JPH05500690A - 少なくとも部分的に水溶性のポリマーの印刷古紙及び/又は紙循環水からの印刷インキの除去のための使用 - Google Patents

少なくとも部分的に水溶性のポリマーの印刷古紙及び/又は紙循環水からの印刷インキの除去のための使用

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JPH05500690A
JPH05500690A JP2511593A JP51159390A JPH05500690A JP H05500690 A JPH05500690 A JP H05500690A JP 2511593 A JP2511593 A JP 2511593A JP 51159390 A JP51159390 A JP 51159390A JP H05500690 A JPH05500690 A JP H05500690A
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーとアミ ノアルコール及び/又はシアミンを反応させることにより調製された重量平均分 子量が2000〜500000である少なくとも部分的に水溶性のポリマーの、 印刷古紙及び/又は紙循環水からの印刷インキの除去のための使用に関する。
今日、例えば新聞および衛生紙の製造のために大量の古紙が使用されている。こ の種の紙にとって、明るさおよび色が重要な性質である。それを達成するために 、印刷古紙から印刷インキを除去しなくてはならない。これは、通常、以下の二 つの工程から本質的になる脱インキプロセスにより行われる: 1、 古紙の解繊、すなわち、印刷インキ粒子の脱離に必要な化学薬剤の存在下 における水中での繊維化、および2、 脱離印刷インキ粒子の繊維懸濁液からの 除去。
第2の工程は、洗浄または浮選により実施することができる〔つルマンズ・エン チクロペディー・デル・テヒニッンエン・ヘミ−(Ullmanns Ency cl、opadie der technischen Chemie)、第4 版、第17巻、570〜571頁(1979年)〕。印刷インキと紙繊維のaa 性の相違を利用する浮選において、空気が繊維懸濁液を通過するように吹き込ま れる。小さな空気の泡に印刷インキ粒子が付着し、水の表面に紙料回収機により 除去される気泡を形成する。
古紙の脱インキは、通常、水酸化アルカリ、アルカリ珪酸塩、酸化漂白剤および 界面活性剤の存在下に、30〜50℃の範囲の温度で、アルカリpHにおいて実 施される。印刷インキ粒子の脱離および分離に影響を与える界面活性剤として、 石鹸及び/又は脂肪アルコールポリグリコールエーテルがしばしば用いられる〔 ウルマンズ・エンチクロベディー・デル・テヒニッシェン・ヘミ−1第4版、第 17巻、571〜572頁(1979年)〕。
ヨーロッパ特許172 684は、セルロース材料の脱インキに用いられる、分 子量が好ましくは2000000〜10000000である、アクリルアミドと ジメチルジアリルアンモニウムクロライドとのコポリマーを記載している。しか しながら、このように処理された紙の白色度は非常に劣る。
最近、溶媒としてエステル及び/又はケトン、例えば酢酸エチル及び/又はメチ ルエチルケトンもしくはアルコールを含む、例えばニトロセルロース、マレエー ト樹脂及び/又はセラック系の従来の印刷インキ系が、汚染抑制の理由から水希 釈性印刷インキに代えられることが多(なってきている。水希釈性印刷インキの 使用増加のもう一つの理由は、水の難燃性にあり、これにより溶媒含有印刷イン キを用いる場合に印刷工場において通常膜けられなくてはならない費用のかかる 安全系の必要性が無くなる。大部分の水希釈性印刷インキは、バインダー成分と して、塩基との中和により印刷インキを水で希釈可能にするアニオン性ポリマー 、例えば、カルボキシル基を含むポリマーを含む。しかしながら、水希釈性印刷 インキは、脱インキ液中に典型的に存在する界面活性剤によっては不充分にしか 除去することができないという大きな欠点を有する〔ボッヘンブラット・フユー ル・パピールフアプリカチオン(Wochenbl、att ft1rP ap ierfabrikation)、第13巻、537〜538頁(1988年) 〕。
