JPH0536468A - 面状ヒータ装置 - Google Patents

面状ヒータ装置

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Publication number
JPH0536468A
JPH0536468A JP18893191A JP18893191A JPH0536468A JP H0536468 A JPH0536468 A JP H0536468A JP 18893191 A JP18893191 A JP 18893191A JP 18893191 A JP18893191 A JP 18893191A JP H0536468 A JPH0536468 A JP H0536468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
temperature
plate body
resistance value
heating element
Prior art date
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Pending
Application number
JP18893191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetsugu Yoshiike
英嗣 吉池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP18893191A priority Critical patent/JPH0536468A/ja
Publication of JPH0536468A publication Critical patent/JPH0536468A/ja
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 面状ヒータを容易にかつ正確に温度制御を行
なえる面状ヒータ装置を提供する。 【構成】 板体1を、銅、アルミニウムなどの熱伝導の
良好な材質にて形成する。板体1の下面に、板体1より
小型の板状の発熱素子Rを貼着し面状ヒータ本体Hを構
成する。最高温部となる発熱素子Rの略中央に、正特性
の第1のサーミスタTH1 を取り付け、最低温部となる板
体1の端部に、正特性の第2のサーミスタTH2 を取り付
ける。第1のサーミスタTH1 の抵抗値のみが増加して
も、第2のサーミスタTH2 の抵抗値が増加しなければ、
合成抵抗値としては大きな値とならない。板体1の最高
温部のみが上昇しても、発熱体Rの電力の供給を制御し
ないので、立上がり特性は低下しない。最低温部のよう
に、温度上昇が小さく放熱容量が大きくても、合成抵抗
値は安定して上昇するので、温度リップルを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面状ヒータの温度を制
御する制御手段を備えた面状ヒータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の面状ヒータは、たとえばPPC
の原稿定着用などのOA機器に用いられている。
【0003】そして、従来、面状ヒータの温度を制御す
る場合、サーミスタの抵抗値の変化により発熱体に供給
する電力を制御している。
【0004】ところが、面状ヒータの面積が広い場合、
放熱面積自体も広くなり、周囲環境条件によっては面状
ヒータに高温部と低温部とが存在し、高温部と低温部の
温度差が非常に大きくなる。
【0005】このため、高温部にサーミスタを配設する
と温度の上昇が早くサーミスタは早いうちから発熱体へ
の電力の供給を制御するためヒータの立上がり特性が低
下する。
【0006】一方、低温部にサーミスタを配設すると温
度の上昇が遅くなり温度変化が小さいため温度リップル
が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、高温部
にサーミスタを配設すると立上がり特性が低下し、反対
に、低温部に配設すると温度リップルが発生し温度制御
が難しい問題を有している。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、面状ヒータでも容易にかつ正確に温度制御を行なえ
る面状ヒータ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の面状ヒータ装置
は、熱伝導の良好な板体およびこの板体に取り付けられ
この板体を加熱する発熱体を有する面状ヒータ本体と、
この面状ヒータ本体の高温部に取り付けられこの高温部
の温度を検出する第1のサーミスタと、前記面状ヒータ
本体の低温部に取り付けられこの低温部の温度を検出す
る第2のサーミスタと、前記第1のサーミスタおよび前
記第2のサーミスタの合成抵抗値を検出して前記発熱体
を制御する制御手段とを具備したものである。
【0010】
【作用】本発明は、第1のサーミスタで面状ヒータ本体
の高温部の温度を検出し、第2のサーミスタで面状ヒー
タ本体の低温部の温度を検出し、制御手段は第1のサー
ミスタおよび第2のサーミスタの合成抵抗値を検出して
発熱体を制御するため、容易に正確に面状ヒータ本体の
