JPH0547549A - 電磁石巻線接続部の固定方法 - Google Patents
電磁石巻線接続部の固定方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電磁力によって変形または破壊されることがな
く共に、巻線接続部の相互間における電気絶縁性に優れ
た電磁石巻線接続部の固定方法を提供する。 【構成】2本の巻線端末16、17同士を所定長さだけ
重なり合わせた接続部を収容するための第1の溝部14
と、第1の溝部14の底面に第1の溝部14の長手方向
に沿って形成された冷媒を通過させるための第2の溝部
15とを有するジョイント台13と、ジョイント台13
の溝形成面19を覆う固定板20とからなる接続部固定
手段24を用いて、2本の前記巻線端末16,17を所
定長さ重なり合わせて第1の溝部14に収容した後、第
1の溝部14と固定板20の間に挟み込んで固定する。
く共に、巻線接続部の相互間における電気絶縁性に優れ
た電磁石巻線接続部の固定方法を提供する。 【構成】2本の巻線端末16、17同士を所定長さだけ
重なり合わせた接続部を収容するための第1の溝部14
と、第1の溝部14の底面に第1の溝部14の長手方向
に沿って形成された冷媒を通過させるための第2の溝部
15とを有するジョイント台13と、ジョイント台13
の溝形成面19を覆う固定板20とからなる接続部固定
手段24を用いて、2本の前記巻線端末16,17を所
定長さ重なり合わせて第1の溝部14に収容した後、第
1の溝部14と固定板20の間に挟み込んで固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁石巻線接続部の固
定方法に関する。
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導電磁石は、極小型のものであれば
1本の超電導線で巻線されるが、通常は、複数本の超電
導線を継ぎ足して巻線される。また、巻線の巻き始めま
たは巻き終わりの端末には、外部から電流を供給するた
めのリード線が接続される。
1本の超電導線で巻線されるが、通常は、複数本の超電
導線を継ぎ足して巻線される。また、巻線の巻き始めま
たは巻き終わりの端末には、外部から電流を供給するた
めのリード線が接続される。
【0003】従来、超電導電磁石での巻線同士または巻
線とリード線の接続は、巻枠のツバ部の外面上で半田付
けすることにより行われている。しかしながら、半田に
は若干の電気抵抗があるため電流を流したときに発熱す
る。これにより、超電導線の温度が上昇して臨界温度T
cを越えると、超電導線の超電導特性が失われ、抵抗が
発生する。この結果、超電導線の接続部が焼損してしま
う問題があった。このため、接続部を、超電導電磁石を
冷却するための液体ヘリウム等の冷媒で効率よく冷却す
るように考慮する必要がある。
線とリード線の接続は、巻枠のツバ部の外面上で半田付
けすることにより行われている。しかしながら、半田に
は若干の電気抵抗があるため電流を流したときに発熱す
る。これにより、超電導線の温度が上昇して臨界温度T
cを越えると、超電導線の超電導特性が失われ、抵抗が
発生する。この結果、超電導線の接続部が焼損してしま
う問題があった。このため、接続部を、超電導電磁石を
冷却するための液体ヘリウム等の冷媒で効率よく冷却す
るように考慮する必要がある。
【0004】一方、接続部の周辺には、超電導電磁石に
よる磁界が発生している。接続された巻線またはリード
線には電流が流れているので、電磁力が作用する。この
ため、電磁力によって接続部の巻線またはリード線が変
形して接続部が破壊されるのを防止するため、接続部を
巻枠等に堅固に固定する必要がある。
よる磁界が発生している。接続された巻線またはリード
線には電流が流れているので、電磁力が作用する。この
ため、電磁力によって接続部の巻線またはリード線が変
形して接続部が破壊されるのを防止するため、接続部を
巻枠等に堅固に固定する必要がある。
【0005】以上説明した如く、超電導電磁石の巻線接
続部の固定は、該巻線接続部での発熱及び電磁力による
変形を考慮して行わなければならない。従来の接続部の
固定方法としては、次のような方法が行われている。例
えば、図6に示す如く、巻枠61に巻線された超電導線
62の端末部を、巻枠61のツバ部63に形成された引
出穴64から引き出し、接続するリード線66の端末部
に添わせる。次いで、超電導線62及びリード線66
を、結束線67で結束した後半田付けして接続する。そ
して、超電導線62及びリード線66の接続部68を、
ツバ部63の側端面に設けられたコマ69に、結束線7
0で縛り付ける。ここで、コマ69は、絶縁材料で構成
されている。このような巻線接続部の固定方法では、接
続部62が外部に露出しているので、周囲に存在する液
体ヘリウム等の冷媒と良く接触し、熱放射性に優れてい
る。また、複数個のコマ69を、比較的短い間隔で設け
