JPH0544092U - 支柱固定台用殻体 - Google Patents

支柱固定台用殻体

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JPH0544092U JP6473991U JP6473991U JPH0544092U JP H0544092 U JPH0544092 U JP H0544092U JP 6473991 U JP6473991 U JP 6473991U JP 6473991 U JP6473991 U JP 6473991U JP H0544092 U JPH0544092 U JP H0544092U
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Abstract

(57)【要約】 【目的販売店又は最終需要者に届くまでは、軽量で
安全簡単に運搬することができ、運搬中の衝撃などによ
る破壊の虞れがなく、しかも、運送中、展示中又は貯蔵
中において、荷崩れを起こさずに積重ねることができ、
販売店又は最終需要者側において充填物を注入すれば、
支柱固定用基台として使用できるようになる支柱固定用
中空基台を提供する。構成中空の台形状に形成され、上面において上方
に開口して支柱の下端部を挿入するための支柱固定穴を
形成する筒部と、底面から突出する複数の脚と、中空部
にコンクリート等の重量充填物を注入するための孔とを
有している支柱固定用中空基台において、前記支柱固定
穴に挿入しうる荷崩れ防止用の凸部を設けた。荷崩れ防
止用の凸部を筒状に形成し、その凸部と支柱固定穴は水
抜き孔により連通させた。支柱固定穴と水抜き孔を一体
に成形し、その水抜き孔を形成する筒部の下方延長上
に、荷崩れ防止用の凸部となる筒部を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば物干し竿の支柱を固定する台に関し、さらに詳しくはその台 を形成する殻体に係るものである。
【従来の技術】
洗濯物等を干すための物干し竿の支柱を地面又は床面に起立状態に固定するた めの支柱固定台は、通常、角錐台形に作られ、中央に支柱の下端部を挿入するた めの孔を有しているが、従来の支柱固定台は工場において型枠の中に生コンクリ ートを流し込み、養生固化して、一つのブロック状に形成されていた。
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、型枠を用いて製作するため、製作に時間がかかり、職人が少な い昨今は量産に困難を来たしている。また、中実のブロック状のコンクリート製 であるため、かなり重いので、工場から販売店又は最終需要者まで遠路運搬する ための運送コストが高くなり、運搬作業中に作業者が重い支柱固定台を手から滑 落させて怪我をする危険があった。 また、従来品は積重ねて展示している間に、地震、工場振動又は交通振動など によって、荷崩れが起きる危険があり、さらに、コンクリート製であるから、運 搬中、又は荷崩れ時に衝撃によって壊れ易いという弱点があった。 本考案は、上記の点に鑑み、販売店又は最終需要者に届くまでは、軽量で安全 簡単に運搬することができ、運搬中の衝撃などによる破壊の虞れがなく、しかも 、積重ねた状態で荷崩れを起こさず、販売店又は最終需要者側において充填物を 注入することにより、支柱固定台として使用できるようになる支柱固定台用殻体 を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本考案に係る支柱固定台用殻体は、ほぼ角錐台形 の中空体に形成され、中央に支柱の下端部を挿入するための支柱固定穴を有し、 底面四隅に脚を有し、底面中央に前記支柱固定穴に挿入しうる荷崩れ防止用の凸 部を有し、中空部に重量充填物を注入するための孔を有していることを特徴とし ている。 また、荷崩れ防止用の凸部は筒状に形成され、その凸部と支柱固定穴は水抜き 孔により連通されていることを特徴としている。 さらに、充填物の重量により変形しない硬度を有するプラスチック製であるこ とを特徴としている。 加えて、凸部と脚の下面は共通の水平面上に存することを特徴としている。
【作用】
