JPH05502474A - ボールミリング装置および方法、および金属アモルファス材料の生産 - Google Patents

ボールミリング装置および方法、および金属アモルファス材料の生産

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JPH05502474A
JPH05502474A JP51348990A JP51348990A JPH05502474A JP H05502474 A JPH05502474 A JP H05502474A JP 51348990 A JP51348990 A JP 51348990A JP 51348990 A JP51348990 A JP 51348990A JP H05502474 A JPH05502474 A JP H05502474A
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ニンハム,バリー,ウィリアム
カルカ,アンドルゼユ
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【発明の詳細な説明】 ポールミリング装置および方法、および金属アモルファス材料の生産 技術分野 本発明はポールのミリングおよび機械的合金化に関する。更に詳しくは、第1の 概念において、研磨および合金化(低温合金化および高温合金化の両方)に使用 される改良されたボールミルに関する。第2の概念において、界面活性剤の添加 を伴う粉末の湿式ミリングのための改良された技術に関する。第3の概念におい て、機械的合金化によって結晶化した金属ガラスリボンからアモルファス材料を 生産することに関する。
発明の背景 ボールミルおよびアトリター(attritor)は微細粉末を生産するのに長 年にわたって使用されてきた。ボールミルにおいて充填粉末に対する入力エネル ギーは、ミル、円筒セルもしくは容器(vial)か水平軸線の回りに回転する ことによって与えられ、ミル内部の硬質ボールはミル内部の充填物質と一緒にも しくはその上で転勤されるようになされる。アトリターにおいては、充填ボール を攪拌するのに金属アームか使用される。
40頁(1976)のワイ・ニス・ベンジャミン氏の論文において彼により喚起 されたように、1970年代初期には、粉末を作り出すことに加えてホールミリ ングか粉末元素から新しい合金を合成するような固体状態での反応を生み出すの に使用てきるということが評価された。
また、ホールミリングは合金構造を変えることのてきることか発見された。これ らの技術の第1 (合金の合成)の技術は“機械的合金化”として知られており 、第2の技術は“機械的研磨(グラインディング)”と称されている。
機械的合金化か新しい材料を生産するのに使用されるとき、微細構造を存する粉 末粒子の混合物において繰り返し行われる溶着、破砕および再溶着は、急速相互 拡散プロセスと組合わされるのである。
機械的合金化および機械的研磨の何れも振動ミル技術或いは回転ミリング技術の 何れかを使用して行われる。
振動フレームミルにおいては、硬化されたスチールボールか充填粉末の上に実質 的に垂直方向に衝突される。粉末の局部的な過熱かミルの構造に原因して発生す る。この局部的過熱は排除することは困難である。更に、粒子の混合は非常に緩 やかに行われる(また、あるミル設計によれば殆と生じない)。従って、スチー ルポールかミルチャンバーすなわち容器の内壁面の円弧に沿って転動されるよう な回転ミルか、機械的合金化に好ましいとされる。
回転ミルにおいて、充填粉末はチャンバーの内面上に広げられる。このことはチ ャンバー内部に発生した熱かチャンバーの円筒壁を通る伝熱によって除去される ことを保証し、また、粉末成分の有効な混合か行われることを保証する。しかし ながら回転ミルを使用すると、回転ボールミルを使用したときに振動フレームミ ルにて達成されるようなボールの衝突エネルギーを与えることは不可能となる。
ボールミルかミル加工されるボールに過度の冷間溶着を生じさせてしまうという 理由によって、幾つかの合金はボールミル技術を使用して製造することか困難と されていた。例えばアルミニウムおよびマグネシウムを含有する合金を生産する ためにボールミルか使用されると、冷間溶着によって合金化された材料の塊が生 しることになり、このような塊は固体状態の反応を抑制してしまう。
この問題点を有機溶剤を使用することによって解決するているビー・ニス・ギル マン氏およびダブリュー・ディ・−・エックス氏の論文において彼等によって報 告されている。ギルマン氏およびエックス氏による有機溶剤の潤滑剤としての使 用は冷間溶着および破砕の間のバランスを達成して、粒子寸法を小さく且つ狭い 寸法分布の範囲内に維持することを可能にした。それにも拘らずに、アルミニウ ムおよびマグネシウムの粉末、および乾式ミル加工されたときに過度の冷間溶着 か生じることを示すようなその他の粉末を湿式ミリングすることは、機械的合金 化において限られた成功のみしか得られなかった。
チタンおよび炭素の粉末混合物、或いはアルミニウムおよびチタンの粉末混合物 、かボールミル加工されるときにも問題か発生する。これらの粉末混合物はボー ルミル加工されると“十ノ構造” (平均粒子寸法か100ナノメートルの程度 の粉末)を形成し1.:れは空気やその他の酸素豊富な雰囲気に曝されると爆発 的に酸化するのである。
長いボールミリング時間を必要とする極めて微細な粉末を機械的合金化させる、 すなわち生産するときに特に遭遇する他の問題点は、製品とされる合金すなわち 粉末かホールミルにて使用されたスチールボールから発生した粒子によって汚染 されてしまうことである。
金属アモルファス材料は機械的、化学的および磁性的な性質の組み合わせを育し 、これらの性質は工業的な開発にて高いポテンシャルを有している。それらの有 利な機械的性質の中には延性、強度および硬度が高いことである。多くの金属ア モルファス材料か示す磁気的な柔軟さは、様々な磁気的応用において特に重要と なる。
金属アモルファス材料は(a)溶融材料からの急冷、(bl蒸着、および(C)  電気化学的プロセス、を使用して製造される。はとんと全ての金属ガラス(ガ ラスとはここてはアモルファス、すなわち非結晶材料、を意味している)は、単 一ローラー急冷技術を使用して溶融材料から急冷することでリボン状に製造され てきた。これらのυホンの厚さは冷却速度によって制限され、約lOマイクロメ ー1−ル〜約80マイクロメ−1−ルて変化することかできる。
