JPH0542357A - 電磁ポンプのダクト - Google Patents

電磁ポンプのダクト

Info

Publication number
JPH0542357A
JPH0542357A JP22349091A JP22349091A JPH0542357A JP H0542357 A JPH0542357 A JP H0542357A JP 22349091 A JP22349091 A JP 22349091A JP 22349091 A JP22349091 A JP 22349091A JP H0542357 A JPH0542357 A JP H0542357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
duct
duct body
molten metal
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22349091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2983710B2 (ja
Inventor
Noriyuki Motomura
村 則 行 本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP3223490A priority Critical patent/JP2983710B2/ja
Publication of JPH0542357A publication Critical patent/JPH0542357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2983710B2 publication Critical patent/JP2983710B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアをダクト本体の外に設けることによっ
て、ダクト本体内の清掃作業の容易化を図り、さらにコ
ア保護管および栓体を廃止して構造の単純化を図り低コ
ストを実現する。 【構成】 ダクト本体3の外周に凹部7を設けてダクト
本体3内部に凹部7を囲むような断面U字状流路8を形
成し、この凹部7内にコア6を収納配置してなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば鋳造装置に金
属溶湯を移送するために用いられる電磁ポンプに関し、
特にそのダクトの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁ポンプのダクトとし
ては、たとえば図4(a) ,(b) に示すような構成となっ
ている。すなわち、導電性流体としての金属溶湯105
を移送するための円筒状のダクト本体100と、このダ
クト本体100を取り囲むように配置される環状の誘導
コイル101と、ダクト本体100のほぼ中心位置にに
配置されるコア102と、を有している。
【0003】このコア102は金属溶湯105に直接接
触しないようにコア保護管103に収納してダクト本体
100内に挿入されており、コア保護管103とダクト
本体100との間に環状の溶湯通路104を形成してい
る。コア保護管103は有底円筒状の部材で、その開口
端が断面T字状の栓体106によって閉塞され、この栓
体106のフランジ部107を介してダクト本体100
とコア保護管103とを同心的に組みつけるようになっ
ている。この栓体106のフランジ部107には金属溶
湯105を流出させる流出口108が設けられている。
【0004】この電磁ポンプは、誘導コイル101とコ
ア102間に移送方向に進行する進行磁界を形成し、こ
の進行磁界によって溶湯通路104内の金属溶湯105
に誘導電流を生成し、進行磁界と誘導電流との相互作用
によって金属溶湯105に進行方向の推力を発生させて
金属溶湯105を搬送するものでる。
【0005】金属溶湯105と接するダクト本体10
0,コア102およびコア保護管103の材質は、金属
溶湯105の種類に応じて選択されるが、アルミ溶湯等
ではセラミックスを使用する。また、MgやZn溶湯で
は非磁性の鋼材が使用されていた。
【0006】而して、長期使用によってダクト本体10
0の溶湯通路104内に徐々に酸化物が溜ってくるため
に、ダクト本体100とコア保護管103を分解して内
部の溶湯通路104を清掃していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来技
術の場合には、ダクト本体100内の清掃作業は、圧送
金属溶湯105が凝固しないように、金属溶湯105の
凝固温度以上の高温度下で行われなければならないの
で、数分で行う必要があり、作業性が非常に悪かった。
【0008】また、温度が凝固温度以下に降下した場合
は、再過熱しなければならないという面倒さも伴ってい
る。
【0009】さらに、コア102をダクト本体100の
内部に配置するために、ダクト本体100,コア保護管
103及び栓体106の3部品が必要となり、構造が複
雑でかつ高価である。
【0010】特に、アルミ系の金属溶湯用のこれらの部
品はセラミックスを使用し、機械加工を行って組み立て
ているため、金属材料の使用が可能なZn,Mg溶湯用
のものと比較すると極めて高価であった。
【0011】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、コ
アをダクト本体の外に設けることを可能として、ダクト
本体内の清掃作業の容易化を図り、さらにコア保護管お
よび栓体を廃止して構造の単純化を図り低コストを実現