ることにより、ある程度の電磁力に耐えることができ
る。このような巻線接続部の固定方法は、小型乃至中型
の超電導電磁石に適用されている。
続部の固定は、該巻線接続部での発熱及び電磁力による
変形を考慮して行わなければならない。従来の接続部の
固定方法としては、次のような方法が行われている。例
えば、図6に示す如く、巻枠61に巻線された超電導線
62の端末部を、巻枠61のツバ部63に形成された引
出穴64から引き出し、接続するリード線66の端末部
に添わせる。次いで、超電導線62及びリード線66
を、結束線67で結束した後半田付けして接続する。そ
して、超電導線62及びリード線66の接続部68を、
ツバ部63の側端面に設けられたコマ69に、結束線7
0で縛り付ける。ここで、コマ69は、絶縁材料で構成
されている。このような巻線接続部の固定方法では、接
続部62が外部に露出しているので、周囲に存在する液
体ヘリウム等の冷媒と良く接触し、熱放射性に優れてい
る。また、複数個のコマ69を、比較的短い間隔で設け
ることにより、ある程度の電磁力に耐えることができ
る。このような巻線接続部の固定方法は、小型乃至中型
の超電導電磁石に適用されている。
【0006】次に、巻線後に熱処理を行って超電導特性
を得る方法を適用した超電導電磁石における巻線接続部
の固定方法を説明する。まず、図7に示す如く、超電導
生成のための熱処理を行う前のニオブ及びスズを複合さ
せた巻線(以下、Nb/Sn複合線と記す)を、巻枠7
1に巻線する。次いで、Nb/Sn複合線74を、ツバ
部72に設けられた引出穴73から引き出す。一方、ツ
バ部72の側端面には、耐熱性を有する絶縁材料からな
る、略円筒形の固定用ポスト76が設けられ、その周面
には銅製の接続金具75が配置されている。接続金具7
5の周面上にNb/Sn複合線74の端末部を巻き付け
る。さらに接続金具75にリード線77の端末部を巻き
付ける。ここで、固定用ポスト76は、その略中央に設
けられた貫通孔に貫挿されたボルト78によりツバ部7
2に固定されている。接続金具75はツバ部72から電
気的に絶縁されている。この後、熱処理を行い、Nb/
Sn複合線74を超電導体化してNb3 Sn線74を得
る。そして、接続金具75に巻き付けたNb3 Sn線7
4及びリード線77の端末部を半田付けする。
を得る方法を適用した超電導電磁石における巻線接続部
の固定方法を説明する。まず、図7に示す如く、超電導
生成のための熱処理を行う前のニオブ及びスズを複合さ
せた巻線(以下、Nb/Sn複合線と記す)を、巻枠7
1に巻線する。次いで、Nb/Sn複合線74を、ツバ
部72に設けられた引出穴73から引き出す。一方、ツ
バ部72の側端面には、耐熱性を有する絶縁材料からな
る、略円筒形の固定用ポスト76が設けられ、その周面
には銅製の接続金具75が配置されている。接続金具7
5の周面上にNb/Sn複合線74の端末部を巻き付け
る。さらに接続金具75にリード線77の端末部を巻き
付ける。ここで、固定用ポスト76は、その略中央に設
けられた貫通孔に貫挿されたボルト78によりツバ部7
2に固定されている。接続金具75はツバ部72から電
気的に絶縁されている。この後、熱処理を行い、Nb/
Sn複合線74を超電導体化してNb3 Sn線74を得
る。そして、接続金具75に巻き付けたNb3 Sn線7
4及びリード線77の端末部を半田付けする。
【0007】なお、上記説明した従来の巻線接続部の固
定方法では、超電導線及びリード線の接続部の固定方法
について説明したが、巻枠に巻線する超電導線を継ぎ足
すときに行う超電導線同士の接続においても、同様の巻
線接続部の固定方法が適用されている。
定方法では、超電導線及びリード線の接続部の固定方法
について説明したが、巻枠に巻線する超電導線を継ぎ足
すときに行う超電導線同士の接続においても、同様の巻
線接続部の固定方法が適用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
複数個のコマを使用した巻線接続部の固定方法を、巻線
同士の接続部に適用した場合には、巻線の継ぎ足しが多
くなると、巻線接続部を固定するコマの個数が多くな
る。このため、ツバ部の側端面に設けられた各接続部の
固定部分同士の距離が接近し、接続部同士の絶縁を取る
ことが非常に困難である。
複数個のコマを使用した巻線接続部の固定方法を、巻線
同士の接続部に適用した場合には、巻線の継ぎ足しが多
くなると、巻線接続部を固定するコマの個数が多くな
る。このため、ツバ部の側端面に設けられた各接続部の
固定部分同士の距離が接近し、接続部同士の絶縁を取る
ことが非常に困難である。
【0009】また、高磁界でかつ大電流の超電導磁石で
は電磁力が非常に大きくなる。例えば、中心磁界13
T、通電電流I=1300Aの超電導電磁石では、巻枠
のツバ部における磁界(B)が8Tになる。この際に、
長さ(L)10cmあたりの巻線接続部にかかる電磁力
Fは下式(I)の通りである。
は電磁力が非常に大きくなる。例えば、中心磁界13
