JPH0543336Y2 - - Google Patents

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JPH0543336Y2
JPH0543336Y2 JP16871388U JP16871388U JPH0543336Y2 JP H0543336 Y2 JPH0543336 Y2 JP H0543336Y2 JP 16871388 U JP16871388 U JP 16871388U JP 16871388 U JP16871388 U JP 16871388U JP H0543336 Y2 JPH0543336 Y2 JP H0543336Y2
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valve
valve body
float
opening
arm
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水槽内に設置されて定水位弁のパイロ
ツト機構として使用され、或いはそれ自体で水位
調整弁として使用される自動給水用ボールタツプ
に関するものである。
(従来の技術) 基端を回動自由に軸支させたアームの先端に浮
子を取付け、水位の昇降に伴う浮子の上下動に応
じて回動する浮子アームによつて弁体を開閉動作
させる自動給水用ボールタツプは古くから知られ
ている。これらの浮子アームと弁体とは一体結合
構造にすると水位差が大きくとれないとともに弁
体に無理な力がかかりやすいなどの不都合がある
ので別体とするのが普通である。
第4図は現在実用に供されている自動給水用ボ
ールタツプの一例であつて、先端に浮子31を取
付けた浮子アーム32の基端を弁本体37にピン
33によつて回動自由に軸支させるとともに、弁
レバー34の基端を同じく弁本体37にピン35
によつて回動自由に軸支させて浮子アーム32の
基端近くと弁レバー34の先端とをロツド36で
連結し、弁本体37の下向きのシート面38に下
方から弁レバー34の押上げ作用で弁体39を着
座させるようになつている。
即ち、水位が上昇して浮子31の位置が高くな
ると浮子アーム32、弁レバー34が図示反時計
方向へ回動し、弁体39を押上げて閉弁させる。
また、水位が低下して浮子31の位置が低くなる
と浮子アーム32、弁レバー34が図示時計方向
へ回動することによつて弁体39が自重と入口圧
力で下降し開弁するのである。
しかしながら、この構成では弁体39が浮子3
1に直接応動するので水位差を依然として大きく
とることができない。また、水槽内の水面が波立
つて浮子31が揺動すると、弁体39を不規則に
大きく或いは小さく開閉動作させてきわめて不安
定であるばかりか、定水位弁の背圧を制御するパ
イロツト機構として使用した場合、配管の長さや
取付け状態、水圧、弁構造などが要因となつて或
る条件下でハンチングを発生し騒音を生じさせ
る。更に、浮子31と弁体39が直接応動するこ
とによつて、水位が微少変化したとき弁体39の
開弁が不充分であり定水位弁の背圧を完全に放出
できないため定水位弁自身の開弁動作を不安定と
し、且つ耐欠性を低下させる原因にもなる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、前述のように従来のものがもつてい
る水位差を大きくとれない、不規則な開閉動作を
して不安定である、開閉動作が不充分なことがあ
る、という技術的課題を解決するためになされた
ものであつて、水位差を大きくとれるとともに開
閉動作が安定よく且つ充分に行なわれる自動給水
用ボールタツプを提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 弁本体に上下可動に内蔵された弁体が先端に浮
子を有する浮子アームの回動に応じて開閉動作す
る自動給水用ボールタツプがもつている前記技術
的課題を解決するために本考案が講じた手段は次
の通りである。
即ち、前記浮子アームに連結された引張レバー
と、前記弁本体に回動自由に支持され前記弁体に
開閉動作を行なわせる開閉アームと、前記引張レ
バーと開閉アームとを連結した連結レバーと、前
記引張レバーに作用させた引張ばねとを具えてい
る。そして、前記開閉アームと連結レバーとは一
直線上に配置された中立位置を挟んで前記浮子の
上下位置に応じた反対の折曲がり状態のいずれか
に前記引張ばねのばね力で保持されるようになつ
ている。
(作用) 所定の高水位のとき開閉アームと連結レバーと
は所定の折曲がり状態となつて弁体を閉弁させて
いる。水位が低下して浮子が下降すると浮子アー
ムに連動して引張レバーが引下げられ、連結レバ
ーが中立位置を通過すると引張ばねのばね力で前
記と反対の折曲がり状態となつて弁体を開弁位置
とする。これらの状態で水面が波立つて浮子が上
下に揺動したとき、連結レバーが中立位置を通過
しない限り開閉アームは弁体を動作させない。ま
た、開閉アームと連結レバーとが一直線となる中
立位置から水位が上昇または下降すると、弁体は
完全な閉弁または最大開弁位置に置かれる。
(実施例) 図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図面は本考案を定水位弁の背圧を制御するパイ
ロツト機構として使用した例を示すものであつ
て、第3図に示すように低部に揚水ポンプ2の吸
込口を開口した水槽1の上部に定水位弁3を有す
る給水管4が開口しており、定水位弁3の主弁体
に作用する背圧を水槽1に放出する背圧導管5の
水槽1への開口端にボールタツプ10が設けられ
ている。
このボールタツプ10は第1,2図に示されて
いるように、背圧導管5または他の流体導管が接
続される接続口11に連通した弁室12とその下
端の弁座13と更にその下方へ延びる脚部14と
を有する弁本体15と、外側周面に竪に貫通した
複数個の溝通路16aを有し弁室12に上下可動
に嵌装された弁体16と、脚部14に基端が支持
