JPH0548327Y2 - - Google Patents

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JPH0548327Y2
JPH0548327Y2 JP1987190263U JP19026387U JPH0548327Y2 JP H0548327 Y2 JPH0548327 Y2 JP H0548327Y2 JP 1987190263 U JP1987190263 U JP 1987190263U JP 19026387 U JP19026387 U JP 19026387U JP H0548327 Y2 JPH0548327 Y2 JP H0548327Y2
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conductors
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、断面円形の1本の導体を複数本の扇
形導体に分割して形成されている所謂分割導体を
構成する扇形導体の各導体相互間にセパレーター
を安定して縦添えすることのできるセパレータ縦
添え装置に関する。
【従来の技術】
電線導体は、単線であれば断面積が大きいほど
その電線導体に流せる電流容量は大きい。これ
は、電流の表皮効果によるものである。すなわ
ち、電線導体の電流容量はその電流を流す電線導
体の表面積に依存している。ところで、送電線ケ
ーブルなどでは、設置条件、布設環境等によつて
機械的強度の面から電線導体の断面積はかなり太
いものが要求されている。しかし、単線にすると
電線導体の断面積の割に表面積が小さくなつてし
まい、前述の如く、電流容量がその電流を流す電
線導体の表面積に依存しているところから単線に
よつて送電できる電流容量が電線導体の断面積の
比して充分採れないという問題がある。したがつ
て、従来より単線を複数の導体に分割して電線導
体の表面積を大きく確保する所謂分割導体が用い
られている。この分割導体は、断面形状が1本の
電線導体を複数本の電線導体に分割したような状
態になつているものである。すなわち、複数本の
断面扇形の電線導体を要の部分を合わせて1本の
断面円形の電線導体とするものである。この断面
扇形の電線導体を一般に扇形導体と称している。
このように1本の電線導体があたかも複数本の電
線導体に分割されたような状態を呈している電線
導体を分割導体と称している。この分割導体を形
成する各扇形導体相互間は、表面積を大きく確保
するために互いに若干のスペースが設けられてい
る。この若干のスペースを確保するためのセパレ
ータが縦添えされている。このように電線導体が
断面円形の単線の場合に、その断面積がかなり太
い場合には、断面円形の単線を断面形状が扇形の
複数の扇形導体に分割して各扇形導体相互間にセ
パレータを縦添えして電線導体の表面積を大きく
確保する所謂分割導体が用いられている。 この分割導体を形成する各扇形導体相互間に挟
み込まれるセパレータの縦添えは、従来、例えば
が分割導体を形成する扇形導体が4本(4分割導
体)である場合は、2枚のセパレータを必要と
し、この2枚のセパレータのそれぞれのセパレー
タを挟み込む基準となるそれぞれの扇形導体の断
面扇形の要の角度に合わせ、4本の扇形導体を撚
し合わせる直前に2枚のセパレータのそれぞれを
V形ラツパ管等で断面V字形に成形している。そ
して、このV形ラツパ管等で断面V字形に成形し
た2枚のセパレータのそれぞれを挟み込む基準と
なるそれぞれの扇形導体の断面扇形の要の下側
に、この成形したセパレータのV字形の角が合致
するように4本の扇形導体を撚り合わせる直前に
供給して、4本の扇形導体間にセパレータを介添
えした状態で撚り合わせが行われていた。すなわ
ち、2枚のセパレータを相対向する扇形導体21
0,230の断面扇形の要を通る中心軸lと直行
するように供給し、V形ラツパ管等で第5図Aに
示す如くセパレータ300,400を断面V字形
に扇形導体210,220,230,240を撚
り合せる直前に成形し、扇形導体210,22
0,230,240間に縦添えしていく。その
後、扇形導体210,220,230,240
は、撚線機の入口に近づくにしたがつて第5図B
に示す如く間隔が狭まつていき、撚線機の入口に
おいて第5図Cに示す如くセパレータ300,4
00を噛み込む。このようにセパレータ300,
400は、4本の扇形導体210,220,23
0,240を撚り合わせる直前にV形ラツパ管等
