JPH0549227A - ステツピング電磁アクチユエータ - Google Patents

ステツピング電磁アクチユエータ

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JPH0549227A
JPH0549227A JP20273091A JP20273091A JPH0549227A JP H0549227 A JPH0549227 A JP H0549227A JP 20273091 A JP20273091 A JP 20273091A JP 20273091 A JP20273091 A JP 20273091A JP H0549227 A JPH0549227 A JP H0549227A
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JP
Japan
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magnetic pole
magnetic
fixed
pole piece
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP20273091A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kamitsubara
常男 上津原
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MIC KOGYO KK
Original Assignee
MIC KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁石の磁路に永久磁石が挿入され動作感度を
低下させていたステッピング電磁アクチュエータを改善
する。 【構成】非磁性体2で両端部を閉じたヨーク1、第1〜
第4固定磁極片7、8、9、10とコイル3、4及びス
ペーサ5からなる固定子と;シャフト15上に、第1可
動磁極片12、永久磁石6、円筒磁性体13をそれぞれ
連接した可動子と;からなり、磁極片8、9、10の内
周面(同位置に)に2個の固定磁極11を、円筒磁性体
13上の各磁極片8、9、10に対向する外周面位置に
2個の可動磁極14を設け、3組の可動磁極14の外周
面上の位置は円筒磁性体13の軸方向に沿い順次それぞ
れ120度ずつずらせて配置した。所定極性の電流をコ
イル3、4に同時に通電し、可動子をステップ状に回転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁調節弁、カメラ、
OA機器、NC工作機、等のメカトロニクス機備や各種
電磁振動装置等に利用されるステッピング電磁アクチュ
エータに関し、さらに詳しくは、所定極性のパルス通電
によって、所要の機械的変位、振動あるいは歩進等の操
作を実施するステッピング電磁アクチュエータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ステップ電磁操作のためには、特
にコストの点から、各種のステップモータの利用が多く
なってきた。ステップモータは、構造と動作原理からP
M型(永久磁石型)とHB型(ハイブリッド型)が周知
である。
【0003】まず、PM型について図6により説明す
る。図6に示すような磁化方向を持つ永久磁石で構成さ
れたロータに対し、ステータコイルC1 に図示の極性の
磁束を誘起するようにパルス電流を通電すると、ロータ
のN極を吸引しロータを反時計方向に回転させ、ロータ
のN極がコイルC4 の位置にきたとき、今度はC2 のコ
イルを励磁する。このような動作を次々と繰返しステッ
プ動作を実施させることができる。
【0004】次にHB型は図7に示すような断面のロー
ター構造をもち、ローターの磁極Aはすべて永久磁石の
N極、磁極BはS極とし、A、Bの磁極は円周上で互に
1ピッチの位相差を形成し、前述のステータコイルC
1 、C2 、C3 、C4 に所定極性の磁束を誘起するよう
にパルス電流を通電しステップ動作を実施させるもので
ある。
【0005】すなわち、従来のステップモータは、何れ
もロータである永久磁石の磁極と、ステータの電磁石の
磁極との間の磁気的吸引力を利用するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述のステップ
モータに代表される従来のステッピング電磁アクチュエ
ータには、次のような問題点がある。 (1)ステータに配置される電磁石の磁路には永久磁石
が直列に挿入されている。永久磁石の素材の導磁率は周
知のとおり、ほぼ空気に等しいので、電磁石の磁路のレ
ラクタンスは大きな値となり、所要の吸引力を発生させ
るための電磁石の所要励磁アンペアターンが増大し動作
