JPH0535826Y2 - - Google Patents

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JPH0535826Y2
JPH0535826Y2 JP8755989U JP8755989U JPH0535826Y2 JP H0535826 Y2 JPH0535826 Y2 JP H0535826Y2 JP 8755989 U JP8755989 U JP 8755989U JP 8755989 U JP8755989 U JP 8755989U JP H0535826 Y2 JPH0535826 Y2 JP H0535826Y2
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cooking
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shaft
plate
rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は野菜調理器の改良に関する。
<従来の技術> 薄切り、おろし、みじん切り等の加工を行うに
際して、調理の効率化、調理加工の安全性の上か
ら手回し式のフードプロセツサーが普及しつつあ
る、これは、本体内部の野菜等の被加工物を収容
する部分を有し、この収容部内部は、回転する調
理用刃が設けられたものである。調理用刃の回転
は、外部に設けられたハンドルを回すことによつ
て行われる。しかしこのような手回し式のフード
プロセツサー等を用いて調理を行うのは、力を要
し、主婦のみならず成人男子によつても容易な作
業ではなかつた。
最近では、このような点を顧みて電動式のフー
ドプロセツサーが普及しつつある。これは、本体
内部に電動機を有し、この電動機によつて調理用
刃の駆動を行うものである。
<考案が解決しようとする課題> ところで、上述の如く当初より専用の電動機を
備えたフードプロセツサーは、形も大きくなり、
値段も高価なものとなつていた。又食卓等への持
ち運びも重たいため面倒なものであつた。考えて
みるに手動式の手軽さと、電動式の調理用刃駆動
の簡便を両立しえたものは未だ皆無であつた。本
考案は上記課題の解決を目的とする。
課題の解決にあたつて、出願人(考案者)は最
近食卓に備えられつつある電動式のコーヒー・ミ
ルに着目した。即ち最近食卓に普及し、小型で、
構造も簡単な電動式のコーヒー・ミルに着目し、
この電動式のコーヒー・ミルから駆動力を得る創
作を為した。このようなコーヒー・ミルは、小型
化を進めるために挽き加減の設定手段を持たず、
コーヒー豆の収容部分を外部から眺めて、適当と
思つたところでスイツチを切る仕組みとなつてい
る。従つてスイツチの構造も入・切の操作を瞬時
に行えるものが採用されている。即ちコーヒー豆
の上記収容部分を更に覆う透明のハウジングを押
さえ付けることによつて、電源が「入」状態にな
り、手を離すことによつて電源が「切」状態にな
るのである。この構造スイツチの構造をそのまま
利用することが可能であれば、野菜調理において
も俊敏なスイツチ操作が行え、小型化に加え、非
常に利点のあるものである。
上述の電動式のコーヒー・ミルとしては、第1
1図に示すものが一般的である。これは、本体a
上部に透明な別体の容器bが載せられ、更にこの
容器bの上に透明な別体のカバーcが覆われるの
である。
第12図は、この一部切欠正面図である。容器
bは内部底部に豆挽き用の回転刃dを持ち、この
回転刃dの軸eの一端が、容器b底面から下方に
突出する。この軸e一端が、短円筒体fを有し、
この短円筒体fは底面に適宜数の爪gが形成され
ている。本体aの上部には、容器bの底部hを受
容することが可能な受容凹部iが形成されてい
る。この凹部i内部底面の中心から上部に向かつ
て、本体a内部のモーターmの回転軸jが突出し
ている。この回転軸j先端には、上記容器bの短
円筒体fと接続する接続部kが設けられている。
接続部kは、先端に開口部nを有し、この開口部
n内底部付近は、開口部n内底面を放射状の適宜
数区画に分割する区画壁pが設けられている(第
