36AMS/ベクターT5 接種、ソース1.29AMS/ベクターT6 接 種、インジアナシンセティック(C)(アルファルファリスドラ−) T7 接種、アルアルファのArc変種から単離された保持体 T8 セライト適用、緩衝液のみ(Kll 2 PO4、pH6,)T9 セラ イト適用、ソース1.7 AMS/ベクターTIOセライト適用、ソース1.4 AMS/ベクターTIL セライト適用、ソース1.26AMS/ベクターTL 2 セライト適用、ソース1.36AMS/ベクターT13 セライト適用、ソ ース1.29AMS/ベクターT14 セライト適用、インジアナシンセティッ ク(C)(アルファルファリスドラ−) T15 セライト適用、アルアルファのArc変種から単離された保持体 TL6 セライト適用、緩衝液のみ(KH2PO4、pH6、)第1B表 1 ソース1.26 AMS/ベクター2 ソース1.36 AMS/ベクター 3 ソース1.29 AMS/ベクター4 授精可能保持体 5 授精可能保持体 6 授精可能保持体 7 授精可能保持体 8 インディアナ シンセティック(C)。 レスドラ− 各AMS/ベクターソースに関するU、S、A、植物提出(PI)番号を第1C 表に示す。 第1C表 アルファルファ AMS/ベクターソースの1.4 172429 1.7 173733 1.26 221469 1.36 243223 1.29 223386 処置は、可溶性抽出物の接種またはセライト(ケイソウ土、第1級、シグマ ケ ミカルズ キャット(Sigma Chemicats cat、) No、D 5384適用より構成した。接種は、28ゲージ針で行った。針を植物の茎を通 し、抽田物−滴を一方の側ににじませ、そして針を茎より抜いた。 −植物につき約5つの茎の接種した。接種されない茎をもどした。セライト処置 を基本的には後述の第6. 9. 1゜6.3節に記載のごとく行った。 各遺伝子を処置後3週間生殖不能について評価した。花をエモリー(emory )クロスにトリップし、次のごとく評価した。 1=朽なし、花粉なし 3=約あり、花粉なし 5=朽あり、生歯の花粉あり 7=朽あり、十分な花粉あり 評価1または3は不稔とみなされ、また評価5または7は、受精可能とみなされ た。アセトカーミン染色を用いて目視評価を確認した。 結果は、処置T1〜T5およびT9〜T13(全AMS/ベクターソース)が遺 伝子表現型4〜7の受粉化膿を7から3までに変えた、すなわち、受精可能保持 体を生殖不能状態に転換したことを現した。分散(Varf ance)の分析 は、処置効果がP=0.01で非常に著しく、また保持体の処置世代内の授精可 能が影響されかつAMS/ベクターソース(遺伝子型1〜3)と著しく相異しな かったことを示した。予想されたとおりに、遺伝子型8(レスドラ−)は、全処 置により受精可能を残し、また遺伝子型1〜3 (AMS/ベクターソース)は 、全処置により不稔性を残した。 複製結果における全変化は、著しくなかった。 6.5大豆における雄性不稔の誘導 本節に記載される実験はAMS/ベクターによって媒介される大豆における雄性 不稔の無性生殖誘導を示すものである。 実験デザインは、前記第6,4節に記載されたごとく任意抽出完全ブロックデザ イン、分割一区画である。処置T1〜T5およびT9〜T13は、第6.4節に 記載のとおりである。処置T6およびT14は、各々処置される特定遺伝子型の 抽出物の接種およびセライト適用である。処置T7およびT15は、未処置植物 である。処置T8およびT16は、各々緩衝液(KH2PO4、pH6,9)の みでの接種およびセライト適用である。接種を各植物の節において葉柄(茎と葉 との間の茎組織)に行った。8つの処置遺伝子型を第1D表に示す。 第1I)表 1 ウィリアムス 82 2 ウエルス (%/ellsII) 3 センチユリ−(Century) 4 ホーヒツト o(Obbit) 5 キュンバーランド(Cumberland)6 マッキャル (Me Ca 1l) 7 トラフ (Traff) 授精可能性を第6.4節に記載ごとく評価した。 結果は、全AMS/ベクターソース(Tl〜T5、T9〜T13)での処置がウ ィリアムス82において観察された20%不稔性およびウェルス■およびセンチ ユリ−において観察された17〜30%で遺伝子型1.2および3の受精可能を 影響したことを示した。 分散の検定は、著しい処置効果(0,01におけるP)を示した。複製結果の変 化は、著しくなかった。遺伝子型4〜8は、その受精可能性を変えなかった。接 種またはセライト適用による処置の間に観察された相異なはかった。 6.6大豆における雄性不稔に対する補足的データ雄(紫色、ウエルス■)およ び雌(白色花:ウィリアムス82)大豆の種子をまいた。27日および35日後 、約3節間(three−internode)段階において総計186の雌お よび24の雄植物をアルファルファAM81.4またはAMSL、36系からA MS/ベクター抽出物で噴霧した。 噴霧は、KH2PO4PH6,9中のセライトで行なわれた(第6..10.  1.6.3.節後述参照)。 最終噴霧後9〜10日および19日、花を産生じた処理大豆植物を花から削られ た朽における花粉の存在または不存在に基づく受精能に関して評価した。1植物 につき少なくとも3つの花を評価した。 全ての場合において、全検査孔は、大量の花粉(受精可能)または花粉なしの種 (生殖不能)をもたらした。この「白黒」評価は、不稔植物が一定範囲の表現型 (例えば、花粉なし、減少量の花粉、不完全花粉または朽から放出されない花粉 )を示すアルファルファ系における場合と対照大豆における生殖不能の結果を第 1E表に示す。 第工E表 大豆におけるAMS/ベクター誘導不稔処理大豆植物において観察された 不稔パーセント AMS/ベクターソース AMS/ベクターソース大豆受領体 AMSL、3B  AMSL、4白雌 19/49(39%”) 35/126(25%)紫雄  2/10(20%’) 6/14 (43%)第1E表に示した結果は、両AM S/ベクターソース抽出物が紫色花大豆系がAMSl、4抽出物により強く応答 し、一方白色花系がAMSl、36抽出物により強く応答して雄性不稔を誘導す ることができたことを示す。評価された全175のうち50の雌(白色孔)植物 は、不稔であり、評価された全24のうち8の雄(紫色孔)植物は、不稔であっ た。従って、不稔性は、評価された植物1つ9のうち58あるいは′29%誘導 された。 6.7トウモロコシにおける雄性不稔の誘導本節に記載される実験は、トウモロ コシにおける雄性不稔の無性生殖誘導を示す。実験デザインおよび処置1〜5お よび9〜13は、前記第6.4節のごとくであった。処置6および14は、各々 処置される特定遺伝子型の抽出物の接種およびセライト適用であった。処置7お よび15は、未処置植物であった。処置8および16は、各々緩衝液のみでの接 種またはセライト適用であった。セライト適用は、後述の第6.9.1.6.3 節に記載のごとく行われた。 接種は、28ゲージ針を用いて植物の髄に挿入した。実験処置を表現型を第1F 表に示す。 第1F表 4 MOL7 [インディアナ コーポレーションインブルーブメント アソシ エーション(Indiana Crop Improvement As5oc iation)]5 873 (インディアナ コーポレーションインプルーブ メント アソシエーション)*ビアーデユー アグリカルチュラル エクスピア リメント ステーション(Purdue Agricultural Expe rimentStat ton)より得られる。 不稔は、次のとおり評価した。 1=奇形朽あり、花粉なし 3=正常朽あり、花粉なし、アセトカーミンで染色せず5=正常朽あり、染色可 能花粉あり 7=正常朽あり、豊富な花粉あり 結果は、遺伝子型1〜7の授精能がAMS/ベクターソースでの全処理により変 化させたことを示した。授精可能性転換の範囲は非常に著しい処置効果(Po、 01未満)で遺伝子型1〜7に関して15〜26%であった。遺伝子型8に対す る処置効果は観察されなかった。複製結果の変化は著しくなかった。 6.8.他の植物における雄生殖不能の誘導観察に基づくテストを行ないモロコ シ、ヒマワリ、トンジンビニおよびトマトにおけるAMS/ベクターによって媒 介される雄性不稔の誘導を評価した。AMS/ベクターソースでの処置は、モロ コシ、ヒマワリおよびヒエの種子結実を減少しトマトの果実結実を減少したよう だ。 6.9大豆における単為生殖の誘導 ハイブリッド交雑は、雌植物としてAMS/ベクター処置雄性不稔白色花「ウィ リアムス82」大豆系をまた雄植物として正常花粉産生授精可能紫色孔「ウエル ス■」を用いて開始された。予想されたとおり、産生されたF1世代は、完全に 紫色孔紫色胚軸植物から構成された。このF1世代は、自己授粉してF2世代を 産生じ、これらは交互にF5世代による遺伝形質研究の基礎として用いられた。 これらの植物は、花および胚軸の色、朽および花粉の特性(雄性不稔性)および さや状態を検査された。 6.9.1胚軸および花の色 紫色の胚軸を有する植物は、紫色の花を有し、緑色の胚軸を有するものは、白色 の花を有していた。全4世代(F2〜F4)において紫色の胚軸および紫の花が 優性であった。F2において評価された38植物のうち37(97゜4%)、F 3において39植物のうち38 (97,4%)、F4において40植物のうち 39(95%)およびF5において32植物のうち22 (68,8%)は、紫 色の胚軸および紫色の花を有していた。F2、F3、F4およびF5世代におい て緑色の胚軸および白色の花を産生じた植物のパーセンテージは、各々2.6% 、2.5%、5%および31.2%であった。 6、 9. 2.雄性不稔の特性 F2〜F5世代の各植物から2つの花を検査した。朽、花粉および柱頭をアセト カーミンで染色して顕微鏡で検査した。2つのカテゴリーの花が観察された。一 方のカテゴリーにおいて、朽、花粉および柱頭の特性は、授精可能大豆化に関す る文献[アルバートセンおよびパーマ−(Albertscn and Pa1 Ier、 Ac J、 Bot、 66:253−265.1979)]の記載 における非常に典型的であった。杓の裂開は、完全であり、朽は、柱頭を取り込 み、また朽からの裂開花粉は柱頭表面に堆積された。時おり、花粉管が、柱頭表 面において見られた。花粉は、寸法および形状が均一でありアセトカーミンで濃 赤色に染色された。このカテゴリーに族する花またはこのような花を産生ずる植 物は、正常花粉を産生ずることが示された。 部分烈開の少数の例外を除いて、花の第2カテゴリーにおいて杓は、裂開しなか った。花粉粒子は、朽に残り、該花粉粒子は、朽を破壊した時だけ遊離できた。 花粉粒子は、寸法および形状が均一でなく異常にみえた。染色可能および不稔花 粉粒子の混合物が存在した。寸法および形状が多様な染色不能花粉は、十分に明 解にされた花粉壁を有さなかった。染色可能花粉は、円形形状であり異常に巨大 (正常烈開花粉粒子と比べて)に見えた。数回の調製において、花粉壁生長は、 不規則的でありかつ不完全であることが見い出された。時おり、細胞形質は、こ のような花粉粒子から流れ出ていることが見い出された。花粉粒子は、F5世代 に属する2つの植物の朽において検出されなかった。花粉粒子は、柱頭表面上に は見い出されなかった。花またはこのような花を産生ずる植物は、「雄性不稔」 と示される。 具体的には、各植物からの両方の花は、これらのカテゴリーの一方または他方の いずれかに属した。次の記載において、植物は、「正常花粉産生」または「雄性 不稔」のいずれかを示される。 著しい堅牢性が全4世代にわたって各これら2つのカテゴリーの朽、花粉および 柱頭の形態学的特性において見い各世代におけるほとんどの植物は、「不稔花粉 」を産生じまた「雄性不稔」が示された。F2において評価された38植物のう ち29 (76,3%)、F3において39植物のうち29 (74,4%)お よびF4において40植物のうち31 (77,5%)およびF5において32 植物のうち18 (56,2%)が「雄性不稔」であった。このデータより明ら かなとおり、F2、F3およびF4世代における雄性不稔は、F5世代における より高かった。これららの結果を、第1G表に要約する。 6、9.4.さや状態 「正常花粉産生」として評価された全植物は、全4第にわたって数多くの種子産 生さやを形成した(第1H表)。 このカテゴリーにおけるさやの大部分は1さやにつき3種子を有し、少数は1さ やにつき2種子および1種子を生じた。 「雄性不稔」として評価された数多くの植物もまた、種子産生さやを形成した。 F2において29植物のうち10(34%)、F3において29植物のうち18 (62%)、F4において31植物のうち18(58%)およびF5において1 8植物のうち9(50%)が種子産生さやを有した。のこのカテゴリーにおける 多数の植物は、1さやにつき3種子を有した。いくつかの植物において1さやに つき1種子および1さやにつき2種子もあった。 残りの「雄性不稔」植物は、数多くの花を咲かせたがさやを灯さなかった。F2  、F3 、F4およびF4世代におけるさやを有さない「雄性不稔」植物のパ ーセンテージは、各々14,3.3および6であった。 6.9.5.生育可能性 各4 +=代からの種子のサンプルを成熱さやから回収して湿潤濾紙上で発芽さ せた。発芽は、全般的に90%以上であった。F2〜F5世代における正常花粉 産生植物およびF2〜F4世代における「雄性不稔」植物の両方から産生された 種子は、優れた種子生殖可能性を示した。F5世代の雄性不稔植物からの種子は 、発芽テストを行った際成熟しなかった。 