T、通電電流I=1300Aの超電導電磁石では、巻枠
のツバ部における磁界(B)が8Tになる。この際に、
長さ(L)10cmあたりの巻線接続部にかかる電磁力
Fは下式(I)の通りである。
【0010】 電磁力F=I×B×L=1300×8×0.1=1040N=106kgf このような電磁力Fにより、巻線接続部は超電導電磁石
の巻線径方向に変位する。例えば、巻線の断面寸法が
2.7mm×4.3mmで、接続部を固定するコマ同士の間
隔が50mmであるとき、該接続部に106kgfの電磁
力Fが作用した場合、該接続部の変位量は0.9mmであ
り、曲げ歪は0.8%に達する。このため、例えば、巻
線としてNb3 Sn線を使用した場合には、この接続部
の曲げ歪は、Nb3 Sn線の超電導特性劣化の許容限度
である0.3%の値を越えてしまう。
の巻線径方向に変位する。例えば、巻線の断面寸法が
2.7mm×4.3mmで、接続部を固定するコマ同士の間
隔が50mmであるとき、該接続部に106kgfの電磁
力Fが作用した場合、該接続部の変位量は0.9mmであ
り、曲げ歪は0.8%に達する。このため、例えば、巻
線としてNb3 Sn線を使用した場合には、この接続部
の曲げ歪は、Nb3 Sn線の超電導特性劣化の許容限度
である0.3%の値を越えてしまう。
【0011】一方、固定用ポストに巻線を巻き付けて行
う巻線接続部の固定方法では、超電導線及びリード線の
フィラメント断線を防止するために、接続金具を含めた
固定用ポストの直径がある程度大きくなければならな
い。例えば、NbTi線を巻き付ける場合には、固定用
ポストの直径は、このNbTi線の線径の20倍以上で
ある必要である。NbTi線の断面寸法が2.7mm×
4.3mmである場合、接続金具を含めた固定用ポストの
直径は、50mm以上確保しなければならない。しかしな
がら、超電導線は非常に固いので、直径50mm以上の固
定用ポストに巻き付けるのは困難である。また、実用的
なフィラメント断線防止効果を発揮させるためには、固
定用ポストの直径が100mm以上であることが必要であ
る。このように大きな固定用ポストを、互いに絶縁性を
確保しながら、ツバ部の側端面に多数設けることは非常
に困難である。
う巻線接続部の固定方法では、超電導線及びリード線の
フィラメント断線を防止するために、接続金具を含めた
固定用ポストの直径がある程度大きくなければならな
い。例えば、NbTi線を巻き付ける場合には、固定用
ポストの直径は、このNbTi線の線径の20倍以上で
ある必要である。NbTi線の断面寸法が2.7mm×
4.3mmである場合、接続金具を含めた固定用ポストの
直径は、50mm以上確保しなければならない。しかしな
がら、超電導線は非常に固いので、直径50mm以上の固
定用ポストに巻き付けるのは困難である。また、実用的
なフィラメント断線防止効果を発揮させるためには、固
定用ポストの直径が100mm以上であることが必要であ
る。このように大きな固定用ポストを、互いに絶縁性を
確保しながら、ツバ部の側端面に多数設けることは非常
に困難である。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、電磁力により、変形または破壊されることがな
く、巻線接続部の相互間における電気絶縁性に優れた超
電導電磁石巻線接続部の固定方法を提供するものであ
る。
であり、電磁力により、変形または破壊されることがな
く、巻線接続部の相互間における電気絶縁性に優れた超
電導電磁石巻線接続部の固定方法を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、2本の巻線端
末同士或いは巻線端末及びリード線端末同士を所定長さ
だけ重なり合わせた接続部を収容するための溝部を少な
くとも1つ有する台部と、前記溝部に収容された接続部
を固定するための固定板からなり、かつ絶縁材料で構成
された接続部固定手段を用いて、2本の前記巻線端末同
士或いは前記巻線端末及び前記リード線端末同士を所定
長さ重なり合わせて前記溝部に収容した後、前記溝部と
前記固定板の間に挟み込んで固定することを特徴とする
電磁石巻線接続部の固定方法を提供する。
末同士或いは巻線端末及びリード線端末同士を所定長さ
だけ重なり合わせた接続部を収容するための溝部を少な
くとも1つ有する台部と、前記溝部に収容された接続部
を固定するための固定板からなり、かつ絶縁材料で構成
された接続部固定手段を用いて、2本の前記巻線端末同
士或いは前記巻線端末及び前記リード線端末同士を所定
長さ重なり合わせて前記溝部に収容した後、前記溝部と
前記固定板の間に挟み込んで固定することを特徴とする
電磁石巻線接続部の固定方法を提供する。
【0014】
【作用】本発明の電磁石巻線接続部の固定方法では、2
本の巻線端末同士或いは巻線端末及びリード線端末同士
を所定長さ重なり合わせた接続部を、溝部と固定板の間
に挟み込んで固定する。これにより、接続部に対して電