工業的応用のためには、嵩張ったガラス質の合金構造を生産することか必要とさ れる。幾つかの方法か金属ガラスのリホンを合体させるために使用され□てきた 。冷間および温間における加圧合体、超音波溶着、爆発溶着、そして動的締固め かすへてこれらの特定の合金を嵩張った状態に変換させるのに使用されてきた。
しかしながらこれらの全ての合体方法は実験段階にあり、はとんと全てのアモル ファス材料は粉末状態で生産されている。
アモルファス粉末を製造する方法には、fa)改良したローラー技術を使用する 溶融材料からの直接鋳造方法、(b)スパーク腐食方法、(C)ガスー水霧化プ ロセス、(d)スパッタリングおよびfe)プラズマ溶射付着方法、かある。こ れらの方法のすべては望ましくない形状粒子(1ミクロンメートル〜40ミクロ ンメートルの広い範囲で寸法が変化するフレーク、粗雑な球体、或いは非常に不 規則な粒子)を生産し、および/または生産できる材料の品質か制限されてしま うような関連する欠点を有している。従って全体かアモルファスである粉末の生 産には限られた成功しか得られていなかった。
本発明の第1の概念における目的は、振動−フレームミル技術の衝突エネルギー が冷却の間に達成され、また回転ミル技術における粉末混合特性が保持されるよ うな改良されたホールミルを提供することである。本発明の第1の概念の池の目 的は、ミリングプロセスのエネルギーすなわち強さか変化可能且つ制御可能なホ ールミルを提供することである。
これらの目的は、回転ボールミルの円筒形チャンバーを常磁材料で構成し、チャ ンバーの外側に少なくとも1つの磁石を、(1)磁石(または複数の磁石)がチ ャンバーの回転軸線を中心とした円弧に沿ってチャンバーの回りを移動できるよ うに、または(II)磁石(または複数の磁石)の位置か、チャンバーの回転軸 線を中心とする円弧上にそれぞれ位置された多数の取り付は位置の間で変化でき るように、取り付けることによって達成される。
このようにして磁石(または複数の磁石)を取り付けることは、チャンバーが回 転されたときにボールミルのスチールポールの正常な動きの攪乱を生しさせる。
特に磁石かチャンバーの垂直下方に配置されたときには、チャンバー内部でのボ ールの回転およびチャンバーの充填粉末との接触時間の両方において増大か生じ る。磁石がチャンバーの一方の側で高い位置へ移動する際に、各ホールはミルの 充填物質(他のボールを含む)へ向けて落下する前に磁石によって持ち上げられ て、大きな衝突エネルギーを発生するようになされる。チャンバーの回りの磁石 の中間位置において、スチールボールは増強された衝突エネルギー、およびミル 内部の充填粉末との強められた接触および混合、の組み合わせを与えるのである 。
従って、本発明の第1の概念によれば、(a) (i)実質的に球形のチャンバ ーの場合には、実質的に水平な軸線の回りて回転できるように、また、(ii) 実質的に水平なシリンダー軸線を有するほぼ円筒形のチャンバーの場合には、そ のシリンダーか軸線の回りて回転てきるように、取り付けられている実質的に球 形またはほぼ円筒形のチャンバー、および (b) チャンバー内部の複数のスチールボール、を含んて構成され、 (C) チャンバーか常磁性材料で作られており、(d) ボールの作られてい るスチールか強磁性材料であり、そして (e) 少なくとも1つの磁石かチャンバーの外側に取り付けらね、この磁石も しくは各磁石か(1)チャンバーに浸透する磁力線を有し、また、(11)チャ ンバーの回転軸線にその曲率中心を有する円弧に沿った複数の位置の間を移動可 能とされている。
ことを特徴とするボールミルか提供される。
上述にて注目したように、また、この明細書の後段にて更に詳細に説明されるよ うに、磁石(または複数の磁石)はチャンバーの回転軸線にその曲率中心を有す る円弧に沿って移動できるように取り付けられるか、或いはチャンバーの回りの 複数の個別の位置に再配置できるように取り付けられる。これらの個別の位置の 各々はチャンバーの回転軸線に実質的にその曲率中心を存する円弧上に位置され るのである。
磁石(または複数の磁石)は電磁石或いは永久磁石とされることかできる。
本発明の第2の概念における目的は、アルミニウムおよびマグネシウムの粉末、 および乾式ミル加工されると過度の冷間溶着によって塊を生[、る傾向を見せる ようなその他の粉末の機械的合金化を可能にする方法を提供することである。本 発明の第2の概念の他の目的は、ポールミリングによって通常はナノ構造を形成 し、且つまた空気に曝されたときに爆発的に酸化するような粉末か安全にボール ミル加工できるようになされる方法を提供することである。本発明の第2の概念 の更に池の目的は、ミル加工された材料かミル機械のスチールボールの材料によ って汚染されることを軽減したホールミリング方法を提供することである。
本発明の第2の概念における、:れらの目的は、ミル加工されるべき材料を湿式 ボールミリングし、またミル機械に界面活性剤を通常は有機溶剤に含めて添加す ることによって、達成される。添加される界面活性剤の1はボールミルされる材 料の全表面上に界面活性剤の単分子層を形成するのに十分な量とされねはならな い。ボールミリングの最終生産物の性質に関する幾つかの制御か、池の界面活性 剤のグループから特定の界面活性剤を選択することによって達成てきる。しかし ながら湿式ホールミリングにおける界面活性剤の使用は、問題の粉末をポールミ リングすることに限定されず、ミル加工した生産物の望ましくない汚染を生み出 し易い長時間のポールミリングに限定されないのである。
従って、本発明の第2の概念によれば、界面活性剤の単分子層て材料表面を被覆 するのに十分な量の界面活性剤を材料に添加することを特徴とするボールミル機 械における材料の湿式ボールミリング方法か提供される。
通常はへキサンのような有機溶剤が界面活性剤とともにボールミル機械に添加さ れる。