その結果、今まで、畜積量がかなり増加している水希釈性印刷インキで印刷した 古紙が再使用されておらず、新聞および衛生紙用の古紙原料としても利用されて いない。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、古紙を脱インキすることのできる 脱イ〉・キプロセスを提供することにある。特に、この脱インキプロセスにより 、水希釈性印刷インキで印刷した成分を含む古紙の脱インキが可能でなくてはな らない。
西ドイツ特許出願38 39 479から、溶媒含有および水希釈性印刷インキ の両方を、数平均分子量が2000〜500000の少なくとも部分的に水溶性 のポリマー及び/又はコポリマーの存在下に印刷古紙から除去し得ることが知ら れている。ポリマー及び/又はコポリマーは、アミノ基を含むモノマー、例えば ジメチルアミノエチルメタクリレートの重合により、またはアミン基を含むモノ マーと、不飽和酸、例えば、アクリル酸及び/又はメタクリル酸、不飽和カルボ ン酸エステル、例えばエチルアクリレート及び/又はメチルメタクリレート、ア クリル酸及び/又はメタクリル酸のアミド並びに/若しくはN−ビニルピロリド ンとの共重合により得られる。カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を 含むポリマーとアミノアルコール及び/又はシアミンとの反応により調製される 重量平均分子量2000〜500000の少なくとも部分的に水溶性のポリマー を用いることにより、溶媒含有印刷インキと水希釈性印刷インキの両方について 、西ドイツ特許38 39 479に記載のポリマー及び/又はコポリマーによ り達成された良好な脱インキ結果をかなり向上させ得ることがわかった。水希釈 性及び/又は溶媒含有印刷インキをこれらのポリマーを用いて紙循環水から除去 し得ることもわかった。
すなわち、本発明は、カルボキシル基及び/又はエステル基−C00R[式中、 RはC1〜8アルキル基または芳香族基を表す。]並びに/若しくは−co−o −co−基を含むポリマーを、ポリマー中に存在するカルボキシル、エステル及 び/又は潜在カルボキシル基を基準に、 B1. 0〜1当量の式 R6 〔式中、R5はCI〜8アルキル基または芳香族基、R6およびR7は同一また は異なってC1〜4アルキル基または芳香族基を表すか、またはR6およびR7 は一緒になってCH2CH20−CH2CH2を表し、nは2.3及び/又は4 、およびXはO〜10の数を表す。〕で示されるアミノアルコール、 B2. 0〜1当量の式。
〔式中、R8は01〜8アルキル基または芳香族基、R9は水素またはC3〜4 アルキル基、およびR”お1びR”は同一または異なって01〜4アルキル基を 表すか、またはR1’およびRI 1は一緒になって−CH=CH−N=CH− を表す。〕 で示されるシアミン、 B3. 0〜0.5当量の式− HO(C,R2,0)、 R12(III)〔式中、Rl 2はC8−22アル キル基または芳香族基、mは2.3及び/又は4、およびyは0〜30の数を表 す。〕で示されるアルコール、および B4. 0〜0.5当量の式。
C式中、RI3は水素またはCI〜、アルキル基、およびR’4は06〜22ア ルキル基または芳香族基を表す。〕で示されるアミンと、成分B1およびB2の 合計当量がOとならないようにして反応させることにより調製された重量平均分 子量が2000〜500000の少なくとも部分的に水溶性のポリマーの、印刷 古紙及び/又は紙循環水からの印刷インキの除去のための使用に関する。
本発明のポリマー中に存在し得る酸無水物基は、無水物基当たり二つの潜在カル ボキシル基を含む。
重量平均分子量が5000〜300000の少なくとも部分的に水溶性のポリマ ーが好ましく使用され、重量平均分子量が10000〜100000のポリマー が特に好ましい。
「少なくとも部分的に水溶性」という用語は、使用pHにおいて0.01重量% 以上のポリマーが水に溶解して透明または曇った水溶液を形成することを意味す る。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーを、ポリマー中の カルボキシル、エステル及び/又は潜在カルボキシル基を基準に、 B1. O〜1当量のアミノアルコール、B2. 0〜1当量のジアミン、 B3. 0−0.2当量のアルコール、およびB4゜ O〜0.2当量のアミン と、成分B1およびB2の合計当量が領7〜1となるようにして反応させること により調製された少なくとも部分的に水溶性のポリマーの存在下に印刷古紙が好 ましく解繊され、そのようなポリマーの添加により紙循環水が好ましく処理され る。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーは、好ましくは、 式。