磁力が作用した場合、接続部の全体を溝部に収容してい
るので、接続部が変形するのを阻止することができる。
また、接続部固定手段が絶縁材料で構成されているの
で、複数の巻線接続部を固定する場合には、隣接して設
けられた溝部に接続部を夫々収容することにより、各接
続部を容易に絶縁することができる。
本の巻線端末同士或いは巻線端末及びリード線端末同士
を所定長さ重なり合わせた接続部を、溝部と固定板の間
に挟み込んで固定する。これにより、接続部に対して電
磁力が作用した場合、接続部の全体を溝部に収容してい
るので、接続部が変形するのを阻止することができる。
また、接続部固定手段が絶縁材料で構成されているの
で、複数の巻線接続部を固定する場合には、隣接して設
けられた溝部に接続部を夫々収容することにより、各接
続部を容易に絶縁することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の超電導電磁石巻線接続部
の固定方法に使用する接続部固定手段の要部を示す説明
図である。図2は、本発明の超電導電磁石巻線接続部の
固定方法を適用した超電導電磁石を示す説明図である。
図3は、図2中の線A−Aに沿った同実施例の接続部固
定手段の断面図である。
の固定方法に使用する接続部固定手段の要部を示す説明
図である。図2は、本発明の超電導電磁石巻線接続部の
固定方法を適用した超電導電磁石を示す説明図である。
図3は、図2中の線A−Aに沿った同実施例の接続部固
定手段の断面図である。
【0017】図中11は、ソレノイド型で、有効内径2
40mm、中心磁界13T、通電電流値1360Aの超電
導電磁石10の巻枠ツバ部である。巻枠ツバ部11は、
内径240mm、外形430mmの環状体である。巻枠ツバ
部11の側端面上には、環状体をその中心を通りかつ所
定の中心角を有する2本の放射線で分割した形状からな
る台座12が載置されている。台座12の上には、台座
12と同様の形状からなるジョイント台13が載置され
ている。ジョイント台13の台座12とは反対側の面に
は、後述する2本の超電導線16,17の各端末部を所
定の長さ重なり合わせてなる接続部を収容するための第
1の溝部14が、略円弧状に、互いに間隔を隔てて3本
形成されている。さらに、第1の溝部14の底面には、
超電導電磁石を冷却するために用いられる液体ヘリウム
等の冷媒を通過させるための第2の溝部15が、第1の
溝部14の長手方向に沿って夫々形成されている。第1
の溝部14の寸法は、図3に示す如く、収容した超電導
線16,17の接続部が、ジョイント台13から僅かに
突出するように設定する。例えば、第1の溝部14の深
さは、超電導線16,17の接続部の高さよりも、約2
mm浅くなるように設定する。
40mm、中心磁界13T、通電電流値1360Aの超電
導電磁石10の巻枠ツバ部である。巻枠ツバ部11は、
内径240mm、外形430mmの環状体である。巻枠ツバ
部11の側端面上には、環状体をその中心を通りかつ所
定の中心角を有する2本の放射線で分割した形状からな
る台座12が載置されている。台座12の上には、台座
12と同様の形状からなるジョイント台13が載置され
ている。ジョイント台13の台座12とは反対側の面に
は、後述する2本の超電導線16,17の各端末部を所
定の長さ重なり合わせてなる接続部を収容するための第
1の溝部14が、略円弧状に、互いに間隔を隔てて3本
形成されている。さらに、第1の溝部14の底面には、
超電導電磁石を冷却するために用いられる液体ヘリウム
等の冷媒を通過させるための第2の溝部15が、第1の
溝部14の長手方向に沿って夫々形成されている。第1
の溝部14の寸法は、図3に示す如く、収容した超電導
線16,17の接続部が、ジョイント台13から僅かに
突出するように設定する。例えば、第1の溝部14の深
さは、超電導線16,17の接続部の高さよりも、約2
mm浅くなるように設定する。
【0018】また、ジョイント台13には、第1の溝部
14と直交する冷媒通過溝18が任意の箇所に形成され
ている。冷媒通過溝18は、第2の溝部15と同じ深さ
で形成されている。
14と直交する冷媒通過溝18が任意の箇所に形成され
ている。冷媒通過溝18は、第2の溝部15と同じ深さ
で形成されている。
【0019】このように第1の溝部14,第2の溝部1
5及び冷媒通過溝18が形成されたジョイント台13の
溝形成面19を覆うようにして、固定板20がジョイン
ト台13上に載置されている。固定板20には、第1の
溝部14と外部を連通する冷媒通過孔21が形成されて
いる。台座12,ジョイント台13及び固定板20は、
図3に示すように、所定箇所に形成された、各部材1
2,13,20を貫通するネジ孔22に、ボルト23を
貫挿し、巻枠ツバ部11に螺合することにより固定され
ている。
5及び冷媒通過溝18が形成されたジョイント台13の
溝形成面19を覆うようにして、固定板20がジョイン
ト台13上に載置されている。固定板20には、第1の
