JPH0542166A - 高周波アブレーシヨン用電極カテーテル - Google Patents

高周波アブレーシヨン用電極カテーテル

Info

Publication number
JPH0542166A
JPH0542166A JP3208284A JP20828491A JPH0542166A JP H0542166 A JPH0542166 A JP H0542166A JP 3208284 A JP3208284 A JP 3208284A JP 20828491 A JP20828491 A JP 20828491A JP H0542166 A JPH0542166 A JP H0542166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
electrode
receiving surface
shaped portion
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3208284A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Hara
新治 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INTER NOBA KK
INTER NOVA KK
Original Assignee
INTER NOBA KK
INTER NOVA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INTER NOBA KK, INTER NOVA KK filed Critical INTER NOBA KK
Priority to JP3208284A priority Critical patent/JPH0542166A/ja
Publication of JPH0542166A publication Critical patent/JPH0542166A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 心室細動の治療ができる高周波アブレーショ
ン用電極カテーテルを提供する。 【構成】 チューブ1の先端部に設けられた電極6が針
状部7を有する。チューブ1の先端部に設けられた受け
面部3のねじ孔4に、電極6のねじ部4を螺合する。し
たがって、電極6を回せば、この電極6が受け面部3に
対して軸方向に動き、受け面部3からの針状部7の突出
量が変わる。この針状部7を心筋内に刺すが、針状部7
は、受け面部3が心筋の表面に当たるまで刺せる。した
がって、針状部7の突出量を調節すれば、針状部7の穿
刺深さを調整できる。 【効果】 心筋内の深い位置にある病変組織でも、その
位置を特定しながら確実に焼灼できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波アブレーション
用電極カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、経皮的に心臓内へ電極カテー
テルを挿入して、高周波通電することにより患部を焼灼
する心筋アブレーションが知られている。現在、このよ
うな心筋アブレーションにより、心房の不整脈を内科的
に治療できるようになっているが、心室細動(VF)に
対する治療はうまくいっていない。これは、カテーテル
の先端部に設けた電極を心筋の表面に接触させる従来の
心筋アブレーションでは、心筋の表面から3mm程度の深
さまでしか焼灼できないからである。すなわち、心室の
筋肉の厚さは2〜4cmもあるが、心室細動の発生源とな
る病変組織は、心室の筋肉の内部にあり、前述のように
表面から3mm程度の深さまでしか焼灼できないのでは、
病変組織を焼灼できないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
高周波アブレーション用電極カテーテルにおいては、電
極を心筋などの表面に接触させるようにしていたため、
心筋の内部の深い位置にある病変組織などを焼灼できな
い問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、心筋の内部の深い位置にある病変組織な
どをもその位置を特定しながら確実に焼灼できる高周波
アブレーション用電極カテーテルを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波アブレー
ション用電極カテーテルは、前記目的を達成するため
に、可撓性を有するチューブと、このチューブの先端部
に設けられた針状部を有する電極と、この針状部の外周
側に位置する受け面部と、この受け面部に対する前記針
状部の軸方向における位置を固定する固定手段と、この
固定手段により固定された状態での前記受け面部から針
状部の先端までの距離を任意に調整可能とする穿刺深さ
調整手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】本発明の高周波アブレーション用電極カテーテ
ルにおいては、電極の針状部が例えば心筋内に刺し込ま
れ、この心筋の内部の病変組織などが高周波通電により
焼灼される。このとき、固定手段により受け面部に対す
る針状部の軸方向における位置が固定された状態で、針
状部の外周側にある受け面部が心筋の表面に当たること
により、電極の針状部の刺し込みが規制され、この針状
部は、所定深さまで心筋内に刺し込まれることになる。
そこで、固定手段により固定された状態での受け面部か
ら針状部の先端までの距離を穿刺深さ調整手段によって
調整することにより、前記所定深さを任意に変えられ
て、針状部を病変組織部位まで刺し込め、この病変組織
を確実に焼灼できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の高周波アブレーション用電極