A1.、−CRI−CR2− ピ −O 〔式中、R1およびR2は同一または異なって水素またはメチル基、およびR3 およびR4は同一または異なって水素、01−8アルキル基または芳香族基を表 す。〕 で示される構造単位を含む。
構造単位A1のみを含むポリマーが特に好ましい。
本発明により使用されるポリマーの調製に必要なカルボキシル、エステル及び/ 又は酸無水物基を含むポリマーは、ヘキサン、オクタン、トルエン、キシレン及 び/又はケトンのような有機溶媒中、既知の重合方法により調製することができ る。適当なモノマーは、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、上記 酸の01〜8アルキルエステル、上記酸のアリールエステル、無水マレイン酸、 マレイン酸、フマル酸、上記酸のモノ01〜8アルキルエステル、上記酸のジC I〜8アルキルエステルおよび相当するアリールエステルである。エステル中の アルコール基のアルキル基は、直鎖状、分岐状または環式であってよい。モノマ ーまたはモノマーの混合物を用いることができる。モノマーとして、アクリル酸 、メタクリル酸、アクリレート及び/又はメタクリレートが好ましい。他の好適 なモノマーは、スチレン、アルキルスチレン、4−ビニルピリジン、N−ビニル ピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニ ル及び/又は塩化ビニリデンである。重合は、ラジカル発生剤、例えば、過酸化 ンベンゾイル及び/又はアゾビスイソブチロニトリルの存在下に、60〜150 °Cの温度で常圧下に行われる。
カルボキシル、エステル及び/又は無水物基を含むポリマーと、アミノアルコー ル及び/又はジアミン、要すればアルコール及び/又はアミンとの反応は、有機 溶媒の存在または不存在下、好ましくは、硫酸、p−トルエンスルホン酸、ジブ チル錫ジラウレート、錫及び/又はアルカリアルコラードのような触媒の存在下 、100〜230℃の温度で行われる。エステル化及び/又はアミド化反応中に 形成された水及び/又は形成されたアルコールは留去する。適当な有機溶媒は、 例えば、100℃を越える沸点を有する脂肪族及び/又は芳香族炭化水素である 。
適当なアミノアルコールIは、例えば、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジ エチルアミノエタノール、3−ジメチルアミノ−2゜2−ジメチル−1−プロパ ツール、4−(ジメチルアミノ)−1−ブタノール、6−(ジメチルアミノ)− 1−ヘキサノール、2−[2−(ジメチルアミノ)−エトキン]−エタノール、 2−ジブチルアミノエタノール、3−ジメチルアミノ−1−プロパツール、3− ジエチルアミン−1−プロパツール、4−ツメチルアミンフェノール、3−ジエ チルアミノフェノール、N−ヒドロキシエチル−N−メチルアニリン、N−ヒド ロキシエチル−N−二チルアニリン、N−n−ブチル−N−ヒドロキシエチルア ニリン及び/又は4−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリンである。シアミン ■の例は、N、N−ツメチルアミノプロピルアミン、N、N−ジエチルアミノプ ロピルアミン、N、N−ジエチルアミノエチルアミン、1−ジエチルアミノ−4 −アミノペンタン、N、N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N。
N−ジエチル−p−フェニレンジアミン及び/又は1−(3−アミノプロピル) −イミダゾールである。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーと、アミノアルコ ール及び/又はジアミンとの反応は、アルコール■及び/又はアミン■の存在下 に行うことができる。アルコール及び/又はアミン中に存在し得るアルキル基は 、直鎖状、分岐状及び/又は環式であってよい。アルコール■の例は、ノクロヘ ネサノール、2−エチルヘキサノール、オクタツール、ドデカノール、テトラデ カノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、ドコサノール、12モルのエ チレンオキシドを有する獣脂アルコール及び/又はペンシルアルコールである。