溝部14と外部を連通する冷媒通過孔21が形成されて
いる。台座12,ジョイント台13及び固定板20は、
図3に示すように、所定箇所に形成された、各部材1
2,13,20を貫通するネジ孔22に、ボルト23を
貫挿し、巻枠ツバ部11に螺合することにより固定され
ている。
【0020】ここで、ジョイント台13及び固定板20
は、例えば、ガラスエポキシ樹脂積層板のような絶縁材
料で構成されている。
は、例えば、ガラスエポキシ樹脂積層板のような絶縁材
料で構成されている。
【0021】また、第1の溝部14の数は3本に限定さ
れるものではなく、必要に応じて、または、ジョイント
台13の大きさ、すなわち、巻枠ツバ部11の側端面の
面積の許す範囲内で、任意の数だけ第lの溝部14を形
成することができる。
れるものではなく、必要に応じて、または、ジョイント
台13の大きさ、すなわち、巻枠ツバ部11の側端面の
面積の許す範囲内で、任意の数だけ第lの溝部14を形
成することができる。
【0022】このような構成からなる接続部固定手段2
4が、図2に示す如く、巻線された超電導線を引き出す
ための巻線引出孔25,26が形成された領域を除く、
巻枠ツバ部11の側端面上に、第1の溝部14の位置が
互いに対応するように連設されている。
4が、図2に示す如く、巻線された超電導線を引き出す
ための巻線引出孔25,26が形成された領域を除く、
巻枠ツバ部11の側端面上に、第1の溝部14の位置が
互いに対応するように連設されている。
【0023】以上説明したような接続部固定手段24を
用いて、巻枠に巻線される超電導線を継ぎ足す場合の超
電導線の接続部の固定方法について説明する。ここで使
用する超電導線は、3.1mm×4.4mmのNbSn線で
ある。まず、図2に示す如く、巻枠に巻線された、第1
の超電導線16を、巻線引出孔25を介して巻枠ツバ部
11の側端面上に引き出す。次いで、引き出された第1
の超電導線16と、継ぎ足すための第2の超電導線17
の端末部を、所定の長さで重なり合わせ、半田付けして
接続する。このようにして接続した第1の超電導線16
及び第2の超電導線17の接続部を、巻線引出孔25及
び26の間に連設された図3に示すジョイント台13の
第1の溝部14に押し込む。この後、ジョイント台13
の溝形成面19を覆うように固定板20を載置し、ボル
ト23をねじ込んで、第1の溝部14と固定板20の間
に、第1及び第2の超電導線16,17の接続部を挟み
込んで固定する。このように接続部を固定した後、第2
の超電導線17を巻枠に巻線する。なお、図2では、第
1の溝部14に収容された超電導線16,17の様子が
良く分かるように、接続部固定手段24の一部には、固
定板20を図示するのを省略しているが、すべての接続
部固定手段24において、ジョイント台13の溝形成面
19の上には、上述のように固定板20が載置されてい
る。
用いて、巻枠に巻線される超電導線を継ぎ足す場合の超
電導線の接続部の固定方法について説明する。ここで使
用する超電導線は、3.1mm×4.4mmのNbSn線で
ある。まず、図2に示す如く、巻枠に巻線された、第1
の超電導線16を、巻線引出孔25を介して巻枠ツバ部
11の側端面上に引き出す。次いで、引き出された第1
の超電導線16と、継ぎ足すための第2の超電導線17
の端末部を、所定の長さで重なり合わせ、半田付けして
接続する。このようにして接続した第1の超電導線16
及び第2の超電導線17の接続部を、巻線引出孔25及
び26の間に連設された図3に示すジョイント台13の
第1の溝部14に押し込む。この後、ジョイント台13
の溝形成面19を覆うように固定板20を載置し、ボル
ト23をねじ込んで、第1の溝部14と固定板20の間
に、第1及び第2の超電導線16,17の接続部を挟み
込んで固定する。このように接続部を固定した後、第2
の超電導線17を巻枠に巻線する。なお、図2では、第
1の溝部14に収容された超電導線16,17の様子が
良く分かるように、接続部固定手段24の一部には、固
定板20を図示するのを省略しているが、すべての接続
部固定手段24において、ジョイント台13の溝形成面
19の上には、上述のように固定板20が載置されてい
る。
【0024】このように固定された第1の超導電線16
及び第2の超電導線17の接続部は、その全長にわたっ
て第1の溝部14内に収容され、かつ固定板20により
押さえられている。このため、超電導電磁石10を励磁
させたときに、発生した電磁力が該接続部に作用した場
合にも、接続部の変形は起こらず、従って亀裂も発生せ
ず、超電導状態が十分に保たれる。
及び第2の超電導線17の接続部は、その全長にわたっ
て第1の溝部14内に収容され、かつ固定板20により
押さえられている。このため、超電導電磁石10を励磁
させたときに、発生した電磁力が該接続部に作用した場
合にも、接続部の変形は起こらず、従って亀裂も発生せ
ず、超電導状態が十分に保たれる。
【0025】また、超電導電磁石を冷却する、液体ヘリ
