JPH09271986A - 高速回転アーク自動溶接装置 - Google Patents
高速回転アーク自動溶接装置Info
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- JPH09271986A JPH09271986A JP8173496A JP8173496A JPH09271986A JP H09271986 A JPH09271986 A JP H09271986A JP 8173496 A JP8173496 A JP 8173496A JP 8173496 A JP8173496 A JP 8173496A JP H09271986 A JPH09271986 A JP H09271986A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高所での現場溶接に適した高溶接能率、高溶
接品質の高速回転アーク自動溶接装置を提供する。 【解決手段】 複数のマグネット装置6によりワーク2
00に鉛直方向に伸びる溶接線201に平行に取り付け
られるレール5と、レール5上を走行し、回転溶接トー
チ1によりアークセンサによる高速回転アーク溶接で立
向下進溶接をする自動溶接機10と、溶接条件を設定す
るつまみ71〜75を有する溶接制御装置の溶接条件設
定盤7と、溶接条件をオペレータが手元で微調整する操
作ペンダント8とからなり、回転溶接トーチの基端側の
接続金具18に溶接電源、シールドガス、溶接ワイヤの
供給が共通となるよう半自動溶接トーチ20を着脱自在
に差し込む。
接品質の高速回転アーク自動溶接装置を提供する。 【解決手段】 複数のマグネット装置6によりワーク2
00に鉛直方向に伸びる溶接線201に平行に取り付け
られるレール5と、レール5上を走行し、回転溶接トー
チ1によりアークセンサによる高速回転アーク溶接で立
向下進溶接をする自動溶接機10と、溶接条件を設定す
るつまみ71〜75を有する溶接制御装置の溶接条件設
定盤7と、溶接条件をオペレータが手元で微調整する操
作ペンダント8とからなり、回転溶接トーチの基端側の
接続金具18に溶接電源、シールドガス、溶接ワイヤの
供給が共通となるよう半自動溶接トーチ20を着脱自在
に差し込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速回転アーク溶
接を利用し、特に高所・現地溶接に効果的な高速回転ア
ーク自動溶接装置に関する。本装置は、主として立向下
進溶接に適用されるが、立向下進以外の溶接姿勢にも適
用可能なものである。
接を利用し、特に高所・現地溶接に効果的な高速回転ア
ーク自動溶接装置に関する。本装置は、主として立向下
進溶接に適用されるが、立向下進以外の溶接姿勢にも適
用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】阪神大震災によりコンクリート製橋脚が
甚大な被害をこうむったことに鑑み、その補強工事の早
急なる実施が要請されている。コンクリート製橋脚の補
強は、図13に示すように橋脚100を例えば2枚のL
字状鋼板200で囲繞することが検討されている。すな
わち、2枚のL字状鋼板200で橋脚100を囲み、そ
の合わせ目の開先201を立向溶接継手で溶接すること
により、橋脚100を補強しようとするものである。ま
た、橋脚が円柱状その他の断面形状である場合でもその
溶接継手は立向溶接継手となる。いずれにしても、橋脚
100の上部および下部に上記の補強を実施する必要が
あり、高所での溶接作業となる。しかも、溶接長は標準
で約10mであり、長尺溶接となるため、溶接の自動化
と高能率化が要求されている。
甚大な被害をこうむったことに鑑み、その補強工事の早
急なる実施が要請されている。コンクリート製橋脚の補
強は、図13に示すように橋脚100を例えば2枚のL
字状鋼板200で囲繞することが検討されている。すな
わち、2枚のL字状鋼板200で橋脚100を囲み、そ
の合わせ目の開先201を立向溶接継手で溶接すること
により、橋脚100を補強しようとするものである。ま
た、橋脚が円柱状その他の断面形状である場合でもその
溶接継手は立向溶接継手となる。いずれにしても、橋脚
100の上部および下部に上記の補強を実施する必要が
あり、高所での溶接作業となる。しかも、溶接長は標準
で約10mであり、長尺溶接となるため、溶接の自動化
と高能率化が要求されている。
【0003】上記のようなワークの立向溶接では、一般
にウィービング方式の立向上進溶接が試みられようとし
ている。しかし、ウィービング方式の立向上進溶接では
高い溶接電流を適用できないので、溶接速度が遅く、溶
接能率を上げることができないという問題がある。一
方、溶接能率の向上を図るという面からは、高い溶接電
流を適用できる立向下進溶接がよいが、ウィービング方
式の立向下進溶接では溶融金属の垂れ落ちの問題もあっ
て溶接条件の裕度が小さく、特別の技量を必要とするた
め、適用が困難である。また、開先の断面積について
は、開先断面積をできるだけ小さくすることが溶接能率
や溶接品質の面から望ましいが、ウィービング方式の立
向上進溶接ではある程度大きな溶着断面積が必要なた
め、開先断面積を小さくすることができないため、溶接
能率を向上できないという問題がある。また、溶接品質
についても、ウィービング方式の立向上進溶接では溶接
電流が低いため、溶け込みが浅く、融合不良等の溶接欠
陥が発生しやすいという問題がある。
にウィービング方式の立向上進溶接が試みられようとし
ている。しかし、ウィービング方式の立向上進溶接では
高い溶接電流を適用できないので、溶接速度が遅く、溶
接能率を上げることができないという問題がある。一
方、溶接能率の向上を図るという面からは、高い溶接電
流を適用できる立向下進溶接がよいが、ウィービング方
式の立向下進溶接では溶融金属の垂れ落ちの問題もあっ
て溶接条件の裕度が小さく、特別の技量を必要とするた
め、適用が困難である。また、開先の断面積について
は、開先断面積をできるだけ小さくすることが溶接能率
や溶接品質の面から望ましいが、ウィービング方式の立
向上進溶接ではある程度大きな溶着断面積が必要なた
め、開先断面積を小さくすることができないため、溶接
能率を向上できないという問題がある。また、溶接品質
についても、ウィービング方式の立向上進溶接では溶接
電流が低いため、溶け込みが浅く、融合不良等の溶接欠
陥が発生しやすいという問題がある。
