JPH05502596A - 有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解 - Google Patents

有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解

Info

Publication number
JPH05502596A
JPH05502596A JP2507188A JP50718890A JPH05502596A JP H05502596 A JPH05502596 A JP H05502596A JP 2507188 A JP2507188 A JP 2507188A JP 50718890 A JP50718890 A JP 50718890A JP H05502596 A JPH05502596 A JP H05502596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
complex
choline
compound
compounds
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2507188A
Other languages
English (en)
Inventor
マークス,トレボー・シモン
モール、アンドリュー
Original Assignee
ザ・マイクロバイオロジカル・リサーチ・オーソリテイー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ・マイクロバイオロジカル・リサーチ・オーソリテイー filed Critical ザ・マイクロバイオロジカル・リサーチ・オーソリテイー
Publication of JPH05502596A publication Critical patent/JPH05502596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
    • A62D3/00Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances
    • A62D3/30Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents
    • A62D3/37Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents by reduction, e.g. hydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/30Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds
    • C07C209/32Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups
    • C07C209/325Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups reduction by other means than indicated in C07C209/34 or C07C209/36
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
    • A62D2101/00Harmful chemical substances made harmless, or less harmful, by effecting chemical change
    • A62D2101/20Organic substances
    • A62D2101/26Organic substances containing nitrogen or phosphorus

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解本発明は、窒素を含む有機化合物、特 にニトロ化合物の分解を触媒又は促進するコリンを用いた分解方法に関する。
有機窒素化合物は、環境汚染問題の原因となる。これらはさまざまな経路から土 壌及び水のある環境に入り、飲料水供給を脅かす。かかる化合物としては、有機 ニトロ化合物、有機ニトロソ化合物、ニトリル類、チオシアネート類、及びイン チオシアネート類その他多数が挙げられる。例えばニトロ化合物及びニトロソ化 合物は発癌物質であると信じられている。
かかる化合物は、ある種の化学工場、例えば爆薬及び染料生産工場で大量に使用 又は生成され、工場廃液中に含まれることになる。有機ニトロ化合物のいくつか は、除草剤、例えば“Dinoseb及び“Trefluralin、又は殺虫 剤、例えば“Parathion (商標)(構造式を図1に示す)として使用 される。かかる化合物は、このように直接環境に入ったり、又はこれらの化合物 を摂取した草食動物を通して間接的に環境に入る。数多くのかかる除草剤は持続 性の問題を引き起こしている、即ち、これらは自然には容易に無害な化合物に分 解しない。
現在用いられているかかる化合物の処分又は破壊方法、例えば焼却・埋め立て又 は沖での投棄は、理想的とはいい難いし、更なる汚染につながる。そこで、これ らの化合物の改良された処分方法、特に、無害な化合物、又はより容易に自然に 破壊される化合物への分解を通じた(例えば酸化、光分解、加水分解又は生物学 的分解を通じた)処分方法が要望されている。
ある種の、鉄が中央に位置するポルフィリンが、アミン類、ニトロ化合物、ニト ロソ化合物、オキシム及びシアノ化合物の如き有機窒素化合物の酸化還元反応を 触媒可能であることが知られている(例えば、M a n s u yとFon tecove(1982)、MiwaとWalsh (198g)、Linde keとPaulsen−8orman (198g)oまた、かかるポルフィリ ン類が有機ハロゲン化物の還元脱ハロゲン反応を触媒できることが知られている (例えば5totter (1977)。
ポルフィリン類は、環構造(1) (ここで4個の中央に位置する窒素原子の内の2個は水素原子と結合することが できるし、又は4個すべてが、前で述べた鉄の如き中央に位置する金属原子もし くはイオンと配位結合することができる)を含む大環状アミン類である。
これらの錯体中のポルフィリン環は、通常、周辺に多数の置換基を有し、これら の周辺置換基の比較的わずかな変化が、ポルフィリン金属錯体の有機ハロゲン化 物を脱ハロゲン化する能力に劇的に影響することが知られている(例えばGB  8810944の考察参照)。置換パターンに比較的わずかな相違しかないが、 例えば、3価鉄ヘマトポルフィリンは1.2,3゜4.5.6−ヘキサクロロシ クロヘキサンを非常に効果的に脱ハロゲンし、一方3価鉄コプロポルフィリンは 何ら触媒効果がない。従って、かかる錯体の触媒能力に及ぼすその周辺構造のわ ずかな変化の影響について確定的なことはほとんど断言しえない。
コリン類は、周辺環が19員構造を有し、周辺環中の二重結合及び単結合の位置 が、以下の構造2A〜2Hの考察に示される如く変化する多数の異性体が存在し 得る大環状アミン類である。略式一般式(2): は、本発明でいうコリン環構造のすべての異性体に用いられる。
ポルフィリン系の場合と同様に、コリンの中央に位置する窒素原子の1以上は、 1以上の水素原子と結合することができるし、又は4個すべてが、1以上の他の リガンドとさらにそれ自体配位できる中央の金属原子と配位結合することができ 、例えば中央で次の金属配置結合を形成する。
(ここでMは金属原子又はイオンを表し、Ll及びL2はそれが存在する場合は 同じ又は異なるリガンドを表す)。
