JPH0534169Y2 - - Google Patents

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JPH0534169Y2
JPH0534169Y2 JP2434488U JP2434488U JPH0534169Y2 JP H0534169 Y2 JPH0534169 Y2 JP H0534169Y2 JP 2434488 U JP2434488 U JP 2434488U JP 2434488 U JP2434488 U JP 2434488U JP H0534169 Y2 JPH0534169 Y2 JP H0534169Y2
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flash
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steel tower
container body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、閃絡表示装置に係り、より詳細に
は、鉄塔に雷が落雷した時に、閃絡表示器の蓋と
本体とを結ぶ目印帯が風で鉄塔の支柱や枠に巻き
ついたり、風に揺られた蓋が鉄塔の支柱や枠に当
たつて金属音を発生したりすることがないように
した閃絡表示装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の閃絡表示器は、内部に火薬を詰めた容器
本体と、該容器本体に目印紐で接続された蓋とか
ら構成されていて、該容器本体が鉄塔支柱に装着
され、雷が鉄塔に落ちると、該容器本体の内部に
詰めた火薬が短絡により着火されて爆発し、上記
蓋が容器本体から吹き飛ばされ、上記目印帯を介
して蓋が垂れ下がる構成とされている。そして、
通常、目印帯は、赤色としてあり、鉄塔上空をヘ
タコプターで見回る際にその赤色の目印帯を発見
することによつてどの鉄塔に落雷があつたかが判
るようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような閃絡表示器の場合、次の
ような問題があつた。
落雷があるような気象条件の時は、風雨も強
く、上記のように爆発で垂れ下がつた目印帯お
よび蓋は、風に揺らされて鉄塔の支柱や枠にに
巻きついて上空のヘタコプターから目印帯が見
えなくなつたり、見えずらくなつたりして、ど
の鉄塔に落雷があつたか発見が遅れ、送電故障
の早期復旧に時間がかかり過ぎたりする。
風に揺られた蓋が鉄塔の支柱や枠に当たつて
金属音を発生し、騒音となり、鉄塔が人家近く
にあると、住民公害になり、山野にあつては、
野獣を驚かすこととなる。
風が止まつた時は垂直に垂れ下がるので目印
帯の見える範囲が、上空のヘタコプターからは
少なくなり、つい、見過ごす場合もあつて早期
発見、早期復旧を阻害する。
本考案は、上述のような問題点に対処して創案
したものであつて、その目的とする処は、閃絡表
示器の蓋と本体とを結ぶ目印帯が、風で鉄塔の支
柱や枠に巻きついたり、風に揺られた蓋が鉄塔の
支柱や枠に当たつて金属音を発生したりすること
がないようにした閃絡表示装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段として
の本考案の閃絡表示装置は、内部に火薬が詰めら
れた容器本体に目印紐を介して蓋(重しを含む)
が取着され、該容器本体と蓋が該火薬の着火でよ
り分離し、上記目印紐が飛び出す閃絡表示具と、
該閃絡表示具の容器本体を鉄塔支柱に装着する固
定具と、上記蓋を介して目印紐に接続された棒体
と、該棒体を上記鉄塔支柱に、その目印紐接続端
側が傾動自在に装着する固定具を有し、該該棒体
は、上記閃絡表示具の容器本体と蓋が取着状態の
時には、上記鉄塔の支柱に沿つて縦向きに位置
し、該閃絡表示具の容器本体と蓋が分離状態の時
には、上記棒体の下端部を中心に、上記目印紐を
介して該棒体が鉄塔鉄塔の外側に傾倒する構成と
している。
ここで、上記構成において、上記棒体は鉄塔の
外側に傾倒した際に、所定傾斜角度をもつて自動
的にロツクされる構成よりなる。なお、本明細書
において、目印帯には、単に帯状のものの他に
紐、ロープ状等の目印となる連結材を含む。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく、本考案の閃絡表示
装置は、通常の状態では、閃絡表示器における目
印帯と上記棒体の上端部分とが蓋を介して接続さ
れているので棒体は、鉄塔の支柱に沿つて平行に
立設された状態にある。しかし、鉄塔に落雷し、
鉄塔を通じて閃絡表示器に通電されると容器本体
内部で短絡して火花を発し、容器本体の内部に詰
めた火薬がその短絡により着火されて爆発し、蓋
が容器本体から吹き飛ばされ、その反動で棒が鉄
塔の外側に傾倒し、目印帯も傾斜状態に緊張さ
れ、上記棒と目印帯とは、閃絡表示器の蓋を介し
て折れ線状に固定されるように作用する。
従つて、風(突風)が吹いても目印帯が揺れた
り、鉄塔の支柱や枠に巻付いたりしないし、また
目印帯に付けられている蓋が鉄塔の支柱や枠に当
たつて騒音を発生させることなく、しかも、目印
帯が鉄塔の外側に張り出した恰好で固定されるの
で上空のヘリコプターから目印帯が見え易いよう
に作用する。
そして、目印帯が発見された後は、閃絡表示器
を新しいものと取り替え、閃絡表示器の目印帯と
上記棒体の上端部分とを接続して、該棒体を鉄塔
の支柱に沿つて平行に立設保持させておくもので
ある。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化し
た実施例について説明する。
ここに、第1図〜第4図は本考案の一実施例を
示し、第1図は作用状態を仮装線で示した側面
