JPH0541294A - 中性粒子ビーム照射装置 - Google Patents

中性粒子ビーム照射装置

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JPH0541294A
JPH0541294A JP3216156A JP21615691A JPH0541294A JP H0541294 A JPH0541294 A JP H0541294A JP 3216156 A JP3216156 A JP 3216156A JP 21615691 A JP21615691 A JP 21615691A JP H0541294 A JPH0541294 A JP H0541294A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低エネルギー領域(数Kev〜数百ev)の
中性粒子ビームを照射する装置に於いて、中性粒子ビー
ムの高輝度化を計ることにより超高温場の達成を可能と
し、実際の周辺プラズマ条件に近い状態下で種々の材料
に対する高熱負荷照射試験等を実施できるようにする。 【構成】 アークチャンバーを備え、熱陰極アーク放電
によりソースプラズマを生成するソースプラズマ生成部
と;前記アークチャンバーの開口部に設けられ、ソース
プラズマ中のイオンを中性化セル内へ引出すビーム引出
し電極部とから成る中性粒子ビーム照射装置に於いて、
前記ビーム引出し電極部を、所定の間隔を保持して並設
した複数枚の電極孔を有する曲面状電極から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核融合施設等で用いる
各種材料の高熱負荷照射試験や新材料の開発等に使用さ
れるものであり、数kev〜数百evのエネルギー領域
に於いて高輝度の中性粒子ビームを得られるようにした
照射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】核融合工学等の分野に於ける材料評価、
例えばプラズマ対向材としてのカーボンや耐熱合金等の
材料評価では、熱負荷照射試験の結果が特に重要とな
る。しかし、従来の荷電粒子ビームによる照射試験や熱
衝撃試験は、ビームを形成する粒子の加速エネルギーが
10kev〜100kevと比較的高いため、所謂イン
プランテーション等の相互作用が主体となり、実際の周
辺プラズマ条件下に於ける試験とは相当異なったものに
なっている。又、従来のビーム照射装置では、荷電粒子
ビームを照射するようになっているため、材料への電荷
の蓄積の問題があり、金属と非金属に対して同じ熱衝撃
を与えることが難しい等の難点がある。
【0003】そこで、本件発明者等は先に、実際の周辺
プラズマ条件下に近い低エネルギー領域(数kev〜数
百ev)で、しかも中性の粒子ビームを照射する装置を
開発し、これを実用化して来た。即ち、この低エネルギ
ー領域の中性粒子ビーム照射装置Pは、図11に示すよ
うにソースプラズマ生成部Aとビーム引出し電極部Bと
から構成されており、当該照射装置Pに内部に試料ホル
ダー等を収納した真空排気部Cを連結することにより、
照射試験装置Uが形成されている。また、照射装置Pを
構成するソースプラズマ生成部Aは、図12に示すよう
にアークチャンバー1、タングステンフィラメント2、
アーク電源3、フィラメント電源4、ラインカスプ磁場
を形成してソースプラズマDの閉じ込めをするCo−S
mを用いた永久磁石5及びアークチャンバー1内へ充填
した放電ガス(H,He,Ar等)6等から形成されてい
る。更に、ビーム引出し電極部Bは、多数の電極孔7a
を有する平板状の加速電極7、電極孔8aを有する平板
状の減速電極8、電極孔9aを有する平板状の接地電極
9、加速電源10、減速電源11、絶縁体12及び筒状
の中性化セル13等から形成されている。
【0004】中性粒子ビームの照射に際しては、先ずア
ークチャンバー1内で熱陰極アーク放電を発生させ、こ
れによりソースプラズマDを生成する。生成されたソー
スプラズマD中のイオンは、引出し電極部Bの各電極へ
