JPH0534342U - 歯車装置 - Google Patents
歯車装置Info
- Publication number
- JPH0534342U JPH0534342U JP9157791U JP9157791U JPH0534342U JP H0534342 U JPH0534342 U JP H0534342U JP 9157791 U JP9157791 U JP 9157791U JP 9157791 U JP9157791 U JP 9157791U JP H0534342 U JPH0534342 U JP H0534342U
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- gears
- gear shaft
- shaft
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックドトレインタイプの歯車装置をコンパ
クトにする。 【構成】 歯車軸2に刻設した小歯車1に2個の大歯車
13,14を噛合させ、大歯車13,14が刻設された
歯車軸11,12に小歯車15,16を刻設し、小歯車
15,16を歯車軸18に刻設した大歯車19と噛合さ
せ、歯車軸2の両端に外嵌した軸受3の外輪にフランジ
5を取付け、フランジ5に挿入したフレキシブルなピン
6をハウジング7に支持させる。
クトにする。 【構成】 歯車軸2に刻設した小歯車1に2個の大歯車
13,14を噛合させ、大歯車13,14が刻設された
歯車軸11,12に小歯車15,16を刻設し、小歯車
15,16を歯車軸18に刻設した大歯車19と噛合さ
せ、歯車軸2の両端に外嵌した軸受3の外輪にフランジ
5を取付け、フランジ5に挿入したフレキシブルなピン
6をハウジング7に支持させる。
Description
【0001】
本考案は、歯車装置に関するものである。
【0002】
減速機や増速機等の歯車装置には、入力軸及び出力軸が夫々1本ずつの場合に 、入力軸から出力軸に至る動力伝達系統を2系統に分けた、いわゆるロックドト レインタイプの歯車装置がある。而して、斯かる歯車装置では、動力伝達系統を 構成する歯車にかかる力を動力伝達系統が1系統の場合の歯車よりも小さくする ことができ、装置全体としても動力伝達系統が1系統の場合の歯車装置よりもコ ンパクトになる。
【0003】 上述のロックドトレインタイプの歯車装置の一例を図8により説明すると、ハ ウジングaに嵌入した軸受bには、一端がハウジングa外に突出する歯車軸cが 支持され、歯車軸cには小歯車dが一体的に刻設されている。
【0004】 ハウジングaに嵌入した各軸受e,fには、前記歯車軸cを挟んで、歯車軸g ,hが前記歯車軸cと平行に支持され、各歯車軸g,hには、歯数が等しく且つ 前記小歯車dに噛合する大歯車i,j及び歯数が等しい小歯車k,lが夫々一体 的に刻設されている。
【0005】 ハウジングaに嵌入した軸受mは、前記歯車軸cと同一軸線上に位置し且つ一 端がハウジングa外に突出する歯車軸nを支持し、歯車軸nには、歯数が等しく 前記小歯車k,lに噛合する大歯車o,pが一体的に刻設されている。
【0006】 上記歯車装置においては、小歯車d及び大歯車i,jは平歯車である。又小歯 車k,l及び大歯車o,pははすば歯車であり、大歯車o,pのはすば歯車の傾 きは、角度は同じで向きは逆に形成されている。
【0007】 上記歯車装置を減速機として使用する場合には、モータ等の駆動装置から歯車 軸cに入力された動力は、小歯車dで分割されて夫々大歯車i,jに伝達され、 大歯車i,j、歯車軸g,h、小歯車k,l、大歯車o,pの順に伝達され、大 歯車o,pから歯車軸nに伝達されて再び合流し、歯車軸nから被駆動装置に伝 達される。
【0008】 小歯車k,l及び大歯車o,pは、はすば歯車であるため、動力伝達時には、 歯車軸g,h,nにスラスト力が作用する。而して、例えば歯車軸nに大歯車o を介して作用するスラスト力をF1、歯車軸nに大歯車pを介して作用するスラ スト力をF2とすると、F1=F2になるよう歯車軸nは軸線方向へ移動する。こ れは、小歯車k,lから大歯車o,pへ伝達される力が等しいことを意味し、い わゆる荷重等配が行われる。
【0009】
しかしながら、上述の歯車装置では、荷重等配のための機構としてはすば歯車 を用いているため歯車の数が多くなって加工工数が増加すると共に歯車軸の長さ が長くなるため装置の充分なる小型化を図ることができないという問題があった 。
【0010】
本考案は、動力が入力される歯車軸に設けられた一の歯車と、該一の歯車を囲 繞して設けられた動力伝達用の複数の歯車軸と、該歯車軸に夫々設けられ且つ前 記一の歯車と夫々噛合する、互に歯数の等しい歯車、と動力が出力される歯車軸 に設けられた一の歯車と、動力伝達用の複数の歯車軸に夫々設けられ且つ前記動 力が出力される歯車軸の一の歯車と夫々噛合する、互に歯数の等しい歯車とを備 え、動力が入力される歯車軸を支持する軸受或いは動力が出力される歯車軸を支 持する軸受のうち少くともいずれか一方の歯車軸を支持する軸受を、可撓体を介 しハウジングに支持せしめたものである。
【0011】
一の動力伝達用の歯車軸に伝達される力と他の動力伝達用の歯車軸に伝達され る力にアンバランスが生じると、可撓体が変位してアンバランスがなくなるため 、動力伝達用の複数の歯車軸に対し、いわゆる荷重等配が行われる。又荷重等配 を行うのにはすば歯車ややまば歯車が不要となるため、装置がコンパクトになり 、しかも加工工数も少くなる。
【0012】
以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
【0013】 図1〜図3は本考案の一実施例である。
【0014】 小歯車1を一体的に刻設した歯車軸2の両端に軸受3を外嵌せしめ、軸受3の 外輪4に突設したフランジ5に、歯車軸2と平行にフレキシブルな複数のピン6 を取付け、該ピン6の両端をハウジング7に設けた孔8に挿通、固定させること により、歯車軸2を一端がハウジング7の外方へ突出するようハウジング7に支 持させる。
【0015】 ハウジング7に嵌入した各軸受9,10に、前記歯車軸2を挟んで、歯車軸1 1,12を前記歯車軸2と平行に支持せしめ、各歯車軸11,12に、歯数が等 しく且つ前記小歯車1に噛合する大歯車13,14及び歯数が等しい小歯車15 ,16を夫々一体的に刻設する。
【0016】 ハウジング7に嵌入した軸受17に、前記歯車軸2と同一軸線上に位置し且つ 一端がハウジング7外方に突出する歯車軸18を支持せしめ、歯車軸18に前記 小歯車15,16に対し噛合する大歯車19を一体的に刻設する。