【0004】一方、高速回転アーク溶接は、周知のとお
りアークセンサによる溶接線自動倣い制御が可能であ
り、また高電流の適用が可能なため十分な溶け込みが得
られ、溶接速度が速く、ビード形状が良好であるなどの
特長がある。そして、さらに立向下進姿勢の高速回転ア
ーク溶接の場合はアーク力によって溶融池の垂れ下がり
を下から支えることができるので、アークセンサの倣い
性能を十分に発揮させることができる。
りアークセンサによる溶接線自動倣い制御が可能であ
り、また高電流の適用が可能なため十分な溶け込みが得
られ、溶接速度が速く、ビード形状が良好であるなどの
特長がある。そして、さらに立向下進姿勢の高速回転ア
ーク溶接の場合はアーク力によって溶融池の垂れ下がり
を下から支えることができるので、アークセンサの倣い
性能を十分に発揮させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が対象とするワ
ークは、図13で説明したように高所での現地溶接とな
る。したがって、その溶接装置は、作業環境が悪いこと
を考慮して運搬に便利な小型軽量なものとする必要があ
るばかりでなく、作業性や操作性を良くする必要があ
る。また、溶接長が長い立向溶接であることから、溶接
の高能率化を図ることが特に重要になり、オペレータが
溶接装置にはりついて昇降移動するのが困難なため、溶
接の自動化によるオペレータの無監視化が要求される。
さらに、ワークは板厚が6mm程度の薄板であるため、わ
ずかなトーチ位置のずれが溶接欠陥に直結する。以上の
ような課題を解決するためには、従来のウィービング方
式の立向上進溶接よりも、アークセンサ方式の高速回転
アーク法による立向下進自動溶接としたほうが有利であ
ると考えられる。そこで、本発明は、高所・現地溶接に
効果的なアークセンサ方式の高速回転アーク溶接を利用
した自動溶接装置を提供するものである。
ークは、図13で説明したように高所での現地溶接とな
る。したがって、その溶接装置は、作業環境が悪いこと
を考慮して運搬に便利な小型軽量なものとする必要があ
るばかりでなく、作業性や操作性を良くする必要があ
る。また、溶接長が長い立向溶接であることから、溶接
の高能率化を図ることが特に重要になり、オペレータが
溶接装置にはりついて昇降移動するのが困難なため、溶
接の自動化によるオペレータの無監視化が要求される。
さらに、ワークは板厚が6mm程度の薄板であるため、わ
ずかなトーチ位置のずれが溶接欠陥に直結する。以上の
ような課題を解決するためには、従来のウィービング方
式の立向上進溶接よりも、アークセンサ方式の高速回転
アーク法による立向下進自動溶接としたほうが有利であ
ると考えられる。そこで、本発明は、高所・現地溶接に
効果的なアークセンサ方式の高速回転アーク溶接を利用
した自動溶接装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高速回転ア
ーク自動溶接装置は、被溶接材に着脱自在に取付可能で
あり、鉛直方向に伸びる溶接線に平行に取り付けられる
レールと、このレールに着脱自在に取付可能であり、レ
ール上を走行して溶接線をアークセンサ方式の高速回転
アーク溶接により立向下進多層溶接をする自動溶接機
と、パス別溶接条件設定手段を有する溶接制御装置と、
自動溶接機の操作手段および溶接条件の微調整手段を有
する操作ペンダントとを備えたことを特徴とするもので
ある。
ーク自動溶接装置は、被溶接材に着脱自在に取付可能で
あり、鉛直方向に伸びる溶接線に平行に取り付けられる
レールと、このレールに着脱自在に取付可能であり、レ
ール上を走行して溶接線をアークセンサ方式の高速回転
アーク溶接により立向下進多層溶接をする自動溶接機
と、パス別溶接条件設定手段を有する溶接制御装置と、
自動溶接機の操作手段および溶接条件の微調整手段を有
する操作ペンダントとを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0007】操作ペンダントは、溶接制御装置および溶
接電源装置がワークから遠く離れた地上の場所に設置し
てあるので、オペレータが溶接状況の変化に対応できる
ように溶接条件の微調整ができるようにしたものであ
る。溶接条件は、溶接パスごとに溶接制御装置の溶接条
件設定盤で設定されているが、現場溶接では、開先の形
状、例えばルートギャップや裏当金の接触面の隙間など
が変化することがあり、したがってこのような場合に
は、オペレータが操作ペンダントの操作により溶接速度
やトーチ狙い位置などの溶接条件を微調整できるように
している。
接電源装置がワークから遠く離れた地上の場所に設置し
てあるので、オペレータが溶接状況の変化に対応できる
ように溶接条件の微調整ができるようにしたものであ
る。溶接条件は、溶接パスごとに溶接制御装置の溶接条
件設定盤で設定されているが、現場溶接では、開先の形
状、例えばルートギャップや裏当金の接触面の隙間など
が変化することがあり、したがってこのような場合に
は、オペレータが操作ペンダントの操作により溶接速度
やトーチ狙い位置などの溶接条件を微調整できるように
している。
【0008】自動溶接機は、アークセンサ方式の高速回
転アーク溶接により立向下進溶接で溶接線を溶接するも
のであり、電極先端を高速円運動させることにより、溶
接ワイヤの先端に発生する溶接アークを高速回転させる
高速回転アーク溶接トーチ(以下、回転溶接トーチとい
う)と、回転溶接トーチをトーチ軸方向に移動させるY
軸スライド機構と、回転溶接トーチを開先幅方向に移動
させるX軸スライド機構と、溶接線に平行に取り付けら
れたレール上を走行する走行台車とを備えており、溶接
制御装置によってアークセンサによるトーチ高さ制御お
よび開先倣い制御を行うものである(特開昭62−10
4684号、特開昭57−91877号、特開昭62−
248571号等)。しかしながら、この自動溶接機は
特殊な環境下におけるワークに対するものであることか
ら、ワークに取り付けられるレールおよびこのレールに
取り付けられる走行台車をいずれも簡便に着脱可能にし
てある。このため、高所での現場溶接作業が容易なもの
となる。
転アーク溶接により立向下進溶接で溶接線を溶接するも
のであり、電極先端を高速円運動させることにより、溶
接ワイヤの先端に発生する溶接アークを高速回転させる
高速回転アーク溶接トーチ(以下、回転溶接トーチとい
う)と、回転溶接トーチをトーチ軸方向に移動させるY