感度を低下させる原因となる。
【0007】(2)ステップモータは、各サイクルにお
いて、ステータの全コイルの相数分の1にのみ通電する
よう構成されており装置が大型化する。 (3)ステータ巻線の組立を行う場合など、構造が複雑
なために価格が高騰するという問題がある。 本発明は、上記問題点を解消し、高感度で小型、軽量で
単純、頑丈で安価な量産に適したステッピング電磁アク
チュエータの提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するもので、次の技術手段を採った、すなわち、
(1)中心軸受孔を設けた非磁性底板で両端面を閉じた
筒状ヨーク、ヨーク内に配設されヨーク内側面に各周縁
部を当接させると共にそれぞれ所定径同心円孔を備えた
第1固定磁極片、非磁性スペーサ、第2固定磁極片、第
1のコイル、第3固定磁極片、第2のコイル及び第4固
定磁極片を順次同軸に連設した固定子と、(2)軸受孔
及び円孔内に挿通されたシャフト、シャフトを囲繞し
て、固定子の第1固定磁極片、非磁性スペーサのそれぞ
れに対向する位置に配設される第1可動磁極片、軸方向
に磁化された永久磁石及び永久磁石の一磁極面に一端面
を当接させた円筒磁極体をそれぞれ連設した可動子と;
からなり、第2、第3及び第4固定磁極片は各内周面上
の相対的同位置にそれぞれの固定磁極を所定数等間隔に
凸設し、また、第2、第3及び第4固定磁極片に対向す
る円筒磁極体の外周面上にはそれぞれ可動磁極を所定数
等間隔に突設すると共にそれぞれの外周面上の位置を軸
方向に沿い順次所定角度ずつ移動させて配設し、第1及
び第2のコイルに同時に所定極性のパルス電流を通電し
たとき、固定磁極群及び可動磁極群に誘起される磁束と
永久磁石の磁束とを相加又は相殺させて可動子をステッ
プ状に正又は負方向に回転させる通電手段を備えたこと
を特徴とするステッピング電磁アクチュエータである。
【0009】
【実施例】本発明の作用を一実施例に基いて図面により
説明する。図1は本発明の一実施例の説明図であり、図
1(a)は軸方向断面を示す説明図、図1(b)は図1
(a)の側面図である。本発明のステッピング電磁アク
チュエータは、図1(a)に示すように、両端面を、中
心に軸受孔2aを設けた非磁性底板2によって閉じられ
た円筒状ヨーク1内に、ヨーク内側面に各周縁部を当接
させると共にそれぞれ所定径同心円孔を備えた第1固定
磁極片7、非磁性体スペーサ5、第2固定磁極片8、第
1のコイル3、第3固定磁極片9、第2のコイル4、第
4固定磁極片10を順次連設して、同軸に固定した固定
子と、ヨーク1の軸受孔2aにシャフト15を挿通し、
シャフト15上に、固定子の第1固定磁極片7、非磁性
体スペーサ5のそれぞれに対向する位置に、第1可動磁
極片12、永久磁石6を、永久磁石6に隣接して円筒磁
極体13をそれぞれ連設した可動子とからなる。
【0010】図2(a)、図2(b)、図2(c)及び
図2(d)はそれぞれ、図1(a)のA−A矢視断面
図、B−B矢視断面図、C−C矢視断面図及びD−D矢
視断面図であり、第2〜第4固定磁極片に設けられた固
定磁極11とこれ等に対向する円筒磁極体13上に配設
された可動磁極14の相対位置関係を示したものであ
る。
【0011】すなわち、図2(b)、(c)及び(d)
に示すように、第2固定磁極片8、第3固定磁極片9及
び第4固定磁極片10にはそれぞれ2個の固定磁極11
が内周面上に突設してある。また、シャフト15上の、
第2固定磁極片8、第3固定磁極片9、第4固定磁極片
10に対向する円筒磁極体13の周面上には、それぞれ
2個の可動磁極14が突設されており、その相対位置は
順次120度ずづずらして配置されている。
【0012】第1固定磁極片7と第1可動磁極片12
は、図2(a)に示すように、微少間隙を介して対面し
ており、以下図2(b)、図2(c)及び図2(d)に
示すように、可動子は固定子に対して60度のステップ
で回転するように構成されている。図3は、可動子がス
テップ回転駆動される第1の段階において、各固定磁極
片の固定磁極11と円筒磁極体13上に設けられた可動
磁極14との対向状態の説明図である。なお、図3
(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ、図2
(a)、図2(b)、図2(c)及び図2(d)に対応
させたものである。
【0013】最初に各固定磁極片の固定磁極11群と可
動磁極14群が図3に示すような、第1段階の対面状態
にある場合、永久磁石による磁束が図示実線矢印のよう
に分流しているとすれば、第1、第2のコイル3、4に
通電して、図示点線矢印の方向の磁束を発生させれば、
周知のとおり、異なる起磁力による逆方向の磁束が作用
する物体間には反発力、同方向の磁束が作用する物体間
には吸引力が発生するので、可動磁極14には時計方向
