JPH0541669Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は握飯包装装置に関するものである。

「従来の技術」 従来、握飯を海苔挟持２重袋に包装する作業に
は多くの労力を要し量産には適用し難いという問
題があつた。

「考案が解決しようとする問題点」 本案は包装袋内に簡便に握飯を収容することが
でき、かつ衛生的な握飯包装装置を得ようとする
ものである。

「問題点を解決するための手段」 本案は連杆で接続した無端回動チエンを機枠に
並設してなるコンベヤにおいて、上記連杆と直交
する支持板を設け、同支持板の上端に同チエンと
平行方向の溝形枠を着脱自在に支持し、同枠の前
端部に上下板を突設してなる握飯包装装置によつ
て構成される。

「作用」 従つて上記無端回動チエン２を回動し、その上
側移行部において溝形枠４内に握飯１５を供給
し、同枠１５の前端部上下板４′，４″の外側に包
装袋１４を嵌合する。このようにすると上記上側
移行部の終端部において同枠４が下向に傾斜し握
飯１５が自重又は強制的に前方に摺動し、上記上
下板４′，４″から前方又は下方に送り出され、そ
れに伴つて包装袋１４も同握飯１５に伴つて前方
又は下方に送り出されて同袋１４内に握飯１５が
包装されて下方に取卸される。その後同袋１４の
後端開口部はシールされる。上記作業終了後は溝
形枠４を支持板３から分離して水洗し、同支持板
３に取付けるものである。

「実施例」 機枠に２条の無端回動チエン２，２を並設し、
同チエン２，２に等間隔に複数の連杆１を架設す
る。この連杆１には支持板３を並設し、同支持板
３の上端に溝の方向が上記チエン２，２と平行な
溝形枠４を着脱自在に支持するものである。この
溝形枠４は上記支持板３の上端に設けた〓形枠５
に摺動嵌合しバネ板６と係止段７とによつて摺動
方向に固定される。この溝形枠４は底部８、両側
板９，９、前端部にＶ字形の上下板４′，４″を突
設してなるものであつて底板８を前方に延長して
下板４″が形成される。尚図中１０で示すものは
支持板３の後部にピン１１で枢支した開閉脚、１
２は同脚１１とチエン２との連杆、１３はチエン
２との支持金具、１４はＶ字形合成樹脂薄膜包装
袋、１５は３角形握飯、１６は上記回動チエン２
の駆動用終端スプロケツト、１７はその駆動軸で
ある。

「効果」 本案は上述のように構成したので無端回動チエ
ン２の回動に伴つて移行するコンベヤにおいて、
溝形枠４の前端部に包装袋１４を嵌合し、同枠４
内に握飯１５を供給するだけで同チエン２の終端
部から包装握飯が取卸されるため包装能率を向上
し、量産に適するばかりでなく溝形枠４を分離洗
浄し得手衛生的な握飯包装装置が得られるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の握飯包装装置を示す側面図、第
２図は同装置の斜視図、第３図は同装置の着脱状
態平面図、第４図はバネ板部の拡大横断面図であ
る。 １……連杆、２……無端回動チエン、３……支
持板、４……溝形枠、４′，４″……上下板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 連杆で接続した無端回動チエンを機枠に並設し
   てなるコンベアにおいて、上記連杆と直交する支
   持板を設け、同支持板の上端に同チエンと平行方
   向の溝形枠を着脱自在に支持し、同枠の前端部に
   上下板を突設してなる握飯包装装置。