JPH054098A - 可搬式泥水処理装置 - Google Patents

可搬式泥水処理装置

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Publication number
JPH054098A
JPH054098A JP3023463A JP2346391A JPH054098A JP H054098 A JPH054098 A JP H054098A JP 3023463 A JP3023463 A JP 3023463A JP 2346391 A JP2346391 A JP 2346391A JP H054098 A JPH054098 A JP H054098A
Authority
JP
Japan
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mesh
water
muddy water
mud
mixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3023463A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Fukui
和也 福井
Shigeru Nakamura
茂 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AITETSUKU KK
Toray Industries Inc
Original Assignee
AITETSUKU KK
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by AITETSUKU KK, Toray Industries Inc filed Critical AITETSUKU KK
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Publication of JPH054098A publication Critical patent/JPH054098A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要 約】 【目的】 搬送可能にコンパクト化であり、脱水コスト
を縮減可能にする泥水処理装置を提供すること。 【構成】 混合攪拌装置1の下方にメッシュ状コンベア
2を配置し、該メッシュ状コンベア2の下方に脱水後の
泥水を更に加圧脱水する脱水プレス装置3を配置し、該
脱水プレス装置3をメッシュ状シリンダ13と加圧プラ
ンジャ14から構成した泥水処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は任意の場所に搬送できる
可搬式泥水処理装置に関し、さらに詳しくは建築・土木
建設現場などで排出する汚泥水を低含水率に脱水する可
搬式泥水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に建築・土木建設現場から大量に排
出される汚泥水は、泥分を20重量%前後含み、かつ有機
無機分を高含有率で含む組成からなっているため、各都
道府県では汚泥水をそのまま下水道に直接排出すること
を規制している。そのため、建設業者は、汚泥水をタン
クローリ車に積んで各地区に設置された汚泥処理センタ
ーへ運搬し、そこで含水率40〜55重量%程度まで脱
水すると共に、その脱水回収した泥分を再び埋立造成な
どに利用するようにしている。
【0003】しかし、上記のように汚泥水をわざわざタ
ンクローリ車に積んで、遠方の汚水処理施設まで運搬す
ることは建築・土木建設作業を非能率にし、コスト上昇
の原因になっていた。しかしながら、各地区に設置され
た泥水処理施設は非常に大掛かりなものであって、広い
設置場所と設備コストを必要とするものであるため、こ
れを建設現場に運び込んで簡単に設置できるというもの
ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、建設
現場の能力に合わせて直接搬入可能なコンパクト化を可
能にし、脱水処理コストを大幅に縮減する可搬式泥水処
理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の可搬式泥水処理装置は、泥水に泥分凝集剤を混合す
る混合攪拌装置を上方に配置し、該混合攪拌装置の下方
に前記泥水を搬送しつつ脱水するメッシュ状ベルトコン
ベアを接続し、該メッシュ状ベルトコンベアの下方に前
記脱水後の泥水をさらに加圧脱水する脱水プレス装置を
配置してなり、該脱水プレス装置をメッシュ状シリンダ
と加圧プランジャから構成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】このように汚水を混合攪拌装置で凝集剤に
よって前処理して泥分をフロック化し、次いでメッシュ
状ベルトコンベアで脱水処理するに当たり、最終工程に
脱水処理能力の大きな脱水プレス装置を配置することに
より、メッシュ状ベルトコンベアでの脱水処理が少々高
率の含水率であってもよいようにし、これによってメッ
シュ状ベルトコンベアの長さを短縮させ、脱水処理装置
全体としてコンパクトな構成にするのである。
【0007】本発明において使用する混合攪拌装置と
