JPH0534160U - 鋼管の梱包材 - Google Patents
鋼管の梱包材Info
- Publication number
- JPH0534160U JPH0534160U JP8128291U JP8128291U JPH0534160U JP H0534160 U JPH0534160 U JP H0534160U JP 8128291 U JP8128291 U JP 8128291U JP 8128291 U JP8128291 U JP 8128291U JP H0534160 U JPH0534160 U JP H0534160U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- packing material
- receiving surface
- groove
- timber
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼管の耐水ぬれ性にすぐれた梱包材を提供す
る。 【構成】 梱包材1として直方体状の材木2を用いて、
その上下面に鋼管4を載置する円弧状の受け面3を設
け、この受け面3の少なくとも上面側に縦横に交叉する
複数の溝5を穿設することにより、水抜き性のよい耐水
ぬれ性にすぐれた梱包材を構成する。
る。 【構成】 梱包材1として直方体状の材木2を用いて、
その上下面に鋼管4を載置する円弧状の受け面3を設
け、この受け面3の少なくとも上面側に縦横に交叉する
複数の溝5を穿設することにより、水抜き性のよい耐水
ぬれ性にすぐれた梱包材を構成する。
Description
【0001】
本考案は、鋼管の梱包材に係り、とくに鋼管の耐水ぬれ性にすぐれた梱包材に 関する。
【0002】
従来から鋼管の梱包は、製品の輸送保管などに当たって取り扱いを容易にする ため、または輸送中の管体の変形や曲がり,表面の損傷,汚染,錆の発生防止な どの保護を目的としてなされている。このような梱包の方法や梱包に用いられる 材料は、鋼管の種類や径の大小,肉厚,長さなどの寸法、あるいはその用途など に応じて選択されるのが一般的である。
【0003】 ところで、たとえばチュービングやケーシングなどの油井管を梱包するのに用 いられる材料としては、図2に示すような梱包材1が用いられる。すなわち、こ の梱包材1は直方体の形状を有する材木2の上下面に円弧状の受け面3をそれぞ れ複数設けて鋼管4を載置し得るように構成したもので、この材木2を鋼管4の 長さ方向に複数本並べてその受け面3に鋼管4を複数本載置し、その上にさらに 材木2を載せてから鋼管4を載置するというようにして、順次鋼管4を複数段に 積み重ねるようにしたものである。
【0004】
しかしながら、上記したような梱包材1を用いて屋外で鋼管4を保管するよう な場合には、受け面3と鋼管4との狭い隙間に雨水などが侵入すると容易に抜け なくて、その管表面の一部あるいは最悪の場合は全面に錆を発生させる原因とな る。そのような問題を防止するために、鋼管4の面が直接接触する受け面3にた とえばジンクリッチペイントなどの耐水性の塗料を塗布するなどの処置が施され ているものもあるが、長期間使用する間に塗料が剥げて塗り替えをする必要があ るなどの問題がある。本考案は、上記のような課題を解決すべくしてなされた鋼 管の梱包材を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、上下面に鋼管を載置する円弧状の受け面を有する材木からなる梱包 材であって、前記受け面の少なくとも上面側に縦横に交叉する複数のU字状また はV字状の溝を穿設してなることを特徴とする鋼管の梱包材である。
【0006】
本考案によれば、鋼管と接触する受け面に複数のU字状またはV字状の溝を縦 横に形成するようにしたので、受け面と鋼管の隙間に侵入した水はこの溝を介し て容易に排出することができ、鋼管表面を腐食することがない。
【0007】
以下に、本考案の実施例について図1を参照して説明する。図1(a) は本考案 の梱包材の実施例を示す正面図であり、図1(b) はその平面図、図1(c) は図1 (b) のA−A矢視断面の拡大図である。図に示すように、本考案の梱包材1は、 Wなる幅を有する直方体の材木2を用い、その上下面に鋼管4を載置する円弧状 の受け面3が設けられる。そして、この受け面3の上面側には幅t,深さhなる U字状またはV字状の溝5複数本が縦横に交叉するように穿設される。
【0008】 すなわち、溝5の数としては、材木2の幅方向に対して平行になるように複数 本の溝5a,5bを設けて受け面3の傾斜部での水を集めるようにし、底部すな わち受け面3の中央部にも1本の平行な溝5cを設けて集水と排出に用いる。さ らに、またその幅方向中央部に位置するように少なくとも1本の溝5dを溝5a ,5b,5cに交叉するように設けることにより、溝5a,5bに溜まった水を 底部の溝5cに導いて排出することができる。
【0009】 ここで、溝5の深さhの大きさは約5mm程度が適当である。また、その幅tの 大きさは、穿設される溝5の開口部全面積が受け面3の表面積Sに対して1/10〜 1/3 になるような値であることが望ましい。その限定の理由は、下限については 1/10Sよりも小さいと水抜けが円滑にいかない恐れがあり、またその上限につい てはあまり大きく取り過ぎると鋼管4を載置したときの重みにより溝形状が変形 する恐れがあるから、1/3 S以下にする必要がある。
【0010】 なお、上記実施例において、溝5は受け面3の上面側に設けるとして説明した が、本考案はこれに限るものではなく、下面側にも同時に設けるようにしてもよ い。これにより、梱包材1を上下逆にして使用することができるから、その使用 寿命を延長することが可能である。
【0011】
本考案によれば、鋼管と接触する受け面に複数のU字状またはV字状の溝を縦 横に形成することにより水抜け性のよい梱包材としたので、耐水ぬれ性にすぐれ て鋼管の表面に錆を発生させることなく、これにより製品品質の健全な維持が可 能である。
【図1】図1(a) は本考案の梱包材の実施例を示す正面
図、図1(b) はその平面図、図1(c) は図1(b) のA−
A矢視断面拡大図である。
図、図1(b) はその平面図、図1(c) は図1(b) のA−
A矢視断面拡大図である。
【図2】従来の梱包材の一例を示す正面図である。
1 梱包材 2 材木 3 受け面 4 鋼管 5 溝
Claims (1)
- 【請求項1】 上下面に鋼管を載置する円弧状の受け
面を有する材木からなる梱包材であって、前記受け面の
少なくとも上面側に縦横に交叉する複数のU字状または
V字状の溝を穿設してなることを特徴とする鋼管の梱包
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8128291U JPH0534160U (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 鋼管の梱包材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8128291U JPH0534160U (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 鋼管の梱包材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534160U true JPH0534160U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=13742023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8128291U Pending JPH0534160U (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 鋼管の梱包材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534160U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004250107A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Siderca Saic | 長い部材の貯蔵及び輸送用の装置と方法 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP8128291U patent/JPH0534160U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004250107A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Siderca Saic | 長い部材の貯蔵及び輸送用の装置と方法 |
JP4564763B2 (ja) * | 2003-02-20 | 2010-10-20 | シデルカ・エス・エイ・アイ・シー | 長い部材の貯蔵及び輸送用の装置と方法 |
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