第1G表 F2.F3.F4およびF5世代に属する植物における胚軸の色、花の色および 雄性不稔性に関するデータの要約 F2 旦3 旦4 旦5 評価植物数 38 39 40 32 紫色の胚軸および 37 38 38 22紫色の花を有する (97,4%) ’ (97,4%)(95%) (88,8%)植物 緑色の胚軸および l 1 2 10 白色の花を有する (2,6%) (2,6%)(5%) (31,2%)植物 正常花粉を示す 9 10 9 14 植物 (23,7%)(2,6%) (22,5%> (43,8%)生殖不能 花粉を 29 29 :H1g示す植物 (76,3%)(74,4%)(77 ゜5%) (56,2%)(「雄性不稔」) “全評価植物に対するパーセンテージをかっこ内に示す。 第18表 F2 F3 F4 旦5 評価植物数 38 39 38 32 正常花粉を有する 9 10 9 14植物 種子を有するさや 9 to 9 14を有する植物 (100%)” (10 0%> (100%> (100%)生殖不能花粉を 29 29 31 18 有する植物 種子を有するさや 10 18 f89を含有する植物 (34%)″′(62 %)(58%)(50%)さやを有さない 4 1 1 1 植物 (14%)′″″(3%)(3%)(6%)十正常花粉および不稔花粉評 価植物の各々2つのカテ ゴリーに関してかっこ内に示されたパーセンテージと し て表わされた花評価とさや状態との関係を表中独立した 水平の欄に項目別 けする。 5正常花粉評価植物のパーセンテージ。 ”生殖不能評価植物のパーセンテージ。 6、 9. 6.結果および議論 光の結果は、F2およびハイブリッド世代における分離の欠損および雄性不稔植 物における種子の結実が示されている点でハイブリッド種子の単為生殖再生のパ ターンと一致した。このパターンは、数世代にわたって保持されることが示され ている。いかなる理論によっても結びつけられることも望まないが、観察されて いる単為生殖における衰退が一定の型の単為性植物のうちに自然に日常的に生じ るような条件的型の単為生殖のもとの誘導を表わすらしい。 しかしながら、いかなる正常再生への先祖返りも、もとのハイブリッドにAMS /ベクターを再適用することによって回復され得る。 6.10.hウモロコシ植物における AMS/ベクター処置のフィールドテスト本節に記載される実施例は、フィール ド条件下生長したトウモロコシにおけるAMS/ベクターによって媒介された雄 性不稔の誘導を示す。 AMS/ベクター不稔ソースを含む4つの処置および4つの対照処置をフィール ド条件下生長したトウモロコシに適用してトウモロコシにおける雄性不稔の誘導 に対するAMS/ベクター(アルファルファからの抽出物)の効果を評価した。 4つのトウモロコシの変種(同系交配)をこの研究に用いて、変種−AMS/ベ クター相互作用を検査した。花粉の存在または不存在を観察した。花粉染色性、 植物の高さ、穂たけおよび75%開花するまでの時間もまた観察して、植物生長 刺激等地の処置効果があるかどうか調ぺた。処置差異の統計的顕著性(sign lf 1cance)を分散の分析およびダンカン並列範囲テスト(Dunca n’s rAultiple range test)を用いて評価した。 花粉不稔(花粉存在または不存在)変数に関する強い処置効果があった。分散の 分析は、この特性に関してPo。 0001未満で著しい処置相異を示した。分散の分析はまた、強い変種効果を示 した。処置平均における比較は、トウモロコシの3変種(後述の第1表の変種1 ,2および4)について行なわれ、これは、トウモロコシ生殖不能が本実験に用 いられた処置によって影響されるという強力な証拠であった(P、0.0001 未満)。変種3には処置効果の統計的にきわだった証拠はなかった。ダンカン並 列範囲テストは、トウモロコシ抽出物(AMS/ベクターなし)、緩衝液のみお よびアルファルファ抽出物(AMS/ベクターなし)での処置および未処置植物 の平均がソース1.2.3および4AMS/ベクター処置のものと著しく相異す ることを示した。変種1において、ソース4AMS/ベクター処置に関する平均 は、残りと相異し、一方変種4においてソース2AMS/ベクター処置の平均は 、他と相異した。 植物の高さに関する分散の分析は、著しい処置相異(PO,0106未満におい て)を示し、またトウモロコシの4変種間も相異を示した。ダンカン並列範囲テ ストは、いずれか2つの変種の植物の高さの全ての比較が、20105未満で著 しく相異したことを示した。 穂たけに関する分散結果の分析は、この特性に関する処置相異を表わさなかった 。しかしながら、ダンカン並列範囲テストは、トウモロコシの穂だけがお互いに 著しく相異することを示した。 いずれのトウモロコシ変種における75%開花までの日数における処置効果は、 明らかでなかった。しかしながら、分散の分析およびダンカン並列範囲テストの 両者は、この特性に関して4つのトウモロコシ変種間における著しい相異を表わ した。 ソース1.2.3および4AMS/ベクターによる処置は、トウモロコシ変種1 ,2および4にらおて花粉不稔を示した。トウモロコシ抽出物(AMS/ベクタ ーなし)、緩衝液のみおよびアルファルファ抽出もの(AMS/ベクターなし) での処置および未処置植物は、いずれのトウモロコシ変種においても花粉不稔を 示さなかった。変種3は、いずれの処置のおいても花粉不稔を示さなかった。生 殖不能の発現において位置効果があり、植物は、授精植物間の集団に生じる不稔 を示した。 裂開なし花粉(花粉生殖不能)を示す各植物からの1つの花の顕微鏡検査は、変 種1および2がそれらの朽内に裂開されない不稔の異常なかつ不規則な花粉を有 していることを表わした。変種4は、花粉を産生ぜずまた朽を裂開しなかった。 変種3における全植物からの花粉および変種1.2および4における授精可能植 物からの花粉は、典型的な未処置トウモロコシ植物の正常な、丸い染色可能な花 粉を4つのトウモロコシ変種(第1表に記載)を本研究に選択した。変種は、オ ハイオ ファウンデーション シードカンパニー、クロトン、オハイオ (Qh i□ )’□undation 5eed Cocpany、 Croton、  0chi)より得られた。4変種を受けとり、同一性をフィールド部位職員に より記録した。変種をコードし、研究チームに既知として提供した。 第■表 A632Ht、 Lot 950. 第F級 IB73Ht、 Lot 455 1 ST、第23〜21級 2H95Ht、 Lot 150.第MF級 3M 0L7t(t、 Lot 055. 第MF級 4種子を植えるまで38°Fに て冷室中に保存した。 6、 10. 1. 2.フィールド準備この実験は、ウェスト ジェファーソ ン、オノXイオ (West Jefferson、 0h1o)のフィールド 部位で行なわれた。フィールド部位(150フイート×120フイート)を耕作 し、農耕機で耕し、回転耕耘した。肥料アプリケーターを用いて各々、リン、カ ルシウムおよび窒素源としてP2O5(2811!bs)、K2O(391bs )および尿素(140ρbs)からなる基礎肥料を用いて肥沃化した。 さらに140Ωbs量の尿素を発生後4週間手で列の間に適用した。発生前除草 剤であるラツソー(センサンド。セントルイス) [Lasso(Monsan to、 St、 Louis)を適用して雑草を抑制した。フィールドを肥料よ おび除草剤の適用後さらに4インチの深さで回転耕耘した。実験区画は、生態学 実験で2方向を農業者に貸したフィールドで2方向を囲まれた。これらのフィー ルドは実験期間は活性であった(oatS)。 6.10.1.3.実験デザイン 用いられたデザインは、主区画として処置および分割としての変種を有する分割 一区画であった。各複製体において8処置区画および各区画における4列のうち の1つとしてランダムに分布された4変種を用いて4複製があった。 各変種を6インチ内列(in−row)および3フィート間列(betνcan −row)離して種まきした。全区画を6フィート幅の小道で分離した。処置お よび変種任意抽出を概略として第■表に示した。 第■表 トウモロコシ処置および変種任意抽出 T7 T6 T3 T8 T4 T5 T2 TlR142311243123 442134132132431422341T8 T4 T7 T2 TI  T6 T5 TaH214324213124321433214431242 132413T2 T8 TI T5 T3 T8 T4 T7R31,342 3412413214234,132213424313412T5 T2 T 8 TI T3 T4 T7 TaH4432112434312412331 24124323413241各複製において用いた8つの処置T1〜T8を第 ■表に示す。 第■表 トウモロコシプロジェクト処置コード トウモロコシ抽出物 TI B2 (AMS/ベクターなし) ソース2.AMS/ベクター T2 B6(Ll、S、D、A、 PI No、 172429)ソース1.AMS/ベクター 73 Bl(IJ、S、D、A、  PI No、221469>アルファルファ抽圧物 T4 B8 (AMS/ベクターなし) 未処置 T5 B7 ソース3.AMS/ベクター T6 B4(U、S、D、A、 PI No、2 23386)ソース4 、 AMS/ベクター T7 B5(し、S、D、A、 PI No、243223)緩衝液のみ T8 B3 全4トウモロコシ変種を手で種まきした。各変種を20フィート列に各植物の間 を6インチ間隔で種まきした(すなわち、各列に40植物)。変種は、任意抽出 チャートに一致して種まきされた(第■表)。 6.10.1.5.処置および対象材料の回収および発送アルファルファ材料を 新たにフィールドから切って、液体窒素に含浸して、液体窒素冷凍材料を一晩フ イールド部位に発送した。アルファルファ材料を8処置のうち5つに対するベー スとして用いた。そのうち1つはAMS/ベクターなしの対照であり、4つは、 AMS/ベクターを含んだ。AMS/ベクターソースは、4つのアルファルファ 系すなわちPI No、221469.172429.223386および24 3223から生長した4つの異なる雄性不稔遺伝子型であった。アルファルファ 対照抽出物(AMS/ベクターなし)は、保持体同種同系遺伝子非生殖不能系で あった。 T1、T2、T3、T4およびT5として提供された冷凍アルファルファ材料は 、密封プラスチックバックに入れた(第7表前記参照)。対照およびAMS/ベ クター処置材料の記録およびプラスチックバック上の相当するコードを他に保管 した。処置コードは、それ故にフィールドテストを行ったものにわかなかった。 6.10.1.6.AMS/ベクター処置および受けとりかつ冷凍保存されたア ルファルファ材料を用いて4つのAMS/ベクター含有抽出物および対照として 1つのAMS/ベクターなしフアルファルファ抽出物を調製した。4つのトウモ ロコシ変種からの材料を用いてトウモロコシ抽出物対照を調製した。これらの変 種は、各々長さ90フイートの1度種につき2列、8列において十分な実験とし て同一フィールドに種まきされた未処置植物であった。各これらの変種から新た に回収された植物組織を用いてトウモロコシ対照処置を調製した。他の2つの対 照処置は、一方は緩衝液(0,067M KH2po4.pH6゜9)のみを適 用し、他方は、緩衝液および植物抽出物のいずれも平過用しなかった(前記第■ 表参照)。 6゜10.1.6.2.抽出法 リン酸緩衝液(KH2PO4,0,067M、pH6゜9)を植物材料の抽出3 日前に調製し、11℃にて保存した。全抽出法は、使い捨て外科用手袋をはめて 行った。手袋を各処置材料を終了した後に捨てた。新しい一対の手袋を各処置に 用いた。 冷凍アルファルファ植物材料をドライアイス下、ボックス中のウエストジェファ ーソン(West Jefferson)設備に移した。アイスボックスを抽出 をはじめるまで37°Fの冷室内に保った。各処置抽圧に対して総ff1310 gの植物材料および2200m1の緩衝液を用いた。一度のみの遠心の有効性の ため、抽出は、各々植物材料155gおよび緩衝液1100mlを用いて各処置 に対して2バッチ行った。緩衝液および植物材料をワエアリング(Waring )強カブレンダー中2〜3分間離解した。ホモジネートを、4層の荒目綿布で濾 過して、植物かすを除去した。ろ液を滅菌250011遠心ビンに回収してGS AS−ロータ中℃にて5分間遠心分離した。上澄液を滅菌フラスコ中デカンテー ションし、標識して、ついで噴霧に用いるまで38’Fの冷室内に置いた。4ト ウモロコシ変種からの新たに回収された葉材料を同様に抽出した。上記方法で得 られた上澄液をトウモロコシ植物を噴霧する処置材料として用いた。 6.10.1.6.3.抽出物の適用 フィールドテストを行う職員は、処置の同一性を知らず、処置区画は、彼らによ りコードされた(第■表、前記参照のこと)。従って、研究は、「2重ブライン ド」であった。 セライト(ケイソウ土、第■表、シグマ ケミカルズキャットNo、D5384 )を浸蝕物として用いた。セライト100gを1ガロン園芸タンク噴霧器中KH 2PO4緩衝液(0,067M、pH6,9,11℃)1000mlに加えた。 セライト緩衝液混合物を激しく振とうして、噴霧用の均一なセライトの緩衝液を 確保した。トウモロコシ植物は第5葉が十分にふくらんだ際、すなわち、種まき 4週間後に噴霧された。全植物は、1ガロン噴霧器を用いてセライトで輪性(ト ウモロコシ植物の先端)あたりに噴霧された。 6植物抽出物および緩衝液のみの対照を1ガロンタンク噴霧器を用いて輪性付近 に噴霧した。処置T5植物は、緩衝液および植物抽出液を受けなかった。 6、 10. 1. 7.データの収集データ収集は、5つのパラメータを含ん だ。