JPH0535282Y2 - - Google Patents

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JPH0535282Y2
JPH0535282Y2 JP1777087U JP1777087U JPH0535282Y2 JP H0535282 Y2 JPH0535282 Y2 JP H0535282Y2 JP 1777087 U JP1777087 U JP 1777087U JP 1777087 U JP1777087 U JP 1777087U JP H0535282 Y2 JPH0535282 Y2 JP H0535282Y2
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workpiece
base
sphere
holding table
measurement
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、高精度な立体測定を行なう三次元
座標測定機において、測定テーブル上のワークを
置き換えることなくあらゆる面を測定することの
できる三次元座標測定機用ワーク支持装置に関す
る。
〈従来の技術〉 近年、機械装置等の形状が益々複雑になり、よ
り高精度な立体測定のニーズが増加し、高精度測
定の可能な三次元座標測定機が開発されている。
しかし、従来の三次元測定は三次元座標測定機の
測定テーブルにワークを直接載置して、あるいは
工作用のバイス、チヤツク等の治具を流用し、こ
の治具でワークを測定テーブルに固定してから測
定するのが現状であつて、三次元座標測定機用に
開発されたワークの支持装置は未だ例を見ない。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来のように、三次元測定機の測定テーブルに
ワークを載置して測定していたのでは、ワークの
側面に形成してある突部や凹部を測定する場合に
は、ワークを置き換えて測定面を上方に向けない
と測定できない。従つて、測定作業に手間が掛つ
て測定効率が悪い。また、折角、高精度の測定機
を用いているにも拘らず、ワークを置き換える際
に基準点がずれたり、あるいは従来の工作用治具
を流用しているためにワークの保持が不安定とな
つて測定精度が低下する。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、台座に
設けられている球体と、該球体に載置される基台
と、該基台の上面に支持されるワーク保持台とか
らなり、上記球体には表面に磁界を発生させたり
消失する永久磁石を埋設状に有し、上記基台は球
体の表面に磁界が発生している場合に球体に保持
されてワーク保持台の固定用受部を有し、上記ワ
ーク保持台にはワークの保持具を有して固定具に
より基台に着脱可能に固定されるようにしたもの
である。
〈作用〉 球体の表面に磁界を発生させたり消失させたり
して、基台を球体に保持させることができ、基台
に着脱可能に固定したワーク保持台によつて各種
のワークを保持して、ワークを一次元、二次元、
三次元に自由に傾動させることができる。
〈実施例〉 以下、本考案を図面の実施例について説明す
る。
本考案に係る三次元座標測定機用ワーク支持装
置1は、三次元座標測定機(図示せず)の測定テ
ーブルに載置する台座2と、台座2に設けられて
いる球体3と、該球体3に載置される基台4と、
該基台4の上面に支持されるワーク保持台5とか
らなる。
上記球体3は、鉄、鉄合金などからなる磁性体
であつて外面がほぼ完全球面であるが、内部には
非磁性体からなる磁気遮断層6を形成する。図面
の実施例によれば、球体3は、左右のほぼ半球体
3a,3bに板状磁気遮断層6を挟み込んで複数
の組立ボルト7で一体に固定したものある。球体
3には該球体3に水平方向に貫通する横孔8を開
設し、この横孔8には永久磁石9を回転可能に収
設する。
上記永久磁石9は横孔8の内面に密接する弧状
の極部10,10を相反するように設けた断面ほ
ぼ小判状であつて、極部10の一方がN極、他方
がS極である。そして、永久磁石9の左右両端面
に多角形孔11,11を形成し、いずれかの多角
形孔11に工具を挿着して永久磁石9を横孔8内
で回転できるようにする。従つて、上記永久磁石
9を回転すると、永久磁石9の極部10,10が
半球体3a,3bに対向する場合には球体3の表
面に磁界が発生し(第5図鎖線)、極部10,1
0が磁気遮断層6に対向する場合には表面の磁界
が消失する(第5図実線)。
また、上記のような球体3には基台4を載置す
る。基台4は下面に上記球体3に密着する半球状
の窪部12を有し、鉄、鉄合金などの磁性体から
なる。従つて、基台4は上記球体3の表面に磁界
が発生しているときに球体3に固定されるが、永
久磁石9を回転させて磁界を消失した場合には自
由に回転、傾動できる。
基台4の上面にはワーク保持台5の固定用受部
13を設ける。この固定用受部13は、第3図に
よれば、四隅に設けた受雌ネジ部14と、基台4
の適宜位置に設けた固定雌ネジ部15及び横方向
に延在するキー溝16により構成される。
ワーク保持台5は、ワークの保持具17を有
し、固定具18によつて上記基台4に着脱可能に
固定される。ワーク保持台5は、例えば第6図な
いし第8図に示すような小型のバイス19であ
る。バイス19は、上面に保持具17を構成する
固定部20と、左右の側縁に設けたレール21,
21に沿つて移動する可動部22とを有し、ハン
ドル23の回転でネジ杆24が回転すると可動部
22が固定部20に向かつて移動したり、離れる
ように移動して、固定部20と可動部22との間
でワークを強固に固定することができる。また、
固定具18は、第1図ないし第8図の実施例によ
れば、レール21の上面部分に係止するL字状の
係止金具25と、この係止金具25を基台4の固
定雌ネジ部15に螺着する止着ボルト26であ
る。そして、上記止着ボルト26を緩めればワー
ク保持台5としてのバイス19を取り外すことが
できる。
本考案のワーク支持装置1は上記のように構成
したものであつて、球体3の表面に磁界が発生し
ていない場合に、基台4は球体3に対して、球体
3の中心を支点にして各方向に自由に傾動するこ
とができる。従つて、基台4に固定したワーク保
持台5も各方向に自由に向きを変えることができ
る。また、永久磁石9を回転させて球体3の表面
に磁界を発生させれば、基台4を球体3に任意の
状態で固定することができる。
本考案によれば、ワークをワーク保持台5で支
持し、更に三次元座標測定機の測定テーブルに設
