JPH0542377A - 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法 - Google Patents

非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法

Info

Publication number
JPH0542377A
JPH0542377A JP20302691A JP20302691A JPH0542377A JP H0542377 A JPH0542377 A JP H0542377A JP 20302691 A JP20302691 A JP 20302691A JP 20302691 A JP20302691 A JP 20302691A JP H0542377 A JPH0542377 A JP H0542377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
power supply
groove
nozzles
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20302691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2849243B2 (ja
Inventor
Shozo Kami
正 三 上
Tomeo Azuma
留 夫 東
Ryoichi Tanaka
中 良 一 田
Shigeo Kanzaki
前 繁 夫 神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP20302691A priority Critical patent/JP2849243B2/ja
Publication of JPH0542377A publication Critical patent/JPH0542377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2849243B2 publication Critical patent/JP2849243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極厚鋼のエレクトロスラグ溶接の溶込みを均
一にする。 【構成】 当金(3,4)および母材(1,2)にて囲み形成され
た開先に2個の給電ノズル(80,90)を挿入し、給電ノズ
ル(80,90)を同時にそれらの並び方向に同方向で揺動さ
せ、開先端部および開先中央部近傍で一時停止させ、給
電ノズル揺動(80,90)時の電流エネルギWm,開先端部
停止時の電流エネルギWh,開先中央部近傍で停止時の
電流エネルギWcを、Wc<Wm<Whとし、溶接電流
が目標電流値となる溶接ワイヤ突出長(L)を維持するよ
うに給電ノズル(80,90)を引上げ駆動する。 【効果】 極厚鋼の溶接が、簡便かつ均一な溶込みで行
なわれ、欠陥がなくしかも優れた靱性が実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、当金および母材にて囲
み形成された開先を2電極でエレクトロスラグ溶接す
る、非消耗ノズル式エレクトロスラグ溶接方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】立向自動溶接方法としてエレクトロスラ
グ溶接方法が広く使用されている。特に、ビルディング
等の建築物に用いられる鋼ボックス柱のダイアフラムめ
くら部の溶接に、簡易式のエレクトロスラグ溶接方法と
して消耗ノズル式エレクトロスラグ溶接や、例えば特開
昭57−156884号公報に開示された如きの、非消
耗ノズル式エレクトロスラグ溶接が、一般に採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、ビルディング等
の建築物の近年の超高層化に伴い、使用されるボックス
柱の鋼材の板厚は、60〜100mmもの極厚鋼とな
る。上述の消耗ノズル式エレクトロスラグ溶接や非消耗
ノズル式エレクトロスラグ溶接では、板厚60mm程度
までの溶接しかできず、板厚がこれ以上の極厚鋼になる
と、開先部の端縁部に未溶融部が生じる。例えば、図2
に示す側板1,ダイアフラム2および当金3,4で囲ま
れる空間(開先)を、1台の溶接機のノズル80で図7
の(a)に示すように、ノズル80を揺動させて溶接す
る場合、図7の(a)に黒塗り三角形で示すような箇所
に、未溶融部が生ずる。
【0004】よって、極厚鋼の場合、エレクトロスラグ
溶接機2台により開先を溶接するが、同一開先内に別個
の溶接機のノズルを挿入するので、溶接準備に時間を要
すると共に、溶接時の制御も2台の操作盤それぞれを個
別に操作することになる。更に、溶接の溶込みは、開先
両端が大きく、中央部には未溶融部を生ずることがあ
る。例えば、2個のノズル80,90を図7の(b)に