所定の電位を加えることにより、電極孔を通して順次外
方へ引き出され、加速・減速電極7,8間で加速される
と共に減速・接地電極8,9間で減速され、最終的には
加速・接地電極7,9間のポテンシャルに応じたエネル
ギーを持って中性化セル13内へ引き出される。
【0005】引き出し電極部Bにより引き出されたイオ
ンは、中性化セル13内のガス6雰囲気中を通過するこ
とにより中性化される。水素ビーム(放電ガス6が水
素)の場合、その荷電交換反応は次のようなものであ
る。 H++H2 0→H0+H2 + また、次に示す如く、一度中性化された高速の粒子の中
のいくつかは、衝突によって再びイオン化される。 H0+H2 0→H++H2 0+e‐ 尚、粒子のエネルギーが10Kev程度であれば、中性
化効率は約90%あり、荷電交換反応による中性化で高
密度な中性粒子ビームの生成が可能となる。
【0006】ところで、プラズマへの入射や材料照射を
目的とする中性粒子ビーム照射装置Pに於いては、超高
温場を達成する必要から中性粒子ビームの高輝度化即ち
高電流密度化が必須の要件となる。而して、低エネルギ
ー領域の中性粒子ビームの高輝度化を計るためには、ソ
ースプラズマDからのイオン引出し面において高い電流
密度を得ることと、引き出したビームを集束させること
の2つが必要となる。
【0007】ところで、図12の様な3枚の電極から成
る引出し電極部Bの場合、前記イオン引出し面における
電流密度は引き出し電圧(加速電圧+減速電圧)の大き
さによって決定される。即ち、引き出されたビームのエ
ネルギーは加速電圧10によって決まるので、減速電圧
11を高圧化することによって、ビームのエネルギーを
変えずに引き出し電流量を上げることができる。しか
し、減速電圧11を高めると減速・接地電極8,9間の
電場の影響でビームの発散角が劣化するため、減速電圧
11の上昇による電流密度の増加には一定の限度があ
る。
【0008】一方、前記引き出したビームを集束させる
ため、図11及び図12に示す従前の照射装置Pでは、
図13のように減速電極8と接地電極9の電極孔8a,
8bを加速電極7の電極孔7aに対して変位させること
により、所謂電極孔の静電レンズ効果を利用して各電極
孔を通るビームEを偏向させ、一点に集束させるように
している。尚、図13に於いて、ビームEの集束の焦点
距離Lは加速電圧10と減圧電圧11の比によって変わ
り、減速電圧11の加速電圧10に対する比(加減速
比)が0.2位の場合には、焦点距離Lが約150cm
となる。
【0009】図13の様に、ビームEの集束によってそ
の高輝度化(高電流密度化)を計るには、前記焦点距離
Lを短くして電流密度の増加率(ビームE中の電流密度
の最大値をビームの引き出し面での電流密度で割った
値)を可能な限り大きくする必要がある。しかし、従前
の中性粒子ビーム照射装置のように、電極孔7a,8
a,9aの位置変位を利用してビームEを幾何学的に集
束させる場合には、焦点距離Lと電極孔の変位量とが反
比例の関係にあるため、短焦点化を計ろうとすると、電
極孔の変位量が大きくなり過ぎ、その結果、ビームEの
引出しに支障を生ずることになる。この様に、電極孔の
位置変位を利用してビームの集束を行うようにした従前
の中性粒子ビーム照射装置に於いては、中性粒子ビーム
の高輝度化に一定の限界があり、より高輝度の中性粒子
ビームが得られないと云う基本的な欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前の低エ
ネルギー領域(数百ev〜数kev)の中性粒子ビーム
の照射装置に於ける上述の如き問題、即ち、集束せしめ
た中性粒子の焦点距離Lを大幅に短縮することが困難
で、中性粒子ビームの高輝度化に一定の限界があると云
う問題を解決せんとするものであり、ビーム引出し電極
部の電極板を曲面状の電極板とすることにより、中性粒
子ビームの大幅な高輝度化を可能とした中性粒子ビーム
照射装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】アークチャンバーを備