軸スライド機構と、回転溶接トーチを開先幅方向に移動
させるX軸スライド機構と、溶接線に平行に取り付けら
れたレール上を走行する走行台車とを備えており、溶接
制御装置によってアークセンサによるトーチ高さ制御お
よび開先倣い制御を行うものである(特開昭62−10
4684号、特開昭57−91877号、特開昭62−
248571号等)。しかしながら、この自動溶接機は
特殊な環境下におけるワークに対するものであることか
ら、ワークに取り付けられるレールおよびこのレールに
取り付けられる走行台車をいずれも簡便に着脱可能にし
てある。このため、高所での現場溶接作業が容易なもの
となる。
【0009】以上の構成により、本発明装置は、アーク
センサにより自動的に正確に溶接線を追従しながら高速
回転アーク溶接の立向下進溶接を行うので、無監視状態
で高所での現地溶接ができる。しかも高電流の溶接電流
が適用可能なので、溶接速度が速く、高能率の溶接を実
施することができる。また、開先断面積を小さくするこ
とができ、かつ十分な溶け込みが得られるので、高い溶
接品質を達成することができる。また、操作ペンダント
により溶接状況の変化にも直ちに対応できる。
センサにより自動的に正確に溶接線を追従しながら高速
回転アーク溶接の立向下進溶接を行うので、無監視状態
で高所での現地溶接ができる。しかも高電流の溶接電流
が適用可能なので、溶接速度が速く、高能率の溶接を実
施することができる。また、開先断面積を小さくするこ
とができ、かつ十分な溶け込みが得られるので、高い溶
接品質を達成することができる。また、操作ペンダント
により溶接状況の変化にも直ちに対応できる。
【0010】現地溶接ではどうしても溶接残しの部分や
手直しを要するところなどが発生する。このため、本発
明では半自動溶接をもできるようにしている。しかし、
単に半自動溶接トーチを本発明装置に付属させるのでは
なく、半自動溶接トーチを本発明の自動溶接装置に差し
込む方式として、自動と半自動の切り替えが容易にでき
るようにしてある。半自動溶接トーチは市販のものを用
いるが、その溶接チップやガスシールドノズル等を取り
外し、電極先端部を露出させて回転溶接トーチの基端側
の接続手段に差し込むようにしている。すなわち、本発
明は、回転溶接トーチの基端側に、半自動溶接トーチ
が、該半自動溶接トーチを通じて溶接ワイヤの送給、シ
ールドガスの供給および該溶接ワイヤへの給電が可能な
ように差し込まれてなるものである。具体的には、半自
動溶接トーチの接続手段が、回転溶接トーチに給電を行
う接続ブロックと、接続ブロックの内部に装着され、半
自動溶接トーチの電極先端部を差し込む接続金具とから
なるものである。
手直しを要するところなどが発生する。このため、本発
明では半自動溶接をもできるようにしている。しかし、
単に半自動溶接トーチを本発明装置に付属させるのでは
なく、半自動溶接トーチを本発明の自動溶接装置に差し
込む方式として、自動と半自動の切り替えが容易にでき
るようにしてある。半自動溶接トーチは市販のものを用
いるが、その溶接チップやガスシールドノズル等を取り
外し、電極先端部を露出させて回転溶接トーチの基端側
の接続手段に差し込むようにしている。すなわち、本発
明は、回転溶接トーチの基端側に、半自動溶接トーチ
が、該半自動溶接トーチを通じて溶接ワイヤの送給、シ
ールドガスの供給および該溶接ワイヤへの給電が可能な
ように差し込まれてなるものである。具体的には、半自
動溶接トーチの接続手段が、回転溶接トーチに給電を行
う接続ブロックと、接続ブロックの内部に装着され、半
自動溶接トーチの電極先端部を差し込む接続金具とから
なるものである。
【0011】このような構成とすることにより、溶接電
源・シールドガス供給源・溶接ワイヤ送給装置を共通に
できるので、給電ケーブルやシールドガスホース等の引
き回しや移動をする必要がなく、現場での作業性が向上
する。もちろん、半自動溶接トーチが差し込まれた状態
でも回転溶接トーチの機能に何ら支障はなく、また半自
動溶接を行う場合には半自動溶接トーチを回転溶接トー
チから引き抜き、その後上記取り外し部品を取り付けて
から行えばよい。
源・シールドガス供給源・溶接ワイヤ送給装置を共通に
できるので、給電ケーブルやシールドガスホース等の引
き回しや移動をする必要がなく、現場での作業性が向上
する。もちろん、半自動溶接トーチが差し込まれた状態
でも回転溶接トーチの機能に何ら支障はなく、また半自
動溶接を行う場合には半自動溶接トーチを回転溶接トー
チから引き抜き、その後上記取り外し部品を取り付けて
から行えばよい。
【0012】本発明は、溶接線がレールの左側または右
側にある場合にも高速回転アーク溶接が可能なようにし
たものである。ただし、この場合には、反対側にある溶
接線に対しては、回転溶接トーチの取付角度の変更と走
行台車の走行方向および溶接アークの回転方向を切り替
える必要がある。開先の配置がレールから見て必ずしも
一方側に決まっているものではないことに対応させるた
めである。
側にある場合にも高速回転アーク溶接が可能なようにし
たものである。ただし、この場合には、反対側にある溶
接線に対しては、回転溶接トーチの取付角度の変更と走
行台車の走行方向および溶接アークの回転方向を切り替
える必要がある。開先の配置がレールから見て必ずしも
一方側に決まっているものではないことに対応させるた
めである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の高速回転アーク自
動溶接装置の一例を示す側面図で、図2は正面図であ
る。また図3に回転溶接トーチと半自動溶接トーチの接
続機構の断面図を、図4に回転溶接トーチの回転機構の
概要図を示す。図1、図2に示す自動溶接機10は、回
転溶接トーチ1の基端側の接続手段に半自動溶接トーチ
20が差し込んで取り付けられており、自動溶接機10
の主たる構成要素として、回転溶接トーチ1、回転溶接
トーチ1をトーチ軸方向に移動させるY軸スライド機構
2、回転溶接トーチ1を開先幅方向に移動させるX軸ス
ライド機構3、およびレール5上を走行する走行台車4
を備えている。溶接進行方向は図中矢印Zで示す方向で
ある。ワーク200の開先により形成される溶接線20
1は縦(鉛直方向)に伸びており、レール5は、例えば
マグネット装置6を介してワーク200上に溶接線20
1とほぼ平行に保持されている。なお、操作ペンダント
はここでは図示されていないが、オペレータが保持して