カチオンおよびアニオン界面活性剤の何れもか使用できる。好ましい界面活性剤 には、 (a)ナトリウム−1,2ビス(ドデシル カルボニル)エタン−1−スルホナ ート (b) リチウム−1,2ビス ドデシルオキシカルボニル サルファスクシナ ート (C)ジドデシルツメチル アンモニウム ブロマイド、および (d)アンモニウム ジヘキサデシル ジメチルアセテート かある。
湿式ボールミリングは本発明の第1の概念によって構成されたホールミルにおい て実施される。或いは、従来のホールミルにおいて実施される。
本発明の第3の概念における目的は、金属アモルファス材料を比較的大量に生産 する方法を提供することである。
この目的は、 (a)必要とされるアモルファス材料の化学的組成を有するマスター合金を製造 し、 (b)マスター合金のアモルファスリボンを製造し、(C)アモルファスリボン を焼き純して結晶形態に変換し、しかる後 (d)完全なアモルファス粉末を製造するのに十分な時間にわたって結晶材料を ホールミリングする、諸段階を包含する方法によって達成される。
段階(a)および(b)はよく知られている技術を使用する。焼き鈍しの段階( C)は真空の下て約600°Cの温度て、10分〜20分の範囲の時間にわたっ て実施される。
ミリングの段階は、本発明の第1の概念により構成されたボールミルを使用して 、不活性ガス(例えばヘリウムまたはアルゴン)の僅かに過大な圧力の下で実施 されるのか好ましいか、従来のホールミルをこの段階(d)に使用することかで きる。
本発明をよく理解するために本発明の第1、第2および第3の概念の実施例か添 付図面を参照して例を挙げて説明される。
図面の簡単な説明 第1図は、従来のボールミルの概略的な図面。
第2図は、単一の磁石かボールミルのチャンバー下側に配置されて本発明により 構成されたボールミルを示している。
第3図および第4図は、磁石かその移動円弧に沿って別の位置に位置された第2 図のホールミルを示している。
第5図は、チャンバーの回りの直径方向の反対両位置に2つの磁石を備えていて 、1方の磁石かチャンバーの直接上方に位置され、他の磁石かチャンバーの直接 下方に位置されているボールミルを示している。
第6図および第7図は、第2〜第5のボールミルを使用した異なる粉末混合物の X線回折線図。
第8図は、異なるボールミル条件の下て比率かAls。
+ M g s oてのアルミニウムおよびマグネシウムの機械的合金化された 元素混合物の生産物のX!s回折線図の修正。
実施例の詳細な説明 第1図に示された従来のホールミルは円筒セルすなわちチャンバー10を有し、 このセルすなわちチャンバーは水平軸線11の回りて矢印△の方向へ回転てきる ように取り付けられている。チャンバー内部の複数のスチールホール12はシリ ンダー内部の充填粉末と一緒に転勤される。チャンバーに対するアクセスは端部 ドア13を通して行われる。この形式のホールミルの作動はよく知られており、 その作動モードの更なる説明は不要である。
第2図〜第6図に示されたボールミルはそれぞれ硬質の常磁性材料で作られた円 筒形もしくは球形のセル20を有している。セルすなわちチャンバー20の正確 な形状は重要てない。チャンバー20は実質的に水平軸線21の回りて回転され 、この軸線は円筒形もしくはほぼ円筒形のチャンバーの場合には、チャンバーの 軸線でもある。このセル内部には硬質の強磁性合金で作られた多数のホール22 かある。電磁石又は永久磁石とされることのてきる少なくとも1つの磁石24か セル20の外側に、セルに十分接近させて取り付けられ、磁界が強磁性ボール2 2に十分大きな影響を与えるようになされている。
第2図〜第6図から明白となるように、磁石または複数の磁石24は、チャンバ ー20の回転軸線21と実質的に一致された曲線中心を有する円弧の回りを移動 されることによって、或いはチャンバー20に隣接して備えられた複数の個別の 取り付は位置の中の1つの個別の取り付は位置から他の取り付は位置へその磁石 もしくは各磁石を物理的に移動させることによって、チャンバー20に対して再 位置決めされることかできる。
本発明はホール22か単一の層とされて使用されることかでき、或いはチャンバ ー20は多数の強磁性ホールを収容することがてきる。
充填粉末かチャンバ−20内部に装填されるとき、粉末はセル20の内面13上 に迅速に均等分配される。粉末の層はボール22の上にも分配される。ボールミ ルの作動モーI・は必要とされる結果によって決まる。
磁石24か第2図に示すようにチャンバー20のすぐ下側に位置されるならば、 磁石24によって確立された磁界はボール22をセル20の底部に保持する。ボ ールとセル20の内面との間の摩擦か次の関係式によって与えられる周波数Wb て、同じ方向へボール22を回転させる。ここで、Weはセルの回転周波数、r はボールの半径、モしてRはセルすなわちチャンバー20の内径である。周期的 にチャンバー内部のボール組立体の右側にて外側のボールかボールバックから離 脱するように切り放されて、遠心力の影響の下てチャンバー20の内壁面に接触 しつつボールバックの反対側へ向けて経路28に沿ってほぼ完璧な円形移動を行 う。この移動の最後においてボールバックの左側の最外ボールに衝突する。
この作動モードにおいて、ボールミルにおける充填粉末は衝突作用とせん新作用 との両方によって働かされる。
ボール22は全ミリングプロセスにわたって(i)磁石24によって与えられる 磁界の強度の増大、または(ii)チャンバー20の回転周波数の減少の何れか によってチャンバー20の底部に制限されることができる。この作動モードにお いて、チャンバー内部のボールはセル20の底部におjする平衡位置の回りで回 転且つ振動の両方を行う。それ故にこの充填粉末は主としてせん断によって働か される。、これはホールミル ドである。このモートては、磁石24の磁界はボールか従来のボールミルにおい て与えられていたよりも大きな力をチャンバー20の内面上の粉末層に与えるよ うにさせる。更に、ボール間の接触時間は長くされる。これによっていっそう効 果的な破砕プロセスが行われる。従って充填粉末構造体の溶着はこの作動モード ではほとんど生じない。しかしながら本発明のこの作動モードは、粉末粒子か非 常に良好に混合されることおよび局部的温度が低いことを特徴し、これは材料を 研磨して粒子寸法を縮小させ、或いは(合金粒子の場合には)それらの構造を変 更させるのに有用である。この作動モードはまた低温合金化に有用てあり一特に 低融点の合金(例えばアルミニウム基合金)の合金化に有用であり、これは固溶 の拡大を導く。
