JPH0538459A - 粉砕機用衝撃部材 - Google Patents

粉砕機用衝撃部材

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JPH0538459A
JPH0538459A JP3197960A JP19796091A JPH0538459A JP H0538459 A JPH0538459 A JP H0538459A JP 3197960 A JP3197960 A JP 3197960A JP 19796091 A JP19796091 A JP 19796091A JP H0538459 A JPH0538459 A JP H0538459A
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impact
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impact blade
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cemented carbide
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JP3197960A
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Tetsunori Kitada
哲則 北田
Kazutaka Nakano
員登 中野
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Nippon Tungsten Co Ltd
Original Assignee
Nippon Tungsten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐用性に優れた粉砕機の衝撃部構造の提供。 【構成】 基体の衝撃面を超硬合金部材によって形成し
た衝撃刃と、回転盤の表面に同衝撃刃の植込み部周辺に
形成した硬質肉盛り部との組み合わせ構造によって、衝
撃刃自体の改質のみではなく、衝撃刃の植込み部周辺の
耐摩耗性のバランスが最も良く採れて、衝撃部材の長寿
命化をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭、コークス等の粉
砕に使用する粉砕機に取り付けられる衝撃部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の粉砕機は、通常、図3に示すよ
うな断面構造を有し、衝撃刃aを同心円周上に2〜3周
列取付けた回転盤bと、ケーシングcの内壁に取り付け
た固定盤dとから構成され、側面の投入口eから投入さ
れた原料は、高速回転する衝撃刃aと衝突して粉砕さ
れ、排出口fから排出される。
【0003】従来、この種の衝撃刃a及び回転盤bは、
実開昭56−98344号公報や実開昭59−2083
9号公報に記載されているように、刃先の鋼材を熱処理
や肉盛を施すことにより硬さを高めているが、この程度
では耐摩耗性が充分とはいえない。又、特開昭61−2
87458号公報、実開昭62−5831号公報および
特公平2−46258号公報に、刃先に超硬合金を埋め
込み方式により取り付けた記載がなされているが、これ
らはいずれも、超硬合金のチップ(小片)を複数個埋設
したものであり、埋設基体である鋼材は依然として、刃
先として露出している。そのため刃先の露出鋼材部が優
先的に選択摩耗が進行し、使用中にチップが脱落し、そ
の脱落したチップにより、他の刃先に悪影響(例えばチ
ップ同士の衝突による欠損発生など)を与えることがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、石炭等の被
破砕物の衝撃力を受けて摩耗し易く、一定程度以上に摩
耗が進行した場合には、破砕効率が低下するために、衝
撃刃a,回転盤bを頻繁に交換しなければならず、稼動
効率及び生産効率が低下してしまうという欠点がある。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、
耐用性に優れた粉砕機の衝撃部構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基体(衝撃刃
本体)の衝撃面のほぼ全面を超硬合金部材によって形成
した衝撃刃と、回転盤の表面に同衝撃刃の植設部周辺に
形成した凸起状の硬質肉盛り部との組み合わせ構造によ
ってその目的を達成した。
【0007】基体の衝撃面全面を形成する超硬合金部材
