JPH054617Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054617Y2 JPH054617Y2 JP1985008350U JP835085U JPH054617Y2 JP H054617 Y2 JPH054617 Y2 JP H054617Y2 JP 1985008350 U JP1985008350 U JP 1985008350U JP 835085 U JP835085 U JP 835085U JP H054617 Y2 JPH054617 Y2 JP H054617Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- ring
- ring groove
- endless
- supercharger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 8
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 8
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Compressor (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案はシリンダ・ピストン式の過給機におい
て使用されるエンドレスピストンリングとして開
発されたものであり、詳しくは多気筒エンジンの
気筒の１つを過給機として用いるものにおける過
給機用ピストンのエンドレスピストンリングとし
て開発されたものである。
て使用されるエンドレスピストンリングとして開
発されたものであり、詳しくは多気筒エンジンの
気筒の１つを過給機として用いるものにおける過
給機用ピストンのエンドレスピストンリングとし
て開発されたものである。
（従来技術及びその問題点）
気筒の１つを過給機として用いる多気筒エンジ
ンは特開昭54−158513号公報に１例が示されるよ
うに、その過給機用ピストンにエンドレスピスト
ンリングを嵌着して気密性の向上を図つている。
ンは特開昭54−158513号公報に１例が示されるよ
うに、その過給機用ピストンにエンドレスピスト
ンリングを嵌着して気密性の向上を図つている。
前記エンドレスピストンリングはゴム又は合成
樹脂で形成され、若干の伸縮性を有するように構
成されている。そしてこれをピストンヘツドのリ
ング溝に嵌着するとき、前記リングを拡径状態に
伸張させてピストンヘツドの頂部に装入し、次い
でこれを押し下げてリング溝まで導き、前記リン
グの復元収縮によつてこれを前記リング溝に嵌着
させている。
樹脂で形成され、若干の伸縮性を有するように構
成されている。そしてこれをピストンヘツドのリ
ング溝に嵌着するとき、前記リングを拡径状態に
伸張させてピストンヘツドの頂部に装入し、次い
でこれを押し下げてリング溝まで導き、前記リン
グの復元収縮によつてこれを前記リング溝に嵌着
させている。
ところが従来のエンドレスピストンリングでは
上記装着作業が非常にやりにくく、作業能率が劣
るという問題点がある。
上記装着作業が非常にやりにくく、作業能率が劣
るという問題点がある。
（考案の目的）
本考案は上記問題点を解消することを目的とす
る。
る。
（考案の構成）
本考案は上記目的を達成するため、ピストンヘ
ツドの上端側周部が円錐面に形成され、この円錐
面の下方にこれに連続するようにリング溝が周設
された過給機用ピストンにおける前記リング溝に
装着されるエンドレスピストンリングにおいて、
ゴム又は合成樹脂で成形され、横断面の基本形状
が矩形で、内周面の装着側カド部が装着方向に拡
径するアール面状でかつ低摩擦係数の合成樹脂被
膜で覆つたガイド面に形成されていることを特徴
とする。
ツドの上端側周部が円錐面に形成され、この円錐
面の下方にこれに連続するようにリング溝が周設
された過給機用ピストンにおける前記リング溝に
装着されるエンドレスピストンリングにおいて、
ゴム又は合成樹脂で成形され、横断面の基本形状
が矩形で、内周面の装着側カド部が装着方向に拡
径するアール面状でかつ低摩擦係数の合成樹脂被
膜で覆つたガイド面に形成されていることを特徴
とする。
（実施例）
図面に示す実施例は、本出願人の実用新案登録
出願（実開昭58−205176号、昭和58年12月26日出
願）に係る過給式多気筒エンジンにおける過給機
用ピストンに用いられるものに関し、エンドレス
ピストンリングＡは切り口の無い円環状に形成さ
れると共に若干の伸縮性を有するように構成され
ている。
出願（実開昭58−205176号、昭和58年12月26日出
願）に係る過給式多気筒エンジンにおける過給機
用ピストンに用いられるものに関し、エンドレス
ピストンリングＡは切り口の無い円環状に形成さ
れると共に若干の伸縮性を有するように構成され
ている。
第２図は前記過給式多気筒エンジンを示し、３
つの気筒の内中央の気筒１が過給用気筒となつて
おり、他の２つの気筒２が燃焼用気筒となつてい
る。これら気筒のピストン１ａ，２ａはクランク
軸を共通にし、過給用気筒１で圧縮した過給空気
を吸排気ポート３、過給制御弁４及び吸気マニホ
ールド５を通じて両燃焼用気筒２に交互に供給し
うるように構成されている。６はエアクリーナ、
７は気化器、８は逆止弁、９は排気マニホールド
である。
つの気筒の内中央の気筒１が過給用気筒となつて
おり、他の２つの気筒２が燃焼用気筒となつてい
る。これら気筒のピストン１ａ，２ａはクランク
軸を共通にし、過給用気筒１で圧縮した過給空気
を吸排気ポート３、過給制御弁４及び吸気マニホ
ールド５を通じて両燃焼用気筒２に交互に供給し
うるように構成されている。６はエアクリーナ、
７は気化器、８は逆止弁、９は排気マニホールド
である。
前記過給用気筒１の過給機用ピストン１ａには
エンドレスピストンリングＡが嵌着されている。
第１図に示すように、このリングＡはゴム又は合
成樹脂で成形され若干の伸縮性を有するように構
成されると共に、横断面の基本形状が矩形に形成
され、かつ内周面１０の装着側カド部に装着方向
Ｐに向け拡径するアール面に形成されたガイド面
１１を備えている。このガイド面１１はフツ素系
樹脂（代表例がテフロン−登録商標−）などの摩
擦係数の小さな合成樹脂からなる被膜１７で構成
されている。
エンドレスピストンリングＡが嵌着されている。
第１図に示すように、このリングＡはゴム又は合
成樹脂で成形され若干の伸縮性を有するように構
成されると共に、横断面の基本形状が矩形に形成
され、かつ内周面１０の装着側カド部に装着方向
Ｐに向け拡径するアール面に形成されたガイド面
１１を備えている。このガイド面１１はフツ素系
樹脂（代表例がテフロン−登録商標−）などの摩
擦係数の小さな合成樹脂からなる被膜１７で構成
されている。
前記過給機用ピストン１ａのピストンヘツド１
２はその側周面上部に前記リングＡを嵌着すべき
リング溝１３が形成されている。又ピストンヘツ
ド１２の上端側周部は円錐面１４に形成され、こ
の円錐面１４の下辺部１５及び前記リング溝１３
の上端部１６にはアール面Ｒが形成されている。
２はその側周面上部に前記リングＡを嵌着すべき
リング溝１３が形成されている。又ピストンヘツ
ド１２の上端側周部は円錐面１４に形成され、こ
の円錐面１４の下辺部１５及び前記リング溝１３
の上端部１６にはアール面Ｒが形成されている。
かくして前記リングＡを前記リング溝１３に装
着するには、これを前記円錐面１４に沿つて拡径
させつつピストンヘツド１２に押入し、リング溝
１３まで導くことによつて、前記リングＡの復元
収縮を利用してこれを前記リング溝１３に嵌着さ
せればよい。前記リングＡは前記装着側カド部を
装着方向に拡径するアール面状でかつ低摩擦係数
の合成樹脂被膜７で覆つたガイド面１１に形成
し、かつピストンヘツド１２の上端側周部を円錐
面１４に形成しているので、上記装着作業を極め
て容易に行うことができる。更に本実施例では、
前記円錐面１４の下辺部１５及び前記リング溝１
３の上縁部１６をアール面Ｒに形成しているの
で、前記リングＡの内周面１０の損傷、ムシレを
防ぐことができるという長所を有している。
着するには、これを前記円錐面１４に沿つて拡径
させつつピストンヘツド１２に押入し、リング溝
１３まで導くことによつて、前記リングＡの復元
収縮を利用してこれを前記リング溝１３に嵌着さ
せればよい。前記リングＡは前記装着側カド部を
装着方向に拡径するアール面状でかつ低摩擦係数
の合成樹脂被膜７で覆つたガイド面１１に形成
し、かつピストンヘツド１２の上端側周部を円錐
面１４に形成しているので、上記装着作業を極め
て容易に行うことができる。更に本実施例では、
前記円錐面１４の下辺部１５及び前記リング溝１
３の上縁部１６をアール面Ｒに形成しているの
で、前記リングＡの内周面１０の損傷、ムシレを
防ぐことができるという長所を有している。
（考案の効果）
本考案は上記構成を有するので、エンドレスピ
ストンリングを過給機用ピストンのリング溝に装
着する作業を円滑に行える結果、作業能率の向上
を図ることができるという効果がある。
ストンリングを過給機用ピストンのリング溝に装
着する作業を円滑に行える結果、作業能率の向上
を図ることができるという効果がある。
第１図は本考案の実施例の要部の縦断面図、第
２図は本考案が適用される１例である過給式多気
筒エンジンの概略平面図である。 １ａ……過給機用ピストン、１０……内周面、
１１……ガイド面、１２……ピストンヘツド、１
３……リング溝、１４……円錐面、１７……被
膜。
２図は本考案が適用される１例である過給式多気
筒エンジンの概略平面図である。 １ａ……過給機用ピストン、１０……内周面、
１１……ガイド面、１２……ピストンヘツド、１
３……リング溝、１４……円錐面、１７……被
膜。
Claims (1)
- ピストンヘツドの上端側周部が円錐面に形成さ
れ、この円錐面の下方にこれに連続するようにリ
ング溝が周設された過給機用ピストンにおける前
記リング溝に装着されるエンドレスピストンリン
グにおいて、ゴム又は合成樹脂で成形され、横断
面の基本形状が矩形で、内周面の装着側カド部が
装着方向に拡径するアール面状でかつ低摩擦係数
の合成樹脂被膜で覆つたガイド面に形成されてい
ることを特徴とする過給機用ピストンのエンドレ
スピストンリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985008350U JPH054617Y2 (ja) | 1985-01-24 | 1985-01-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985008350U JPH054617Y2 (ja) | 1985-01-24 | 1985-01-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61124755U JPS61124755U (ja) | 1986-08-06 |
| JPH054617Y2 true JPH054617Y2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=30487548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985008350U Expired - Lifetime JPH054617Y2 (ja) | 1985-01-24 | 1985-01-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054617Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57159067U (ja) * | 1981-03-31 | 1982-10-06 | ||
| JPS58137156U (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-14 | 三菱電機株式会社 | 圧縮機のピストン |
-
1985
- 1985-01-24 JP JP1985008350U patent/JPH054617Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61124755U (ja) | 1986-08-06 |
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