第5図に示すように第2磁石29か第2図および第3図の磁石24と直径方向に 対置されて配置されたならば、離脱させて切り放された各ホールの円形経路は( 遠心力によって)、セル内側の最高位置にて停止される。磁石29の磁界によっ てセル内部の最上位置に捕捉されたベールは、チャンバーすなわちセルの最下部 の集団に含まれる1つの強磁性ボール上に垂直方向に落下するように解放される ことかできる。このようになされたときには、2つの衝突するボールは衝突の瞬 間においては反対方向に回転しており、この結果、接触面にせん断と一軸圧力と の組み合わせが生じる。これかボールミルの作動における“高エネルギー”モー ドである。
本発明のボールミルの作動の2つの異なるモードか第3図および第4図に示され ている。磁石24を再位置決めすることによって、また、第2図または第5図の モードにてミルか作動されるとき、セル20のセル回転周波数よりも低い値とな るようにセル回転周波数を低減させることによって、ボール22かセルの最上領 域にてポール集団から解放されるときは常に、解放されたボールは遠心力によっ てセルの内壁面に継続して保持されることはない。事実、解放されたボールは円 弧経路を経て動くのであり、この経路ではボールは部分的にセル壁面および他の ボールとの接触状態から外れ、しかる後に1つの底部のボールか(第3図に示さ れているように)、或いはセル壁面の対向部分の何れかに衝突する(第4図に示 されているように)。
第3図のモートにて作動するとき、その経路の頂部から落下されて下側のホール に衝突した各々の取り放されたボールは、下側のホールとは反対方向の高い回転 速度を存している。これは本質的には第5図に示したのと同じ作動モートである 。衝突の結果としてその衝突箇所の局部的な温度のかなりの上昇を生し、高融点 合金および金属同相(例えはTiB2、A1.Pd、A1.Pd、)の効果的な 合成、および高温合金(例えばシリコン中のチタン)における固溶の拡大を容易 にする。
第4図に示された作動モードでは、磁石24は第3図に示された作動モードより も高く持ち上げられている。
しかしながら第4図の作動モートは第2図に示した作動モードと比較できる。最 高持ち上げ点から落下するボールはチャンバー内面に衝突するのであり、これは ポール表面の回転方向と同じ方向へ回転している。従って衝突によって生じる局 部的な温度は作動における混合や研磨モードよりも高くなる。しかし、第3図お よび第5図に示した作動モードにおけるよりもは低い。第4図に示した作動モー ドは従って抑制された合金化による中間的な融点に関しての反応に特に好適であ る。溶着と破砕との組み合わせかあり、すなわちそれらの間にバランスかある。
合金(例えばマグネシウム−亜鉛合金)の霧化および固溶の拡大および低融点ま たは平均的な融点の元素または合金(例えばアルミニウムーマグネシウム、アル ミニウムー鉄、そしてマグネシウム−亜鉛)における金属同相の形成、か達成て きる。
本発明により構成され、また、第3図に示されたモートにおいて作動されたボー ルミルを使用して、AlPd合金以下の方法で得られた。純度99.99%て粒 子寸法か約20マイクロメートルのアルミニウムおよびパラジウムの粉末元素か 純粋な乾燥/\リウムの僅かに過大圧力の下で66時間にわたってミル加工され た。異なるミリング時間後の機械的合金化された粉末から得られたX線回折パタ ーンか以下のことを示した。すなわち、45時間にわたるミリング後、金属同相 AlPdか観察され、66時間のミリング後、混合物は元素アルミニウムまたは パラジウムの検出てきるほどの1を含んでいなかった。
しかしながら、小量の合金A13 Pdsか66時間のミリング後に検出された 。A、13Pds合釜は小量のアルミニウム粉末かミリングプロセスの間にミル 壁面に付着して存在したことに原因し、これにより残りの粉末はアルミニウムに 枯渇して、従ってパラジウムに富むようになるのであると確信される。
第2図〜第6図のボールミルの作動パラメーターの本発明の発明者による調査で は、本発明のボールミルか使用されたときに主なるミリングパラメーターは次の 通りであることか示された。すなわち、 衝突時間 6.5X10−’秒 ヘルツ半径: 4.6X10−’m 最大衝突応力 37Kbar これらの値は市販の振動ミルに引用されている対応する値に近い。従って本発明 のホールミルにおける衝突当たりのエネルギーは池の装置における衝突当たりの エネルギーに対比できる。しかしながら本発明のボールミルの重要な特徴は、全 ての作動モードにおいてホール移動パターンか十分に定められ且つ高度な再現性 を有するということである。これは従来のほとんと全てのミリング装置か有する 無秩序で全体的に予測てきないボール移動の性質と対照される。
本発明のボールミルを使用した池の例において、ミルはニッケルージルコニウム 混合物のアモルファス相を生産するのに使用された。他の研究者は別のミリング 器具を使用したこれらの混合物のアモルファス化か2つの過程て生(−ることを 示している。このアモルファス相は振動フレームまたはフリッチ“プルフエリセ ツテ5″なる遊星ミルの何れかか使用されたときに直接に形成されるか、別の形 式の遊星ミルが使用されたときには結晶の金属同相か最初に形成される。更に、 ミリング強さの変化や遊星ミルの回転パターンの他の組み合わせ使用することて ミリングの結果に影響の及はされることか示された。
本発明の発明者は、本発明のホールミルの2つの異なる作動モードを使用してア モルファス化の過程の両方によってN 1 @2Z r 3s合金を生産した。
第3図の高エネルギーモードか使用されたとき、アモルファス相はニッケルおよ び亜鉛の指示された原子百分率の粉末混合物を直接に形成した。X線回折は、ミ リングプロセスの間に回折のピーク強さはジルコニウムおよびニッケル元素によ って低減され、一方ては金属間物質のアモルファス相に対応するピークか展開さ れるということを明らかにした。
60時間のミリングの後のこのX線回折パターンは第6図に記録Aとして示され ている。
上述した低エネルギーのミリングモートか使用されて元素粉末混合物をミル加工 する場合、結晶金属間物質か最初に形成され、次にアモルファス相に変換された 。