【0017】 上記歯車装置においては、全ての小歯車1,13,14,15,16,19を 平歯車とする。
【0018】 上記歯車装置を減速機として使用する場合には、モータ等の駆動装置から歯車 軸2に入力した動力は、小歯車1で2系統に分割されて大歯車13,14に伝達 され、大歯車13,14、歯車軸11,12、小歯車15,16、大歯車19の 順に伝達され、大歯車19から歯車軸18に伝達されて再び合流し、歯車軸18 から被駆動装置に伝達される。
【0019】 歯車軸2を支持する軸受3はフレキシブルなピン6を介してハウジング7に支 持されているため、小歯車1から大歯車13,14へ伝達される力にアンバラン スが生じるとピン6が変位する。このため、歯車軸2及び小歯車1も移動してア ンバランスな力が打消され、小歯車1から大歯車13,14へ伝達される力は常 に等しくなり、荷重等配が行われる。
【0020】 図4〜図7は本考案の他の実施例である。
【0021】 本実施例では、軸受3の外輪4に円周方向へ所要の間隔で複数の桟21及び窓 22を備えたフレキシブルな円筒体20を外嵌し、円周上に複数のボルト穴23 を有するリング材24をボルトで円筒体20に固着し、該円筒体20をハウジン グ7にボルトで固着している。
【0022】 斯かる構成としても、歯車軸2で分割された力にアンバランスがある場合、そ の荷重差に応じて円筒体20が変形し、前述の実施例と同様、荷重等配を行うこ とができる。
【0023】 なお、本考案の実施例においては、歯車軸2と18は同一軸線上に設ける場合 について説明したが、同一軸線上になくとも実施できること、歯車は平歯車では なく、はすば歯車ややまば歯車であっても実施できること、ピン6或いは円筒体 20は軸受17側に設けても良いこと、減速或いは増速する段数を2段とする場 合について説明したが複数段なら何段であっても良いこと、歯車軸2を入力側と し歯車軸18を出力側としたが、歯車軸18を入力軸とし歯車軸2を出力側とし ても良いこと、動力伝達用の歯車軸11,12は複数であれば2本に限るもので はないこと、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ と、等は勿論である。
【0024】
本考案の歯車装置においては、スラスト力を相殺させるようにしたはすば歯車 ややまば歯車を用いることなく、複数の動力伝達系統に等しい力を伝達すること が可能となる。このため、余分な歯車が不必要となって歯車装置全体がコンパク トになると共に加工工数も低減し、価格が安価となる、等種々の優れた効果を奏 し得る。
【図1】本考案の歯車装置の一実施例の横断面図であ
る。
る。
【図2】図1の歯車装置において軸受をハウジングに支
持させる機構をピンとした場合の拡大断面図である。
持させる機構をピンとした場合の拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】本考案の歯車装置の他の実施例であり、軸受を
ハウジングに支持させる機構を円筒体とした場合の拡大
断面図である。
ハウジングに支持させる機構を円筒体とした場合の拡大
断面図である。
【図5】図4の円筒体自体の断面図である。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図5のVII−VII方向矢視図である。
【図8】従来の歯車装置の一例の横断面図である。
1,15,16 小歯車(歯車) 2,11,12,18 歯車軸 3,17 軸受 6 ピン(可撓体) 7 ハウジング 13,14,19 大歯車(歯車) 20 円筒体(可撓体)
Claims (1)
- 【請求項1】 動力が入力される歯車軸に設けられた一
の歯車と、該一の歯車を囲繞して設けられた動力伝達用
の複数の歯車軸と、該歯車軸に夫々設けられ且つ前記一
の歯車と夫々噛合する、互に歯数の等しい歯車、と動力
が出力される歯車軸に設けられた一の歯車と、動力伝達
用の複数の歯車軸に夫々設けられ且つ前記動力が出力さ
れる歯車軸の一の歯車と夫々噛合する、互に歯数の等し
い歯車とを備え、動力が入力される歯車軸を支持する軸
受或いは動力が出力される歯車軸を支持する軸受のうち
少くともいずれか一方の歯車軸を支持する軸受を、可撓
体を介しハウジングに支持せしめたことを特徴とする歯
車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157791U JPH0534342U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157791U JPH0534342U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 歯車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534342U true JPH0534342U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=14030395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9157791U Pending JPH0534342U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 歯車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534342U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018530720A (ja) * | 2014-09-30 | 2018-10-18 | サフラン・トランスミッション・システムズ | 2つの中間伝達ラインを持つ減速機の負荷分配 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP9157791U patent/JPH0534342U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018530720A (ja) * | 2014-09-30 | 2018-10-18 | サフラン・トランスミッション・システムズ | 2つの中間伝達ラインを持つ減速機の負荷分配 |
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