いる。
動溶接装置の一例を示す側面図で、図2は正面図であ
る。また図3に回転溶接トーチと半自動溶接トーチの接
続機構の断面図を、図4に回転溶接トーチの回転機構の
概要図を示す。図1、図2に示す自動溶接機10は、回
転溶接トーチ1の基端側の接続手段に半自動溶接トーチ
20が差し込んで取り付けられており、自動溶接機10
の主たる構成要素として、回転溶接トーチ1、回転溶接
トーチ1をトーチ軸方向に移動させるY軸スライド機構
2、回転溶接トーチ1を開先幅方向に移動させるX軸ス
ライド機構3、およびレール5上を走行する走行台車4
を備えている。溶接進行方向は図中矢印Zで示す方向で
ある。ワーク200の開先により形成される溶接線20
1は縦(鉛直方向)に伸びており、レール5は、例えば
マグネット装置6を介してワーク200上に溶接線20
1とほぼ平行に保持されている。なお、操作ペンダント
はここでは図示されていないが、オペレータが保持して
いる。
【0014】図2に示すように、レール5のフランジ部
を左右上下から挟持する複数のガイドローラは、左側が
固定ガイドローラ41、右側が可動ガイドローラ42と
なっており、可動ガイドローラ42の取付部材43をレ
バー44によりリンク機構45を介して矢印a、b方向
に動かすことにより、走行台車4をワンタッチでレール
5に着脱させることができる。レール5のウエブ上面に
は長手方向に伸びるラック51が取り付けられており、
ラック51と噛み合う歯車52の駆動軸53をハンドル
54により矢印c、d方向に動かして着脱させるように
なっている。
を左右上下から挟持する複数のガイドローラは、左側が
固定ガイドローラ41、右側が可動ガイドローラ42と
なっており、可動ガイドローラ42の取付部材43をレ
バー44によりリンク機構45を介して矢印a、b方向
に動かすことにより、走行台車4をワンタッチでレール
5に着脱させることができる。レール5のウエブ上面に
は長手方向に伸びるラック51が取り付けられており、
ラック51と噛み合う歯車52の駆動軸53をハンドル
54により矢印c、d方向に動かして着脱させるように
なっている。
【0015】回転溶接トーチ1は、図3、図4に示すよ
うに、電極11と、電極11を駆動モータ12によりギ
ヤ機構13を介して円錐運動(いわゆるスリコギ運動)
させるように電極11を支持する基端部(上部)および
中間部に設けられた2つの自動調芯ベアリング14と、
電極11の中を送給される溶接ワイヤ15を備えてお
り、電極11の基端部とその上に設けられた接続ブロッ
ク16は給電ケーブル17で接続されている。図3にお
いて、19はガスシールドノズルで、ギヤボックス10
1に取り付けられている。上記の接続ブロック16には
溶接ワイヤおよびシールドガスの通孔161が設けら
れ、通孔161と電極11の貫通孔110とをゴムチュ
ーブ111で接続している。さらに、接続ブロック16
の通孔161の径大部内にはスリットを有する接続金具
18が装着されている。接続金具18の底部には通孔1
61と連通する通孔181が設けられている。接続金具
18および接続ブロック16はそれぞれOリング18
2、162により本体ケース102の電気絶縁性の取付
板103とシールされている。取付板103上には半自
動溶接トーチ20の先端部21を保持する電気絶縁性の
保持筒22が取り付けられている。なお、このギヤボッ
クス101は上記のY軸スライド機構2に結合されてい
る。また、図4に示す回転溶接トーチ1の(偏心)回転
機構は、特開昭62−104684号等で公知のもので
ある。
うに、電極11と、電極11を駆動モータ12によりギ
ヤ機構13を介して円錐運動(いわゆるスリコギ運動)
させるように電極11を支持する基端部(上部)および
中間部に設けられた2つの自動調芯ベアリング14と、
電極11の中を送給される溶接ワイヤ15を備えてお
り、電極11の基端部とその上に設けられた接続ブロッ
ク16は給電ケーブル17で接続されている。図3にお
いて、19はガスシールドノズルで、ギヤボックス10
1に取り付けられている。上記の接続ブロック16には
溶接ワイヤおよびシールドガスの通孔161が設けら
れ、通孔161と電極11の貫通孔110とをゴムチュ
ーブ111で接続している。さらに、接続ブロック16
の通孔161の径大部内にはスリットを有する接続金具
18が装着されている。接続金具18の底部には通孔1
61と連通する通孔181が設けられている。接続金具
18および接続ブロック16はそれぞれOリング18
2、162により本体ケース102の電気絶縁性の取付
板103とシールされている。取付板103上には半自
動溶接トーチ20の先端部21を保持する電気絶縁性の
保持筒22が取り付けられている。なお、このギヤボッ
クス101は上記のY軸スライド機構2に結合されてい
る。また、図4に示す回転溶接トーチ1の(偏心)回転
機構は、特開昭62−104684号等で公知のもので
ある。
【0016】回転溶接トーチ1は上記のように構成され
ているので、市販の半自動溶接トーチから、ガスシール
ドノズルおよび溶接チップ(図示は省略するが、電極1
1の先端部に取り付けられている)を取り外し、その電
極21を露出させた状態とし、この半自動溶接トーチ2
0の電極21の先端部を接続金具18に差し込んで、図
3に示すごとく取り付ければ、半自動溶接トーチ20と
回転溶接トーチ1は接続された状態となり、半自動溶接
トーチ20を通じて、溶接ワイヤの送給、シールドガス
の供給、および溶接ワイヤへの給電を同一のワイヤ供給
源、シールドガス源、および溶接電源で実現することが
できる。このため、給電ケーブルやガスホースの引き回
しや移動を別個にする必要がないので、現場での作業性
が極めて向上するとともに、自動溶接装置の小型軽量化
・コンパクト化にも寄与する。もちろん、半自動溶接ト
ーチ20を差し込んだまま回転溶接トーチ1による高速
回転アーク溶接を行っても何の支障もない。また、半自
動溶接が必要な場合は、半自動溶接トーチ20を接続金
具18から引き抜き、上記のガスシールドノズルおよび
溶接チップを取り付けてから半自動溶接をすればよい。
ているので、市販の半自動溶接トーチから、ガスシール
ドノズルおよび溶接チップ(図示は省略するが、電極1
1の先端部に取り付けられている)を取り外し、その電
極21を露出させた状態とし、この半自動溶接トーチ2
0の電極21の先端部を接続金具18に差し込んで、図
3に示すごとく取り付ければ、半自動溶接トーチ20と