180時間のミリングの後のミリング材料のX線回折パターンは第6図に記録B として示されている。粉末元素か240時間にわたってミル加工される迄ミリン グが継続された。結晶相の幾つかの記録かX線回折パターンにおけるアモルファ ス相のピークに可視状態で残っている。
機械的合金化によって形成されたチタンおよびホロンの合金の性質はまた、それ らが形成されるミリング条件によって大きく影響される。第7図はチタンが33 原子百分率およびボロンか77原子百分率とされた基準組成のホールミリング混 合物から得た2つのX線回折線図を示している。上側の記録、すなわち記録Aは 第3図の高エネルギーのミリングモードにて作動された本発明のホールミルを使 用して80時間にわたってミル加工された試Iから得られ/二。これは純粋のT  I82相のX線回折パターンである。下側の記録、すなわち記録Bは、同しミ ルチャンバー回転周波数ではあるかチャンバー内部のホールに影響を及ぼす磁界 かない状態で、同じボールミルにて80時間にわたってミル加工した試料(すな わち、この試料は概念的に同し条件の下で従来のホールミルにてミル加工された pから得られた。第7図の下側の回折線図はチタンの結晶および小1のT i  B 2の混合物か存在することを示している。充填粉末か400時間にわたって ミル加工される迄゛°従米の”ホールミルにてミリングを続けると、純粋のTi Bzを生産することに失敗する。
第3図のモードで作動される本発明のボールミルを使用した他の実験において、 シリコンおよびチタンの粉末99.98%の純度、および約20マイクロメ−) ・ルの平均粒子寸法を有するンか乾燥ヘリウムの雰囲気中でミル加工され、合金 Ti5SlaおよびTiSi2を生産した。前者の合金はAもの形態で得られた 。後者は結晶の形態で得られた。第4図のモードにて作動されたミルによる同様 な実験か、シリコン中に20%迄のチタンの再現性の高い固溶を生み出した(こ れは平衡状態でシリコン中にチタンの固溶はないという従来の理解の観べから注 目す−\きものである)。
本発明はまた結晶合金のアモルファス化を達成するために本発明のボールミルを 使用した。1つの実験においてマグネシウム−亜鉛合金M g?。Zn1IOか 第2図の作動モードて作動された本発明のボールミルにおいてミル加工された。
二〇M g 702 n H合金は99.99%の純粋な成分から用意された。
これは溶融されたシリカカプセル中に収容されたタンタル坩堝内で溶融された。
この溶融は純粋なヘリウムの雰囲気中で行われた。生産された合金は小片に破砕 され、これらの小片か第2図の作動モートの本発明のホールミルによってミル加 工された。チャンバーは200回転/分の速度で回転された。再び述−・るか、 僅かに過大な圧力の純粋な乾燥ヘリウムかミルチャンバー内に存在していた。
ミル加工された粉末の試料はミリングの間の様々な段階において抜き呂され、X 線回折分析を受けた。最初に、マグネシウム合金はマグネシウム、MgZnおよ び(記録のみ) M g sIZ n 20の結晶相の混合物であると示された 。研磨を続けることによって結晶成分によるX線回折パターンのピークの低減お よびアモルファス相の出現による広いピークの出現か生じた。安定状態か40時 間の研磨の後に得られた。同じ条件の下て更に研磨した後でのX線回折パターン には変化かなかった。しかしながら更なる霧化か、50回転/分の低エネルギー モードの下で作動するミルにより、17時間の追加の機械的研磨によって得られ た。
アモルファス粉末を分析するためにラサフオートのパックスカッタリングおよび 電子マイクロプローブ技術の使用は、生産さねた粉末かM g 11112 n  ioS it またはM g 67、5Z n、 32.5の成分を含んでい ることを示した。異なる成分か異なる分析技術によって推定された。ホールミル カロらの合金の鉄やクロムによる汚染は検出さねなかった。機械的研磨か二次的 なマグネシウム合金を合成したものと結論された。
本発明のホールミルの最近の変更は、ボールミル内部での反応速度および反応の 性質を改良するために、ミリングプロセスの間にミルを加熱するための手段を含 めたことである。
第2図〜第5図のボールミルは、ボールミルプロセスにおいて、特にアルミニウ ムーマグネシウム合金の生産において、界面活性剤を含む利点を説明するために も使用される。しかしなから本発明の第2の概念は本発明のホールミルにて遂行 されるミリングに対する応用として限定されることはないということか強調され る。
界面活性剤は、親水性の部分、もしくは疎水性の部分すなわちテールに化学結合 したヘッドグループによって構成された両親媒性の分子である。テールは典型的 には炭化水素鎖とされ、或いは主として炭化水素とされるか、その他のあらゆる 疎水性グループの分子(例えばフルオロカーホン)を含んて構成されることかで きる。この界面活性剤の分子はヘットグループに結合された1つもしくはそれ以 上の鎖を含むことかてきる。ヘットグループは非イオン(例えは電気的に中立で あるポリ−オキシエチレン)、双性(ヘットグループの真の電気的中立の電荷か 原子寸法によって分離されて電気的双極を形成する〕か、或いはイオンとされる ことかできる。イオンの界面活性剤は本発明の第2の概念に好適である。
イオンの界面活性剤はヘットグループに正電荷を有することかてき(それらかカ チオンである場合)、或いは負電荷を有することかできる(アニオンの場合)。
それらは反対電荷の自由な対イオン(例えばBr−またはNa” )を担持する 。
本発明によって得られた結果はテールの寸法に対する弱い依存性を示している。
これはボールミリングの効果を最適化するように変化できる(例えばテールはド デシル、デシル、およびヘキサデシル トリメチル アンモニウム ブロマイド から選択できる)。得られた結果はまた、電荷、対イオン、水化物化(水との結 合)の度合い、および界面活性剤に添加された潤滑剤(一般に“オイル”と称さ れる)の量および種類によって変化される。
典型的な潤滑剤はヘキサンおよびデカンである。添加された“オイル″はボール ミリングの間に研磨、クラック形成および生産される粒子の寸法に対して影響を 及ぼすたけてなく、界面活性剤の表面活性度に対しても影響を及は丁。合金化プ ロセスに伴われる固体状態での反応を向上させることに本質かある。
