JPH0547663A - 分子線結晶成長装置 - Google Patents

分子線結晶成長装置

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JPH0547663A
JPH0547663A JP20839091A JP20839091A JPH0547663A JP H0547663 A JPH0547663 A JP H0547663A JP 20839091 A JP20839091 A JP 20839091A JP 20839091 A JP20839091 A JP 20839091A JP H0547663 A JPH0547663 A JP H0547663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
molecular beam
shutter plate
substrate holder
source cell
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20839091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Imanishi
健治 今西
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分子線結晶成長装置に関し、分子線源セル用
シャッタ板に付着した分子線が液状に蓄積し、これが落
下または飛散しても分子線源セル用シャッタ板駆動手段
や基板ホルダ位置調節手段に設けられた気密保持用のベ
ローズが損傷を受けることのないようにされてなる分子
線結晶成長装置を提供することを目的とする。 【構成】 分子線源セル用シャッタ板駆動手段15が気密
的に真空容器11を貫通することを許す第1のベローズ5
と、基板ホルダ位置調節手段18が気密的に真空容器11を
貫通することを許す第2のベローズ5とを有する分子線
結晶成長装置において、第1及び第2のベローズ5の下
部には、少なくともベローズ5の伸縮可能長さに対応す
る高さを有する基部7が設けられ、少なくとも第1及び
第2のベローズ5の伸長時の長さに対応する長さを有す
る外筒8がベローズ5を包囲してベローズ5の上端に接
続されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分子線結晶成長装置、
特に、分子線結晶成長装置の分子線源セル用シャッタ駆
動手段及び基板ホルダ位置調節手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に分子線結晶成長装置の模式図を示
す。図において、11は真空容器であり、図示されていな
いが二重壁構造をなし、二重壁の間に液体窒素が供給さ
れて冷却されている。12は基板ホルダであり、13は基板
ホルダ12に支持された基板19を加熱するヒータであり、
18は基板ホルダ12を分子線の照射方向に位置合わせする
基板ホルダ位置調節手段である。14は分子線源セルであ
り、1は分子線源セルからの分子線を遮断するシャッタ
板であり、15はシャッタ板を駆動するシャッタ板駆動手
段である。16はシャッタ板駆動手段15または基板ホルダ
位置調節手段18を直線運動させる直線運動導入装置であ
る。17はシャッタ板駆動手段15または基板ホルダ位置調
節手段18を取り付けるために真空容器11に形成された開
口部に設けられたフランジであり、シャッタ板駆動手段
15または基板ホルダ位置調節手段18に設けられたフラン
ジ4と接続される。
【0003】複数の元素からなる化合物半導体を結晶成
長する場合には、複数の元素を複数の分子線源セル14に
それぞれ別々に装入して加熱する。加熱されて液体状態
となった各元素からは絶えず分子線が発生しており、基
板19上に結晶成長させる元素以外の分子線は分子線源セ
ル14をシャッタ板1をもって覆うことによって遮断され
る。
【0004】シャッタ板駆動手段15の詳細を図4と図5
とを参照して説明する。図4・5において、1はシャッ
タ板であり、2はシャッタ板駆動棹であり、直線運動導
入装置16(図示せず。)に接続されている。3は駆動棹
の移動を規制する止め板であり、4は真空容器11に形成
された開口部に設けられたフランジ17に接続されるフラ
ンジであり、5はベローズである。図4はシャッタ板1
が分子線源セル14から発生する分子線を遮断するために
上方に移動し、ベローズ5が伸長した状態を示し、図5
は分子線を通過させるためにシャッタ板1が下方に移動
し、ベローズ5が縮小した状態を示す。シャッタ板駆動
棹2とフランジ4との間にはシャッタ板駆動棹2が移動
可能なように間隙が設けられているが、ベローズ5によ
って、真空容器11の気密が保持されている。
【0005】なお、基板ホルダ位置調節手段18の構造は
分子線源セル用シャッタ駆動手段15と同様であるので説
明を省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】分子線源セル14からの
分子線をシャッタ板1をもって遮断する場合には、シャ
ッタ板1に分子線が付着する。この状態が長時間に及ぶ
と、シャッタ板1に付着した分子線は高温の分子線源セ
ル14からの輻射によってシャッタ板1の裏面に液状に蓄
積し、ついには重力によって液滴となって落下する。あ
るいは、シャッタ板1の開放時に振動によって飛散す
る。
【0007】この落下または飛散した液滴は、図4に6
をもって示すように伸長状態のベローズ5の蛇腹部に付
着する。分子線結晶成長装置の真空容器11の壁面は前記
のように液体窒素をもって冷却されているため、ベロー
ズ5の温度は低くなっており、ベローズ5の蛇腹部に付
着した液滴は冷却されて固化する。蛇腹の間に固形物が
付着した状態でシャッタ板1の遮断・開放運動が繰り返
されるとベローズ1は破損し、分子線結晶成長装置にと
って致命的な真空もれが発生する。なお、基板ホルダ位
置調節手段18についても同様の現象が発生する。
【0008】本発明の目的は、この欠点を解消すること
にあり、分子線源セル用シャッタ板に付着した分子線が
液状に蓄積し、これが落下または飛散しても分子線源セ
ル用シャッタ板駆動手段や基板ホルダ位置調節手段に設