図、第2図は棒の下端取付け部の拡大図、第3図
は第2図に示す棒の作用状態拡大図、第4図は棒
の取付け状態平面図である。
本実施例の閃絡表示装置は、概略すると、棒体
1と閃絡表示器2とより構成され、鉄塔の支柱5
に沿つて、鉄塔の外側に傾倒自在に設けられた棒
体1の上端部に閃絡表示器2の容器本体3と蓋4
が接続固定されている。
棒体1は、ステンレスバンド(図示せず)によ
つて支柱5に固定されるL形金具9に、L形金具
9の頂部角部から対角方向と反対方向に突出する
横向き二枚板10を設け、該二枚板10で棒体1
の下端部を挟み、軸11を通して、棒体1を、軸
11を中心に回動自在に支持するものである。更
に、棒体1を、軸11を中心に回動自在に支持す
る構成として、本実施例では、第2図、第3図に
示すように、棒体1の下端部に前方後円に近い形
の軸孔12を穿設し、軸孔12に挿通する軸11
を角軸に形成してある。
そして、棒体1の上端部に孔13が開けられ、
接続部材14によつて閃絡表示器2の蓋4と棒体
1とが接続され、鉄塔の上方部架線張設部の支柱
の何れた一本の支柱5に、閃絡表示器2と棒体1
とが上下関係に設けられる。
また、閃絡表示器2は、内部に火薬を詰めた容
器本体3と、容器本体3に目印紐8で接続された
蓋4とから構成されている。そして、取付け部6
を介して、鉄塔支柱5に取付け金具7によつて装
着されている。
本実施例の閃絡表示装置は、通常の取付け状態
では棒1は閃絡表示器2との接続によつて、勝手
に傾倒することはない。しかし、鉄塔に落雷し、
鉄塔を通じて閃絡表示器2に通電されると容器本
体3内部で短絡して火花が発生し、容器本体3の
内部に詰めた火薬がその短絡により着火されて爆
発し、蓋4が容器本体3から吹き飛ばされ、その
反動で棒1が鉄塔の外側に傾倒し、赤色目印帯8
も傾斜状態に緊張され、上記棒1と目印帯8と
は、閃絡表示器2の蓋4を介して折れ線(逆
「ク」の字)状に固定されるように作用する。
この棒1は金属製で重量もあり、少々の風で、
垂直状態に吹き戻されることはないが、本実施例
の棒1が傾倒されると所定の傾斜角度でロツク固
定されるので、突風などの強い風が吹いても全く
動くことがないように作用する。つまり、通常、
落雷前の棒1は垂直に立つており、第2図のよう
に角軸11に軸孔12の円形孔12a部分が支持
されているが、落雷で上述のように棒1が鉄塔の
外側に傾倒すると第3図に示されるように固定角
軸11に対して軸孔12の方形孔12b部分が嵌
まり込み、傾立凹状部分の方形孔12bと角軸1
1との接触で回動がロツクされるものである。
そして、落雷後、新しい閃絡表示器2と交換す
る際には、作業者が、第3図の棒1の状態から、
棒1を把持して若干持ち上げ、円形孔12aの部
分に角軸11が位置するようにすれば棒1は180
度回転可能となり、容易に第1図における垂直状
態に戻すことができるように作用し、閃絡表示器
2を交換できる。
なお、本考案は、上述した実施例に限定される
ものでなく、本考案の要旨を変更しない範囲で変
形実施できることは明らかである。因みに、鉄塔
の支柱が円柱状の場合は、L形金具9を半円状の
ものとすればよいし、接続部材14によらず、閃
絡表示器2の蓋4と該棒1とを直接ネジ止めする
ようにしてもよい。閃絡表示器は火薬でもつて、
目印帯を蓋と共に本体より分離させる構成に限ら
れるものでなく、電気的に目印帯を本体より分離
させる構成であればよい。
〔考案の効果〕
上述の記載より明らかなように、本考案の閃絡
表示装置によれば、閃絡表示器本体に内蔵等され
ている閃絡表示を示す目印帯が風で鉄塔の支柱や
枠に巻きつかず、また、風に揺られた目印帯、目
印帯の先端に結ばれている蓋が鉄塔の支柱や枠に
当たつて金属音を発生したりすることがないとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
1図は作用状態を仮装線で示した側面図、第2図
は棒の下端取付け部の拡大図、第3図は第2図に
示す棒の作用状態拡大図、第4図は棒の取付け状
態平面図である。 1……棒体、2……閃絡表示器2、5……支
柱、9……L形金具、10……横向き二枚板、1
1……角軸、12……軸孔、12a……円形孔、
12b……方形孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に火薬が詰められた容器本体に目印紐を
    介して蓋が取着され、該容器本体と蓋が該火薬
    の着火でより分離し、上記目印紐が飛び出す閃
    絡表示具と、該閃絡表示具の容器本体を鉄塔支
    柱に装着する固定具と、上記蓋を介して目印紐
    に接続された棒体と、該棒体を上記鉄塔支柱
    に、その目印紐接続端側が傾動自在に装着する
    固定具を有し、該該棒体は、上記閃絡表示具の
    容器本体と蓋が取着状態の時には、上記鉄塔の
    支柱に沿つて縦向きに位置し、該閃絡表示具の
    容器本体と蓋が分離状態の時には、上記棒体の
    下端部を中心に、上記目印紐を介して該棒体が
    鉄塔鉄塔の外側に傾倒することを特徴とする閃
    絡表示装置。 (2) 棒体が、鉄塔支柱の外側に傾倒した際に、所
    定傾斜角度をもつて自動的にロツクされる請求
    項1に記載の閃絡表示装置。
JP2434488U 1988-02-24 1988-02-24 Expired - Lifetime JPH0534169Y2 (ja)

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JPH01127314U JPH01127314U (ja) 1989-08-31
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