JPH054158U - ロール写真フイルム - Google Patents

ロール写真フイルム

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JPH054158U
JPH054158U JP5133491U JP5133491U JPH054158U JP H054158 U JPH054158 U JP H054158U JP 5133491 U JP5133491 U JP 5133491U JP 5133491 U JP5133491 U JP 5133491U JP H054158 U JPH054158 U JP H054158U
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JP
Japan
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film
image forming
forming area
area
position detection
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Application number
JP5133491U
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English (en)
Inventor
真平 池上
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム幅を拡大することなく、画像形成領
域位置検出表示が形成されている写真フィルムの情報記
録領域の面積を拡大する。 【構成】 フィルム長さ方向においては、画像形成領域
位置検出表示間の長さがカメラの露光アパーチャーによ
って決定される画像形成領域の長さより長くなるように
形成する。 【効果】 情報記録領域の面積を拡大でき、多様な情報
を記録できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、画像が形成される画像形成領域の外縁に沿って形成されている画像 形成領域位置検出表示と、フィルム幅方向において画像形成領域の外側に形成さ れる情報記録領域とを有するロール写真フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
フィルム上の画像形成領域の位置や大きさを規制するために、これまでの11 0フィルムや126フィルムには、画像を形成すべき画像形成領域の外縁に沿っ て、例えば画面枠として画像形成領域位置検出表示が設けられている。これによ って、フィルムの画像形成領域一コマの大きさが定まるとともに、さらに、位置 決め用パーフォレーションに対するフィルムの相対位置が規定される。この結果 、例えば、ラボにおける作業効率が向上する。
【0003】 一方、プリントの画質向上のため、光学的手段その他の手段を用いて各種情報 、例えば、撮影情報(ストロボの有無、色温度、LV値、撮影距離、レンズの焦 点距離、被写体コントラスト、撮影年月日及び時刻、撮影場所等)、フィルム情 報(フィルム種、フィルム製造年月日、プリント条件等)、ラボ情報(ラボ名、 現像年月日、同時プリント時のプリント条件等)を写真フィルムに記録すること が従来から特許出願で提案されている。(例えば、特開昭51−117632号 、同59−214023号、実開昭63−188644号、特開昭64−693 3号、同63−201645号、同49−74019号、同55−101932 号、同54−2115号、特開昭51−117632号、同52−1333号、 同52−30429号、特開昭63−298233号、同64−21432号、 特開昭50−30517号、同55−101932号、同54−2115号公報 等)。
【0004】 しかし、画像形成領域位置検出表示と、情報記録領域、特に撮影情報記録領域 とを兼ね備えたロール写真フィルムは未だ実用に供されておらず、その出現は強 く望まれていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の110フィルムや126フィルムにおいては、画像形成領域(すなわち 、カメラの露光アパーチャーで決定される画面)の面積を画像形成領域位置検出 表示(例えば、画面枠)で囲まれる部分の面積より大きくして、カメラの露光ア パーチャーに対するフィルムの相対位置精度の不足をカバーしていた。しかし、 画面枠と画像をオーバーラップさせるには、画面枠を形成するラインの幅を広く する必要があった。このために、フィルム幅方向の画像形成領域外側のフィルム 両端部に情報記録領域を形成する場合、情報記録領域の面積が不足し、前記のよ うな多様な情報の入力が困難になっていた。さらに、ラインの幅を広げると現像 処理剤の消費量が増加するために、現像処理のコストが高くなるという問題もあ った。