アミン■の例は、ヘキシルアミン、2−エチルヘキサルアミン、オクチルアミン 、デシルアミン、ドデシルアミン、テトラデカルアミン、ヘキサデシルアミン、 オクタデシルアミン、ドコンルアミン、ヤシ油アミン及び/又は獣脂アミンであ る。
構造単位A1[式中、R1は水素、R2は水素またはメチル基、およびR3は水 素またはC0〜4アルキル基を表す。〕を含むポリマーと、アミノアルコールエ 及び/又はシアミン■、好ましくはアミノアルコールとの反応により調製された 少なくとも部分的に水溶性のポリマーの存在下に、印刷古紙及び/又は紙循環水 から印刷インキを特に効果的に除去することができる。
本発明で使用される少なくとも部分的に水溶性のポリマーは好ましくは水溶液ま たは水性分散液として存在し、ポリマー含量は1〜20重量%、好ましくは1〜 5重量%である。
本発明で使用されるポリマーは、好まシ2<は、風乾紙原料基準で0.02〜2 重量%、より好ましくは領1〜0.5重量%の量で紙原料懸濁液に添加される。
風乾紙原料とは、紙原料中、内部湿分の平衡状態が達成されていることを意味す る。この平衡状態は温度および空気の相対湿度に依存する。
多くの場合、例えば、オ)ノノール(Olinor:登録商標)4010、オリ ノール(登録商標)4020及び/又はオリノール(登録商標)DG40(全て ヘンケル社(Henkel KGaA)製)のようなCI 0−22脂肪酸、6 〜22個の炭素原子を含むエトキシル化アルコール、エトキンル化アルキルフェ ノール、ポリアクリルアミド及び/又はポリジメチルアミノエチルメタクリレー トのようなポリマー、及び/又は例えば西ドイツ特許38 39 479に記載 されているようなコポリマーと、風乾紙原料基準で0.01−1重量%の量で、 並びに/若しくは西ドイツ特許3909 568に記載されているその場で沈降 させた 式: M(II)+−xM(nl)x(OH)2(A2−)x/z ・nH,, 0〔式中、M(n)は二価金属カチオン、M(III)は三価金属カチオン、A ′−は−塩基及び/又は多塩基酸のアニオン、Xは0.01〜0.5の数および nはO〜20の数を表す。〕て示される層状化合物と、本発明で用いるポリマー とを組み合わせて用いると、脱インキの結果、すなわち印刷古紙からの印刷イン キの除去を向上させることができる。その場で沈降させた層状化合物中における 二価金属カチオン対三価金属カチオンのモル比は、好ましくは20:1〜1.1 である。三価金属カチオンは、風乾紙原料基準で0.3〜2重量%の量で用いる ことができる。
本発明のポリマーの存在下に、水希釈性及び/又は溶媒含有印刷インキ、好まし くは水希釈性印刷インキを、それのみ又は溶媒含有印刷インキ、例えば回転式新 聞インキ、本印刷インキ、オフセット印刷インキ、イラスト凹版印刷インキ、フ レキソ印刷インキ、レーサープリントインキ及び/又は包容凹版印刷インキと組 み合わせて、印刷古紙から、例えば新聞紙、マガジン、コンピューター用紙、ジ ャーナル、冊子、フオーム、電話帳及び/又はカタログから除去することができ る。得られた脱インキ古紙は、非常に高い白色度において優れている。
パルパー内において、典型的に0.5〜15重量%の(100%)過酸化水素、 0〜2.5重量%の99重量%水酸化ナトリウムおよびO〜4.0重量%のソー ダ水ガラスを含み、固型分含量が35重量%(37〜40ボ一メ度)である水溶 液中(全ての重量%は風乾古紙基準)、パルプ密度を例えば1〜5重量%とじて 、20〜60℃の温度で印刷古紙が解繊される。次に、0.6〜1.6重量%の 紙原料懸濁液が得られるように、紙原料懸濁物を水に撹拌混入するかまたは水を 懸濁物に添加する。20〜60℃の温度での60〜120分の滞留時間後、風乾 紙原料基準で0,02〜2重量%の本発明で用いられるポリマーを紙原料懸濁液 に添加する。次に脱離した印刷インキ粒子を、既知の方法により洗浄または浮選 により繊維懸濁液から除去する。浮選は、好ましくは既知の方法により、例えば デンバー(Denver)浮選セルにおいて行われる。