で断面V字形に成形して、この成形したセパレー
タのV字形の角が扇形導体210,230の断面
扇形の要の角の部分に、合致するように供給され
ている。
【考案が解決しようとする問題点】
このように、送電線ケーブるなどでは、設置条
件、敷設環境等によつて機械的強度の面から電線
導体の断面積はかなり太いものが要求されてお
り、現実に太い径の電線導体が使用されている。
この送電線ケーブルなど太い径の電線導体にあつ
ては、前述の如く単線にすると電線導体の断面積
の割に表面積が小さくなつてしまい、送電できる
電流容量が電線導体の断面積の比して充分採れな
いために、単線を複数の導体に分割た所謂分割導
体が用いられている。この分割導体は、単線にし
た場合の太さによつて分割する導体の数が一定し
ていない。したがつて、分割導体を構成する扇形
導体の断面扇形の要の開く角度は、一定していな
い。また、この分割導体は、分割したままの状態
では送電線ケーブルとして機械的強度が減少して
しまうため、分割導体を構成する扇形導体を撚り
合わせて撚線としている。ところが、この送電線
ケーブルなど太い径の電線導体は、分割導体にし
ても、分割導体を構成する扇形導体1本、1本の
径が太いため、前部を一遍に撚ろうとしても撚線
機にかかる負荷が大きすぎてしまい、充分に撚れ
ないという問題がある。そこで、分割導体を構成
する扇形導体を全部合わせて撚り合わせる前に、
分割導体を構成する扇形導体のそれぞれに予め撚
りを加えておくことが行われている。すなわち、
分割導体を構成する扇形導体のそれぞれは、予め
撚りが加えられている。したがつて、この分割導
体を構成する扇形導体のそれぞれに予め加えられ
ている撚りによつて扇形導体には、スパイラルピ
ツチが形成されている。この扇形導体に形成され
ているスパイラルピツチは、一定に製造しても、
機械的な誤差等によつて一定にはならず、バラツ
キが生じてしまう。 このため、従来のようなセパレータの縦添え方
法にあつては、分割導体を構成する扇形導体の各
扇形導体間に縦添えされるセパレータが、扇形導
体の断面扇形の中心軸lと直交するように供給さ
れ、かつ、この扇形導体の断面扇形の中心軸lと
直交するように供給されたセパレータを、分割導
体を構成する扇形導体を撚り合わせる直前にV字
形に成形し、分割導体を構成する扇形導体の各扇
形導体間に縦添えするものであるため、電線ケー
ブル製造ラインのラインスピードが上昇すると、
分割導体を構成する扇形導体のそれぞれに予め加
えられている撚りによつて形成される扇形導体の
スパイラルピツチのバラツキによつて第6図Aに
示す如く、扇形導体の断面扇形の要である中心軸
lの位置にズレを生じ、この位置ズレが生じても
この位置ズレを修正することが出来ず、位置ズレ
のままセパレータを噛み込むことになり、第6図
Bに示す如く、セパレータのかたよりを起こして
しまうという問題点を有している。 また、従来のようなセパレータの縦添え方法に
あつては、分割導体を構成する扇形導体の各扇形
導体間に縦添えされるセパレータが、扇形導体の
断面扇形の中心軸lと直交するように供給され、
かつ、この扇形導体の断面扇形の中心軸lと直交
するように供給されたセパレータを、分割導体を
構成する扇形導体を撚り合わせる直前にV字形に
成形し、分割導体を構成する扇形導体の各扇形導
体間に縦添えするものであるため、分割導体を構
成する扇形導体の数によつて扇形導体の断面扇形
の要の開き角度が異なるところから、この分割導
体の種類によつて扇形導体の断面扇形の要の開き
角度に合うV形ラツパ管等のセパレータをV字形
に成形する治具を用意し、分割導体の種類に合わ
せて、その都度治具を交換しなければならず、作
業効率が悪いという問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、セパレータを扇形導体の断面扇形の要
の部分によつて断面V字形に成形し、電線ケーブ
ルの製造ラインのラインスピードを上昇しても、
扇形導体の断面扇形の要の位置ズレを生じること
がなく、セパレータの偏りを防止することがで
き、かつ、分割導体を構成する扇形導体の数によ
つて扇形導体の断面扇形の要の開き角度が異なつ
ても分割導体の種類に合わせて、その都度治具を
交換することなく、扇形導体の各導体相互間にセ
パレータを安定して縦添えすることのできるセパ
レータ縦添え装置を提供しようとするものであ
る。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるセ
パレータ縦添え装置は、複数の扇形導体に分割し
該複数の扇形導体をそれぞれ撚り合わせて円形導
体を形成する際に該複数の扇形導体のそれぞれの
相互間に帯状のセパレータを縦添えするセパレー
タ縦添え装置において、上記セパレータの中央位
置を上記扇形導体の中心位置と合わせると共に該
セパレータに該セパレータの高さ位置を一定に保
持するテンシヨンを掛けて供給し、扇形導体の収
束力に基づく扇形導体の要のセパレータの中央位
置への接触圧によつて前記セパレータを折り曲げ
て相隣接する扇形導体間に挟み込むことによつて
前記複数の扇形導体の撚り合わせによつて構成さ
れる分割導体の各扇形導体間にセパレータを連続
的に縦添えするものである。 そして、上記セパレータ縦添え装置は、連続的
に平面上のセパレータを供給するセパレータ供給
手段と、上記扇形導体の要を通る中心線に対しセ
パレータ供給角度を調整するセパレータ供給角度
調整手段とによつて構成するのが好ましい。 さらに、上記セパレータ縦添え装置は、上記セ
パレータ供給手段と、上記セパレータ供給角度調
整手段とに、セパレータを撚線機に供給するに適
した高さ位置にガイドするセパレータ高さ位置ガ
イド手段を加えることによつて構成するのがよ
い。 また、上記セパレータ供給手段は、セパレータ
が何重にも巻き取られている回転式ローラースタ
ンドを回転させながら上記扇形導体の走行速度に
同期して供給するのが好ましい。 さらにまた、上記セパレータ高さ位置ガイド手
段は、セパレータを撚線機に上記複数の扇形導体
が入つていく高さ位置に設けられたガイドロール
である。 また、上記セパレータ供給角度調整手段は、セ
パレータをガイド支持しセパレータの中央を回転
軸として回転させることによつてセパレータを撚
線機に供給する角度を変更するリング状回転部材
で構成してある。
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 第1図には、本考案の一実施例を示すセパレー
タ縦添え装置の全体が示されている。 図において、セパレータ縦添え装置1は、セパ
レータ供給手段2と、セパレータ高さ位置ガイド
手段3と、セパレータ供給角度調整手段4とによ
つて構成されている。 セパレータ供給手段2は、回転式ローラースタ
ンド21,22によつて構成されている。この回
転式ローラースタンド21及び回転式ローラース
タンド22には、それぞれセパレータ5,6が何
重にも巻採られており、この回転式ローラースタ
ンド21及び回転式ローラースタンド22を回転
させながらそれぞれセパレータ5,6を供給する
ようになつている。このセパレータ5,6は、ナ
イロンをベースにして帯状に形成し、この帯状の
ナイロンの表面にカーボンを塗布した導電性材料
で、半導電層である。この回転式ローラースタン
ド21及び回転式ローラースタンド22は、図示
されていないが、固定手段によつて回転自在に固
定されている。この回転式ローラースタンド2
1,22に巻かれているセパレータ5,6は、ガ
イドロール7,8にガイドされてガイドロール9
に供給され、さらにセパレータ高さ位置ガイド手
段3に供給されている。このガイドロール7,8
は、扇形導体80,81(第1図には図示されて
いない)、82,83を支持ガイドする支持材1
3に回転自在に支持固定されている。この支持材
13には、扇形導体80をガイドするガイドロー
ル15及び扇形導体82をガイドするガイドロー
ル16が回転自在に支持固定されている。また、
ガイドロール9は、扇形導体80,81(第1図
には図示されていない)、82,83を支持ガイ
ドする支持材14に回転自在に支持固定されてい
る。この支持材14には、扇形導体80をガイド
するガイドロール17及び扇形導体82をガイド
するガイドロール18が回転自在に支持固定され
ている。 このガイドロール9を通過したセパレータ5,
6は、セパレータ高さ位置ガイド手段3に供給さ
れる。このセパレータ高さ位置ガイド手段3は、
第2図に示す如き構成を有している。すなわち、
支持材13,14に支持固定されている棒状の支
持杆70に支持部材31がボルトナツト34,3
5によつて固定されている。この支持部材31の
両端部には、ガイドロール32,33が回転自在
に設けられている。このガイドロール32,33
によつてセパレータ5,6は、ガイドされてい
る。このセパレータ5,6は、ガイドロール3
2,33によつて支持ガイドされた後、セパレー
タ供給角度調整手段4に供給される。 このセパレータ供給角度調整手段4は、前記支