【0006】 本考案は、この点に鑑みてなされたものであり、ロール写真フィルムの幅を広 げることなく、画像形成領域位置検出表示が形成されている写真フィルムの情報 記録領域の面積を拡大したロール写真フィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、現像により可視化する画像形成領域位 置検出表示が各画像形成領域の外縁に沿って少なくともフィルム幅方向に延びる ように形成されており、フィルム幅方向における前記画像形成領域外側のフィル ム両端部に情報記録領域が形成されているロール写真フィルムにおいて、フィル ム長さ方向においては、前記画像形成領域位置検出表示間の長さが前記画像形成 領域の長さより長く形成されていることを特徴とするロール写真フィルムを提供 する。
【0008】 近年では、フィルム幅方向の位置決め用ガイドレールをカメラ側に設け、カメ ラの露光アパーチャーとフィルム幅方向の位置決め機構との相対位置を固定させ ることによって、フィルム幅方向におけるカメラの露光アパーチャーに対するフ ィルムの位置決めの精度の大幅な向上が可能となった。これによって、フィルム 長さ方向においてのみ画像形成領域位置検出表示と画像形成領域をオーバーラッ プさせるだけで、十分に精度の良いプリントの焼付けが可能になっている。この ため、フィルム長さ方向において画像形成領域位置検出表示と画像形成領域とを オーバーラップさせることが不要となり、画像形成領域位置検出表示のライン幅 を狭くすることが可能になった。
【0009】 画像形成領域の外縁に沿ってフィルム長さ方向に延びる画像形成領域位置検出 表示を形成しなければ、フィルム幅方向における画像形成領域外側の情報記録領 域の面積を拡大できるので好ましいが、情報記録領域と画像形成領域の境界を明 確にするために、フィルム長さ方向に延びる画像形成領域位置検出表示を設けて もよい。この場合、フィルム幅方向においては、画像形成領域位置検出表示間の 長さを画像形成領域の長さより長くなるように形成すると、画像形成領域位置検 出表示のライン幅を狭くでき、情報記録領域の面積を拡大できるので好ましい。 なお、後述するように、画像形成領域位置検出表示間の間隔は内法の測定値を用 いる。
【0010】 好ましい実施態様においては、フィルム長さ方向における画像形成領域の長さ と画像形成領域位置検出表示間の間隔との差(以下「ΔDl 」と称する)は0. 6mm以上であって2mm以下、より好ましくは1.5mm以下、さらに好まし くは1.0mm以下である。 画像形成領域位置検出表示はいかなるパターンでも形成することができる。一 般的には、実線、点線、破線などのラインで形成されるが、画像形成領域の4隅 の位置のみを点、カギ括弧などで指定するようにしてもよい。
【0011】 画像形成領域位置検出表示をラインで形成する場合、好ましい実施態様におい ては、フィルムの幅方向に延びる画像形成領域位置検出表示のライン幅(以下「 Wl 」と称する)は0.2mm以上であって2mm以下、より好ましくは1mm 以下、さらに好ましくは0.6mm以下である。 フィルム長さ方向の画像形成領域間をラインで埋める場合は、画像形成領域間 距離の1/2をWl とする。
【0012】 好ましい実施態様においては、フィルム幅方向における画像形成領域位置検出 表示間の間隔と画像形成領域の長さとの差(以下「ΔDt 」と称する)は、0. 4mm以上であって1mm以下、より好ましくは0.8mm以下、さらに好まし くは0.6mm以下である。 好ましい実施態様においては、フィルム長さ方向に延びる画像形成領域位置検 出表示のライン幅(以下「Wt 」と称する)は、0.2mm以上であって0.8 mm以下、より好ましくは0.6mm以下、さらに好ましくは0.4mm以下で ある。
【0013】 フィルムの製造工程において露光することによって形成された潜像より成る画 像形成領域位置検出表示は、現像工程を経てはじめて可視化される。 好ましい実施態様においては、ステータスMの赤色フィルター、緑色フィルタ ーまたは青色フィルターを通して測定した現像後のフィルムの画像形成領域位置 検出表示の濃度とカブリの濃度の差(以下各々ΔDR 、ΔDG 、ΔDB と称する )の少くとも1つが1.5以下であって0.3以上、好ましくは0.5以上、よ り好ましくは0.8以上である。これらの濃度値の時に、画像形成領域位置検出 表示と画像形成領域との識別性が高くなる。
【0014】 写真フィルムの感光性を利用して情報を記録する光学的情報記録領域を情報記 録領域として用いる場合、好ましい実施態様においては、この光学的情報記録領 域は画像形成領域位置検出表示によって規定される画像形成領域の写真フィルム 幅方向の外側の領域に形成される。 これは、隣接する画像形成領域相互間に光学的情報記録領域を形成すると、写 真フィルムの全長が伸び、カメラの薄型化に不利となるからである。また、パー フォレーション間に光学的情報記録領域を形成すると、同部分への情報入力と情 報読み取りには非常に複雑なカメラ機構を必要とすることになるからである。こ のため、光学的情報記録領域は画像形成領域間またはパーフォレーション間には 形成せず、画像形成領域のフィルム幅方向外側に形成することが好ましい。
