JPH0542680B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542680B2
JPH0542680B2 JP58246855A JP24685583A JPH0542680B2 JP H0542680 B2 JPH0542680 B2 JP H0542680B2 JP 58246855 A JP58246855 A JP 58246855A JP 24685583 A JP24685583 A JP 24685583A JP H0542680 B2 JPH0542680 B2 JP H0542680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
write
cell
electrodes
electrode
sustain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58246855A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60138597A (ja
Inventor
Tsutae Shinoda
Atsuo Niinuma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP58246855A priority Critical patent/JPS60138597A/ja
Publication of JPS60138597A publication Critical patent/JPS60138597A/ja
Publication of JPH0542680B2 publication Critical patent/JPH0542680B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 発明の技術分野 この発明は、所謂面放電型ガス放電パネルの駆
動方法に係り、特に書込みセルと表示セルとを分
離した構成を有する面放電型ガス放電パネルの動
作マージンを改善するような新しい駆動方法に関
するものである。
(b) 従来技術と問題点 従来ガス封入空間を規定する一方の基板上にの
み放電用の電極を配列して誘電体層で覆い、隣接
電極間での横方向の面放電を利用して表示をなす
ようにしたガス放電パネルが面放電パネルまたは
モノリシツクパネルの名称で知られている。そし
てこの形式のパネルの一つの改良として、書込み
セルと表示セルとを分離して動作の信頼性の向上
と長寿命化を図つたパネルが例えば特開昭57−
78751号で提案されている。
ところで、かかる形式のパネルを駆動するに当
つては書込みセルで発生した放電をいかにして正
確に、かつ迅速に所望の表示セルに引き込むかが
大きな問題となる。ところが従来の駆動方法で
は、書込み電極を線順次式に選択して書込みアド
レスをなす場合、選択ラインの書込み放電に伴つ
て1ライン前の表示セルに先に書き込まれた情報
が失われるという問題が生じ、充分な動作マージ
ンを確保するのが困難であつた。
(c) 発明の目的 この発明は、以上のような状況から書込みセル
と表示セルとを分離した構成を有する面放電型ガ
ス放電パネルの駆動方法を改善して、書込みに伴
う先行情報の消失を防ぐとともに、充分な動作マ
ージンでの線順次式アドレス動作を達成しようと
するものである。
(d) 発明の構成 簡単に述べるとこの発明によるガス放電パネル
の駆動方法は、上記のような目的を達成するため
に、ガス空間を規定する1対の基板の方の基板内
面上にそれぞれ隣接して対となる複数の維持電極
対11が誘電体層12により被覆されて配列さ
れ、かつ複数本の書込み電極13が前記各維持電
極対の上方に該維持電極と交差する方向に絶縁し
て配列され、各維持電極対の一方の維持電極と前
記各書込み電極との交差部に書込みセルを構成す
るとともに、該書込み電極の片側に近接した維持
電極対間に表示セルを画定して成るパネル構成を
有し、前記書込み電極を順次選択してライン毎の
書込みをなすに際し、書込み電極の選択順序を当
該書込み電極に付随する表示セルの位置する側と
反対方向に選ぶようにしたことを特徴とするもの
である。
(e) 発明の実施例 以下この発明の好ましい実施例につき、図面を
参照して更に詳細に説明する。第1図及び第2図
は、この発明を適用する面放電型ガス放電パネル
の1例構成を示す要部断面図と電極配置の平面図
であつて、電極支持基板として機能する下側ガラ
ス基板10の上に2本一組となる維持電極対11
が複数対縦方向に配列され、その上に低融点ガラ
スの絶縁層12を介して横方向に延びる書込み電
極13とフローテイング状態で用いられるセパレ
ータ電極14が設けられている。上層の書込み電
極およびセパレータ電極の上には酸化マグネシウ
ム(MgO)からなる数千Å(2000Å−5000Å)
の表面層15が形成され、その上方にカバー用の
上側ガラス基板16で囲まれたガス空間17が設
けられている。
代表的に符号11で示した維持電極対は、第2
図から一層明らかなように隣接する2本の維持電
極X1,Y1,X2,Y2……を対として成り、
各維持電極対は互いに近接するよう拡幅された放
電部xおよびyをリード部Lで縦につないだ形状
を備えている。そしてこの放電部xとyに近接し
た位置を横切る関係で符号13で代表的に示した
書込み電極W1,W2……が設けられ、かつ該書
込み電極に沿つて前記放電部と離れた側にフロー
テイング状態のセパレータ電極14が設けられて
いる。かくして各書込み電極W1,W2,W3と
一方の維持電極X1,X2,X3の交差部に対応
して書込みセルWcが形成され、各維持電極対の
近接した放電部x,y間に対応して表示セルDc
が形成された形となる。
ここで該書込みセルWcと表示セルDcとは、第
2図から一層明らかなように一方のX側維持電極
を共用しており、これら2つのセルの結合効果に
よつて1つの画素として機能する。例えば書込み
電極W1と維持電極X1とを選択してそれらの間
に放電開始電圧を越える書込み電圧を印加する
と、書込みセルWc11に放電が発生するととも
に、当該セル対応の表面層15上に壁電荷が蓄積