13図にコーヒー・ミル本体aの斜視図を示す)。
本体a上部縁の適宜位置には、本体a内部に通
じる孔sの一端が開口している。この孔sの内部
には、摺動杆tが設けられており、その先端は当
たりuが孔s内部の開口部v付近から外部を臨
む。この当たりuへ外部から力を加わることによ
つて、摺動杆tが本体a内部へ摺動し、電源をモ
ーターmへ短絡せしめる。
一方前述のカバーcの縁には押圧用爪rが下方
にむかつて突出している。
容器bへコーヒー豆を収容した後、容器b底部
hを受容凹部iへ挿入し、本体aと容器bとの接
続をなす。この接続に際して、短円筒体f先端
が、接続部k先端の開口部n内に受容され、爪g
が開口部n内底部の区画壁pと係合する。
容器bを本体aへ接続した後容器bの上からカ
バーcをかぶせる。このカバーcを上から手で押
さえ付けることによつて、押圧用爪rが当たりu
を押し込み、電源を「入」状態にすることができ
る。
このようなコーヒー・ミルは、前述の小型化を
維持する上で上記形状・構造が一定化しているの
である。即ち挽き加減の設定手段を排除するた
め、スイツチの切・入操作を鋭敏に行え、同時に
収容しているコーヒー豆の挽き状態を外部から容
易に眺めることができるものであるという制約に
よつて上記構造が定着している。
上述のような電動式のコーヒー・ミルから駆動
力を得るに際してそのスイツチ構造の適合及び、
駆動速度の適正化について、従来何等技術的解決
が図られておらず、本考案はその解決を直接の目
的とする。即ちコーヒー・ミルとして使用する際
のスイツチ操作と同様の俊敏なスイツチ操作が野
菜調理器として使用する際にも得られるものとす
ること及び野菜の調理加工に適当な駆動速度とし
てコーヒー・ミルから駆動力を得ることを損なう
ことなく、電電動式のコーヒー・ミルとの接続が
可能な野菜調理器を得ることを目的とする。
その際に、上記のコーヒーミルの場合には、容
器bの容量が小さく、本体aよりも少し小さい程
度の外径を有しているもので足りるが、野菜調理
器の場合には、これより容器は、より大きな容量
を必要とし、本体aよりも大きな形状とすること
は勿論、この大きな容器から操作して、本体aの
スイツチを操作し得るようにしておく必要があ
る。
<課題を解決するための手段> 本考案は、次の構成を有する野菜調理器を提供
することにより、上記の課題を解決する。
本考案の野菜調理器は、底部4を有する調理
器本体1と、回転軸5と、この回転軸に接続さ
れると共に上記の底部4から下方に突出するた
軸接続手段10と、小突起13を有するスイツ
チ部とを備える。上記の調理器本体1が、野菜
等の被加工物収容室3′と、調理用刃6とを備
える。この調理用刃6が、上記回転軸5に固定
されると共に被加工収容室3′内に配位されて
いる。上記底部4が、中空で且つ被加工物収容
室3′の底部を形成するものである。上記スイ
ツチ部が板状体11と付勢体17とを有し、こ
の板状体11の一端12が上記の底部4内部の
底面40に軸止されており、この板状体11の
他端11′が底部4の内部に底面40から遠ざ
かるように発条15等の付勢手段により常時規
制を受けるものである。上記の小突起13が、
この板状体11の一端12と他端11′との間
に下方を向けて形成されていると共に、底部4
の中心と底部4の外周との略中央の位置から外
部底4′を貫いて下方に突出しているものであ
りる。上記付勢体17が被加工物収容室3′外
側面或いは底部4外側面にて上下に摺動可能に
設けられ、この摺動によつてその下端17′が
上記板状体11の軸止されていない他端11′
を押圧しこれを押し下げることが可能なるもの
であるである。
さらに上記回転軸5が、プーリー或いはギヤ
等の伝達手段を介して上記の軸接続手段10に
接続されるようにすることも可能である。
<作用> 本考案においては、既存の電動式のコーヒー・
ミルを何ら改良することなく、これに本考案の野
菜調理器を接続して、野菜調理器側の操作によつ
てコーヒー・ミルの電動機の電源スイツチを操作
することが可能となつた。即ち、野菜調理器本体
の付勢体17を押し下げると、板状体11の一端
が下方に下がり、小突起が下方に突出する。この
小突起の突出によつて、コーヒー・ミルの電動機