え、熱陰極アーク放電によりソースプラズマを生成する
ソースプラズマ生成部と;前記アークチャンバーの開口
部に設けられ、ソースプラズマ中のイオンを中性化セル
内へ引き出すビーム引出し電極部とから成る中性粒子ビ
ーム照射装置に於いて、前記ビーム引出し電極部を、所
定の間隔を保持して並設した複数枚の電極孔を有する曲
面状電極から構成したことを発明の基本構成とするもの
である。
【0012】
【作用】熱陰極アーク放電により放電ガスが電離され、
アークチャンバー1内にソースプラズマDが生成される
と共に、イオンの供給が行われる。ソースプラズマD内
のイオンは、ビーム引出し電極部Bの各電極孔を通過す
る間に、所定の電位の印加によって電極の曲率中心に集
まる向きに形成された引出し電場の作用を受け、所謂集
束された状態となって引き出されて行く。電極部Bから
引き出されたビームは、中性化セル13内のガス雰囲気
中を通過する間に荷電交換反応を受けて中性化され、真
空排気部C内へ輸送されて行く。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。尚、本発明の実施例に係る図面に於いて、前述し
た従前の中性粒子ビーム照射装置と共通する部位には、
同一の参照番号を使用するものとする。図1は本発明に
係る中性粒子ビーム照射装置Pの縦断面概要図であり、
当該照射装置Pと真空排気部(図示省略)とを連結する
ことにより、照射試験装置Uが形成される。例えば、当
該中性粒子ビーム照射装置Pと真空排気部Cとを図11
の様に連結することにより、FRCプラズマをビームの
入射ターゲットとする照射試験装置Uを構成することが
出来、この場合には、ターゲットであるプラズマの寿命
が1mmsec以下であるため、中性粒子ビームのパル
ス幅は数10mmsec程度に設定されることになる。
【0014】当該中性粒子ビーム照射装置Pは図1に示
す如くソースプラズマ生成部Aとビーム引出し電極部B
とから構成されている。また、前記ソースプラズマ生成
部Aはガス入口1aを有するアークチャンバー1、タン
グステンフィラメント2、Co〜Sm製永久磁石5及び
アークチャンバー1へ供給された放電ガス(水素)6等
から形成されている。更に、前記ビーム引出し電極部B
は球面状の加速電極7、減速電極8、接地電極9、加速
電源10、減速電源11、絶縁体12及び中性化セル1
3等から形成されている。
【0015】前記アークチャンバー1は内径260m
m,深さ220mmの円形バケット型に形成されてお
り、ステンレス(SUS304)を用いて形成されてい
る。前記フィラメント2は、直径1mm,長さ12.7
cmのヘアピン状の形状をもったタングステン線であ
り、チャンバー側面に8本配置されている。前記永久磁
石5はCo〜Sn製の磁石であり、チャンバーの周囲に
その中心軸と平行に24本及び底に9本並べられてお
り、これによってラインカスプ磁場を形成させている。
尚、当該永久磁石5はソースプラズマの閉じ込めを良く
し、アーク効率を上げるためのものである。前記放電ガ
ス6は、ガス入口1aよりアークチャンバー1内へ導入
され、約5〜10mmTorr程度の圧力に保持されて
いる。尚、本実施例では放電ガスと水素を使用している
が、ヘリウムやアルゴンであっても良い。
【0016】前記引出し電極部Bは3枚の多孔電極7,
8,9から形成されており、ソースプラズマDから近い
順に加速電極7(正電位:Va)、減速電極8(負電
位:Vd)、接地電極9(接地電位:O)を構成してい
る。また、各電極7,8,9は、同一の中心を持つ球面
状に加工されており、引出し電場の向きを曲率中心に集
めることによって、単孔から引き出した微小ビームを集
束させ、ビームの高輝度化を図っている。各曲面電極
7,8,9の仕様は下記の通りである。 接地電極の曲率半径 : 50cm 最外電極孔間距離 : 14cm 電極孔直径 : 3.8mm 電極孔個数 : 637個 電極の厚さ : 1.6mm 加・減、減・接電極間距離 : 5.5mm,2.5mm 透過率 : 46.9% 電極の材質 : 無酸素銅 尚、アークチャンバー1と加速電極7との間はセラミッ