角錐台形であって、上面中央において上方に開口する支柱固定穴に、底面中央 で下方に突出する凸部を挿入することができるから、複数の殻体を積重ねて、下 側の殻体の支柱固定穴に上側の殻体の凸部を嵌合することができ、凹凸嵌合によ り荷崩れが防止される。 各殻体は中空であり、孔から中空部に水、砂、又は生コンクリートなどの重量 充填物を注入することができる。水、砂の注入充填により、又はコンクリートの 固化により、支柱固定台となる。支柱固定穴に支柱の下端部を挿入すると、支柱 が起立状態に固定される。 支柱固定穴に侵入した雨水等は水抜き孔を経て凸部から排出される。
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は、本実施例に係る殻体の上面から見た斜視図、第2図は第1図のA− A線に沿った断面図、第3図は下面から見た斜視図である。 殻体1は、外観形状がほぼ角錐台形に形成されており、頭部11の上面中央に おいて上方に開口し、下方に延びる支柱固定穴12が設けられ、底面中央には凸 部13が突設されている。この凸部13は支柱固定穴12と合致する形状に形成 されていて、一つの殻体に他の殻体を載せて、その凸部13を支柱固定穴12に ぴったりと嵌合させることができる。 従って、下側の殻体に上側の殻体を載せ、凸部13を支柱固定穴12に嵌合させ て複数の殻体を上下に積重ねることができ、穴12と凸部13の凹凸嵌合により 荷崩れが防止される。 また、殻体1の底面四隅には、殻体を平面上に置いた時の安定性を高めるため 、脚14が突設されている。凸部13と全脚14の下端面は、共通の水平面上に ある。 そして、殻体1は中空に形成され、かつ、その外側面の一部に重量充填物を注 入するための孔15が設けられている。第3図に示す例では底面の隅角部に孔1 5が設けられていて、その孔から殻体の中空部16に重量充填物として生コンク リートを注入充填することができるようになっている。 重量充填物は、これを殻体に充填したときに、支柱固定台が完成し、支柱固定 穴12に支柱を挿入立設して、左右一対の支柱の上端部間に物干し竿を懸架して 洗濯物等を干したとき、多少の風が吹いても支柱が倒れないように支持しうるだ けの重さを有するものであり、上記コンクリートの外、水、砂等を用いることも できる。水、砂を用いる場合は、充填物を注入するための孔は、これらの充填物 が漏出しないように蓋を必要とする。孔15を設ける位置は特に制限されない。 そして、支柱固定穴12と凸部13の間には支柱固定穴よりも径の小さい水抜 き孔17で連通されており、支柱固定穴12に挿入された支柱を伝って支柱固定 穴12に侵入する雨水等が水抜き孔17を経て凸部13から排出される。 殻体1は上記の構成を有するので、工場で製作されて中空のまま販売店又はさ らに最終需要者まで運搬され、販売店又は最終需要者が、充填物注入孔14から 生コンクリートを注入,充填し、一定の養生期間の経過後は、殻体と固化した充 填物とが一体構造となり、一つのブロック状の支柱固定台が完成する。従って、 一対の支柱固定台の支柱固定穴に支柱を挿入固定し、その支柱間に物干し竿を懸 架して、物干し台として使用することができる。 なお、販売店で支柱固定台を完成した場合は、複数個を積重ねて展示、貯蔵す るときも、支柱固定穴12と凸部13の嵌合により荷崩れが有効に防止される。 また、本考案の殻体は、上述のように、コンクリートに代えて、水又は砂を重 量充填物として、注入充填して支柱固定台を完成することができる。 殻体にコンクリート充填材料を注入充填して支柱固定台を作る間、又は水、砂 等を充填して支柱固定台として使用する間に、底面の脚間の部分が充填物の重量 により下方に撓む虞があるが、凸部13と脚14の下端面を共通面上に位置させ たので、底面が凸部13により補強されるため、上記撓みが有効に防止される。 上記殻体1は、これをプラスチックで成形すると容易に製作することができる 。図面は例えばブロー成形により一体に成形された例を示しているが、成形方法 は特に限定されるものではなく、周知の成形方法を用いることができる。射出成 形の場合は、殻体を上下又は左右に分割してそれぞれを成形し、各成形品をビス 止め、爪の係合、溶着、接着などにより一体的に接続すれば良い。
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、工場で簡単・軽量に製作できるから、工場か ら販売店又はさらに最終需要者まで低い運搬コストで荷崩れなしに安全にかつ高 い積載密度で運搬することができ、販売店又は最終需要者において重量充填物を 注入充填することにより、従来の支柱固定台と同様の堅固な支柱固定台を完成す ることができる。そして、販売店では、荷崩れの心配なしに、積重ねて展示し又 は貯蔵することができる。さらに、プラスチック製として場合は、着色容易であ り、美観に優れたもの、材質選択によって丈夫なものを安価に製作することがで きる。さらに、凸部と脚の下端面を同一面に位置させた場合は、殻体の底面が補 強され、充填物の荷重により撓むことがない。