回転溶接トーチ1は接続された状態となり、半自動溶接
トーチ20を通じて、溶接ワイヤの送給、シールドガス
の供給、および溶接ワイヤへの給電を同一のワイヤ供給
源、シールドガス源、および溶接電源で実現することが
できる。このため、給電ケーブルやガスホースの引き回
しや移動を別個にする必要がないので、現場での作業性
が極めて向上するとともに、自動溶接装置の小型軽量化
・コンパクト化にも寄与する。もちろん、半自動溶接ト
ーチ20を差し込んだまま回転溶接トーチ1による高速
回転アーク溶接を行っても何の支障もない。また、半自
動溶接が必要な場合は、半自動溶接トーチ20を接続金
具18から引き抜き、上記のガスシールドノズルおよび
溶接チップを取り付けてから半自動溶接をすればよい。
【0017】次に、図5は溶接制御装置のパス別溶接条
件設定盤の正面図、図6は操作ペンダントの正面図であ
る。自動溶接機10を自動制御する溶接制御装置の構成
については周知であるので、説明は省略する。この溶接
制御装置は溶接現場より遠く離れた地上に設置されてい
る。また溶接電源装置も同様に地上に設置されている。
図13に示すようなワーク200に対しては3パスで溶
接することにしている。したがって、溶接制御装置のパ
ス別溶接条件設定盤7には、3種類の溶接条件設定手段
としてのつまみが設けられている。すなわち、溶接速度
Vz 用のつまみ71、溶接電流基準値Io 用のつまみ7
2、溶接電源の電流指令値eIを設定する電流つまみ7
3、溶接電源の電圧指令値eEを設定する電圧つまみ7
4、トーチ狙い位置調整値ΔS(ΔSはアークセンサの
オフセット量)を設定する狙い位置調整つまみ75が設
けられている。
件設定盤の正面図、図6は操作ペンダントの正面図であ
る。自動溶接機10を自動制御する溶接制御装置の構成
については周知であるので、説明は省略する。この溶接
制御装置は溶接現場より遠く離れた地上に設置されてい
る。また溶接電源装置も同様に地上に設置されている。
図13に示すようなワーク200に対しては3パスで溶
接することにしている。したがって、溶接制御装置のパ
ス別溶接条件設定盤7には、3種類の溶接条件設定手段
としてのつまみが設けられている。すなわち、溶接速度
Vz 用のつまみ71、溶接電流基準値Io 用のつまみ7
2、溶接電源の電流指令値eIを設定する電流つまみ7
3、溶接電源の電圧指令値eEを設定する電圧つまみ7
4、トーチ狙い位置調整値ΔS(ΔSはアークセンサの
オフセット量)を設定する狙い位置調整つまみ75が設
けられている。
【0018】上記溶接条件のうち、溶接速度Vz 、電圧
指令値eE、およびトーチ狙い位置調整値ΔSについて
は、実工事における開先形状の変動に対応してオペレー
タの判断で操作ペンダント8により微調整することがで
きるようにしている。このため、図6に示すように、ペ
ンダント8には電圧微調整用つまみ84、溶接速度微調
整用つまみ85、トーチ狙い位置微調整用つまみ86が
設けられており、さらにパスごとの溶接条件切替つまみ
81、アークセンサをON・OFFするX軸スイッチ8
2およびY軸スイッチ83、トーチ高さ(トーチのY軸
位置)および開先幅方向位置(トーチのX軸位置)を調
整するY軸スイッチ87とX軸スイッチ88、溶接開始
・停止用のスイッチ89が設けられている。図中、90
はトーチ回転用のスイッチ、91は走行台車の走行方向
用のスイッチであり、これらのスイッチ90、91はス
イッチ89により溶接開始を押すと、通常はいずれも自
動に設定されている。その必要があるときにのみ、トー
チ回転の半自動・停止、走行台車の上進・下進へ切り替
える。92は溶接ワイヤのインチングをするためのスイ
ッチ、93は異常時の表示ランプである。
指令値eE、およびトーチ狙い位置調整値ΔSについて
は、実工事における開先形状の変動に対応してオペレー
タの判断で操作ペンダント8により微調整することがで
きるようにしている。このため、図6に示すように、ペ
ンダント8には電圧微調整用つまみ84、溶接速度微調
整用つまみ85、トーチ狙い位置微調整用つまみ86が
設けられており、さらにパスごとの溶接条件切替つまみ
81、アークセンサをON・OFFするX軸スイッチ8
2およびY軸スイッチ83、トーチ高さ(トーチのY軸
位置)および開先幅方向位置(トーチのX軸位置)を調
整するY軸スイッチ87とX軸スイッチ88、溶接開始
・停止用のスイッチ89が設けられている。図中、90
はトーチ回転用のスイッチ、91は走行台車の走行方向
用のスイッチであり、これらのスイッチ90、91はス
イッチ89により溶接開始を押すと、通常はいずれも自
動に設定されている。その必要があるときにのみ、トー
チ回転の半自動・停止、走行台車の上進・下進へ切り替
える。92は溶接ワイヤのインチングをするためのスイ
ッチ、93は異常時の表示ランプである。
【0019】溶接条件の設定方法は以下の手順による。
主として試験材料について実施し、その後実際のワーク
に適用する。 (1)操作ペンダント8の溶接条件切替つまみ81によ
り、溶接しようとする層のパスNoを指定する。 (2)コントロールパネル7にて溶接速度Vz 用つまみ
71、溶接電流基準値Io 用つまみ72をそれぞれ設定
値に合わせる。また、電流つまみ73、電圧つまみ7
4、狙い位置調整つまみ75により、それぞれeI、e
E、ΔSを概略設定する。 (3)アークセンサ用のX軸スイッチ82およびY軸ス
イッチ83により、アークセンサをOFFにする。 (4)トーチ位置調整用のY軸スイッチ87およびX軸
スイッチ88により、それぞれトーチ高さおよび開先幅
方向位置を合わせる。 (5)スイッチ89により溶接を開始する。このとき、
溶接アークは回転するが、アークセンサは働かない。 (6)上記の状態で、コントロールパネル7の電流つま
み73および電圧つまみ74により、溶接電流基準値を
保持するように溶接条件を合わせる。 (7)狙い位置調整つまみ75により、トーチ狙い位置
を微調整する。 (8)以上の溶接条件設定完了後、X軸スイッチ82お
よびY軸スイッチ83により、アークセンサをONにす
る。 その後、以上により設定された溶接条件で実際のワーク
200を溶接する。このとき、開先形状の変化や外乱等
により、溶接状況の変化が生じた場合には、オペレータ
が操作ペンダント8のつまみ84、85、86により、
電圧指令値eE、溶接速度Vz 、トーチ狙い位置調整値
ΔSを微調整する。
主として試験材料について実施し、その後実際のワーク