金属中心を含有するコリンは、例えば、ビタミンB12シリーズの化合物中に見 いだされた、コバルトが中央に位置するコリン、例えばビタミン812自体、即 ち単にコバラミンとして知られるジアノコバラミン。
が知られている。
ジアノコバラミン(2人)に密接に関連した化合物としては、ジアノコバラミン の構造類似体ではあるが2個のCNリガンドが中央のコバルトイオンと配位しリ バゾール残基がコバルトとキレート結合しないジシアノコバラミンがある。
コバルトが中央に位置するコリンは、他にはヒドロキシコバラミン、アデノシル コバラミン及びコバロキシム等が挙げられる。
コバルトが中央に位置するコリンは、他にも、Bonne tt等によって述べ られた(1971)コリン、即ちネオビタミンB12、環位13でH及びCH2 CH2CONH2置換基が置き換えられた(2A)の立体異性体、及び次の構造 を有する化合物(2Bi−vi)が挙げられる。
i:)ヒ+ミ)’R’ =N)I2. R2=H,R3=CH(2C1f2CO NI(2゜R=N)ICH2CH(OH) Me。
ii:*オコヒナミトR’ =NH2,R2=C)12CH2CONH2゜R= H、R’ =NHCH2CH(OH) Me。
1目、コブリン酸R=NF12. R=H’、R=CH(2Cl(2CONH2 ゜R’=O)l。
■ iv:*オr7’!Jン酸R=NI(R2=C)t CHCONH2’ 222 ’ R=H,R’ =0)1゜ ■二へブタメチルコブリネート R1=R4=OMe 、R2=CHCH、COMe。
R3=H。
一般式(2C及びD)で表される、コバルトが中央に位置するコリンはGoss auer等により記載された(1977)ii H5CNorNC3’ 11  &−111Br (Jr 111 工 iv r IJ ’ iiv ff02NO2CN V N’H2 vi [2CM vi WHj CF3CO0−vii FmC0cH3(J  vll ffc圏3Bormann等(+967)は、一般式(2E)、(2F )。
及び(2G)で表されるコバルト及びニッケルが中央に位置すについて述べてい る。
又、Bieganowski及びF r i e d r i c h (19 80)は、ジアノコバラミン(2A)及びコブリン酸(2Biii)の、Fe  (I I I)が中央に位置する類似体について述べている。
Ho1ze及びGossauer (1986)は、リバゾ−ル残基が除かれた (2H)・ を含むジアノコバラミン(2A)の種々の分解産物について述べている。
有機ハロゲン化合物の脱ハロゲン化についての研究が、以下に簡単にまとめた如 く為されてきた。
Bieniek等は(1970)、ジアノコバラミンによるリンデンの脱ハロゲ ン化について述べている。Bieniek(同前)及び5totterの両者( 1976)は、ジアノコバラミンによるディールドリン(3)の脱ハロゲン化に ついて言及している。これらの文献例はいずれも、シアノコノくラミンとこれら の有機ハロゲン化物との反応の速度論的データを示していない。5totter  (1976)及びJagnow等(1977)は、ジアノコバラミンと塩化メ チル、水和クロラール及びリンデン等の多数の有機ハロゲン化物とのインビボ反 応に言及している。富ジアノコバラミン汚泥中のDDTの分解が観察されている (Stotter 同前)。しかしながら、有機ハロゲン化物の分解に最も有効 であるコリンの同定、又は脱ハロゲン化が行われる最適条件の研究はほとんど為 されていないし、有機窒素化合物を分解するコリンの能力について為されてきた 研究は全く見当らない。
自然界に存在し安価となり得ることから、コリンは、汚染物質の分解の用途に魅 力的な化合物である。
本発明の目的は、新規な又は既知の金属−コリン錯体を用いた、有機窒素化合物 を分解する新規な方法を提供することである。
本発明の有機窒素化合物分解方法には、金属が中央に位置する環構造を含有する コリンの錯体の存在下、窒素化合物を還元剤と反応させる段階が含まれる。
本発明の方法は、広範囲の脂肪族及び芳香族窒素化合物を、無害な化合物又は自 然の力により環境の中でより容易に破壊され得る化合物に導く分解に好適である 。
この方法は、特に脂肪族もしくは芳香族ニトロ化合物又はニトロソ化合物、即ち 1以上の−No −0NO2又は−NO2。
基を含有する化合物の分解に好適である。芳香族化合物の場合、これらはアロマ チック環例えばフェニル環に直接結合していることもあるし、側鎖上に存在して いることもある。かかる場合、本発明による方法は、対応するアミンへの還元に 帰結する。本発明の方法を用いて分解させることのできる芳香族ニトロ化合物及 び芳香族ニトロソ化合物のタイプの例としては、ニトロベンゼン類、ジニトロベ ンゼン類、ニトロソベンゼン類、更にこれらの環及び/又は側鎖上にアルキル基 、ハロゲン基もしくはカルボン酸塩置換基が付加した上記化合物の類似体が挙げ られる。又、この方法は、除草剤又は殺虫剤、例えばDinoseb、Trif luralin及びParathionとして用いられる有機ニトロ化合物の分 解に好適である。
又、この方法は、脂肪族及び芳香族チオシアネート(SCN)、イソチオシアネ ート(NC8)並びにニトリル(CN)の分解に好適である。この方法は、脂肪 族又は芳香族N−酸化物(N→0)、オキシム類(=N−OH) 、アゾキン化 合物(−N=NO−) 、ニトロパラフィン類、ニトロオレフィン類、ハロゲノ ニトロパラフィン類、ニトロニトロソ化合物(−C(No)(No2)) 、ニ トリロ酸(−C(No2)=NOH) 、ニトロソアミン類(−N=NO) 、 ニトロアミン類(NHNO2)及びニトロソアルキルヒドラジン(−N(No) N H2)等の如き、アミン類又は別のものに化学還元することのできる他の窒 素化合物の分解に好適である。
本発明の方法に於て、好ましくは一般式(21):(このコリン環の略式の一般 式に於て、Mは金属原子又はイオンを表し、A及びBは同じ又は異なる配位結合 リガンドを表し、a及びbはそれぞれO又は1を表す)を有するコリン錯体を用 いる。
2Iのコリン環の好ましい異性体は、構造式2A及び2Bで表される化合物であ る。2■のコリン環は、好ましくは、水中での錯体の溶解性を増大させるか、又 は固形の基質(後述参照)に結合する能力を増大させる、環上の置換基を・有す る。環上の2、 3. 7. 8. 12. 13. 17又は18位の1以上 の位置に8個までのアミド基、水酸基又は特にカルボン酸の末端置換基があるこ とが好ましい。カルボン酸及びアミドの末端置換基は、好ましくは一般式(CH 2)llCoX[ここでnは0〜3を表し、XはOf(又はNRRを表し、R及 びR2は互いに独立に水素、0110のアルキル基又は水酸基で置換されたCl −10のアルキル基、即ち「m及びpは互いに独立に1〜5である(CH) C H(OH)C,N2.+、J G表tl ’f−有m する。末端水酸置換基には、OH基や、nが1〜5である(CH2)IIOHが 含まれる。
2■環上の他の置換位置が水素以外のものにより占められる場合、分解しようと する分子の金属Mへの接近が立体障害により、また錯体中での有害電子移動によ り、妨害されない置換基により占められるのが好ましい。これらの他の位置に好 適な置換基としては、小さい(例えばCl−8)アルキル基、特にメチル基、ア ミン基、ンアノ基又はエステル基、又は2C中にある如き単環式置換基が挙げら れる。これらの他の位置がジシアノコバラミン中に存在するりバゾール基の如き 大きい有機残基により占められる場合、この方法は作用はするが満足のいくもの とは言えず、むしろ何らかの妨害を生じる可能性がある。