すなわち、花粉の存在または不存在、花粉染色性、植物の高さくインチ)、 75%開花までの時間(日)および穂たけ(インチ)である。パラメータ植物高 さ、75%開花までの時間および穂たけは、植物生長刺激等の他の処置適用効果 があるかどうかを決定するために観察された。植物高さ、75%開花までの日数 および穂たけの平均は、各処置区画内の各列に関して計算された。花粉評価の代 表的様子を示す写真を写した。花粉不存在または存在のデータ収集は、朽が最初 に雄花の穂に現われた際にはじめた。8〜1/2インチ×11インチ黒紙を雄花 の穂の下に配置した。花粉が落ちた時に(午前7=30〜11:30)、植物を 2度ゆすった。 植物を次のとおり花粉評価に従って下げ札を(a色ひもにより)附した。 1、裂開なし花粉=オレンジ下げ札。 2、裂開花粉の存在=黄色下げ札。 各処置における各変種の各々の1つの花粉染色性を各2つの型の結果の1つにつ いて評価した。各変種処置に関する1つの授精可能孔を染色した。フィールドか らの裂開なし花粉を有する雄花の穂の部分をアセトカーミンで染色して正常また は異常様子を観察した。花粉染色は、朽をスライドガラスに移し、アセトカーミ ノ1滴を塗布しついで雄ずいをカバースリップで覆うことによって行なわれた。 花粉染色性は、直ちに観察された。代表的正常または異常顕微鏡写真もまた、写 した。 6、 10. 1. 8.データの統計的分析4つの依存変種を以下のテストを 用いて別々に分析した。 4つのデーター変数は、花粉量、穂たけ、植物の高さおよび75%開花までの日 数であった。花粉染色性変数は、各カテゴリー、すなわち、裂開花粉を有するま たは裂開花粉を有さない花においておいて唯一1つの花のみを染色したので統計 的に分析されなかった。データおよび傾向を花粉染色性に関して一覧表にした。 データを統計分析システム(SAS)プログラムを用いて好適なエラー条件(e rror terms)でこの分割区画デザインに関して分析した。分散(F統 計量)の分析は、8処置の間に統計的な著しい相違をテストするのに用いられた 。 分散の分析は、観察されたもの(処置)と期待ランダム値(未処置)との著しい 相異があるかどうかを決定する。このような相異から推論することは、本発明者 らが実験エラーの正当な測定を確実にするため実験エラーおよび任意抽出を本発 明者らに計算できるようにするための複製を行うことが必要である。本発明者ら は、4複製を行なうことによってこれらの必要性の両方を満足した。植物は、処 置内で任意抽出され、処置を各複製内で任意抽出した。有意性の確率p=0.0 1以下は、処置効果を支持する強力の証拠とみなされる。 平均分離は、新規のダンカン並列範囲テストを用いて行なわれた。ダンカン並列 範囲テストは、それ自身帰無仮説からの1著しい相異」があるかどうかを決定し ないが、本発明者の処置をお互い著しく相違するグループに分離する。 例えば、処置T1、T2、T3およびT4が全てPO305未満と仮定する。ダ ンカンのテストは、これらが例えばクラスAにおけるT1およびT2およびクラ スBにおけるT3およびT4において平等に相違する(1クラス)のかまたは不 平等に相違するのかを決定できる。処置平均は、臨界範囲値を用いて比較される 。 本研究のために確立された実験計画を分割区画デザインと呼ぶ。この分割−区分 計画は、処置ブロックをお互い保持することによりエラーを減少させる。さらに 、各処置内の植物および各複製内の処置の任意抽出である。(完全に任意抽出さ れたデザインは、処置をブロックに分離しない。 )本発明者の分割一区画デザインにおいて、8つの「完全な」区画が間離をあけ て直線的に連続するように選ばれた。 8処置のうち1つ(他のいくつかは対照)をこれらの完全区画単位に与えた。つ いで、各完全区画単位を分割一区画に区画別けまたは「分割」した。各分割区分 単位を任意にその分割区画に種まきされるトウモロコシ植物の4変種の1つにl −すえた。最終的に、このデザインを4度複製した。 処置に対する5つの応答、すなわち、不稔植物の数、授精可能の植物の数、植物 の高さ、穂たけおよび開花までの日数を測定した。他の応答変数は、不稔植物の 数を授精可能植物および不稔植物の総数で割ることによって作成された。この応 答変数は、不稔の植物のパーセントである。パーセンテージとして表されたデー タは、同様に処置された植物の間の一定応答変位の仮定に結びつかないので、よ り適性な統計分析を与える変換を固定する分散を適用した。 この実験においてPが不稔を表わす場合、適性変換は、次のとおりである。 (ただし、Zは分析に用いられる新たな応答変数である。) 各処置および変種の組合せに関する不稔パーセント、植物の高さ、穂たけおよび 開花までの日数の相加平均を各々以下の第V表、第Xv表、第■X表および第X X■表に示す。各相加平均は、4複製の平均である。不稔パーセントおよび開花 までの日数の相加平均は、実際の「逆反換」相加平均である。すなわち、これら の2変数の平均を変換しく第(I)式)、変換値の平均を計算し、ついでこれら の平均をそれらのもとの尺度に逆反換した。 6、 10. 2. 1. 1.花粉評価の分析(第V−XIV表) 雄性不稔性は、変種1.2および4における処置B1(ソースI AMS/ベク ター) 、B4 (ソース3 AMS/ベクター)、B5(ソース4 AMS/ ベクター)およびB6(ソース2 AMS/ベクター)のみに観察された。雄性 不稔性は、変種3においては見い出さなかった(第7表)。 雄性不稔であったトウモロコン植物のパーセンテージに関する分散結果の分析は 、強い処置効果(Po、0001未満)があったことを示す。すなわち、処置グ ループにおいて不稔になるトウモロコシ植物のパーセンテージが全処置グループ について同一であることは、はとんどありえない(1,000分の1)(第■表 )。 分散結果の分析はまた、強い変種効果を示した(2010001未満)。しかし ながら、いずれか2つの処置平均の相違の度合は、1つのトウモロコシ植物の変 種から他まで一定でない。相互作用効果として知られているこの後者の効果は、 処置平均間の比較が単−変種内で行なわれるべきであることを示す。 変種1.2および4に関して、トウモロコシ植物不稔が本実験に用いられる処置 によって影響されるという強い証拠があることを示す。しかしながら、変種3に おける処置効果の統計的に著しい証拠はない(第■表、第■表、第■表および第 X表)。 第XI表、第X■表、第x■表および第XIV表は、各々トウモロコシ変種1. 2.3および4に関する対の不稔処置平均の比較に関するダンカン並列範囲テス ト結果を示す。 再び、同一グループに属するとして特定された全処置平均は、お互い著しく相違 しない。すなわち、同様に処置されたトウモロコシ植物の各グループにおいて不 稔となる植物のパーセンテージは、グループ間で相違しない。従って、ソース1 .2.3、および4AMS/ベクターによる処置平均(各々、B1、B6、B4 およびB5)は、変種1.2および4において、トウモロコシ抽出物(AMS/ ベクタターなし)、緩衝液のみ、アルファルファ抽出者(AMS/ベクターなし )での処置および未処置植物のもの(各々、B2.B3.B8およびB7)と著 しく相違する。雄性不稔は、変種3においては観察されなかった。 6、 10. 2. 1. 2.植物の高さの分析(第XV−X■表) 植物の高さに関する分散の分析は、処置間に著しい相違があることを示した(P o、0106未満)。これは、全ての不稔(対照を含む)処置が植物の高さに対 して効果がないという可能性が約1パーセントあるいは1000分の11である ことを意味する。言い換えると、不稔処置が植物の高さを影響するという強力な 証拠がある(第X■表お智 処置が他と著しく相違するかを決定するため、ダンカン並列範囲テストとして知 られている並列比較法を行った。 この統計的分析は、著しく相違するいくつかの比較の断言するという間違いの可 能性を増すことなしに、事実これらがそうでない隙に対の平均を比較することを 認める。 第X■衷に示されるように、特定グループ別は範囲内の全平均は、お互いに著し く相違せず、一方異なるグループからのいずれか2つの平均は誤りの機会20分 の1のみで著しく異なるとして断言され得る。従って、緩衝液のみ、ソース3お よび4AMS/ベクターおよびアルファルファ抽出物での処置の平均(各々、B 3.B4.B5およびB8)は、ソースlおよび2AMS/ベクターおよびトウ モロコシ抽出物(AMS/ベクターなし)での処置および未処置植物のもの(各 々、B1、B6、B2およびB7)のものと著しく相違した。 分散の全ての分析はまた、トウモロコシ植物の変種の間に著しい相違(Po、0 01未満)を示した(前記第XVI表)。植物の高さ応答が各トウモロコシ変種 に関して相違するという間違った結果となる可能性は、0.01パーセントまた は10,000分の1未満である。 第X■表は、トウモロコシ変種の平均の間のダンカン並列範囲テストからの結果 (すなわち、処置にわたる平均)である。 強い処置効果がなくても、ダンカン並列範囲テストは、処置・1′、均における 相違のパターンおよび相対度数を解明するのに釘効である。第XXI表は、処置 の間のダンカン並列範囲テストの結果を示す。 穂たけは、トウモロコシ植物の変種により多様化するようであった。分散結果の 分析は、穂たけがトウモロコシ植物の間に著しく変化するという誤った解釈をす る可能性が、0.01パーセントまたは10,000分の1未満であることを示 す。 第XX■表は、トウモロコシ植物変種平均に関するダンカン並列範囲テスト結果 を示す。 第XXII表は、各トウモロコシ変種が各地の3つの変種と著しく相近する(P o、05未満)ことを示す。この解釈があやまりであるという可能性は、5パー セントまたは20分の1以下である。 6.10.2.1.4.開花までの日数の分析(第XX■〜XXVI表) 分散結果の分析は、処置が開花までの日数に対していずれの効果も示さないが変 種効果があることを示す。開花までの日数は、あるトウモロコシ植物の変種から 他まで著しく相違する(Po、0001未満)(第XX■表および第XX■表) 。 ダンカン並列範囲テストは、処置の平均の間で著しい相違を示さなかった(第x XV表)。 第XXVI表は、開花までの日数の変数に関するトウモロコシ植物変種平均の比 較に関するダンカン並列範囲テストの結果である。全ての2つの変種の可能な比 較は、著しく相違する(Po、05未満)。この状態が誤りまである可能性は、 5パーセントまたは20分の1以下である。 植物(各々、B2、B3、B8およびB7)が全変種にしてソース1.2.3お よび4AMS/ベクターによるのと著しく相違することを示した。変種1におい て、ジス4A 処置平均と異なり、一方、変種4においてソース2AM/ベクターによる処置平 均(B6)は、残りの処置平均異なった。 処置における相違は、分散データの分析およびダン力に並列範囲テストの両者か らの「植物の高さ」特性に明らかであった。著しい相違(Po.05未満)もま た、ダンカン4t2列範囲テストを用いて変種間の植物の高さ特性に関して示さ れた。 穂たけは、8処置のいすずれによっても影響されなかったかトウモロコシ植物の 変種によって著しく変化したようだ。全4変種の穂たけの平均は、お互いに著し く相違した。 「開花までの日数」の変数に関して処置間の著しい相違はなかった。分散の分析 (Po.001未満)およびダンカン並列範囲テスト(Po.05未満)の両者 は、著しい変種の相違を示した。 6、10. 2. 2.生殖不能の特徴の説明ソース1、2、3および4AMS /ベクターによる処置(各々、B1、B6、B4およびB5)は、全ての反復製 にわたって裂開花粉のない植物を示した。裂開花粉を示さない雄花の穂において 、杓は、包頴て覆われていた。花粉を示す雄花の穂において黒紙上でゆすった際 に、杓が包頴から出て、容易に見られた。裂開花粉を示さない植物は、しばしば 群生が見られ、全処置において観察された位置効果は、4複製にわたってこの特 性を示す。 裂開花粉を有する雄花の穂からの朽の顕微鏡検査は、処置および複製において全 4変種に関してなされた。全4変種において、このような雄花の穂における花粉 は、稠密な細胞形質を有して特徴的に丸くかく均一であり、またアセトカーミン で染色可能であった(第3図)。しかしながら、変種1および2において裂開花 粉を示さない雄花の穂からの朽は、裂開を示さず、また豊富な異常な不均一な形 状の中味のない花粉が顕微鏡により朽壁より明らかに視覚できた(第4図)。こ れらの杓からの花粉は、相当な圧力を、カバースリップを押圧することにより朽 に加えた時のみに放出することができた(第5Aおよび5B図)。変種4におい て、裂開花粉を有さないれこらの朽からの花粉は、はんの少しの雄花の穂を除い て花粉粒子を形成しなかった(第XX■図)。朽を破壊した後でさえも、胞子形 成細胞は、識別できなかった(第6図)。 6.11.大豆植物におけるAMS/ベクター処置の栽培室テスト 本節に記載される実施例は、大豆におけるAMS/ベクターによって媒介される 雄性不稔の誘導を示す。 AMSベクターを含む4つの処置および4つの対照処置を発生4週間後(開花前 )適用して、AMS/ベクターが大豆において雄性不稔を誘導するかどうかテス トした。朽および花粉の顕微鏡観察を行ってAMS/ベクター処置の効果を評価 した。植物の高さ、開花頭数およびさや数を、植物生長刺激等の他の処置適用の 効果があるかどうかを調べるために花粉検査を終了後に、各植物に関して測定し た。 分散の分析およびダンカン並列範囲テストを用いて、処置効果の統計的顕著性を 測定した。 雄性不稔植物は、ソース1.2.3および4AMS/ベクターによる処置におい て観察された。大豆抽出物(AMS/ベクターなし)による処理により検査され た41植物のうち1つが雄性不稔となった。