クス製リング12で絶縁され、通常は200Ωの抵抗を
介して接続されている。尚、今回の試験では、アークチ
ャンバー1・加速電極7間に様々なポテンシャルを与え
て、ビームを引き出すようにしている。また、本実施例
では各電極7,8,9を同一の曲率中心を有する球面状
の曲面を有する電極としているが、円筒面や回転楕円面
を有する曲面状電極としてもよいことは勿論である。更
に、前記減速電極8は、下記の機能を果たすために設置
するものである。即ち、引出し電極部Bのすぐ後方に
は、電極孔から流出した中性粒子が多数存在し、引き出
された高速イオンとの衝突によって低速のイオン・電子
が生成される。このうち低速イオンはビームの空間ポテ
ンシャルによってビームの外に押しだされるが、電子は
ビーム中に捕捉される。この時、引出し電極部Bの電極
が2枚であればビーム中の電子が電極間の電位によりソ
ースD側へ加速される。高速の逆流電子は電極やイオン
ソース内部に衝突し、表面を加熱したり不純物をたたき
だしたりして、イオンソースの安定動作に悪影響を及ぼ
す。減速電極8はこの電子の逆流を防ぐために設置し、
通常加速電圧Vaの1割程度の電圧Vdを印加する。
【0017】本件中性粒子ビーム照射装置Pと連結する
前記真空排気部Cは、容積1m3の拡散チャンバーと排
気量520l/secのターボ分子ポンプ等から構成さ
れ、アークチャンバー1へのガス注入時に、ビーム照射
装置P全体の急激な圧力上昇を防ぐ働きをする。また拡
散チャンバーは、ソースプラズマDから引き出されたイ
オンビームEoを中性粒子との荷電交換反応により中性
化する中性化セル13の補助的な役割も担っている。
【0018】次に、本発明に係る中性粒子ビーム照射装
置Pの作動について説明する。先ず、真空排気部C内を
所定の真空度にまで排気し、その後アークチャンバー1
内へ適宜の流量制御弁を介して放電ガス(水素)を導入
する。次に、タングステンフィラメント2に一本あたり
60Aの電流を流して3000K程度にまで加熱し、そ
の後、フィラメント2とチャンバー1との間に電圧を印
加してアーク放電を発生させる。この熱陰極アーク放電
により放電ガスが電離され、アークチャンバー1内にソ
ースプラズマDが生成されると共にイオンの供給が行わ
れる。
【0019】一方、ビーム引出し電極部Bの各電極7,
8,9へ所定の電位が賦与されることにより、電極の曲
率中心に集まる向きに引出し電場が形成される。この引
出し電場の作用を受けて、アークチャンバー1内に生成
されたソースプラズマ内のイオンは各電極孔7a,8
a,9aを通して引き出され、その間に順次集束され
る。また、中性化セル13内へ入ったイオンビームEo
は、中性化セル13内のガス雰囲気中を通過する間に所
謂荷電交換反応を受けて中性化され、中性粒子ビームE
となる。その結果、数kev以下の低エネルギーを有し
且つ高度に集束された高輝度中性粒子ビームEが形成さ
れ、真空排気部C内に設けたターゲットへ向けて照射さ
れる。
【0020】次に、イオン源直後からビームがほぼ中性
化されるまでの領域に於けるビームのパワー密度分布を
測定するため、ビームの径方向に9(又は13)チャン
ネルの測定子を持ち、且つビームの進行方向に移動操作
ができるカロリーメーターアレーを作成し、中性粒子ビ
ームの径方向及び進行方向(Z軸方向)のパワー密度分
布の詳細な測定を行った。更に、引き続き前記測定値と
ビーム輸送モデルとの対応を調べた。
【0021】測定に用いたカロリーメーターは、受熱板
に銅を用い、ビーム照射による温度上昇をアルメルクロ
メル熱電対で測定するものである。熱電対は厚さ0.1
mmのチタン板に溶接されており、また、チタン板と銅
板は薄い絶縁層を介して接着されている。更に、銅板は
接地をされ、電荷の蓄積が防止されている。これによ
り、銅板に流れ込むビーム中のイオン電流が熱電対線に
流れ込んで熱電対線を加熱したり、測定回路系に悪影響
を与えたりすることを防いでいる。受熱板の厚さは0.