温度を制御する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の面状ヒータ装置の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0012】まず、面状ヒータについて図1および図2
を参照して説明する。
【0013】図1および図2において、1は矩形平板状
の板体で、この板体1は、たとえば銅、アルミニウムな
どの熱伝導の良好な材質にて形成されている。そして、
板体1の下面には、この板体1よりやや小型の発熱体と
しての板状の抵抗体からなる発熱素子Rが貼着されてい
る。そうして、板体1および発熱素子Rで面状ヒータ本
体Hを構成している。
【0014】また、最高温部となる発熱素子Rの略中央
には、正特性の第1のサーミスタTH1 が取り付けられ、
最低温部となる発熱素子Rが貼着されていない板体1の
端部には、同様に正特性の第2のサーミスタTH2 が取り
付けられている。
【0015】そして、面状ヒータ本体Hの温度を制御す
る制御回路について説明する。
【0016】商用交流電源Eの両端間には、トライアッ
クTA1 を介して発熱素子Rが接続されている。そして、
トライアックTA1 には、抵抗R1、フォトトライアックPT
1 および抵抗R2が並列に接続され、抵抗R1およびフォト
トライアックPT1 の接続点は、トライアックTA1 のゲー
トに接続されている。
【0017】また、商用交流電源Eの出力端子間には、
4つのダイオードD1,D2,D3,D4からなる全波整流用の
ダイオードブリッジDBが接続され、このダイオードブリ
ッジDBの出力端子間には、抵抗R3を介して、平滑用のコ
ンデンサC1が接続されている。さらに、このコンデンサ
C1に並列に、抵抗R4、トランジスタTR1 およびツェナダ
イオードZD1 からなる低電圧回路およびICからなる定
電圧出力用の3端子レギュレータIC1 が接続されてい
る。また、3端子レギュレータIC1 の出力端子間には、
平滑用のコンデンサC1が接続されている。
【0018】そして、この平滑用のコンデンサC2には、
抵抗R5およびサーミスタTH1 ,TH2の直列回路と、分圧
用の抵抗R6,R7の直列回路とが並列に接続されている。
また、抵抗R5およびサーミスタTH1 の接続点は、コンパ
レータとなるオペアンプOP1の反転入力端子に接続さ
れ、抵抗R6および抵抗R7の接続点は抵抗R8を介してオペ
アンプOP1 の非反転入力端子に接続されている。さら
に、オペアンプOP1 の非反転入力端子と出力端子との間
には帰還抵抗R9が接続され、オペアンプOP1 の出力端子
は、発光ダイオードLED1、フォトトライアックPT1 にフ
ォトカップリングされた発光ダイオードLED2および抵抗
R10 を介して3端子レギュレータIC1 の出力端子に接続
されている。そして、オペアンプOP1 、フォトトライア
ックPT1 および発光ダイオードLED2などにて、制御手段
Cを構成している。
【0019】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0020】まず、商用交流電源Eからの電力をトライ
アックTA1 を介して発熱素子Rに供給する。面状ヒータ
本体Hが低温状態の場合は、第1のサーミスタTH1 およ
び第2のサーミスタTH2 のいずれもが低抵抗状態なの
で、オペアンプOP1 の非反転入力端子に入力される電圧
より、反転入力端子に入力される電圧の方が高いので、
オペアンプOP1 の出力端子からは、Hレベル出力を行な
い、発光ダイオードLED1,LED2のいずれも点灯させな
い。したがって、フォトトライアックPT1 はオフ状態を
保ち、トライアックTR1 は最大出力で発熱素子Rに電力
を供給する。そして、図4に示すように、発熱素子Rの
温度Aの上昇にともない、板体1の温度Bが上昇する。
【0021】一方、板体1の温度が上昇すると、まず、
第1のサーミスタTH1 の抵抗値が上昇し、続いて、第2
のサーミスタTH2 の抵抗値が上昇し、2つの第1のサー
ミスタTH1 および第2のサーミスタTH2 の合成抵抗値に
従い、オペアンプOP1 の出力はHレベルからLレベルに
変化させる。そして、第1のサーミスタTH1 および第2
のサーミスタTH2 のいずれも抵抗値が上昇し、オペアン
プOP1 の出力端子の出力がLレベルに変化した後は、発
光ダイオードLED2を発光させ、フォトトライアックPT1
をオンさせて、トライアックTA1 のゲート電流をフォト
トライアックPT1 にバイパスさせて発熱素子Rへの電力
の供給を停止する。
【0022】したがって、板体1の最高温部の温度の上
昇により第1のサーミスタTH1 の抵抗値のみが増加して
も、板体1の最低温部の温度が上昇せず第2のサーミス
タTH2 の抵抗値が増加しなければ、第1のサーミスタTH
1 および第2のサーミスタTH2 の合成抵抗値としては大
きな値とならないため、板体1の最高温部のみが上昇し
ても、発熱素子Rの電力の供給を制御しないので、立上
がり特性は低下しない。
【0023】また、板体1の最低温部のように、温度上
昇が小さく放熱容量が大きくても、最高温部は放熱容量
より発熱量の方がはるかに大きいため、第1のサーミス
