JPH0534223A - 機械振動式圧力センサ - Google Patents

機械振動式圧力センサ

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Publication number
JPH0534223A
JPH0534223A JP3187698A JP18769891A JPH0534223A JP H0534223 A JPH0534223 A JP H0534223A JP 3187698 A JP3187698 A JP 3187698A JP 18769891 A JP18769891 A JP 18769891A JP H0534223 A JPH0534223 A JP H0534223A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibrating body
vibration
pressure sensor
type pressure
vibration type
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3187698A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ogawa
敦 小川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0534223A publication Critical patent/JPH0534223A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、少ないスペースで冗長系を実現す
る機械振動式圧力センサに関する。 【構成】故障確率の小さい振動体は1つにし、1つの振
動体1を2つの加振子2,2により振動させる。振動体
1の振動を2つの検出子3,3により検出し、2つの駆
動・信号処理回路4,4により別個に圧力を算出する。
この結果、1つの振動体1から電気的に独立な2つの出
力を得る冗長構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機の機体やエン
ジン等に設置して空気の圧力測定を実施する、機械振動
式圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の機械振動式圧力センサの1例を図
4、図5に示す。1個の振動体1に、それを振動させる
加振子2と、振動を検出する検出子3、および駆動・信
号処理回路4をそれぞれ1個づつ備えている。加振子
2、検出子3が付設されている空間は通常真空にしてお
き、加振子2によって加えられた振動は、流体ではなく
振動体1そのものにより伝達される。振動体の内外圧力
差により振動体の表面張力が変化すると振動体の共振す
る振動数が変化し、これを検出することで電気的に圧力
を求めることができる。
【0003】圧力計測器には一般に、差圧計(大気圧と
の差として出力する)と、絶対圧計(0気圧との差とし
て出力する)とがある。加振子2、検出子3が付設され
ている空間が真空であれば絶対圧計、空間が大気圧であ
れば差圧計となる。実際に製作する場合には、丁度1気
圧にしておくことは難しく、特に温度が変化しても1気
圧に保つことは、密閉されているので膨脹すると圧力が
上昇するために、不可能である。勿論、補正計算を行え
ば差圧計として使用できるが、実用的には、真空である
絶対圧計を通常使用する。
【0004】たとえば、断面円形の振動体を使用する
と、2次の共振周波数で加振した場合に、図7のよう
に、点線で示す平静時の振動体の断面位置a0 からa1
,a2 のように変形する。
【0005】図8は、断面位置の違いによる振動のしか
たの差を示す。図8(a)は、振動体1の上部、中央
部、下部に、それぞれ切断線AA,BB,CCを設定し
たことを示している。図8(b)は切断線AA、図8
(c)は切断線BB、図8(d)は切断線CCによる切
断面を示している。このために、検出子3と加振子2は
通常共振時に断面上最も振幅の大きな位置(図7、図8
の一点鎖線と破線の交わっている位置P)に配置され
る。検出子3と加振子2の配置例を図9に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、計測システム
の信頼性を向上させる手段の1つとして、同一計測対象
を複数のセンサで計測する、いわゆる冗長化がある。図
6に二重冗長系(同一計測対象を、2つのセンサ10,
10′で計測する)の例を示す。従来の機械振動式圧力
センサにおいては、振動体1、加振子2、検出子3、駆
動・信号処理回路4が各々1つづつ備わって1個のセン
サを構成しているため、冗長化を実施すると、冗長度と
等しい個数のセンサが必要であり、特に振動体1は比較
的大きなスペースを必要とするため、多くのスペースを
必要としていた。この発明は、少ないスペースで信頼性
の高い計測を可能とする、機械振動式圧力センサを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、機械振動式
圧力センサにおいて、故障確率の小さい振動体は1つに
して、1つの振動体あたり電気的に独立に2つ以上の出
力を得るように構成して、少ないスペースで冗長化する
ものである。この発明の機械振動式圧力センサは、振動
を加えられる1個の振動体に結合された、振動を加える
手段および振動検出手段と、振動検出手段の出力に結合
された複数の振動圧力算出手段とを備え、上記振動を加
える手段と振動検出手段の少なくとも一方を、複数個備
えることにより冗長化することを特徴とする。
【0008】
【作用】1つの振動体を複数の加振子により振動させ
る。振動体自体の故障の確率は非常に小さいので、振動
体自体を冗長化する必要性は極めて低い。振動体の振動
を複数の検出子により検出し、複数の駆動・信号処理回
路により別個に圧力を算出する。この結果、1つの振動
体から電気的に独立な複数の出力を得ることができ、こ
れによって少ないスペースで加振子、検出子、駆動・信
号処理回路の冗長化が可能になる。
【0009】なお、最も故障の発生する可能性が高いも
のは駆動・信号処理回路であり、加振子,検出子も故障
率は比較的小さいから、加振子、検出子を共に複数にせ
ずに加振子のみ1つで共通に使用し、検出子は複数、あ
るいは、1つの検出子を共通に使用して加振子は複数と
し、複数の駆動・信号処理回路により別個に圧力を算出