の電源スイツチを操作することができる。このと
き、小突起13が、この板状体11の一端12と
他端11′との間に下方を向けて形状されている
と共に、底部4の中心と底部4の外周との間の略
中央の位置から外部底4′を貫いて下方に突出し
ているものであるため、第1図に示すように、野
菜調理器の外径がコーヒー・ミルの外径の約2倍
のものとしても有効に使用できるものである。
既存の電動式のコーヒー・ミルを何等改良す
ることなく、これに野菜調理器を接続し、野菜
調理器においてコーヒー。ミルの駆動力を野菜
調理器に適切な速度にして野菜調理器用刃を駆
動することが可能となつた。
<実施例> 以下に図面を参照して、この考案の好適な実施
例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、形状、材
質、その相対配置などは、特に特定的な記載がな
いかぎりは、この考案の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎな
い。
第1図へ本考案の一実施例を示す。第2図はこ
の実施例の外観を示している。ここでは、野菜調
理器本体1がコーヒー・ミル本体aに装着された
状態を示している。ここに示すコーヒー・ミル本
体aは、既述の第11図、第12図及び第13図
において説明したものと同一のものである(コー
ヒー・ミル本体aに関する各部の記号及び名称は
第11図、第12図及び第13図で用いたものと
対応している)。
野菜調理器本体1は、頭部2、胴部3及び底部
4からなる短円柱状体である。胴部3は、その内
部に調理加工を行う被加工物収容室3′を有し、
表面は透明で外部から収容されている野菜等被加
工物の調理状態を見ることが出来るものである。
収容室3′内は、中央上下に回動自在に軸止され
た回転軸5が配されている。回転軸5は、その周
面適宜位置へ後述する適宜調理用刃6が設けられ
たものであり、この調理用刃6の回転を担うべ
く、調理用刃6を支持している。
頭部2は、胴部3との間に収容室3′内部を外
部と隔て且つ回転軸5の上端5″を支持する隔壁
7を有する。勿論不必要であればこの隔壁7を設
けずに実施し、回転軸5上端5″は別手段にて支
持する構成を取つてもよい。隔壁7の一部は、頭
部2上面から胴部3内部へ通じる通路3と、収容
室3′とを結ぶ開口9が形成されている。
上記本体1底部4は、収容室3′の底と対応し
これを支持する基台をなしている。この底部4の
底4′は、コーヒー・ミル本体aの上部に当接す
る。コーヒー・ミル本体aに対して野菜調理器本
体1が安定するように、コーヒー・ミル本体a上
部を受容する凹みを底4′へ設けても効果的であ
る(図示しない)。又上記と同じ目的から前述の
コーヒー・ミル本体aの凹部i内部と対応する凸
部を底4′へ設けても効果的である(図示しな
い)。上記回転軸5の下端5′先端は、この底4′
より外部へ露出し、先に短円筒体10が設けられ
ている。これは第12図において示した、短円筒
体fと同様の構成・目的のものである。即ち第1
図中既にコーヒー・ミル本体aの接続部kと短円
筒体10とが接続されている状態を示しているた
め現れていないが、先端に短円筒体fと同様適宜
数の爪(爪gと同じ)を有するのである。従つ
て、コーヒー・ミル本体aの前述の区画壁pと短
円筒体10の爪とは係合し、これによつて、コー
ヒー・ミルのモーターmが回転した際その駆動力
を回転軸5へ伝導することが可能となつている。
第1図に示す通り、底部4は内部中空に形成さ
れており、その内部底部40に長尺条の板状体1
1が軸止されている。詳述すると板状体11の一
端がヒンジ12を介して内部底部40へ回動可能
に固定されている。この板状体11は下方を臨む
側の適当な位置へコーヒー・ミルの開口部v(正
確には当たりu)に対応する小突起13を有す
る。板状体11の軸止されていない方の端11′
は、底部4の側面に設けられた切欠部14から外
部へ突出している。板状体11のこの端11′は、
発条15によつて常時上方に押し上げられてい
る。発条15はここでは、圧縮発条を図示した
が、板状体11上方に引き発条を設けてこれに代