する。その後書込み電圧を除去すると同時に、隣
接する維持電極対X1,Y1間に電極X1側が先
の書込み時と逆極性となる形で維持電圧を与える
と、表示セルDc11に放電が移行して記憶され
ることになる。この書込みセルから表示セルへの
放電の移行は、書込み電圧立ち下がり時に先の放
電で生じた壁電荷自身の電位差によつて生じる自
己放電を種火とする空間電荷結合と、前記X側維
持電極上の壁電荷の広がりによる壁電荷結合の両
方を利用して生じるものである。
さて、以上のようにして個々の表示セルへの情
報の書込みができるのであるが、画面全体を線順
次式にアドレスする場合、選択順序によつて動作
マージンに大きな違いの出ることがわかつた。す
なわち今第2図において書込み電極W2に沿つた
書込みセルWc21を選択する場合について考え
ると、このセルの放電は隣接した上下の表示セル
Dc11とDc31に影響するのであるが、セルDc
11に対する距離d1よりもセルDc31に対す
る距離d2の方が短いので表示セルDc31に対
してより大きな結合効果がおよぶことになる。従
つて、例えば表示セルDc31が既に書き込まれ
て壁電荷の形で情報を記憶している状態において
次のラインの書込みセルWc21が選択されると、
この書込みセルの強い放電によつて生じる空間電
荷で前記表示セルDc31の壁電荷が中和消滅す
る場合があり、そのような誤動作を防ぐためには
動作電圧の余裕幅が小さく制限されるわけであ
る。
そこでこの発明では、以上のような知見に基づ
き、書込みセルに対してペアとなる表示セルの位
置する側とは反対方向にラインアドレスの順序を
選ぶことを特徴とするものである。つまり第2図
の電極配置においては、ペアとなる表示セルが各
書込み電極の上方に位置する関係にあるので、ラ
インアドレスの順序は上から下に向かつて矢印S
のように書込み電極W1,W2,W3の順序で行
われることになる。このような書込み順序によれ
ば、例えば第2ラインの書込み電極W2を選択し
て書込みセルWc21に表示情報を書き込む時で
も、既に書き込まれた隣接ラインの表示セルDc
11に対しては十分な距離d1があるので隣接セ
ルの情報が書込み放電によつて消失するようなこ
とはない。またもう一方の隣接ライン上の表示セ
ルDc31に対しては空間電荷の結合結果が及ん
だとしても影響を受けるような情報がないので実
質的な問題は起こらない。
第3図は、駆動電圧波形の1例を示す図であつ
て、VW1,VW2は書込み電極W1,W2に順
次与えるラインスキヤン用の書込み電圧波形、
VX1は選択されたX側維持電極X1に与える電
圧波形、XVnはX側の非選択維持電極に与える
電圧波形、VYはY側の総ての維持電極に共通に
印加する電圧波形を表している。また同図中
VWc11は上記VW1とVX1の合成電圧として
選択書込みセルWc11に加わる電圧波形を示し、
VDc11はVX1とVYの合成電圧として選択表
示セルDc11に加わる電圧波形、VDcnnはVX
とVYの合成電圧波形として非選択表示セルに加
わる電圧波形を示している。
ここで第3図から明らかなように、例えば第1
ラインのアドレスをする場合は、第1の書込み電
極W1に書込み電圧値VwのパルスWPを印加す
ると同時に選択すべき表示セルを横切る維持電極
X1に対して−Vsのレベルの維持電圧パルスを
印加する。この結果選択された書込みセルにVw
+Vsの電圧が加わつて放電を発生し、それに伴
つてMgOの表面層15の上に壁電荷が蓄積して
波形図VWc11上に点線で示すような壁電圧VQ
が発生する。そして上記書込み電圧パルスWPが
立下がつて電極間の電位差が零となつたとき先に
発生した壁電圧VQ自身による再放電が起こり、
この再放電による空間電荷が種火となつて隣接し
た維持電極対間の表示セルに第3図のVDc11
の波形図に示すような壁電圧VQの発生を伴う表
示放電が発生する。勿論この場合書込みセルと表
示セルとは一方の維持電極を共通としているの
で、書込み放電によつて当該一方の維持電極上に
付着した壁電荷(電子)は表示セル側にも拡がつ
て最初の表示放電の発生を助けるようにも作用す
る。従つて書込みセルから表示セルへの放電の移
行は、前にも述べた如く書込みセルでの書込みパ
ルス立ち下がり時の再放電による空間電荷と書込
み放電時の壁電荷の両方の結合を利用したものと
なる。
このようにして書込み電極W1に沿つたセルへ
の書込みを終了した後は、書込み電極W2を選択
して波形図VW2にWPで示したようなタイミン
グの書込みパルスを加えることにより第2ライン
の書込みアドレスを行い、以後同様にして画面全
体の線順次式アドレスをなすわけである。
因に、表示セル間のドツトピツチを0.5mmとし
た16×24ドツトのパネルにおいて、書込み電極の
スキヤン方向を第2図の点線矢印Sのように下か
ら上に選んだ場合書込み電圧の変動許容幅は
105Vから107Vまで僅か2Vで、維持電圧の変動許
容幅も115Vから118Vまで3V程度に過ぎなかつ
た。然るにこの発明に従つて書込み電極の選択順
序を矢印Sの如く上から下に設定したところ、書
込み電圧で105Vから120Vまで約15V、維持電圧
で115Vから130Vまで15Vの許容幅が得られた。
これはパネル動作の信頼性を確保するのに十分な
ものである。
なお以上は書込み電極とX側維持電極との個別
選択方式によつて各表示セルをアドレスする場合
について述べたのであるが、維持電極対を複数の
群に分割して一方のX側維持電極を群毎に共通接
続し、他方のY側維持電極を各群の同順位電極同
志で共通接続して内部デコード機能を付与したパ
ネルについても、1ラインづつ群毎のアドレスを
繰り返してこの発明による線順次次式のアドレス
を遂行することができる。
(f) 発明の効果 さて、以上の説明から明らかように要するにこ
の発明は、書込みセルと表示セルとを分離し、な
おかつ該表示セルを同一基板上の電極により構成
したマトリクス型面放電ガス放電パネルを対象と
して、書込みセルに対してペアとなる表示セルの
位置する側とは反対方向にラインアドレスの順序
を選ぶようにしたことを骨子とするものである。
かかる駆動法によつて書込み動作のマージンが十
分に確保できるので、面放電型ガス放電パネルを