一般に非イオンや弱いイオンの表面活性剤(例えばオレイン酸およびステアリン 酸ナトリウム)は望まれる固体状態での反応の改善に殆と効果を存しない。
本発明の明細書においては、用語”界面活性剤”はイオンの性質を存するポリマ ーを含む。
キl、−ト化する帯電イオン(例えばZn〜、Cu−“およびv5゛)の特徴を 有する非イオンの界面活性剤は所望の付加的な元素を分配するのに使用できる。
使用される界面活性剤の1およびその種類は、(a) 研磨速度または固体状態 ての反応速度(例えば、界面活性剤を使用しないで80時間を必要とするTIB のアモルファス化はイオンの界面活性剤かミルの充填材料に添加されたならば3 0時間のミリングで完了する)、 (b) 生産されたナノ粒子形状(例えば、Co51Bのナノ粒子はほとんと球 形かまたは針状となされることができる。これはCo51B粒子がミル加工され たときに添加された界面活性剤に依存する)、(C) ミル加工された製品の特 定寸法、およびfd)ミIJングした生産物の特徴(例えば硫化亜鉛、シリカお よびジルコニウムのような幾つかの無機材料は石英、アモルファスシリカまたは ゼオライトを生産するために一緒にミル加工されることかできる。また、Z r  O2・S10.か異なる界面活性剤によってミル加工されるときはジルコニア およびゼオライト、またはジルコニアおよびアモルファスシリカを得ることも可 能である)、 に影響を及ぼす。
ミリングにおいて界面活性剤を使用する場合、本発明の発明者はこれ迄アクセス できなかった新しい平衡相および準安定相(事実、これは平衡構造となり得る) を生み出した。典型的な例は、アルミニウムおよびマグネシウムの粉末混合物を カチオン界面活性剤、ントデシルジメチルアンモニウムブロマイト(こよってミ リングする、二とによって、合金A、 1 eoM g s。を生産することで ある。
上述したようにホールミルの充填材料に添加される界面活性剤の量はミIJング 生産物に影響を及はすか、界面活性剤はミリングされる粒子の回りにその界面活 性剤による少なくとも単分子層を形成するに十分な1を添加されねばならない。
本発明の第2の概念の価値および効果は、ホールミルの充填材料に界面活性剤を 添加する効果の以下の例から明らかになろう。
従来のインゴット冶金によって生産されたアルミニウムーマグネシウム合金は、 450°Cの共融温度にて約28.9%のアルミニウム中のマグネシウムの最大 固溶を有している。100°Cにおいては、アルミニウム中のマグネシウムの最 大固溶はたったの2.1%である。高い温度の組成を急冷することが、アルミニ ウムに対して15%のマグネシウムの最大固溶を室温で有する合金を生み出して きた。それにも拘らずに、急冷した合金は高い強度、良好な腐食耐性および低密 度を特徴とする。アルミニウムーマグネシウム合金の機械的および化学的な性質 は、アルミニウム中のマグネシウムの最大固溶か増大され、その合金の粒子寸法 か縮小されるならば向上されるものと確信される。
一連の実験において、本発明のホールミルにおける機械的合金化は第4図に示さ れたモードで作動されるミルによって行われた。A1□。M g 8o、 A  l soM g soおよび八4g7aAIs。の合金を生産するのに十分な量 の純粋な粉末混合物かホールミルにて使用され、このボールミルはfa)ヘリウ ム雰囲気中ての乾燥ミリング、(bl炭化水素の流体と混合された界面活性剤に よる湿式ホールミリング、を遂行するように作動された。この一連の実験によっ て得られた結果は表1に要約されている。表1では、Slはアニオン二重鎖を存 する界面活性剤のジドデシル スルフォン酸すI・リウムてあり、$2はカチオ ン二重鎖を有する界面活性剤のジドデシル ジメチル アンモニウム ブロマイ ドである。界面活性剤か使用された何れの実験においても、界面活性剤の0.5 〜2分子百分率かアルミニウムおよびマグネシウムの原子の全数につき添加され た。他の実験は、湿式ミリング作動においてへキサンのみては、或いは湿式ミリ ングプロセスにおいて何れかの他の中立の炭化水素ては、界面活性剤の添加によ って得られた結果を得ることかできなかった。
表1 粉末 ミリング 得られた 組成 環境 合金構造 AltoMgzo 乾燥子ヘリウム A12MAl2MgAl7o Sl+ヘキ サン AI中に17%MgAlaoMgso 乾燥+ヘリウム A1.Mga+  BAIMgAli。靭、。 SlまたはS2+ヘキサン A1□Mga +  30%AIJ7oAl+o 乾燥+ヘリウム AIJgs + AI JgMg 7aA12o Sl+ヘキサン A12MgK+34%A1表1に与えられた結 果から、アルミニウムおよびマグネシウムの粉末の機械的合金化は平衡する金属 間相を形成することか判る。しかしながら界面活性剤の存在の下で、アルミニウ ム中のマグネシウムの固溶の拡大か形成される傾向かある。
熱量計において生じた合金の加熱は、界面活性剤の存在のもとて湿式ミリングに よって形成されたアルミニウム中のマグネシウムの固溶か、その合金の融点迄安 定されることを示した。2時間にわたる400°Cでの湿式ミリングによって得 られたA1 s。M g s。合金(界面活性剤を使用して生産された)の試料 の焼き鈍しは、その合金からマグネシウムか析出することを全く示さなかった。
対照的に、乾燥ヘリウム雰囲気のもとてボールミリングによって生産された合金 は、加熱されたときに非常に安在する状態ての湿式ミリングの使用によって準備 された試料には存在しなかった。
別の界面活性剤を使用して異なる結果か得られることのできることを示すような 他の実験においては、合金△1saMgsoを製造するために混合された粉末か 異なる条件の下で1.60時間にわたってミル加工された。得られた結果は次の 通りである。すなわち、1、ミルの充填材料に界面活性剤か添加さねないどきは 、第8図の記録Aとして示されたX線回折パターンが得られた。この回折のピー クは非常に広く、アモルファスに似た構造を示している。350°C迄5分間に わたる焼き鈍しの後、ミル加工された生産物の構造は2つの平衡な相、すなわち β(A13 Mg2 )およびγ(A I 、□M g +□)の混合物に変態 した。