錯体2■中のコリン環構造は、前記2A〜2Hの如き既知のコリン環構造そのま まであるか、又はこれらから誘導することができる。例えば、2八〜2H中のエ ステル、アミド及びシアノ置換基は、加水分解されて(後に必要に応じ既知の方 法によリアミド基に変換される)カルボン酸基を形成することができる。さらに 又は代わりに、ジアノコバラミンのりバゾール側鎖の如き置換基は、例えば燐酸 エステル結合の加水分解により除去しコピナミドを得ることができる。
これらのコリン錯体中の好ましい金属Mは、周期律表の2゜5、 6. 7.  8. 9. 10. 11又は12群の金属であり、特i、:好;l:L<はコ バルト、ニッケル、モリブデン、鉄及びマグネシウムであり、更に好ましくはコ バルトである。多くの場合、Mがコバルト以外のものである一般式2Iで表され るコリン錯体は、既知の前述の如きコバルト−コリン錯体前駆体から、コバルト コリン錯体の溶液と、コリン残基よりもコバルトに強い親和力を育するキレート 化リガンド、例えばEDTA、好ましくは容易に分離することができる不溶性の コバルト−キレート配位錯体を形成するキレート化リガンドとの反応により調製 することかできる。これにより、コリンを金属イオン溶液と共に保温することに より金属イオンMを挿入することができるコリン環の中央の配位部位が空いたま まになる。
好適な条件は、水溶液中での前駆体と等モル量のキレート化リガンドとの反応で ある。好ましいリガンドA及びBは、CIO−,5CN−、So −+ S O 、HOの如き無機のリガンドであり、特に好ましくはCN−、Cl又はOH″で ある。Co (CN) 2中心を有する多くのコリン錯体が知られている如く、 Co (CN ) 2が中央にある錯体前駆体から出発して水溶液中で前駆体を 等モル量のリガンドと共に保温することにより、A及びBがCN以外のものであ るコバルトコリン錯体を調製することは容易である。
一般式2■に於て、(a+b)は、好ましくは、Mがコバルト(I I)又は( I I I)である場合は2であり、MがN1(I I)である場合は0である 。
一般式21で表される好ましい化合物は、コバラミン(2A)又はネオビタミン B12を、[例えば水性アルカリ(例えばNa0H)又は酸(例えばHCl)と 共に加熱することによる]加水分解する際に形成される、コバルトが中央に位置 する錯体である。
一般式2■で表される特に好ましいコリン−コバルト錯体は、一般式2Jで表さ れる錯体である (ここでR1はNH及びOHから選ばれ、R2はH,CHCHC0OH及びCH CHCONH2から選ばれ、RはH1CH2CH2C○OH及びCH2CH2C ONH2から選ばれ、R4はNHCHC)1(OH)CHOH及びNN2 3  ′ 2から選ばれる)。
一般式2Jで表される特に好ましいコバルト−コリン錯体は、ジアノコバラミン や、ジアノコバラミン−3CN”又はS 02−錯体[即ちA=CN及びB=S CN−又はS 02−を有するジシアノコバラミンの類似体] ;コビナミド( 2Bi)、ネオコピナミド(2Bli)、コブリン酸(2Biii)、ネオコブ リン酸(2Biv)、コブリニン酸(即ちR=R=OH,R=H,R=CH2C H2COOHを有する2Bv)、及びネオコブリニン酸(即ちR1=R4=OH ,R=CH2CH2C○OH,R=Hを有する2Bvi)、即ちA=B=CNで ありa及びbは1である化合物;コピナミド、ネオコピナミド、コブリン酸、ネ オコブリン酸、コブリニン酸及びネオコブリニン酸の類似体、即ちC。
の無機のリガンド、特にC1−及びOH”から選ばれる)により置換されている 類似体である。
本発明の方法は、広い温度範囲にわたって作用することがわかっており、通常温 度が上昇するにつれ分解の割合が増加する。
常温(約20℃)を好適に利用することができ、実際の最適上限は約80℃であ る。場合によっては媒体への放射が好ましい。
本発明の方法に用いる、金属が中央に位置するコリン錯体は、場合によってはア ミン基、アミド基、水酸基、アゾ基及び酸基の如き官能置換基を1以上有するこ とがあり、他の場合には複雑な立体化学構造を有することがあるので、これらの 錯体はそれらを含有する媒体のpH等に依存して多数のイオン化又はプロトン化 型として存在し得るし、また多数の複合型又は対イオン例えばCI−と結合した イオン化型として存在し得る。本発明の方法には、かかる錯体のすべての型及び そのすべての立体異性体が含まれる。
この方法の反応が起きる媒体が還元剤を含有することは、必須である。これらの 無機の還元剤としては、例えば水素化ホウ素、亜ニチオン酸塩、亜硫酸塩、亜燐 酸塩、次亜燐酸塩、サルファイド等が挙げられる。有機の還元剤としては、例え ばジチオエリスレイトール、ジチオスレイトール、メルカプト糖類等を用いるこ とができる。多くのかかる化学的還元剤が当業者によって用いられ周知のことで ある。又、更に又は代わりに、還元環境を造る、又は還元を行うことが可能な微 生物を還元剤として用いることができ、かかるものとしては、例えば土壌中に見 いだされる嫌気性菌が知られている。
本発明の方法は、錯体、有機窒素化合物及び還元剤の広範な濃度範囲にわたって 作用することがわかっている。有機窒素化合物の定量的分解には、媒体が窒素化 合物1モル当り少なくとも1モル当量の還元剤を含有することが重要である。通 常この錯体は本方法に於て用い尽くされることはないが、還元剤から窒素化合物 への電子の転移を補助する触媒として実質的に機能を現す。従って、窒素化合物 に対する錯体の割合は重要でないと考えられる。多くの場合、錯体と窒素化合物 との間の反応の速度は、−次反応を示すことから、分解が起こる割合は錯体と窒 素化合物との相対濃度に依存する。これらは広い範囲で変化することができ、反 応が起こる環境又は媒体に依存する。例えば、本方法は、多くの汚染状況で遭遇 するごとき下はppmレベルまでの窒素化合物濃度で用いることができ、本方法 が窒素多くの場合、媒体中の他の化学物質の存在は、本発明の方法を干渉しない が、過剰量のシアニドイオンは好ましくない。このシアニドは既知の方法を用い て除去することができる。最適のpHは約9である。
工業的環境に於て、本発明の方法は、例えば、好ましい量の金属−コリン錯体と 好ましくない窒素化合物を含有する工業排水とを単に混合し、排水の還元を確認 し、pHを調整し、窒素化合物の量をモニターしながら適当な時間混合液を静置 させることにより用いられる。かかる工業廃棄物又は汚染した河川、湖沼又は陸 地等の他の処理方法は、当業者に明らかであろう。
本発明の分解方法を遂行する好ましいやり方として、錯体を不溶性の基質上に固 定化し、有機窒素化合物を含有する溶液を固定化錯体と接触させる。還元剤の存 在を確実にするために、溶液は還元剤を含有させてもよいし、あるいは吸収又は 結合した還元剤を有する基質を用いてもよい。
本方法を遂行するこのやり方は、本方法を連続または半連続にすることができる 〔即ち分解しようとする溶液(例えば工業又は農業廃液)を、基質上に固定化さ せた錯体を含有する反応床に通すことができる]という有利性を提供する。なお 、本方法は反応床の再生(例えば反応床に還元剤を通過させる)のために中断さ せることのみを必要とする。窒素化合物の分解に好適な滞留時間にするための流 速は、とりわけ分解しようとする化合物の性質、濃度、温度等に依存するが、比 較的簡単な実験によりこれらのパラメーターを決定することができる。
基質は、錯体が固定化できる不溶性物質、さもなければ好ましくは溶液に対し不 活性な物質である。錯体が基質上に強固に固定化することを確実にするために、 コリン環上の官能性置換基と基質上の好ましい官能性置換基間の相互作用により 錯体が基質に化学的に結合していることが好ましい。好ましいコリン錯体(例え ば一般式2J)がその環上にそれぞれカルボキシレート(COOH)及びアミド (CONH2)官能性置換基を有することから、好ましい基質は、その表面上に これらと結合可能な官能基を有する物質である。例えば、基質上のアミン(NH 2)及びアミド基は、錯体上のカルボキンレート基と反応し、又基質上のカルボ キンレート基は、錯体上のアミン基又はアミド基と反応して化学結合を形成する 。