けられた気密保持用のベローズが損傷を受けることのな
いようにされてなる分子線結晶成長装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、分子線源
セル用シャッタ板駆動手段(15)が気密的に真空容器
(11)を貫通することを許す第1のベローズ(5)と、
基板ホルダ位置調節手段(18)が気密的に真空容器(1
1)を貫通することを許す第2のベローズ(5)とを有
する分子線結晶成長装置において、前記の第1及び第2
のベローズ(5)の下部には、少なくとも前記のベロー
ズ(5)の伸縮可能長さに対応する高さを有する基部
(7)が設けられ、少なくとも前記の第1及び第2のベ
ローズ(5)の伸長時の長さに対応する長さを有する外
筒8が前記のベローズ(5)を包囲して前記のベローズ
(5)の上端に接続されている分子線結晶成長装置によ
って達成される。
【0010】
【作用】シャッタ板駆動手段15や基板ホルダ位置調節手
段18の直線運動に伴ってベローズ5が伸縮する場合に、
ベローズ5は常に外筒8をもって包囲されているので、
分子線源セル14から発生した分子線が分子線源セル用シ
ャッタ板1に液状に蓄積して落下または飛散しても、こ
れがベローズ5の蛇腹に付着して固化することがなくな
り、ベローズの損傷は防止される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
係る分子線結晶成長装置について説明する。
【0012】なお、本発明に係る分子線結晶成長装置の
構造は分子線源セル用シャッタ板駆動手段15及び基板ホ
ルダ位置調節手段18が真空容器を貫通する部分の気密を
保持し、かつ、分子線源セル用シャッタ板駆動手段及び
基板ホルダ位置調節手段の直線運動を可能にするために
設けられたベローズの部分のみが従来技術と異なり、他
は図3に示す分子線結晶成長装置の構成と同一であるの
で、分子線源セル用シャッタ板駆動手段及び基板ホルダ
位置調節手段に設けられたベローズの部分を主体に説明
する。
【0013】図1と図2とに本発明に係るシャッタ板駆
動手段15または基板ホルダ位置調節手段18の模式図を示
す。図1は分子線源セル14からの分子線を遮断するため
にシャッタ板1を上方に移動するか、または、基板ホル
ダ12を上方に移動して、ベローズ5が伸長している状態
を示し、図2は分子線を通過させるためにシャッタ板1
を下方に移動するか、または、基板ホルダ12を下方に移
動して、ベローズ5が縮小している状態を示す。また、
図4・5において示したものと同一のものは同一記号を
もって示してある。
【0014】ベローズ5はシャッタ板1または基板ホル
ダ12の移動可能長さに対応する高さを有する基部7上に
接続されている。また、分子線を遮断するためにシャッ
タ板1が上方に移動するか、または、基板ホルダ12が上
方に移動して、ベローズ5が伸長している状態(図1参
照)において、ベローズ5の全領域を包囲する長さの不
銹鋼、タンタル、モリブデン等からなる外筒8がベロー
ズ5の上部に接続されている。このようにすれば、分子
線を通過させるためにシャッタ板1が下方に移動する
か、または、基板ホルダ12が下方に移動してベローズ5
が縮小する場合(図2参照)に、外筒8がフランジ4に
接触してシャッタ板1、または、基板ホルダ12の移動が
阻害されることはない。
【0015】このようにすれば、分子線源セルから発生
した分子線がシャッタ板1に液状に付着して落下または
飛散しても、図1に6をもって示すように、液滴は外筒
8に付着し、ベローズ5に直接付着することは防止され
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る分子
線結晶成長装置においては、分子線源セル用シャッタ板
駆動手段と基板ホルダ位置調節手段とが真空容器を気密
的に貫通し、且つ、直線運動しうるようにするために設
けられたベローズを包囲して外筒が設けられているの
で、分子線がシャッタ板に液状に蓄積して落下または飛
散しても液滴がベローズに付着して固化することがなく
なってベローズの損傷が防止され、分子線結晶成長装置
の信頼性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】分子線源セル用シャッタ板駆動手段または基板
ホルダ位置調節手段のベローズ伸長時の模式図である。
【図2】分子線源セル用シャッタ板駆動手段または基板
ホルダ位置調節手段のベローズ縮小時の模式図である。
【図3】分子線結晶成長装置の模式図である。
【図4】従来技術に係る分子線源セル用シャッタ板駆動
手段の分子線遮断時の模式図である。
【図5】従来技術に係る分子線源セル用シャッタ板駆動
手段の分子線通過時の模式図である。
【符号の説明】
1 シャッタ板 2 シャッタ板駆動棹 3 止め板 4 フランジ 5 ベローズ 6 付着元素 7 基台 8 外筒 11 真空容器 12 基板ホルダ 13 ヒータ 14 分子線源セル 15 シャッタ板駆動手段 16 直線運動導入装置 17 真空容器の開口部フランジ 18 基板ホルダ位置調節手段 19 基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子線源セル用シャッタ板駆動手段(1
    5)が気密的に真空容器(11)を貫通することを許す第
    1のベローズ(5)と、 基板ホルダ位置調節手段(18)が気密的に真空容器(1
    1)を貫通することを許す第2のベローズ(5)とを有
    する分子線結晶成長装置において、 前記第1及び第2のベローズ(5)の下部には、少なく
    とも前記ベローズ(5)の伸縮可能長さに対応する高さ
    を有する基部(7)が設けられ、 少なくとも前記第1及び第2のベローズ(5)の伸長時
    の長さに対応する長さを有する外筒8が前記ベローズ
    (5)を包囲して前記ベローズ(5)の上端に接続され
    てなることを特徴とする分子線結晶成長装置。
JP20839091A 1991-08-21 1991-08-21 分子線結晶成長装置 Withdrawn JPH0547663A (ja)

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Effective date: 19981112