持杆70に支持固定されている。このセパレータ
供給角度調整手段4は、セパレータ5,6を撚線
機100の入り口に供給する際、セパレータ5,
6の扇形導体80,82に対する角度を適した角
度、すなわち、セパレータ5,6が基準となる扇
形導体80,82の断面扇形の中心軸と直交する
ようにして撚線機100の入り口に供給するよう
にセパレータ5,6の扇形導体80に対する角度
を調節して撚線機100の入り口に供給するもの
で、第3図に示す如き構成を有している。すなわ
ち、支持杆70には、筐体41がボルトナツト4
2,43によつて固定されている。この筐体41
は、直方体状に構成されており、この筐体41の
一方の端部には、筒状のリング状回転部材51が
回転自在に嵌着されている。このリング状回転部
材51は、筒状の周囲にギヤが形成されており、
このギヤに操作ネジ54が螺合されている。ま
た、このリング状回転部材51の筒状内部には、
ガイド52,53が設けられている。このガイド
52,53は、セパレータ5を両端部で支持する
ためのもので、セパレータ5は、ガイド52,5
3によつて両端部が支持され安定に撚線機100
の入り口に供給される。このリング状回転部材5
1は、操作ネジ54を第3図図示矢印Aに示す方
向に回転することによつて第3図図示矢印Bに示
す方向に回転するように、また、操作ネジ54を
第3図図示矢印Cに示す方向に回転することによ
つて第3図図示矢印Dに示す方向に回転するよう
に構成されている。 また、この筐体41の他方の端部には、筒状の
リング状回転部材61が回転自在に嵌着されてい
る。このリング状回転部材61は、筒状の周囲に
ギヤが形成されており、このギヤに操作ネジ64
が螺合されている。また、このリング状回転部材
61の筒状内部には、ガイド62,63が設けら
れている。このガイド62,63は、セパレータ
6を両端部で支持するためのもので、セパレータ
6は、ガイド62,63によつて両端部が支持さ
れ安定に撚線機100の入り口に供給される。こ
のリング状回転部材61は、操作ネジ64を第3
図図示矢印Eに示す方向に回転することによつて
第3図図示矢印Fに示す方向に回転するように、
また、操作ネジ64を第3図図示矢印Gに示す方
向に回転することによつて第3図図示矢印Hに示
す方向に回転するように構成されている。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、扇形導体80,81,82,83は、第
4図Aに示す如く4方向から撚線機100の入り
口に向かつて第4図A図示矢印A,B,C,Dに
示す如く収束するように支持材13,14に支持
されているガイドロール15,16,17,18
によつて案内されて一定の線速で撚線機100に
送り込まれている。 一方、セパレータ5は、回転式ローラースタン
ド21から順次ガイドロール7,8に供給され、
このガイドロール7,8を介してガイドロール9
に供給される。このガイドロール9に供給された
セパレータ5は、セパレータ高さ位置ガイド手段
3に供給され、セパレータ高さ位置ガイド手段3
においてセパレータ高さ位置ガイド手段3のガイ
ドロール32によつて第4図A,Bに示す如く撚
線機100の入り口に供給するに適した高さ位置
に案内される。この撚線機100の入り口に供給
するに適した高さ位置に案内されたセパレータ5
は、セパレータ供給角度調整手段4に供給され、
このセパレータ供給角度調整手段4において撚線
機100の入り口に供給するに適した扇形導体8
0に対する角度、すなわち、セパレータ5が基準
とする扇形導体80の断面扇形の中心軸と直交す
るようにして撚線機100の入り口に供給するよ
うにセパレータ5の扇形導体80に対する角度を
調整して撚線機100の入り口に供給する。この
ようにして供給されるセパレータ5は、扇形導体
80,81,83間に強制的に送り込むのではな
く、扇形導体80と扇形導体81と扇形導体83
とによつてセパレータ5を挟み込む、挟圧力によ
つて扇形導体80,81,83の走行速度に同期
して扇形導体80,81,83間に引き込まれる
ものである。 この際、セパレータ5は、回転式ローラースタ
ンド21、ガイドロール7,8,9、セパレータ
高さ位置ガイド手段3のガイドロール32によつ
てあたえられる張力により、第4図Cに示す如く
扇形導体80の断面扇形の要の部分との接触圧が
高められる。さらに、セパレータ5は、第4図D
に示す如く扇形導体80と扇形導体81と扇形導
体83とによつて挟まれるようにして折り曲げら