の磁気力が作用して、各可動磁極14は図4に示す第2
段階の状況に回転して停止する。図4に示す状態におい
て、点線矢印の磁束を発生させるよう、コイル3、4に
通電すれば、同様の作用によって図5に示す第3段階の
各可動磁極14の状態に回転し、そして第3段階でさら
に図示点線矢印の磁束を発生させれば、各可動磁極14
は第1段階の状態へ戻る。可動子は固定子に対し順次6
0°ずつ時計方向へステップ状に回転する。
【0014】すなわち、本実施例では、2個のコイルに
同時に所定極性の通電を実施することにより、所定方向
にステップ駆動して回転させることができる。本実施例
ではヨーク1を円筒状としたが、必ずしも円筒の必要は
ない。又、永久磁石の磁化方向や磁極片の形状は本実施
例に限定されるものではない。なお、可動子を所定方向
にステップ駆動して回転させる通電手段は周知であり省
略する。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、各コイ
ルに通電した時の各固定磁極及び各可動磁極に誘起され
る磁束と永久磁石の磁束とを相加及び相殺させて可動子
をステップ状に回動させるので、次の優れた効果を奏す
る。 ア 電磁石の磁路に永久磁石が直列に挿入されておら
ず、また2個のコイルに同時に通電するので、高感度、
小型、軽量かつ単純構造に製造することができる。
【0016】イ 構造が単純であるため安価で量産に好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例の軸方向断面の
説明図、図1(b)は図1(a)の側面図である。
【図2】図2は本発明の各固定磁極片と各可動磁極片の
各磁極の相対位置の説明図であり、図2(a)は図1
(a)のA−A矢視断面図、図2(b)は図1(a)の
B−B矢視断面図、図2(c)は図1(a)のC−C矢
視断面図、図2(d)は図1(a)のD−D矢視断面図
である。
【図3】図3は本発明の作用説明図であり、ステップ駆
動の第1段階を示す。図3(a)、図3(b)、図3
(c)、図3(d)は、それぞれ図2(a)、図2
(b)、図2(c)、図2(d)に対応している。
【図4】図4は本発明の作用説明図であり、ステップ駆
動の第2段階を示す。
【図5】図5は本発明の作用説明図であり、ステップ駆
動の第3段階を示す。
【図6】図6は従来技術の説明図である。
【図7】図7は従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 底板 2a 軸受孔 3 第1のコイル 4 第2のコイル 5 スペーサ 6 永久磁石 7 第1固定磁極片 8 第2固定磁極片 9 第3固定磁極片 10 第4固定磁極片 11 固定磁極 12 第1可動磁極片 13 円筒磁性体 14 可動磁極 15 シャフト 実線矢印 永久磁石の磁束 点線矢印 コイルに通電したときの磁束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸受孔を設けた非磁性底板で両端面を
    閉じた筒状ヨーク、該ヨーク内に配設され該ヨーク内側
    面に各周縁部を当接させると共にそれぞれ所定径同心円
    孔を備えた第1固定磁極片、非磁性スペーサ、第2固定
    磁極片、第1のコイル、第3固定磁極片、第2のコイル
    及び第4固定磁極片を順次同軸に連設した固定子と;該
    軸受孔及び該円孔内に挿通されたシャフト、該シャフト
    を囲繞して、該固定子の第1固定磁極片、非磁性スペー
    サのそれぞれに対向する位置に配設される第1可動磁極
    片、軸方向に磁化された永久磁石及び該永久磁石の一磁
    極面に一端面を当接させた円筒磁極体をそれぞれ連設し
    た可動子と;からなり、該第2、第3及び第4固定磁極
    片は各内周面上の相対的同位置にそれぞれの固定磁極を
    所定数等間隔に凸設し、また、該第2、第3及び第4固
    定磁極片に対向する該円筒磁極体の外周面上にはそれぞ
    れ可動磁極を所定数等間隔に突設すると共にそれぞれの
    該外周面上の位置を軸方向に沿い順次所定角度ずつ移動
    させて配設し、該第1及び第2のコイルに同時に所定極
    性のパルス電流を通電したとき、該固定磁極群及び該可
    動磁極群に誘起される磁束と該永久磁石の磁束とを相加
    又は相殺させて該可動子をステップ状に正又は負方向に
    回転させる通電手段を備えたことを特徴とするステッピ
    ング電磁アクチュエータ。
JP20273091A 1991-08-13 1991-08-13 ステツピング電磁アクチユエータ Pending JPH0549227A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000704