ウムなどの冷媒が、冷媒流通溝18及びジョイント台1
3の端面に露出した第2の溝部15の端部から侵入し、
第2の溝部15及び第1の溝部14と該接続部の間隙を
流通する。これにより、該接続部の半田が発熱した場合
に、該接続部が効率良く冷却される。この結果、接続部
の発熱による温度上昇で超電導破壊が起こるのを防止す
ることができる。接続部との熱交換により気体になった
冷媒は、第2の溝部15の上方に設けられた冷媒通過孔
21から外部に排出される。
ウムなどの冷媒が、冷媒流通溝18及びジョイント台1
3の端面に露出した第2の溝部15の端部から侵入し、
第2の溝部15及び第1の溝部14と該接続部の間隙を
流通する。これにより、該接続部の半田が発熱した場合
に、該接続部が効率良く冷却される。この結果、接続部
の発熱による温度上昇で超電導破壊が起こるのを防止す
ることができる。接続部との熱交換により気体になった
冷媒は、第2の溝部15の上方に設けられた冷媒通過孔
21から外部に排出される。
【0026】また、該接続部は、絶縁材料により構成さ
れたジョイント台13及び固定板20の内部に収容され
ている。これにより、該接続部は巻枠ツバ部11から絶
縁される。また、隣接する第1の溝部14に、夫々接続
部を固定した場合にも接続部同士を確実に絶縁すること
ができる。このため、比較的少ないスペースで、複数の
超電導線16,17の接続部を固定することができる。
れたジョイント台13及び固定板20の内部に収容され
ている。これにより、該接続部は巻枠ツバ部11から絶
縁される。また、隣接する第1の溝部14に、夫々接続
部を固定した場合にも接続部同士を確実に絶縁すること
ができる。このため、比較的少ないスペースで、複数の
超電導線16,17の接続部を固定することができる。
【0027】上記説明した超電導線16,17同士の接
続部の固定方法と同様にして、巻枠に巻線された超電導
線と電流供給用のリード線との接続部を固定することが
できる。例えば、図2に示す如く、巻線引出孔26から
突出した超電導線の巻き始め端末部27を、リード線3
0と所定長さ重なり合わせ、半田付けして接続する。こ
の後、このように接続した巻き始め端末部27とリード
線30の接続部を、接続部固定手段24aとは反対側の
巻線引出孔25,26の間に連設された接続部固定手段
24bに、上記説明した超電導線16,17同士の接続
部の固定方法と同様にして固定することができる。ま
た、巻線された超電導線の巻き終わり端末部28とリー
ド線31との接続部の固定も同様に行うことができる。
続部の固定方法と同様にして、巻枠に巻線された超電導
線と電流供給用のリード線との接続部を固定することが
できる。例えば、図2に示す如く、巻線引出孔26から
突出した超電導線の巻き始め端末部27を、リード線3
0と所定長さ重なり合わせ、半田付けして接続する。こ
の後、このように接続した巻き始め端末部27とリード
線30の接続部を、接続部固定手段24aとは反対側の
巻線引出孔25,26の間に連設された接続部固定手段
24bに、上記説明した超電導線16,17同士の接続
部の固定方法と同様にして固定することができる。ま
た、巻線された超電導線の巻き終わり端末部28とリー
ド線31との接続部の固定も同様に行うことができる。
【0028】次に、接続部固定手段を、巻枠の長手方向
に取り付けた場合の実施例について説明する。図4は、
巻枠の長手方向に取り付けた接続部固定手段の一例を示
す正面図であり、図5は、同実施例の接続部固定手段の
縦断面図である。
に取り付けた場合の実施例について説明する。図4は、
巻枠の長手方向に取り付けた接続部固定手段の一例を示
す正面図であり、図5は、同実施例の接続部固定手段の
縦断面図である。
【0029】図中41は、前記第1の実施例と同様の構
成からなる超電導電磁石40の巻枠である。巻枠41の
ツバ部43,44の外縁部の間には、巻枠41の長手方
向に沿ってジョイント台45が設けられている。ジョイ
ント台45の外面上には、その略中央に、後述する超電
導線51,52が並設されてなる接続部を収容するため
の第1の溝部46が、巻枠41の長手方向に沿って形成
されている。第1の溝部46の底面には、冷媒が通過す
るための第2の溝部47が形成されている。さらに、第
1の溝部45と直交しかつ所定の間隔をおいて複数の冷
媒通過溝48が形成されている。第1の溝部46、第2
の溝部47および冷媒通過溝48が形成されたジョイン
ト台45の溝形成面49を覆うようにして固定板50が
設けられている。固定板50には、第1の溝部46の上
方に位置するように、複数の冷媒通過孔51が所定の間
隔をおいて形成されている。このような固定板50が、
ジョイント台45の上に所定の間隔をおいて形成された
ネジ孔52に、固定用ボルト53を螺合することによ
り、ジョイント台45に固定されている。
成からなる超電導電磁石40の巻枠である。巻枠41の
ツバ部43,44の外縁部の間には、巻枠41の長手方
向に沿ってジョイント台45が設けられている。ジョイ