上記物質、例えば脂肪酸、エトキンル化脂肪アルコール及び/又はアルキルフェ ノール、ポリマー、コポリマー並びに/若しくはその場で沈降させた層状化合物 の−またはそれ以上を用いる場合、それらは紙原料の分離中またはその前にまた は本発明の化合物と一緒に紙原料懸濁液に添加することができる。
本発明の化合物を用いると、古紙および循環水の両方から印刷インキが除去され る。本発明の化合物を紙循環水の別の処理に用いることもできる。その場合、循 環水11当たり2〜100mgの本発明の化合物を添加した後、例えば濾過また は浮選により印刷インキ粒子を除去する。
撹拌機、還流冷却器および二つの滴下漏斗を備えた反応フラスコにキシレン10 0gを導入し100℃に加熱した。100℃の温度において合計2時間かけて、 一つの滴下漏斗からエチルアクリレート100gを滴加し、同時に他の滴下漏斗 からキシレン20gに溶解した過酸化ジベンゾイル1gを滴加した。モノマー添 加後、混合物を100℃で更に1時間撹拌した。25℃における比粘度ηが1゜ 40(トルエン中10重量%)であるポリエチルアクリレートが形成された。
次に、2−ジエチルアミンエタノール117gおよびナトリウムメチラート6. 6gを添加し、温度を130℃〜140℃に上昇させ、同時にエタノールを留去 した。反応後、キシレンを減圧留去し、得られたポリマーを酢酸を含む水に溶解 した。ポリマー含量1重量%の溶液を得た。
本発明によるポリマーHの調製 本発明のポリマーエの製造と同様の方法により、過酸化ジベンゾイル0.5gの 存在下にエチルアクリレート100gを重合した。
得られたポリエチルアクリレートは25℃における比粘度ηが1゜69(トルエ ン中10重量%)であった。
次に、本発明のポリマー■の調製と同様の方法により、2−ジエチルアミノエタ ノールと反応させ、ポリマー含量1重量%の水溶液を調製した。
本発明のポリマー■の調製 本発明のポリマーエの調製と同様の方法により、エチルアクリレ−hloOgお よび20gのキシレンに溶解した過酸化ジベンゾイル1gを、800Cで2時間 かけてキシレン100gに添加した。モノマー添加後、混合物を90°Cて更に 1時間撹拌した。得られたポリエチルアクリレートは、25℃における比粘度η が2.54()ルエン中10重量%)であった。
次に、本発明のポリマーエの調製と同様の方法により、2−ジエチルアミノエタ ノールと反応させ、ポリマー含量1重量%の水溶液を調製した。
応用例 フレキソ印刷インキにより印刷した風乾印刷古紙(100%新聞紙)20g(湿 分8.3%の絶乾物として18.4g)を、スターミックス(S tarmix )の工程2において、固型分含量35重量%(37〜40ボ一メ度)のソーダ水 力ラス2.0重■%、30重量%過酸化水素2.33重量%、99重量%水酸化 ナトリウム10重1%(重量%は全て風乾紙原料基準)を含む水溶液520m1 中、45℃で10分間ばらばらにした。次にパルプを水で1.841に希釈し、 45°Cで1,5時間静置した。この繊維懸濁液600m1に、撹拌下、風乾紙 原料基準で02重量%の本発明のポリマーを添加し、それをテンバー実験室用浮 選セル(600ml)において300 rpmで45°Cにて12分間浮選した 。浮選後、ヌッチェフィルターにより水(循環水)からパルプを分離し、フォト ドライプレスにより二つの濾紙間においてシートに形成し、100℃で90分間 乾燥した。
脱インキの結果を表1に示す。脱インキ性値(DEM)は、印刷(BS)、脱イ ンキ(DS)および未印刷(US)紙原料の反射率R457゜。(白色度)から 下記式により算出した: (0%は脱インキしないことを表し、100%は定量的膜インキを表す。) 循環水の質は透過率測定〔フォトメーター(P hotometer) 662 、スイス、ヘリサラ(Herisau)在メトo(Metro)製、透過率T( %)が高いほと循環水の質がより優れている。100%Tは透明な循環水を意味 する。〕により決定した。
表1 使用した R457R457R457DEM(%) T(%)ポリマー (US ) (BS) (DS)1 51.2 27,2 44.1 70 982 5 1.2 27.2 43.8 69 1003 51.2 27.2 42.3  63 99国際調査報告 国際調査報告