は、汚泥水と泥分凝集剤とを混合攪拌して泥分をフロッ
ク化させる装置である。泥分の凝集剤としては、泥水中
の泥分をフロック化できる薬品であれば特に限定され
ず、例えば硫酸アルミニウム,塩化第2鉄などを好まし
く使用することができる。この混合攪拌装置は、泥水を
投入する受入槽と、泥水と凝集剤とを混合攪拌する混合
攪拌槽とに分離した構成にしてもよく、或いは受入槽と
混合攪拌槽とが一つの槽に合体されたものであってもよ
い。また、混合攪拌装置の出口側には必要により沈澱槽
を接続し、そこからメッシュ状ベルトコンベアに接続す
るようにしてもよい。
【0008】混合攪拌装置の下方に直接又は間接的に接
続するメッシュ状ベルトコンベアは、金網或いは有機高
分子繊維の織物,編物又は不織布などからなるメッシュ
状ベルトからエンドレスに構成されたものである。メッ
シュ状ベルトのメッシュの大きさとしては80〜200 メッ
シュ、さらに好ましくは100〜170 メッシュとするのが
よい。またメッシュ状ベルトコンベアの移送速度は、各
建設現場の泥水の種類に合わせて脱水能力を調節できる
ように可変自在にしてあることが望ましい。
【0009】脱水プレス装置は、大きな脱水能力を備え
ていることによって、泥水処理装置全体のコンパクト化
に重要な役目をする。この脱水プレス装置は、メッシュ
状シリンダとこのメッシュ状シリンダに挿入した加圧プ
ランジャから構成されている。本来、泥分20重量%の
泥水から水分を完全に分離するには、遠心分離装置や真
空シリンダ吸着除去装置などの方が優れている。しかし
ながら、これらの装置は、水分除去率は高いものの脱水
処理能力が低く、建設現場などで多量に排出される泥水
を短時間に脱水処理するには、装置規模をよほど大きく
しないかぎり能力的に限界がある。本発明が対象とする
泥水の脱水処理は、水分を完全除去することを必要とす
るものではなく、上限50重量%程度の含水率にすれば
よいため、脱水能力の方を優先させてメッシュ状シリン
ダを使用した脱水プレス装置としたものである。これに
よって脱水処理装置はコンパクトになり、多量の泥水を
短時間に含水率10〜50重量%に脱水処理することが
可能になる。
【0010】メッシュ状シリンダは全体が筒状であっ
て、その全周又は一部をメッシュ部から構成されてい
る。メッシュ部は金属ワイヤ又は有機系高分フィラメン
トから網状に構成されている。筒状の断面形状は円形に
するのがオーソドックスであるが、楕円形や多角形にし
てあってもよい。メッシュ部は、筒体の全体を構成する
必要は必ずしもなく、一部がメッシュ部で、残部がメッ
シュ部のない金属壁面或いは樹脂壁面であるようにして
もよい。
【0011】メッシュ状シリンダは加圧プランジャと組
み合わされることにより脱水プレス装置を構成する。そ
の組合せは、加圧プランジャを横方向に往復移動させる
方式、又は上下方向に往復移動させる方式のいずれであ
ってもよい。上下方式の場合は、加圧プランジャが下方
向からメッシュ状シリンダ内を押し上げられ、そのシリ
ンダの上面のみをメッシュ部にするような構造にするの
がよい。加圧プランジャは、そのストロークの強さ、速
度を任意に調整できるようにしてあるとよく、それによ
って各建設現場の泥水の種類により自由に脱水能力の調
節を図ることができる。
【0012】さらに、上述した混合攪拌装置、メッシュ
状ベルトコンベア、脱水プレス装置は互いに脱着可能な
構成になっていることが望ましい。このような脱着自在
な構成にすることによって、各装置部分を個別に建設現
場に運搬することができ、搬入及び組立作業を簡単にす
ることができる。このようにして組み立てられた装置は
小さいほどよいが、脱水能力との兼ね合いにおいて、全
幅を10m以内、全高を15m以内にすることが好まし
い。
【0013】本発明によれば、上述した混合攪拌装置、
メッシュ状ベルトコンベア、脱水プレス装置を上下に積
層して組合せたため、脱水処理装置全体をコンパクトな
構成にしながら大量の汚水を短時間に含水率50重量%以
下に脱水することができるようになる。さらに具体的に
は、5〜35重量%の泥分を含む泥水を含水率10〜50重量
%の脱水する場合に、その処理能力を5〜30m3/hrにし
て行うことができるようにし、脱水処理コストを大幅に
低減する。
【0014】以下、図に示す実施例によって具体的に説
明する。図1及び図2は、本発明の実施例からなる可搬
式泥水処理装置を例示したものである。これらの図にお
いて、1は混合攪拌装置、2はメッシュ状ベルトコンベ
ア、3は脱水プレス装置である。これら装置部分は上下
に積層され、かつ互いに脱着自在になって組立てられて
いる。
【0015】混合攪拌装置1は、建設現場から排出した
汚水を投入する受入槽4と、その汚水を流入すると共に
凝集剤を添加しながら混合攪拌する2槽の攪拌槽5,
5’とを直列に接続し、さらに最後尾に沈澱槽6を接続
して構成されている。2槽の攪拌槽5,5’は移送スク
リュ7を介して直列に接続され、それぞれ泥水に凝集剤
を添加しながら混合攪拌を行うことによって泥分をフロ
ック化する。フロック化した泥分は、次の沈澱槽6で水
分と分離されて沈澱し、次いでメッシュ状ベルトコンベ
ア2に移送される。
【0016】メッシュ状ベルトコンベア2は、前後のロ
ーラ9,9にメッシュ状ベルト8が移送方向にやや傾斜
させるように巻回されて構成され、汚水をベルト表面で