ント台45の外面上には、その略中央に、後述する超電
導線51,52が並設されてなる接続部を収容するため
の第1の溝部46が、巻枠41の長手方向に沿って形成
されている。第1の溝部46の底面には、冷媒が通過す
るための第2の溝部47が形成されている。さらに、第
1の溝部45と直交しかつ所定の間隔をおいて複数の冷
媒通過溝48が形成されている。第1の溝部46、第2
の溝部47および冷媒通過溝48が形成されたジョイン
ト台45の溝形成面49を覆うようにして固定板50が
設けられている。固定板50には、第1の溝部46の上
方に位置するように、複数の冷媒通過孔51が所定の間
隔をおいて形成されている。このような固定板50が、
ジョイント台45の上に所定の間隔をおいて形成された
ネジ孔52に、固定用ボルト53を螺合することによ
り、ジョイント台45に固定されている。
【0030】このような構成からなる接続部固定手段6
0を用いて、次のようにして、超電導線の接続部の固定
を行う。まず、ツバ部43に形成された引出孔61を介
して巻線部42から引き出した第1の超電導線64、及
び継ぎ足し用の第2の超電導線65を夫々導入孔62に
通す。この後、第1の超電導線64の端末部と第2の超
電導線65の端末部を、第1の溝部46の長さだけ重な
り合わせて接続する。接続した第1の超電導線64及び
第2の超電導線65の接続部を、第1の溝部46に押し
込む。次いで、固定板50を溝形成面49の上に被せた
後、固定用ボルト53をねじ込むことにより、接続部を
第1の溝部46及び固定板50の間に挟み込んで固定す
る。
0を用いて、次のようにして、超電導線の接続部の固定
を行う。まず、ツバ部43に形成された引出孔61を介
して巻線部42から引き出した第1の超電導線64、及
び継ぎ足し用の第2の超電導線65を夫々導入孔62に
通す。この後、第1の超電導線64の端末部と第2の超
電導線65の端末部を、第1の溝部46の長さだけ重な
り合わせて接続する。接続した第1の超電導線64及び
第2の超電導線65の接続部を、第1の溝部46に押し
込む。次いで、固定板50を溝形成面49の上に被せた
後、固定用ボルト53をねじ込むことにより、接続部を
第1の溝部46及び固定板50の間に挟み込んで固定す
る。
【0031】このように、接続部固定手段60を、巻枠
41の外面部に巻枠41の長手方向に沿って取り付けて
超電導線の接続部の固定を行ったときにも、超電導電磁
石40を励磁させた場合に、第1の実施例と同様に、接
続部に電磁力が作用しても亀裂が発生するのを防止で
き、かつ接続部を効率よく冷却できた。
41の外面部に巻枠41の長手方向に沿って取り付けて
超電導線の接続部の固定を行ったときにも、超電導電磁
石40を励磁させた場合に、第1の実施例と同様に、接
続部に電磁力が作用しても亀裂が発生するのを防止で
き、かつ接続部を効率よく冷却できた。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如くに、本発明の電磁石巻
線接続部の固定方法によれば、接続部を溝部内に収容し
て固定している。これにより、電磁石が発生する磁界に
よる電磁力の作用を受けたときにも、接続部が変形した
り亀裂が生じたりするのを阻止することができる。ま
た、複数の接続部を固定する場合には、複数の溝部を並
設して、各接続部を夫々収容することにより、接続部を
互いに絶縁させておくことが容易にできる。このため、
少ないスペースで多くの巻線接続部を固定することがで
きる等顕著な効果を有するものである。
線接続部の固定方法によれば、接続部を溝部内に収容し
て固定している。これにより、電磁石が発生する磁界に
よる電磁力の作用を受けたときにも、接続部が変形した
り亀裂が生じたりするのを阻止することができる。ま
た、複数の接続部を固定する場合には、複数の溝部を並
設して、各接続部を夫々収容することにより、接続部を
互いに絶縁させておくことが容易にできる。このため、
少ないスペースで多くの巻線接続部を固定することがで
きる等顕著な効果を有するものである。
【図1】本発明の超電導電磁石巻線接続部の固定方法に
使用する接続部固定手段の要部を示す説明図。
使用する接続部固定手段の要部を示す説明図。
【図2】本発明の超電導電磁石巻線接続部の固定方法を
適用した超電導電磁石を示す説明図。
適用した超電導電磁石を示す説明図。
【図3】図2中の線A−Aに沿った同実施例の接続部固
定手段の断面図。
定手段の断面図。
【図4】巻枠の長手方向に取り付けた接続部固定手段の
一例を示す正面図。
一例を示す正面図。
【図5】同実施例の接続部固定手段の縦断面図。
【図6】従来の超電導電磁石巻線接続部の固定方法を示
す説明図。
す説明図。
【図7】従来の超電導電磁石巻線接続部の固定方法を示
す説明図。
す説明図。
10…超電導電磁石、11…巻枠ツバ部、12…台座、
13…ジョイント台、14…第1の溝部、15…第2の
溝部、16,17…超電導線、18…冷媒通過溝、19