示すように開先に挿入してそれらを停止したまま同時に
溶接すると、図7の(b)に黒塗り半円形で示すような
箇所に、未溶融部が生ずることがある。
【0005】本発明は、極厚鋼など大きい厚みのエレク
トロスラグ溶接の溶込みを溶接欠陥のない均一なものに
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、当金(3,4)お
よび母材(1,2)にて囲み形成された開先を2電極で同時
に溶接する非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接
において、2電極の給電ノズル(80,90)を同時にそれら
の並び方向に同方向で揺動させ、開先端部および開先中
央部近傍で停止させ、給電ノズル揺動(80,90)時の電流
エネルギWmと、開先端部停止時の電流エネルギWh
と、開先中央部近傍で停止時の電流エネルギWcを、W
c<Wm<Whとし、更に、溶接電流が目標電流値とな
る溶接ワイヤ突出長(L)を維持するように給電ノズル(8
0,90)を引上げ駆動することを特徴とする。なお、カッ
コ内の記号は、図面に示す対応要素を示す。
【0007】
【作用】以下に、図面等を参照して説明する。図2に本
発明を実施するために使用する1つのエレクトロスラグ
溶接機の全体概要を示し、図3に該溶接機のスタンドの
正面を示し、図4に図3の4a−4a線断面を、図5に
図3の5a−5a線拡大断面を、また、図6に図5の6
a−6a線断面を示す。これらの図面を参照してまず溶
接機の構造を説明すると、母材の1つである側板1(図
3)の上端面に乗せられるクランパ11は、横断面がコ
の字形であり、簡易万力と同様に、コの字の一脚にレバ
−ロッド付のねじ12(図4)を有する。クランパ11
は、そのコの字の脚間に側板1を迎え入れる形で側板1
の上端面に乗せられ、ねじ12の締め込みにより、側板
1に固定される。クランパ11には、X方向(側板1の
長手方向Yに直交する水平方向)Tx1(図2)の位置
調整機構10を介して揺動機構20が載っている。Tx
1方向の位置調整機構10の、調整ねじ13(図3,
4)はTx1方向に延び、クランパ11に回転自在に固
着されている。Tx1方向に延びるクランパ11上のレ
−ル(図示せず)に係合したベ−ス21には、調整ねじ
13に螺合したナット(図示せず)が固着されており、
調整ねじ13を時計方向(図3)に廻わすとベ−ス21
が図4で右方向に移動し、反時計方向に廻わすとベ−ス
21が左方向に移動する。
【0008】揺動機構20のベ−ス21には、上述のT
x1(X)方向と高さ方向Zに直交するY方向に延びる
2本のガイドレ−ル22,23(図5)が固着されてお
り、これらのレ−ル22,23に、キャリッジ28が、
Y方向に移動自在に装着されている。キャリッジ28に
はY方向に延びるラック37が固着されており、このラ
ック37にピニオン36が噛み合っている。ピニオン3
6は、ベ−ス21に固着された減速機33の出力軸35
に固着されている。減速機33の入力軸(図示せず)は
電気モ−タ34で回転駆動される。電気モ−タ34が正
回転するとピニオン36が正転してキャリッジ28が図
3で右方向に移動し、電気モ−タ34が逆回転するとピ
ニオン36が逆転してキャリッジ28が左方向に移動す
る。
【0009】ベ−ス21には、つまみ25,26を付け
たY方向に延びるねじ棒24(図5,6)が回転自在に
装着されており、またこのねじ棒24に平行にガイドバ
−27が延びベ−ス21に固着されている。ねじ棒24
はその中間点を境に、第1半分には右ねじが、第2半分
には左ねじが切られており、第1半分に第1磁石31
(図6)の支持担体が、第2半分に第2磁石32の支持
担体が螺合しており、これらの支持担体はガイドバ−2
7でY方向に移動自在に支持されている。第1磁石31
と第2磁石32は、キャリッジ28のY方向の揺動の
左,右折り返し点を規定するために備わっている。キャ
リッジ28の上端面には、1個の磁気センサ(図示せ
ず)が備わっており、図示しない電気回路が、この磁気
センサが第1磁石31の磁気を検出すると電気モ−タ3
4の通電を停止しそして電気モ−タ34を正転付勢し、
磁気センサが第2磁石32の磁気を検出すると電気モ−
タ34の通電を停止しそして電気モ−タ34を逆転付勢
する。これにより、キャリッジ28がY方向に往復運動
(揺動)する。この揺動の幅は、つまみ25,26を廻
わして、第1磁石31と第2磁石32の間隔を広げるこ
とにより、あるいは狭めることにより、広がりあるいは
狭くなる。すなわち、ねじ棒24を廻わして、キャリッ
ジ28のY方向の揺動幅(これは給電ノズル80および
90のY方向揺動幅)を調整しうる。
【0010】キャリッジ28には、スタンド根幹29が
垂直(Z方向)に立てられており、このスタンド根幹2
9が、スタンド主幹41の下開口に挿入されている。す
なわち、キャリッジ28に垂直にスタンド主幹41が立
てられ、しかもZ軸を中心に回転しうる。この回転方向