して、1つの振動体から電気的に独立な複数の出力を得
ることもできる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。 (第1実施例)
【0011】図1は、この発明の機械振動式圧力センサ
の第1の実施例を示す全体構成図である。故障確率の小
さい振動体は1つにし、1つの振動体あたり電気的に独
立に2つ以上の出力を得るように構成してある。同図に
おいては、1つの振動体1に、それぞれ2つの加振子
2,2、検出子3,3、駆動・信号処理回路4,4を備
えている。2つの加振子2,2により振動体1に全く同
一振動数で振動を加え、2つの検出子3,3により検出
する。全く同一振動数で振動を加えるため、加振子が2
つあっても、干渉を配慮する必要はない。このようにし
て得られた共振振動数から、2つの駆動・信号処理回路
4,4において各々独立に、次に示す(1)式の演算を
実行して圧力を求める。 P=A0 +A1 (1−f/f0 )+A2 (1−f/f0 )2 +… …+Am (1−f/f0 )m …(1) P:圧力, f0 :振動数(内圧なし), f:圧力が加わっているときの振動数, An(n=1,2,…,m):係数。 (第2実施例)
【0012】図2は、この発明の機械振動式圧力センサ
の第2の実施例を示す全体構成図である。同図において
は、1つの振動体1に2つの加振子2,2、1つの検出
子3、2つの駆動・信号処理回路4を備えている。2つ
の加振子2,2により振動体1に加えられた振動は、1
つの検出子3により検出される。このようにして得られ
た共振振動数から、2つの駆動・信号処理回路4,4に
おいて各々独立に、(1)式の演算を実行して圧力を求
める。 (第3実施例)
【0013】図3は、この発明の機械振動式圧力センサ
の第3の実施例を示す全体構成図である。同図において
は、1つの振動体1に、1つの加振子2、2つの検出子
3,3、2つの駆動・信号処理回路4,4を備えてい
る。1つの加振子2により振動体1に加えられた振動
は、2つの検出子3,3により検出される。このように
して得られた共振振動数から、2つの駆動・信号処理回
路4,4において各々独立に、上記(1)式の演算を実
行して圧力を求める。
【0014】この発明による機械振動式圧力センサは、
たとえば、エンジンの電子式燃料制御装置やエンジン本
体に設置して、エンジン入口や圧縮機出口の空気の圧力
を検出し、エンジンの燃料制御計算を行うために使用で
きる。また、航空機の機体本体や機速測定用ピトー管,
客室の予圧装置等に設置して、大気圧力や機体の全圧,
客室内の圧力等を検出して、機体の飛行速度計算や高度
計算,機内の予圧制御等を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、故障確率の小さい振動体は1つにして、1つの振動
体あたり電気的に独立に2つ以上の出力を得るように構
成して、少ないセンサ数で信頼性の高い計測を可能とす
る機械振動式圧力センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る機械振動式圧力
センサの全体構成図。
【図2】この発明の第2の実施例に係る機械振動式圧力
センサの全体構成図。
【図3】この発明の第3の実施例に係る機械振動式圧力
センサの全体構成図。
【図4】従来例の機械振動式圧力センサの全体構成図。
【図5】他の従来例の機械振動式圧力センサの全体構成
図。
【図6】さらに他の従来例である二重冗長系の機械振動
式圧力センサの全体構成図。
【図7】2次の共振周波数で加振した場合の振動体の断
面図。
【図8】断面位置の違いによる振動のしかたの差を示す
図。
【図9】検出子と加振子の配置例を示す図。
【符号の説明】
1…振動体、2…加振子、3…検出子、4…駆動・信号
処理回路、10,10′…センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 振動を加えられる1個の振動体に結合さ
    れた振動を加える手段および振動検出手段と、 振動検出手段の出力に結合された複数の振動圧力算出手
    段とを備え、 上記振動を加える手段と振動検出手段の少なくとも一方
    は複数個具備され、また振動圧力算出手段も複数個具備
    されて冗長化されていることを特徴とする機械振動式圧
    力センサ。
JP3187698A 1991-07-26 1991-07-26 機械振動式圧力センサ Withdrawn JPH0534223A (ja)

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JP3187698A JPH0534223A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 機械振動式圧力センサ

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JP3187698A JPH0534223A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 機械振動式圧力センサ

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JP3187698A Withdrawn JPH0534223A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 機械振動式圧力センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019629A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Yokogawa Denshikiki Co Ltd 圧力センサ及び圧力センサユニット
JP2011133475A (ja) * 2009-12-23 2011-07-07 Liebherr Werk Ehingen Gmbh センサ
US8257751B2 (en) 2003-11-03 2012-09-04 Beauté Pacifique ApS Composition for the cosmetic treatment of age-related dermatological symptoms

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Effective date: 19981008