JPH05347489A - 電子・通信装置 - Google Patents

電子・通信装置

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JPH05347489A
JPH05347489A JP15393092A JP15393092A JPH05347489A JP H05347489 A JPH05347489 A JP H05347489A JP 15393092 A JP15393092 A JP 15393092A JP 15393092 A JP15393092 A JP 15393092A JP H05347489 A JPH05347489 A JP H05347489A
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Japan
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upright
frame
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shelves
conductor
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JP15393092A
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Inventor
Shin Abe
伸 阿部
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、直立架と該直立架に取り付け
られるシエルフとからなる電子・通信装置に関し、シエ
ルフが架の前面のみによって接地状態に取り付けられる
ことにより、該シエルフの背面側から不要電波の輻射さ
れることを防止する。 【構成】 左右の直立架1と、該直立架間に配置さ
れるとともに該直立架の前面に取り付けられ上記直立架
1の背面よりも背面側が突出するシエルフ搭載枠25
と、上記シエルフ搭載枠内に取り付けられ該シエルフ搭
載枠25の前面に取り付けられるシエルフ5と、上記直
立架の背面から突出する上記シエルフ搭載枠とシエルフ
の背面の少なくともシエルフ5の背面21に接触し該シ
エルフの背面21と該直立架1の背面とを接続する導体
51と、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直立架に取り付けられ
るシエルフのEMI対策にかかり、簡易にしてその実施
上の効果の大なる電子・通信装置に関する。
【0002】電子・通信装置は最近信号がデジタル化さ
れるとともに高速度なものが扱われる。一方でEMI
(電磁障害)対策についてもきびしい要求がある。従来
の装置は所定のEMI対策の施された局舎などに設置さ
れていたが、最近では一般の事務所などに多種多様な装
置とともに設置され、このような環境状態での運用には
装置それ自体に一定レベル以下となるようなEMI対策
処理を施して相互の干渉のないようにすることが必要で
ある。
【0003】このような分野においては、各種の情報を
その目的に応じた処理、入出力などを行なう電子装置
や、主として通信信号などの伝送および処理を行なう通
信装置がある。本発明ではこのような電子・通信装置に
共通して適用されるものである。
【0004】電子・通信装置は最小単位として機能がそ
なえられたプリント板でなる回路ユニットが、シエルフ
といわれるユニット枠にプラグイン接続により多数並列
に挿入搭載される。
【0005】このように構成されるシエルフが直接直立
架に、またはシエルフ搭載枠を介して多段に取り付けら
れて装置構成される。図10の斜視図には側面の一部を
破断して電子・通信装置が示される。この電子・通信装
置は左右に一対の直立架(図は破断部のみに示される)
1があり、この直立架1が上枠2と下枠3とによって連
結されて全体として架枠に構成される。
【0006】直立架1にはシエルフ5が上下方向多段に
取り付けられており、各段のシエルフ5は左右方向に2
または3個のシエルフが取り付けられている。また、こ
れらシエルフ5の段ごとのそれぞれの上下にはシエルフ
内を冷却するために空気の吸排気部7が直立架1に取り
付けられている。
【0007】図10でシエルフ5の見えている方を前
面、反対側を背面、シエルフ5に向かって左手側を左
側、右手側を右側という。以下に説明するすべての図に
ついても同様とする。
【0008】電子・通信装置は左右ならびに背面をそれ
ぞれ着脱可能なカバーで覆われるが、とくに背面側カバ
ーは冷却用空気の排気のために通気可能である。一段分
のシエルフ5を図11の分離状態の斜視図に示す。これ
は直立架1から外した状態であるがシエルフ5は左右に
2個取り付けられている部分である。左側の引き出され
