JPH0535797Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は筆状の化粧品塗布用具、特に薄手の化粧
用コンパクト容器内へ収納するに適する化粧品塗
布用具に係る。

「従来の技術」 柄部先端に例えばスポンジ等の塗布部を付設し
た筆状の化粧品塗布用具が知られている。

「考案が解決しようとする問題点」 化粧用コンパクト容器内へ化粧品塗布用具を収
納することは極めて多い。

ところで近時そのコンパクト容器は比較的薄い
ものが好まれるが、このようにコンパクト容器を
薄くすると、該容器内へ収納する化粧品塗布用具
も当然小外径化させなければならないこととな
る。しかしその塗布用具は、化粧するうえで一定
の大きさ、柄の太さ、或いは又強度等が要求され
るから、これらの要求を超えて小外径化すること
は出来ないこととなる。

本案は、これ等の相反する二つの要請を満たす
べく考案した。

「問題点を解決するための手段」 柄部１先端に塗布部２を有する筆状の塗布具
を、その長手方向外面側に屈折可能な薄肉部３を
線状に残して、その中心軸線上で左右に二分割し
た形状の化粧用塗布具であつて、上記分割により
形成された薄肉部３左右の両半用具部４，４は薄
肉部３を中心として上記分割面該当部分５，５を
開閉可能に形成させた。

「作用」 第１図が示すように、線状の薄肉部３左右の両
半用具部４，４の分割面該当部分５，５を開いた
状態での厚さは、第３図が示す、分割面該当部分
５，５を閉じた状態での厚さの二分の一であり、
該第１図の開放状態でコンパクト容器内へ収納
し、又第３図の閉塞状態で化粧品塗布を行うこと
で、既述二つの要請を満たすことが出来る。

「実施例」 本案に係る化粧品塗布用具は、柄部１先端に塗
布部２を有する筆状をなす塗布用具を、その長手
方向外面に屈折可能な薄肉部３を線状に残してそ
の中心軸線上で左右に二分割した形状としたもの
である。

上記分割により形成された薄肉部３左右の両半
用具部４，４は、薄肉部３をを中心として上記分
割面該当部分５，５を開閉可能に形成する。

図示例において、柄部１は、板状の合成樹脂材
で形成させ、両半用具部の柄部分先端から突部１
ａ，１ａを突出させて、これ等両突部に両半用具
部の塗布部分としてのスポンジ板２ａを付設して
いる。

尚図示例では、分割面該当部分５，５を閉じた
第３図状態での断面形状を長方形状としたが、円
形その他の形状であつても差支えない。

「考案の効果」 本案は既述構成としたから、コンパクト容器内
等収納時の化粧品塗布用具の厚さを、化粧を行う
ときの二分の一とすることが出来、よつてその収
納が便利であると共に、化粧を行う際にはその厚
みを倍化できるため、柄部１の太さ、強度等が不
足することで化粧が行い難くなることは全くな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は半用具部展開状態で示す本案塗布用具
の斜視図、第２図は半用具部の開閉途中での斜視
図、第３図は半用具部閉塞状態での斜視図であ
る。 １……柄部、２……塗布部、４……半用具部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 柄部１先端に塗布部２を有する筆状の塗布具
   を、その長手方向外面側に屈折可能な薄肉部３を
   線状に残して、その中心軸線上で左右に二分割し
   た形状の化粧用塗布具であつて、上記分割により
   形成された薄肉部３左右の両半用具部４，４は薄
   肉部３を中心として上記分割面該当部分５，５を
   開閉可能に形成させたことを特徴とする化粧品塗
   布用具。