JPH054023B2 - - Google Patents
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、水に溶存するオゾンを測定するため
の装置に関するものである。
水中オゾンの測定装置は、例えば河川、湖沼、
地下水系などから採取された水を水道水として供
給する際、浄水場でのオゾン酸化処理後の溶存オ
ゾンのモニタとして、又は下水処理におけるオゾ
ン処理過程の溶存オゾンのモニタなどとして利用
することができる。
(従来の技術)
大気中オゾンの測定方法としては紫外線を用い
る吸光光度法と、化学発光式の測定方法とがあ
り、それぞれを利用した装置が市販されている。
水中オゾンの測定方法としては紫外線を用いる
吸光光度法が用いられている(アナリテイカル・
ケミストリ(Analytical Chemistry)誌、第55
巻、第46〜49頁(1983年)参照)。
オゾンの吸収スペクトルは254nm付近にピー
クを持つている。そのため、吸光光度法のオゾン
測定装置では、通常、フイルタを使用して低圧水
銀灯の254nm付近の波長光を使用する。
化学発光式の測定方法は気相反応を利用するも
のであるので、水中オゾンの測定に直ちに適用す
ることはできない。
(発明が解決しようとする問題点)
吸光光度法によるオゾンの測定は、感度が低
い。また、水中には種々のイオンが共存してい
る。そしてそれらの共存物質の中にはクロムイオ
ン()やマンガンイオン()、又はフタル酸
のように254nmの紫外線に対してオゾンと同等
あるいはそれ以上の吸光係数をもつものがある。
したがつて、水中オゾンを吸光光度法により測定
しようとすれば、共存物質が干渉となつてオゾン
濃度を正確に測定することができない。
本発明は水中の共存物質の干渉が少なく、オゾ
ンを選択的に、かつ、高感度に測定することので
きる測定装置を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
本発明の装置は、試料水をオゾンと反応しない
微孔性の有機又は無機の高分子膜を介してオゾン
と反応しないガスと接触させる透過部と、この透
過部を経た前記ガスをエチレンガスもしくはエチ
レン誘導体ガス又は一酸化窒素ガスと反応させて
発光させる反応セルと、この反応セルからの光を
検出する検出手段とを備えている。
オゾンと反応しないガスとしては、空気、窒
素、希ガスなどを使用することができる。空気中
には微量のオゾンが含まれることがあるので、空
気を使用する場合は活性炭やソーダライムを用い
たオゾン分解器を通過させて使用する。
(作用)
透過部で試料水を微孔性高分子膜を介してオゾ
ンと反応しないガスと接触させると、試料水中の
オゾンがその微孔性高分子膜を透過してガス中に
移動する。
透過部を経たガス中には試料水中のオゾンが含
まれることになるので、このガスを反応セルに導
くとともに、その反応セルにエチレン(C2H4)
ガスもしくはエチレン誘導体ガス又は一酸化窒素
(NO)ガスを導くと、透過部を経由してきたガ
ス中のオゾンと、エチレンガスもしくはエチレン
誘導体ガス又は一酸化窒素ガスとが反応して発光
する。オゾンとエチレンガスもしくはエチレン誘
導体ガス又は一酸化窒素ガスとの反応による化学
発光現象はよく知られており、大気中の窒素酸化
物濃度を測定する窒素酸化物分析計、及び大気中
のオゾン濃度を測定するオゾン分析計として利用
されている。
オゾンとエチレン又はエチレン誘導体との化学
発光では300〜600nmの波長範囲での連続スペク
トル光が発せられ、オゾンと一酸化窒素との化学
発光では600nm〜3μmの広範囲に広がり、1.2μm
にピークをもつ連続スペクトル光が発せられる。
(実施例)
第1図は本発明の一実施例を表わす。
2は透過部であり、この透過部2は内側の微孔
性テフロン(ポリ四フツ化エチレンのdu Pont社
の商品名)管4と外側のテフロン又はガラスの管
6の二重管からなつている。内側の微孔性テフロ
ン管4としては、例えばジヤパン・ゴアテツクス
社のTBシリーズ(気孔率70%、最大孔径3.5μm)
やTAシリーズ(気孔率45%、最大孔径3.5μm)
などを使用することができる。例えば、TB002
は内径2mm外径3mmである。
微孔性テフロン管4の長さは感度に影響するの
で適当な長さにして使用する。例えばその長さは
50cmである。微孔性テフロン管4の内側にはオゾ
ン分解器8を介して第1のガスとしての空気が供
給される。オゾン分解器8は上流側に活性炭8a
が充填され、下流側にシリカゲル8bが充填され
ている。オゾン分解器8は空気中のオゾンを分解
するためのものである。
外側の管6には吸引ポンプ10により試料水が
流される。試料水にはポンプ12により第2のガ