としては、1.8GPa以上の抗折強度とHR A86以
上の硬さを有する成形焼結したWCーCo合金部材であ
って、これをロー付けもしくは拡散接合等によって基体
表面と冶金的に接合したことを特徴とするものである。
【0008】また、回転盤表面に形成する硬質肉盛り部
はHR C57の硬さを有するWCーNiーCrーCoー
Fe系等の溶着棒材を肉盛溶接等の手段で形成する。
【0009】さらに、この硬質肉盛り部は円盤表面に対
して2〜3mm突出しているのが耐摩耗性の点から望ま
しい。
【0010】衝撃刃は、耐摩耗性が必要なことを考える
と、超硬やセラミックス製の一体ものを使用することが
よいと思われるが、石炭やコークス等の塊に衝突すると
その衝撃で破断することがあるので靱性が必要であり、
そのため鋼製基体の衝撃面に超硬合金部材を接合した構
造のものが極めて有効であることを、本発明者は見い出
した。
【0011】
【作用】本発明は、かかる粉砕機における衝撃刃自体の
摩耗、破断に対する耐抗性の向上、特に硬さの増大は、
円盤の衝撃刃の植設部分の周辺の極端な摩耗の進行をも
たらすという現象を確認の結果完成したものである。
【0012】すなわち、かかる型の粉砕機の寿命は、衝
撃刃自体の改質のみではなく、衝撃刃の植設部周辺の耐
摩耗性のバランスが最も重要である。
【0013】そのバランスは、石炭、コークス等の通常
の破砕機の作働条件下にあっては衝撃刃の衝撃面の硬さ
と回転盤の植設周辺の表面硬さが10:9の関係にある
とき、その寿命が長くなる。
【0014】
【実施例】添付図は本発明の実施態様を示す。
【0015】図1は衝撃刃1を円周面に植設した回転盤
2を平面から示す。衝撃刃は、内周側にも同心円周上に
複数列取り付けられるが、本実施例では、最外周に設け
た場合を示す。複数列を同心円周上に設けた方が粉砕効
率は大きくなる。
【0016】同図において、最も摩耗が激しい最外周の
衝撃刃1の植設部周辺表面に円盤回転方向と円盤中心方
向に略15mmの幅で勾玉状に、40WC−7Ni−4
Co−10Cr−残Fe(wt%)なる組成の凸起状の
硬質肉盛り部3を肉盛溶接によって形成している。ま
た、衝撃刃1において、衝撃を受ける刃基体4の前面に
2mmの厚さの超硬合金部材5を全面ロー付けしてい
る。
【0017】図2は図1をA−A線から見た衝撃刃1の
植設部分の拡大図である。抗折強度2.25GPa,H
R A88の88wt%WC−12wt%Co超硬合金部
材5は刃基体4の前面と基部6の表面にわたって形成し
ている。
【0018】上記図1と図2に示すφ600mmで厚さ
が30mmの回転盤2に、約25×17mmで長さが1
30mmの衝撃刃1に、幅が15mm、厚さが3mmの
肉盛り部3を有する本発明の実施例を用い、回転数27
00rpm、被粉砕物粒度3mm、処理量120kg/
Hの条件でコークス粉砕テストを行った。比較のために
従来の高マンガン鋼からなる衝撃刃を同一条件で粉砕テ
ストを行った結果、本実施例品は衝撃刃1の超硬合金部
材5にほとんど摩耗はみられず、回転盤の硬質肉盛り部
3は若干摩耗していたが、900時間の使用にも耐え
た。これに比べ比較品は、衝撃刃が著しく摩耗し、約1
00時間の使用で使用不能となり、また回転盤は500
時間の使用で衝撃刃の近辺部が摩耗して使用不能となっ
た。
【0019】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0020】(1)硬質肉盛り部と超硬合金部材との相
乗効果によって衝撃部材の耐用性を高めることができ
る。
【0021】(2)衝撃刃等の寿命による交換頻度が減
少して、保守の省力化が計られる。
【0022】(3)電動機入力が安定しているため、原
料投入量を多くできる。
【0023】(4)従って、生産効率を向上でき、製造
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 衝撃刃を円周面に植設した円盤を平面から示
す図である。
【図2】 図1をAーA線から見た衝撃刃の植設部分の
拡大図である。
【図3】 粉砕機の一般構造を示す。
【符号の説明】
1 衝撃刃 2 回転盤 3 硬質肉盛り部 4 衝撃刃本体(基体) 5 超硬合金部材 6 基部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の衝撃面のほぼ全面を超硬合金部材
    によって形成した衝撃刃と、回転盤の表面に同衝撃刃の
    植設部周辺に形成した硬質肉盛り部との組み合わせ構造
    を有する粉砕機用衝撃部材。
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