タTH1 の抵抗値が増加すると第1のサーミスタTH1 およ
び第2のサーミスタTH2 の合成抵抗値は安定して上昇す
るので、温度リップルを生ずることもない。
【0024】次に、他の実施例を図5および図6を参照
して説明する。
【0025】この実施例は、図5および図6に示すよう
に、板体11の裏面に突部12およびこの突部より内方の凹
部13が形成されている。そして、突部12の先端面に発熱
素子Rが貼着されたものである。そうして、板体11およ
び発熱素子Rで面状ヒータ本体Hが形成される。
【0026】このように、板体11に突部12および凹部13
を形成することにより、突部13の発熱素子Rに生じた熱
は、板体11の板厚の薄い凹部13にも集まるので、板体1
全体としての熱の分布が均一になり、板体1全体として
の温度が均一になる。
【0027】したがって、この図5および図6に示す板
体1を用いれば、最高温部および最低温部の温度差が小
さくなるので、図1ないし図3に示すように、最高温部
および最低温部にそれぞれ第1のサーミスタTH1 および
第2のサーミスタTH2 を取り付ければ、より正確に温度
制御を行なうことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の面状ヒータ装置によれば、第1
のサーミスタで面状ヒータ本体の高温部の温度を検出
し、第2のサーミスタで面状ヒータ本体の低温部の温度
を検出し、制御手段は第1のサーミスタおよび第2のサ
ーミスタの合成抵抗値を検出して発熱素子を制御するた
め、急速に温度上昇する高温部、または、発熱量と放熱
量の差が小さい低温部のいずれか一方の状態によらない
ため、立上がり特性が低下したり、温度リップルを生じ
ないので、容易に正確に面状ヒータ本体の温度を制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面状ヒータ本体の一実施例を示す底面
図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上面状ヒータに関する電気回路を示す回路図
である。
【図4】発熱体および板体の温度と時間との関係を示す
グラフである。
【図5】他の実施例の面状ヒータ本体を示す底面図であ
る。
【図6】同上側面図である。
【符号の説明】
1 板体 C 制御手段 H 面状ヒータ本体 R 発熱体としての発熱素子 TH1 第1のサーミスタ TH2 第2のサーミスタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱伝導の良好な板体およびこの板体に取
    り付けられこの板体を加熱する発熱体を有する面状ヒー
    タ本体と、 この面状ヒータ本体の高温部に取り付けられこの高温部
    の温度を検出する第1のサーミスタと、 前記面状ヒータ本体の低温部に取り付けられこの低温部
    の温度を検出する第2のサーミスタと、 前記第1のサーミスタおよび前記第2のサーミスタの合
    成抵抗値を検出して前記発熱体を制御する制御手段とを
    具備したことを特徴とする面状ヒータ装置。
JP18893191A 1991-07-29 1991-07-29 面状ヒータ装置 Pending JPH0536468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18893191A JPH0536468A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 面状ヒータ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP18893191A JPH0536468A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 面状ヒータ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0536468A true JPH0536468A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16232403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18893191A Pending JPH0536468A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 面状ヒータ装置

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JP (1) JPH0536468A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EA011874B1 (ru) * 2006-04-03 2009-06-30 Мермейд Ко., Лтд. Обжарочный аппарат

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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