JPH0535595Y2 - - Google Patents

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JPH0535595Y2
JPH0535595Y2 JP1988164858U JP16485888U JPH0535595Y2 JP H0535595 Y2 JPH0535595 Y2 JP H0535595Y2 JP 1988164858 U JP1988164858 U JP 1988164858U JP 16485888 U JP16485888 U JP 16485888U JP H0535595 Y2 JPH0535595 Y2 JP H0535595Y2
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crimping
terminal
crimp
piston
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種プラントの建設現場において端子
と電線との接続を油圧により行うことができる簡
易な可搬型圧着機に関する。
〔従来技術〕
一般に電線用端子圧着機は、やつとこ状の鋏み
部材の先端に、電線の端部を挿入した端子を保持
させ、手動で強く圧着することにより電線と端子
との間を現場において接続していた。
ところがこのような圧着機により多量の端子を
圧着する作業は比較的疲労の激しいものである。
そこで従来、このような圧着を現場において簡易
に行い得る小型で取り扱い易い可搬型圧着機とし
て、特公昭55−30689号公報記載の安全性を高め
たハンド用空気工具が提案されていた。
これは前記同様に、先端部にやつとこ状の鋏み
部材を有し、該鋏み部材の後部に作業者が把持可
能な空気シリンダを設け、該シリンダ内部のピス
トンを前進させることにより、やつとこ状の鋏み
の下面を回動させ、やつとこ先端部を圧着するも
のである。このやつとこ状部材は、常時その鋏み
部が閉塞されるように付勢され、上端面に突設さ
れた操作舌片を押圧することによりやつとこの鋏
み部を開放して、そこに端子を挿入するものであ
つた。
ところが、このようなやつとこ状鋏み部材とシ
リンダ等を組み合わせた空気工具は、その構造が
複雑となり特殊な形状の部品点数を多く必要と
し、量産性に欠けると共に故障し易い虞があつ
た。
そこで本考案は、構造が簡単で各種プラントの
現場において容易に取り扱うことができる携帯自
在な電線用端子圧着機を提供することを目的と
し、その目的達成のために次の構成をとる。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、電線18の端が挿入された端子17の筒
状部外周を押圧することにより前記端子17と前
記電線18の端とを接続する小型で携帯できる可
搬型の電線用端子圧着機において、外周を作業者
が把持可能な油圧シリンダを有する本体1と、該
本体1の先端部にその厚みが該本体1より著しく
薄く且つコ字状の平面が該本体1の軸線に平行に
形成された枠部2と、一方が前記枠部2の端部に
固定され、他方が前記シリンダのピストン7に連
結されて、互いに接離自在に整合する雄型圧着部
3と雌型圧着部4と、前記他方の圧着部と前記ピ
ストン7との間に介装され該他方が前記一方の圧
着部に弾圧するようにしたバネ5と、前記バネ5
の弾圧力に抗して前記本体1側に前記他方の圧着
部を一方のそれから引き離すために、該他方の外
面に前記本体の外周半径近くまで突設したつまみ
状の圧着部開口手段6と、を具備し、作業者が前
記本体1を把持しつつその把持側の手の指で前記
圧着部開口手段6を前記本体側に引き戻すことが
できるように構成され、該本体1の後端面にのみ
油圧ホースの接続孔10が設けられた電線用端子
圧着機である。
〔作用〕
このようにしてなる圧着機は、圧着部開口手段
6により圧着部をピストン7側に引き寄せること
により第3図に示す如く雄型圧着部3と雌型圧着
部4との間を開口させ、そこに端子17を挿入す
ることができる。そして圧着部開口手段6を戻す
ことにより、端子17を両圧着部3,4間にバネ
5により弾圧させる。そして、ピストン7に油圧
20を加えることにより、それが雄型圧着部3を
押圧して、端子17を変形させ電線18と端子1