スとしての空気がオゾン分解器14を経て吹き込
まれる。このオゾン分解器14はオゾン分解器8
と同じものである。
透過部2において、微孔性テフロン管4の微孔
性テフロン膜を介して、外側を通り空気が吹き込
まれた試料水と内側を通る空気とが接触し、試料
水中のオゾンが内側の空気中に移動していく。
透過部2の微孔性テフロン管4の内側を通過し
たガスは水分除去器16を経て反応セル18へ導
かれる。水分除去器16は内径2mm外径3mmのナ
フイヨン管(du Pont社の商品名)20と、外側
の内径5mmのガラス、テフロン又は他のプラスチ
ツク管22とからなる二重管である。ナフイヨン
管20は微孔性テフロン管をスルホン化したもの
であり、気相中の水分を選択的に透過するために
脱水作用を有する。
ナフイヨン管20の外側をポンプ24に引かれ
て空気がフイルタ26を介して流れ、ナフイヨン
管20の内側を透過部2を経たガスが通過する。
このとき、ナフイヨン管20の内側を通るガスの
水分がナフイヨン管20の壁面を経て除去され
る。
反応セル18には透過部2からのガスが水分除
去器16を経て導入されるとともに、そのガス中
のオゾンと化学反応させ発光させるためにエチレ
ンガスが供給される。反応セル18にはポンプ2
8が設けられて排気が行なわれる。
反応セル18での発光は光電子増倍管30によ
り検出され、その光電子増倍管30の信号は記録
計に導かれる。
透過部2とオゾン分解器8の間、透過部2と水
分除去器16の間、及び水分除去器16と反応セ
ル18の間の接続はテフロン管により行なう。接
続される部分間の管径が異なる場合は、異径ジヨ
イントを用いて接続することができる。
透過部2から導入されたガス中のオゾンと化学
発光させるために反応セルに導入されるガスとし
ては、エチレンガスに代えてイソブチレンやジメ
チルブテンなどのエチレン誘導体ガス、又は一酸
化窒素ガスを使用してもよい。
反応セル18に透過部2から導入されるガスの
流量は大気圧で0.1〜2/分が適当である。
第2図に本実施例において透過部2の微孔性テ
フロン管4の長さを変えた場合の相対感度を示
す。微孔性テフロン管4はTB002であり、その
内側を通る空気の流量は大気圧で0.6/分であ
り、その外側を通る試料水中の空気の流量(大気
圧)は「空気」/「試料水」=0.5である。
この結果によれば、微孔性テフロン管4が長く
なる程その微孔性テフロン管4の外側の試料水か
ら内側のガスへのオゾンの移動量が多くなり、感
度が上昇していくことがわかる。
第3図に微孔性テフロン管4の外側を流れる試
料水とその試料水に吹き込まれるガス(この場合
空気、大気圧)との流量比に対する感度の変化を
示す。ただし、微孔性テフロン管4はTB002で
あり、その長さを50cm、微孔性テフロン管4の内
側を通るガスの流量を大気圧で0.6/分とする。
この結果によれば、試料水中に吹き込むガスを
増していくと、感度が上昇していくことが分か
る。
第4図にオゾン濃度と相対感度との関係を示
す。
感度はオゾン濃度に対して広範囲で直線性を示
す。ただし、微孔性テフロン管4はTB002であ
り、その長さを50cm、その内側を通る空気の流量
を大気圧で0.6/分、その外側を通る試料水中
の空気(大気圧)の流量を「空気」/「試料水」
=0.5とする。第4図のオゾンの低濃度領域(破
線部)では、オゾン発生源自体の直線性に問題が
ある。本実施例でのオゾンの検出限界は、信号対
ノズル(S/N)比を3としたとき、約0.3ppbで
あつた。
第5図は他の実施例における透過部32を表わ
す。この透過部32も第1図の透過部2と同じ
く、内側の微孔性テフロン管4と外側のテフロン
管6とからなるが、微孔性テフロン管4の内側を
第2のガスとしての空気が吹き込まれた試料水が
通り、微孔性テフロン管4の外側を水分除去器を
経て反応セルに導かれる第1のガスとしての空気
が通過する。8,14はオゾン分解器、12は試
料水中に空気を吹き込むポンプ、10は試料水を
流すポンプである。
第6図はさらに他の実施例における透過部34
を表わす。複数の微孔性ホロフアイバ36が束ね
られ、それらのホロフアイバ36の内側を、オゾ
ン分解器を介して第2のガスとしての空気が吹き
込まれた試料水が流れ、それらのホロフアイバ3
6の外側をオゾン分解器を介して供給され、水分
除去器を経て反応セルに導かれる第1のガスとし
ての空気が流れるように構成されている。この場
合もホロフアイバ36の内側に第1のガスを流
し、外側に第2のガスが吹き込まれた試料水を流
すようにしてもよい。微孔性ホロフアイバ36の
材質としてはテフロンや酢酸セルロースが好まし
い。
本実施例において、ホロフアイバ36の微孔性
の膜を通して試料水から第1のガスへオゾンの移
動が行なわれる。