緩衝液のみまたはアルファルファ抽 出物(AMS/ベクターなし)による処置または未処置は、雄性不稔を与えなか った。花粉生殖不能に関して1〜7の顕微鏡評価を用いて統計的分析を全処置お よび全複製にわたって行った。分散の分析は、処置相違が雄性不稔に関して非常 に顕著であった(Po、0001未満)ことを示した。ダンカン並列範囲テスト は、ソース1.2.3および4による処置平均が、緩衝液なしまたはアルファル ファ抽出物(AMS/ベクターなし)による処置または未処置地のものと著しく 相違したことを示した。分散の分析は、植物の高さ、開花節/植物およびさや/ 植物の数に関して処置相違を示さなかった。ダンカン並列範囲テストを用いた際 に、ソースIAMS/ベクターによるおよびアルファルフy(AMS/ベクター なし)による処置の平均は、植物の高さ変数に関して、ソース2AMS/ベクタ ーによるる処置の平均および未処置のものと著しく相違し、またソース3AMS ベクターによる処置の平均は、さや/植物の数に関してアルファルファ(AMS /ベクターなし)による処置と相違した。ダンカン並列範囲テストは、開花節/ 植物に関して処置相違を示さなかった。 3つの識別パターンが花の顕微鏡検査の脛に観察された。 すなわち1つは、花が正常外観朽、形状および寸法が規則的でありかつアセトカ ーミンで染色できる豊富な花粉を有し、第2は、朽が正常外観であるが正常およ び異常花粉の混合物でなる内部花粉を有し、そして第3は、明らかに正常な外観 の朽において花粉粒子がないものであった。 本節に記載される実験において用いられる大豆の種子は、ウィリアムス−82変 種であった。該種子は、−晩フイールドテスト部位に移された。種子は、種まき されるまで38″Fの冷室に保存された。種子は、T1〜T8と示された種子包 みにおける8バツチに入れられた。 6、 11. 1. 2.テスト材料の回収および運搬アルファルファ植物をフ ィールドから新たに刈って、液体窒素中に含浸した。液体窒素凍結材料をドイラ アイス中、−晩フイールド部位に運んだ。これらの材料の4つ(4雄性不稔アル フアルフア系、PI No、221469.172429、223386および 243223)は、AMS/ベクターを含んでおり1つは、アルファルファ対照 (同種同型非不稔系)であった。この材料をT1、T2、T3、T4おびT5と 予めコードした密封プラスチックバックに入れた。処置および対照に関するソー スおよびこれらの相当丁番号の記録を保持した。フィールドテストを行なわない 職員は、ITJ表示のみ知り、各場合における処置の特性は知らなかった。フィ ールドテストを行うものは、それ故装置に対して「ブラインド」であった。 6、 11. 1. 3.植物成長に関する生長システムおよび条件 不稔、植物生長集合体を大豆を生長させるのに用いた。 植物は、CaHPO41,08g、に2 HPO40゜2g、Mg5O+ 0. 2g、NaC,Q 、0.2g、FeCΩ:l 0.16g、水10100Oか らなるマクロおよびミクロ栄養剤を含む栄養剤溶液をほどこされた。根鉢元素B o−0,05%、Mn−0,05%、Zn−0,005%、Mo−0,005% およびCu−0,002% ltnlを加えた。この栄溶剤溶液は、10分1強 度で用いられ、窒素源としてKNO3(0,05%)で補なわれた。 この実験用の制御環境栽培室は、14時間昼/10時間夜サイクルに25℃の一 定温度管理体制でかつ光強度340 umol−2S−’の植物天蓋にセットさ れた。 6.11.1.4.種まきおよび発芽 各色み(Tl〜T8)からの種子を滅菌ジャーに移し、表面を95%エタノール 50m1で直ちにすすぐことによって滅菌し、ついで1.5分間酸性化塩化水銀 溶液(0,2%HgCf1.0.5%濃度HCN水溶液)にて処置した。 塩化水銀溶液をデカンテーションし、種子を滅菌蒸留水で10回すすいだ。最終 すすぎの後、種子をまく前に1時間滅菌蒸留水に吸収させた。1ポツトにつき3 種子を土壌中深さ1.5〜2cmにまいた。土壌の表面を、種まき後細菌または カビ汚染を防ぐため、水槽砂利1インチで覆った。 全集合体をかっ色紙で覆って光から土壌および根システムを遮断した。ポットを 標識(Tl〜T8)して栽培室に移した。各8バツチの種子を総計24ポツトに まいた。 発芽データを、種まき6日後に記録した。各バッチの種子に関して書きとめられ た発芽パーセンテージは、Tl−44、T2−42、T3−35、T4−54、 T5−47、T6−39、T7−33およびT8−32であった。発芽は、通常 より低く (通常は90%以上)、そのためポット中の全実生が残され間引きを 行わなかった。 上記と同じ方法を用いて栽培変種ウィリアムス−82[デワイン シード カン パ= −(Define 5hecd Company。 Yellow Spring、 0h1o)製コの補足的種子を滅菌して3実生 未満でポットにまいた。種子をまいて1ポツトにつき最少の3実生植物を達成し た。もとの種子バッチに相当する実生植物を標識してこれらを補足的グループの ウィリアムス−82種子と区別した。補足的グループのウィリアムス−82の種 子のみを実生植物が1ポツトにつき3を越えたときに間引きした。 続いて、第2組のポットに各々20種子を含むT1〜T8と標識された包みから の8バツチの種子として大豆種子をまいた。これらの種子を、まくまで38’  Fの冷室に保った。2種子を1包の種子について10ポツト、各80ポツトにま いた。植物成長システムおよび種まき方法は、第2種まきにおける種子を表面滅 菌しなかった以外は同様であった。運搬ダメージから種子表面に細かい亀裂があ りまた滅菌法が該細かい亀裂から種子に造語して、生育可能性をおよび発芽を減 じるので、第2種まきにおける種子は、滅菌処理されなかった。第2種まきにお ける種子の発芽パーセンテージは、Tl−80、T2−100 、T3−70  。 T4−80 ;T5−60 ;T6−10.0 、T7−90およびT8−65 であった。 第2種まきの発芽後、もとの種子が発芽しなかった第1種まきからのポットを捨 てた。捨てられたポットの数は、Tl−0;T2−6 、T3−7 、T4−1  ;T5−2 ;T6−4;T7−5およびT8−3であった。 6.11.1.5.実験デザインおよび処置実験デザインは、全分割としての複 製および区画としての処置を行う分割一区画であった。分割一区画デザインは、 処置ブロック同志を保持することによりエラーを減少させた。各処置内および各 複製内の処置内の植物の任意抽出があった。(完全に任意抽出されたデザインは 、処置をブロックに分離しなかった。) 8処置の6複製があった。8処置(第XX■に記載)は、ソースとして異なるア ルファルファ遺伝子型からのAMS/ベクターを含有する4つの材料および種々 の対照を含む。 第XX■表 ソースl、AMS /ベクター B6 Tl(U、S、D、A、PI No、  221489)未処置 B5 T2 大豆抽出物、 B7 T3 AMS/ベクターなし ソース2.AMS/ベクター B8 T4(U、S、D、A、PI No、L7 2429)ソース3.AMS/ベクター B2 T5(U、S、D、A、PI  No、223386)アルファルファ抽出物、 B3 T6 AMS/ベクターなし 緩衝液のみ、植物抽出物なし BI T7ソース4 、 AMS/ベクター B 4 T8(LI S、D、A、PI No、243223)申 6.11.1.6.AMS/ベクター処置および対照処置の準備および適用 6、 11. 1. 6. 1.処置材料およびそのソース受けとりかつ冷凍保 存されたアルファルファ材料は、4つのAMS/ベクター処置およびアルファル ファ対照処置用のソース材料であった。大豆抽出物用ソース材料は、フィールド 部位で成長した変種ウィリアムスであった。他の2つの対照処置は、緩衝液(0 ,067M KH2PO4゜pH6,9)のみの適用または全処置に共通のセラ イト適用を越えて全ての材料を適用なしく未処置)であった。 6、11.1.6.2.抽出法 リン酸緩衝液(KH2PO4,0,067M、pH6゜9)を植物材料の抽出3 日前に調製し、11℃にて保存した。全抽出法は、使い捨て外科用手袋をはめて 行った。新しい一対の手袋を複合汚染を避けるために各処置に用いた。 冷凍アルファルファ植物材料をフリーザーから取り出し、秤量した。各処置に関 して材料160gをウェアリング強力カブレンダー中2〜3分間に’H2PO4 緩衝液(0,067M、pH6,9,11℃)中離解した。ホモジネートを4層 の荒目綿布で濾過して、植物かすを除去した。濾液を滅菌250m1遠心ビンに 回収して冷蔵ツルバール(Sorvall)遠心機中のGSAo−夕を用いて2 00Orpmにて5分間遠心分離した。上澄液を滅菌フラスコ中デカンテーショ ンし、標識して、ついで噴霧に用いるまで38’Fにて保存した。得られた上澄 液は、大豆植物を噴霧する抽出物を構成した。 6、 11. 1. 6. 3.抽出物の適用セライト(ケイソウ土、第■級、 シグマ ケミカルズキャット No、D5384)を浸蝕物として用いた。セラ イト100gを1ガロン園芸タンク噴霧器中KH2PO4緩衝液(0,067M 、pH6,9,11℃)1000mlに加えた。セライト緩衝液混合物を激しく 振とうして、噴霧用の均一なセライトの分散液を確保した。 大豆植物は、第5葉がみられるが花原生(f’1oral pria+ordi a)が目視できない際に噴霧された。全植物は、最初にセライト緩衝液混合物に より噴霧された。ついで、植物を栽培室から取り出し、その時点ので処置(抽出 物)にて噴霧した。植物抽出物および緩衝液のみを含む6処置をエーロゾル噴霧 ユニット[シグマ ケミカルズ(Sigma Chemicals)キャットN o、84885)およびエーロゾル プロペラ補充容器(シグマ ケミカルズ  キャット NO>A4532)を用いて噴霧した。各大豆植物は、第1節から噴 霧しはじめ、若葉端(shoot tip>まで行なった。大豆植物を適用の際 に回転した。植物抽出(または緩衝液のみ)約25m1を各植物に適用した。1 つの対照処置(緩衝液なし、抽出物なし)における植物は、セライトのみを適用 させた。 噴霧する時に、フィールド部位でない職員は、ポット上のrTJ番号およびそれ らの相当処置コードを書きとめた。 ついで、フィールド部位における職員は、名称81〜B8を任意に付与されたT 1〜T8ポットを再標識した。フィールド部位の職員は、rBJ番号のrTJ番 号に関連するコードを保存した(第XX■表参照)。以後この点から研究は、個 々のパーティ−により保持されたコードを破壊しなければだれも各処置の特性に きすくことができないという点で「2重ブランド」になった。ポットをフィール ド部位コードで標識した後、これらを栽培室に移し、4ブロツク内で任意抽出し た(複製)。 補足的種子の第2の種まきにおける大豆の抽出物調製および噴霧は、第1種まき の方法と同じ方法で行なわれた。 ついで、ポットを第1種まきに関して設定された同一コードを用いて相当フィー ルド部位番号(Bl〜B8)でコードした。これらのポットを栽培室に配置し、 各複製において8処置した複製5および6とみなされた。全植物をくいでつない で垂直に保った。 6.11.1.7.データの収集 データ収集は、4つのパラメータを含んだ。すなわち、花粉不稔、120日にお ける植物の高さくインチ)、1植物に対する開花節の数およびさやの数であった 。これらのパラメータは、全ての処置における各植物についで評価された。花粉 評価を示す代表的顕微鏡写真を撮影した。 花粉不稔に関するデータ収集は、花が第2節を表した際にはじめた。花粉不稔評 価に関して各植物から3つの花がアットランダムに選ばれた。花からの雄ずいを 毛抜きを用いてスライドガラスに移した。アセトカーミン染料−滴を雄すいに配 置しカバースリップで覆った。カバースリップを緩やかにとめ、雄ずいを顕微鏡 で観察し、次のとおり試験された染色性について評価した。 評価l=花粉なし 評価3=存在花粉の5%未満染色。 評価5=存在花粉の5〜95%染色。 評価7=存在花粉の95〜100%染色。 これらの評価を適格にする朽および花粉の代表的写真評価が進むように写した。 花粉染色性に関する顕微鏡評価を種まき120日後に終了し、ついで植物の高さ 、開花節の数およびさやの数を測定した。 6.11.1.8.データの統計的分析データを任意抽aブロックデザインとし て分析した。統計分析プログラムである統計分析システム(SAS)を分析に用 いた。分散の分析(F統計量)を用いて8処置における統計的に著しい相違に関 してテストした。有意性の確率Pの値0.01以下は、処置効果を支持する強力 な証拠とみなした。平均分離をダンカン並列範囲テストを用いて行なった。処置 平均は、臨界範囲値を用いて比較された。 6.11.2.結果および議論 6、 11. 2. 1.統計的分析 8処置(4つの対照を含む)のうち1つを8グループのポットに移された植物の 1つに任意に与えた。各グループは、各ポットにおいて2つの植物を有する6ポ ツトを含んでいた。処置は、個々に各植物上に噴霧された。 このデザインを6度複製した。 上記の実験デザインは、8処置が処理主要効果がらなり複製がブロックを構成す る普通の任意抽出ブロックデザインである。 第XXIX表は、この調査において測定された各4つの対応変数まの全ての平均 、すなわち、花評価、植物の高さ、花節の数およびさやの数を含む。 