かかる官能基を有する多くの好適な基質としては、特にアフィニイティクロマト グラフイーに通常用いる基質が知られている。例えば、セルロース、アガロース 、デキストロース及びデキストランの如き誘導ポリサツカライド:ポリアクリル アミド。
及び架橋していても良いし非架橋でも良いがポリアクリルアミド−アガロースゲ ルの如きこれらを原料とする共重合体。代用としては、シリカ、アルミナ、チタ ニア又はジルコニアの如き無機酸化物誘導物、又はガラスピーズを用いることが できる。
又、ポリスチレン誘導物又はイオン交換樹脂も用いることができる。
好適な基質は、既知のポリサッカライドの誘導型であるセファロース、特に表面 上にそれぞれアミノ基及びカルボキシル官能基を有するAH−セファロース及び CH−セファロースである。
このやり方に於て、AH−セファロース及びCH−セファロースをコリン錯体の 固定化に用いる場合、固定化の反応手順は以下の通りである。
(ここでnは0,1または2である)。上記で考察した好ましい錯体中のアミド 、ヒドロキシ又はカルボン酸の末端置換基、例えば2J中のC0R1,COR’ 、R2及びR3基を、例えば基質の官能基との相互作用により、かかる錯体を基 質上に固定するために用いることができる。例えば、固定化に於て基質上の好適 な官能部位と、NH2及びC0OH末端R,R,。
R3,及びR4はアミド結合を形成することができ、Coo)I及びOH末端R 2,R3,及びR4はエステル結合を形成することができる。
錯体は、常法、例えばカルボジイミドカップリング剤の使用により基質に直接結 合することができる。初めにコリン錯体を基質に結合させ、次に金属イオンを添 加することが好ましし)。
コリン錯体の基質への結合は常法、例えばカルボジイミドの使用によっても良い が、好ましい錯体、例えば一般式2Jの化合物を、AH−セファロース及びCH −セファロースの如き誘導ポリサッカライドからなる基質に結合させる好ましい 方法は、好適なコリンの含有溶液に懸濁させた基質(pH7)を調製した後、素 早<pT(を12に調整し、次にすぐまたpHを2に調整した後、最後に素早< pHを7にもどすことである。しかる後、基質と固定化コリンを濾過、洗浄した 後、金属イオンを含有する溶液にさらして固定化錯体を形成させる。
このやり方で固定化錯体を調製する場合、基質に結合して0る有機窒素化合物に よって後に引き起こされる問題を減少させるために、コリン錯体の量が、基質上 のすべての結合可能部位を占めるべく必要量より過剰になるような、基質に対す るコリン錯体の割合を用いることが好ましい。又、できる限りすべてのコリン環 が錯化金属イオンを含有することを確実にするために、過剰量の金属イオンを用 いることが好ましい。
本発明の更なる態様によれば、有機窒素化合物を分解する上記方法に用いる上記 の如き、基質上にコリン錯体を固定化させた水不溶性基質が提供される。
かかる基質及び固定化錯体の適切で好ましい形態は、上記に示す通りである。か かる物質は、上記にある如く本発明の方法に於る用途にそれぞれ独立して供給さ れたり、分解しようとする廃液を通過させるカートリッジ内に含有させたりする ことができる。
上記の如く、本発明方法は、好ましくは分解しようとする有機窒素化合物を水溶 液中に溶解させて行う。しかしながら、この方法は、水性媒体中に分散又は懸濁 させたり、固形物又は汚染大気の如くガス中に含有された有機窒素化合物の分解 に供することができる。
例えば、固形物を処理する場合は、窒素化合物を分解しようとする水相中にそれ が分配されるように固形物を水性媒体中に溶解又は懸濁させることができる。ガ ス状のものを処理するためには、ガスをコリン錯体及び還元剤含有水性媒体を通 して単に泡立てればよい。ガス処理の好ましい方法に於て、上記の如き金属が中 央に位置するコリン錯体を固定化させた基質の反応床を充填させたカラムにガス を通過させ、溶解させた還元剤を含有する水性媒体の水流をもこの反応床を通過 させる。
又、本発明は、本発明方法を用いた有機窒素化合物の分解装置を提供する。好ま しくは、この装置は、上記の如く錯体を上に固定化させた基質を用い、かかる錯 体を含有しかつ化合物含有液体又はガスを通過させることが可能な反応床を本体 に含む。
かかる装置の本体の有利な形態としては、取り替え可能なカートリッジがある。
本発明の分解方法を遂行する更なるやり方に於て、使用に先立ち、遊離タイプ又 は固定化基質に固定されたタイプの、いずれかのコリン錯体を好適な量の還元剤 と混合することかできる。
続いて、かかる混合物を、分解しようとする有機窒素化合物を含む環境に(例え ば処分に先立ちこれらの化合物を入れるために用いた容器に)導入すればよい。
除草剤Dinoseb (デイノセブ)及びTriflurafin(hリフル ラリン)、及び殺虫剤Parathion(パラチオン)の構造を示す図1及び 本発明方法を用いた廃液分解装置を示す図2及び3を参照として実施例により本 発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(1)コバラミンの加水分解 水で平衡にしたフラクトゲルTSK40 (カラム寸法2×50cm)を用いた ゲル濾過に先立ち、コバラミン(2A)(80mg)を3M NaOH(20m りに溶゛解させ80℃で72時間保温した。コバラミン画分をポンプで80m1 /hrの流速にして水で溶出させた。コバラミン画分の質量分析器による分析は 、コブリニン酸又はその異性体の形成につながる、コリン環をとりまくりバゾー ル部分及びアミノ基の両者の損失市販品として入手したンアノコバラミンの試料 (15μg)を、100mMhリス/)TCI緩衝液(i50 u l) pH 9,0に溶解させ、続いて種々のリガンドの等モル溶液と共に暗所で37℃で3 0分間保温した。コリン/リガンド錯体試料(10μl)を取り出し、窒素化合 物分解能力を分析した。各試料の吸収スペクトルを記録式分光光度計(Shim adzu M。
del UV 24.0.V A Howe、oントン)で250から700n mの範囲で測定した。
(3)コピナミドからのシアニドリガンドの除去コピナミド(2Bi、中央のコ バルトIIIイオンに複合した2個のCNリガンドを有する)(10mg)を水 (10ml)に溶解させ、O,LM HCIを加えてpH2,0にした。酸添加 前後の試料の吸収スペクトルを記録式分光光度計で250から700nmの範囲 で測定した。この酸添加試料を一晩凍結乾燥させた後100mMトリス/HCI 緩衝液(10ml)。
pH9,0に再溶解させ、O,OIM NaOHの添加によりpHを9.0に調 整した。しかる後、試料の吸収スペクトルを再決定した。試料(10μm)を1 00mMトリス/HCI緩衝液(90ml)、pH9,0中に希釈し、この希釈 液の10μlを用いて有機窒素化合物分解能を分析した。
(4)CH−セファロース4B上へのコバラミンの固定化CH−セファ0−ス4 B(2g)を0.5M NaC1(20ml)中で膨潤させ同じ溶液(400’ ml)で洗浄した。しかる後このセファロースを脱塩水で洗浄してpH4,5( 100ml)にした。コバラミン(2A)(40,mg)を水(40ml)に溶 解させセファロースに添加した。このスラリーのpHをpH5,0に調整し、続 いてEDCを最終濃度100mMになるように加えた。スラリーを暗所で室温で 一晩撹拌した後、蒸留水で洗浄した。コバラミンのCH−セファロース4Bへの 固定化に於て、7’ミドのカルボニル基の存在に起因すると思われる問題に遭遇 した。