第7図はさらに他の実施例における透過部38
を表わす。チユーブ40には試料水が流され、そ
の試料水中にはポンプ44により空気が吹き込ま
れる。ポンプ44により吹き込まれる空気はオゾ
ン分解器を経て供給される。チユーブ40で、ポ
ンプ44により空気が吹き込まれる位置より下流
側にはプローブ39が挿入されている。プローブ
39の先端にはテフロンなどを素材とする微孔性
高分子膜42が設けられ、プローブ39内にはチ
ユーブ39a,39bが設けられている。オゾン
分解器を経て供給されてきた空気がチユーブ39
aから入つて微孔性高分子膜42に沿つて流れ、
チユーブ39bから出て、水分除去器を経て反応
セルへ導かれる。
(発明の効果)
本発明では、試料水を微孔性高分子膜を介して
オゾンと反応しないガスと接触させることによ
り、オゾンを試料水からガス中へ移動させた後、
化学発光法によりオゾンを検出し測定するように
した。
この結果、本発明では水中のオゾンを高精度
に、かつ、高感度に測定することができるように
なる。本発明装置を用いた場合と従来の紫外線吸
光光度法(260nmで測定)による場合との共存
物質の干渉効果の比較結果を下表に示す。下表の
数値は共存物質1000ppbをオゾン濃度(ppb)に
置き換えて示したものである。
(Industrial Application Field) The present invention relates to a device for measuring ozone dissolved in water. For example, underwater ozone measurement equipment can be used in rivers, lakes,
When water collected from groundwater systems is supplied as tap water, it can be used to monitor dissolved ozone after ozone oxidation treatment at water treatment plants, or to monitor dissolved ozone during ozone treatment in sewage treatment. . (Prior Art) Methods for measuring ozone in the atmosphere include an absorption photometry method using ultraviolet light and a chemiluminescence method, and devices using each method are commercially available. Absorption photometry using ultraviolet light is used to measure ozone in water (Analytical
Analytical Chemistry, No. 55
vol., pp. 46-49 (1983)). The absorption spectrum of ozone has a peak around 254 nm. For this reason, ozone measuring devices using the spectrophotometry method usually use a filter to use light with a wavelength around 254 nm from a low-pressure mercury lamp. Since the chemiluminescent measurement method utilizes a gas phase reaction, it cannot be immediately applied to the measurement of ozone in water. (Problems to be Solved by the Invention) Ozone measurement by spectrophotometry has low sensitivity. Furthermore, various ions coexist in water. Some of these coexisting substances, such as chromium ions (), manganese ions (), and phthalic acid, have an absorption coefficient equal to or higher than that of ozone for 254 nm ultraviolet rays.