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.カルボキシル基及び/又はエステル基−COOR〔式中、RはC1−8アル キル基または芳香族基を表す。〕並びに/若しくは−CO−O−CO−基を含む ポリマーを、ポリマー中に存在するカルボキシル、エステル及び/又は潜在カル ボキシル基を基準に、B1.0〜1当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、R5はC1−8アルキル基ま たは芳香族基、R6およびR7は同一または異なってC1−4アルキル基または 芳香族基を表すか、またはR6およびR7は一緒になってCH2CH2−O−C H2CH2を表し、nは2、3及び/又は4、およびxは0〜10の数を表す。 〕で示されるアミノアルコール、 B2.0〜1当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、R8はC1−8アルキル基 または芳香族基、R9は水素またはC1−4アルキル基、およびR10およびR 11は同一または異なってC1−4アルキル基を表す、またはR10およびR1 1は一緒になって−CH=CH−N=CH−を表す。〕 で示されるジアミン、 B3. 0〜0.5当量の式:  HO−(CmH2mO)y−R12         (III)〔式中、R 12はC6−22アルキル基または芳香族基、mは2、3及び/又は4、および yは0〜30の数を表す。〕で示されるアルコール、および B4. 0〜0.5当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)〔式中、R13は水素またはC1− 4アルキル基、およびR14はC6−22アルキル基または芳香族基を表す。〕 で示されるアミンと、成分B1およびB2の合計当量が0とならないようにして 反応させることにより調製された重量平均分子量が2000〜500000の少 なくとも部分的に水溶性のポリマーの、印刷古紙及び/又は紙循環水からの印刷 インキの除去のための使用。
  2. 2.重量平均分子量5000〜300000、好ましくは10000〜1000 00である少なくとも部分的に水溶性であるポリマーを用いる請求項1記載の使 用。
  3. 3.カルボキシル、エステル及び/又は無水物基を含むポリマーを、ポリマー中 のカルボキシル、エステル及び/又は潜在カルボキシル基を基準に、 B1.0〜1当量のアミノアルコール、B2.0〜1当量のジアミン、 B3.0〜0.2当量のアルコール、およびB4.0〜0.2当量のアミンと、 成分B1およびB2の合計当量が0.7〜1となるようにして反応させることに より調製された少なくとも部分的に水溶性のポリマーを用いる請求項1または2 記載の使用。
  4.  4.カルボキシル、エステル及び/又は無水物基を含むポリマーが、式: A1.▲数式、化学式、表等があります▼、A2.▲数式、化学式、表等があり ます▼及び/又はA3.▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R1および R2は同一または異なって水素またはメチル基、およびR3およびR4は同一ま たは異なって水素、C1−8アルキル基または芳香族基を表す。〕 で示される構造単位を含む請求項1〜3のいずれかに記載の使用。
  5. 5.カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーが構造単位A 1を含む請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
  6. 6.構造単位A1〔式中、R1は水素、R2は水素またはメチル基、およびR3 は水素またはC1−4アルキル基を表す。〕を含むポリマーを、アミノアルコー ル及び/又はジアミン、好ましくはアミノアルコールと反応させることにより調 製された少なくとも部分的に水溶性のポリマーを用いる請求項1〜5のいずれか に記載の使用。
JP2511593A 1989-08-31 1990-08-22 少なくとも部分的に水溶性のポリマーの印刷古紙及び/又は紙循環水からの印刷インキの除去のための使用 Pending JPH05500690A (ja)

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