JPH0540490U - 屋外から収納できる床下収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部屋内、屋外からのいずれからでも物品の出
し入れを行う。 【構成】 床面１に開閉可能な蓋３を設けた床下収納庫
４を床下にて移動可能に配設する。それとともに、外壁
に設けた開口より引出可能とする。そして、外壁開口部
２に開閉戸６を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は室内及び屋外の双方から物品の出し入れを可能とした床下収納装置に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

厨房室等にはケースに収納されたビール、ジュース等の瓶等を保管するため、 床下の収納庫を用いることがある。この床下収納庫は床下に設置され、床面に設 けた開口部の蓋を開いて物品の出し入れを行っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように物品の出し入れを行うには、一度部屋内に物品を持ち込み、しかも 床に開口した収納庫上部より降ろしたりまたは持ち上げたりするため、この作業 には労力を要し、かつ腰をかがめて行うため重量の大なる物品の出し入れには作 業が難しい。

【０００４】 本考案は部屋内からと屋外からのいずれからでも物品の出し入れを行うことを 目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するためになしたもので、床面に開閉可能な蓋を設け た床下収納庫を床下にて移動可能に配設するとともに、外壁に設けた開口より引 出可能とし、かつ外壁開口部に開閉戸を設けたことを要旨とする。

【０００６】

【作用】

床下に配設する収納庫を、床下設置位置より外壁に設けた開口部を経て外部へ 移動可能として設ける。これにより床下定位置にある収納庫より床面の開口部か ら部屋内にて物品の出し入れが行え、またビールケース等の重い物品の収納時に は外壁の開口部より屋外に収納庫を引き出して収納し、再び収納庫を床下所定位 置へ移動させれば、重い物品を部屋へ持ち込まなくても手軽に収納庫へ収めるこ とができる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案屋外から収納できる床下収納装置を図示の実施例にもとづいて説明 する。 図において１は厨房等の部屋Ｒの床で、この床１の一部に物品の出し入れを行 い易い大きさの開口部２を設け、この開口部２には床１と面一となる蓋３を開閉 自在に設ける。そしてこの床１の開口部２の下方位置には所要容積の収納庫４を 配設する。

【０００８】 この収納庫４は移動可能なように底部にコロまたは車輪５を備え、床下の地面 に設けた平坦な基礎上を移動させるか、移動の方向を規制するため基礎地面に敷 設したレール５にそって移動するようになす。そしてこの収納庫４の移動は床の 開口部直下の設置位置より外壁または布基礎に設けた開口部を経て部屋外へ導き 出せるようになす。

【０００９】 この収納庫４を部屋外へ導き出すため、外壁等に設ける開口部には開閉自在に 、望ましくは施錠可能として開閉戸６を設ける。そしてこの開閉戸６を開いた場 合、この開口部を経て部屋外と、床下設置位置との間を収納庫が容易に移動でき るように部屋外の地面と床下の地面とを面一とするか、あるいは図示のように床 下側を少し低くするようにする。この場合も雨水が床下へ侵入しないようになす 。

【００１０】 さらにレール５は床下の地面上に敷設したが、机の抽出と同様に床下の両側部 にガイドレールを対設し、このガイドレールにて収納庫を恰も抽出の如く支持せ しめ、床下面にそって摺動移動させ、外壁の開口部より収納庫を引き出しまたは 取り外して部屋外へ持ち出せるようになすこともできる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案屋外から収納できる床下収納装置は、床面に開閉可能な蓋を設けた床下 収納庫を床下にて移動可能に配設するとともに、外壁に設けた開口より引出可能 とし、かつ外壁開口部に開閉戸を設けたため、重いビールケースでも部屋内に持 ち込むことなく室外から容易に収納でき、特に外部の人を部屋へ入ってくること なく収納できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案屋外から収納できる床下収納装置を示す
断面図である。

【図２】外部より見た正面図である。

【符号の説明】

１ 床 ２ 開口部 ３ 蓋 ４ 収納庫 ５ レール ６ 開閉戸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 床面に開閉可能な蓋を設けた床下収納庫
   を床下にて移動可能に配設するとともに、外壁に設けた
   開口より引出可能とし、かつ外壁開口部に開閉戸を設け
   た屋外から収納できる床下収納装置。