7との間を接続するものである。そして、再び圧
着部開口手段6を図において右方に移動させ端子
17を本圧着機から取り外せばよい。
このとき、作業者は片手で本体1の外周を握
り、その握つた手の親指又は人差指でその握つた
状態のままつまみ状の圧着部開口手段を引き寄せ
ることにより、他方の手で端子17の着脱が可能
である。
〔実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の実施例につき説
明する。
第1図は本圧着機の軸断面図であり、第2図は
その平面図、第3図は同圧着機において雄型圧着
部3と雌型圧着部4との間を開いた状態を示し、
第4図は本圧着機の枠部2及び筒部14の斜視略
図、第5図は端子17の一例を示す斜視図であ
る。
この実施例は第1図に示す如くシリンダと本体
1とが一体となり内部にピストン7が挿入されて
いる。この本体1の一端内面にはバネストツパ1
2が螺着され、このバネストツパ12とピストン
7のフランジ部との間にピストン復帰バネ8が位
置されている。更に、ピストン7のリング状溝部
にはOリング9が設けられ、本体1からオイルが
漏れ出すのを防止している。又、本体1の右端に
は接続孔10が設けられ、そこにカツプリング1
6が取付けられる。又このカツプリング16は図
示しない他のカツプリングを介して油圧ホースに
連結される。次に本体1の先端部外周には筒部1
4が螺着されている。この筒部14は第4図に示
す如く、その内周に内ネジが螺刻されると共に、
一端に枠部2が一体的に突設形成されている。こ
の枠部2は平面コ字状に形成されると共に、それ
が筒部14の軸線に平行に突出されている。又、
枠部2の内面には凸状13が対向して一対突設さ
れ、そこに雄部保持体22(第1図)の案内溝が
嵌着されて該雄部保持体22が軸方向に摺動自在
に案内される。また枠部2の先端にはスリツト1
5が設けられ、該スリツト15に第1図に示す如
く雌型圧着部4がビス11を介して固定される。
次に、前記凸状13に案内される雄部保持体22
には、第1図及び第2図に示す如く、その先端に
雄型圧着部3がビス11を介して固定される。
又、雄部保持体22の後端部は小径の筒状に形成
(第1図)され、その閉塞面とピストン7の先端
との間にバネ5が介装される。そしてこのバネ5
により雄部保持体22及び雄型圧着部3を常に雌
型圧着部4に押圧している。又、雄部保持体22
の上端にはツマミ状の圧着部開口手段6が突設さ
れている。この圧着部開口手段6はそれを第1図
矢印方向に引き戻すことができ、それにより第3
図に示す如く、雄型圧着部3と雌型圧着部4との
間を広げ、それらの間に端子17を挿入すること
ができる。
このようにしてなる圧着機は次のように使用さ
れる。
先ず、本体1の後端部にカツプリング16を介
し図示しない油圧ポンプユニツトが連結される。
この油圧ポンプユニツトは公知のものであり、
100V商用電源により高圧の油を本体1内に各種
制御弁を介して出入させるものである。その制御
弁用のスイツチは本体1の表面等に取り付けるこ
とができる。
そこで先ず、圧着部開口手段6であるツマミを
第2図において右方に引き戻し、第3図に示す如
く雄型圧着部3と雌型圧着部4との間を開口す
る。次に第5図に示す端子17を雌型圧着部4の
凹部に嵌着し、圧着部開口手段6を引き戻す。そ
して、両圧着部3,4間に端子17を位置させ
る。このとき両圧着部3,4はバネ5(第1図)
により押圧されている。そこで次に、電線18を
端子17の筒状部に挿入する。次いで、図示しな
い制御弁をONすることにより、本体1に油圧2
0を送り、そのピストン7を左方に移動させる。
すると、ピストン7により雄型圧着部3が押圧さ
れ、両圧着部3,4間に位置した端子17を圧着
する。次に、油圧ユニツトの制御弁をOFF状態
とし、次いで圧着部開口手段6を引き戻して第3
図に示す如く両圧着部3,4間を開放する。そし
て端子17を取り出せばよい。
なお、雄型圧着部3、雌型圧着部4を取り替え
ることにより各種大きさの端子17を圧着するこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案の端子圧着機は以上のような構成からな
り、比較的薄肉の枠部2の端部に雌型圧着部4と
