JPH0544690Y2 - - Google Patents

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JPH0544690Y2
JPH0544690Y2 JP1986165176U JP16517686U JPH0544690Y2 JP H0544690 Y2 JPH0544690 Y2 JP H0544690Y2 JP 1986165176 U JP1986165176 U JP 1986165176U JP 16517686 U JP16517686 U JP 16517686U JP H0544690 Y2 JPH0544690 Y2 JP H0544690Y2
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liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は生化学、生物学、医学、薬学、理化学
等の分野において、各種の実験研究や医療等にあ
たり、血液、細胞、細菌その他の生物試料等を冷
凍・凍結、保存する際等に使用する多目的フリー
ジング装置に関する。
なお、本考案の装置は上記のほか、遺伝子工
学、エレクトロニクス、機械工学、光工学その他
の分野において、あらゆる物体の冷凍・凍結、保
存等に広く適用できるものである。
従来の技術 現在、血液、組織細胞、細菌その他の生物試料
等(以下、単にサンプルと言う)の凍結保存にあ
たつては、一般に次のような方法により行なわれ
ている。即ち、まづ、サンプルを凍結用フリーザ
ーに入れて凍結し、次いで、この凍結サンプルを
フリーザーから取り出して保存専用の低温保存庫
に入れて保存している。
考案が解決しようとする問題点 上記従来方式には次のような点において改良す
べき問題がある。即ち、従来は凍結用フリーザー
と低温保存庫とが夫々独立した別個の装置になつ
ているため、凍結保存するに際しては2個の装置
が必要になり、したがつて、装置がコスト高にな
ると共に設置スペースも大になり、かつ、スペー
ス等の関係でフリーザーと保存庫とを離れた場所
に設置する場合もあり、このようなときには、凍
結したサンプルをフリーザーから取り出して保存
庫へ納める作業も手間を要した。
また、サンプルは凍結時間を早くした方が失活
を防止できるが、従来の凍結用フリーザーは一般
に凍結するまでに可成りの時間を要し、そのた
め、或る種のサンプルによつては凍結時に多くの
失活が生じる場合があつた。
さらにまた、従来のフリーザーは、専らサンプ
ルをフリーザーの室内で凍結する機能しか有して
なかつた。
本考案は上記のような点に着目して考案したも
のであつて、本考案の目的の1つは、凍結用フリ
ーザーと低温保存庫とを一体化して作業性を向上
し得ると共に装置をコンパクト化し得る多目的フ
リージング装置を提供するにある。
本考案の目的の他の1つは、従来装置に比べサ
ンプルの凍結時を可成り短縮し得る多目的フリー
ジング装置を提供するにある。
本考案の目的の他の1つは、サンプルの凍結保
存以外の多用途に使用し得る多目的フリージング
装置を提供するにある。
本考案の目的の他の1つは、サンプルの凍結、
保存等の一連の作業工程を1つの装置でシステム
化し得る多目的フリージング装置を提供するにあ
る。
問題点を解決するための手段 上記諸目的達成のための本考案の構成を実施例
と対応する第1図〜第3図を用いて説明すると、
本考案は、本体1内に熱交換用液槽2と低温保存
用気槽13とを配設して成り、上記熱交換用液槽
2は該液槽2と本体1外とを連結する循環通路2
5を備えており、該通路25を通じて液槽2内の
液体4を通路25中に介装したポンプ26により
液槽と本体1外との間を循環させ得るように構成
したことを特徴とするものである。
実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例につき説
明する。第1図〜第3図は本考案の1実施例を示
す多目的フリージング装置である。これらの図に
おいて、1は本体、2は本体1内に配設した熱交
換用液槽を示し、3は所望の容積を有し内部に液
体4を貯留するように形成した容器、5は容器3
の上端開口部6に開閉自在に設けた密閉蓋、7は
パイプで造られ、容器3内に配設した熱交換器、
8は所望型式の冷凍機、9は一端を熱交換器7の
一端に連結すると共に他端を冷凍機8の入口側に
連結した連結パイプ、10は一端を熱交換器7の
他端に連結すると共に他端を冷凍機8の出口側に
連結した連結パイプで、上記冷凍機8、連結パイ
プ9,10および熱交換器7により密閉循環回路
を形成し、該回路内に封入した作動流体(冷媒)
を冷凍機8で循環させて熱交換器7で容器3内の
液体4と熱交換させ、液体4を冷却するように構
成してある。そして、後述する制御盤の操作部を
操作することにより、上記液体4の温度を常温か
ら最大値(たとえば−70℃)の範囲内で任意に設
定し、この設定温度を自動制御して保持するよう