えてもよいし、ヒンジ12へ蔓巻発条を設けるこ
とによつてこれに代えることも可能である。板状
体11は適当な形状を持ちあるいは適当な位置に
配され、前述の回転軸5の下端5′を避け、これ
とは接触しない構成をとる(第1図においてクロ
スしているが、平面視した際下端5′と板状体1
1が接触していない)。コーヒー・ミル本体aか
ら調理本体1を離した場合の便を考慮して、回転
軸5の下端5′よりも丈の長いスカート部を底部
4底4′周縁に延設し、調理器は自立可能として
も効果的である。又このような構成に代え、底部
4底4′周縁の適宜位置へ脚を設けて、回転軸5
の下端5′が、直接調理器の載置面に当接しない
ように構成しても同様の効果が得られる。
調理器の頭部2及び胴部3側面には、上下に走
る中空の管部16,16′が設けられており、こ
の内部には、長尺杆である付勢体17が遊嵌して
いる。この付勢体17の先端17′は、管部16
の下部開口部から突出し、上記板状体11の端1
1′へ当接する。即ち管部16,16′は、頭部2
及び胴部3側面において、上記端11′に向かつ
て上下に一直線となるように形状されている。管
部16′の上部開口部から付勢体17の後端1
7″が突出している。
この後端17′を下方へ押圧することによつて、
付勢体17は調理器本体1側面に沿つて下降し、
発条15に逆らつて端11′を押し下げる。この
とき、小突起13は、コーヒー・ミル本体aの開
口部v内へ入り込み、当たりuを押圧する。こう
して、モーターmは電源と短絡する。第1図では
省略しているが、第2図に示すプラグwより電源
は供給される。勿論乾電池を使うものとして実施
することも可能である。
付勢体17が管部16,16′より脱落しない
ための実施例を第3図及び第4図へ示す。先ず第
3図のものから説明する。これは第1図のX方向
から管部16を透視した状態を示している。管部
16内の下方開口部付近へ、管部16内の他の部
分より幅或は断面の大きい部屋18が設けられて
いる。この部屋18と管部分16の他の部分との
間に生じる段部19に当接し且つ一旦部屋18へ
入り込めば抜脱不可能な逆鉤20を付勢体17先
端17′は有する。
次に第4図の実施例について説明する。上記第
3図に示すものは第1図のX方向から見た際逆鉤
20が付勢体17両脇に突出し、部屋18もこれ
に対応するように付勢体17両脇に広がりを持つ
ものであつた。この第4図に示すものは、この第
3図に掲げた図と直交する方向から眺めた方向に
上記逆鉤20が突出し、部屋18もこれに対応す
る広がりを持ち段部19を形成してなる。従つて
第3図に示す方向から見て付勢体17先端17′
の裏側へ逆鉤20は突出し、段部19もこれに対
応して、先端17′の裏側に位置するのである。
上述の第3図及び第4図に示す構成を採るに際
し、管部16或は付勢体17のいずれか一方或は
双方を適度な弾性を有する素材によつて構成して
おけば効果的である。
第5図に、付勢体17についての他の実施例を
示す。調理器本体1の頭部2は、胴部3から取り
外しが簡単な構造のものとし、胴部3の管16の
上方開口部と対応する位置即ち第1図の実施例の
管部16′の有つた部分に前述のコーヒー・ミル
のカバーcの押圧爪rと同様の押圧爪21を形成
しておく。22は押圧爪21の支持体である。頭
部2は単に胴部3の上へ載せてあるだけのもので
もよいし、押圧爪21と反対側の縁に適宜ヒンジ
を設けてこのヒンジによつて胴部3と連結されて
あるものであつてもよい。この場合隔壁7は胴部
3へ設けておけばよい。このような構成を採るこ
とによつて、頭部2を胴部3へ押し付けること
で、付勢体17を摺動し、モーターmを電源へ短
絡することができる。
第6図へコーヒー・ミル本体aからの駆動力を
適当な速度に変換して回転軸5へ伝えるための実
施例を示す。これは、プーリー23,23′,2
4,24′を用いて変速をなすものである。以下
詳述する。底部4内部に設けられたプーリー23
と、プーリー23′、プーリー24とプーリー2
4′は、それぞれ一対となつて使用される。即ち
各プーリー23,23′,24,24′は、円錐台
或は円錐台に準じた形状に形成され、プーリー2
3とプーリー23′とは円錐台の頂部同士が向き