【提出日】平成3年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
0001
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば物干し竿の支柱を起立状態に固定する基台に関し、さらに詳 しくは、中にコンクリートなどの重量物を充填することにより、安定した基台と なる中空基台 に係るものである。
0002
【従来の技術】
従来、支柱固定用基台には、工場において金型の中に生コンクリートを流し込 み、養生固化後、その金型を取外して形成された一つのブロック状のものが使用 されていた。
0003しかし、金型 を用いて製作するため、製作に時間がかかり、職人が少ない状況 下では 量産に困難を来たしており、また、中実のブロック状のコンクリート製で重量で あるため、工場から販売店又は最終需要者まで遠路運搬するための運送コ ストが高くなり、運搬作業中に作業者が重い基台を手から滑落させて怪我をする 危険があり、基台稜部が外力により破損され易いという欠点があった。
0004そこで軽量化による運賃コストの低減、運搬作業中の怪我防止、基台稜部の破 損問題等の解消を目的として、プラスチック製の中空基台を形成し、使用場所で その中空基台の中に水又は砂を注入して、安定化に必要な重量を得るようにした 考案が実開昭50−154235号公報に開示され、また、プラスチック製中空 基台に多少のひび割れが発生しても収容水の漏水が防止される基台を提供するこ とを目的として、プラスチック製中空基台の中に収容水が高吸水性樹脂などを含 んでゲル状に収容されるようにした考案が、実開昭60−143594号公報に 記載されている。
0005また、プラスチック製中空基台の支柱挿入口周りが支柱から荷重が加わって亀 裂が生じないように、挿入箇所を補強する目的で、中空基台に支柱を挿入する保 護筒を設けたものが、実開昭61−205494号公報に記載されている。
0006
【解決しようとする技術課題】
しかしながら、上記従来品のいずれも、上下に安定して積重ねることができる 構造を有していないため、展示又は貯蔵に大きな面積を占有し、あえて積み重ね ると、展示又は貯蔵している間に、 地震、工場振動又は交通振動などによって、 荷崩れが起きる危険があり、さらに、コンクリート製である場合は、運搬中の衝 撃により又は 荷崩れ時の衝撃によって壊れ易いという弱点があった。
0007】 さらに、プラスチック製中空基台の中にコンクリートを充填して、販売店など に運送することにより、コンクリートブロックの外部衝撃による損傷やクラック 発生の防止及び風化作用による外観劣化を防止するようにした支柱固定用基台が、特開平2−295593号広報に開示されたが、このものも、積重ねを可能に する構造を有しておらず、また、軽量化による運賃コストの低減、取扱い中の怪 我防止等の効果を得ることができない。
0008さらに、プラスチック製中空基台にコンクリートを充填して基台に完成するも のにおいては、硬化したコンクリートがプラスチック製の中空基台から剥離する 傾向があるため、従来品では、基台の底面が中空基台の成形時の残留応力又は使 用時の外気温の熱応力等により変形して、基台を平面上に置いたときの安定性が 悪く、外観も見苦しくなることが多い。
0009】 本考案は、上記の点に鑑み、販売店又は最終需要者に届くまでは、軽量で安全 簡単に運搬することができ、運搬中の衝撃などによる破壊の虞れがなく、しかも 、運送中、展示中又は貯蔵中において、荷崩れを起こさずに積重ねることができ 、販売店又は最終需要者側において充填物を注入すれば、支柱固定用基台として 使用できるようになる支柱固定用中空基台を提供することを目的とする。
0010また、本考案は、中空基台にコンクリートを充填した後に、中空基台の底面が コンクリートの底面から剥離して、基台の平面安定性を害したり、外観を劣化し たりすることがないように工夫した中空基台を提供することを目的とする。
0011