ピン17によつて回動自由に支持され先端に浮子
18を取付けた浮子アーム19と、この浮子アー
ム19の中間部乃至それよりも基端側に下端がピ
ン20によつて連結されほぼ竪方向へ延びる引張
レバー21と、脚部14に基端が支持ピン22に
よつて回動自由に支持され脚部14に設けた上下
のストツパ24a,24bの間で回動する開閉ア
ーム23と、引張レバー21のほぼ中央と開閉ア
ーム23の先端とにピン25,26によつて両端
を回動自由に結合した連結レバー27と、引張レ
バー21の上端と弁本体15との間に張設したコ
イルばねからなる引張ばね28とによつて構成さ
れている。
弁体15には弁室12に装入した閉弁ばね29
が作用させてあり、弁座口13aを貫通して下方
へ延びる弁杆16bが開閉アーム23に衝るよう
になつている。
引張レバー21の中央部のピン25から両端の
ピン20、引張ばね28の取付け個所までの長さ
l1,l2はl1:l2=1〜3:1、一般には2:1程度
とされ、開閉アーム23の弁杆16bとの衝り個
所から両端の支持ピン22、ピン26までの長さ
l3,l4はl3:l4=1:2〜5、一般には1:3程度
とされ、更に連結レバー27の長さl5はl5<(l3
l4)とする。
第1図は前記構成に係る本実施例のボールタツ
プ10が閉弁状態となつているときを示してい
る。即ち、水槽が所定の高水位となつていて浮子
18が高い位置にあり、開閉アーム23と連結レ
バー27とは逆へ形に折曲がつた状態となつてい
て、引張ばね28のばね力で引張レバー21、連
結レバー27は開閉アーム23を下方のストツパ
24bに押付けている。水位が上下に変動したと
き、浮子18の上下動に応じて引張レバー21が
上下に動き連結レバー27を回動させるが、連結
レバー27が開閉アーム23と一直線になる中立
位置を通過しない限り開閉アーム23は第1図の
位置にあつて弁体16を弁座13の上向きのシー
ト面13bに着座させている。
水槽の水位が低下して浮子18が下降し浮子ア
ーム19の回動に伴つて引張レバー21が引下げ
られると、連結レバー27が中立位置を通過して
その下方へ移つた瞬間、中立位置で最大伸びとな
つた引張ばね28の大きなばね力で開閉アーム2
3と連結レバー27とをへ形に折曲げ、開閉アー
ム23は上方のストツパ24aに押付けられる。
このため弁体16は一挙に所定高さに押上げられ
てシート面13bから所定距離だけ離れ、定水位
弁3の背圧を接続口11から弁室12、溝通路1
6a、弁座口13aを経て水槽1に放出するので
ある(第2図)。
低水位において水位が変動したとき、連結レバ
ー27が中立位置を通過しない限り開閉アーム2
3は第2図の位置にあつて弁体16を所定高さに
押上げている。水位が上昇して連結レバー27が
中立位置を通過してその上方へ移つた瞬間、開閉
アーム23は反転して第1図の状態となる。
尚、弁座13のシート面13aを下向きとし弁
体16が下方で上下動する第4図の従来例に示し
た構造のものも引張レバー19、開閉アーム2
3、連結レバー27、引張ばね28の配置を設計
変更することにより適用することができ、その動
作も前記実施例と同様のものとすることができ
る。
(考案の効果) 本考案は、以上のように浮子アームに連動した
引張レバー、連動レバーを介して弁体開閉用の開
閉アームを閉弁および開弁の二位置に切換えて引
張ばねで固定する構成であるから、弁体は浮子と
直接応動することがなく水位差を充分に大きくと
ることができる。また、浮子が波などによつて揺
動しても引張ばねによつて開閉アームが固定され
ているため開閉動作せず安定性にすぐれているば
かりか、水位が微少変化した場合でも開閉アーム
と連結レバーとが一直線になる中立位置を挟んで
閉弁または最大開弁のいずれかとなるため開弁不
充分な状態に置かれることがない。従つて、定水
位弁のパイロツト機構に使用したときは騒音を発
生させないとともに定水位弁自身の動作を安定化
し、その結果定水位弁を通過する流量を安定させ
て定水位弁の構造の簡単化、耐久性の向上を計る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の閉弁状態の縦断面
図、第2図は開弁状態の縦断面図、第3図は本考
案の使用例の断面図、第4図は従来例の縦断面図
である。 10……ボールタツプ、15……弁本体、16
……弁体、18……浮子、19……浮子アーム、
21……引張レバー、23……開閉アーム、27
……連結レバー、28……引張ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体15に上下可動に内蔵された弁体16が
    先端に浮子18を有する浮子アーム19の回動に
    応じて開閉動作する自動給水用ボールタツプにお
    いて、前記浮子アーム19に連結された引張レバ
    ー21と、前記弁本体15に回動自由に支持され
    前記弁体16に開閉動作を行なわせる開閉アーム
    23と、前記引張レバー21と開閉アーム23と
    を連結した連結レバー27と、前記引張レバー2
    1に作用させた引張ばね28とを具え、前記開閉
    アーム23と連結レバー27とは一直線上に配置
    された中立位置を挟んで前記浮子18の上下位置
    に応じた反対の折曲がり状態のいずれかに前記引
    張ばね28のばね力で保持されるように構成され
    ていることを特徴とする自動給水用ボールタツ
    プ。
JP16871388U 1988-12-27 1988-12-27 Expired - Lifetime JPH0543336Y2 (ja)

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JP5530018B1 (ja) * 2013-10-09 2014-06-25 兼工業株式会社 ボールタップ

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