に構成してある。11は容器3内に配設した加熱
器で、該加熱器により容器3内の液体4を加熱す
るように構成してある。そして、上記と同様に制
御盤の操作部を操作することにより、上記液体4
の温度を常温から最大値(たとえば+50℃)の範
囲内で任意に設定し、この設定温度を自動制御し
て保持するように構成してある。上記により、容
器3内の液体4の温度は、たとえば+50℃〜−70
℃の範囲内で自由に調整して設定し、この設定し
た温度に保持させることができる。したがつて、
上記熱交換用液槽2は、その目的等に応じ、高温
恒温液槽、低温恒温液槽および超低温恒温液槽と
して使用できることになる。なお、上記加熱器1
1は所望に応じて設けるもので、これは省略して
も良い。
而して、上記作動流体(冷媒)としては、たと
えばフロン(液化ガス)等を使用し、また流体4
としては、低温用(冷凍用)のときは、たとえば
フロンR11を、高温用(加熱用)のときは、た
とえば水等を使用する。但し、これらは特に限定
されるものではない。
12は容器3内に設けた収納容器で、該容器1
2は網材や多孔板等で造られ、容器3内に取出自
在或いは固定して配設されており、収納容器12
内へ目的のサンプルを収納して凍結等の処理を行
なうものである。
13は上記液槽2と隣接して本体1内に配設し
た低温保存用気槽を示し、14は所望の容積を有
し、内部にサンプル等を収納するように形成した
容器、15は該容器14の上端開口部16に開閉
自在に設けた密閉蓋、17はパイプで造られ、容
器14の外壁面に添装して配設した熱交換器、1
8は所望型式の冷凍機、19は一端を熱交換器1
7の一端に連結すると共に他端を冷凍機18の入
口側に連結した連結パイプ、20は一端を熱交換
器17の他端に連結すると共に他端を冷凍機18
の出口側に連結した連結パイプで、上記冷凍機1
8、連結パイプ19,20および熱交換器17に
より密閉循環回路を形成し、該回路内に封入した
作動流体(冷媒)を冷凍機18で循環させて熱交
換器17で容器14をカベ冷却して容器14内の
雰囲気を冷却するように構成してある。そして、
前記と同様、制御盤の操作部を操作して、容器1
4内の温度を常温から最大値(たとえば−85℃)
の範囲内で任意に設定し、この設定温度を自動制
御によつて保持するように構成してある。なお、
実施例では、液槽2側と気槽13側の夫々に冷凍
機8,18を設けてあるが、この冷凍機は1個で
兼用するように構成しても良いものである。
21は本体1の上部側と下部側と仕切る仕切
板、22は断熱層を示すものである。
23,24はそれぞれ開閉コツク23a,24
aを備え、本体1外に突出させて本体1の適当部
に配設したジヨイント口管、25aは一端を容器
3に連結すると共に他端を口管23に連結した液
導出用通路、25bは一端を容器3に連結すると
共に他端を口管24に連結した液導入用通路、2
6は通路25a中に介装したポンプで、上記通路
25aと25bとにより液槽2の容器3内と本体
1外とを連結する循環通路25が形成され、ポン
プ26を駆動することにより容器3内の液体4を
容器3と本体1外との間を循環させるように構成
してある。なお、実施例では、ポンプ26を通路
25a側に介装してあるが、このポンプ26は通
路25b側に介装しても原理的には同一である。
27は制御盤、28はパイロツトランプ、2
9,30はレコーダー等、31,32は調整スイ
ツチ、33は駆動スイツチ、34は電源スイツ
チ、35は元栓用バルブ等、36はキヤスターを
示すものである。
また、37は熱交換器38を備えたステンレス
プレート、39,40はシリコンチユーブ等の可
撓性輸液管、41はガラスビーカー、42はシリ
コンチユーブ等の可撓性輸液管を示し、該輸液管
42は一部をビーカー41に巻回して熱交換部4
2aを形成してある。
実施例の装置は上記のように構成したもので、
次にその使用方法および作用等について説明す
る。
冷凍機8を駆動すると冷媒がパイプ10、熱交
換器7、パイプ9を通つて密閉循環回路内を循環
するので、容器3内の液体4は熱交換器7で熱交
換され、任意の設定温度(たとえば−60℃)に達
するまで冷却され、その温度を維持する。そこ
で、蓋5を開け、サンプルを収納容器12に入れ
て液体4に浸漬し、蓋5を閉じる。これによりサ
ンプルは液体(液温)で急速に冷却され、超スピ
ードで凍結される。
一方、冷凍機18を駆動すると、冷媒がパイプ
20、熱交換器17、パイプ19を通つて密閉循
環回路内を循環するので、容器14は熱交換器1
7で冷却されるので、容器14内は任意の設定温
度(たとえば−60℃)に到達するまで急速に冷却
され、その温度を維持する。そこで、蓋15を開
け、上記液槽2で冷凍したサンプルを液槽2から
取出して容器14内に入れ、蓋15を閉じる。こ
れによりサンプルは凍結保存される。
次に液体4を加温する場合には、液体4を加温
に適した液体、たとえば水等に取り代え、加熱器
11のスイツチを入れる(この時、冷凍機8は勿
論停止させる)。これにより容器3内の液体4は