5−1.0mm程度とし、1ショットでの温度上昇が1
0°程度以下になるようにしている。
【0022】曲面電極を用いた場合の中性粒子ビームの
パワー密度分布測定は、次のようにして行った。図2を
参照して、ガス圧は、イオンソースD内圧力Ps=6m
Torr,拡散チャンバー(図示省略)内圧力Pc=
0.5mTorrに、また加速電圧Va=8KV、ビー
ム引出し時間Tacc=3msecに固定して水素ビー
ムを引き出した。通常の仕様では、加速電極7とアーク
チャンバー1との間は200Ωの抵抗を介して接続され
ており、アーク電圧に近い値のポテンシャルがかかって
いる(VC-E≒VARC)。このVC-Eと減速電圧Vdを変
えて測定を行った。各条件によって最適なパービアンス
が異なるので、まずカロリーメーターアレーをZ=48
cmの位置に置いた後に、アーク電流を変えることによ
ってソースプラズマ密度を変えてビームを引き出し、ビ
ームの径方向(r方向)のパワー密度分布を測定した。
分布の中心パワーが最も大きいときにパービアンスが最
適なので、この時の引き出し電流でビームの伝播方向
(z方向)にアレーを走査した。
【0023】ビームは進行するにしたがって中性化され
るが、中性化が十分に行われないとビーム中のイオンが
発散してしまいプロファイルが変化する。Z=48cm
での径方向ビームプロファイルを、拡散チャンバー内圧
力を0.5〜2.3mTorrまで変化させて数点測定し
たが、プロファイルに変化が見られず、十分に中性化さ
れていることを確認した。プロファイル変化が見られな
い理由として、イオンの荷電交換反応による中性化と、
高速粒子と水素分子の衝突によって生じる電子がビーム
中に含まれ、これによる空間電荷の中和等が挙げられ
る。拡散チャンバー内圧力を下げると、空間電荷により
拡がったビームが測定されると思われる。走査中の測定
は、カロリーメーター出力が一定に、すなわち受熱板の
冷却が十分に行われたのを確認してから行った。これ
は、カロリーメーターが熱くなりすぎるのを防ぐため
と、正確な出力を得るためである。このときのビーム照
射間隔は、約3分間である。また引き出し電極に電圧を
印加する際に、加速電圧Vaはビーム引き出し時間と同
じだけ(3msec)印加しているが、減速電圧Vdは
加速電圧Vaを遮断した後も印加されている。このため
カロリーメーターの出力は、イオン及び中性粒子ビーム
のパワーに、減速電圧Vdのみ印加されている間の電子
ビームのパワーが上乗せされた値になる。以下のデータ
は、電子ビームによる出力を差し引いた値を用いた。
【0024】図3の(a)〜(h)は、測定結果の一例
を示すものであり、ビームの代表的な径方向のパワー密
度分布の様子を示す。縦軸はガウス分布の最大値を1に
規格化している。Zは接地電極9からの距離を表す。
尚、図3に於いて黒点は各チャンネルの出力を、実線は