第XXIX表 応答変数に関する処置平均 処 置 花評価 植物の高さ 花節の数 種子ざやの数Bl 5.80503  52.8340 21.4528 LL、1837B2 5.0L389 49 .7479 22.6667 8.6977B3 5.58209 59.97 84 21.8824 12.9565B4 4.9LO2651,20772 1,50009,1628B5 5.60819 48.4860 21.64 91 12.264286 4.57B92 54.6000 23.6731  11.2000B7 5.43902 49.9732 21.6585 9 .8378B8 4.54167 47.4958 21.9167 9.57 45各処置の組合せおよび複製に関する花の評価、植物の高さ、花節の数および さやの数の応答変数の平均を以下の第XXX表、第xxxm表、第XXXVI表 および第XXXIX表に示す。 6、 11. 2. 1. 1.花粉評価の分析(第xxx−xxxn表) 3つの別々の花を各植物から選択し、花粉生殖性について評価した。これら3つ の評価の平均を各植物につい計算しく第XXX表)、分析の応答変数として用い た。 分散結果の分析(第XXXI表)は、著しい処置結果があったことを示した(P o、0001未満)。 実際は処置効果がない際に処置効果があるという解釈による判断における誤りを する可能性は、0.01パーセントまたは10.000分の1である。これは、 平均孔評価が生殖不能処置の範囲によって影響されるという強い証拠である。 ダンカン並列範囲テストは、0.05レベルで行なわれ、対の処置平均の対の相 違のパターンまたは程度を概説した。 第xxxn表は、ダンカン並列範囲テストの結果を示す。 第xxxn表に示されるとおり、同一グループに属する全平均は、0.05レベ ルにて著しく相違しなかったが、グループ間のいずれか2つの処置平均の比較は 、著しいとみなすことができる。すなわち、処置2に関する花評価が処置3に関 する花評価と著しく相違するという解釈による判断において誤りをする可能性は 、5パーセントまたは約20分の1以下である。ソース1.2.3および4AM S/ベクター(各々B6、B8、B2およびB4)の処置平均は、緩衝液のみお よびアルファルファ抽出物(AMS/ベクターなし)での処置および未処置植物 の平均(各々、B1、B3およびB5)と著しく相違した(第xxxn表)。 6、 11. 2. 1. 2.植物の高さの分析(第xxxn表〜第XXXI V表) 分散結果の分析は、実験における大豆植物の高さに対する著しい処置の結果がな かったことを示した(第XXXm表および第XXXIV表)。 著しい処置効果があったという誤った解釈をする可能性は、約18パーセントで ある(第XXXIV表)。 再び、ダンカン配列範囲テストを行って処置平均間の相違の待遇(pai rw i se)のパターンおよび程度を評価した。第xxxv表は、このテスト結果 を示し、処置平均の可能な28相違対のうち9が著しく相違すると断言できるこ とを示す。この状態が妥当でないという可能性は、5パーセントまたは20分の 1以下である。従って、全ての植物の高さに対する処置の主要効果は、著しくな いらしい。 6.11.2.1.3.開花節の数の分析(第XXXVI表および第XXX■表 )分散結果の分析は、処置効果に関する証拠がなかったことを示した(第xxx vr表および第XXX■表)。 花部の数が本研究に用いられる処置によって著しく影響されるという解釈による 判断において誤りを犯す可能性は、はぼ90パーセントであった(第XXX■表 )。 ダンカン並列範囲もまた、処置平均の間の著しい待遇相違を示さなかった(第X XX■表)。 6、 11. 2.4. さやの数の分析(第XXXIX表〜第XLI表) 分析結果の分析は、1植物に対するさやの数が生殖不能処理のいずれかによって も著しく影響されるという証拠を示さなかった(第XXXIX表〜第XL表)。 さやの数が不稔処理により著しく影響されるという誤った解釈をする可能性は、 朽30パーセントまたは10分の3であった(第XL表)。 ダンカン並列範囲テストは、処置B2(ソース3AMS/ベクター)と処置B3 (アルファルファ抽出物、AMS/ベクターなし)の平均の間の相違のみが5% のみの誤った可能性で著しいと断言され得ることを示した(第XL1表)。 6、 11. 2. 1. 5処置相違の統計的顕著性の要約フタ−での処置( 各々、B6、B8、B2およびB4)に処置相違は、分散データの分析に基づく 花粉不稔の顕微鏡評価に関して極めて顕著であった(P O,0001未満)。 対の処置の間の相違の度合を検討するために行われたダンカン並列範囲テストは 、ソース1.2.3および4の処置([乏均(各々、B6、B8、B2およびB 4)が緩衝液のみ、アルファルファ抽圧物(AMS/ベクターなし)および未処 置植物の処置平均(各々、B1、B3、およびB5)と著しく相違することを表 した。 分散結果の分析は、大豆植物の高さに対する著しい処置効果がないことを示した 。しなしながら、ダンカン並列範囲テストは、処置B6(ソースIAMs/ベク ター)およびB6(アルファルファ抽出物、AMS/ベクターなし)の平均が処 utB8 (ソース3、AMS/ベクター)およびB5(未処置)の平均と著し く相違したことを表した。 分散の分析またはダンカン並列範囲テストによる開花節/植物に対する著しい処 置効果がなかった。また、分散テストの分析からさやの数がいずれの処置によっ ても影響されるという証拠がなかった。しかしながら、タンカン並列範囲テスト は、処置B2(ソース3、AMS/ベクター)とB3(アルファルファ抽出物、 AMS/ベクターなし)の平均の間の相違を表した。 6.11.2.2.不稔の特徴の説明 雄性不稔植物は、ソース1,2.3および4AMS/べ関して観察された。大豆 抽出物(AMS/ベクターなし)による処置(B7)において、41植物のうち 1つのみが雄性不稔であった。緩衝液のみおよびアルファルファ抽出物(AMS /ベクターなし)による処置および未処置植物(各々、B1、B3およびB5) は、雄性不稔植物を示さなかった(第XLn表)。 第)(L If表 6複製実験にわたる大豆−全不稔一覧表処 置 検査植物 不稔植物” 授精可 能植物Bl 53 0”’(0%’) 53 (100%)82 48 B(1 2%) 42(88%)B351 0(0%) 51 (100%)84 52  B (12%) 4B(88%)B557 0(0%) 57 (100%) 86 52 12(23%) 40(77%)B74L l(2%) 40(9 8%)88 48 10(21%> 38(79%)本植物は、大部分が1を評 価(花粉なし)され少数(5%未満の花粉が染色された(評価3)と評価された 花を有した。不稔植物は、さやを有さなかった。 木本植物の実際の数、かっこ内はパーセンテージ。 処置された植物からの顕微鏡評価の際に観察された不稔の代表的パターン(第7 〜13図)は、3つの別個のパターンを表した。 第1のパターンは、寸法と形状が均一であり(第7図)かつアセトカーミンで染 色された(第8図)豊富な花粉粒子を有する朽をもった花を示した。このような 花の柱頭表面は、それに付着された花粉粒子の塊を有した(第9図)。 大豆は、自己授精種であり、第7〜9図は、正常な大豆の花に見ることができる 特徴を示す。 第2のパターンは、正常な杓の外観を示すが朽含有物が染色不稔の異常な形状の 花粉粒子と正常花粉の混合物である花によって特徴づけられた(第10図)。異 常な花粉は、不均一形状であり、染色不能でかつ著しく空胞化されていた(第1 1図)。正常と異常との割合は、このパターンにおいて花ごとに変化した。 第3のパターンは、正常の外観の朽を示すが、朽が花粉およびその表面の柱頭毛 を欠いた花によって特徴づけられた(第12図)。このような花の柱頭は、花粉 およびそ表面の柱頭毛を欠いた。このような朽は、破壊された後でさえも、これ らの内部の花粉粒子を表さなかった(第13任意抽出ブロツクデザインを、上記 の節における花評価、植物の高さ、花部の数およびさやの数に関する基礎とじて 用いた。他に、データは、完全に任意抽出されたデザインを一方向区分(One −Way)として示されることができた。後者のアプローチはブロック(複製) の間に著しい相違があり、また処置間の相違が1つのブロックから他に一定であ る(すなわち、ブロック−バイ−処置相互作用は、著しくない)ことを仮定した 場合に妥当である。しかしながら、より以前の節に存在する結果は、この場合で ない。各4依存変数に関する分散結果の分析は、この効果が他の応答変数より花 評価に関して弱かった(P=0.085)が著しいブロック−トウーブロック変 位(Po、05未満)を示した。 ブロックおよび残りの2乗の和によるブロック−バイ−処置による効果をプール し、後者を処置効果に関して「正当な」用語として用いることによって、処置効 果を決定する力を減少する。これは、著しいブロック−トウーブロック変化があ る場合および/または著しいブロック−バイ−処置相互作用がある場合に真実で ある。 ブロック(複製)5および6が後に種まきされたのでブロック5および6がブロ ック1および2と異なるとみなし得る。従って、これらのブロックにおける植物 は、ブロック1〜4における植物より実験の終了時の発展がより早いの段階にあ る。されゆえに、ブロック5および6を除いた花評価データの再分析を行った( 第XLIII表)。 再び、分散結果の分析は、強い処置効果を示した(p−0,003)。すなわち 、処置効果があるという誤った解釈の可能性は、約0.3パーセントまはた約1 000分の1である。さらにまた、ブロック−トウーブロック変位(P=CL  47)またはブロック−バイ−処置相互作用(P=0.48)でないようだ。 ブロック5および6が早期分析において著しいブロック効果に対して応答性であ るらしい。 第XLTV表は、ブロック5および6を除いた花評価の新たな分析に関するダン カン並列範囲テストである。 “= 第XL■表 しかしながら、もとの分析(第xxxn表)は、推論に関して第XLV表より正 確であるとみなすべきである。ブロック5および6がふくまれている際にブロッ ク−トウーブロック変化があっても、この効果は、早期分析において説明され全 データを用いる研究者に処置効果を評価させる。 事実、処置効果は、ブロック5および6がこの分析に含まれる際により強い。 6.12.)ウモロコシの次世代におけるAMS/ベクター誘導雄性不稔の遺伝 形質の証明本節に記載される研究は、)・ウモロコシの次世代へのAMS/ベク ター誘導雄性不稔の遺伝形質を示す。この実験は、ワイマナロー、ハウイ(Wa imanalo、Hawail)における研究所でのフィールド部位で行われた 。4組のトウモロコシを種まきした(第XLV表)。 第1および4組は、トウモロコシの次世代におけるヘリトウモロコシ種子ソース 0 1 AMS/ベクター処置同系交配系からの生殖不能植物×未処置同種同系系の 交雑からの種子。 2 AMS/ベクター処置同系交配系からの受精可能植物の自己交雑からの種子 。 3 AMS/ベクター処置同系交配系×非同種同系系未処置同系交配系の交雑か らの種子。 4 S2、S3、S4およびS5世代からの同系交配置。 2および4の種子。。 *より詳細な説明に関しては前記第6. 11. 1.節を参第XLVI表 トウモロコシの系に関する同系交配コードコード 種子群変種コード 同系交配I A332Ht、ロット950、第F級同系交配2 B73f(t  、ロット4551ST、第23〜21F級同系交配3 119511t 、ロッ ト150. 第MF級同系交配4 Mo17tlt、 ロット055. 第MF 級タビリティーを特定に評価するためにテストされた。 第2組材料をテストする目的は、不稔がAMS/ベクター処置に対して不稔には じめは転換できなかった自己授精トウモロコシ植物の次世代に発現されたかどう か決定することであった。 第3組テストにおいて、目的は、AMS/ベクター同系交配系×非同種同系未処 置同系交配誘導F1種子がいずれかの不稔を発現するかどうかを決定することで あった。 第1組におけるデータからの結果は、トウモロコシにおけるAMS/ベクター誘 導雄性不稔がトウモロコシの次世代に受け継がれたことをした。同系交配2およ び4は、このテストにおいて80%以上雄性不稔を示した。 第2組において、不稔は、同系交配置 (1,7%生殖不能)および同系交配3  (3,4%生殖不能)のうち少数の植物において発現された。 第3組において、雄性不稔は、発現されなかった。 第4組において、同系交配置、2および4は、90%以上の雄性不稔を示した。 授精可能を評価された雄花の穂は、一般に全ての朽が十分に裂開されていた。雄 の穂が裂開放出花粉である1つの小穂につき1/10朽のみを発生した第1組に おける同系交配2および4の授精不能植物が2つの例外であった。残りの雄花の 雄は、小穂内に包まれており裂開しなかった。 生殖不能植物の雄花の穂は、朽の裂開を示さずほとんどの部分に関して小穂に包 まれていた。 顕微鏡観察は、授精可能を評価された雄花の穂からの杓が円形の染色可能の穂を 有し、一方、不稔であることを評価された雄花の穂からの朽は、不規則的な形状 の染色不能の異常花粉を有したことを表わした。授粉可能であると評価されほん の少しの朽を裂開させた雄花の穂において、異常な花粉か未裂開巧に豊富にあり 、一方正常花粉は、裂開朽に豊富にあった。 開花に先立って前述の第6.9節に記載の実験における全ての4つの遺伝子型の トウモロコシ植物の穂をシュートチンプ パック(shoot tip bag s)で田った。3つの型の交雑を穂が開花した後に行った。3つの交雑パターン から誘導され種子は、本実験の第1〜3組に関する種子を構成した。これら3組 および補足的組の特徴は、次のとおりてあった。 第1組:いずれかの雄性不稔が各同系交配株に関して同定された後、シュート  チップ パックを除き不稔植物の穂の花は、別々にフィールド内に種まきされた 未処置同種同系交配遺伝子型から導かれた花粉を散布された。穂を、成熟した際 に収穫した。 