AH−セファ0−ス4B(2g)を0. 5M NaC1(20ml)中で膨潤 させ同じ溶液(400ml)で洗浄した。しかる後このセファロースを脱塩水で 洗浄してpH4,5(100ml)にした。上記1に於る如く調製したアルカリ 変性コバラミン(40mg)を水(40m l)に溶解させセファロースに加え た。スラリーのpHをpH5,、oに調整し続いてEDCを最終濃度100mM になるように加えた。スラリーを暗所で室温で一晩撹拌した後、蒸留水で洗浄し た。
QAE−セファデックスA−50(5g)を上記1に於る如く調製したアルカリ 変性コバラミン(4mg/m I ; 100m1)と20分間混ぜ合わせた後 、カラムに注ぎ入れ使用に先立ち蒸留水(250ml)で洗浄した。
(7)コリンのアンバーライトX、 A D −2上への固定化アンバーライト XAD−2(4g)を、100mMトリス/HCI、pH7,(20ml)中に 溶解させたコバラミン(2A)(80mg)溶液に加えた。しかる後アンバーラ イトを同じ緩衝液(200ml)で洗浄した。この基質とコリンの水での洗浄に より、アンバーライトからコバラミンが徐々に溶出することが分かった。
(8)変性コバラミンのポリスチレンビーズ上への固定化上記2に於る如く調製 したアルカリ変性コバラミンを、ヒドラジド又はアルキルアミン部分のいずれか の官能基により異なる二つのタイプのポリスチレンビーズ上に固定させた。ヒド ラジド誘導ポリスチレンビーズ(直径6mm)(25)を、アルカリ変性コバラ ミン溶液(4mg/ml水;10m1)に移し、pHを5.5に調整した後ED Cを最終濃度100mMになるように添加した。暗所、室温でボトルローラー上 で一晩混合した後、使用に先立ちビーズを蒸留水で洗浄した。
アルキルアミン誘導ポリスチレンビーズ(25)を、アルカリ変性コバラミン( 4mg/ml水対エタノール容積で1=1;10m1)溶液中に移し、pHを8 .0に調整した。暗所、室温でボトルローラー上で2時間混合した後、使用に先 立ちビーズを蒸留水で洗浄した。
(9)窒素化合物の分解 トリス/HCI緩衝液(pH9) 、5mMジチオトレイトール、2mMの有機 窒素化合物及び50μg / Lのコリン錯体を含む水溶液を調製した。用いた コリン錯体はジアノコバラミン(2A)及びコピナミド(2Bi)である。反応 容器を窒素で満たした後、37℃で30分間保温した。この混合液を2mlのへ キサン:ジエチルエーテル(容積で85:15)で抽出し、この抽出液0. 5 μlを電子捕獲GLCにより分析した。このクロマトグラフは、100/120 メツシユの5upelc。
port上に3%の5E30を充填した1、5mx4mmのシラン化ガラスカラ ムを装備しており、担体ガスとして窒素(40m ] /分)を用いた。注入器 及び検出器は250’Cに維持し、一方力ラムオーブンはL90’Cに維持した 。
分解の反応速度を算定するために、以下の反応混合液、即ち5mM DTT及び 10mg/リットルの窒素化合物を含有する10m1)リス/HCI緩衝液、p H9,0を用いた。この混合液を37℃で平衡化した後100μlの錯体溶液( 1μg/10μl)を加えた。反応容器を窒素で置き替えた後、ブチルゴム膜で シールし37℃で保温した。5分間隔で注射器を用いて0.5mlの試料を採集 し、1mlのヘキサン:ジエチルエーテル(容積比で85:15)で抽出し、こ の抽出液0. 5μlを上記の如きGLCにより分析した。
結果 以下にリストアツブした窒素化合物を上記の如きコリン錯体で処理した。リスト した生成物への変換を、5〜10分後に37℃で定量し、ガス液体クロマトグラ フィーを用いて生成物を同定した: 1.2−ジニトロベンゼン 1.2−ジアミノベンゼン1.4−ジニトロベンゼ ン 1.4−ジアミノベンゼンクロロニトロベンゼン クロロアミノベンセンニ トロトルエン アミノトルエン ニトロベンゾエート アミノベンゾエートDinoseb Trjfluralin 該当するNH2−を含む化合物Parathion 100mgのビタミンB12を3Mの水酸化ナトリウムに溶解させ、70℃で1 8時間保温した。冷却しながら蒸留水で100m1に希釈し、この溶液を7gの QAEセファデックス八−へ5(商標、ファルマシアケミカルズ、Upsala 、スウェーデン)と混合した。このスラリーをクロマトグラフィーカラム(容量 75m1)に充填し、100mM1−リス/HCI緩衝液pH8,5で平衡化し た。このカラムを室温(20℃)で操作した。
しかる後、このカラムを流速1ml/minで25μg/mjの2−二トロトル エン含有トリス/)(CI緩衝液pH8,5で再平衡化した。平衡化後、25μ g / m、 Iの2−二トロトルエン及びジチオスレイトール(5mM)含宵 トリス/HCI緩衝液pH8,5を、流速0.75.1.5及び3ml/min でカラムを通過させた。
カラム内に於る流速0.75m1/minでの保持時間は69分であった。1. 5及び3ml/minでの保持時間はそれぞれ55分及び17分であった。これ はカラムの内容積520m3に基づく。
最も遅い流速(0,75m l/m i n)では、廃液中に2−二トロトルエ ンを検出できなかったことから、これは全面的に2−アミノトルエンに変換され ている。中間の流速1.5ml/minでもやはり2−ニトロトルエンは検出不 可能であった。
しかしながら、この流速ですべてが2−アミノトルエンに変換されたわけではな く、その約70%が2−アミノトルエンとして30%が中間体として存在した。
最も速い流速の3ml/minでは、廃液中の2−二トロトルエンは12.5μ g/ml濃度、即ち流入開始濃度のほぼ50%存在した。
(11)分解装置 図2及び図3は、それぞれ本発明方法による水性又はガス状廃棄物の分解用装置 を示す。
この装置は、上端に上方閉鎖器(12,22)及び下端に下方閉鎖器(12A、 22A)を有する胴体(11,21);胴体(11,21)と、取り外しはき( が必要に応じて水又は空気を通さない閉鎖器(12,12A、22.22A)と の間のシール(13,23)からなる。各胴体には、コリン錯体、例えば上記4 〜8 (14,24)をその上に固定化したポリスチレンビーズが保持グリッド (15,25)により胴体(11゜21)に動かないように保持されて大量に充 填されている。
下方閉鎖器(12A)は、バルブ(16)、(17A)により流れを調整するこ とのできる注入口(16)、(17)と連結している。上方閉鎖器は、バルブ( 18A)により流れを調整することのできる排出口(18)と連結している。
下方閉鎖器(22A)には、注入口(26)及び排出口(27)が連結しており 、これらを通過する流れはバルブ(26A)及び(27A)により調整すること ができる。上方閉鎖器(22)には注入口(2日)が連結しており、そこを通過 する流れはバルブ(28A)により調整することができる。チューブ(28)は 閉鎖器(22)内のスプリンクラ−(29)と連結している。閉鎖器(22)に は、さらに排出口(30)がついており、そこを通過する流れはバルブ(30A )により調整することができる。
分解しようとする水性廃液は、注入口(16)を通過させる。
還元剤溶液は注入口(17)を通過させて廃液と混合する。その混合液を、胴体 (11)を通過させることにより、分解が起こるビーズ(14)と接触させる。
分解した廃液は、排出口(18)から排出する。
分解しようとするガス状廃液は、注入口(26)を通過させる。同時に、すべて のビーズ(24)を還元剤で湿らすようにして、還元剤溶液を注入口(28)を 通過させる。ガス状廃棄物がビーズ(24)と接触することから、廃棄物の分解 が起き、分解した廃棄物は排出口(30)から排出する。過剰の還元剤は、排出 口(27)から排出し、例えば図1の装置で処理してもよいし、別の方法で処分 しても良い。