カテーテルの第1実施例について、図1および図2を参
照しながら説明する。図1において、1はポリエチレン
などからなる可撓性を有するチューブで、このチューブ
1の一端部に筒状の外側電極2が設けられている。ま
た、チューブ1の一端面部に受け面部3が設けられてお
り、この受け面部3の中心部には、固定手段および穿刺
深さ調整手段を構成するねじ孔4が形成されている。6
は棒状の内側電極で、この内側電極6の先端部には、鋭
く尖った針状部7が形成されているとともに、この針状
部7の基部側に、固定手段および穿刺深さ調整手段を構
成するねじ部8が形成されている。そして、このねじ部
8が前記受け面部3のねじ孔4内に螺合されて、このね
じ孔4から針状部7が突出している。こうして、内側電
極6のねじ部8と受け面部3のねじ孔4との螺合によ
り、この受け面部3に対する針状部7の軸方向における
位置が常時固定されるとともに、内側電極6を回すと、
受け面部3に対し内側電極6が軸方向へ移動して、その
針状部7の先端と受け面部3との間の距離が任意に変わ
るようになっている。なお、内側電極6は、その針状部
7の先端が受け面部3の先端よりも引っ込んで位置する
まで後退可能になっている。さらに、前記電極2,6
は、導線9の一端に接続されているが、この導線9の他
端は、チューブ1の他端から導出されてコネクター10に
接続されている。そして、このコネクター10が図示して
いない制御装置を介して高周波発生器に接続されるもの
である。なお、針状部7を有する電極6と対をなす電極
は、例えば、患者の背中に置かれる20cm四方程度の対極
板としてもよい。
【0008】つぎに、前記構成につき、その作用を説明
する。例えば、心室細動を治療する場合、前述した電極
カテーテルを経静脈的に心室まで挿入し、チューブ1の
先端部にある内側電極6の針状部7を心筋内における心
室細動の発生源部位に刺し込む。このとき、受け面部3
が心筋の表面に当たることにより、針状部7の心筋内へ
の穿刺深さが規制され、針状部7は、基本的にその受け
面部3からの突出長だけ心筋内へ刺し込まれる。そし
て、電極2,6間に高周波電流を通電することにより、
心筋内の病変組織が加熱されて焼灼される。もちろん、
前記発生源の病変組織を確実に焼灼するためには、発生
源部位に針状部7を刺し込まなければならないが、心室
細動の発生源は、心筋の表面から様々な深さに位置して
いる。したがって、発生源の心筋の表面からの深さに応
じて、針状部7は、例えば5mm、6mm、7mm、…といっ
た所定深さに刺し込まなければならない。そのために
は、発生源の心筋の表面からの深さに応じて、内側電極
6を受け面部3に対し回すことにより、この受け面部3
からの針状部7の突出量を調整すればよい。これによ
り、針状部7の穿刺深さを任意に変えられて、針状部7
を病変組織部位まで刺し込め、この病変組織を確実に焼
灼できる。
【0009】以上のように、前記実施例においては、内
側電極6に針状部7を形成したので、この針状部7を心
筋内に刺し込むことにより、心筋の内部の深い位置にあ
る病変組織などをも焼灼できる。ところで、病変組織は
心筋の表面から様々な深さに位置しているが、可撓性を
有する長いカテーテルの先端部にある針状部を操作する
のであるから、針状部を刺し込むに際して、単なる手加
減で針状部の穿刺深さを調整するのは困難である。これ
に対して、前記実施例においては、受け面部3に内側電
極6を螺合したので、これを利用して受け面部3からの
針状部7の突出量を調整した上で、受け面部3が心筋の
表面に当たるまで針状部7を刺し込むことにより、確実
に病変組織などの位置を特定して焼灼を行える。
【0010】つぎに、本発明の高周波アブレーション用
電極カテーテルの第2実施例について、図3を参照しな
がら説明する。チューブ21の一端部に筒状の外側電極22
が設けられている。また、チューブ21の一端面部には、
固定手段を構成する受け面部23が設けられており、この
受け面部23の中心部に通孔24が形成されている。さら
に、チューブ21の一端部に棒状の内側電極26が設けられ
ているが、この内側電極26の先端部に形成された針状部
27が前記受け面部23の通孔24内を貫通して突出してい
る。また、チューブ21内において、固定手段および穿刺
深さ調整手段を構成するストッパー28が前記内側電極26
にその軸方向へ移動可能に、かつ、摩擦により任意の位
置に保持可能に組付けられている。前記ストッパー28の
径は、受け面部23の通孔24の径よりも大きくなってい
る。こうして、ストッパー28が受け面部23に当たること
により、この受け面部23に対する針状部27の軸方向にお
ける位置が固定されるとともに、内側電極27に対してそ
の軸方向にストッパー28を移動させることにより、前述
のようにストッパー28が受け面部23に当たった状態での
受け面部23から針状部27の先端までの距離を任意に調整
できるようになっている。そして、例えば、前述した電
極カテーテルを経静脈的に心室まで挿入し、内側電極6
の針状部7を心筋内の病変組織部位に刺し込むが、受け
面部23は、心筋の表面に当たるとそれ以上動かないの
で、それから、さらに内側電極26のみを押すことによ
り、その針状部27は、受け面部23に対して移動しなが
ら、心筋内に刺し込まれていく。鎖線で示すように、内
側電極26に対して固定しているストッパー28が受け面部
23に当たると、内側電極26もそれ以上は動かなくなる。
こうして、内側電極26の針状部27は、受け面部23とスト
ッパー28とにより規制されて、所定深さまで心筋内に刺
し込まれる。そして、病変組織部位の心筋の表面からの
深さに応じて、内側電極27に対しストッパー28を移動さ
せれば、針状部27の穿刺深さを任意に変えられて、針状
部27を病変組織部位まで刺し込め、この病変組織を確実
に焼灼できることになる。こうして、第2実施例におい