を図2に矢印Rz1で示す。スタンド主幹41の下端部
には縦溝43が切られており、この下端部を圧縮あるい
は拡張するように、横断面がΩ形となる2個の突起が形
成され1つの突起を、ロックレバ−44が固着されたね
じが貫通しもう1つの突起に螺合している。レバ−44
を時計方向に廻わすとΩ形開口が狭められてスタンド根
幹29に主幹41が締め付けられて、主幹41は回転
(Rz1)不能となる。レバ−44を反時計方向に廻わ
すとΩ形開口が広がりスタンド根幹29に対して主幹4
1が回転(Rz1)可能となる。このスタンド主幹41
に、上下,左右スライド機構50(図3,2)を介し
て、ア−ム58が支持されている。
【0011】上下,左右スライド機構50の横断面がΩ
形のZ軸スライダ51(図3)の円形空間をスライド主
幹41が貫通している。ロックレバ−44と同様なロッ
クレバ−54を固着したねじが、スライダ51のΩ形を
なす2個の突起の1つを貫通しもう1つに螺合してい
る。両突起の間にピニオン53があり、このピニオン5
3にZ方向位置調整用のつまみ52が一体であり、これ
らが両突起で回転自在に支持されている。主幹41に
は、ラック45が固着されており、このラック45にピ
ニオン53が噛み合っている。ロックレバ−54を反時
計方向に廻わすとスライダ51がZ方向に上下動可能と
なるのでそこでつまみ52を廻わしてスライダ51(ア
−ム58)の上下方向Tz1(図2)の位置を調整し、
レバ−54を時計方向に廻わしてスライダ51をロック
する。Z軸スライダ51にはY軸スライダ55(図1)
が固着されており、このスライダ55をア−ム58が貫
通している。Y軸スライダ55にも、Z方向位置調整用
のつまみ52と同様なY方向位置調整用のつまみ56,
ロックレバ−54と同様なロックレバ−57(図4)お
よびピニオン53と同様なピニオンが備わっており、ア
−ム58にラック45と同様なラックが備わっている。
これらにより、ア−ム58(給電ノズル80,90)の
Y方向Ty2(図2)の位置を調整しうる。ア−ム58
(図1)の右端には、引上および間隔調整機構60(図
1,5)が装着されている。
【0012】引上および間隔調整機構60の第1支持板
62は、ア−ム58の右端に固着された、X方向に延び
るピン61に回転自在に結合されており、ピン61を中
心にRx1(図2)方向に回転しうる。第1支持板62
にはボ−ルジョイント63Aのベ−スが固着されてお
り、ボ−ルジョイント63Aのボ−ルと一体連続の連結
杆に、回転自在に角度調整ねじ64Aの先端が結合され
ている。角度調整ねじ64Aのねじ幹部はナット(図示
せず)に螺合しかつ貫通しており、このナットがア−ム
58の右端に固着されている。調整ねじ64Aを時計方
向に廻わすと、ねじ64Aが図3で右方に移動し、これ
がボ−ルジョイント63Aを介して第1支持板62を右
方(図3)に押すので、第1支持板62がピン61を中
心に、図3で反時計方向に回転する。調整ねじ64Aを
反時計方向に廻わすと、ねじ64Aが図3で左方に移動
し、これがボ−ルジョイント63Aを介して第1支持板
62を左方(図3)に引くので、第1支持板62がピン
61を中心に、図3で時計方向に回転する。この角度調
整ねじ64Aで、垂直線に対する第1支持板62(これ
によって支持された給電ノズル80,90)の角度(R
x1)を調整しうる。第1支持板62には、第2支持板
66を貫通した3本のガイドロッド63〜65(図3,
4)の一端が固着されており、それらの他端に対向板6
7(図3)が固着されている。対向板67には間隔調整
ねじ68が回転自在に、しかしY方向には一体関係に結
合されており、この調整ねじが第2支持板66に螺合し
ている。第2支持板66はガイドロッド63〜65でY
方向に移動自在に案内されているので、間隔調整ねじ6
8を時計方向に廻わすと第2支持板66が図3で右方に
移動する(給電ノズル90が右移動して80,90間の
間隔が広がる)。間隔調整ねじ68を反時計方向に廻わ
すと第2支持板66が図3で左方に移動する(給電ノズ
ル90が左移動して80,90間の間隔が狭くなる)。
このように間隔調整ねじ68で、第1支持板62に対す
る第2支持板66のY方向Ty3(図2)の位置(給電
ノズル80に対する給電ノズル90のY方向距離)を調
整しうる。第1支持板62には減速機69dが固着され
ており、その出力軸69が第1支持板62および第2支
持板66を貫通している。減速機69の入力軸には電気
モ−タ69mの回転軸が連結されている。出力軸69に
は第1駆動ロ−ラ71が固着されている。出力軸69の
側周面には、軸69の延びる方向Yに延びるキ−溝が刻
まれており、このキ−溝がある箇所で出力軸69は第2
駆動ロ−ラ91を貫通している。第2駆動ロ−ラ91は
キ−溝に突出するキ−を有するので、出力軸69に対し
てその長手方向Yには滑るが回転方向には機械的に結合
している。これにより、モ−タ69mが正回転すると、
第1,第2駆動ロ−ラが共に正回転する(これにより給