置して、通常の三次元測定を行なえるばかりでは
なく、従来はワークを置き換えなければ測定でき
なかつたワークの各側面を本考案に係るワーク支
持装置1では保持具17に保持したまま測定でき
る。即ち、永久磁石9を回転させて球体表面の磁
界を消失させると、基台4と共にワーク保持台5
を自由に三次元傾動できるので、今迄例えば右側
方を向いていたワークの右側面を上方に向けるこ
とができ、この右側面にある凸部や凹部の測定が
可能になる。また、本考案によれば、ワークを測
定テーブル上で移動させることがないので、測定
の基準点を設定し直す必要がなく、基準点の設定
ミスに起因する誤差がなくなる。更に、本考案の
ワーク支持装置1はワークを安定して保持するこ
とができるので、測定中にワークがズレたり、傾
いたりすることがなく、高精度の測定が可能であ
り、三次元座標測定機の機能を充分に引き出すこ
とができる。
第9図ないし第10図は本考案のワーク保持台
5の他の実施例を示し、この実施例のワーク保持
台5は定盤形式になつていて、上面に升目状に適
宜間隔で複数の止雌ネジ部27が設けてある。ま
た、ワーク保持台5の四隅には上下方向に貫通す
るボルト挿通孔28が設けてあり、この挿通孔2
8を通るボルトを基台4の受雌ネジ部14に螺着
することによつて基台4にワーク保持台5を着脱
可能に固定する。尚、図面の実施例ではワーク保
持台5の側面に側面プレート29が取付ビス30
で取付けてある。
この実施例においては止雌ネジ部27を利用し
てワークを固定することができ、比較的平面的な
ワークの固定に適している。また、このワーク保
持台5によつても、永久磁石9を回転することに
より球体3の表面に磁界を発生させて基台4を固
定することができ、三次元方向に傾動させて各面
の測定を迅速に行なうことができる。
第11図ないし第12図はワーク保持台5の他
の実施例を示し、この実施例のワーク保持台5は
ワークの保持具17としてスクロールチヤツク3
1を有している。スクロールチヤツク31は鍔板
32に止着ネジ33により下方から止着されてお
り、鍔板32の四隅には上下方向に貫通するボル
ト挿通孔28が設けてあり、この挿通孔28を通
るボルトを基台4の受雌ネジ部14に螺着するこ
とにより、基台4にスクロールチヤツク31を有
するワーク保持台5を着脱可能に固定する。そし
て、この実施例によるスクロールチヤツク31を
有するワーク保持台5によれば、ワークを爪34
で挟持することができ円柱状のワークの保持に適
している。この実施例のワーク保持台5によつて
も、永久磁石9の回転により球体3の表面に磁界
を発生させて基台4を固定することができ、ワー
ク保持台5を三次元方向に傾動させて各面の測定
を迅速に行なうことができる。
以上、本考案を図面の実施例について説明した
が、本考案は上記各実施例に限定されるものでは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を
変更しない限り適宜実施できる。例えばワーク保
持台の保持具は外締めヤトイ治具や開きヤトイ治
具など他の構成のものでもよく、測定するワーク
に対応して適宜交換できる。
〈考案の効果〉 本考案は台座に設けた球体に、基台と、ワーク
保持台とを載置し、基台及びワーク保持台を一次
元、二次元、三次元で自由に傾動させることがで
き、基台を球体の表面に発生する磁界によつて球
体に任意の状態で固定できるように構成したの
で、ワーク保持台に保持したワークを三次元に自
由に保持することができ、三次元座標測定機によ
る測定において、測定テーブルにワークを置き換
えることなく、あらゆる面を測定することができ
る。従つて、本考案は、三次元座標測定における
測定能率を著しく向上させると共に、ワークの移
動に起因する誤差を排除して高精度の三次元座標
測定を可能にする実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は平面図、第3図は基台の平面図、第
4図は同上の正面図、第5図は球体に基台を載置
する前の状態の台座と球体の正面図、第6図はワ
ーク保持台の一例としてのバイスの平面図、第7
図は同上の正面図、第8図は同上の側面図、第9
図はワーク保持台の他の一例の平面図、第10図
は同上の正面図、第11図はワーク保持台の他の
一例の平面図、第12図は同上の正面図である。 1……ワーク支持装置、2……台座、3……球
体、4……基台、5……ワーク保持台、9……永
久磁石、13……固定用受部、17……保持具、
18……固定具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台座に設けられている球体と、該球体に載置さ
    れる基台と、該基台の上面に支持されるワーク保
    持台とからなり、上記球体には表面に磁界を発生
    させたり消失する永久磁石を埋設状に有し、上記
    基台は球体の表面に磁界が発生している場合に球
    体に保持されてワーク保持台の固定用受部を有
    し、上記ワーク保持台にはワークの保持具を有し
    て固定具により基台に着脱可能に固定されるよう
    にしたことを特徴とする三次元座標測定機用ワー
    ク支持装置。
JP1777087U 1987-02-12 1987-02-12 Expired - Lifetime JPH0535282Y2 (ja)

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JP1777087U JPH0535282Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JP1777087U JPH0535282Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JPS63126807U JPS63126807U (ja) 1988-08-18
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JP6325896B2 (ja) * 2014-03-28 2018-05-16 株式会社キーエンス 光学式座標測定装置
JP7090365B1 (ja) * 2021-07-30 2022-06-24 有限会社ピーシー・テクニクス クランプ装置、固定治具、三次元測定機

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JPS63126807U (ja) 1988-08-18

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