JPH0540200U - 液体注出装置 - Google Patents

液体注出装置

Info

Publication number
JPH0540200U
JPH0540200U JP8868591U JP8868591U JPH0540200U JP H0540200 U JPH0540200 U JP H0540200U JP 8868591 U JP8868591 U JP 8868591U JP 8868591 U JP8868591 U JP 8868591U JP H0540200 U JPH0540200 U JP H0540200U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
pouring
valve
beer
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8868591U
Other languages
English (en)
Inventor
守克 堀野
鹿毛  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Kirin Brewery Co Ltd
Priority to JP8868591U priority Critical patent/JPH0540200U/ja
Publication of JPH0540200U publication Critical patent/JPH0540200U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭酸ガスを使用することなく液体を収納容器
より排出する。 【構成】 液体注出装置2を液体収納容器Aに装着し、
ハンドル56を下向きに作動させる。弁子36がスピア
バルブ6のパッキング85を押し下げスピアバルブ6を
開く。空気ポンプ46を作動させ加圧空気を液体収納容
器A内に挿入し、ビール上面Hを押し下げる。ビールB
はスピアバルブ6、弁子36、ビール管64を通り注出
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は液体例えば生ビールを注出する装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、生ビール注出装置は収納容器に装備されたスピアバルブと言う連結部材 にディスペンスヘッドと言う液注出装置を取り付け、別置きの炭酸ガスボンベか ら容器内に炭酸ガスを注入してその圧力によりビールを注出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ビール収納容器が大形の場合は装置全体が大形となるため炭酸 ガスボンベの重量は問題にはならないが、家庭用で使用するビール収納容器では 、容器が小形で軽量であるため、重量物である炭酸ガスボンベの軽量化が望まれ ていた。
【0004】 本考案は上記事情に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは重 量物である炭酸ガスボンベを使用することなく収納容器から液体を注出する装置 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するため手段】
上記課題を達成するため、本考案は、収納容器に取り付け、収納容器内の液体 上面に気体を注入し、収納容器底面近傍に立ち下げた吊り下り管より液体を注出 する液体注出装置において、収納容器内に圧縮空気を注入する逆止弁付き空気ポ ンプと、液体を注出するための収納容器底部より下方に注出弁を有する注出管を 備え、前記空気ポンプを作動させて液体を注出する構成を採用している。
【0006】
【作用】
収納容器の装着部に連結部材(スピアバルブ)を連結し液体注出装置を装着す る。空気ポンプを作動させ、収納容器内に圧縮空気を注入する。注出管の下部に 取り付けられた注出弁を開く。液体は収納容器内の圧縮空気を注入し続けること により注出され続ける。また、注出当初空気ポンプを作動させ、その後作動を中 止したとしても、徐々に収納容器内の圧力は低下し、大気圧力以下になると、空 気が空気ポンプの吸入口より流入し収納容器内の圧力は大気圧力に維持される。 このため、サイホン現象により収納容器内の液体は注出され続ける。一旦注出を 中止したとしても、注出弁が収納容器の底部より下部にあるため、この間の注出 管の液体は排出されないため、再度の注出においてサイホン現象が再度働き、排 出される。
【0007】
【実施例】
次に本考案に関わる液体注出装置の1実施例を生ビール注出装置について、図 1乃至図6に基づき説明する。
【0008】 図1は生ビール注出装置2の注出弁4を生ビ−ル樽Aの最下部A1より下方に 位置させるために、台Bに載置された状態を示す。 図2は生ビール注出装置2を樽Aに取り付けられたスピアバルブ6に装着され た正面断面図を、図3は同側面断面図を、図4は同平面図を、図5は図2のA− A断面図を示す。
【0009】 図6は生ビール注出装置2をスピアバルブ6を介して装着された生ビール樽の 断面図を示す。 図2において、番号8はビール注出装置2のハウジングであり、内筒10がハ ウジング8の上部内側に刻設された内ネジ12を介し、内筒10の下部外側に刻 設された外ネジ14により螺合されている。
【0010】 この内ネジ12はハウジング8の上部に設けられた円筒部16の内側に刻設さ れ、その下部には円筒部16より内径・外径とも大きな円筒部18が延設されて いる。
【0011】 そして、この円筒部18の内側下方には薄肉状のリング20が突設され、生ビ ール注出装置2の作動時に加圧空気が漏れるのを防止するためのパッキング22 を保持している。
【0012】 さらに円筒部18の下端には、四方の一方(図2の右側)が解放された内溝2 4が円筒部18の下端と欠円リング26により構成されている。この内溝24は 生ビール注出装置2がビール樽Aに取り付けたスピアバルブ6の上面フランジ2 8を抱えるように左側より右向きに水平移動することにより装着するものである 。
【0013】 内筒10は外側円筒部30と内側円筒部32から構成され、それぞれの下端は 底板34により軸心が一致するように密閉連絡されている。この外側円筒30の 下方外周には前記ハウジング8に螺合させるための外ネジ14が刻設され、内側 円筒部32の内面は弁子36に取り付けられた2個のOリング38,39を円滑 に摺動させるために平滑に加工されている。
【0014】 そして、図5に示すように外側円筒部30と内側円筒部32は一か所(図5に おいては右側)において連絡されており、貫通孔40が穿設され、通孔40の入 口42の内面は管用内ネジ43が刻設され、外側円筒部30を貫通し、エルボ4 4が螺合されている。このエルボ44の他端には通常灯油に使用されている合成 樹脂製空気ポンプ46が取り付けられ、この合成樹脂製空気ポンプ46はその入 口48および出口50にはそれぞれ逆止弁51,52が取り付けられている。
【0015】 また、外周円筒部30の上部一方(図2および図4においては右側)に後述す る弁子36のハンドル56が揺動させるため切欠54が刻設されれている。 弁子36は摺動片58と作動片60より構成され、摺動片58は軸芯に貫通孔 62が穿設され、その上端は管用ネジ(図示していない)が刻設され、ビール管 64が螺合されている。