雄型圧着部3とが位置され、それらのうち何れか
一方が可動自在に設けられると共に、圧着部開口
手段6により雄型圧着部3、雌型圧着部4間が開
口するように構成されたから、端子17の筒状部
を容易に挿脱することができる。そしてバネ5の
存在により、雄型圧着部3と雌型圧着部4との間
に一時的に端子17及び電線18を保持し、ピス
トン7より安全に両者間を押圧することができ
る。それらにより、現場において安全に端子を圧
着することができる。
又、特に、本考案の端子圧着機は可動部分の外
周に枠が形成され、その枠部内で可動する圧着部
が常時閉塞されている。そして圧着時にのみ、そ
の圧着部に本体の外周半径近くまで突出したつま
み状の圧着部開口手段6を本体側に引き寄せる作
業を行いつつ、端子を装着することができる。
即ち、片手で本体を把持しつつその把持した親
指又は人差指でつまみを手前に引けば、圧着部開
口手段6を開放できる構造となつている。そのた
め取り扱い易いと共に、ピストンと圧着部との連
結構造を単純化することができ、本圧着機は極め
て簡単な構成からなり、それを軽量に且つ安価に
製造することができる。又、本圧着機は油圧によ
り端子の圧着を行うため、雄型圧着部3と雌型圧
着部4との間に衝撃力が加わることなく、常に一
定の押圧力で端子を圧着することができ信頼性の
高い可搬型圧着機となり得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本圧着機の軸断面図であり、第2図は
その平面図、第3図は同圧着機において雄型圧着
部3と雌型圧着部4との間を開いた状態を示し、
第4図は本圧着機の枠部2及び筒部14の斜視略
図、第5図は端子17の一例を示す斜視図であ
る。 1……本体、2……枠部、3……雄型圧着部、
4……雌型圧着部、5……バネ、6……圧着部開
口手段、7……ピストン、8……ピストン復帰バ
ネ、9……Oリング、10……接続孔、11……
ビス、12……バネストツパ、13……凸状、1
4……筒部、15……スリツト、16……カツプ
リング、17……端子、18……電線、19……
被覆、20……油圧、21……凹部、22……雄
部保持体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線18の端が挿入された端子17の筒状部外
    周を押圧することにより前記端子17と前記電線
    18の端とを接続する小型で携帯できる可搬型の
    電線用端子圧着機において、外周を作業者が把持
    可能な油圧シリンダを有する本体1と、該本体1
    の先端部にその厚みが該本体1より著しく薄く且
    つコ字状の平面が該本体1の軸線に平行に形成さ
    れた枠部2と、一方が前記枠部2の端部に固定さ
    れ、他方が前記シリンダのピストン7に連結され
    て、互いに接離自在に整合する雄型圧着部3と雌
    型圧着部4と、前記他方の圧着部と前記ピストン
    7との間に介装され該他方が前記一方の圧着部に
    弾圧するようにしたバネ5と、前記バネ5の弾圧
    力に抗して前記本体1側に前記他方の圧着部を一
    方のそれから引き離すために、該他方の外面に前
    記本体の外周半径近くまで突設したつまみ状の圧
    着部開口手段6と、を具備し、作業者が前記本体
    1を把持しつつその把持側の手の指で前記圧着部
    開口手段6を前記本体側に引き戻すことができる
    ように構成され、該本体1の後端面にのみ油圧ホ
    ースの接続孔10が設けられた電線用端子圧着
    機。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530689U (ja) * 1978-08-22 1980-02-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473981U (ja) * 1977-11-04 1979-05-25

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JPS5530689U (ja) * 1978-08-22 1980-02-28

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