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本考案は、中空の台形状に形成され、上面におい て上方に開口して 支柱の下端部を挿入するための支柱固定穴を形成する筒部を有 し、底面から突出する複数個の脚を有し、中空部にコンクリート等の重量充填物 を注入するための孔を有している支柱固定用中空基台において、前記底面に 前記 支柱固定穴に挿入しうる荷崩れ防止用の凸部を設けたことを特徴としている。
0012】 また、荷崩れ防止用の凸部は筒状に形成され、その凸部と支柱固定穴は水抜き 孔により連通されていることを特徴としている。
0013】 さらに、支柱固定穴を形成する筒部の下端部に、その筒部の径より小さい径を 有して水抜き孔を形成する筒部が一体に形成され、その水抜き孔を形成する筒部 の下方延長上に、荷崩れ防止用の凸部となる筒部が形成されていることを特徴と している。
0014さらに、凸部と脚の下面は、共通の水平面上にあることを特徴としている。
0015
【作用】
下側の中空基台の支柱固定穴に、上側の中空基台の凸部を嵌合して、複数個の 中空基台を上下に積重ねることができる。 支柱固定穴凸部凹凸嵌合により荷 崩れが防止される。
0016各中空基台は、孔から中空部に水、砂、又は生コンクリートなどの重量充填物 を注入することができる。水、砂の注入充填により、又はコンクリートの固化に より基台となる。支柱固定穴に支柱の下端部を挿入すると、支柱が起立状態に固 定される。支柱固定穴に侵入した雨水等は水抜き孔を経て凸部から排出される。
0017凸部は、基台の脚の間の底面を補強するので、使用中に中空基台の底壁がコン クリートなどの重量により又は応力により剥離し、垂れ下がることが防止され、 平面上の静置安定性が損なわれることがない。
0018
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る中 空基台の上面から見た斜視図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は下 面から見た斜視図である。
0019中空基台1は、外観形状がほぼ角錐台形に形成されており、頭部11の上面中 央において上方に開口し、下方に延びる支柱固定穴12が中空基台の中央を上下方向に貫通するように 設けられた筒部のうちの大径の筒部12aにより形成され 、また、小径の筒部17aにより支柱固定穴12の下端部に連続する水抜き孔1 7が形成されている。そして、 底面中央には凸部13が突設されている。この凸 部13は、好ましい実施例として、前記水抜き孔を形成する筒部17aの下方延 長上に筒状に形成されている。
0020部13は支柱固定穴12と合致する形状に形成されていて、一つの中空基台 に他の中空基台を載せて、その凸部13を支柱固定穴12にぴったりと嵌合させ ることができる。従って、下側の中空基台に上側の中空基台を載せ、凸部13を 支柱固定穴12に嵌合させることにより、複数の中空基台を荷崩れ無しに、上下 に積重ねることができる。
0021】 また、中空基台1の底面四隅には、中空基台を平面上に置いた時の安定性を高 めるため、脚14が突設されている。凸部13と全脚14の下端面は、共通の水 平面上にある。
0022】 そして、中空基台1は中空に形成され、かつ、その外側面の一部に重量充填物 を注入するための孔15が設けられている。図3に示す例では、脚14に孔15 が設けられていて、その孔から中空基台の中空部16に重量充填物として生コン クリートを注入充填することができるようになっている。
0023】 重量充填物は、これを中空基台に充填したときに、支柱固定用基台が完成し、 支柱固定穴12に支柱を挿入立設して、左右一対の支柱の上端部間に物干し竿を 懸架して洗濯物等を干したとき、多少の風が吹いても支柱が倒れないように支持 しうるだけの重さを有するものであり、上記コンクリートの外、水、砂等を用い ることもできる。水、砂を用いる場合は、充填物を注入するための孔は、これら の充填物が漏出しないように蓋を必要とする。
0024】 そして、支柱固定穴12と水抜き孔17と凸部13の孔は連通されているので 支柱固定穴12に挿入された支柱を伝って支柱固定穴12に侵人する雨水等が 水抜き孔17を経て凸部13から排出される。
0025中空基台1は上記の構成を有するので、工場で製作されて中空のまま販売店又 はさらに最終需要者まで運搬され、販売店又は最終需要者が、充填物注入孔15 から生コンクリートを注入,充填し、一定の養生期間の経過後は、中空基台と固 化した充填物とが一体構造となり、一つのブロック状の支柱固定用基台が完成す る