グリッド(15,25)は、ビーズ(14,24)の脱落を防ぐ。排出口(18 ,3,0)から排出した廃液をモニターして、ビーズ(14,24)の消耗が明 らかである場合は、シール(13,23)をはがして、新しい胴体全体(1’1 .21)を、取り替えのきく分解カートリッジとして置き替える。
下記の文献は明細書中に引用されたものである。
Mansuy D、 Fontecave M、 BiocbOmicユl a nd Biophysical Re5earch Co+獅高浮氏| 1cations (1982) 10i4(J 1651−1657M1va  CT、 Walsh J S、 Prog、 ]laa、 CILn、 Pl mrmac、 (19fM3) l 27−62Lindeke B、 Pau laen−5elrmn [1,I’roH,Dtzs、 C11n、 Pha r+mc (1988) =63−102゜ 5hotヒar D A、 J−1norg−Nucl CIout (197 71+ J3+ 721−727、Bieniek D、 Moga P N、 に1ain ’d andにOrヒe F (1970)、 Teヒrahed ron Let煤B i17.4055−4058゜ Jagnow G、 Haider K、 Ellwart P C* (19 771+ Arch−Microb4o1.115.2E1T゜ Bonnett R,Godfrsy J M、Math V B J、Che lIl、Sac、(C)(1971) フ736−3744f)。
Cos&auer A、l1eiss K、G5tza 11. Inhoff cn H+ Liabigs 八nn、Chew、(197V) 148o−11J99・ Barmann D、 Fischli人、 Keese n、 Eschan moser A、 Angew、 Chem、 Int、 ddn。
(1967) 6(10) B68−8n。
!!iegxnowski R,Fr1edrich 讐、Z、Naturfo rsch、(1980) ユ6 .9−15Holze C,Gosaauer  A、He1v、CMI++、人cta (19’16)% 1567− 15 70゜補正書の写しく翻訳力提出書(特許法第184条の8)12. カルボン 酸及びアミドの末端置換基が、式(CH,l)−特許庁長官 栗 沢 亘 殿  平成3年11月8日Dm1、特許出願の表示 PCT/GB 90100715 2、発明の名称 有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解3、特許出願人 住所 イギリス国、ロンドン・エヌ・ダブリュ・9・5・イー・キュー、コリン ディル・アベニュー、61 名 称 ザ・パブリック・ヘルス・ラボラタリイ・サーヴイス・ボード4、代理  人 東京都新宿区新宿1丁目1番14号 山田ビル6、添附書類の目録 通 COX [ここでnは0〜3を表し、XはOH又はN RIR2(R及びR2は 互いに独立に水素、Cl−10のアルキル基、又はm及びpが互いに独立に1〜 5である(CH2)lIICH(OH) cp H2p+ lを表す)]を有し 、ヒドロキシ末端置換基はOH基及びnが1〜5である(CH2)nOH基から 選ばれることを特徴とする請求項11に記載の方法。
13、環上の他の置換位置が、水素により占められていない場合、C1−8のア ルキル基、アミノ基、シアノ基、エステル基又は単環式置換基により占められる ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
14、Mがコバルトであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
15、A及びBがCIO−,5CN−、So −、S 0−、R20,OH−、 CN−及びC1″から選ばれる成分であることを特徴とする請求項14に記載の 方法。
It、錯体が、コバラミン又はネオビタミンB12を水性アルカリ又は酸により 加水分解する際に形成される、コバルトが中央に位置する錯体であることを特徴 とする請求項14に記載の方法。
17. コリン錯体が、下記一般式2J。
を有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
国際調査報告 国際調査報告 I^+mmwm内a1^−eke@1.・”ePCT/GR9010071’+ 国際調査報告

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有機窒素化合物をその還元生成物に分解する方法において、金属が中央に位 置する環構造を含有するコリン錯体の存在下で前記化合物と還元剤とを反応させ ることを特徴とする方法。
  2. 2.窒素化合物が脂肪族又は芳香族のニトロ化合物またはニトロソ化合物である ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 3.前記化合物が、芳香環に直接結合した1個以上の−NO2′−NO又は−O NO2基を含有する芳香族化合物であることを特徴とする請求項2に記載の方法 。
  4. 4.前記化合物が、ニトロベンゼン類、ジニトロベンゼン類、ニトロソベンゼン 類、又はこれらのフェニル環上もしくは側鎖上に1個以上のアルキル基、ハロゲ ン基もしくはカルボキシレート置換基を有する上記化合物の類似体から選ばれる 成分であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 5.窒素化合物がニトロベンゼン、ニトロソベンゼン、ジニトロベンゼン、クロ ロニトロベンゼン、ニトロアルキルベンゼン及びニトロベンゾエート類から選ば れる成分であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 6.窒素化合物が、脂肪族もしくは芳香族のチオシアネート、イソチオシアネー ト又はニトリル、N−オキサイド、オキシム、アゾキシ化合物、ニトロパラフィ ン、ニトロオレフィン、ハロゲノニトロパラフィン、ニトロニトロソ化合物、ニ トロル酸、ニトロソアミン、ニトロアミン、又はニトロソアルキルヒドラジンで あることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 7.窒素化合物が ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、 化学式、表等があります▼から選ばれる成分であることを特徴とする請求項3に 記載の方法。
  8. 8.コリン錯体が、一般式2I: ▲数式、化学式、表等があります▼(2I)(ここで、このコリン環構造が表す ものはコリン環の異性体及びコリン環の周囲が置換された形態すべてを含み、M は周期律表の群2,5,6,7,8,9,10,11又は12から選ばれる金属 のイオン又は原子を表し、A及びBは同じでも異なってもよい共配位リガンドを 表し、a及びbは互いに独立に0又は1を表す)を有することを特徴とする請求 項1に記載の方法。
  9. 9.コリン錯体がシアノコバラミン(ビタミンB12、コバラミン、一般式2A )であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 10.コリン環が異性体: ▲数式、化学式、表等があります▼ を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 11.環上の2,3,7,8,12,13,17又は18位の1個以上にアミド 、ヒドロキシ又はカルボン酸の末端置換基が8個まで存在することを特徴とする 請求項8に記載の方法。
  12. 12.カルボン酸及びアミドの末端置換基が、式(CH2)nCOX〔ここでn は0〜3を表し、XはOH又はNR1R2(R1及びR2は互いに独立に水素、 C1−10のアルキル基、又はmとpが互いに独立に1〜5である(CH2)m CH(OH)CpH2p+1を表す)]を有し、ヒドロキシル末端置換基はOH 基及びnが1〜5である(CH2)nOH基から選ばれることを特徴とする請求 項11に記載の方法。