た状態のシエルフ5は右側の側面板と上面板の後側が破
断されている。上下面には長円形の多数の通気孔11が
前後左右方向に設けられており、この通気孔11の間に
は前後方向への回路基板のガイド溝が形成されている。
背面側の垂直面にはバックボード12が取り付けられ、
これに多数のコネクタ14が並列して取り付けられてい
る。
【0009】ガイド溝に添って挿入される回路基板15
の背面側にはコネクタ17が取り付けられており、この
コネクタ17がバックボード12のコネクタ14に挿入
接続されるようになっている。上記、バックボード12
と回路基板15とはいずれもプリント板からなるもので
ある。
【0010】シエルフ5には多数の回路基板15が並行
に挿入接続され、その前面に前面カバー18がねじ、フ
アスナなどで取り付けられる。シエルフの両側板の背面
側はバックボード12よりも背面側に突出21してお
り、これによってバックボード12背面側に突出するコ
ネクタ(図示省略)の保護がなされている。
【0011】このシエルフ5は直接直立架1に取り付け
られるものではなく、図に見られるようにシエルフ搭載
枠25が用意される。シエルフ搭載枠25は左右の側面
板26と上下の枠体27と側面板26の前面側の左右に
設けられたL形の取り付け金具28とからなり、側面板
の背面側はシエルフ5の両側板と同様に背面側に突出2
9している。
【0012】シエルフ5はこのシエルフ搭載枠25に搭
載収容させ、その前側の上下に突出された縁30によっ
てシエルフ搭載枠25の枠体27にねじ止めして取り付
け固定させる。
【0013】上記、直立架1、シエルフ5およびシエル
フ搭載枠25は、いずれも電気伝導性の良好な金属のた
とえば構造用鋼板であり、表面はおなじく電気伝導性の
良好な金属めっきが施されている。
【0014】シエルフ5の上下に取り付けられる空気の
吸排気部7は図12に分離状態の斜視図に示される。こ
の吸排気部7は前面側が低く背面側が高くなるように傾
斜された空気の誘導板31と左右の両側板32,32、
および着脱可能な前面カバー33とからなる。両側板3
2,32の前面側の折り曲げ部35によって直立架1の
前側にねじ止め固定され、その前面に前面カバー33が
取り付けられる。
【0015】外部の空気が前面カバー33の孔37を通
って内部に入り込み、誘導板31の上側の傾斜面に添っ
て背面側に誘導されて拡がりシエルフ3内に入る。シエ
ルフ5の内部の回路金属15の電気素子の発熱で温度が
上昇され、これによって入り込んだ空気は上昇し、上側
の吸排気部7の誘導板31の下側に到達する。
【0016】この誘導板31は背面側に向けて高くなっ
ているために、空気は背面側に誘導され、装置外面に排
出されるので、下方の吸気孔37から外部の空気が吸入
される。このような作用を各シエルフ5ごとに行なわれ
シエルフ内部の温度上昇を防ぎ放熱している。
【0017】電子・通信装置の水平方向の断面図を図1
3に示す。この断面図は図10に対応しているが、カバ
ー、シエルフ内部の詳細は省略されている。直立架1,
1の前面にシエルフ搭載枠25の取り付け金具25がね
じ止め41固定されている。このようにしてシエルフ搭
載枠25は架1に取り付けられ、このシエルフ搭載枠2
5に2つのシエルフ5,5が並列状態に搭載収容されて
取り付けられている。符号の12はバックボードであ
る。
【0018】
【従来の技術】従来の電子・通信装置は上記図13のよ
うな構成であった。この状態を図14の部分拡大の詳細
図に示す。図14は図13の右側の部分のみが示されて
いる。
【0019】直立架1,1は接地電位に接続されてい
る。したがって、これに取り付けられているシエルフ搭
載枠25は取り付け金具28によって接地電位に接続さ
れている。このシエルフ搭載枠25に搭載収容されてい
るシエルフ5も当然に接地電位であることは容易に理解
されるところであろう。
【0020】しかしながら、このシエルフ5に注目する
と直立架1とシエルフ搭載枠25とは、直立架1の前面
とシエルフ搭載枠25の前面同士のみで取り付けられて
おり、このシエルフ搭載枠25の前面側の枠体27とシ
エルフ5の前側の縁30とでこれまた前面同士で取り付
けられている。このようにすべての取り付けが前面で行
なわれていることから、接地電位の状態が前面であり、
したがって、シエルフ5は前面の接地電位に対して背面
側が開放状態である。
【0021】このように開放状態であると前面を接地状
態としてみたシエルフ5自体による一種のアンテナ的効
果が生じる。このことは、シエルフ5内部に収容されて
いる回路基板15(図11)には、高速の信号が処理さ
れており、これによって生じる空間への微弱な輻射信号
が他の装置への雑音源となるからである。内部で扱われ
る信号には多種多様な信号があり、このための高調波を
含んできわめて多くの波長のものがシエルフ5に誘導さ