ても、前記第1実施例と同様の効果が得られる。
【0011】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
図示した電極の形状などは、一例に過ぎない。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、電極の針状部の外周側
に位置する受け面部と、この受け面部に対する針状部の
軸方向における位置を固定する固定手段と、この固定手
段により固定された状態での受け面部から針状部の先端
までの距離を任意に調整可能とする穿刺深さ調整手段と
を備えているので、電極の針状部を例えば心筋内に刺し
込み、その際、心筋内などへの穿刺深さを調整すること
により、心筋の内部の深い位置にある病変組織などをも
その位置を特定しながら確実に焼灼できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波アブレーション用電極カテーテ
ルの第1実施例を示す先端部の断面図である。
【図2】同上全体の側面図である。
【図3】本発明の高周波アブレーション用電極カテーテ
ルの第2実施例を示す先端部の断面図である。
【符号の説明】
1 チューブ 3 受け面部 4 ねじ孔(固定手段、穿刺深さ調整手段) 6 内側電極(電極) 7 針状部 8 ねじ部(固定手段、穿刺深さ調整手段) 21 チューブ 23 受け面部(固定手段) 26 内側電極(電極) 27 針状部 28 ストッパー(固定手段、穿刺深さ調整手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するチューブと、このチュー
    ブの先端部に設けられた針状部を有する電極と、この針
    状部の外周側に位置する受け面部と、この受け面部に対
    する前記針状部の軸方向における位置を固定する固定手
    段と、この固定手段により固定された状態での前記受け
    面部から針状部の先端までの距離を任意に可変とする穿
    刺深さ調整手段とを備えたことを特徴とする高周波アブ
    レーション用電極カテーテル。
JP3208284A 1991-08-20 1991-08-20 高周波アブレーシヨン用電極カテーテル Withdrawn JPH0542166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3208284A JPH0542166A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 高周波アブレーシヨン用電極カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3208284A JPH0542166A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 高周波アブレーシヨン用電極カテーテル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542166A true JPH0542166A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16553700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3208284A Withdrawn JPH0542166A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 高周波アブレーシヨン用電極カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542166A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073792A1 (en) * 2003-02-19 2004-09-02 Taewoong Medical Co., Ltd Electrode device for high frequency thermotherapy
JP2007111149A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Pentax Corp 内視鏡用高周波切開具
JP2008272365A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用処置具
JP2011115319A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kitasato Institute 心筋活動電位測定用プローブ及び心筋活動電位の測定方法
KR101380891B1 (ko) * 2013-05-30 2014-04-04 유앤아이 주식회사 불필요한 신체조직의 어블레이션용 전기수술장치
US9717556B2 (en) 2012-12-21 2017-08-01 Cook Medical Technologies Llc Collet for an endoscopic needle knife
JP2018510677A (ja) * 2015-01-30 2018-04-19 アールエフイーエムビー ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー 軟部組織を切除するためのシステムおよび方法
CN114424970A (zh) * 2022-01-20 2022-05-03 中国人民解放军空军军医大学 一种心肌消融组件

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1596930A1 (en) * 2003-02-19 2005-11-23 Taewoong Medical Co., Ltd. Electrode device for high frequency thermotherapy