2、 ボールミルの充填材料に界面活性剤であるナトリウム−1,2ヒス(ドデ シル カルボニル)エタン−】−スルホナ−1・か添加されたとき、第8図の記 録Bとして示されたパターンか得られた。この回折線図はfccアルミニウムの 存在、加えることのアルミニウム中の24%のマグネシウムの固溶、加えること の平衡相A + 12M g ITの僅かな量、を示している。
3、 リチウム−1,2ビス トデシルオキシカルボニルサルファスクノナ−1 ・をホールミルの充填材料に添加して160時間にわたるミリングの後、生産物 は第8図に記録Cによって示されたX線回折パターンを有していた。この記録は 2つの強く且つ広いピークを示しており、格子パラメーターa=4.15オング ストロ一ム単位によって特徴付けられたbcc構造の存在を示している。小さな 量のfccアルミニウムもまた認識できる。製造された相は360″C4界面活 性剤であるシトデシルンメチル アンモニウム ブロマイドか添加された界面活 性剤である、とき、160時間にわたるミリングの後の生産物は第8図の記録り として示された回折パターンを有していた。この回折線図はfccアルミニウム 相および第8図の記録Cとして注目されたl:l CC相の存在を示している。
ミル加工された生産物は360°Cに加熱されたときに再び安定した。 □ ミル加工されている粉末混合物かナノ構造すなわちナノ粒子(直径か100十ツ メ−トルもしくはそれ以下の非常に微細な粒子)を生産するときには、ホールミ ルの充填材料に対する界面活性剤の添加か有利であると示された。ナノ構造は、 原子の全数のなかの多数の原子か粒子表面上に存在していて、嵩張った状態の粒 子となっていないことを特徴とする。ナノ構造の性質は表面の現象に大きく影響 される。特に、ナノ構造か容易に酸化する元素を含存しているならば、空気やそ の他の酸素を豊富に含む雰囲気に露出されると猛烈な(爆発的)な反応か引き起 こされる。
本発明は、(al原子比率てTis。+C6゜の炭素およびチタン、および(b )原子比率でA l so+ T i soのアルミニウムおよびチタン、の粉 末の混合物かミル加工されるとき、ナノ粒子の表面を単分子層によってカバーす るのに十分な量の界面活性剤を添加することか更に他の処理をしないで空気中て 安全に操作することかできる粒子を製造できる、ということを示した。通常は、 このような粉末混合物は界面活性剤か存在しないと空気に曝されて爆発的に酸化 するようなナノ粒子を生産してしまう。
上述したように、界面活性剤の添加は、例えば(Co F e) 76S i+ aBzoのような幾分柔軟な磁性材料のミル加工した粒子の寸法および形状に係 わる制御を行えるようになすことが見いたされている。この柔軟な姿勢材料かす )・リウムー】、2ヒス(ドデシル カルボニル)エタン−1−スルホナ−1・ の存在する中でボールミル加工されるとき、約100ナノメートルの直径を存す る円形粒子か生産される。ホールミルに添加される界面活性剤かアンモニウム  ンヘキサデシル ジメチルアセテートであるとき、約100ナノメートルの長さ を有する針状粒子か得られる。ミル加工された粒子の生産物の形状は、柔軟な磁 性材料の最大飽和磁化および異方性磁界の値に影響を与える。
ホールミリングにおける、特にミリングか合金の合成に使用されるときの共通の 問題点は、ミル加工された生産物か、ミルのポールやセルの材料によって汚染さ れてしまうことである。この汚染の程度は使用されたボールミルの形式およびミ ル加工か行われた条件に左右される。
本発明のホールミルを使用したときに発明者によって記録された平均的な汚染1 /ヘルは、シリコンおよびチタンの合金合成の場合に約10原子百分率である。
(マグネシウム亜鉛合金を形成するとき、汚染はこの検出レベルよりも低かった 。)本発明は、界面活性剤かポールミルの充填材料に添加されたとき、ボールミ ルのボールおよびセルの材料による汚染レベルは十分に低減され一典型的に少な くともファクター10まて低減した。
本発明の発明者によって遂行された他の一連の実験において、従来のホールミリ ングを使用して室温でアルミニウム中に鉄の溶解を生じることは不可能であった 。界面活性剤の存在する中ての湿式ボールミリングによって、アルミニウム中の 鉄の固溶は室温で達成され、鉄は7原子百分率にまで溶解されて存在した。
界面活性剤かボールミルによる機械的合金化において金属の溶解を何故筒めるの かは今も理解てきない。表面エネルギーの低減および表面分子の化学量論的な変 化の発生か関連するものと示唆される。この代わりに、成分の相互拡散を可能に する表面分子の格子空間の変化か応答する。電気的に帯電された界面活性剤のヘ ッドグループによって生じた粒子表面における強烈な電界の存在は、イオン界面 活性剤か使用されたときに粉末粒子の表面性質に影響を及はすと確信される。
本発明の第3の概念の実現において、組成C0TO3F ea 7 S ! + sB+oの合金(マスター合金)か高純度のアルゴンの雰囲気中でアーク炉の中 で高純度の元素から準備された。マスター合金のアモルファスリボンは、空気の 雰囲気中で1つのスチールホイール上の石英坩堝から送られる。このリボンは典 型的に約15mm0輻および約35mmの厚さを有している。アモルファスリボ ンは真空中て600°Cの温度で10分〜20分の間の焼き鈍しによって十分に 結晶化される。
結晶化されたリボンは次に本発明の第1の概念によって構成されたボールミルに てミル加工される。このミリングは純粋な乾燥ヘリウムの僅かに過大な圧力の中 で行われる。
600°Cて10分間にわたって焼き鈍しをされた結晶化されているリボンを使 用した第1の実験において、ミル加工された生産物のX線回折分析では、90時 間のミリングの後に生産物は完全にアモルファス構造を有していることを示した 。(ミリング前は、X線回折分析によって結晶構造だけか示されていた。) 600℃て20分間にわたって焼き鈍しをされた結晶化されているリボンを使用 した第2の実験において、X線回折分析では、250時間のミリングの後にリボ ンの再アモルファス化か完全に達成されていないことが示された。不完全な再ア モルファス化は初期材料の粒子寸法か、ボールミリングプロセスの間に達成でき る拡散範囲を超えていたことによるものと確信される。