合つた状態で、軸25に夫々固着されている。同
様にプーリー24とプーリー24′とは、軸25
に夫々固着されている。プーリー23とプーリー
23′とは、常時発条等(図示しない)の付勢を
受け、互いに当接するよう規制されている。プー
リー24とプーリー24′の双方いずれか一方は
発条等(図示しない)の付勢を受け、円錐台の頂
部同士が一定間隔離れるよう常時規制されてい
る。軸25と軸26とは互いに適宜間隔を隔て
て、底部4内へ回動可能に立設されている。プー
リー23及びプーリー23′がなす周面と、プー
リー24及びプーリー24′がなす周面とには環
状のベルト27が掛けられている。他方回転軸5
の下端5′には歯車28が設けられており、この
歯車28と係合する歯車29がプーリー24或は
軸26に固定されている。
プーリー23′或は軸25には、歯車30が固
定されている。底部4の底4′中央或は中央付近
には、軸31が遊嵌している。この軸31の上端
には歯車32が設けられている。この歯車32が
歯車30と係合する。
軸31の下端には、前述の第1図の実施例で掲
げた短円筒体10が設けられている。短円筒体1
0とコーヒー・ミルの接続部kとの接続によつて
駆動された歯車32は歯車30を駆動して軸25
を回転させる。こうして回転力を得たプーリー2
3,23′はベルト27を駆動し、駆動力をプー
リー24,24′へ伝える。これによつて軸26
は回転し、その歯車29はこの回転力を歯車28
へ伝え、回転軸5を回転させる。
プーリー24′は、近傍に押圧手33の先端が
位置している。この押圧手33を動かし、プーリ
ー24′を付勢してこれをプーリー24へ近付け
ることによつてベルト27は、プーリー24,2
4′の最大径部分に掛かることになる。このとき、
プーリー23,23′はベルト27の引き力の増
大によつて発条の付勢に逆らい互いの間隔を広げ
る。こうしてプーリー23,23′の最小径部分
へベルト27が掛かることになる。
従つて押圧手33の調節によつて回転軸5の回
転速度を無段変速することが可能である(第6図
は、第1図のものを別角度から見たものであり、
第1図の構成は図面の煩雑化を避けるために省略
してある。勿論第1図の構成とは別のスイツチ構
成を持つものに第6図のプーリーを用いた変速構
造を実施しもよい)。
上記押圧手33の構成を第7図を用いて詳述す
る。この押圧手33は先端が軸26と遊嵌してい
る。環状部33′がその遊嵌をなす。この第7図
では、図面の煩雑化を避けるためプーリー24′
は省略してある。押圧手33の後端33″は底部
4の側面に斜めに形成された長孔34から外部へ
突出する。押圧手33を支持し、その支点となる
支持隆起部35が底4′に設けられている。
上述のような構成の押圧手33の後端33″を
外部から揺動することによつて、支持隆起部35
を支点として、押圧手33先端の環状部33′が
プーリー24′を前記発条に逆らつて付勢するの
である。
ここでプーリー使用による無段変速が可能であ
るものとしたが、支持隆起部35或は、長孔34
の長手方向に適宜間隔の凹部或は凸部を形成し、
押圧手33へこれら凹部或は凸部と対応する凸部
或は凹部を設け、双方の凹凸が係合する構造を採
り、段階変速可能としても効果的である(図示し
ない)。又プーリー23,23′及びプーリー2
4,24′以外にも同一構造のプーリー対を更に
介して実施することも可能である。
第8図、第9図及び第10図へ調理用刃の実施
例を掲げる。夫々頭部2を外した状態を示してい
る。
第8図は、おろし用の調理用刃6を設けたもの
である。これは、回転軸5上部へ固定された円盤
であり、上面へ適宜数の小孔40を有し、その近
傍に適宜数の調理刃41が突出するものである。
上面で加工された野菜等は小孔40から下に落と
される。
第9図は、みじん切り用の構成である。回転軸
5の周面に挟持部6′が設けられ、これに調理用
刃6のブレードが保持される。
第10図は薄切り用の調理刃6を設けたもので
ある。これは、回転軸5上部へ軸された円盤であ
り、上面へ円盤中心から放射方向に延びる長孔4
2を有し、その長孔42の内部上方へブレード4
4が固定されている。このブレード44によつて