0026】 なお、販売店で支柱固定用基台を完成した場合は、複数個を積重ねて展示、貯 蔵するときも、支柱固定穴12と凸部13の嵌合により荷崩れが有効に防止され る。
0027】 また、本考案の中空基台は、上述のように、コンクリートに代えて、水又は砂 を重量充填物として、注入充填して支柱固定用基台を完成することができる。
0028中空基台にコンクリート充填材料を注入充填して支柱固定用基台を作る間、又 は水、砂等を充填して支柱固定用基台として使用する間に、底面の脚間の部分が 充填物の重量により下方に撓む虞、あるいは、プラスチック製の中空基台の底面 が硬化したコンクリートの底面から剥離する虞が あるが、凸部13と脚14の下 端面を共通面上に位置させたので、底面が凸部13により補強されるため、上記 撓みや剥離が有効に防止される。凸部13を水抜き孔17を形成する筒部17a の延長上に形成した場合は、特に大きい補強効果が得られる。
0029】 上記中空基台1は、これをプラスチックで成形すると容易に製作することがで きる。図面は例えばプロー成形により一体に成形された例を示しているが、成形 方法は特に限定されるものではなく、周知の成形方法を用いることができる。射 出成形の場合は、中空基台を上下又は左右に分割してそれぞれを成形し、各成形 品をビス止め、爪の係合、溶着、接着などにより一体的に接続すれば良い。
0030
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、工場で簡単・軽量に製作、工場から販売店 又はさらに最終需要者まで、低い運搬コストで、荷崩れなしに安全に、かつ高い 積載密度で、運搬することができる。販売店又は最終需要者において重量充填物 を注入充填することにより、従来の支柱固定用基台と同様の堅固な支柱固定用基 を完成することができる。そして、販売店では、荷崩れの心配なしに、積重ね て展示し又は貯蔵することができる。さらに、凸部と脚の下端面を同一面に位置 させた場合は、プラスチック製中空基台の底面が補強されるので、充填物の荷重 により撓んだり、コンクリートの底面から剥離したりして、平面上の静置安定性 が損なわれる ことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例に係る殻体の上面から見た斜視図、
第2図は第1図のA−A線に沿った断面図、第3図は下
面から見た斜視図である。 1…殻体、 11…頭部、 12…支柱固定穴、 13…凸部、 14…脚、 15…充填物充填用孔、 16…中空部、 17…水抜き孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 支柱固定用中空基台
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
図1本実施例に係る中空基台の上面から見た斜視図
である。
図2図1のA−A線に沿った断面図で有る。
図3図1のものを下面から見た斜視図である。
符号の説明】 1 中空基台 11 頭部 12 支柱固定穴 13 凸部 14 脚 15 充填物充填用孔 16 中空部 17 水抜き孔
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1)ほぼ角錐台形の中空体に形成され、上面中央にお
    いて上方に開口して支柱の下端部を挿入するための支柱
    固定穴を有し、底面四隅に脚を有し、底面中央に前記支
    柱固定穴に挿入しうる荷崩れ防止用の凸部を有し、中空
    部に重量充填物を注入するための孔を有している支柱固
    定台用殻体。 (2)荷崩れ防止用の凸部は筒状に形成され、その凸部
    と支柱固定穴は水抜き孔により連通されていることを特
    徴とする請求項1記載の支柱固定台用殻体。 (3)充填物の重量により変形しない硬度を有するプラ
    スチック製であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の支柱固定台用殻体。 (4)凸部と脚の下面は共通の水平面上に存することを
    特徴とする請求項3記載の支柱固定台用殻体。
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