データ点をガウス分布で近似したものである。電極に近
いところでは、ガウス分布からはずれ台形に近い形であ
るが、30cm程度進行するとガウス分布と良い一致を
見る。また伝播するにしたがって集束されてビームの幅
が細くなり、焦点をすぎて太くなっていく様子がわか
る。
【0025】また、図4の(a)〜(b)は、VC-E
変えた場合のビームの伝播方向の中心パワー密度分布を
示すものである。VC-Eを変えることにより、ビームの
中心パワー密度即ちビーム特性が変化することが分か
る。Z=30cm以降のデータ点は、図3に示したガウ
ス分布の中心パワー密度である。曲面電極を用いること
で、ビームが進行するにしたがって集束され、引き出さ
れた直後は100W/cm2程度の中心パワー密度だっ
たものが、1KW/cm2(電極密度125mA/cm2
程度)程度にまで上がっていることが分かる。VC-E
上がるにつれ、ビームのパワー密度が最も高くなる集束
点がZ=50cm(引き出し電極の曲率半径)に近づい
ていく。また引き出し直後のパワー密度に対する集束点
でのパワー密度の上昇率が上がり、単孔の発散角が良く
なっていることがわかる。さらにこの試験で、減速電圧
Vdを高圧化すると、最適な引き出し電流値が増すこと
が確認された。
【0026】図5は、前記図4の(a)の測定値(黒
点)と、後述するモデルによるフィッチング(実線)と
の対応を示すものであり、測定値とモデルによるフィッ
チングとは良好に対応している。尚、当該試験ではVa
=8Kev,VC-E=27V,Vd=2.2KV,ビーム
の発散角度ω=1.67deg,焦点距離55.1cmと
なっている。尚、前記各実施例に於いては、放電ガス6
として水素を利用した場合について説明したが、アルゴ
ンを利用した場合についても同様の試験を行った。その
結果、水素ビームとアルゴンガスビームとの間には特性
上大差のないことが判明した。また、放電ガス6として
はこの他に、ヘリウムガスや炭化水素系ガス、ボロン系
ガスを用いることが出来る。
【0027】更に、比較のために、ビーム引き出し電極
部Bを平板状電極とした中性粒子ビーム照射装置に前記
カロリーメーターを適用し、ビームの伝播方向の中心パ
ワー密度分布等を測定した。図6の(a)及び図6の
(b)は、ビームの中心軸上に於けるパワー密度分布の
測定値(黒点)と、後述するモデルを用いたフィッチン
グ(実線)の一例を示すものである。図6からも明らか
なように、パワー密度分布の測定値(黒点)とモデルを
用いたフィッチング(実線)とは比較的良好に対応して
いる。また、平板状電極の場合には集束ビームの焦点距
離Lが150〜160cmと比較的長くなるうえ、発散
角ωも比較的大きくなる。その結果、パワー密度の最大
値は、ビームエネルギーが10.7Kev〜7.6Kev
の領域に於いては0.7〜0.8KW/cm2程度とな
り、球面状電極とした場合のパワー密度の最大値(1.