【0015】 光学的情報記録領域の面積を確保するためにパーフォレーションの数は減少さ せることが好ましい。通常はパーフォレーションを利用してフィルムの搬送を行 っているが、パーフォレーションを利用しない他のフィルム搬送機構を採用し、 カメラやプリンター内における位置決めにのみ用いるパーフォレーションだけを 残せばパーフォレーションの数を減少させることができる。好ましいパーフォレ ーションの数は1画面当たり4個以下であり、特に好ましい数は1画面当たり2 個以下である。
【0016】 好ましい実施態様においては、光学的情報記録領域の比率は、設定された画像 形成領域1コマの面積の15%以上、好ましくは25%以上、より好ましくは3 0%以上かつ45%以下である。 本明細書において、画像形成領域1コマに対する光学的情報記録領域の比率は 次のように定義する。
【0017】 フィルム長さ方向に延びる画像形成領域位置検出表示を形成しない場合の比率 は次の通りである。図1に示すように、フィルム1に、画像形成領域2(一点鎖 線2aで囲まれる長方形部分)、各画像形成領域2の間においてフィルム幅方向 に延びる画像形成領域位置検出表示ライン3a、及び、画像形成領域2のフィル ム幅方向外側に形成される光学的情報記録領域4a、4bが配置されている場合 、フィルム1の幅をA、画像形成領域2の幅をBとすると、光学的情報記録領域 4aと4bとを合わせた全体としての光学的情報記録領域の比率R1 は次式で表 される。
【0018】 R1 =(A−B)/A×100=(E1 +E2 )/A×100(%) E1 、E2 はフィルム幅方向における光学的情報記録領域4a、4bの各々の幅 である。 フィルム長さ方向に延びる画像形成領域位置検出表示を形成する場合の比率は 次の通りである。図2に示すように、フィルム1に、画像形成領域2(一点鎖線 2aで囲まれた長方形部分)、フィルム幅方向に延びる画像形成領域位置検出表 示ライン3a、フィルム長さ方向に延びる画像形成領域位置検出表示ライン3b 、及び、画像形成領域2のフィルム幅方向外側に各々形成される光学的情報記録 領域4a、4bが配置されている場合、フィルム1の幅をA、画像形成領域位置 検出表示ライン3b間の内法の間隔をC、画像形成領域位置検出表示ライン3b のライン幅を各々D1 、D2 とすると、光学的情報記録領域4aと4bとを合わ せた全体としての光学的情報記録領域の比率R2 は次式で表される。
【0019】 R2 =(A−C−D1 −D2 )/A×100 =(E1 +E2 )/A×100(%) E1 、E2 はフィルム幅方向における光学的情報記録領域4a、4bの各々の幅 である。 後に詳述するが、現在のロール写真フィルムにおいて取り得る光学的情報記録 領域の最大幅E1 、E2 は各々2mmでしかないが、図1及び図2に示すような 配置を行うことによって、光学的情報記録領域4a、4bの幅E1 、E2 の値は 各々3mm以上8mm以下とすることができる。
【0020】 なお、光学的手段により入力した情報がいわゆる「光カブリ」によって消滅す ることを防止するため、カートリッジは光密型のもの(例えば、実願平1−17 253号記載のもの)が好ましい。この場合、ボスカブリの防止されている方に カメラからの撮影情報を記録するのが好ましい。 また、光学的手段による情報入力は時期を選ばずに行うことができるが、フィ ルム製造時または撮影時に入力することが好ましい。
【0021】 情報入力手段として光学的手段のみを用いても良いが、磁気的手段、電気的手 段、印刷手段または機械的手段から選ばれる少なくとも一つの手段を光学的手段 と併用することが好ましい。 このうち、電気的手段としては半導体素子を用いることができ、半導体素子の 中でもEEPROM等が好ましい。半導体素子はカートリッジに付着させて用い ることが好ましいが、カートリッジと半導体素子とを分離して別々にカメラに装 填するようにすることも可能である。また、マイクロコンピュータとEEPRO Mとを含むICカードを電気的記憶手段として用いることもできる。
【0022】 磁気的手段としては米国特許第4302523号、同3782947号、同4 279945号等に示された透明磁気ベースが好ましい。この透明磁気ベースが 優れている点は、フィルムの画像形成領域に隣接した位置に該画像形成領域に関 する情報を入力できること、及び光学的情報記録領域を磁気的情報記録領域とし ても活用できることである。磁気的情報記録層は画像形成領域の外側にのみ形成 することもできる。この場合は磁気的情報記録層は不透明でもよい。