れていく。そして、セパレータ5は、第4図Eに
示す如く扇形導体80と扇形導体81と扇形導体
83とによつて挟まれて扇形導体80の断面扇形
の要の部分との接触点を中心に断面V字状に成形
され扇形導体80,81,83間に縦添えされ
る。このように、セパレータ5は、扇形導体8
0,81,82,83を撚り合わせる直前、すな
わち撚線機100の入り口直前でV字形に成形す
るものではない。また、セパレータ5と扇形導体
80の断面扇形の要の部分との位置のズレは、セ
パレーター供給角度調整手段4により、扇形導体
80の断面扇形の中心軸に対するセパレータ5の
供給角度を調整し、セパレータ5と扇形導体80
の断面扇形の要の部分との位置のズレが生じない
ようにしている。 また、セパレータ6は、回転式ローラースタン
ド22から順次ガイドロール10,11に供給さ
れ、このガイドロール10,11を介してセパレ
ータ6は、ガイドロール12に供給される。この
ガイドロール12に供給されたセパレータ6は、
セパレータ高さ位置ガイド手段3に供給され、セ
パレータ高さ位置ガイド手段3においてセパレー
タ高さ位置ガイド手段3のガイドロール33によ
つて第4図A,Bに示す如く撚線機100の入り
口に供給するに適した高さ位置に案内される。こ
の撚線機100の入り口に供給するに適した高さ
位置に案内されたセパレータ6は、セパレータ供
給角度調整手段4に供給され、このセパレータ供
給角度調整手段4において撚線機100の入り口
に供給するに適した扇形導体82に対する角度、
すなわち、セパレータ6が基準とする扇形導体8
2の断面扇形の中心軸と直交するようにして撚線
機100の入り口に供給するようにセパレータ6
の扇形導体82に対する角度を調整して撚線機1
00の入り口に供給する。このようにして供給さ
れるセパレータ6は、扇形導体81,82,83
間に強制的に送り込むのではなく、扇形導体82
と扇形導体81と扇形導体83とによつてセパレ
ータ6を挟み込む、挟圧力によつて扇形導体8
1,82,83の走行速度に同期して扇形導体8
2,81,83間に引き込まれるものである。 この際、セパレータ6は、回転式ローラースタ
ンド22、ガイドロール10,11,12、セパ
レータ高さ位置ガイド手段3のガイドロール33
によつてあたえられる張力により、第4図Cに示
す如く扇形導体82の断面扇形の要の部分との接
触圧が高められる。さらに、セパレータ6は、第
4図Dに示す如く扇形導体82と扇形導体81と
扇形導体83とによつて挟まれるようにして折り
曲げられていく。そして、セパレータ6は、第4
図Eに示す如く扇形導体82と扇形導体81と扇
形導体83とによつて挟まれて扇形導体82の断
面扇形の要の部分との接触点を中心に断面V字状
に成形され扇形導体82,81,83間に縦添え
される。このように、セパレータ5は、扇形導体
80,81,82,83を撚り合わせる直前、す
なわち撚線機100の入り口直前でV字形に成形
するものではない。また、セパレータ6と扇形導
体82の断面扇形の要の部分との位置のズレは、
セパレーター供給角度調整手段4により、扇形導
体82の断面扇形の中心軸に対するセパレータ6
の供給角度を調整し、セパレータ6と扇形導体8
2の断面扇形の要の部分との位置のズレが生じな
いようにしている。
【考案の効果】
以上説明したように、セパレータは、中央の位
置で扇形導体の断面扇形の要の部分の一点より扇
形導体の分割導体中心に向かう収束力によつて押
圧されて押さえ込まれ、そのまま撚り合わせられ
る扇形導体間に挟み込まれていき、この扇形導体
の挟圧力によつてV字形に成形される。このた
め、従来、分割導体の種類によつて扇形導体の断
面扇形の要の開き角度に合うV形ラツパ管等のセ
パレータをV字形に成形する治具を用意し、分割
導体の種類に合わせて、その都度セパレータ成形
用治具を交換しなければならなかつたものが、本
考案によれば、セパレータ成形用治具を交換する
ことは勿論のこと、V形ラツパ管等治具を用いる
ことなく、扇形導体間にセパレータを正確に縦添
えすることができ、生産性を向上することができ
る。 また、本考案によれば、扇形導体のスパイラル
ピツチにバラツキがあつてもセパレーター供給角
度調整手段によつて、扇形導体の断面扇形の中心
軸に対するセパレータの供給角度を調整し、セパ
レータと扇形導体の断面扇形の要の部分との位置
のズレが生じないように調整することができるた
め、従来、電線ケーブル製造ラインのラインスピ
ードの上昇とともに起こつていた扇形導体の断面