スライスされた野菜等は長孔42から下へ落ち
る。
上記第8図、第9図及び第10図の夫々の調理
用刃6は、一つの調理器に対して交換可能なもの
として実施しても効果的である。
<考案の効果> 本考案の実施によつて、 既存の電動式のコーヒー・ミルを何等改良す
ることなく、これに野菜調理器を接続し、野菜
調理器においてコーヒー・ミルの電動機に電源
を短絡する操作が可能となつた。
既存の電動式のコーヒー・ミルを何等改良す
ることなく、これに野菜調理器を接続し、野菜
調理器においてコーヒー・ミルの駆動力を野菜
調理に適切な速度にして野菜調理用刃を駆動す
ることが可能となつた。
従つて上記の効果によつて、食卓に普及し
つつあるコーヒー・ミル本体を利用することがで
きるものとなつた。即ちこれと適合して駆動力を
得 ことが可能となり、余分なスペースを要せ
ず、即ち野菜調理器の重量・形状を手回し式の野
菜調理器程度の大きさのまま、厄介であつた手回
し操作の排除を実現した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、考案の一実施例を示す一部切欠正面
図であり、第2図はその正面図である。第3図
は、付勢体周辺の一実施例を示す要部端面図であ
り、第4図は付勢体周辺の他の実施例を示す要部
縦断面図である。第5図は、付勢体周辺の更に他
の実施例を示す全体正面図である。第6図は、変
速機構についての一実施例を示す一部切欠正面図
であり、第7図は、その要部斜視図である。第8
図は、調理用刃についての一実施例を示す分解斜
視図であり、第9図は、他種の調理用刃を用いた
一実施例を示す分解斜視図であり、第10図は、
更に他の種類の調理用刃を用いた一実施例を示す
分解斜視図である。第11図は、電動式のコーヒ
ー・ミル(コーヒー豆挽き)の全体斜視図であ
り、第12図は、その一部切欠分解正面図であ
る。第13図は、電動式のコーヒー・ミル本体の
斜視図である。 1……本体、3……胴部、4……底部、5……
回転軸、5′……下端、5″……上端、6……調理
用刃、10……短円筒体、11……板状体、1
1′……端、12……ヒンジ、13……小突起、
15……発条、16,16′……管部、17……
付勢体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底部4を有する調理器本体1と、回転軸5
    と、この回転軸に接続されると共に上記の底部
    4から下方に突出するた軸接続手段10と、小
    突起13を有するスイツチ部とを備え、 上記の調理器本体1が、野菜等の被加工物収
    容室3′と、調理用刃6とを備え、 この調理用刃6が、上記回転軸5に固定され
    ると共に被加工物収容室3′内に配位され、 上記底部4が、中空で且つ被加工物収容室
    3′の底部を形成するものであり、 上記スイツチ部が板状体11と付勢体17と
    を有し、この板状体11の一端12が上記の底
    部4内部の底面40に軸止されており、この板
    状体11の他端11′が底部4の内部の底面4
    0から遠ざかるように発条15等の付勢手段に
    より常時規制を受けるものであり、 上記の小突起13が、この板状体11の一端
    12と他端11′との間に下方を向けて形成さ
    れていると共に、底部4の中心から底部4の外
    周の略中央の位置から外部底4′を貫いて下方
    に突出しているものであり、 上記付勢体17が被加工物収容室3′外側面
    或いは底部4外側面にて上下に摺動可能に設け
    られ、この摺動によつてその下端17′が上記
    板状体11の軸止されていない他端11′を押
    圧しこれを押し下げることが可能なるものであ
    るであることを特徴とする野菜調理器。 2 上記回転軸5が、プーリー或いはギヤ等の伝
    達手段を介して上記の軸接続手段10に接続さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の野菜調理
    器。
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