加熱器11で加熱され、任意の設定温度(たとえ
ば+50℃)に到達するまで加温され、その温度を
保持する。そこで、蓋5を開けて目的の物体を液
槽2内に入れ、加温処理するもので、これは、た
とえば、凍結サンプルの解凍の際その他の目的に
使用できる。
次に上述した操作で液槽2内の液体4を所定の
温度に冷却させ、この状態において、たとえばプ
レート37の熱交換器38を輸液管39,40で
ジヨイント口管23,24に連結する。これによ
り、ポンプ26、通路25a,25b、輸液管3
9,40により循環回路が形成される。そこで、
コツク23a,24aを開き、ポンプ26を駆動
すると、容器3内の液体4(低温)は通路25
a、管39、熱交換器8、管40、通路25bを
通つて容器3とプレート37との間を循環するの
で、プレート37は熱交換器38で冷却される。
そこで、プレート37上に目的の物体を載置する
ことにより冷却処理することができる。
或いはまた、上記した状態において、ガラスビ
ーカー41内に適当な液体を入れ、ビーカー41
に巻回した管42の両端を口管23,24に連結
し、コツク23a,24aを開いてポンプ26を
駆動すると、容器3内の液体4は通路25a、管
42、通路25bを通つて容器3とビーカー41
との間を循環するので、ビーカー41内の液体は
熱交換部42a(管42の巻回部)で冷却される。
そこで目的の物体をビーカー41内へ入れること
により冷却することができる。
また、容器3の液体4を加温した状態におい
て、この液体を上記したパターンで循環させるこ
とにより、プレート37或いはビーカー41内の
液体は加温されるので、この場合には、目的の物
体を加温処理することができる。
なお、実施例では液体4の温度の外部利用とし
て、プレート37およびビーカー41を図示した
が、これらの外部器具は他の任意のものを自由に
使用できるものである。
考案の効果 本考案によれば、次のような効果を期待するこ
とができる。
(イ) 1つの本体内に熱交換用液槽と低温保存用気
槽とを配設して成るものであるから、装置をコ
ンパクト化できると共にサンプル等の冷凍およ
び凍結保存の作業性を向上させることができ
る。
(ロ) サンプルを液槽の液体で直接作用させて冷凍
するように構成してあるから、気槽内で冷凍す
る方式に比べ冷凍時間を数倍短縮することが可
能である。
(ハ) 熱交換用液槽は該液槽と本体外とを連結する
循環通路を備え、該通路を通じて液槽内の液体
を上記通路中に介装したポンプで液槽と本体外
とを循環させ得るように構成してあるので、液
槽内の液体(液温)を本体外で多用途に有効利
用することができる。
(ニ) サンプルの凍結、保存等の一連の作業工程を
1つの装置でシステム化することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る多目的フリージング装置の
1実施例を示すもので、第1図は縦断正面図、第
2図は斜視図、第3図は作動流体の回路図であ
る。 1……本体、2……熱交換用液槽、3,14…
…容器、4……液体、7,17……熱交換器、
8,18……冷凍機、9,10,19,20……
連結パイプ、23,24……ジヨイント口管、2
5a……液導出用通路、25b……液導入用通
路、25……循環通路、26……ポンプ、27…
…制御盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体内に熱交換用液槽と低温保存用気槽とを配
    設して成り、上記熱交換用液槽は該液槽と本体外
    とを連結する循環通路を備えており、該循環通路
    を通じて上記液槽内の液体を上記通路中に介装し
    たポンプにより上記液槽と本体外との間を循環さ
    せ得るように構成したことを特徴とする多目的フ
    リージング装置。
JP1986165176U 1986-10-27 1986-10-27 Expired - Lifetime JPH0544690Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009061068B4 (de) * 2009-04-17 2015-05-07 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Verfahren zur Herstellung mikroskopierbarer Dünnschnitte von Gewebeproben
JP5758946B2 (ja) * 2013-04-23 2015-08-05 株式会社テクニカン 凍結装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322295A (en) * 1977-09-08 1978-03-01 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Vessel

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