実用化する上で極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用する面放電型ガス放電
パネルの要部断面図、第2図は電極配置の要部構
成を示す平面図、第3図は駆動電圧波形の一例を
示す図である。 図において10はガラス基板、11は維持電極
対、12は絶縁層、13は書込み電極、14はセ
パレータ電極、15は表面層、16はカバーガラ
ス基板、17はガス空間、X1及びX2は一方の
維持電極、Y1及びY2は他方の維持電極、W1
及びW2は書込み電極、Wcは書込みセル、Dcは
表示セルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガス空間17を規定する1対の基板10,1
    6の一方の基板10内面上にそれぞれ隣接して対
    となる複数の維持電極対11が誘電体層12によ
    り被覆されて配列され、かつ複数本の書込み電極
    13が前記各維持電極対の上方に該維持電極と交
    差する方向に絶縁して配列され、各維持電極対の
    一方の維持電極と前記各書込み電極との交差部に
    書込みセルWcを構成するとともに、該書込み電
    極の片側に近接した維持電極対間に表示セルDc
    を画定して成るパネル構成を有し、 前記書込み電極13を順次選択してライン毎の
    書込みをなすに際し、書込み電極の選択順序を当
    該書込み電極に付随する表示セルDcの位置する
    側と反対方向に選ぶようにした ことを特徴とするガス放電パネルの駆動方法。
JP58246855A 1983-12-27 1983-12-27 ガス放電パネルの駆動方法 Granted JPS60138597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58246855A JPS60138597A (ja) 1983-12-27 1983-12-27 ガス放電パネルの駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58246855A JPS60138597A (ja) 1983-12-27 1983-12-27 ガス放電パネルの駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60138597A JPS60138597A (ja) 1985-07-23
JPH0542680B2 true JPH0542680B2 (ja) 1993-06-29

Family

ID=17154716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58246855A Granted JPS60138597A (ja) 1983-12-27 1983-12-27 ガス放電パネルの駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60138597A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60138597A (ja) 1985-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0157248B1 (en) Method for driving a gas discharge panel
EP0135382B1 (en) Gas discharge panel and method of operating such a panel
US7514870B2 (en) Plasma display panel having first and second electrode groups
KR20080041160A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법
JPH0896714A (ja) プラズマディスプレイパネルとその駆動方法
JP3331918B2 (ja) 放電表示パネルの駆動方法
JP3915297B2 (ja) Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR20040064213A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널에서의 수직 방향 누화 억제
US20030001801A1 (en) Plasma display and method of driving the same
WO2004042766A1 (ja) プラズマディスプレイパネル
JPS6213786B2 (ja)
JPH1165486A (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法
JP3233120B2 (ja) 交流放電型プラズマディスプレイパネルの駆動方法
US20020135544A1 (en) Plasma display panel and driving method thereof
JP4029841B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2000242222A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR100383044B1 (ko) 플라즈마 표시 패널의 구동방법
JP3064577B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
US7030839B2 (en) Method for driving plasma display panel and plasma display panel
JPH0542680B2 (ja)
KR890002511B1 (ko) 가스 방전 판넬 구동방법
JPS6167094A (ja) ガス放電パネルの駆動方法
JPS648348B2 (ja)
JP2616663B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JPS648349B2 (ja)