れて出射されるといった問題点がある。
【0022】したがって、このような状態であると前述
のような場所での設置使用には問題であり、このために
装置全体を覆うシールド形のキャビネットを適用した
り、内部の回路基板に信号が外部に輻射しないような特
殊な配慮を加えるなどの対策を施すことが必要となり、
複雑かつ高価なものとなる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の電
子・通信装置の問題点を解決することを発明の課題とす
るもので、大掛かりな構成や複雑な構成を採ることなく
簡易にして、しかもEMI対策効果の大なる電子・通信
装置の提供を目的とするものである。これによって、た
とえばVCCI(情報処理装置等電磁波障害自主規制協
議会)の規定にも十分に対応可能なものとなる。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の要旨は、左右の直立架と、該直立架間に
配置されるとともに該直立架の前面に取り付けられ上記
直立架の背面よりも背面側が突出するシエルフ搭載枠
と、上記シエルフ搭載枠内に取り付けられ該シエルフ搭
載枠の前面に取り付けられるシエルフと、上記直立架の
背面から突出する上記シエルフ搭載枠とシエルフの背面
の少なくともシエルフの背面に接触し該シエルフの背面
と該直立架の背面とを接続する導体と、からなる電子・
通信装置。
【0025】または、左右の直立架と、該直立架間に配
置されるとともに該直立架の前面に取り付けられ上記直
立架の背面よりも背面側が突出するシエルフと、上記直
立架の背面から突出する上記シエルフの背面に接触し該
シエルフの背面と該直立架の背面とを接続する導体と、
からなる電子・通信装置。
【0026】上記導体のシエルフ背面と接触する接触部
には導電性弾性体が介在されてなるものである。さらに
は、上記直立架は接地電位であり、上記導体によってシ
エルフ背面が直立架と同電位の接地電位に設定されるも
のである。
【0027】
【作用】上記本発明の構成要旨によると、直立架が接地
電位であることから前面が接地電位であるシエルフに対
し背面側の開放端を直立架の背面側とシエルフの背面と
を導体で直接的に接続することにより、シエルフ背面は
接地電位となることからアンテナ効果が抑圧され、大幅
なEMI対策効果が得られる。
【0028】このことはシエルフがシエルフ搭載枠を介
して取り付けられていても、また直立架に直接に取り付
けられていても、いずれの場合にも適用可能であり、そ
の作用、効果は同様である。
【0029】シエルフへの接続部に導電性弾性体を適用
することにより確実かつ全体に平均した信頼性の高い接
続状態が得られる。
【0030】
【実施例】上記本発明の電子・通信装置の構成要旨につ
いて、図を参照し具体的実施例で以下詳細に説明する。
なお、全図を通じて図11ないし図14と同等部分には
同一符号を付して示す。
【0031】図1は本発明の電子・通信装置の第1の一
実施例の水平方向の一部分の断面斜視図である。図1に
おいて、直立架1の前面にシエルフ搭載枠25の前面側
の側面に設けられたL形の取り付け金具28が、ねじ4
1によって取り付けられている。このシエルフ搭載枠2
5にはシエルフ5が搭載収容され、図示省略の前面上下
に設けられた縁30でシエルフ搭載枠25に取り付けら
れていることは図14と同様である。
【0032】図1は上記構成に加えてさらに直立架1の
背面側に導電性の良好な金属板製の導体51をねじ52
で取り付け、背面先端を折り返してシエルフ5の側面板
の突出部21に接触させ、電気的に直立架1と突出部2
1とを接続させている。背面側の折り返し部54の内面
には導電性弾性体である板ばね56が取り付けられてい
る。
【0033】導体51は図2の斜視図に示されるように
直立架1に取り付けられる部分はL形の脚部57に形成
され、ねじ用の孔58が複数開けられている。先端の折
り返し部54は丁度シエルフ5の突出部21およびシエ
ルフ搭載枠25の突出部29とを囲むようであり背面に
は縦方向に孔59が複数開けられている。この導体51
はたとえば構造用鋼板であり、表面には導電性と防錆の
ための金属めっきが施されている。
【0034】板ばね56は図3の斜視図に示されるよう
に、平面視ほぼL形であり一辺は平坦面61であって導
体51の孔59に一致する取り付け孔62が設けられて
いる。他方の辺は波形の彎曲形に形成され、複数の切り
込み64によって複数のばね片65に形成されている。
【0035】この板ばね56は、ばね用の導電性の良好
な各種の金属薄板材でなり、ばね用ステンレス鋼板の場
合以外では導電性を有し防錆効果のある適当な金属めっ
きが施される。
【0036】上記導体51と板ばね56との関係は図4
(a)図の拡大部分詳細図によく示されるように、板ば