電ノズル80,90が同速度で上昇する:図2のTz
2)。
【0013】第1支持板62には、ピン72(図4)が
回転自在に立てられており、このピン72に第1回動ア
−ム73が固着されている。第1回動ア−ム73の略中
間部には、第1駆動ロ−ラ71に対向して第1従動ロ−
ラ75が装着されている。図4において第1回動ア−ム
73の上端を方向に延びるねじ棒84が貫通している。
ねじ棒84の一端は第1支持板62にピン83で回転自
在に結合している。ねじ棒84の、ばね座および圧縮コ
イルスプリング85を貫通した他端には、調整ナット8
4が螺合している。ねじ86を締め込むことにより圧縮
コイルスプリング85およびばね座を介して第1回動ア
−ム73が反時計方向に回動するように押され、第1給
電ノズル80を第1駆動ロ−ラ71に押し付ける。第1
支持板にはピン78が回転自在に立てられておりこのピ
ン78に、レバ−81が付いた偏心カム79が固着され
ている。レバ−81を90度前後反時計方向に廻わす
と、偏心カム79が第1回動ア−ム73を、圧縮コイル
スプリング85の反発力に抗して時計方向に15度前後
回動させるので、従動ロ−ラ75が第1給電ノズル80
から離れる。第1支持板62には、2個のロ−ラ軸が立
てられ、これらのロ−ラ軸に従動ロ−ラ76,77が回
転自在に装着されており、これらの従動ロ−ラ76,7
7で第1給電ノズル80が垂直方向Zに移動自在に案内
されている。従動ロ−ラ76,77間のギャップは調整
ねじ82で調整しうる。
【0014】上述の第1駆動ロ−ラ71,第1駆動ア−
ム73,第1従動ロ−ラ75等の組合せになる第1給電
ノズル引上機構と同様な構造の第2給電ノズル引上機構
が、第2支持板66(図3)に装備されてこれが第2給
電ノズル90を支持しており、また、上述の従動ロ−ラ
76,77および調整ねじ82と同様な従動ロ−ラ9
6,・調整ねじ102が第2支持板66に装着されてい
てこれらが第2給電ノズル90を垂直方向Zに移動自在
に案内している。
【0015】以上に説明したエレクトロスラグ溶接機
は、図2に示すように側板1に装着した状態で、間隔調
整ねじ68(図3)で第1給電ノズル80と第2給電ノ
ズル90との間隔を調整(Ty3方向)することができ
る。角度調整ねじ64A(図3)で、給電ノズル80,
90を当金3,4(図2)と平行に調整(Rx1方向)
することができる。また、Y方向位置調整用のつまみ5
6で、給電ノズル80,90のY方向位置を調整(Ty
2方向)することができ、Z方向位置調整用のつまみ5
2で第1支持板62等、給電ノズル引上機構の高さ(T
z1方向)を調整することができる。更には、ロックレ
バ−44(図3)を緩めてキャリッジ28に対して主幹
41を廻して、給電ノズル80,90の両者を含む平面
を側板1の垂直面に平行に調整(Rz1方向)すること
ができ、調整ねじ13で、給電ノズル80,90のX方
向位置を調整(Tx1方向)することができる。加え
て、つまみ25,26を廻わして、給電ノズル80,9
0のY方向(Ty1)揺動幅を調整することができる。
【0016】給電ノズル80,90には、ワイヤ送給装
置112,122(図2)が、スプ−ル111,121
に巻回されている溶接ワイヤを巻戻して送給し、側板1
と給電ノズル80,90の間には、溶接電源装置11
4,124(図2)が溶接電流を供給する。溶接電流,
電圧値,給電ノズル80,90の揺動速度および引上速
度は操作盤115で設定される。
【0017】まず、図1の(a)に示す板厚t1=t2
=100mm,ギャップG=25mmの開先について、
各種条件で非消耗式エレクトロスラグ溶接を行ない、マ
クロ断面検査で溶込みおよび欠陥の有無を調べた。図1
の(b)に、マクロ断面形状を示す。125がスラグ、
126が溶融金属、127が溶接金属であり、溶込み領
域は126,127の範囲である。
【0018】図7の(a)に示すように、1個の給電ノ
ズル80の揺動による溶接の場合には、揺動の一端(実
線)から他端(破線)へ、またその逆に移動する間に、
開先端部(当金4表面部,当金3表面部)の溶融スラグ
が凝固しはじめ、開先端部でのア−クが不安定となり、
開先端部に未溶融部(黒塗り三角)が生じた。
【0019】図7の(b)に示すように、2個の給電ノ
ズル80,90を開先に挿入してそれらを揺動させない
溶接を行なうと、ノズルが揺動しないので溶融プ−ルが
左右に別れて、特に溶接スタ−ト部近くで開先中央部に
未溶融部(黒塗り半円)に未溶融部が生じた。
【0020】図7の(c)に示すように、2個の給電ノ
ズル80,90を連続揺動させ溶接電流および電圧を一
定条件に定めて溶接した場合には、開先端部(当金4表
面部,当金3表面部)での電流エネルギ(溶接電流と電
圧の積)が低く、開先端部の溶込みが少く、溶接条件範
囲が狭い。また開先中央部の溶込み量が大きく溶接金属
中央部の冷却速度が遅くなることから、結晶粒が大きく
なり、特に溶接金属中央部の靱性が劣化する。