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、導電性流体を移送するための流
路を構成するダクト本体のほぼ中心位置にコアが配設さ
れる電磁ポンプのダクトにおいて、前記ダクト本体の外
周に凹部を設けてダクト本体内部に凹部を囲むような断
面U字状の流路を形成し、前記凹部内に前記コアを収納
してダクト本体のほぼ中心位置に位置させてなることを
特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成の電磁ポンプのダクトにあっては、ダ
クト本体外周にコアを収納する凹部を設けることによ
り、コアをダクト本体外周側に配置しながら、しかもダ
クト本体のほぼ中心位置に配設することが可能となる。
【0014】したがって、導電性流体を搬送する断面U
字状流路はダクト本体のみによって構成され、ダクト本
体内部を清掃する際にコア等の他の構成部材を分解する
必要がなくなる。
【0015】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。本発明の一実施例に係る電磁ポンプのダクトを示
す図1ないし図3において、1は電磁ポンプの全体構成
を示すもので、概略、導電性流体としての金属溶湯2を
移送するためのダクト本体3と、誘導コイル4と、誘導
コイル4が装着されるステータ5と、誘導コイル4の中
心に配置されるコア6と、を具備している。
【0016】このダクト本体3はセラミックス製の円筒
状部材で、外周にはコア6を収容するための凹部7が設
けられている。ダクト本体3内部には、この凹部7を取
り囲むように断面U字状流路8が形成される。コア6は
断面円形の棒状部材であり、その中心軸線がダクト本体
3の中心軸線と同軸上に重なるように配置され、凹部7
の底面はコア6の断面形状に倣って断面半円形状に成形
されている。
【0017】したがって、コア6を凹部7内に収容する
ことで、コア6はダクト本体3のほぼ中心位置に位置す
ることになる。この凹部7の長さはほぼコア6の長さに
等しく、ダクト本体3の軸方向両端部は断面円環状に成
形されている。そして、コア6両端面と凹部7の両端面
との間には緩衝部材16,16が介装されている。
【0018】ダクト本体3の材質については内部を流れ
る金属溶湯の種類によって適宜選択されるが、Alの場
合には窒化珪素,チタン酸アルミニウム等が好ましく、
また、MgやZn等の場合には非磁性鋼等を用いること
が効果的である。
【0019】ダクト本体3の凹部7は、コア6を収容し
た状態でコア6が隠れるようにセラミックファイバ等の
断熱材9にて埋められ、この断熱材9外周面はダクト本
体3の外周面と同一円周となるように円弧面に成形され
ている。
【0020】このようにコア6を収容保持したダクト本
体3の外周に、薄肉円筒状のステンレス製ヒータホルダ
10を介してヒータ11が巻付けられる。ヒータ11は
ダクト本体3の全長に亙って螺旋状に巻付けられるもの
で、ヒータホルダ10を介在させることにより、ヒータ
11の熱をダクト本体3に均一に伝えるようになってい
る。
【0021】さらに、このヒータ11は薄肉円筒状に成
形されたセラミックファイバ等の断熱性の保温材12内
に埋設され、その外周がセラミックシート等の保温シー
ト13によって被覆されている。
【0022】そして、この保温シート13外周が金属管
14で覆われ、金属管14の外周に誘導コイル4が巻装
されたステータ5が装着されている。
【0023】ステータ5はコア6と同一長さで、コア6
と軸方向に同一位置に配置されるもので、円周方向に複
数設けられている。この複数のステータ5の内周面に設
けた環状の溝15内に円環状の誘導コイル4が装着され
ている。この誘導コイル4は軸方向に複数所定間隔を隔
てて配列されている。
【0024】上記構成の電磁ポンプにあっては、ダクト
本体3外周の凹部7に収納したコア6と誘導コイル4間
に進行磁界が形成され、この進行磁界によって凹部7を
取り囲む断面U字状流路8内の金属溶湯2に誘導電流が
流れ、この誘導電流と誘導コイル4により誘起された進
行磁界との相互作用によって、金属溶湯2に進行方向に
推力が発生する。金属溶湯2はこの電磁力によって移送
され、ダクト本体3の一端から流入して中央の断面U字
状流路8を経て、他端から流出する。
【0025】ここで、ダクト本体3内を通過する際の流
路抵抗は、断面U字状流路8の断面積に依存するが、こ
の断面積は、図4に示した従来例の流出口108とほぼ
同等であり、従来と同程度の流路抵抗となる。
【0026】そして、ダクト本体3外周にコア6を収納
する凹部7を設けることにより、コア6をダクト本体3
外周側に配置しながら、しかもダクト本体3のほぼ中心
位置に配設することが可能となった。
【0027】したがって、金属溶湯2を搬送する断面U
字状流路8はダクト本体3のみによって構成され、ダク
ト本体3内部を清掃する際にコア6等の他の構成部材を
分解する必要がなくなり、メンテナン性が極めてよくな
る。
【0028】なお、本実施例では導電性流体として金属
溶湯を例にとって説明したが、金属溶湯に限定されるも
のではない。
【0029】また、本発明の電磁ポンプのダクトは、直
流型や誘導型の種々の形式の電磁ポンプに適用可能であ
り、要するにコアがダクト本体のほぼ中心に配設され、
そのまわりを取り囲む流路が形成されるような電磁ポン
プに広く適用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、ダクト本体内の導電性流体の流路の清掃が極め
て容易になった。
【0031】また、従来のコア保護管が不要となって、
その分コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る電磁ポンプを示