Therefore, when trying to measure ozone in water by spectrophotometry, the coexisting substances interfere, making it impossible to accurately measure the ozone concentration. An object of the present invention is to provide a measuring device that can selectively and highly sensitively measure ozone with less interference from coexisting substances in water. (Means for Solving the Problems) The device of the present invention includes a permeation section that brings sample water into contact with a gas that does not react with ozone through a microporous organic or inorganic polymer membrane that does not react with ozone; It includes a reaction cell that causes the gas that has passed through the transmission section to react with ethylene gas, an ethylene derivative gas, or a nitrogen monoxide gas to emit light, and a detection means that detects light from the reaction cell. As the gas that does not react with ozone, air, nitrogen, rare gas, etc. can be used. Air may contain trace amounts of ozone, so when using air, it must be passed through an ozone decomposer using activated carbon or soda lime. (Function) When the sample water is brought into contact with a gas that does not react with ozone through the microporous polymer membrane in the permeation section, the ozone in the sample water passes through the microporous polymer membrane and moves into the gas. The gas that has passed through the permeation section will contain ozone in the sample water, so this gas is introduced into the reaction cell, and ethylene (C 2 H 4 ) is introduced into the reaction cell.
When gas, ethylene derivative gas, or nitric oxide (NO) gas is introduced, the ozone in the gas that has passed through the permeation section reacts with the ethylene gas, ethylene derivative gas, or nitric oxide gas to emit light. The chemiluminescence phenomenon caused by the reaction between ozone and ethylene gas, ethylene derivative gas, or nitrogen monoxide gas is well known. It is used as an ozone analyzer to measure ozone. Chemiluminescence between ozone and ethylene or ethylene derivatives emits continuous spectrum light in the wavelength range of 300 to 600 nm, while chemiluminescence between ozone and nitric oxide spreads over a wide range of 600 nm to 3 μm and 1.2 μm.
Continuous spectrum light with a peak is emitted. (Embodiment) FIG. 1 shows an embodiment of the present invention. Reference numeral 2 denotes a transmission section, and this transmission section 2 consists of a double tube consisting of an inner microporous Teflon (trade name of polytetrafluoroethylene, manufactured by du Pont) tube 4 and an outer Teflon or glass tube 6. There is. As the inner microporous Teflon tube 4, for example, Japan Gore-Tex's TB series (porosity 70%, maximum pore diameter 3.5 μm) is used.
and TA series (porosity 45%, maximum pore diameter 3.5μm)
etc. can be used. For example, TB002
has an inner diameter of 2 mm and an outer diameter of 3 mm. Since the length of the microporous Teflon tube 4 affects the sensitivity, it is used at an appropriate length. For example, the length
It is 50cm. Air as a first gas is supplied to the inside of the microporous Teflon tube 4 via an ozone decomposer 8. The ozone decomposer 8 has activated carbon 8a on the upstream side.
is filled, and the downstream side is filled with silica gel 8b. The ozone decomposer 8 is for decomposing ozone in the air. Sample water is flowed into the outer tube 6 by a suction pump 10. Air as a second gas is blown into the sample water by a pump 12 via an ozone decomposer 14. This ozone decomposer 14 is the ozone decomposer 8
is the same as In the permeation section 2, the sample water into which air is blown through the outside comes into contact with the air passing through the inside through the microporous Teflon membrane of the microporous Teflon tube 4, and the ozone in the sample water is transferred to the inside air. I will move to. The gas that has passed through the inside of the microporous Teflon tube 4 of the permeation section 2 is guided to the reaction cell 18 via the moisture remover 16. The moisture remover 16 is a double tube consisting of a Nafyon tube (trade name of du Pont) 20 with an inner diameter of 2 mm and an outer diameter of 3 mm, and an outer glass, Teflon or other plastic tube 22 with an inner diameter of 5 mm. The Nafion tube 20 is a sulfonated microporous Teflon tube, and has a dehydrating effect to selectively permeate moisture in the gas phase. Air drawn by the pump 24 flows through the filter 26 on the outside of the Nafhillon tube 20, and the gas that has passed through the permeation section 2 passes through the inside of the Nafhillon tube 20.