【0021】図7の(d)は、本発明方法により、2個
の給電ノズル80,90を、開先端部(当金4表面部,
当金3表面部)近くの折返し点ならびに開先中央部で一
時停止させつつ揺動させて溶接した場合の溶込み(12
7)を示す。開先端部の溶込みが十分で、しかも中央部
近傍の溶込み量も適正である。この場合、溶接条件とし
て、ノズル揺動時の電流エネルギWmと、開先端部近く
の折返し点で停止しているときの電流エネルギWhと、
開先中央部で一時停止しているときの電流エネルギWc
の関係は、Wc<Wm<Whである必要がある。Wm=
WcまたはWm<Wcであると、溶接金属中央部の溶込
み量が大きく、溶接金属中央部の冷却速度が遅くなるこ
とから、結晶粒が大きくなり、特に溶接金属中央部の靱
性が劣化する。Wm=WhまたはWm>Whであると、
開先端部の溶込み量が少く、特にWm>Whであると開
先端部に未溶融部が生じるようになる。本発明では給電
ノズル80,90を同時に同方向に揺動させ、開先端部
近くの折り返し点および揺動中央点近傍で一時停止させ
るが、揺動方向が相対的に逆であると、つまりある時点
ではノズル80と90が相対的に近づき、別の時点には
相対的に遠ざかる揺動であると、Wc<Wmであっても
開先中央部の溶込み量が大きくなり、溶接金属中央部の
冷却速度が遅くなることから、結晶粒が大きくなり、特
に溶接金属中央部の靱性が劣化する。
【0022】本発明の溶接では、一方の給電ノズル80
が左折返し点で停止しているときその電流エネルギはW
hであり、他方の給電ノズル90は中央部近傍(ノズル
90の左折返し点)で停止しておりその電流エネルギは
Wcである。一方のノズル80が左折返し点から中央部
近傍(ノズル80の右折返し点)に向かう移動中には、
他方の給電ノズル90は中央部近傍から右折返し点に向
かう移動をしており、両給電ノズル80,90の電流エ
ネルギはWmである。一方の給電ノズル80が中央部近
傍(右折返し点)で停止しているときその電流エネルギ
はWcであり、他方の給電ノズル90は右折返し点で停
止しておりその電流エネルギはWhである。一方のノズ
ル80が中央部近傍(右折返し点)から左折返し点に向
かう移動中には、他方の給電ノズル90は右折返し点か
ら中央部近傍(左折返し点)に向かう移動をしており、
両給電ノズル80,90の電流エネルギはWmである。
このように本発明は、両給電ノズル80,90を同方向
に同期して揺動させ、折り返し点で一時停止し、かつW
c<Wm<Whなる溶接条件を定めて開先端部の十分な
溶込みを得ると共に開先中央部の過大な溶込みを避け
る。なお、両給電ノズル80のWmは同一とし、Wmも
同一とし、かつWhも同一とするのが、開先全体で均一
な溶込みが得られるので、好ましい。
【0023】次に、給電ノズル80,90の引上げは、
溶接電流を検知してそれが目標電流値になるように制御
する。溶接の進行に伴って溶融金属レベルが上昇しこの
上昇によりワイヤ突出し長さL(図1のb)が短くなり
溶接電流が増大する。この溶接電流が目標値になるよう
に、モ−タ69m(図3)を正転付勢して給電ノズル8
0,90を引上げ駆動する。すなわちワイヤ突出し長さ
Lが目標電流値対応の値になるように、給電ノズル8
0,90を引上げ駆動する。なお、給電ノズル80,9
0の揺動幅,ノズル間距離および揺動中の一時停止時間
は、開先寸法およびその他の溶接条件により適宜選択お
よび調整すればよいが、上述のt1=t2=100m
m、G=25mmの場合、揺動幅は10〜30mm、ノ
ズル間距離は揺動によりノズルが当金3,4に接触しな
い範囲、一時停止時間は2〜7sec、が好ましい。
【0024】
【実施例】まず、表1に示す化学成分の、板厚80mm
および100mmのSM490B鋼を、図2に示すよう
な、ボックス柱のダイアフラムめくら部の溶接を想定し
た被溶接材(側板1,ダイアフラム2および当金3,
4)とし、開先のギャップGはG=25mmとした。開
先の深さ(溶接長=側板1の高さ:図2のTz2方向)
は750mmである。
【0025】
【表1】
【0026】この開先に、表2に示す化学成分の市販ワ
イヤで表3に示す溶接条件により、2電極でエレクトロ
スラグ溶接を行なった。溶接条件は、2電極ともに同一
条件とした。また、溶接中のスラグ浴深さが15mmに
なるように、溶接スタ−ト時に二酸化マンガン系フラッ
クスを投入した。ワイヤ突出し長さLは、2電極ともに
L=25〜30mmの範囲内とした。
【0027】
【表2】
【0028】溶接終了後、溶接スタ−ト部から100m
m,溶接深さの中央部および溶接クレ−タ部から100
mmの3箇所からマクロ試験片を採取し、それらの溶接
欠陥の有無を調べた。また、欠陥のなかった試験板の溶
接金属中央部より、JISZ3111の4号の衝撃試験
片を採取し試験を行なった。それぞれの結果を表3に示
す。
【0029】
【表3】
【0030】その結果、本発明方法である実験No.1
〜3は、溶込みが均一で図7の(d)のごとくであっ