【0016】 このビール管64は一方が短い逆U字型の形状に曲げられ、長い方の端片には 注出弁4が螺合されている。 そして、摺動片58の外側上部には、リング66,67が間隔あけて設けられ 、この間に内筒10の点Pに設けられた軸受(図示していない)を中心に揺動す るハンドル56が通過し、このハンドル56の揺動にともない弁子36が上下動 するようになっている。
【0017】 摺動片58の下方には、Oリング38,39の移動を防止するための4個のリ ング80,81,82,83がOリング厚さの間隔をあけて2対となって設けら れている。摺動片58の下端は外ネジが刻設され、作動片60が作動片60の内 ネジ68を介して摺動片58に取り付けられている。
【0018】 作動片60の内ネジ68の下部には頭切円錐筒部70を、さらにその下部には 円筒部72を有している。 そして、頭切円錐筒部70と円筒部72の連絡部には多数の孔74,74…が 穿設されたフランジ76が取り付けられ、このフランジ76の外周には逆頭切円 錐筒部78が設けられている。この逆頭切円錐筒部78は、生ビール注出装置2 の作動時にパッキング22をスピアバルブ6の上面フランジ28に押し付け、加 圧空気が外部に漏れるのを防止するためのものである。
【0019】 次に、本考案の作動について説明する。 ビール樽Aを台Bの上に載置する。スピアバルブ6の上面フランジ28がハウ ジング8の内溝24に収納されるように生ビール注出装置2を図2の左側より右 向きに移動させ、生ビール注出装置2をスピアバルブ6を介し、生ビール樽Aに 装着する。この際、作動片60の円筒部72は弁子36が上側位置に停止してい るため、挿入に支障とはならない。
【0020】 注出弁4を開く。次に、ハンドル56を下向きに作動させる。すると、ハンド ル56は図示していない外側円筒部30の上端に設けられた軸受け部の点Pを支 点として揺動する。弁子36は摺動片58に設けられたリング66,67により 内筒10の内側円筒部32に案内され下向きに摺動する。この時、弁子36の作 動片60の下端部に位置している円筒部72はスピアバルブ6の開閉パッキング 84の上面を押す。この開閉パッキング84は圧縮バネ86により上向きに付勢 させることによりビール樽を閉止しているものであるから、この作動により生ビ ール樽Aは開く。
【0021】 次に、空気ポンプ46を手により圧縮する。すると、空気ポンプ46内の空気 圧により、入口逆止弁51は閉止し、出口逆止弁52は解放される。このため、 加圧空気はエルボ44、貫通孔40、円筒部18内に至り、さらに、フランジ7 6の多数の孔74を通過し、スピアバルブ6内に入る。そして、このスピアバル ブ6の円筒部88の側面に穿設された多数の貫通孔90を通り、ビールCの上面 Hに至る。空気ポンプ46をの圧縮動作を終了し空気ポンプ46より手を離すと 、入口逆止弁51は解放され、出口逆止弁52は閉止する。このため、外気は空 気ポンプ46内に導かれる。
【0022】 この空気ポンプ46の圧縮・解放動作を繰り返すと、生ビール樽A内の空気圧 は徐々に高くなり、ビールの上面Hを押し下げられる。すると、ビールCのスピ アバルブ6の吊り下がり管92の下端開口部94、吊り下がり管92の上端側部 に穿設された多数の貫通孔96…を通り、作動片60の円筒部72、頭切円錐筒 部70内を通過し、さらに、摺動片58の貫通孔62、ビール管64、注出弁4 を通過し、ヒールジョッキDに注出される。この一連の動作が完了すると、空気 ポンプ46を圧縮しなくてもサイホン現象により、ビールの注出は続けられる。
【0023】 ビールジョッキDが満杯となると、注出弁4を閉止する。別のジョッキを用意 し、再度注出弁4を開くと、ビール管64内にビールが残っているため、空気ポ ンプ46を圧縮しなくても注出は開始する。
【0024】 長期に生ビールを注出しない場合は、ハンドル56を上向きに揺動させる。す ると、弁子36は上向きに垂直移動し、スピアバルブ6の開閉パッキング84は 圧縮バネ86の付勢力により上昇し、スピアバルブ6は閉止する。その後、生ビ ール注出装置2を図2左向きに水平移動させ、生ビール注出装置2を生ビール樽 Aより取り外し、生ビール樽Aを例えば冷蔵庫に保存する。
【0025】
【考案の効果】
以上に述べた通り、本考案を使用すれば、加圧ポンプにより加圧空気を生ビー ル樽内に供給するものであるから、重量物のため搬送が困難であった炭酸ガスボ ンベを用意する必要がなく、しかも、注出当初のみこの加圧ポンプを作動させれ ば良いこととなったため、注出作業が極端に簡素化された。
【0026】 そして、サイホン現象によるビールのガス抜けを嫌う場合にはこの加圧ポンプ の圧縮・解放動作し続ければ良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の液体注出装置の使用状態を示す正面図
を示す。
【図2】本考案の液体注出装置を液体収納容器に装着し
た一部拡大断面正面図を示す。
【図3】本考案の液体注出装置を液体収納容器に装着し
た一部拡大断面側面図を示す。
【図4】本考案の液体注出装置の平面図を示す。
【図5】図2のA−A断面図を示す。
【図6】本考案の液体注出装置を液体収納容器に装着し
た断面正面図を示す。
【符号の説明】
A…生ビール樽 C…ビール H…ビール上面 2…生ビール注出装置 4…注出弁 6…スピアバルブ 8…ハウジング 10…内筒 36…弁子 46…空気ポンプ 51…入り口逆止弁 52…出口逆止弁 64…ビール管 92…吊り下がり管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納容器に取り付け、収納容器内の液体
    上面に気体を注入し、収納容器底面近傍に立ち下げた吊
    り下がり管より液体を注出する液体注出装置において、
    収納容器内に空気を注入する逆止弁付き空気ポンプと、
    液体を注出するための収納容器底部より下方に注出弁を
    有する注出管を備え、前記空気ポンプを作動させて液体
    を注出することを特徴とする液体注出装置。
  2. 【請求項2】 注出当初前記空気ポンプを作動させ、そ
    の後サイホン現象によりに液体を注出することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の液体注出装
    置。
  3. 【請求項3】 空気ポンプが手動ポンプであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の液体注出
    装置。
JP8868591U 1991-10-29 1991-10-29 液体注出装置 Pending JPH0540200U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8868591U JPH0540200U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 液体注出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8868591U JPH0540200U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 液体注出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0540200U true JPH0540200U (ja) 1993-05-28