At this time, moisture in the gas passing inside the Nafhillon tube 20 is removed through the wall surface of the Nafhillon tube 20. Gas from the permeation section 2 is introduced into the reaction cell 18 via the moisture remover 16, and ethylene gas is also supplied to cause a chemical reaction with ozone in the gas to cause light emission. Pump 2 is installed in the reaction cell 18.
8 is provided for exhaustion. The light emitted from the reaction cell 18 is detected by a photomultiplier tube 30, and the signal from the photomultiplier tube 30 is guided to a recorder. Connections between the permeation section 2 and the ozone decomposer 8, between the permeation section 2 and the moisture remover 16, and between the moisture removal device 16 and the reaction cell 18 are made using Teflon tubes. If the pipe diameters between the parts to be connected are different, they can be connected using different diameter joints. As the gas introduced into the reaction cell to cause chemiluminescence with ozone in the gas introduced from the transmission section 2, an ethylene derivative gas such as isobutylene or dimethyl butene, or nitrogen monoxide gas is used instead of ethylene gas. It's okay. The appropriate flow rate of the gas introduced into the reaction cell 18 from the permeation section 2 is 0.1 to 2/min at atmospheric pressure. FIG. 2 shows the relative sensitivity when the length of the microporous Teflon tube 4 in the transmission section 2 is changed in this example. The microporous Teflon tube 4 is TB002, and the flow rate of air passing inside it is 0.6/min at atmospheric pressure, and the flow rate (atmospheric pressure) of air in the sample water passing through the outside is "air"/"sample water". ”=0.5. According to this result, as the microporous Teflon tube 4 becomes longer, the amount of ozone transferred from the sample water outside the microporous Teflon tube 4 to the gas inside increases, and the sensitivity increases. Recognize. FIG. 3 shows the change in sensitivity with respect to the flow rate ratio between the sample water flowing outside the microporous Teflon tube 4 and the gas (in this case air, atmospheric pressure) blown into the sample water. However, the microporous Teflon tube 4 is TB002, its length is 50 cm, and the flow rate of gas passing inside the microporous Teflon tube 4 is 0.6/min at atmospheric pressure. According to these results, it can be seen that as the amount of gas blown into the sample water increases, the sensitivity increases. Figure 4 shows the relationship between ozone concentration and relative sensitivity. The sensitivity shows linearity over a wide range of ozone concentrations. However, the microporous Teflon tube 4 is TB002, its length is 50 cm, the flow rate of air passing through the inside is 0.6/min at atmospheric pressure, and the flow rate of air (atmospheric pressure) in the sample water passing through the outside is " Air” / “Sample water”
= 0.5. In the low ozone concentration region (broken line area) in FIG. 4, there is a problem in the linearity of the ozone generation source itself. The ozone detection limit in this example was approximately 0.3 ppb when the signal-to-nozzle (S/N) ratio was 3. FIG. 5 shows a transparent section 32 in another embodiment. This transmission part 32 also consists of an inner microporous Teflon tube 4 and an outer Teflon tube 6, like the transmission part 2 in FIG. The sample water blown into the tube passes through the microporous Teflon tube 4, and the air as the first gas, which is led to the reaction cell via the moisture remover, passes through the outside of the microporous Teflon tube 4. 8 and 14 are ozone decomposers, 12 is a pump that blows air into the sample water, and 10 is a pump that flows the sample water. FIG. 6 shows a transmission section 34 in yet another embodiment.
represents. A plurality of microporous holographic fibers 36 are bundled, and sample water into which air as a second gas is blown through an ozone decomposer flows inside the holographic fibers 36.