て、溶接欠陥がなく、溶接金属中央部の靱性も満足しう
るものであった。比較例中、実験No.4は、ノズル位
置H(揺動の当金側折返し点),M(移動領域),C
(揺動の中央部近傍の返返し点)における電流エネルギ
が、Wh=Wm=Wc(=16650)であるので、開
先端部の溶込みが少くまた開先中央部の溶込みが大き過
ぎ、図7の(a)に示す如きであり、溶接金属中央部の
結晶粒が大きくなり靱性がやや不良となった。実験N
o.5は、ノズルを揺動しなかったので、溶融プ−ルが
左右に別れたため、図7の(b)のごとくになり、溶接
スタ−ト部から100mmの所のマクロ断面の開先中央
部に未溶融部が生じた。実験No.6は、ノズル位置
H,M,Cにおける電流エネルギがWh<Wm<Wcで
あるので、図7の(c)のごとくになり、開先端部に溶
け込み不良が生じた。また開先中央部の溶込みが大き過
ぎた。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明方法によれば、極
厚鋼のエレクトロスラグ溶接が、簡便かつ均一な溶込み
で行なわれ、欠陥がなくしかも優れた靱性の溶接が実現
する。したがって本発明の工業上の利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は図2に示す側板1,ダイアフラム2
および当金3,4の拡大平面図、(b)は(a)の1b
−1b線断面図である。
【図2】 本発明を実施する1つのエレクトロスラグ溶
接機の概要を示す斜視図である。
【図3】 図3に示すエレクトロスラグ溶接機の拡大正
面図である。
【図4】 図3の4a−4a線断面図である。
【図5】 図3の5a−5a線拡大断面図である。
【図6】 図5の6a−6a線断面図である。
【図7】 エレクトロスラグ溶接を行なう、側板,ダイ
アフラムおよび当金で囲まれる開先を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1:側板 2:ダイアフラム 3,4:当金 10:位置調整機構 11:クランパ 12:ねじ 13:調整ねじ 20:揺動機構 21:ベ−ス 22,23:ガイドレ−ル 24:ねじ棒 25,26:つまみ 27:ガイドバ− 28:キャリッジ 29:スタンド根幹 31,32:磁石 33:減速機 34:電気モ−タ 35:出力軸 36:ピニオン 41:スタンド主幹 43:縦溝 44:ロックレバ− 45:ラック 50:上下,左右スライド機構 51:Z軸スライダ 52:つまみ 53:ピニオン 54:ロックレバ− 55:Y軸スライダ 56:つまみ 57:ロックレバ− 58:ア−ム 60:引上げおよび間
隔調整機構 61:ピン 62:第1支持板 63A:ボ−ルジョイント 64A:角度調整ねじ 63:ガイドロッド 64:ガイドロッド 65:ガイドロッド 66:第2支持板 67:対向板 68:間隔調整ねじ 69:軸 69d:減速機 69m:電気モ−タ 71:第1駆動ロ−
ラ 72:ピン 73:第1回動ア−ム 75:第1従動ロ−ラ 76:従動ロ−ラ 77:従動ロ−ラ 78:ピン 79:偏心カム 80:第1給電ノズル 81:レバ− 82:調整ねじ 83:ピン 84:ねじ棒 85:圧縮コイルスプリング 86:ねじ 90:第2給電ノズル 91:第2駆動ロ
−ラ 96:従動ロ−ラ 102:調整ねじ 111,121:スプ−ル 112,122:ワイヤ送給装
置 113,123:中継部材 114,124:溶接電源装置 115:操作盤 116,117:溶接ワイヤ 125:スラグ 126:溶融金属 127:溶接金属 t1:側板の厚み t2:ダイアフラムの厚み(開先幅) G:ギャップ L:溶接ワイヤ突
出長
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】まず、図1の(a)に示す板厚t1=t2
=100mm,ギャップG=25mmの開先について、
各種条件で非消耗式エレクトロスラグ溶接を行ない、マ
クロ断面検査で溶込みおよび欠陥の有無を調べた。図1
の(b)に、図1(a)の1b−1b断面図を示す。1
25がスラグ、126が溶融金属、127が溶接金属で
あり、溶込み領域は126,127の範囲である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図7の(b)に示すように、2個の給電ノ
ズル80,90を開先に挿入してそれらを揺動させない
溶接を行なうと、ノズルが揺動しないので溶融プ−ルが
左右に別れて、特に溶接スタ−ト部近くで開先中央部に
未溶融部(黒塗り半円)が生じた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】本発明の溶接では、一方の給電ノズル80
が左折返し点で停止しているときその電流エネルギはW
hであり、他方の給電ノズル90は中央部近傍(ノズル
90の左折返し点)で停止しておりその電流エネルギは
Wcである。一方のノズル80が左折返し点から中央部