種子を、穂軸から離し、水分が15%になるまて乾燥した。この種子(合成1ま たはSlという)を第1組と呼んだ。 第2組二種子を産生じたAMS/ベクター処置植物(授精可能)を自己授精した 。このような自己交雑から誘導された種子を第2組と呼んだ。 第3組: AMS/ベクター処置雄性不稔同系交配系と非同種同系未処置同系交 配系との交雑を行った。交雑は次のとおりであった。処置同系交配2×未処置同 系交配3、処置同系交配2×未処置同系交配4および処置同系交配4×未処置同 系交配2゜このような交雑から誘導された種子を第3組と呼んだ。 第4組:未処置同種同系系に交雑された各3つのAMS/ベクター処置雄性不稔 同系交配(1,2および4)の4世代からなる種子を発生した。82〜S5から なるこの種子を第4組と呼んだ。 第1〜3組に関して、各穂からの種子を殻から出し、種子籾に包んだ。各種子の 包みは、種子の起源に相当する処置名を与えられた。例えば、第1および2組に 関して、■I RI B8の処置名は、第6.90節に記載された実験の複製1 からのAMS/ベクター処置B1で処置された同系交配置を意味した。第3組に 関する処置名の例として、TII B1 xUT I3は、AMS/ベクター処 置(B+処置)同系交配置と未処置同系交配3との交配に相当する。 第4組処置名の例としては、I、S+ または12 B4は、各々、同系交配置 のS2世代または同系交配2の84世代に相当する。 第1〜3組を2つの複製で種まきした穂の列に関して準備した。第4組も並列の 穂であるが1複製としてのみ種ま第1〜3組に関して、各穂から誘導された種子 を、各々32種rの20ツトに算入し、各ロットを複製において種まきした。単 一の穂が32種子以上産生じない例において、1つのみの複製を種まきした。 種子を、湿潤殺菌剤キャブタン(Captan) [ドラボンケミカル コーポ レーション、ローアノーク、バージニア(Dragon Chemical C orporation、Roanoke、Virginia)コで覆った。キャ ブタンを水と混合して、薄いペーストを作成した。キャブタン大さじ4杯を水1 リットルに混合し、溶液をマクネテックスラーラーで攪拌しつづけた。各包みか らの32種子をキャブタン水混合物に浸された茶こしに移した。過剰キャブタン を濾別し、種子を紙タオルに配置し、表面の過剰水分を除き2時間乾燥した。つ いで、キャブタン成田種子を予め好適な処置番号で標識された紙袋で包んだ。種 子を注意深く包み、ハワイまで手で運んだ(hand caミツイールド位は、 ハワイにあるワイマナロービレッジ(Waimanals Village)内 のワイマナロー研究所であった。 この研究所は、海抜約20メートルの北緯21の太平洋から3マイルの場所に位 置する。土壌は、サンゴおよび溶岩貫入から導かれたバッチイックバブルストー ル(Vertic Haplustol l)であり、主要農地とみなされてい る。土壌のpHは、平均6.0である。研究所における平均気温は、月々22〜 27℃の範囲で24℃である。平均年間降雨量は、1320111mであるが、 月々10〜180111の範囲である。 雨は、冬期により顕発する。日照時間は、10゜8〜13゜2時間の範囲である 。風量は、大部分連続して緩かで8〜15km/hrであるが時には25〜30 kll/hrに達する。入射光値は、540 cal /c+J/日を越えるが くもった冬期では220cal/c♂/日であり得る。 6.12.1.4. フィールド準備および管理フィールド部位105フイート ×120フイートを耕し、ハローでならし移転耕耘した。150 : 90 :  60kg/haの比てNSK (窒素−リン−カリウム)からなる基礎肥料を 、肥料塗布器を用いて適用した。さらに80kgN/haを発生4週間後に服用 した。フィールドを月曜口、水曜日または金曜日に必要ベースとして湿らした。 6.12.1.5.実験デザイン デザインは、第1.2および3組に関して2複製においてなされた穂の並列に種 まきを有する任意抽出完全プロツクデザインであった。第4組もまた並列の穂で あったが複製においてのみ種まきされた。各ブロックまたは複製において処置( 穂の並列化)は、完全に任意抽出であった。各処置を各複製において10フイー ト並として種まきした。 1列につき各種子間を約4インチはなして32種子をまいた。各ブロックにおけ る種まきは、各段について20列の段になされた。各役向において、列を3フイ ート離して分離した。各段における間の距離は、2フイート、4フイート2フイ ート、4フイート、4フイート、2フイート等に変えられた。2つの段が4フイ ート離された場合、パイオニア(Pfonner)ハイブリッド304Cを、交 差列として種まきした。2段間の距離が2フイートの場合種まきを行な1つの種 子包みを命名されたラフダム番号に従って各列に関して与えた。種まきは、押出 種まき機(push planter)を用いて行った。各々1つの栽培者であ る6名は、与えられた時間、種まきに参加した。各々配列後、栽培者は、他の並 に移動する前に手で清掃して泥等を除去した。種まきを段ごとに行い、例えば第 2段において21〜40列に移る前に第1段において1〜20列をまず種まきを した。 第1組の複製における列を第1組の複製2より前に種まきした。第2組の種まき は、第1組の終了後のみに開始した。 同様に第3組は、第2組の終了後に種まきした。第4組は、12段のうち1段に 種まきし、処置をこれらに役向で任意抽出した。第1〜4組の種まきの終了後、 未処置同系交配置〜4を各列が長さ100フイートの列(各列に1つの同系交配 )に種まきして交雑用花粉ソースとして提供した。 実験ポットの3側面に、6列の境界に、パイオニア304Cを種まきした。第4 の側面に、トウモロコシを4週間後に種まきした。 草木計算(Stand Count)をトウモロコシ植物の発生1週間後に行っ た。著しく生長不足であるおよび/またはウィルスまたは疾病にて冒された植物 および死亡植物を評価前に捨てた。残りの植物を計算し花粉授精可能または生殖 不能に関して評価した。 雄の穂が葉状葉から発生した後(および穂が開花し始めた後)黒色の厚紙を雄花 の穂の下に配置し、後者をゆすった。雄花の穂が黒紙上に花粉を落とした場合、 雄花の穂を授精可能と評価した。黒紙上に目視できる花を示さない雄花の尾を生 殖不能と評価した。授精可能な雄花の穂は、赤色のひもをさげ、生殖不能なもの は、黄色のひもをさげた。 それらの花粉落下が擬わしいと思われる雄花の穂は、評価されず、黄色および赤 色の両方のひもを下げた。花粉評価を毎日午前8時〜午後12時30分まで行い 、3週間つづけた。全4組を毎日目視評価して、全雄花の穂をチェックしてそれ らの前日の評価を再確認した。黄色および赤色の両方の下げひもを有する雄花の 穂は、評価基準が明らかに合致した際に授精可能または不稔を評価した。黄色下 げひもを何する同系交配置および2の雄花の穂に対するフィールド観察を各々、 第14〜15図に示す。評価期間の終了時に、黄色下げひもを有する植物(生殖 不能)および赤色下げひもを有する植物(授精可能)および植物の総数を各列に おいて計算した。 6.12.1.7.2.Fおよび花粉特徴の顕微鏡観察各間系交配に関する授精 可能および不稔の代表的例をフィールドから回収した。朽を雄花の穂から切断し てアセトカーミンで染色した。朽および花粉の形態学的特徴を各代表的例に関し て注目した。 6、 12. 1゜7.3.植物の高さ、穂たけおよび75%開花までの日数 植物の高さ、穂たけおよび75%開花までの日数を各列に関して記録した。植物 の高さを一列内の一平均的植物に対して測定した。植物の高さを土地から雄花の 穂の頂部までの高さとしてインチで測定した。穂たけを土地から穂の根元までイ ンチで測定した。穂たけを一列内の一平均植物に対して測定した。−列の植物の 75%が穂に花を示した際にその特定の日の月日を書きとめた。種まきから一列 の75%開花するまでの日数は、75%開花までの日数である。 6、 12. 1. 8.交雑の方法 第1〜4組の植物の全種を穂が視覚されて直ちに穂が開花を示す前に白色透明シ ュートチツブバ・ツクで覆った。各棟の花は、交雑する前の日にはさみで切断し た。交雑する際に、シュートチップバッグの頂部を引きはがし花粉を花に振りか けた。穂(なお穂に付着するシュートチ・ンブノく・ノブを残す)を授粉バッグ で覆った。該ツク・ングを同系交配番号、花粉ソースおよび交雑をなした日およ び交雑者名で標識した。第1〜4組になされた交雑の特徴を第XL■表(こ要約 する。 第XL■表 第1〜4組になされた交雑 組 −一−−−−3L−−−−−隻一−−−−−−−−一−−−1 i)同系交 配系の不稔植物X非AMS/ベクター同種同系系 ii)少数の授精可能植物の自己交雑 2 i)同系交配系の不稔植物X非AMS/ベクター同種同系系 ii)少数の授精可能植物の自己交雑 3 i)少数の自己交雑 41)同系交配系の不稔植物X非AMS/ベクター同種同系系 iD少数の授精可能植物の自己交雑 6.12.1.9.データ収集および統計的分析各処置列に関して、総植物数、 総評価植物数、授精可能植物数、植物の高さ、穂たけおよび75%開花までの日 数を記録した。 統計的分析は、第1組に関して完全に任意抽出されたブロックデザインに従って 行なわれた。第2〜4組に関しては、相加平均および標準偏差を各処理に与えた 。 トウモロコシの次世代へのAMS/ベクター誘導雄性不稔の遺伝の評価を第1お よび第4組について検査する。 6、12.2−1.1.第1組 種子は、未処置同種同系遺伝子型からの花粉で交雑された雄性不稔植物(AMS /ベクターにより誘導)から導かれた。AMS/ベクター誘導雄生殖の遺伝形質 は、同系交配2および4において明らかであり、80%以上の植物が不稔であっ た(第XL■表、第XLIX表)。同系交配置においては総植物の17%のみが 雄性不稔であった。 第)(L IX表 各依存変数に関する区分別は変数同系交配に対する生殖不能 同系交配2 同系 交配4 同系交配置パーセント (95,4> (85,3) (16,8)植 物の高さ 同系交配置 同系交配2 同系交配4(69,4) (63,4)  (61,9)穂たけ 同系交配2 同系交配置 同系交配4(23,8) (2 1,5) (21,1)75%開花 同系交配2 同系交配4 同系交配置まで の日数 (74,2) (73,9) (69,4)a 同一のボールラインで アンダーラインされた値は、po、05以下で著しく相違しなかった(第1組) 6、12.2.1.2.第4組 雄性不稔の遺伝を第4組の同系交配置、2および4における4世代(S2 、S :l 、S4およびS5 )について示す。 90%以上の各世代からの植物は、雄性不稔であった(第り表)。 6、12.2.1.3.第2組 第2組において、不稔は同系交配置の少数の植物(1゜7%不稔)および同系交 配3の少数の植物(3,4%不稔)において発現された(第LI表)。この組に おける種子は、A MS /ベクターにおいて不稔にもともと転換できなかった 自己授精から誘導された。 6、12.2.1.4.第3組 AMSベクター処置同系交配遺伝子型と非同種同系未処置同系交配系との交雑か ら導かれたハイブリッドにおいて雄性不稔は、発現されなかった(第し■表)。 6、 12.2. 1. 5.未処置対照同系交配の非AMSベクター(未処置 対照)植物において、雄性不稔は、観察されなかった(第Lm表)。 6、 12. 2. 2.花粉授精可能および不稔の雄の穂の形態の目視観察を 各同系交配の代表的授精可能および不稔植物において行った(第16〜17図) 。 6、12.2.2.1.第1組 第1組において、同系交配2および4は、3つの異なる型の雄花の穂を形成した 。第1の型において、朽は、小穂から発生せず、雄の穂は、これをゆすった際に 花粉落下を示さなかった。このような雄花の穂は、不稔と評価された。 第2の型において、1〜10のみの朽が雄花の穂から発生し、裂開しそして花粉 を落下した。これらを授精可能と評価した。第3の型において、雄花の穂におけ る全ての駒が小穂に発生し、裂開し、そしてたくさんの花粉を落下した。 これらもまた、授精可能と評価した。後者のカテゴリーに属す第1組において、 各同系交配2および4の2つの雄花の穂のみがあった。 同系交配置において、不稔であると評価された植物は、雄花の穂に目視可能な朽 を有さす、花粉落下がなかった。 授精可能であると評価された植物は、小穂に発生した朽を有し、朽からの豊富な 花粉落下を示した。花粉落下は、同系交配置の数値物においておくれ、数例にお いて評価の修正を必要とした。 授精可能であると評価されたこの組における全ての同系交配に属する植物は、杓 を有する雄花の穂を有し、花粉を裂開し豊富に落下した。不稔であると評価され たものは、全ての朽が小穂内に封じられ、花粉落下を示さなかった。 6、12.2.2.1.3.第3組 第3組における全ての植物は、花粉を豊富に落下する裂開朽を有する雄花の穂を 有した。 6、12.2.2.1.4.第4組 不稔であることを評価された雄花の穂は、小穂に発生するあるいは花粉を落下す る朽を有さなかった。授精可能であることを評価されたものは十分に裂開された 朽を有し豊富な花粉を落下した。 6、 12. 2. 2. 1. 5.未処置対照全ての雄花の穂は、十分に朽 を裂開し、豊富な花粉落下授粉可能または不稔であることを評価された雄花の穂 の代表的例の朽をアセトカーミンで染色し調製物を朽および花粉の特徴の相違に 関して検査した(第18〜22図)。 6、12.2.2.1.第1組 朽が十分に裂開され花粉を十分に落とす雄花の穂は、典型的に巨大な、丸い、正 常にみえるアセトカーミンで濃厚に染色される細胞形質を有する花粉を示した。 