5〜20ミクロンメートルの粒子寸法を存する完全に再アモルファス化された粉 末の試料の二次の湿式ミリングか次に適当な界面活性剤をホールミルの充填材料 に添加して実施された。この二次ミリングは粒子寸法を縮小し、1ミツ0ンメー トル〜lOミクロンメートルの範囲とした。この粒子寸法の縮小は、磁気透過性 および粉末の再磁化の増大することによって、保持度か低減されて、達成された 。
機械的研磨および合金化技術に熟知した者には、上述の説明において本発明のそ れぞれの概念の特定の実施例か記載されたことを認識するてあろう。しかしなが ら、これらの実施例の変化か本発明の概念から逸脱せずになし得るのである。
2e (’ ) FIG、6゜ sci so 70 90 110 2e(°ン /″;に、7 /’;に、 c9゜ 国際調査報告 +n+h+IIailonmthopiIlonNO,PCr1MJfX110 04n1! 1 1 ; 1 1 1 1 1 I 1 1 1 (] 1 1 I 1 1V、l]0IISEINATE15iシHERECERTAINQJJMvE kEluNSL^RCH八BLL+lN電IEX’llフπ正DC口廿込τ℃階 すSシ[疋Pゴぴ0■ボ醪穐■j屁AP匙工のT工1世ゴE=ムロ可何mxIE  4676439 11:1E3407608 .7P 59160543 J P59160544Ell) CF ANIEIC

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ボールミルであって、 (a)(i)実質的に球形のチャンバーの場合には、実質的に水平な軸線(21 )の回りで回転できるように、また、(ii)実質的に水平なシリンダー軸線( 21)を有するほぼ円筒形のチャンバーの場合には、そのシリンダー軸線の回り で回転できるように、取り付けられている実質的に球形またはほぼ円筒形のチャ ンバー(20)、および (b)チャンバー内部の複数のスチールボール(22)、を含んで構成され、 (c)チャンバーが常磁性材料で作られており、(d)ボールの作られているス チールが強磁性材料であり、そして (e)少なくとも1つの磁石(24)がチャンバーの外側に取り付けられ、この 磁石もしくは各磁石が(i)チャンバーに浸透する磁力線を有し、また、(ii )チャンバーの回転軸線にその曲率中心を有する円弧に沿った複数の位置の間を 移動可能とされている、ことを特徴とするボールミル。
  2. 2.請求の範囲第1項に記載されたボールミルであって、前記もしくは各磁石( 24)がそのもしくはそれぞれの円弧(25)に沿って移動できるように取り付 けられ、前記もしくはそれぞれの円弧がチャンバーの回転軸線に曲率中心を実質 的に有しているボールミル。
  3. 3.請求の範囲第1項に記載されたボールミルであって、前記もしくは各磁石( 24)が複数の個別の位置にチャンバーの回りで再位置決めでき、個別の位置の 各々は曲率中心がチャンバーの回転軸線に実質的に位置された円弧(25)上に 位置しているボールミル。
  4. 4.請求の範囲第1項、第2項または第3項に記載されたボールミルであって、 前記または各磁石(24)が電磁石であるボールミル。
  5. 5.請求の範囲第4項に記載されたボールミルであって、前記もしくは各磁石の 強さを変化する手段を含むボールミル。
  6. 6.請求の範囲第1項、第2項または第3項に記載されたボールミルであって、 前記もしくは各磁石(24)が永久磁石であるボールミル。
  7. 7.前掲の請求の範囲の何れか1項に記載されたボールミルであって、チャンバ ーおよびその内容物を加熱する手段を含むボールミル。
  8. 8.ボールミルにて材料を湿式ボールミリング方法であって、材料の表面を界面 活性剤の単分子層で被覆するのに十分な量の界面活性剤を材料に添加することを 特徴とする湿式ボールミリング方法。
  9. 9.請求の範囲第8項に記載された方法であって、界面活性剤がある量の有機溶 剤と一緒にボールミルのチャンバーに添加される湿式ボールミリング方法。
  10. 10.請求の範囲第9項に記載された方法であって、有機溶剤がヘキサンである 湿式ボールミリング方法。
  11. 11.請求の範囲第8項、第9項または第10項に記載された方法であって、界 面活性剤が、 (a)ナトリウム−1,2ビス(ドデシル カルボニル)エタン−1−スルホナ ート (b)リチウム−1,2ビス ドデシルオキシカルボニル サルファスクシナー ト (c)ジドデシルジメチル アンモニウム ブロマイド、および (d)アンモニウム ジヘキサデシル ジメチルアセテート を含んで構成されたグループから選択された界面活性剤である湿式ボールミリン グ方法。
  12. 12.金属アモルファス材料を生産する方法であって、(a)必要とされる金属 材料と同じ化学的組成を有するマスター合金を製造し、 (b)マスター合金のアモルファスリボンを製造する、段階を色合し、 (c)アモルファスリボンを焼き鈍して結晶形態に変換し、次に、 (d)完全なアモルファス粉末を生産するのに十分な時間にわたって結晶材料を ボールミリングする、ことを特徴とするアモルファス材料の生産方法。
  13. 13.請求の範囲第12項に記載された方法てあって、焼き鈍し段階が約600 ℃の温度で真空中で行われるアモルファス材料の生産方法。
  14. 14.請求の範囲第13項に記載された方法であって、600℃の温度が10分 〜20分の範囲の時間にわたって保持されるアモルファス材料の生産方法。
  15. 15.請求の範囲第12項、第13項または第14項に記載された方法であって 、結晶材料のボールミリングが僅かに過大圧力の不活性ガスを含んでなる雰囲気 中で行われるアモルファス材料の生産方法。
  16. 16.請求の範囲第8項から第15項までの何れか1項に記載された方法であっ て、ボールミリングが請求の範囲第1項から第7項までの何れか1項に記載され たボールミルによって実施される方法。
  17. 17.添付図面の第2図〜第6図を参照して実質的にここに記載されたボールミ ル。
  18. 18.請求の範囲第8項に記載された界面活性剤を添加してこれまでに実質的に 記載された湿式ボールミリング方法。
  19. 19.請求の範囲第12項に記載された金属アモルファス材料を生産する方法で あって、実質的にこれまで記載された方法。
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