0〜1.2KW/cm2)に比較して相当劣ることにな
る。
【0028】更に、平面状電極の場合の最大パワー密度
と球面状電極の場合の最大パワー密度とを、モデルを用
いた計算値により対比した。即ち、平板状電極の場合の
中性子ビーム輸送のモデルとして以下に示すものを考
え、実際の実験データにフィッティングして、パラメー
ターを決定した。このモデルは次の仮定を用いている。
ビームは、一様に電極面から引き出される微小ビー
ムの単純な重ね合わせとする。 微小ビームは発散角
ωのガウスビームとする。 ビーム輸送過程での空間
電荷によるビームの発散は考えない。前記仮定より、
電極面での微小面積要素dsから放出されるビームが
(r,z)の位置に輸送するパワー密度dpは、下記の
数1のようにかける。尚、図7は座標r,z及び発散角
ωの関係を示すものである。
【0029】
【数1】
【0030】このモデルを用いると円形平板電極からビ
ームを並行に引き出した場合の中心軸上zp(電極から
の距離)でのパワー密度P(zp)は、電極面上を1と
して下記の数2のように表される。尚、ここでbは電極
の半径である。また、実際の電極ではビームを幾何学的
に集束しているので、発散角ωと電極面での電流密度の
ほかに、ビームの焦点距離Lがフィッティングの際にパ
ラメータとなる。更に、前記モデルに基づくフィッティ
ングが、実測値と比較的良好に対応することは、前述し
た如く、図5の(a)及び図5の(b)によって実証さ
れているところである。
【0031】
【数2】
【0032】同様に、球面電極を用いた場合のビームの
中心軸上に於けるパワー密度Pは、先のモデルを用いる
と下記の数3で表される。但し、ここで、Rは電極の曲
率半径、θ0は曲率中心から見た場合の電極端の仰角で
ある(図8を参照)。尚、数3によりフィッティングし
たビームパワー密度Pが実測値と良好に対応すること
は、前記図5により判明しているところである。
【0033】
【数3】
【0034】図9及び図10は、前記数3により計算し
たビーム中心軸上に於けるパワー密度のZ軸方向分布を
示すものである。即ち、図9は微小ビームの発散角ωを
変化させた場合(曲率半径R=50cm)、図10は、
曲率半径Rを変化させた場合(発散角ω=1.5°、た
だし曲率半径を変化させた場合でも電極の面積は同じに
している)の例を示す。また、両図における縦軸P
(z)/P(O)は、パワー密度(電流密度)の増加率
を表すものであり、平面電極から引き出されたビームの
パワー密度P(O)に対する曲面電極から引き出された
ビームのパワー密度P(Z)の比を示すものである。図
9より、築束点(パワー密度最大の場所)でのパワー密
度はビームの発散角が小さくなると急激に大きくなるこ
とが分かる。又、集束点と電極の距離は常に曲率半径よ
りも短く、発散角が大きくなるほど短くなる傾向がある
ことが分かる。このことは、高輝度ビームを短焦点の幾
何学的集束法で得ようとする場合に、ビームの発散角を
小さくすることが大変に重要であるということを意味
し、ビームの引き出し系に十分注意を払う必要があると
いうことを示唆する。また図10より、曲率半径を小さ
くすると急激にパワー密度の増加率が上がることが分か
るが、曲率半径を小さくし過ぎると製作上の問題やアー
クプラズマの電極面での一様性の問題等が生じるためあ
まり小さくすることは出来ない。
【0035】結論として、図9からも明らかなように、
単孔から引き出された微小ビームの発散角ωが1.5d
egのとき、Z=47cmでビーム束は最も集束し、ま
た同じ大きさの平面電極の場合に比較してピーク値で約
32倍のパワー密度を期待することができる。尚、図9
及び図10は曲面状電極として球面状の電極を用いた場
合の計算データである。曲面電極としてはこの他に円筒
面や回転楕円面等があるが、曲面状電極を回転楕円面の
電極とした場合の比較では、球面電極の場合と大差のな
い効用が得られることが、先のモデルを用いた計算で判
明している。
【0036】
【発明の効果】本発明に於いては、バケット型イオン源
を用いた約10kev以下の低エネルギー領域の中性粒
子ビームを照射する装置に於いて、ビーム引き出し電極
部Bを複数枚の多数の電極孔を有する曲面状電極から形
成する構成としているため、ビーム集束に於ける焦点距
離を大幅に短くすることが出来ると共に、電極孔からの
ビームの引き出しも支障なく円滑に行なえる。その結
果、所謂中性粒子ビームの大幅な高輝度化が可能とな