ね56は導体51の折り返し部54に嵌められ、平坦部
61は背面内部に当てられて取り付け孔59と62とに
リベット67を挿入してかしめ付け取り付けられる。
【0037】ばね片65側は折り返し部54に密接され
るとともに波形の彎曲面がシエルフ側面板の突出部21
の内面にばね接触によって圧接されている。すなわち、
板ばね56を介して突出部21であるシエルフ5の背面
が直立架1と同電位の接地電位に接続されていることに
ほかならない。
【0038】上記導体51と板ばね56の高さ方向の長
さはシエルフ5の側面板、ならびにシエルフ搭載枠25
の側面板の高さとおなじ程度であるから、ほぼその全長
にわたって接触接続が得られる。
【0039】以上のようであって、シエルフ5の背面開
放端が接地されたことにより、アンテナ効果がなくな
り、これによって不要な電磁波の輻射放出が大幅に減少
されることになる。
【0040】上記はシエルフ5の一方のみについての構
成、作用について説明したが他方についても当然に実施
されることはいうまでもないことである。図4の(b)
図には本発明の第2の一実施例を示すが、この実施例は
部分断面図であってその他の部分は第1の実施例と同様
である。
【0041】図4の(b)図では板ばね56のシエルフ
搭載枠25の側面板の突出部29の外面側に平坦面61
から波形に彎曲させた第2のばね片68を延在させて平
面視L形でなく、U形としたものである。
【0042】この構成とすることによりシエルフ搭載枠
25についても背面を接地電位とすることができるか
ら、このシエルフ搭載枠25に誘導され、これから放射
される不要電磁波の輻射を抑圧することができる。およ
び、ばね片65による一方向の圧力を対向する第2のば
ね片68によって打ち消し、バランスのよい状態で双方
がばね接触接続される。
【0043】図5に本発明の第3の一実施例を同様の部
分断面図に示す。この実施例は導体51の折り返し部5
4をシエルフ5とシエルフ搭載枠25の両突出部21,
29の間に位置させ、この折り返し部54の先端に平面
視U形の板ばね71を嵌め、これをリベット72でかし
め付けたものである。
【0044】この板ばね71のU形の両脚部は外側に向
けて波形に彎曲形成されたばね片73,74に形成され
ている。これらのばね片73,74はいずれも両突出部
21,29にばね接触して圧接状態に接続されている。
したがって、両突出部21,29を互いに斥ける方向で
あるが、これについても一方向でなく両方向であるから
バランスよくばね接触することになって両者を接地電位
としている。
【0045】図6に本発明の第4の一実施例を水平方向
の断面斜視図を分離状態に示すが、この実施例において
も要部のみを示し、他の細部は図示省略されている。本
実施例はシエルフ75がシエルフ搭載枠を介することな
く、両側面のL形の取り付け金具76,76によって直
接に直立架1,1の前面ににねじ止めで取り付けられる
ものである。
【0046】この両側面板の背面端部にも突出部77,
77が形成され、直立架1,1の背面に取り付けられる
導体79,79の背面側の折り返し部81,81によっ
て両突出部77が接地電位に接続される。この一方の平
面視断面を図7に示す。
【0047】図7の断面図によればシエルフ75の背面
の突出部77に、直立架1の背面側にねじ止めされた導
体79の折り返し部81が取り囲むように位置し、この
内面に取り付けられた板ばね82がばね接触されてい
る。この状態が図8(a)図の部分詳細の断面図に示さ
れる。
【0048】図8の(a)図によく示されるように、図
4の(a)図に示されたと同様な波形に彎曲された板ば
ね82がリベット83で折り返し部81の背面内部に取
り付けられ、波形に彎曲されたばね片84が突出部77
の内面側にばね接触し、これによってシエルフ75の背
面が直立架1と直接的に接続されている。
【0049】図8の(b)図には本発明の第5の一実施
例の部分断面図が示される。同図において、折り返し部
81はシエルフ75背面の突出部77に直接接触してお
り、導体79の外側の内面に板ばね85がリベット83
で取り付けられ、板ばね85の波形に彎曲されたばね片
86が突出部77にばね接触し、これによってシエルフ
75の背面が直立架1に接続されている。
【0050】この実施例によれば、図8の(a)図が突
出部77を斥けるように押圧するのに対し、折り曲げ部
81と板ばね85とによって挟むように接続するから、
ばね接触が確実で効果的な接続が得られる。また両面の
接触接続状態となるから、より拡大した接続部分が得ら
れる。
【0051】図9に本発明の第6の一実施例の部分断面
図を示す。図9によれば導体79の背面側側面を折り曲
げ88し、突出部77に接近させる。折り返し部81も
同様に突出部77に接近状態とする。このように導体7
9先端部と折り返し部81とで突出部77を挟むように