Air is supplied as the first gas through the ozone decomposer and led to the reaction cell via the moisture remover, and flows through the outside of the reactor 6. In this case as well, the first gas may be allowed to flow inside the holofiber fiber 36, and the sample water into which the second gas has been blown may be allowed to flow outside. The material for the microporous hollow fiber 36 is preferably Teflon or cellulose acetate. In this embodiment, ozone is transferred from the sample water to the first gas through the microporous membrane of the holofiber fiber 36. FIG. 7 shows a transmission section 38 in still another embodiment.
represents. Sample water is passed through the tube 40, and air is blown into the sample water by a pump 44. The air blown by the pump 44 is supplied via an ozone decomposer. A probe 39 is inserted into the tube 40 downstream from the position where air is blown by the pump 44 . A microporous polymer membrane 42 made of Teflon or the like is provided at the tip of the probe 39, and tubes 39a and 39b are provided within the probe 39. The air supplied through the ozone decomposer is tube 39
a, flows along the microporous polymer membrane 42,
It exits from the tube 39b and is led to the reaction cell via a water remover. (Effects of the Invention) In the present invention, by bringing the sample water into contact with a gas that does not react with ozone through a microporous polymer membrane, ozone is transferred from the sample water into the gas.
Ozone was detected and measured using chemiluminescence method. As a result, in the present invention, ozone in water can be measured with high precision and high sensitivity. The table below shows the comparison results of the interference effects of coexisting substances when using the device of the present invention and when using the conventional ultraviolet absorption spectrophotometry (measured at 260 nm). The values in the table below are shown by replacing 1000 ppb of coexisting substances with ozone concentration (ppb).
【表】【table】
【表】
また、本発明装置で、塩素濃度を70000ppbと
した場合でも、それに対応するオゾン濃度は
1.6ppbであつた。
このように、本発明の装置では共存物質による
干渉が非常に小さいため、水中のオゾンを高精度
に測定することができる。[Table] Furthermore, even if the chlorine concentration is set to 70,000 ppb using the device of the present invention, the corresponding ozone concentration is
It was 1.6 ppb. In this way, in the device of the present invention, since interference by coexisting substances is extremely small, ozone in water can be measured with high precision.
第1図は本発明の一実施例を一部を断面で示す
概略図、第2図は同実施例における微孔性テフロ
ン管の長さと相対感度の関係を示す図、第3図は
試料水に対する吹込み空気量と相対感度の関係を
示す図、第4図はオゾン濃度と相対感度の関係を
示す図、第5図ないし第7図はそれぞれ他の実施
例における透過部を示す概略断面図である。
2,32,34,38……透過部、4……微孔
性テフロン管、6……テフロン管、16……水分
除去装置、18……反応セル、30……光電子増
倍管、36……微孔性ホロフアイバ、42……微
孔性高分子膜。
Fig. 1 is a schematic diagram showing a part of an embodiment of the present invention in cross section, Fig. 2 is a diagram showing the relationship between the length of the microporous Teflon tube and relative sensitivity in the same embodiment, and Fig. 3 is a diagram showing the relationship between sample water and relative sensitivity. FIG. 4 is a diagram showing the relationship between ozone concentration and relative sensitivity, and FIGS. 5 to 7 are schematic cross-sectional views showing the transmission part in other examples. It is. 2, 32, 34, 38...Transmission section, 4...Microporous Teflon tube, 6...Teflon tube, 16...Moisture removal device, 18...Reaction cell, 30...Photomultiplier tube, 36... ...Microporous holographic fiber, 42...Microporous polymer membrane.