り、ほぼ同じ大きさの平面状電極を用いた中性粒子ビー
ム照射装置と比較して、Z軸方向のビームの最大パワー
密度を約30倍程度高めることが可能となる。本発明は
上述の通り、実際の現象に近い数kevから数百evの
低エネルギー領域で高輝度の中性粒子ビームを生成する
ことができ、これによって超高温場の達成が可能となっ
て種々の材料に対する高熱負荷照射試験を行なえると共
に、大量のイオンを短時間で広い面積に照射出来ること
から、微細パターンの加工装置やイオン注入による表面
改質などにも用いることが出来る等、優れた実用的効用
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中性粒子ビーム照射装置の要部を
示す縦断面図である。
【図2】中性粒子ビーム照射装置の各電極への電位の印
加状態を示す説明図である。
【図3】カロリーメーターアレーによる中性粒子ビーム
の半径方向のパワー密度分布の実測値を示すものであ
る。
【図4】カロリーメーターアレーによる中性粒子ビーム
のビーム中心に於けるZ軸方向のパワー密度分布の実測
値である。
【図5】中性粒子ビームのビーム中心に於けるZ軸方向
のパワー密度分布の測定値と、モデルによるフィッティ
ングとの対応状態を示す説明図である。
【図6】平板状電極の場合の中性粒子ビームのビーム中
心に於けるZ軸方向のパワー密度分布を示すものであ
る。
【図7】平板状電極の場合のモデルに於ける座標系を示
すものである。
【図8】球面状電極の場合のモデルに於ける座標系を示
すものである。
【図9】球面状電極の場合と平板状電極の場合とのビー
ム中心に於けるZ軸方向のパワー密度の比を示すもので
ある(発散角ωをパラメーターとした場合)。
【図10】球面状電極の場合と平板状電極の場合のビー
ム中心に於けるZ軸方向のパワー密度の比を示すもので
ある(曲率半径Rをパラメーターとした場合)。
【図11】従来の平板状電極を用いた中性粒子ビーム照
射装置Pを備えた照射試験装置Uの概要図である。
【図12】従来の平板状電極を用いた中性粒子ビーム照
射装置Pの作動説明図である。
【図13】従来の平板状電極を用いたビーム引出し電極
部に於けるビームの集束状態の説明図である。
【符号の説明】
U 照射試験装置 4 フィラ
メント電源 P 中性粒子ビーム照射装置 5 永久磁
石 A ソースプラズマ生成部 6 放電ガ
ス B ビーム引出し電極部 7 加速電
極 C 真空排気部 7a 電極孔 D ソースプラズマ 8 減速電
極 E 中性粒子ビーム 8a 電極孔 EO イオンビーム 9 接地電
極 L 集束ビームの焦点距離 9a 電極孔 1 アークチャンバー 10 加速電
源 1a ガス入口 11 減速電
源 2 タングステンフィラメント 12 絶縁体 3 アーク電源 13 中性化
セル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アークチャンバーを備え、熱陰極アーク
    放電によりソースプラズマを生成するソースプラズマ生
    成部と;前記アークチャンバーの開口部に設けられ、ソ
    ースプラズマ中のイオンを中性化セル内へ引出すビーム
    引出し電極部とから成る中性粒子ビーム照射装置に於い
    て、前記ビーム引出し電極部を、所定の間隔を保持して
    並設した複数枚の電極孔を有する曲面状電極から構成し
    たことを特徴とする中性粒子ビーム照射装置。
  2. 【請求項2】 アークチャンバー内の放電ガスを水素、
    アルゴン、ヘリウム、炭化水素系ガス又はボロン系ガス
    の何れかとした請求項1に記載の中性粒子ビーム照射装
    置。
  3. 【請求項3】 ビーム引出し電極部を、正電位を与えた
    加速電極と負電位を与えた減速電極と接地電極の三枚の
    曲面状電極から形成し、且つ各曲面状電極を同心の球面
    状電極とした請求項1に記載の中性粒子ビーム照射装
    置。
  4. 【請求項4】 ビーム引出し電極部を形成する曲面状電
    極を、円筒面若しくは回転楕円面を有する曲面状電極と
    した請求項3に記載の中性粒子ビーム照射装置。
  5. 【請求項5】 正電位を与えた加速電極とアークチャン
    バーとの間の電位VC-Eを可変とするようにした請求項
    3に記載の中性粒子ビーム照射装置。
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