1〜10のみの朽が小穂から発生しかつ裂開する雄花の穂は、発生し裂開した朽 においてのみ濃厚な細胞形質を有する正常にみえる円型の花粉粒子を示した。同 一の穂において、小穂に残りかつ裂開しなかった朽は、はとんど染色不能な細胞 形質を有する異常でかつ不規則な形状を示した。 未裂開朽の少しは、中央でふくれ、このふくれは、正常にみえる花粉粒子で満た され、一方、残りの朽は、異常な花粉を示した。 同系交配置および2において、不稔であると評価された雄花の雄は、異常花粉を 含む未裂開朽を示した。朽をガラス棒で破壊すると花粉粒子の朽からの放出を促 進した。しかしながら、同系交配4においては、釣内に花粉粒子が見られなかっ た。したがって、全3つの同系交配において雄性不稔と関連するブロックは、胞 子形成細胞の相違のレベルであるらしい。朽の裂開の欠如と異常花粉の存在また は花粉の不存在との良好な相関関係もあった。 6、12.2.2.2.2.第2組 顕微鏡観察は、授粉可能と評価された全ての雄花の穂が濃厚に染色された細胞形 質を有する巨大で、円形の花粉粒子を示すことを表わした。不稔と評価された雄 花の穂からの朽は、裂開せず、異常で、不規則的な形状の染色不能花粉を示した 。 6、12.2.2.2.3.第3組 第3組からの全ての雄花の穂は、授精可能を評価された。 朽は、裂開し、花粉粒子は、丸く濃厚に染色された細胞形質を有した。 6、12.2.2.2.4. ’:jz 4組授精可能と評価された雄花の穂は 、濃厚に染色された細胞形質を有する正常で、丸い花粉を示す朽を有していた。 不稔であると評価されたものは、裂開朽を有さす異常な花粉を含んだ。 6、 12. 2. 2. 2. 5=未処置対照全4同系交配の未処置対照植 物からの花粉粒子は、アセトカーミンで濃赤色に染色した稠密な細胞形質を有す る丸い花粉であった。 6.12.2.3.データの統計的分析6、12.2.3.1.第1組 不稔変数パーセントに関して同系交配の間に極めて著しい相違が注目された。相 違はまた、植物の高さ、穂たけ、および75%開花までの日数特性に関して同系 交配間でも注目された。全ての4つの依存変位にわたる複製区画(ブロック)間 の効果の緩和が強く観察され(P=0.0001〜0.1245)、最小効果は 、生殖可能変数パーセントであった(第XLVIII表)。前世代における植物 に対して適用されたAMSベクター処置(前記第6.9節のB1、B4、B5お よびB6)の著しい効果は、4依存の変数のいずれに関してもこの世代において 明らかでなかつた。ダンカン並列範囲テストもまた、同様な傾向を伝えた(第X LIV表)。不稔変数パーセントの平均は、全3の同系交配に関して著しく相違 した。同系交配の1の植物の高さは、同系交配2および4と著しく相違した。依 存変数開花までの日数に関して、同系交配2および同系交配4は、同系交配置と 著しく相違した。 6、12.2.3.2.第2〜3組 第2〜3組に関する全依存変数に関して相加平均および標準偏差を計算した。第 2組において、同系交配置および3は、各々1.7%および3.4%雄生殖可能 を示した。 雄性不稔植物は、第3組においては同定されなかった。他の依存変数に関する注 目すべき傾向は、明らかでなかった(第LI表および第LII表)。 6、12.2.3.3.第4組 複製なしで、実際の値を、この組に関して一覧表に示した。(第り表)。 7、種子の寄託 次の種子は、アメリカン タイプ カルチャー コレクション、ロックビレ、メ リーランド州(A T CC) (American Type Cu1tur e Co11ectlon、Rockville、HD)に寄託されており、以 下に示す承認番号を与えられている。 種子 説 明 承認番号 AMSL、29 アルファルファAMS/ベクターソース 40352L、2( IJ、S、D、A−PI No、223386から誘導)と保持体植物との交雑 B73−AMS ジーア マイズ(Zea ways)L、 40350トウモ ロコシの雄性不稔873H1 変種: AMS/ベクターによる処置により雄性不稔に無性生殖誘導 Mo17−AMS ジーア マイズ(Zea ways)L、 40351トウ モロコシの雄性不稔Mo17Ht 変種; AMS/ベクターによる処置により雄性不稔に無性生殖誘導 A632−A14S ジーア マイズ(Zea ways)L、 40349ト ウモロコシの雄性不稔A63211を変種: AMS/ベクターによる処置によ り雄性不稔に無性生殖誘導 寄託された実施態様は、本発明の一つの態様を単に説明するつもりであり、官能 的に等量のいずれの種子も本発明の範囲内であるので、本発明は、寄託された特 別の種子によって範囲を限定されるものではない。事実、本明細書に示されかつ 記載されたものに加えて本発明の種々の変更は、先の記載および添附図面から当 業者に明らかであろう。このような変更は、添附の請求の範囲の範囲内に入る。 FJG、6 O C e FIG、 22C FIG、22D 国際調査報告 pcT10588102573 PCT/US88102573

Claims (141)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.宿主植物から誘導される (a)受領植物における遺伝性雄性不稔を誘導することができ、(b)ひきつづ き受領植物から無性生殖的に誘導可能であり、かつ(c)宿主植物または受領植 物の抽出物(抽出物は分子量約1×106ダルトンの核酸および約40〜110 ナノメートルの粒子からなる)に存在する細胞形質因子からなるAMS/ベクタ ー。
  2. 2.宿主植物がアルファルファ植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベ クター。
  3. 3.アルファルファ植物がU.S.D.A植物提出番号172429を有する請 求の範囲第2項に記載のAMS/ベクター。
  4. 4.アルファルファ植物がU.S.D.A植物提出番号173733を有する請 求の範囲第2項に記載のAMS/ベクター。
  5. 5.アルファルファ植物がU.S.D.A植物提出番号221469を有する請 求の範囲第2項に記載のAMS/ベクター。
  6. 6.アルファルファ植物がU.S.D.A植物提出番号223386を有する請 求の範囲第2項に記載のAMS/ベクター。
  7. 7.アルファルファ植物がU.S.D.A植物提出番号243224を有する請 求の範囲第2項に記載のAMS/ベクター。
  8. 8.アルファルファ植物がATCCに寄託され承認番号40352を与えられた 植物AMS1.29からなる請求の範囲第2項に記載のAMS/ベクター。
  9. 9.宿主植物がトウモロコシ植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベク ター。
  10. 10.宿主植物が大豆植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクター。
  11. 11.宿主植物がモロコシ植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクタ ー。
  12. 12.宿主植物がヒマワリ植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクタ ー。
  13. 13.宿主植物がアワ植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクター。
  14. 14.宿主植物がトマト植物である請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクター 。
  15. 15.非致命的緩衝液および宿主植物から誘導される(a)受領植物における遺 伝性雄性不稔を誘導することができ、(b)ひきつづき受領植物から無性生殖的 に誘導可能であり、かつ(c)宿主植物または受領植物の抽出物(抽出物は分子 最約1×106ダルトンの核酸および約40〜110ナノメートルの粒子からな る)に存在する細胞形質因子からなる植物における雄性不稔を誘導することので きる植物抽出物。
  16. 16.宿主植物がアルファルファ植物である請求の範囲第15項に記載の抽出物 。
  17. 17.宿主植物がトウモロコシ植物である請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  18. 18.宿主植物が大豆植物である請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  19. 19.宿主植物がモロコシ植物である請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  20. 20.宿主植物がヒマワリ植物である請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  21. 21.宿主植物がアワ植物である請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  22. 22.宿主植物がトマト植物である請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  23. 23.請求の範囲第1項に記載されたAMS/ベクターによって遺伝性雄性不稔 に無性生殖的に誘導された植物からなる雄性不稔植物。
  24. 24.請求の範囲第2項に記載されたAMS/ベクターによって遺伝性雄性不稔 に無性生殖的に誘導された植物からなる雄性不稔植物。
  25. 25.請求の範囲第3項、第4項、第5項、第6項、第7項または第8項に記載 されたAMS/ベクターによって遺伝性雄性不稔に無性生殖的に誘導された植物 からなる雄性不穏植物。
  26. 26.アルファルファ植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  27. 27.トウモロコシ植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  28. 28.ATCCに寄託され承認番号40329を与えられたB73−AMSから なる請求の範囲第27項に記載のトウモロコシ植物。
  29. 29.ATCCに寄託され承認番号40351を与えられたMo17−AMSか らなる請求の範囲第27項に記載のトウモロコシ植物。
  30. 30.ATCCに寄託され承認番号40349を与えられたA632−AMSか らなる請求の範囲第27項に記載のトウモロコシ植物。
  31. 31.大豆植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  32. 32.モロコシ植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  33. 33.ヒマワリ植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  34. 34.アワ植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  35. 35.トマト植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  36. 36.小麦植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  37. 37.綿植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  38. 38.米植物である請求の範囲第23項に記載の植物。
  39. 39.請求の範囲第23項、第24項、第26項、第27項、第28項、第29 項、第30項、第31項、第32項、第33項、第34項、第35項、第36項 または第37項に記載の植物の無性生殖増殖によって得られる子孫植物。
  40. 40.増殖が細胞培養法によるものである請求の範囲第39項に記載の子孫植物 。
  41. 41.増殖が植物生長である請求の範囲第39項に記載の子孫植物。
  42. 42.請求の範囲第23項または第24項に記載の植物と保持体植物との交雑に より得られる種子。
  43. 43.請求の範囲第25に記載の植物と保持体植物との交雑により得られる種子 。
  44. 44.請求の範囲第26項、第27項、第28項、第29項、第30項、第31 項、第32項、第33項、第34項、第35項、第36項、第37項または第3 8項に記載の植物と保持体植物との交雑により得られる種子。
  45. 45.請求の範囲第42項に記載の種子より産生される子孫植物。
  46. 46.請求の範囲第43項に記載の種子より産生される子孫植物。
  47. 47.請求の範囲第44項に記載の種子より産生される子孫植物。
  48. 48.請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用することか らなる受領植物における雄性不稔を無性生殖誘導する方法。
  49. 49.請求の範囲第2項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用することか らなる受領植物における雄性不稔を無性生殖誘導する方法。
  50. 50.請求の範囲第8項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用することか らなる受領植物における雄性不稔を無性生殖誘導する方法。
  51. 51.請求の範囲第15項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用すること からなる受領植物における雄性不稔を無性生殖誘導する方法。
