JPH0534505U - 隙間ゲージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 中央部に円柱状の物体の障害物を避けるため
の“Ｕ”状の溝を設け、その溝の両側の部分を所定の厚
さとする。 【効果】 円柱状の物体の障害物を避けて、その円柱状
の物体の両側の部分の隙間を容易にかつ正確に測定する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、二つの物体間の微小な間隙（隙間）を測定するための隙間ゲージに 関し、特に円柱状の物体の両側の部分の隙間を測定するための隙間ゲージに関す る。

【０００２】

【従来の技術】

図２は従来の隙間ゲージの一例を示す斜視図である。

【０００３】 二つの物体間の微小な間隙（隙間）を測定するための従来の隙間ゲージは、図 ２に示すように、全体を一様な各種の厚さの薄板を用いて棒状の形状に形成した ものであり、この隙間ゲージ１１を測定しようとする隙間に挿入し、通過可能な 最大の隙間ゲージ１１の厚さをもってその隙間の値としている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述したような従来の隙間ゲージは、シャフト等の円柱状の物体の両側の部分 の隙間を測定しようとすると、その円柱状の物体が障害物となって両側の部分の 隙間を測定するのが困難であるため、僅に１点のみでその隙間を測定することが できるのみであり、正確な測定が困難であるというという欠点を有している。ま た、隙間ゲージの挿入角度によっては、正確な測定値が得られないという問題点 も有している。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の隙間ゲージは、先端部分の中央部に“Ｕ”状の溝を設け、前記“Ｕ” 状の溝の両側の部分を所定の厚さとしたものである。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。

【０００７】 図１は本考案の一実施例を示す斜視図である。

【０００８】 図１の隙間ゲージは、先端部分の中央部に“Ｕ”状の溝３を有しており、この “Ｕ”状の溝３の両側の側部２を所定の厚さとしたものである。溝３の幅は、障 害物となる円柱状の物体の直径に合せた寸法とし、その底部を円弧状としている 。側部２の円弧状の合流点の先には、軸部１が設けてあり、この軸部１を手で持 ち、側部２を円柱状の物体の両側の部分の隙間に挿入してその値を測定する。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の隙間ゲージは、中央部に円柱状の物体の障害物 を避けるための“Ｕ”状の溝を設け、その溝の両側の部分を所定の厚さとするこ とにより、円柱状の物体の障害物を避けて、その円柱状の物体の両側の部分の隙 間を容易にかつ正確に測定することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】従来の隙間ゲージの一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 軸部 ２ 側部 ３ 溝 １１ 隙間ゲージ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 ユミ 東京都調布市上石原三丁目四九番地一日本 電気データ機器株式会社内

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 先端部分の中央部に“Ｕ”状の溝を設
   け、前記“Ｕ”状の溝の両側の部分を所定の厚さとした
   ことを特徴とする隙間ゲージ。
2. 【請求項２】 先端部分の中央部に“Ｕ”状の溝を設
   け、前記“Ｕ”状の溝の両側の部分を所定の厚さとし、
   前記両側の部分の合流点に軸部を設けたことを特徴とす
   る隙間ゲージ。