に適用する。 (1)操作ペンダント8の溶接条件切替つまみ81によ
り、溶接しようとする層のパスNoを指定する。 (2)コントロールパネル7にて溶接速度Vz 用つまみ
71、溶接電流基準値Io 用つまみ72をそれぞれ設定
値に合わせる。また、電流つまみ73、電圧つまみ7
4、狙い位置調整つまみ75により、それぞれeI、e
E、ΔSを概略設定する。 (3)アークセンサ用のX軸スイッチ82およびY軸ス
イッチ83により、アークセンサをOFFにする。 (4)トーチ位置調整用のY軸スイッチ87およびX軸
スイッチ88により、それぞれトーチ高さおよび開先幅
方向位置を合わせる。 (5)スイッチ89により溶接を開始する。このとき、
溶接アークは回転するが、アークセンサは働かない。 (6)上記の状態で、コントロールパネル7の電流つま
み73および電圧つまみ74により、溶接電流基準値を
保持するように溶接条件を合わせる。 (7)狙い位置調整つまみ75により、トーチ狙い位置
を微調整する。 (8)以上の溶接条件設定完了後、X軸スイッチ82お
よびY軸スイッチ83により、アークセンサをONにす
る。 その後、以上により設定された溶接条件で実際のワーク
200を溶接する。このとき、開先形状の変化や外乱等
により、溶接状況の変化が生じた場合には、オペレータ
が操作ペンダント8のつまみ84、85、86により、
電圧指令値eE、溶接速度Vz 、トーチ狙い位置調整値
ΔSを微調整する。
【0020】本発明装置を使用して、図13に示すよう
なワーク200を溶接する場合には、まず、レール5を
複数のマグネット装置6により、一方の開先201に平
行に取り付ける。なお、ワーク200は2枚のL字状鋼
板を仮付溶接して橋脚100の周囲にセットされてい
る。次に、レール5に自動溶接機10の走行台車4を取
り付け、ラック51に歯車52を噛み合わせる。次に、
溶接制御装置の溶接条件設定盤7で1パス目(初層)の
溶接条件を設定し、さらに操作ペンダント8のつまみ8
1を1パス目に合わせ、溶接開始スイッチ89を押す
と、自動溶接機10による溶接が開始され、回転溶接ト
ーチ1を高速回転しながらアークセンサによる高速回転
アーク溶接で開先201を立向下進溶接する。1パス目
の溶接完了後、自動溶接機10を溶接開始位置に復帰
し、2パス目(中間層)の溶接条件を設定した後、再び
中間層の立向下進溶接を行い、同様にして3パス目(仕
上層)の立向下進溶接を行う。また、各層のパスにおい
て溶接状況の変化が生じた場合には、オペレータが操作
ペンダント8のつまみ84、85、86のうち1つまた
は2つ以上を操作して、電圧指令値eE、溶接速度Vz
、トーチ狙い位置調整値ΔSを微調整することは上述
したとおりである。このようにして、一方の開先201
の立向下進溶接が完了した後、他方の開先201につい
て上記と同様に立向下進溶接を行う。最後に、溶接残し
等を半自動溶接トーチ20で半自動溶接する。
なワーク200を溶接する場合には、まず、レール5を
複数のマグネット装置6により、一方の開先201に平
行に取り付ける。なお、ワーク200は2枚のL字状鋼
板を仮付溶接して橋脚100の周囲にセットされてい
る。次に、レール5に自動溶接機10の走行台車4を取
り付け、ラック51に歯車52を噛み合わせる。次に、
溶接制御装置の溶接条件設定盤7で1パス目(初層)の
溶接条件を設定し、さらに操作ペンダント8のつまみ8
1を1パス目に合わせ、溶接開始スイッチ89を押す
と、自動溶接機10による溶接が開始され、回転溶接ト
ーチ1を高速回転しながらアークセンサによる高速回転
アーク溶接で開先201を立向下進溶接する。1パス目
の溶接完了後、自動溶接機10を溶接開始位置に復帰
し、2パス目(中間層)の溶接条件を設定した後、再び
中間層の立向下進溶接を行い、同様にして3パス目(仕
上層)の立向下進溶接を行う。また、各層のパスにおい
て溶接状況の変化が生じた場合には、オペレータが操作
ペンダント8のつまみ84、85、86のうち1つまた
は2つ以上を操作して、電圧指令値eE、溶接速度Vz
、トーチ狙い位置調整値ΔSを微調整することは上述
したとおりである。このようにして、一方の開先201
の立向下進溶接が完了した後、他方の開先201につい
て上記と同様に立向下進溶接を行う。最後に、溶接残し
等を半自動溶接トーチ20で半自動溶接する。
【0021】次に、本発明装置を使用した実験例を示
す。高速回転アーク溶接による立向下進3パス溶接を実
施した。全パスにおいてアークセンサによる開先倣いと
トーチ高さ制御を行った。実験における諸元は下記のと
おりである。 溶接ワイヤ :1.2mmφワイヤ シールドガス :CO2 100% アーク回転直径:2mm 電極回転速度 :30〜50Hz ワイヤ突出長 :15〜25mm トーチ角度 :α=65〜75°(開先板からの角度、図7参照) β=10〜20°(後退角) 開先形状 :図7参照 板厚(t) =6mm 開先角度(θ)=40〜45° ギャップ(G)=2〜4mm 溶接条件は、表1に示す条件で行った。なお、開先角度
を45°、ギャップを2mmとした。
す。高速回転アーク溶接による立向下進3パス溶接を実
施した。全パスにおいてアークセンサによる開先倣いと
トーチ高さ制御を行った。実験における諸元は下記のと
おりである。 溶接ワイヤ :1.2mmφワイヤ シールドガス :CO2 100% アーク回転直径:2mm 電極回転速度 :30〜50Hz ワイヤ突出長 :15〜25mm トーチ角度 :α=65〜75°(開先板からの角度、図7参照) β=10〜20°(後退角) 開先形状 :図7参照 板厚(t) =6mm 開先角度(θ)=40〜45° ギャップ(G)=2〜4mm 溶接条件は、表1に示す条件で行った。なお、開先角度
を45°、ギャップを2mmとした。
【0022】
【表1】
【0023】各パスにおけるビード断面形状を図8に示
す。図8から明らかなように、極めて良好なビード形状
が得られている。また、溶接長を3mとして、溶接能率
を表1の溶接速度に基づいて計算すると、 となり、これに各パスにおけるトーチ移動時間(復帰時
間)を1分(計2分)を加えても合計で所要時間は、1
2.35分である。 一方、従来の立向上進溶接法では1パスで行われ、溶
接速度は8.5cm/分程度であるから、所要時間は、
300÷8.5=35.3分となる。したがって、溶接
能率は、従来法に比べて、約3倍に向上している。
す。図8から明らかなように、極めて良好なビード形状