EP1596930A4 (en) * 2003-02-19 2006-07-05 Taewoong Medical Co Ltd ELECTRODE DEVICE FOR HIGH FREQUENCY THERMOTHERAPY
US7354437B2 (en) 2003-02-19 2008-04-08 Taewoong Medical Co., Ltd. Electrode device for high frequency thermotherapy
WO2004073792A1 (en) * 2003-02-19 2004-09-02 Taewoong Medical Co., Ltd Electrode device for high frequency thermotherapy
US8052682B2 (en) 2005-10-19 2011-11-08 Hoya Corporation High-frequency incision instrument for endoscope
JP2007111149A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Pentax Corp 内視鏡用高周波切開具
JP2008272365A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用処置具
JP2011115319A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kitasato Institute 心筋活動電位測定用プローブ及び心筋活動電位の測定方法
US9717556B2 (en) 2012-12-21 2017-08-01 Cook Medical Technologies Llc Collet for an endoscopic needle knife
KR101380891B1 (ko) * 2013-05-30 2014-04-04 유앤아이 주식회사 불필요한 신체조직의 어블레이션용 전기수술장치
JP2018510677A (ja) * 2015-01-30 2018-04-19 アールエフイーエムビー ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー 軟部組織を切除するためのシステムおよび方法
CN114424970A (zh) * 2022-01-20 2022-05-03 中国人民解放军空军军医大学 一种心肌消融组件
CN114424970B (zh) * 2022-01-20 2024-02-02 中国人民解放军空军军医大学 一种心肌消融组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10828088B2 (en) Radio frequency ablation device for the destruction of tissue masses
US6514248B1 (en) Accurate cutting about and into tissue volumes with electrosurgically deployed electrodes
US6960208B2 (en) Apparatus and methods for delivering energy to a target site within bone
US5695495A (en) Electrosurgical electrode for sclerotherapy
US5403311A (en) Electro-coagulation and ablation and other electrotherapeutic treatments of body tissue
US6585733B2 (en) Surgical treatment for atrial fibrillation using radiofrequency technology
US6723092B2 (en) Atrial fibrillation RF treatment device and method
EP1915101B1 (en) Bipolar radio frequency ablation device with retractable insulator
US7615050B2 (en) Systems and methods for creating a lesion using transjugular approach
US8221412B2 (en) Medical needles and electrodes with improved bending stiffness
WO1994022384A1 (en) Electro-coagulation and ablation and other electrotherapeutic treatments of body tissue
US6293944B1 (en) Combined syringe and electrosurgical electrode for sclerotherapy
JPH0542166A (ja) 高周波アブレーシヨン用電極カテーテル
US20170360502A1 (en) Electrode catheter device
CN215228215U (zh) 一种用于治疗三叉神经痛的射频穿刺针
CN115317119A (zh) 一种医用导管及医用装置
JPH0119934Y2 (ja)
KR101459940B1 (ko) 맵핑 및 절제 카테터

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112