扇形の要の部分とセパレータとの位置ズレによる
扇形導体間に縦添えされたセパレータの片寄りを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すセパレータ縦
添え装置の全体構成図、第2図は第1図図示セパ
レータ縦添え装置の一部拡大図、第3図は第1図
セパレータ縦添え装置のセパレーター供給角度調
整手段の詳細構成図、第4図は本実施例の動作説
明図、第5図は従来例の動作説明図、第6図は従
来例の問題点を説明するための図である。 1……セパレータ縦添え装置、2……セパレー
タ供給手段、3……セパレータ高さ位置ガイド手
段手段、4……セパレータ供給角度調整手段、
5,6……セパレータ、7,8,9,10,1
1,12,15,16,17,18,32,33
……ガイドロール、13,14……支持材、2
1,22……回転式ローラースタンド、51,6
1……リング状回転部材、70……支持杆、8
0,81,82,83……扇形導体、100……
撚線機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の扇形導体に分割し該複数の扇形導体を
    それぞれ撚り合わせて円形導体を形成する際に
    該複数の扇形導体のそれぞれの相互間に帯状の
    セパレータを縦添えするセパレータ縦添え装置
    において、上記セパレータの中央位置を上記扇
    形導体の中心位置と合わせると共に該セパレー
    タに該セパレータの高さ位置を一定に保持する
    テンシヨンを掛けて供給し、扇形導体の収束力
    に基づく扇形導体の要のセパレータの中央位置
    への接触圧によつて前記セパレータを折り曲げ
    て相隣接する扇形導体間に挟み込むことによつ
    て前記複数の扇形導体の撚り合わせによつて構
    成される分割導体の各扇形導体間にセパレータ
    を連続的に縦添えすることを特徴とするセパレ
    ータ縦添え装置。 (2) 上記セパレータ縦添え装置は、連続的に平面
    上のセパレータを供給するセパレータ供給手段
    と、上記扇形導体の要を通る中心線に対しセパ
    レータ供給角度を調整するセパレータ供給角度
    調整手段とによつて構成したものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のセパレータ縦添
    え装置。 (3) 上記セパレータ縦添え装置は、上記セパレー
    タ供給手段と、上記セパレータ供給角度調整手
    段とに、セパレータを撚線機に供給するに適し
    た高さ位置にガイドするセパレータ高さ位置ガ
    イド手段を加えることによつて構成したもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載のセパレータ縦添え装置。 (4) 上記セパレータ供給手段は、セパレータが何
    重にも巻き取られている回転式ローラースタン
    ドを回転させながら上記扇形導体の走行速度に
    同期して供給するものである実用新案登録請求
    の範囲第2項又は第3項記載のセパレータ縦添
    え装置。 (5) 上記セパレータ高さ位置ガイド手段は、撚線
    機に上記複数の扇形導体が入つていく高さ位置
    にセパレータを送り込むガイドロールである実
    用新案登録請求の範囲第2項、第3項、第4項
    のいずれか1項記載のセパレータ縦添え装置。 (6) 上記セパレータ供給角度調整手段は、セパレ
    ータをガイド支持し、該セパレータの中央を回
    転軸として回転させることによつて撚線機に供
    給するセパレータの角度を変更するリング状回
    転部材によつて構成したものである実用新案登
    録請求の範囲第2項、第3項、第4項、第5項
    のいずれか1項記載のセパレータ縦添え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032207A (ja) * 1983-07-29 1985-02-19 昭和電線電纜株式会社 Ofケ−ブルの分割導体成形方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6032207A (ja) * 1983-07-29 1985-02-19 昭和電線電纜株式会社 Ofケ−ブルの分割導体成形方法

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