  13. 13.環上の他の置換位置が、水素により占められていない場合、C1−8のア ルキル基、アミノ基、シアノ基、エステル基又は単環式置換基により占められる ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 14.Mがコバルトであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. 15.A及びBがClO4−,SCN−,SO3−,S2O3,H2O,CN− 及びC1−から選ばれる成分であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 16.錯体が、コバラミン又はネオビタミンB12を水性アルカリ又は酸により 加水分解する際に形成される、コバルトが中央に位置する錯体であることを特徴 とする請求項14に記載の方法。
  17. 17.コリン錯体が、下記一般式2J:▲数式、化学式、表等があります▼(2 J)を有することを特徴とする請求項14に記載の方法。 (ここでR1はNH2及びOHから選ばれ、R2はH,CH2CH2COOH及 びCH2CH2CONH2から選ばれ、R3はH,CH2CH2COOH及びC H2CH2CONH2から選ばれ、R4はNHCH2CH(OH)CH3,OH 及びNH2から選ばれる)
  18. 18.コリン錯体が、コビナミド(2Bi)、ネオコビナミド(2Bii)、コ ブリン酸(2Biii)、ネオコブリン酸(2Biv)、又はこれらの中央のC o(CN)2がCoAB中心(ここでA及びBはCl−又はOH−を表す)によ って置換された上記化合物の類似体であることを特徴とする請求項17に記載の 方法。
  19. 19.コリン錯体が、コブリニン酸(R1=R4=OH,R2=H,R3=CH 2CH2COOH)、ネオコブリニン酸(R1=R4=OH,R2=CH2CH 2COOH,R3=H)、又はこれらのCo(CN)2中心がCoAB中心(こ こでA及びBはCl−又はOH−を表す)によって置換された上記化合物の類似 体であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 20.コリン錯体が、不溶性基質上に固定化されて成り、有機窒素化合物含有溶 液がこの固定化錯体と接触することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記 載の方法。
  21. 21.基質が、誘導ポリサッカライド類、セファロース、セルロース、アガロー ス、デキストロース、デキストラン、ポリアクリルアミド類及び/又はそれらの 共重合体、無機酸化物誘導物、ガラスビーズ、ポリスチレン誘導物又はイオン交 換樹脂から選ばれる成分であり、錯体が、コリン環上及び基質上の官能性置換基 間の化学的相互作用により基質上に固定されていることを特徴とする請求項20 に記載の方法。
  22. 22.請求項20に於て請求した方法での用途に好適であり、コリン錯体が上面 に固定化されている水不溶性基質。
  23. 23.固定化されたコリン錯体を有する不溶性複合体の反応床を有し、有機窒素 化合物を含む液体又はガスがその反応床を通過可能であることを特徴とする、請 求項20に記載の方法を用いた有機窒素化合物の分解をなす装置。
JP2507188A 1989-05-10 1990-05-09 有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解 Pending JPH05502596A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8910760 1989-05-10
GB898910760A GB8910760D0 (en) 1989-05-10 1989-05-10 Corrin mediated degradation of organic nitrogen compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05502596A true JPH05502596A (ja) 1993-05-13

Family

ID=10656524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2507188A Pending JPH05502596A (ja) 1989-05-10 1990-05-09 有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5470545A (ja)
EP (1) EP0471729B1 (ja)
JP (1) JPH05502596A (ja)
AT (1) ATE135244T1 (ja)
AU (1) AU633095B2 (ja)
BR (1) BR9007359A (ja)
CA (1) CA2051410A1 (ja)
DE (1) DE69025930T2 (ja)
DK (1) DK0471729T3 (ja)
ES (1) ES2084694T3 (ja)
FI (1) FI915286A0 (ja)
GB (1) GB8910760D0 (ja)
NO (1) NO914371L (ja)
WO (1) WO1990013336A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518727A (ja) * 2004-01-08 2007-07-12 ウニヴェルジテート・チューリッヒ 配位子としてビタミンb12を有する金属錯体

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7887709B2 (en) * 2005-11-30 2011-02-15 Shaw Environment & Infrastructure, Inc. System and method for catalytic treatment of contaminated groundwater or soil
EP2248904A1 (en) * 2009-05-05 2010-11-10 Metabolic Explorer Continuous culture for 1,3-propanediol production using high glycerine concentration
US20110076598A1 (en) * 2009-09-30 2011-03-31 Academia Sinica Corrin compound fuel cell catalysts

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3252892A (en) * 1964-09-22 1966-05-24 Universal Oil Prod Co Oxidation of mercapto compounds using corrinoid catalyst
US4128621A (en) * 1976-10-28 1978-12-05 Uop Inc. Production of ammonia
US4256670A (en) * 1979-11-15 1981-03-17 Uop Inc. Production of amino substituted aromatic compounds