Claims (1)
は無機の高分子膜を介してオゾンと反応しない第
1のガスと接触させる透過部と、 この透過部を経た前記第1のガスをエチレンガ
スもしくはエチレン誘導体ガス又は一酸化窒素ガ
スと反応させて発光させる反応セルと、 この反応セルからの光を検出する検出手段とを
備えた水中オゾンの測定装置。 2 前記透過部に入る試料水にはオゾンと反応し
ない第2のガスを吹き込む特許請求の範囲第1項
に記載の水中オゾンの測定装置。 3 前記微孔性高分子膜が管状体として形成さ
れ、試料水がその管状体の外側を流れ、前記第1
のガスがその管状体の内側を流れる特許請求の範
囲第1項又は第2項に記載の水中オゾンの測定装
置。 4 前記微孔性高分子膜が管状体として形成さ
れ、試料水がその管状体の内側を流れ、前記第1
のガスがその管状体の外側を流れる特許請求の範
囲第1項又は第2項に記載の水中オゾンの測定装
置。 5 前記微孔性高分子膜の管状体が複数本重ねら
れて使用される特許請求の範囲第3項又は第4項
に記載の水中オゾンの測定装置。 6 前記透過部において前記微孔性高分子膜がプ
ローブの先端に取りつけられ、このプローブ内を
前記微孔性高分子膜に沿つて第1のガスが流れ、
このプローブの先端が試料水中に浸漬されて使用
される特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
水中オゾンの測定装置。 7 前記透過部と前記反応セルの間には水分除去
器が設けられている特許請求の範囲第1項又は第
2項に記載の水中オゾンの測定装置。[Scope of Claims] 1. A permeation section that brings sample water into contact with a first gas that does not react with ozone through a microporous organic or inorganic polymer membrane that does not react with ozone; 1. A measuring device for ozone in water, comprising: a reaction cell that emits light by reacting the gas of No. 1 with ethylene gas, an ethylene derivative gas, or a nitrogen monoxide gas; and a detection means that detects light from the reaction cell. 2. The underwater ozone measuring device according to claim 1, wherein a second gas that does not react with ozone is blown into the sample water entering the permeation section. 3. The microporous polymer membrane is formed as a tubular body, the sample water flows outside the tubular body, and the first
The underwater ozone measuring device according to claim 1 or 2, wherein the gas flows inside the tubular body. 4 The microporous polymer membrane is formed as a tubular body, the sample water flows inside the tubular body, and the first
The apparatus for measuring ozone in water according to claim 1 or 2, wherein the gas flows outside the tubular body. 5. The underwater ozone measuring device according to claim 3 or 4, wherein a plurality of tubular bodies of the microporous polymer membrane are used in a stacked manner. 6 The microporous polymer membrane is attached to the tip of a probe in the permeation section, and the first gas flows within the probe along the microporous polymer membrane;
The apparatus for measuring ozone in water according to claim 1 or 2, wherein the tip of the probe is used by being immersed in sample water. 7. The underwater ozone measuring device according to claim 1 or 2, wherein a water remover is provided between the permeation section and the reaction cell.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109386A JPS62215853A (en) | 1986-03-18 | 1986-03-18 | Apparatus for measuring ozone in water |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109386A JPS62215853A (en) | 1986-03-18 | 1986-03-18 | Apparatus for measuring ozone in water |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62215853A JPS62215853A (en) | 1987-09-22 |
JPH054023B2 true JPH054023B2 (en) | 1993-01-19 |
Family
ID=13161120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109386A Granted JPS62215853A (en) | 1986-03-18 | 1986-03-18 | Apparatus for measuring ozone in water |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62215853A (en) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02240537A (en) * | 1989-03-14 | 1990-09-25 | Fuji Electric Co Ltd | Analysis apparatus for ozone in solution |
JPH02240538A (en) * | 1989-03-14 | 1990-09-25 | Fuji Electric Co Ltd | Analysis apparatus for ozone in solution |
EP1243917A1 (en) * | 2001-03-23 | 2002-09-25 | Instrumentarium Corporation | Nitric oxide analyzer |
CN104941387A (en) * | 2015-07-14 | 2015-09-30 | 北京世纪金光半导体有限公司 | Gas filtering device for single crystal furnace vacuum system |
-
1986
- 1986-03-18 JP JP6109386A patent/JPS62215853A/en active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62215853A (en) | 1987-09-22 |
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