…溝形成面、20…固定板、21…冷媒通過孔、22…
ネジ孔、23…ボルト、24…接続部固定手段、25,
26…巻線引出孔、30、31…リード線。
13…ジョイント台、14…第1の溝部、15…第2の
溝部、16,17…超電導線、18…冷媒通過溝、19
…溝形成面、20…固定板、21…冷媒通過孔、22…
ネジ孔、23…ボルト、24…接続部固定手段、25,
26…巻線引出孔、30、31…リード線。
Claims (1)
- 【請求項1】 2本の巻線端末同士或いは巻線端末及び
リード線端末同士を所定長さだけ重なり合わせた接続部
を収容するための溝部を少なくとも1つ有する台部と、
前記溝部に収容された接続部を固定するための固定板か
らなり、かつ絶縁材料で構成された接続部固定手段を用
いて、2本の前記巻線端末同士或いは前記巻線端末及び
前記リード線端末同士を所定長さ重なり合わせて前記溝
部に収容した後、前記溝部と前記固定板の間に挟み込ん
で固定することを特徴とする電磁石巻線接続部の固定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20050791A JP2871906B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 電磁石巻線接続部の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20050791A JP2871906B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 電磁石巻線接続部の固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547549A true JPH0547549A (ja) | 1993-02-26 |
JP2871906B2 JP2871906B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=16425465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20050791A Expired - Lifetime JP2871906B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 電磁石巻線接続部の固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2871906B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013131689A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Kyushu Electric Power Co Inc | 電力用誘導機器の超電導コイル |
JP2020188110A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 超電導マグネット装置 |
JP2020194882A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 超電導マグネット装置 |
WO2024204085A1 (ja) * | 2023-03-31 | 2024-10-03 | 株式会社ビードットメディカル | コイルの製造方法、コイル装置、電磁石装置、偏向電磁石装置、及びガイド装置 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20050791A patent/JP2871906B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013131689A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Kyushu Electric Power Co Inc | 電力用誘導機器の超電導コイル |
JP2020188110A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 超電導マグネット装置 |
JP2020194882A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 超電導マグネット装置 |
WO2024204085A1 (ja) * | 2023-03-31 | 2024-10-03 | 株式会社ビードットメディカル | コイルの製造方法、コイル装置、電磁石装置、偏向電磁石装置、及びガイド装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2871906B2 (ja) | 1999-03-17 |
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