【0023】 カートリッジに磁気的情報記録手段を設けた場合、この磁気的手段にはDXコ ードやフィルムの使用状況に関する情報を入出力することができる。カートリッ ジに入力されたフィルム使用状況に関する情報はフィルムをカートリッジから取 り出すことなく確認できるので好ましい。カートリッジに磁気的記録手段を設け る手段としては、カートリッジに磁気テープを貼り付ける方法、カートリッジを 磁性体を混合分散したポリマーで形成してカートリッジに磁気記録機能を与える 方法、磁性体を分散したインクでカートリッジを印刷する方法等がある。
【0024】 印刷手段としてはインクジェット、機械的手段としてはパンチによるマーキン グなどを用いることができる。 画像形成領域2の好ましい面積は350mm2 以上1200mm2 以下である 。フィルム幅Aは20mm以上40mm以下とするのが好ましい。
【0025】
【実施例】 (実施例1) 図1及び図2に本考案に係るロール写真フィルムの実施例を示す。写真フィル ム1は厚さ122μの三酢酸セルロースベースのものを使用する。ベース上には 塗布銀量約7g/m2 の割合で感度400のカラーネガフィルム用の感光層が形 成されている(特開昭63−236035号公報参照)。
【0026】 図3はカートリッジ5に収納された写真フィルム1を示す。カートリッジ5は カートリッジ本体6およびスプール7からなる。スプール7の一端7aはカート リッジ本体6内部で軸線回りに回転可能に支持され、他端7bはカートリッジ本 体6外部からスプール7を回転させることができるように支持されている。写真 フィルム1はスプール7にロール状に巻かれてカートリッジ本体6内に収納され ており、カートリッジ本体6に設けられたフィルム引き出し口8から順次引き出 される。ただし、本発明に係るロール写真フィルムを収納するカートリッジはこ の形式のものに限定されるわけではなく、いかなる形式のカートリッジでも使用 できる。
【0027】 本考案に係る写真フィルム1はフィルム長さ方向に連続的に形成された画像形 成領域2、フィルム幅方向において画像形成領域2の外側に形成された、写真フ ィルム1の感光性を利用した光学的な情報記録領域4a、4b、各画像形成領域 間においてフィルム幅方向に延びる画像形成領域位置検出表示ライン3a、画像 形成領域2一コマにつき一個のフィルムの位置決め用のパーフォレーション9を 有する。
【0028】 図3に示すように、本実施例においては、画像形成領域位置検出表示ライン3 a間の間隔の長さX1 は画像形成領域2のフィルム長さ方向の長さY1 よりも長 くなるように形成されている。 各画像形成領域2の間に形成されている画像形成領域位置検出表示ライン3a は現像後に図示の通りに可視化する。
【0029】 ステータスMの赤フィルター、緑フィルター、青フィルターでの画像形成領域 位置検出表示とカブリ部との濃度差は各々0.8である。 画像形成領域位置検出表示ライン3aの幅は0.2mmに形成されている。ま た、画像形成領域2の長さY1 と画像形成領域位置検出表示ライン3a間の間隔 X1 との差(Y1 −X1 )は1mmに設定されている。
【0030】 現在使用されているロール写真フィルムとの比較を行うため、フィルム幅及び 画面幅は現在のロール写真フィルムと同様に設定した。すなわち、フィルム幅は 35mm、フィルム幅方向の画像形成領域2の幅Y2 は24mmに設定されてい る。従って、光学的情報記録領域4a、4bの幅E1 、E2 は各々5.5mmと なり、光学的情報記録領域の比率R1 は、以下の式から、約31%となる。
【0031】 R1 =(35−24)/35×100=31.4(%) 現在のロール写真フィルムにおいては、フィルム幅方向のフィルム両端部に各 々パーフォレーションが形成されており、パーフォレーション形成のための幅と して3.5mmを要する。このため、光学的情報記録領域として活用できる領域 はフィルム両端部においてパーフォレーションの外側の各々2mmでしかない( 現在のロール写真フィルムではこの各々2mmの領域にDXコード他の情報が記 録されている)。すなわち、現在使用されているロール写真フィルムの光学的情 報記録領域の比率Rは、以下のようになる。
【0032】 R=(35−24−7)/35×100=11.4(%)<R1 このように、現在使用されているロール写真フィルムと比較して、光学的情報 記録領域の面積を大きくとることができる結果、光学的情報記録領域4a、4b にはフィルム長さ方向に二列のバーコードまたは文字情報列を形成することがで きる。例えば、図3に示すように、パーフォレーション9がない側の光学的情報 記録領域4aにはフィルム長さ方向に二列のバーコード10aを形成でき、一方 、パーフォレーション9がある側の光学的情報記録領域4bには1列のバーコー ド10bと1列の文字情報列11を形成することができる。これらのバーコード 10a、10b及び文字情報列11は現像後に図示の通りに可視化する。
【0033】 このように、写真フィルム1のフィルム幅方向の両側の光学的情報記録領域に 各々二列の情報を記録することが可能になることに伴い、写真フィルム1には前 述のような多様な撮影情報、フィルム情報、ラボ情報等を記録することができる 。なお、光学的情報記録領域4a、4bに記録される各種情報には画像情報は含 まない。