  52. 52.適用が接種によるものである請求の範囲第48項、第49項、第50項ま たは第51項に記載の方法。
  53. 53.適用が噴霧によるものである請求の範囲第48項、第49項、第50項ま たは第51項に記載の方法。
  54. 54.適用が組織培養の使用によるものである請求の範囲第48項、第49項、 第50項または第51項に記載の方法。
  55. 55.適用がエレクトロポーレーションによるものである請求の範囲第48項、 第49項、第50項または第51項に記載の方法。
  56. 56.受領植物がアルファルファ植物である請求の範囲第48項、第49項、第 50項または第51項に記載の方法。
  57. 57.受領植物がトウモロコシ植物である請求の範囲第48項、第49項、第5 0項または第51項に記載の方法。
  58. 58.受領植物が大豆植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項また は第51項に記載の方法。
  59. 59.受領植物がモロコシ植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項 または第51項に記載の方法。
  60. 60.受領植物がヒマワリ植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項 または第51項に記載の方法。
  61. 61.受領植物がアワ植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項また は第51項に記載の方法。
  62. 62.受領植物がトマト植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項ま たは第51項に記載の方法。
  63. 63.受領植物が小麦植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項また は第51項に記載の方法。
  64. 64.受領植物が綿植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項または 第51項に記載の方法。
  65. 65.受領植物が稲植物である請求の範囲第48項、第49項、第50項または 第51項に記載の方法。
  66. 66.父系植物を母系植物として請求の範囲第23項または第24項に記載の植 物で交雑することによりF1ハイブリッドを作成する方法。
  67. 67.父系植物を母系植物として請求の範囲第25項に記載の植物で交雑するこ とによりF1ハイブリッドを作成する方法。
  68. 68.父系植物を母系植物として請求の範囲第45項に記載の植物で交雑するこ とによりF1ハイブリッドを作成する方法。
  69. 69.父系植物を母系植物として請求の範囲第46項に記載の植物で交雑するこ とによりF1ハイブリッドを作成する方法。
  70. 70.父系植物を母系植物として請求の範囲第47項に記載の植物で交雑するこ とによりF1ハイブリッドを作成する方法。
  71. 71.請求の範囲第66項に記載の方法に従って作成されたF1ハイブリッド。
  72. 72.請求の範囲第67項に記載の方法に従って作成されたF1ハイブリッド。
  73. 73.請求の範囲第68項に記載の方法に従って作成されたF1ハイブリッド。
  74. 74.請求の範囲第69項に記載の方法に従って作成されたF1ハイブリッド。
  75. 75.請求の範囲第70項に記載の方法に従って作成されたF1ハイブリッド。
  76. 76.雄性不稔である請求の範囲第71項に記載のF1ハイブリッド。
  77. 77.雄性不稔である請求の範囲第72項に記載のF1ハイブリッド。
  78. 78.雄性不稔である請求の範囲第73項に記載のF1ハイブリッド。
  79. 79.雄性不稔である請求の範囲第74項に記載のF1ハイブリッド。
  80. 80.雄性不稔である請求の範囲第75項に記載のF1ハイブリッド。
  81. 81.雄授精可能である請求の範囲第71項に記載のF1ハイブリッド。
  82. 82.雄授精可能である請求の範囲第72項に記載のF1ハイブリッド。
  83. 83.雄授精可能である請求の範囲第73項に記載のF1ハイブリッド。
  84. 84.雄授精可能である請求の範囲第74項に記載のF1ハイブリッド。
  85. 85.雄授精可能である請求の範囲第75項に記載のF1ハイブリッド。
  86. 86.請求の範囲第71項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  87. 87.請求の範囲第72項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  88. 88.請求の範囲第73項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  89. 89.請求の範囲第74項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  90. 90.請求の範囲第75項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  91. 91.請求の範囲第76項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  92. 92.請求の範囲第77項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  93. 93.請求の範囲第78項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  94. 94.請求の範囲第79項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  95. 95.請求の範囲第80項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  96. 96.請求の範囲第81項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  97. 97.請求の範囲第82項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  98. 98.請求の範囲第83項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  99. 99.請求の範囲第84項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  100. 100.請求の範囲第85項に記載のF1ハイブリッドの種子。
  101. 101.有効量の請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用 することからなる受領植物における単為生殖を誘導する方法。
  102. 102.有効量の請求の範囲第2項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用 することからなる受領植物における単為生殖を誘導する方法。
  103. 103.有効量の請求の範囲第8項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適用 することからなる受領植物における単為生殖を誘導する方法。
  104. 104.有効量の請求の範囲第15項に記載のAMS/ベクターを受領植物に適 用することからなる受領植物における単為生殖を誘導する方法。
  105. 105.適用が接種によるものである請求の範囲第101項、第102項、第1 03項または第104項に記載の方法。
  106. 106.適用が噴霧によるものである請求の範囲第101項、第102項、第1 03項または第104項に記載の方法。
  107. 107.適用が組織培養の使用によるものである請求の範囲第101項、第10 2項、第103項または第104項に記載の方法。
  108. 108.適用がエレクトロポーレーションによるものである請求の範囲第101 項、第102項、第103項または第104項に記載の方法。
  109. 109.受領植物がアルファルファ植物である請求の範囲第101項、第102 項、第103項または第104項に記載の方法。
  110. 110.受領植物がトウモロコシ植物である請求の範囲第101項、第102項 、第103項または第104項に記載の方法。
  111. 111.受領植物がモロコシ植物である請求の範囲第101項、第102項、第 103項または第104項に記載の方法。
  112. 112.受領植物がヒマワリ植物である請求の範囲第101項、第102項、第 103項または第104項に記載の方法。
  113. 113.受領植物がアワ植物である請求の範囲第101項、第102項、第10 3項または第104項に記載の方法。
  114. 114.受領植物がトマト植物である請求の範囲第101項、第102項、第1 03項または第104項に記載の方法。
  115. 115.受領植物が小麦植物である請求の範囲第101項、第102項、第10 3項または第104項に記載の方法。
  116. 116.受領植物が綿植物である請求の範囲第101項、第102項、第103 項または第104項に記載の方法。
  117. 117.受領植物が稲植物である請求の範囲第101項、第102項、第103 項または第104項に記載の方法。
  118. 118.有効量の請求の範囲第1項に記載のAMSベクターでハイブリッドの第 1母体植物系を処置し、ついで該第1母体系を第2母体植物系で交雑してハイブ リッド種子を得ることからなる単為生殖ハイブリッドの作成方法。
  119. 119.さらにハイブリッド種子を生長させて成熟植物を産生させ、ついで単為 生殖性を示す植物を同定する段階を含む請求の範囲第118項に記載の方法。
  120. 120.さらに同定植物からハイブリッド種子を得る段階を含む請求の範囲第1 18項に記載の方法。
  121. 121.植物がアルファルファ植物である請求の範囲第118項、第119項ま たは第120項に記載の方法。
  122. 122.植物がトウモロコシ植物である請求の範囲第118項、第119項また は第120項に記載の方法。
  123. 123.植物が大豆植物である請求の範囲第118項、第119項または第12 0項に記載の方法。
  124. 124.植物がモロコシ植物である請求の範囲第118項、第119項または第 120項に記載の方法。
  125. 125.植物がヒマワリ植物である請求の範囲第118項、第119項または第 120項に記載の方法。
  126. 126.植物がアワ植物である請求の範囲第118項、第119項または第12 0項に記載の方法。
  127. 127.植物がトマト植物である請求の範囲第118項、第119項または第1 20項に記載の方法。
  128. 128.植物が小麦植物である請求の範囲第118項、第119項または第12 0項に記載の方法。
  129. 129.植物が綿植物である請求の範囲第118項、第119項または第120 項に記載の方法。
  130. 130.植物が稲植物である請求の範囲第118項、第119項または第120 項に記載の方法。
  131. 131.請求の範囲第118項に記載の方法によって産生されるハイブリッド種 子。
  132. 132.請求の範囲第120項に記載の方法によって産生されるハイブリッド種 子。
  133. 133.請求の範囲第119項に記載の方法によって産生されるハイブリッド種 子およびその直接の子孫。
  134. 134.植物がトウモロコシ、アルファルファ、大豆、モロコシ、ヒマワリ、ア ワ、トマト、小麦、綿および米からなる群から選択される請求の範囲第131項 に記載の種子。
  135. 135.植物がトウモロコシ、アルファルファ、大豆、モロコシ、ヒマワリ、ア ワ、トマト、小麦、綿および米からなる群から選択される請求の範囲第132項 に記載の種子。
  136. 136.植物がトウモロコシ、アルファルファ、大豆、モロコシ、ヒマワリ、ア ワ、トマト、小麦、綿および米からなる群から選択される請求の範囲第133項 に記載の植物。
  137. 137.請求の範囲第1項に記載のAMS/ベクターと結合する約40〜110 ナノメートルの生体活性分子を含有する粒子を適用することからなる生体活性分 子を細胞内デリバリーする方法。
  138. 138.U.S.D.A植物提出番号172429、173733、22146 9、223386および243223を有する植物からなる群から選択されるア ルファルファ植物から誘導可能な約40〜110ナトメートル粒子からなる植物 デリバリーシステム。
  139. 139.請求の範囲第1項に記載の約1×106ダルトン核酸であって植物に発 現され得る異質性遺伝子配列からなる核酸を適用することからなる植物における 異質遺伝子配列を発現させる方法。
  140. 140.植物提出番号172429、173733、221469、22338 6および243223からなる群から選択されるアルファルファ植物から誘導可 能な約1×106ダルトン分子量の核酸からなる植物発現ベクター。
  141. 141.請求の範囲第108項に記載の発現ベクターの突然変異体、誘導体また はフラグメント。
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