JPH0540670U - 定流量機構付ボール弁 - Google Patents

定流量機構付ボール弁

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JPH0540670U
JPH0540670U JP9666491U JP9666491U JPH0540670U JP H0540670 U JPH0540670 U JP H0540670U JP 9666491 U JP9666491 U JP 9666491U JP 9666491 U JP9666491 U JP 9666491U JP H0540670 U JPH0540670 U JP H0540670U
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JP
Japan
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constant flow
flow rate
ball
valve
ring
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Pending
Application number
JP9666491U
Other languages
English (en)
Inventor
博信 山本
Original Assignee
日立バルブ株式会社
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Publication of JPH0540670U publication Critical patent/JPH0540670U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遮断機構と定流量機構とを共に有し、しかも面
間寸法が短く、したがって管路における占有スペースが
小さく、また管路への取付け作業が簡易な弁を提供す
る。 【構成】ボール弁のボール3のポート部3aに定流量装
置7を固定したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は定流量機構を有するボール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
配管系統に遮断機構と定流量機構とを具備させるときには、従来は前者のため の弁と後者のための定流量装置とを流れ方向直列に取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術では弁と定流量装置とが直列に取付けられているために、弁の 一端側から定流量装置の他端側までの面間寸法が長くなり、したがって管路にお ける占有スペースが大きく、また弁の取付け作業と定流量装置の取付け作業との 2作業を必要としていた。したがって本考案は遮断機構と定流量機構とを共に有 し、しかも面間寸法が短く、したがって管路における占有スペースが小さく、ま た管路への取付け作業が簡易な弁を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、弁としてボール弁を用い、そのボールのポート部に定流量装置を組 み付けることにより上記目的を達成したものである。
【0005】
【作用】
管路を遮断するときには、ボールを全閉位置に回転させればボールが管路を遮 断する。また管路流量を一定に保つときには、ボールを全開位置に回転させれば 定流量装置が管路流量を一定に保つ。しかして定流量装置はボールのポート部に 組み込まれているから、この弁の面間寸法は短く、また管路への取付け作業も簡 易である。
【0006】
【実施例】 本考案を図面によって説明する。図1は本考案の一実施例を示し、このボール 弁の弁箱1内には、上流側シートリング2aと下流側シートリング2bとに挟持 されたボール3が装着されており、下流側シートリング2bは弁箱1に螺着した インサート4によって固定されており、ボール3の頂部には弁棒5の下端が係合 している。ボール3には該ボール3を貫通するポート部3aが形成されており、 弁棒5を全開位置に回転させるとボールのポート部3aが弁箱1の流入孔1aと 流出孔1bとを連通し、全開位置より90°離隔した全閉位置に弁棒4を回転さ せると、ボール3が弁箱1の流入孔1aと流出孔1bとを遮断するように構成さ れている。
【0007】 ボールのポート部3aには、止め輪6によって定流量装置7が組み付けられて おり、この定流量装置7は図2に示すように、ケース8とOリング9と星形部材 10とからなる。ケース8は筒状に形成され、下流側には内方に向けて突出した 鍔8aが形成されており、また上流側内面には段部8bが形成されている。Oリ ング9は、ケースの鍔8aの上流側に装着されている。星形部材10は外環部1 0aとリブ10bと中央部10cとからなり、外環部10aと中央部10cとは 、周方向90°間隔に配置した4本のリブ10bによって互いに固定されている 。外環部10aはケース8の段部8bに嵌入されているだけであるが、星形部材 10に作用する流体圧によってケース8より脱落することはない。中央部10c の上流側外面には周方向に複数個の突出部10dが形成されており、この突出部 10dがOリング9の内周面に対向するように配置されている。
【0008】 本実施例は以上のように構成されており、管路を遮断するときには弁棒4を全 閉位置に回転すると、ボール3が弁箱1の流入孔1aと流出孔1bとを遮断し、 管路は遮断される。またボールを図1図示の全開位置に回転すると、ポート部3 aが弁箱1の流入孔1aと流出孔1bとを連通し、管路内の流体は、Oリング9 の内周面とOリングと対向する位置の中央部10cの外周面との間で規定される 流過面積Sを通過して流れる。その状態で流入孔1aと流出孔1bとの間の差圧 が増大して流量が増加しようとすると、流体の差圧と動圧とがOリング9に作用 し、Oリング9はケースの鍔8aに押圧されて扁平に変形し、図4に示すごとく 半径方向に膨出して流過面積Sを狭める。流体の流量を一定に保つに必要な流過 面積Sの形状は実験によって定められ、すなわちOリング9に対向する位置の中 央部10cに突出部10dを周方向複数個設けることによって、広範囲の差圧に 対して流量を一定に保つことができる。一層広範囲の差圧に対して流量を一定に 保つには、例えば周方向一つおきの突出部の高さを高くし、他の一つおきの突出 部の高さを低くすることによって達成される。しかしてこの定流量装置7はボー ルのポート部3aに組み込まれているから、この弁の面間寸法は短く、また管路 への取付け作業も簡易である。
【0009】 なお本実施例の星形部材の中央部10cの下流側は、下流側に向かって流線型 に突出して形成されているが、これは流過面積Sを通過した流体を整流するため のものである。但し星形部材の中央部10cの下流側を流線型に形成せずに、軸 線方向に対して垂直にカットして形成することもできる。また定流量装置7とし ては、平板円環状のゴムのたわみを利用し、またはコイルスプリングの反発力を 利用することもできる。但しこれらの定流量装置では定流量に保つことができる 差圧の範囲が狭くまたノイズが大きいことから、上記実施例の定流量装置7が好 ましい。
【0010】
【考案の効果】
本考案によって遮断機構と定流量機構とを共に有し、しかも面間寸法が短く、 したがって管路における占有スペースが小さく、また管路への取付け作業が簡易 な定流量機構付ボール弁が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図
【図2】該実施例の定流量装置を示す断面図
【図3】図2中A−A断面図
【図4】差圧が増大したときの図2に対応する図
【符号の説明】 1…弁箱 1a…流入孔 1
b…流出孔 2a,2b…シートリング 3
…ボール 3a…ポート部 4…インサート 5
…弁棒 6…止め輪 7…定流量装置 8
…ケース 8a…鍔 8b…段部 9
…Oリング 10…星形部材 10a…外環部 1
0b…リブ 10c…中央部 10d…突出部 S
…流過面積

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールのポート部に定流量装置を固定した
    定流量機構付ボール弁。
  2. 【請求項2】前記定流量装置は、筒状に形成され下流側
    内方に鍔を突設したケースと、該ケースの前記鍔の上流
    側に装着したOリングと、前記ケースに固定され前記O
    リングの内周面に対向する位置に外方に突出した突出部
    を周方向複数個形成した星形部材とからなる請求項1記
    載の定流量機構付ボール弁。
JP9666491U 1991-10-29 1991-10-29 定流量機構付ボール弁 Pending JPH0540670U (ja)

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JP9666491U JPH0540670U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 定流量機構付ボール弁

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JP9666491U JPH0540670U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 定流量機構付ボール弁

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JPH0540670U true JPH0540670U (ja) 1993-06-01

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ID=14171087

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JP9666491U Pending JPH0540670U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 定流量機構付ボール弁

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