DE3012674A1 (de) * 1980-04-01 1981-10-08 Heiner Dipl.-Chem. Dr. 8000 München Eckert Verfahren zur reduktion von reduzierbaren gruppen und dessen anwendung
US5004551A (en) * 1990-06-22 1991-04-02 Abb Environmental Services Inc. Catalytic oxidation of hazardous wastes
US5032291A (en) * 1990-06-22 1991-07-16 Abb Environmental Services Inc. Catalytic reduction of nitro- and nitroso- substituted compounds
US5120453A (en) * 1990-12-24 1992-06-09 Uop Oxidative removal of cyanide from aqueous streams

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518727A (ja) * 2004-01-08 2007-07-12 ウニヴェルジテート・チューリッヒ 配位子としてビタミンb12を有する金属錯体

Also Published As

Publication number Publication date
AU5567590A (en) 1990-11-29
NO914371D0 (no) 1991-11-08
GB8910760D0 (en) 1989-06-28
ES2084694T3 (es) 1996-05-16
NO914371L (no) 1991-11-08
DE69025930T2 (de) 1996-08-14
US5470545A (en) 1995-11-28
AU633095B2 (en) 1993-01-21
WO1990013336A1 (en) 1990-11-15
ATE135244T1 (de) 1996-03-15
EP0471729B1 (en) 1996-03-13
CA2051410A1 (en) 1990-11-11
DE69025930D1 (de) 1996-04-18
FI915286A0 (fi) 1991-11-08
EP0471729A1 (en) 1992-02-26
BR9007359A (pt) 1992-04-28
DK0471729T3 (da) 1996-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Schmelling et al. Photocatalytic transformation and mineralization of 2, 4, 6-trinitrotoluene (TNT) in TiO2 slurries
US5032291A (en) Catalytic reduction of nitro- and nitroso- substituted compounds
Agrawal et al. Reduction of nitro aromatic compounds by zero-valent iron metal
Liou et al. Oxidation of explosives by Fenton and photo-Fenton processes
US3640821A (en) Reductive degradation of halogenated pesticides
Stevenson et al. Nitrosation of soil organic matter: III. Nature of gases produced by reaction of nitrite with lignins, humic substances, and phenolic constituents under neutral and slightly acidic conditions
CA1338313C (en) Use of metal chelate complexes in dehalogenation
Frierdich et al. Rapid reduction of N-nitrosamine disinfection byproducts in water with hydrogen and porous nickel catalysts
US5345032A (en) Use of metal chelate complexes in dehalogenation
JPH05502596A (ja) 有機窒素化合物のコリンを仲介とする分解
WO2008012953A1 (en) Alkylation composition, and method for detoxification of toxic compound using the composition
Huang et al. Transformation of the plant growth regulator daminozide (alar) and structurally related compounds with cuii ions: Oxidation versus hydrolysis
KR20060081883A (ko) 영가 철 및 망간산화물을 이용한 방향족 질소화합물의처리 방법
JP3287301B2 (ja) ダイオキシン類の分解方法
Nguyen et al. UV induced degradation of herbicide methyl viologen: kinetics and mechanism and effect of ionic media on degradation rates
WO2008012950A1 (fr) Formule pour alkylation et méthode de détoxication d'un composé toxique à l'aide de ladite formule
Halim et al. Cyanide contamination of soil and water: Sources, toxicity, and potential remediation strategies
Pare et al. KINETICS OF REDUCTION OF ANILINE BLUE DYE USINGZERO-VALENT IRON (Fe 0)
Qiang et al. In-depth study of the key factors affecting the degradation of antibiotics by carbon nitride and its modified photocatalytic materials
KR101436589B1 (ko) 화약물질 분해용 촉매 및 이를 이용한 화약물질 분해방법
CN114196407A (zh) 一种4-硝基氯苯污染土壤的化学氧化修复药剂及修复方法
JP2007308518A (ja) 処理剤、処理剤の製造方法および処理方法
Kearney et al. UV-ozonation and land disposal of aqueous pesticide wastes
Jarand et al. Degradation products of TNT after fenton oxidation in the presence of cyclodextrins
Arshad et al. Photocatalytic reduction of aqueous carcinogenic pollutants on CdS-polymer nanocomposites