が得られている。また、溶接長を3mとして、溶接能率
を表1の溶接速度に基づいて計算すると、 となり、これに各パスにおけるトーチ移動時間(復帰時
間)を1分(計2分)を加えても合計で所要時間は、1
2.35分である。 一方、従来の立向上進溶接法では1パスで行われ、溶
接速度は8.5cm/分程度であるから、所要時間は、
300÷8.5=35.3分となる。したがって、溶接
能率は、従来法に比べて、約3倍に向上している。
【0024】図9は本発明装置の他の例を示す概略側面
図、図10は上面図、図11は回転溶接トーチの向きを
変更するためのX軸ブロックとY軸ブロックの取付方法
を示す説明図、図12はX軸スライド板の正面図であ
る。ワーク200は、図13(b)、(c)に示すよう
に、開先201がレール5の右側にある場合(b)と、
左側にある場合(c)があり、これらに対応させるため
に回転溶接トーチ1の取付角度(トーチ角度)を変更可
能にしたものである。また、それまでの開先と180°
反対側にある開先に対しては、トーチ角度だけでなく、
走行台車4の走行方向および溶接アークの回転方向を切
り替える必要がある。この走行方向および回転方向の切
り替えは操作ペンダント8のつまみ91、90で行う。
図、図10は上面図、図11は回転溶接トーチの向きを
変更するためのX軸ブロックとY軸ブロックの取付方法
を示す説明図、図12はX軸スライド板の正面図であ
る。ワーク200は、図13(b)、(c)に示すよう
に、開先201がレール5の右側にある場合(b)と、
左側にある場合(c)があり、これらに対応させるため
に回転溶接トーチ1の取付角度(トーチ角度)を変更可
能にしたものである。また、それまでの開先と180°
反対側にある開先に対しては、トーチ角度だけでなく、
走行台車4の走行方向および溶接アークの回転方向を切
り替える必要がある。この走行方向および回転方向の切
り替えは操作ペンダント8のつまみ91、90で行う。
【0025】トーチ角度の変更については、図12に示
すようなL字状の2種類のX軸スライド板32、33を
開先の向きに応じて取り替えるようにしている。X軸ス
ライド板32、33にはそれぞれY軸ブロック21の取
付穴34が異なる向きで設けられている。そして、開先
201が図13(b)のように右側にある場合には、図
12(a)に示すX軸スライド板32を用い、開先20
1が図13(c)のように左側にある場合には、図12
(b)に示すX軸スライド板33を用いる。そして例え
ば、X軸スライド板32は、図9〜図11に示すように
X軸ブロック31にX軸方向(開先幅方向)にスライド
可能に取り付けられる。X軸ブロック31は自動溶接機
10の本体に固定されており、X軸スライド板32のみ
がX軸方向に移動可能であり、これによって前述したX
軸スライド機構3を構成する。また、Y軸ブロック21
は、X軸スライド板32に取付穴34で取り付け、本体
ケース102をY軸方向(トーチ高さ方向)に移動可能
に支持することによって、前述したY軸スライド機構2
を構成する。
すようなL字状の2種類のX軸スライド板32、33を
開先の向きに応じて取り替えるようにしている。X軸ス
ライド板32、33にはそれぞれY軸ブロック21の取
付穴34が異なる向きで設けられている。そして、開先
201が図13(b)のように右側にある場合には、図
12(a)に示すX軸スライド板32を用い、開先20
1が図13(c)のように左側にある場合には、図12
(b)に示すX軸スライド板33を用いる。そして例え
ば、X軸スライド板32は、図9〜図11に示すように
X軸ブロック31にX軸方向(開先幅方向)にスライド
可能に取り付けられる。X軸ブロック31は自動溶接機
10の本体に固定されており、X軸スライド板32のみ
がX軸方向に移動可能であり、これによって前述したX
軸スライド機構3を構成する。また、Y軸ブロック21
は、X軸スライド板32に取付穴34で取り付け、本体
ケース102をY軸方向(トーチ高さ方向)に移動可能
に支持することによって、前述したY軸スライド機構2
を構成する。
【0026】このように、2種類のX軸スライド板3
2、33を回転溶接トーチ1の向きに応じて変更するも
のであるが、Y軸ブロック21をX軸スライド板32上
で旋回可能に取付機構を構成すれば、1種類のX軸スラ
イド板32でも回転溶接トーチ1の向きを変更すること
ができる。
2、33を回転溶接トーチ1の向きに応じて変更するも
のであるが、Y軸ブロック21をX軸スライド板32上
で旋回可能に取付機構を構成すれば、1種類のX軸スラ
イド板32でも回転溶接トーチ1の向きを変更すること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アークセンサによる高速回転アーク溶接で立向下進溶接
をするものであるから、溶接能率が極めて高く、かつ高
い溶接品質が得られる。また、ワークに対する自動溶接
機の取付が容易であるとともに、操作ペンダントにより
容易に自動溶接機を操作することができる。操作ペンダ
ントの溶接条件微調整手段によって、溶接状況の変化に
も直ちに対処できる。また、半自動溶接トーチが回転溶
接トーチに一体的に組み込まれているので、溶接残しな
どの半自動溶接にも対処することができる。このため、
特に高所での現場溶接に好適なものとなっている。もち
ろん、本装置は立向下進溶接継手以外にも適用可能であ
る。
アークセンサによる高速回転アーク溶接で立向下進溶接
をするものであるから、溶接能率が極めて高く、かつ高
い溶接品質が得られる。また、ワークに対する自動溶接
機の取付が容易であるとともに、操作ペンダントにより
容易に自動溶接機を操作することができる。操作ペンダ
ントの溶接条件微調整手段によって、溶接状況の変化に
も直ちに対処できる。また、半自動溶接トーチが回転溶
接トーチに一体的に組み込まれているので、溶接残しな
どの半自動溶接にも対処することができる。このため、
特に高所での現場溶接に好適なものとなっている。もち
ろん、本装置は立向下進溶接継手以外にも適用可能であ
る。
【図1】本発明の高速回転アーク自動溶接装置の一例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】回転溶接トーチと半自動溶接トーチの接続機構
の断面図である。
の断面図である。
【図4】回転溶接トーチの回転機構の概要図である。
【図5】溶接制御装置の溶接条件設定盤の正面図であ
る。