【0034】 本実施例においては、カメラからの撮影情報の記録スペースとして光学的情報 記録領域4bを使用した。またフィルム種、コマナンバー、フィルム製造ロット 番号などメーカーで入力する情報の記録スペースとして光学的情報記録領域4a を使用した。カメラからの撮影情報の記録には、赤色のLEDを使用した。 (実施例2) 図4に示すように、実施例1に示した写真フィルムに画像形成領域位置検出表 示ライン3bを追加した写真フィルム1を作製した。この画像形成領域位置検出 表示ライン3bは画像形成領域2の外側を該画像形成領域2に平行にフィルム長 さ方向に延びている。
【0035】 本実施例における写真フィルム1においては、画像形成領域位置検出表示ライ ン3a間の間隔X1 が画像形成領域2のフィルム長さ方向の長さY1 よりも長い (X1 >Y1 )ことに加えて、フィルム幅方向における画像形成領域位置検出表 示ライン3b間の間隔X2 が画面12のフィルム幅方向の長さY2 よりも長くな るように形成されている(X2 >Y2 )。
【0036】 画像形成領域位置検出表示ライン3bのライン幅D1 、D2 は各々0.2mm に設定されている。フィルム幅方向における画像形成領域位置検出表示ライン3 b間の間隔X2 と画面12のフィルム幅方向の長さY2 の差(X2 −Y2 )は0 .4mmに設定されている。従って、光学的情報記録領域4a、4bの幅E1 、 E2 は各々5.1mmであり、光学的情報記録領域の比率R2 は、以下の式から 、約29%となる。
【0037】 R2 =(35−24−0.4−0.4)/35=29.1(%)>R このように、本実施例においても、現在のロール写真フィルムと比較して光学 的情報記録領域の面積を大きくとることができ、光学的情報記録領域4a、4b にはフィルム長さ方向に2列のバーコード10a、10bまたは文字情報列11 を形成することができる。この結果、実施例1と同様に、光学的情報記録領域に 多様な情報を記録することができる。
【0038】
【考案の効果】
本考案のように、フィルム長さ方向における画像形成領域位置検出表示により 規定される長さがカメラの露光アパーチャーにより決定される画像形成領域の長 さよりも長くなるようにロール写真フィルムを形成することにより、写真フィル ムの情報記録領域の面積を拡大させることができ、多様な情報を入力することが 可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成領域位置検出表示と画像形成領域との
位置関係を示す写真フィルムの平面図である。
【図2】画像形成領域位置検出表示と画像形成領域との
位置関係を示す別の実施例の写真フィルムの平面図であ
る。
【図3】本考案に係るロール写真フィルムの実施例を示
す一部断面図を含む平面図である。
【図4】本考案に係るロール写真フィルムの第二の実施
例を示す一部断面図を含む平面図である。
【符号の説明】
1 写真フィルム 2 画像形成領域 3a 画像形成領域位置検出表示ライン 3b 画像形成領域位置検出表示ライン 4a 光学的情報記録領域 4b 光学的情報記録領域 5 カートリッジ 6 カートリッジ本体 7 スプール 7a スプール端部 7b スプール端部 8 フィルム引き出し口 9 パーフォレーション 10a バーコード 10b バーコード 11 文字情報列

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像により可視化する画像形成領域位置
    検出表示が各画像形成領域の外縁に沿って少なくともフ
    ィルム幅方向に延びるように形成されており、フィルム
    幅方向における前記画像形成領域外側のフィルム両端部
    に情報記録領域が形成されているロール写真フィルムに
    おいて、フィルム長さ方向においては、前記画像形成領
    域位置検出表示間の長さが前記画像形成領域の長さより
    長く形成されていることを特徴とするロール写真フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成領域位置検出表示が各画像
    形成領域の外縁に沿ってフィルム長さ方向にも延びるよ
    うに形成されており、フィルム幅方向においては、該画
    像形成領域位置検出表示間の長さが前記画像形成領域の
    幅より長く形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のロール写真フィルム。
JP5133491U 1991-07-04 1991-07-04 ロール写真フイルム Pending JPH054158U (ja)

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