すもので、同図(a)は縦断面図、同図(b) は同図(a) の
BーB線断面図、同図(c) は同図(a) のダクトの側面図
である。
【図2】図2は図1の電磁ポンプの一部破断斜視図であ
る。
【図3】図3は図2の電磁ポンプのダクト本体の部分を
取り出して一部を切断して示す分解斜視図である。
【図4】図4(a) は従来の電磁ポンプの概略構成を示す
断面図、同図(b) は同図(a) のダクト部分の右側面図で
ある。
【符号の説明】
1 電磁ポンプ 2 金属溶湯(導電性流体) 3 ダクト本体 4 誘導コイル 5 ステータ 6 コア 7 凹部 8 断面U字状流路 9 断熱材 10 ヒータホルダ 11 ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性流体を移送するための流路を構成
    するダクト本体のほぼ中心位置にコアが配設される電磁
    ポンプのダクトにおいて、 前記ダクト本体の外周に凹部を設けてダクト本体内部に
    凹部を囲むような断面U字状の流路を形成し、前記凹部
    内に前記コアを収納してダクト本体のほぼ中心位置に位
    置させてなることを特徴とする電磁ポンプのダクト。
JP3223490A 1991-08-08 1991-08-08 電磁ポンプのダクト Expired - Fee Related JP2983710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223490A JP2983710B2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 電磁ポンプのダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223490A JP2983710B2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 電磁ポンプのダクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542357A true JPH0542357A (ja) 1993-02-23
JP2983710B2 JP2983710B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=16798956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3223490A Expired - Fee Related JP2983710B2 (ja) 1991-08-08 1991-08-08 電磁ポンプのダクト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2983710B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2983710B2 (ja) 1999-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228485B2 (ja) ガラス製造装置およびその構成要素
JPS5755762A (en) Permanent magnet type stepping motor
JPH0476410B2 (ja)
US7908932B2 (en) Magneto-inductive measuring transducer
JPH0542357A (ja) 電磁ポンプのダクト
JPS6355644B2 (ja)
US2940393A (en) Spiral rotor electromagnetic pump
US4789020A (en) Apparatus for supplying molten metal to die cast machines
JPH05285638A (ja) 電磁ポンプのダクト
US3196795A (en) Electromagnetic pump system
US4776767A (en) Electromagnetic pump
US2501393A (en) Induction fluid heater
JP3811468B2 (ja) 活水処理装置
US5322417A (en) Electromagnetic pump cooling bypass
ES2001198A6 (es) Bomba de canal helicoidal electromagnetica para metales liquidos con bobinas polifasicas internas
WO1988009083A1 (en) A pump for molten metal
JPH02235566A (ja) 金属鋳造用ノズル
JPS5932209Y2 (ja) 溶融金属用電磁ポンプの耐食性コア構成体
JPH0649108Y2 (ja) 溶融金属電磁ポンプのダクト部
RU2539881C1 (ru) Анодный узел вакуумно-дугового источника катодной плазмы
JP7437762B2 (ja) 誘導発熱ローラ装置
JP2542993Y2 (ja) 電磁ポンプの保護管構造
JPS587831Y2 (ja) 環状流路型リニア誘導電磁ポンプ
RU2235446C2 (ru) Отъемная индукционная единица
JPS5943824Y2 (ja) 環状流路型リニア誘導電磁ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990824

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees