JPH0545321Y2 - - Google Patents

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JPH0545321Y2
JPH0545321Y2 JP1985047190U JP4719085U JPH0545321Y2 JP H0545321 Y2 JPH0545321 Y2 JP H0545321Y2 JP 1985047190 U JP1985047190 U JP 1985047190U JP 4719085 U JP4719085 U JP 4719085U JP H0545321 Y2 JPH0545321 Y2 JP H0545321Y2
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fire
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洞道内で火災が発生した際に洞道内
に布設したケーブルの外被や絶縁体を形成する可
燃物が媒体になつて、火災が延焼拡大しないよう
にするための洞道内ケーブルの延焼防止材に関す
る。
〔技術的背景〕
洞道内でのケーブル布設状況は、第4図に示す
如く洞道30の両側壁31に沿つて適宜の間隔で
ケーブルラツク32が立設され、このケーブルラ
ツク32のブラケツト34に数本のケーブル35
(例えば、100mmφ)が布設されてケーブル36が
形成される。洞道31の下部には排水溝37が設
けられて発生する地下水を常時排水するようにな
つている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような状況において、洞道30内で火災が
発生すると、ケーブル外被および心線絶縁体を構
成する材料がポリエチレンや塩化ビニールである
ため、これが延焼媒体となつて火災を大きくし、
単にケーブルの焼損に止まらず電話の自動交換
機、制御機器等にまでおよび、通信機能や送配電
の長期停止に至り、生産活動・経済活動に重大な
影響をおよぼす。
しかしながら、従来ではこれらの防止手段が何
も施されていないのが実状である。
本考案は、以上の点に鑑み成されたもので、洞
道内で万一火災が発生した場合、洞道内に布設し
たケーブルが延焼するのを防止するための部材を
提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための、この考案にあつて
は、洞道30内のラツク32に布設されたケーブ
ル35に巻付ける延焼防止材であつて、耐火繊維
を一定の厚さにした耐火部材1の表面を、耐火布
2又は金属箔をラミネートした耐火布2で被つた
四角形状耐火マツト3から成り、前記耐火マツト
3の隣接する二ツの辺に前記耐火布2の張出し耳
部4,4′を設けるとともに、該耐火マツト3に、
前記張出し耳部4を設けた一辺中程から略中央に
至る切込み溝部5を形成し、この切込み溝部5
は、その溝縁が相い接して最奥部に前記ラツク3
2の支持ポール33用透孔8が形成され、耐火マ
ツト3の前記一辺及びその対向辺にそれぞれ帯紐
6を設けた構成を採用したのである。
〔作用〕
このように構成する本考案は、ラツク32の支
持ポール33が切込み溝部5に合致するように耐
火マツト3を、ラツク32上面手前から奥に押込
み、ポール33を切込み溝部5内に通して、その
押込み端を棚36下面に回し、手前に引き出し
て、その対辺の紐6を締結する。
この状態は、耐火マツト3がケーブル35を巻
回して被つたものとなる。このとき、透孔8にラ
ツク32の支持ポール33の一部が嵌まるため
(第5図参照)、切込み溝部5が開くことはなく、
その溝縁は接する。また、張出し耳部4は、その
締結部分の耐火マツト3縁に重なつて空隙をなく
す。
上記作業を、ケーブル35全長に亘り行つて、
耐火マツト3でケーブル35を被う。このとき、
張出し耳部4′はケーブル35の長さ方向に隣接
する耐火マツト3との合わせ目を押える(空隙を
なくす)作用をする。
このようにして耐火マツト3で被われたケーブ
ル35は、洞道30内で火災が生じても、耐火マ
ツト3によりその火災から防がれ、仮にケーブル
35の一部が燃えても、耐火マツト3の存在によ
り、伝熱が阻止される等によつて延焼は防止され
る。
〔実施例〕
第1図、第2図において、1は、耐火繊維を一
定の厚さにした四角形状の耐火部材で、本実施例
では1000℃まで耐え得るセラミツクフアイバー
(ニチアス社製、商品名シルテツクス)であり、
この耐火部材1は耐火繊維を織成した耐火布2
(ニチアス社製品・商品名マリンテツクス)によ
り包覆されて耐火マツト3を形成している。
この耐火マツト3の幅Dは各支持ポール33の
間隙のほぼ2倍とする。例えば、ポール33の間
隔が900mmであれば1800mm程度とする。また、そ
の長さ(幅Dの直角方向)はケーブル35を巻回
し得るものとし、ケーブル35の径が例えば100
mmであり、5本が布設されておれば、2000mm程度
とする。
耐火マツト3の相い接する二ツの辺には前記耐
火布2の張出し耳部4,4′が連接されており、
該耐火マツト3の一辺から略中央には切込み溝部
5が形成され、前記切込み溝部5を設けた辺と、
その辺に相い対する辺の近傍には帯紐6が設けら
