JPH0544589U - 画 板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】多数の画用紙を画板に確実に収納し、画用紙を
収納した状態で画板を持ち運んでも、画用紙が画板から
落ちたり、ズレたりすることがないようにする。 【構成】画板本体１の四隅には、画用紙の角部を収納す
るための画用紙収納キャップ５…５が設けられている。
このキャップ５は、平面形状が直角に折曲された「く」
字状に形成されるとともに、断面「Ｅ」字状に形成さ
れ、画用紙の角部を収納する画用紙収納部６と、画板本
体１に取り付ける取り付け部７との２段構造に形成され
ている。取付け部７にはリベット孔８が穿設されてい
る。画板本体１の上辺から下辺にかけて２本のゴムバン
ド４、４が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、複数枚の画用紙を確実に収納できる画板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、画板は、画板の表側を表した図６に示すように、長方形状の画板本体20 の上部中央に、持手21が設けられるとともに画用紙を固定するためのクリップ22 が設けられている。また、画板の裏面を表した図７に示すように、画板本体20に は、上端から下端にかけて平行したゴムバンド23、23が設けられている。また、 画板本体20の四隅には、紐を通すための貫通孔24…24が形成されている。

【０００３】 以上のような画板においては、使用前の画用紙は、画板本体20の裏面側におい てゴムバンド23で押さえつけて固定することにより持ち運んでいた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来の画板では、ゴムバンドで画用紙を画板本体に押 さえつけて固定しているので、その固定力が弱いものであった。したがって、画 板を持ち歩くと画用紙が画板の脇からずれ落ちたり、ずれ落ちないまでも画板本 体から突出した画用紙の角等が折れたりするものであった。特に、多数枚の画用 紙を持ち運ぶ場合はこれらの問題が大きいものであった。

【０００５】 さらに、ゴムバンドは、使用を続けていくうちに伸びてしまい、画用紙の固定 に対し全く使い物にならなくなっていた。

【０００６】 本考案は、以上のような問題点を解決し、多数の画用紙であっても確実に固定 して持ち運ぶことができる画板を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するためになされたもので、四角形状の画板本体と 、画板本体の裏面に設けられた画用紙を押さえつけるゴムバンドと、画板本体の 少なくとも下側の２つの角部に設けられた画用紙の角部を収納する画用紙収納キ ャップとを有することを特徴として構成されている。

【０００８】 画用紙収納キャップは、画用紙の角部を収納し、画用紙の下方向及び横方向の 動きを規制できる形状であればよい。また、画用紙収納キャップは、画板本体の 少なくとも下側の２つの角部に設けられればよいが、より確実に画用紙を固定す るためには４隅に設ける。

【０００９】 また、本考案の画板は、四角形状の画板本体と、画板本体の裏面に上辺から下 辺にかけて設けられた画用紙を押さえつけるゴムバンドと、画板本体の裏面の少 なくとも下側の２つの角部において、下辺から側辺にかけて設けられた副ゴムバ ンドとで構成されている。

【００１０】 副ゴムバンドは、画板本体の少なくとも下側の２つの角部に設けられればよい が、より確実に画用紙を固定するためには４隅に設ける。

【００１１】

【作用】

本考案の画板では、画用紙収納キャップ又は副ゴムバンドが、画用紙の横方向 の動きを規制するとともに、下方への動きも規制する。また、ゴムバンドは、画 用紙を画板本体に押しつける。

【００１２】

【実施例】

本考案による画板の一実施例を図１から図５に基づいて説明する。

【００１３】 図１は画板の裏面を示す図、図２は画板の表面を示す図、図３は画用紙収納キ ャップの裏面側から見た斜視図、図４は画用紙収納キャップの表面側から見た斜 視図、図５は画板の画用紙収納キャップの取付け部分の断面図である。

【００１４】 図１及び図２において、画板は、従来と同様に、画板本体１と、その表面側中 央上部に持手２とクリップ３とが設けられ、また裏面側には２本のゴムバンド４ 、４が設けられている。

【００１５】 画板本体１の四隅には、画用紙の角部を収納するための画用紙収納キャップ５ …５が設けられている。このキャップ５は、図３及び図４に示すように、平面形 状が直角に折曲された「く」字状に形成されるとともに、断面「Ｅ」字状に形成 され、画用紙の角部を収納する画用紙収納部６と、画板本体１に取り付ける取り 付け部７との２段構造で、また、取付け部７にはリベット孔８が穿設されている 。

【００１６】 そして、図５に示すように画板本体１に取付け部７を被せ、リベット孔８を介 してリベット９を打ち込むことにより、画用紙収納キャップ５を画板本体１に取 りつけている。

【００１７】 以上のような画板で画用紙を取り付け持ち運ぶには、図１に示すように画用紙 10をゴムバンド４の内側へ入れるとともに、その四隅を各画用紙収納キャップ５ の収納部６へ収納させる。これにより、画用紙10はキャップ５で四隅において上 下及び左右方向の動きが規制されるとともに、ゴムバンド４で画板本体１に対し て垂直方向の動きが規制され、完全に固定された状態となっている。

【００１８】 図６は、本考案による画板の他の実施例の裏面を示す図である。 この図において、画板本体１の四隅には、下辺又は上辺から側辺にかけて副ゴ ムバンド11…11が設けられている。その他の構成は、従来と同様である。

【００１９】 この画板においては、副ゴムバンド11が画用紙の上下及び左右方向の動きを規 制し、確実に取り付けることができる。

【００２０】

【考案の効果】

本考案は、画用紙を画板に確実に収納し、画用紙が落下したり画板からズレた りすることなく持ち運ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による画板の一実施例の裏面を示す図で
ある。

【図２】本考案による画板の一実施例の表面を示す図で
ある。

【図３】本考案による画板の一実施例の画用紙収納キャ
ップの裏面側から見た斜視図である。

【図４】本考案による画板の一実施例の画用紙収納キャ
ップの表面側から見た斜視図である。

【図５】本考案による画板の一実施例の要部の部分断面
図である。

【図６】本考案による画板の他の実施例の裏面を示す図
である。

【図７】従来の画板の表面を示す図である。

【図８】従来の画板の裏面を示す図である。

【符号の説明】

１…画板本体 ２…持手 ３…クリップ ４…ゴムバンド ５…画用紙収納キャップ ６…画用紙収納部 ７…取付け部 ８…リベット孔 ９…リベット 10…画用紙 11…副ゴムバンド

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 四角形状の画板本体と、画板本体の裏面
   に上辺から下辺にかけて設けられた画用紙を押さえつけ
   るゴムバンドと、画板本体の裏面の少なくとも下側の２
   つの角部に設けられた画用紙の角部を収納する画用紙収
   納キャップとを有することを特徴とする画板
2. 【請求項２】 四角形状の画板本体と、画板本体の裏面
   に上辺から下辺にかけて設けられた画用紙を押さえつけ
   るゴムバンドと、画板本体の裏面の少なくとも下側の２
   つの角部において、下辺から側辺にかけて設けられた副
   ゴムバンドとを有することを特徴とする画板