る。
【図6】操作ペンダントの正面図である。
【図7】溶接実験材料の開先形状を示す図である。
【図8】溶接実験による各パスのビード断面図である。
【図9】本発明の高速回転アーク自動溶接装置の他の例
を示す概略側面図である。
を示す概略側面図である。
【図10】同装置の上面図である。
【図11】X軸スライド板によるX軸ブロックとY軸ブ
ロックの取付方法を示す説明図である。
ロックの取付方法を示す説明図である。
【図12】(a)、(b)は2種類のX軸スライド板の
正面図である。
正面図である。
【図13】ワークの説明図で、(a)は側面図、
(b)、(c)は断面図である。
(b)、(c)は断面図である。
【符号の説明】 1 回転溶接トーチ 2 Y軸スライド機構 3 X軸スライド機構 4 走行台車 5 レール 6 マグネット装置 7 コントロールパネル 8 操作ペンダント 10 自動溶接機 15 溶接ワイヤ 16 接続ブロック 17 給電ケーブル 18 接続金具 20 半自動溶接トーチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/127 507 8509−4E B23K 9/127 507D // B23K 9/00 501 8509−4E 9/00 501B
Claims (4)
- 【請求項1】 被溶接材に着脱自在に取付可能であり、
鉛直方向に伸びる溶接線に平行に取り付けられるレール
と、 前記レールに着脱自在に取付可能であり、前記レール上
を走行して前記溶接線をアークセンサ方式の高速回転ア
ーク溶接により立向下進多層溶接をする自動溶接機と、 パス別溶接条件設定手段を有する溶接制御装置と、 前記自動溶接機の操作手段および溶接条件の微調整手段
を有する操作ペンダントと、を備えたことを特徴とする
高速回転アーク自動溶接装置。 - 【請求項2】 高速回転アーク溶接トーチの基端側に、
半自動溶接トーチが、該半自動溶接トーチを通じて溶接
ワイヤの送給、シールドガスの供給および該溶接ワイヤ
への給電が可能なように差し込まれてなり、前記半自動
溶接トーチを差し込んだ状態での高速回転アーク自動溶
接と、前記高速回転アーク溶接トーチから前記半自動溶
接トーチを取り外し、該半自動溶接トーチによる半自動
溶接を行うことができることを特徴とする請求項1記載
の高速回転アーク自動溶接装置。 - 【請求項3】 前記半自動溶接トーチの接続手段が、前
記高速回転アーク溶接トーチに給電を行う接続ブロック
と、該接続ブロックの内部に装着され、前記半自動溶接
トーチの電極先端部を差し込む接続金具とからなること
を特徴とする請求項2記載の高速回転アーク自動溶接装
置。 - 【請求項4】 前記溶接線が前記レールに対して反対側
にある場合には、前記高速回転アーク溶接トーチの取付
角度の変更と前記自動溶接機の走行台車の走行方向およ
び溶接アークの回転方向が切り替え可能になっているこ
とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載
の高速回転アーク自動溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8173496A JPH09271986A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 高速回転アーク自動溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8173496A JPH09271986A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 高速回転アーク自動溶接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09271986A true JPH09271986A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13754666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8173496A Pending JPH09271986A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 高速回転アーク自動溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09271986A (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN102806406A (zh) * | 2011-05-31 | 2012-12-05 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 自动焊接的方法 |
WO2013002214A1 (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-03 | 小池酸素工業株式会社 | 加工装置 |
JP2013010138A (ja) * | 2011-05-31 | 2013-01-17 | Koike Sanso Kogyo Co Ltd | 加工装置 |
CN103028875A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-04-10 | 长城汽车股份有限公司 | 一种沿仿形轨道移动的可变角度自动点焊装置 |
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CN103394794A (zh) * | 2013-08-12 | 2013-11-20 | 南通三九焊接器材经销有限公司 | 栗形摆弧焊接系统 |
KR101354245B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2014-01-23 | 주식회사 한진중공업 | 용접변형의 추적이 가능한 박판용 일렉트로 가스 용접장치 |
CN103624430A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-03-12 | 上海市机械施工集团有限公司 | 全位置自动焊接装置及焊接方法 |
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