搬送しながら水分だけを落下させるようにしている。こ
のような構成のメッシュ状ベルトコンベア2は1段でけ
であってもよいが、上下に多段に設けるようにしてもよ
い。実施例では上下4段に設けられている。各段のメッ
シュ状ベルトコンベア2は、上下に往復するメッシュ状
ベルト8の間に移送方向に沿って排水トレー10を設
け、さらに復路のベルト下方に集水トレー11を設け、
排水トレー10から集水トレー11に集められた水分を
外部へ排出するようになっている。メッシュ状ベルトコ
ンベア2で脱水処理された泥水は、未だかなりの水分を
含んだまま、底面に設けたシュート12を介して脱水プ
レス装置3へ送られる。
【0017】脱水プレス装置3は、図2に示すように中
央の仕切板15を挟んで左右一対設けられている。各脱
水プレス装置3は、水平にしたメッシュ状シリンダ13
と、これに挿入されて水平方向に往復動する加圧プラン
ジャ14から構成されている。シュート12からメッシ
ュ状シリンダ13の中に投入された汚水は、加圧プラン
ジャ14の強圧により脱水され、10〜50重量%程度の含
水率になる。このように低含水率にされた泥水は、メッ
シュ状シリンダ13の下面又は側面に設けた蓋(図示せ
ず)を開口させて、外部に排出されるようになってい
る。
【0018】一方、上記シュート12は左右に首振りす
る構造になっており、左右一対の脱水プレス装置3,3
の汚水入口に対して、その排出口を交互に切り換え接続
するようになっている。このような切り換えによって、
一方の脱水プレス装置3に汚水を投入する時、他方の脱
水プレス装置3で加圧脱水を行い、これを交互に行うこ
とによって連続運転ができるようになっている。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、混合攪
拌装置とメッシュ状ベルトコンベアを接続すると共に、
これに脱水プレス装置を組み合わせたため、脱水プレス
装置の大きな脱水能力によってメッシュ状ベルトコンベ
アの短縮化を可能にし、脱水処理装置全体を建設現場に
直接搬入可能な程度にまでコンパクト化可能にすること
ができる。したがって、脱水処理コストを大幅に減少す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる可搬式泥水処理装置を
内部の一部を透視するように示した概略側面図である。
【図2】図1のII−II矢視の部分を一部を透視する
ように示した図である。
【符号の説明】
1 混合攪拌装置 2 メッシュ状ベルトコ
ンベア 3 脱水プレス装置 4 受入槽 5,5’ 攪拌槽 8 メッシュ状ベルト 13 メッシュ状シリンダ 14 加圧プランジャ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 泥水に泥分凝集剤を混合する混合攪拌装
    置を上方に配置し、該混合攪拌装置の下方に前記泥水を
    搬送しつつ脱水するメッシュ状ベルトコンベアを接続
    し、該メッシュ状ベルトコンベアの下方に前記脱水後の
    泥水をさらに加圧脱水する脱水プレス装置を配置してな
    り、該脱水プレス装置をメッシュ状シリンダと加圧プラ
    ンジャから構成した可搬式泥水処理装置。
JP3023463A 1991-02-18 1991-02-18 可搬式泥水処理装置 Pending JPH054098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3023463A JPH054098A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 可搬式泥水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3023463A JPH054098A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 可搬式泥水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH054098A true JPH054098A (ja) 1993-01-14

Family

ID=12111217

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3023463A Pending JPH054098A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 可搬式泥水処理装置

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JP (1) JPH054098A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946762A (en) * 1986-12-20 1990-08-07 Basf Aktiengesellschaft Monosubstituted and disubstituted phthalocyanines

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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