構成するが、突出部77とは自由に挿抜自在な状態であ
る。
【0052】この導体79の背面折り返し部81の内部
に、たとえば、弾性を有する導電性金属細線多数本をよ
り合わせた紐状、帯状などの導電性弾性体89を挿入す
る。このようにすることで、この導電性弾性体89で導
体79とシエルフ75とを導電接続することができる。
すなわち、シエルフ75の背面は直立架1と接続され
る。
【0053】この実施例によれば、突出部77と導体7
9相互を側面から圧接するものでなく前後方向に圧接接
続するので大きな圧接力を作用させることができ、確実
な接続状態が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明の電子
・通信装置によれば、従来シエルフの前面側が接地電位
であるのに対して背面側が電気的に開放状態であること
に起因し、シエルフをして高周波のアンテナ効果を果た
すことで種々の不具合の生じるといった問題点を、きわ
めて簡易構成でアンテナ状に輻射することを大幅に減少
させることができた。この減少値は−5〜−10dBμ
V/mにも達する値が得られている。
【0055】上述のように種々の態様が適用実施され、
各種の電子・通信装置などに適用してその実用上の効果
はきわめて顕著であり、各種の組み合わせが考えられる
ことは勿論のことである。組み合わせの適用によるさら
なる効果もまた大なるものである。
【0056】上記実施例は板ばねとしたが、なにも板ば
ねに限定されるものではなく、導電性を有する弾性体で
あればこれを適用可能なことはいうまでもなく、本発明
に含まれることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】導体の斜視図
【図3】板ばねの斜視図
【図4】本発明の部分拡大詳細図
【図5】本発明の部分断面図
【図6】本発明の第4の一実施例の斜視図
【図7】図6の平面視断面図
【図8】図6の部分拡大詳細図
【図9】本発明の第6の一実施例の部分断面図
【図10】電子・通信装置の一部破断の斜視図
【図11】シエルフの分離状態の斜視図
【図12】空気の吸排気部の分離斜視図
【図13】電子・通信装置の水平方向断面図
【図14】図13の部分拡大図
【符号の説明】
1 直立架 5 シエルフ 12 バックボード 14 コネクタ 21 突出部 25 シエルフ搭載枠 26 側面板 28 取り付け金具 29 突出部 30 縁 51 導体 54 折り返し部 56 板ばね(導電性弾性体) 57 脚部 64 切り込み 65 ばね片 68 第2のばね片 71 板ばね 73,74 ばね片 75 シエルフ 76 取り付け金具 77 突出部 79 導体 81 折り返し部 82 板ばね 84 ばね片 85 板ばね 86 ばね片 88 折り曲げ部 89 導電性弾性体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の直立架(1)と、 該直立架間に配置されるとともに該直立架の前面に取り
    付けられ上記直立架(1)の背面よりも背面側が突出す
    るシエルフ搭載枠(25)と、 上記シエルフ搭載枠内に取り付けられ該シエルフ搭載枠
    (25)の前面に取り付けられるシエルフ(5)と、 上記直立架の背面から突出する上記シエルフ搭載枠とシ
    エルフの背面の少なくともシエルフ(5)の背面(2
    1)に接触し該シエルフの背面(21)と該直立架
    (1)の背面とを接続する導体(51)と、 からなることを特徴とする電子・通信装置。
  2. 【請求項2】 左右の直立架(1)と、 該直立架間に配置されるとともに該直立架の前面に取り
    付けられ上記直立架(1)の背面よりも背面側が突出す
    るシエルフ(75)と、 上記直立架の背面から突出する上記シエルフ(75)の
    背面(77)に接触し該シエルフの背面(21)と該直
    立架(1)の背面とを接続する導体(21)と、 からなることを特徴とする電子・通信装置。
  3. 【請求項3】 上記導体のシエルフ背面(21)と接触
    する接触部には導電性弾性体(56)が介在されてなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子
    ・通信装置。
  4. 【請求項4】 上記直立架は接地電位であり、上記導体
    (51)によってシエルフ背面(21)が直立架(1)
    と同電位の接地電位に設定されることを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子・通信装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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