近傍(ノズル80の右折返し点)に向かう移動中には、
他方の給電ノズル90は中央部近傍から右折返し点に向
かう移動をしており、両給電ノズル80,90の電流エ
ネルギはWmである。一方の給電ノズル80が中央部近
傍(右折返し点)で停止しているときその電流エネルギ
はWcであり、他方の給電ノズル90は右折返し点で停
止しておりその電流エネルギはWhである。一方のノズ
ル80が中央部近傍(右折返し点)から左折返し点に向
かう移動中には、他方の給電ノズル90は右折返し点か
ら中央部近傍(左折返し点)に向かう移動をしており、
両給電ノズル80,90の電流エネルギはWmである。
このように本発明は、両給電ノズル80,90を同方向
に同期して揺動させ、折り返し点で一時停止し、かつW
c<Wm<Whなる溶接条件を定めて開先端部の十分な
溶込みを得ると共に開先中央部の過大な溶込みを避け
る。なお、両給電ノズル80,90のWmは同一とし、
Wmも同一とし、かつWhも同一とするのが、開先全体
で均一な溶込みが得られるので、好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に、給電ノズル80,90の引上げは、
溶接電流を検知してそれが目標電流値になるように制御
する。溶接の進行に伴って溶融金属レベルが上昇しこの
上昇によりワイヤ突出し長さL(図1のb)が短くなり
溶接電流が増大する。この溶接電流が目標値になるよう
に、モ−タ69m(図3)を正転付勢して給電ノズル8
0,90を引上げ駆動する。すなわちワイヤ突出し長さ
Lが目標電流値対応の値になるように、給電ノズル8
0,90を引上げ駆動する。なお、給電ノズル80,9
0の揺動幅,ノズル間距離および揺動中の一時停止時間
は、開先寸法およびその他の溶接条件により適宜選択お
よび調整すればよいが、上述のt1=t2=100m
m、G=25mmの場合、揺動幅は10〜0mm、ノ
ズル間距離は揺動によりノズルが当金3,4に接触しな
い範囲、一時停止時間は2〜7sec、が好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この開先に、表2に示す化学成分の市販ワ
イヤで表3に示す溶接条件により、2電極でエレクトロ
スラグ溶接を行なった。溶接条件は、2電極ともに同一
条件とした。また、溶接中のスラグ浴深さが15mmに
なるように、溶接スタ−ト時に酸化マンガン系フラッ
クスを投入した。ワイヤ突出し長さLは、2電極ともに
L=25〜30mmの範囲内とした。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 前 繁 夫 千葉県習志野市東習志野7丁目6番1号 日鐵溶接工業株式会社機器事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当金および母材にて囲み形成された開先を
    2電極で同時に溶接する非消耗ノズル式2電極エレクト
    ロスラグ溶接において、 2電極の給電ノズルを同時にそれらの並び方向に同方向
    で揺動させ、開先端部および開先中央部近傍で停止さ
    せ、給電ノズル揺動時の電流エネルギWmと、開先端部
    停止時の電流エネルギWhと、開先中央部近傍で停止時
    の電流エネルギWcを、Wc<Wm<Whとし、更に、
    溶接電流が目標電流値となる溶接ワイヤ突出長を維持す
    るように給電ノズルを引上げ駆動することを特徴とす
    る、非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法。
JP20302691A 1991-08-13 1991-08-13 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法 Expired - Fee Related JP2849243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20302691A JP2849243B2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20302691A JP2849243B2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542377A true JPH0542377A (ja) 1993-02-23
JP2849243B2 JP2849243B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=16467122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20302691A Expired - Fee Related JP2849243B2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2849243B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202225A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エレクトロガスアーク溶接方法