Family

ID=13949696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8868591U Pending JPH0540200U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 液体注出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0540200U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160063243A (ko) * 2014-11-26 2016-06-03 사파스고교 가부시키가이샤 액체 취출 시스템 및 액체 취출장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58137425A (ja) * 1982-02-09 1983-08-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 排ガス用フイルタ装置
JPH0231425U (ja) * 1988-08-23 1990-02-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58137425A (ja) * 1982-02-09 1983-08-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 排ガス用フイルタ装置
JPH0231425U (ja) * 1988-08-23 1990-02-27

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160063243A (ko) * 2014-11-26 2016-06-03 사파스고교 가부시키가이샤 액체 취출 시스템 및 액체 취출장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MX2010005848A (es) Aparato para servir vino por copa a partir de una botella, u otro liquido que puede ser afectado por oxigeno.
US3768706A (en) Methods of and apparatus for dispensing potable liquids
US4997111A (en) Liquid dispensing apparatus
CZ284145B6 (cs) Narážecí zařízení pro stáčecí ventil Keg
US2022208A (en) Pump for thermal jugs
JPH0540200U (ja) 液体注出装置
CN2176330Y (zh) 气压出料瓶
CN216724196U (zh) 一种便携式饮料调制器
US6820774B2 (en) Beverage dispensing apparatus
US7232046B1 (en) Pressurized dispenser for beverage bottle
JP2002337991A (ja) 飲料注出装置
RU185465U1 (ru) Устройство для розлива пенящихся и/или газированных напитков через дно тары
US2078013A (en) Beverage forming means
JP3941469B2 (ja) トリガー式ディスペンサー
RU115346U1 (ru) Перепускной кран для выдачи напитка из емкости
JPH0330320Y2 (ja)
CN219154965U (zh) 一种把手一体式啤酒桶
RU110732U1 (ru) Кран для разлива пищевых продуктов
CN220703226U (zh) 一种酒桶的出酒结构
US2081000A (en) Beer faucet
CN219134796U (zh) 一种把手分体式啤酒桶
RU192737U1 (ru) Аппарат для ручного розлива пенящихся и/или газированных напитков
CN2182173Y (zh) 桶装啤酒自流取酒器
JPS6333645Y2 (ja)
JPH0433078Y2 (ja)