れてなる。切込み溝部5はその最奥部にポール3
3用透孔8を有し、その手前の溝縁は、第3図
a,bに示すように、かぎ状に接合したり(同図
a)、重なり合つて(同図b)、相い接した状態と
なつている。
尚、前記実施例では耐火部材1としてセラミツ
クフアイバーを用いたが、ガラス繊維、石綿、岩
綿、発泡石綿、有機耐火繊維などを用いることが
できる。また、耐火布3は上記繊維を織成した布
およびこの布にアルミニウムまたはその合金箔を
ラミネートしたものを使用できる。このように金
属箔をラミネートしたものは熱線を反射して耐火
効果を高める。
この実施例の延焼防止材は以上の構成であり、
つぎに、これを第4図のケーブル35に被せる手
順について説明する。
まず、第5図に示すように洞道30内のケーブ
ルラツク32のポール33が耐火マツト3の切込
み溝部5に合致するように、耐火マツト3を、ケ
ーブルラツク32の上面手前から奥の方へ押込
む。
つぎに、ポール33を切込み溝部5内に通し
て、押込み端を棚36の下面に回し、手前に引き
出して、帯紐6,6を締結する。このとき、透孔
8にポール33の一部を嵌め、溝縁が確実に接し
ていなければ、切込み溝部5両側の耐火マツト3
をその切込み溝部5で重ねるなどして帯紐6,6
を締結する。この耐火マツト3の一枚により、3
本のポール33間のケーブル35が被覆される。
この作業を、各ケーブル棚36のケーブル35
全長に亘つて行い、ケーブル35を被う。
なお、この耐火マツト3を被せる際、手前の帯
紐6,6間の掛け片7をブラケツト34の先端に
掛けていると、耐火マツト3が動かず、作業がし
易い。
次に本考案の実施例における耐火試験について
説明する。
第5図に示すケーブルラツク32の奥行き500
mmのブラケツト38に外径約70mmのケーブル5条
を等間隔に布設し、この布設ケーブル35に厚さ
30mmの耐火マツト3を前述の手順で巻付けた後、
耐火マツト3の中央下面から150mm離して火口幅
250mmのリボンバーナをセツトし、1050℃で2時
間火災にさらしたがケーブル35の延焼は生じな
かつた。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、洞道内において、ケーブルラツクのポールや
ブラケツトに邪魔されずに、布設ケーブルを、耐
火マツトにより空隙を極く少なくして被うことが
でき、その布設されたケーブルの延焼を有効に防
止する効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る延焼防止材の一実施例
の斜視図、第2図は同実施例の右側面図、第3図
a,bは同実施例の切込み溝部の各例の正面図、
第4図は洞道内のケーブル布設説明図、第5図は
同要部拡大図である。 1……耐火部材、2……耐火布、3……耐火マ
ツト、4,4′……張出し耳部、5……切込み溝
部、6……帯紐、8……透孔、30……洞道、3
2……ケーブルラツク、33……ポール、34…
…ブラケツト、35……布設ケーブル、36……
ケーブル棚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 洞道30内のラツク32に布設されたケーブル
    35に巻付ける延焼防止材であつて、 耐火繊維を一定の厚さにした耐火部材1の表面
    を、耐火布2又は金属箔をラミネートした耐火布
    2で被つた四角形状耐火マツト3から成り、 前記耐火マツト3の隣接する二ツの辺に前記耐
    火布2の張出し耳部4,4′を設けるとともに、
    該耐火マツト3に、前記張出し耳部4を設けた一
    辺中程から略中央に至る切込み溝部5を形成し、 この切込み溝部5は、その溝縁が相い接して、
    最奥部に前記ラツク32の支持ポール33用透孔
    8が形成され、 耐火マツト3の前記一辺及びその対向辺にそれ
    ぞれ帯紐6を設けたことを特徴とする洞道内ケー
    ブルの延焼防止材。
JP1985047190U 1985-03-29 1985-03-29 Expired - Lifetime JPH0545321Y2 (ja)

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JPS61162237U JPS61162237U (ja) 1986-10-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61199412A (ja) * 1985-02-28 1986-09-03 日本電信電話株式会社 ケ−ブルの延焼防止方法およびフアイヤタイトカバ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61199412A (ja) * 1985-02-28 1986-09-03 日本電信電話株式会社 ケ−ブルの延焼防止方法およびフアイヤタイトカバ−

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JPS61162237U (ja) 1986-10-07

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