JP2011218421A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd エレクトロスラグ溶接装置
KR20160134550A (ko) 2015-05-15 2016-11-23 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 일렉트로슬래그 용접 방법 및 일렉트로슬래그 용접 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202225A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エレクトロガスアーク溶接方法
JP2011218421A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd エレクトロスラグ溶接装置
KR20160134550A (ko) 2015-05-15 2016-11-23 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 일렉트로슬래그 용접 방법 및 일렉트로슬래그 용접 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2849243B2 (ja) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09271986A (ja) 高速回転アーク自動溶接装置
US3832523A (en) Method for electrical arc welding
JPH10118771A (ja) 立向エレクトロガス溶接装置
JPH04200866A (ja) パイプの片面溶接装置
KR19980042270A (ko) 곡판의 편면 용접장치 및 방법
KR200494535Y1 (ko) 선박 건조용 용접작업 보조장치
JPH0542377A (ja) 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法
JPH08187579A (ja) エレクトロガス溶接方法及びその装置
EP0855240B1 (en) Apparatus and method for one side welding of curved steel plates
KR100607338B1 (ko) 용접선 추적 및 부재 취부장치를 구비한 멤브레인 형식액화천연가스 운반선 화물창건조를 위한 플라즈마 자동용접 장치
JP2006297460A (ja) 裏当て支持装置およびアーク溶接装置
JP2550246B2 (ja) 非消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法
JPH0577066A (ja) 消耗ノズル式2電極エレクトロスラグ溶接方法
JP3602911B2 (ja) 帯板自動溶接装置
EP0367850B1 (en) Apparatus for automatically fillet-welding object to be welded comprising rectangular bottom plate and four side plates tack-welded substantially vertically to said bottom plate
JPH03234370A (ja) 溶接装置
EP0367861A1 (en) Apparatus for automatically fillet-welding object to be welded comprising rectangular bottom plate and four side plates tack-welded substantially vertically to said bottom plate
KR900010644Y1 (ko) 센서를 이용한 필렛자동 용접장치
JPS6219944B2 (ja)
JPH09314349A (ja) シーム溶接線自動倣い装置
JP2849242B2 (ja) 筒電極引上げ装置
JPS6366634B2 (ja)
JPH0465756B2 (ja)
JPH03226382A (ja) シート素材用溶接機
JP2697950B2 (ja) 倣式溶接機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101106

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees