JPH0534074Y2 - - Google Patents

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JPH0534074Y2
JPH0534074Y2 JP1986116104U JP11610486U JPH0534074Y2 JP H0534074 Y2 JPH0534074 Y2 JP H0534074Y2 JP 1986116104 U JP1986116104 U JP 1986116104U JP 11610486 U JP11610486 U JP 11610486U JP H0534074 Y2 JPH0534074 Y2 JP H0534074Y2
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JP
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radio waves
interrogator
range
intrusion
mobile object
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JP1986116104U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、限定さた識別エリアへの電波の発射
し、識別エリアに存在する移動体側からの応答電
波を受信して移動体を識別するようにした移動体
識別装置に関する。
(従来技術) 従来、電波の送受信方式により移動体を識別す
る移動体識別システムであつては、限定された識
別エリアに向けて電波を発射する質問器を設置す
ると共に、移動体側に質問器からの電波を受信し
たときに応答電波を再発射する応答器をもたせ、
識別エリアを移動体が通過する際に質問器から発
射された電波を受信すると、この電波受信に基づ
いて移動体に持たせている応答器が識別コード等
で変調した応答電波を再発射し、この応答電波を
質問器で受信して制御部により移動体の通過もし
く移動体情報を識別処理するようにしており、こ
の識別システムで使用される電波の周波数帯とし
ては通常2450MHz帯、電力は300mW程度が使用
されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような無線応答方式に移動
体識別システムにあつては、発射電波の周波数帯
が2450MHzというマイクロ波帯にあり、電子レン
ジで使用されている周波数帯に近く、更に電力は
300mW程度であり、アンテナの利得を考えてみ
ると、アンテナ利得が仮りに20dBあれば実効幅
射電力(ERP)は30Wとなり、危険なレベルに
充分達するため、例えば移動体として人を対象と
していた場合、識別エリアにおける送信アンテナ
の近傍に長い時間留まつていると、極端な場合に
は電波の照射による加熱で火傷等を負う恐れがあ
り、また医学的に見ても長い時間電波の照射を受
けた場合には人体への悪影響が懸念される。
更に識別エリアに移動体が存在しない状態で常
時電波を発射していることは消費電力を節減する
という点からも好ましいものではない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、移動体として人を対象としたとき
の電波の照射による人体への悪影響を防止すると
共に消費電力の節減を図るようにした無線応答方
式による移動体識別装置を提供することを目的と
する。
この目的を達成するため本考案にあつては、限
定された識別可能範囲への移動体の侵入を検出し
たときにのみ所定時間のあいだ質問器から電波を
発射して移動体に持たせている応答器から識別用
の応答電波を再発射させるようにしたものであ
る。
(作用) このような本考案の構成によれば、識別可能範
囲に応答器を持つた人が侵入すると、この人の侵
入を検出して質問器から所定時間の間だけ電波が
発射されるので、識別可能範囲に長い時間留まつ
ていても常時電波の照射を受けてしまうことがな
く、電波の照射による人体への悪影響を確実に防
いで高い安全性を保証する。
また移動体が侵入したときにのみ所定時間の間
だけ電波の発射が行なわれるため、連続監視状態
としていても電波を発射するための消費電力を大
幅に節減し、維持コストを低減することができ
る。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示した説明図であ
る。
まず構成を説明すると、1は質問器であり、送
信アンテナ2と受信アンテナ3を有し、制御部4
による送信制御のもとに送信アンテナ2により所
定の方向に向けて例えば2450MHz帯の電波を発射
し、具体的には掃引信号により振幅変調された掃
引電波を発射する。5は移動体としての人6を識
別するために形成される識別可能範囲であり、質
問器1に設けた送信アンテナ2から発射される電
波(掃引電波)の到達範囲となる非常に限られた
範囲を識別可能範囲5として形成している。
この送信アンテナ2から発射される電波の受信
可能範囲として形成された識別可能範囲5内に侵
入する移動体としての人6にはカード状の応答器
7が持たされており、応答器7は例えば識別コー
ド等に対応した複数の共振素子を内蔵しており、
これらの共振素子が質問器1の送信アンテナ2か
ら発射された掃引電波の受信出力に応じて共振す
ることによつて掃引信号を振幅変調して応答電波
を再発射するようにする。従つて、応答器7には
電源が内蔵されておらず、受信電波の共振出力と
して応答電波を再発射し、電源を持たないことか
ら半永久的に使用することができる。
人6に持たせた応答器7から再発射された応答
電波は受信アンテナ3で受信され、質問器1にお
いて受信復調することによつて識別コード等を制
御部4に出力する。
一方、識別可能範囲5の移動体の侵入側には侵
入検出器8が設定され、この侵入検出器8として
は人6から発せられる熱エネルギーを検出する熱
はセンサ等が使用され、侵入検出器8の検出出力
は送信制御部9に与えられる。送信制御部9は侵
入検出器8からの検出信号を受けた際に制御部4
に対し予め定めた所定時間の間、質問器1の送信
アンテナ2から識別可能範囲5に対し電波の発射
を指令する送信制御信号を出力する。
次に、第1図の実施例の動作を第2図のフロー
チヤートを参照して説明する。
まず、識別可能範囲5に対し人の侵入が無い状
態にあつては、判別ブロツク10において侵入検
出器8による人の侵入検出の有無をチエツクして
おり、このとき質問器1の送信アンテナ2からの
識別可能範囲5に対する電波の発射は停止してい
る。
この状態で識別可能範囲5に応答器7を持つた
人6が入ると、侵入検出器8が人6の侵入を検出
して送信制御部9に検出信号を出力する。侵入検
出器8からの検出信号を受けた送信制御部9はブ
ロツク12に示すように、予め定めた所定時間に
亘る質問器1の送信アンテナ2からの電波の発射
を制御部4に指令し、制御部4による送信制御の
もとに質問器1は掃引信号により振幅変調された
掃引電波を送信アンテナ2から識別可能範囲5に
向けて発射する。このとき送信アンテナ2からの
発射電波の受信可能範囲で定まる識別可能範囲5
内に応答器7を持つた人6が存在すると、質問器
1の送信アンテナ2から発射された電波を応答器
7が受信し、掃引電波の受信出力から復調された
掃引信号の周波数に応じて内蔵した識別コードに
対応する複数の共振素子の共振動作によつて掃引
信号を振幅変調し応答電波を再発射する。このよ
うに応答器7から再発射された応答電波は受信ア
ンテナ3で受信され、判別ブロツク14において
応答有りが判別され、ブロツク16において制御
部4が質問器1で再生された識別コードを受けて
応答受信処理を行なう。このブロツク12〜16
に示す質問器1からの電波の発射及び応答器7か
らの応答電波の受信処理時間は判別ブロツク18
で監視されており、送信制御部9からの送信制御
指令に基づいて所定時間が経過するとブロツク2
0に進んで質問器1からの電波の発射を停止し、
判別ブロツク10に戻つて次の人の侵入検出を待
つようになる。
尚、上記の実施例にあつては、侵入検出器8と
して人6から発せられる熱エネルギーを検出する
熱線センサを使用しているが、熱線センサは検出
エリアに移動してきた物体と背景との温度差が所
定値以上あるときに検出出力を生ずるものであ
り、所定時間以上侵入物体が動かなければ物体の
温度が背景温度となり、物体が移動しない限りセ
ンサ出力は生じないので、識別可能範囲5に移動
体としての人6が留まつていたとしても、侵入検
出器8からの検出出力が継続することはなく、こ
の結果、識別可能範囲5に対する人6の侵入時に
のみ侵入検出器8は検出出力を生ずるようにな
る。勿論、侵入兼宿器8としては熱線センサの他
の光ビームの遮断により侵入を検出する光線式侵
入検出器等の適宜の侵入検出器を用いることがで
きる。
更に、本考案き移動体識別装置の用途として
は、例えば不特定多数の人が出入りする場所、例
えば書店等において、書籍にカード状の応答器7
を装着することで万引き防止用に利用でき、更に
会社等で従業員にカード状の応答器7を持たせる
ことで入退出管理等に利用される。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によれば、識別
応答用の電波が発射される限定された識別可能範
囲への移動体の侵入を検出したときにのみ、所定
時間の間、質問器から電波を発射して移動体に持
たせている応答器から識別用の応答電波を再発射
させるようにしたため、識別可能範囲に人が侵入
したときにのみ所定時間の間だけ電波が発射さ
れ、所定時間を経過すると電波の発射が停止され
るので、識別可能範囲に人が長い時間留まつてい
たとしても、常時電波の照射を受けてしまうこと
が無く、電波の照射による人体への悪影響を確実
に防いで高い安全性を保証することができる。ま
た、人が侵入したときにのみ所定時間の間だけ電
波の発射が行なわれるため、連続監視状態として
いても電波を発射するための消費電力を大幅に節
減し、装置の維持コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した説明図、第
2図は第1図の実施例による識別処理を示したフ
ローチヤートである。 1……質問器、2……送信アンテナ、3……受
信アンテナ、4……制御部、5……識別可能範
囲、6……人、7……応答器、8……侵入検出
器、9……送信制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 制御部からの指令で質問器から特定方向に向け
    て電波を発射して限定された識別可能範囲を形成
    し、該識別可能範囲に存在する移動体が保有する
    応答器において前記質問器からの電波を受信して
    応答電波を再発射し、該応答電波を前記質問器で
    受信して移動体を識別する移動体識別装置に於い
    て、 前記識別可能範囲への移動体の侵入を検出する
    侵入検出器と、該侵入検出器の検出出力が得られ
    たときに所定時間のあいだ前記制御部に電波の発
    射を指令する送信制御手段とを設けたことを特徴
    とする移動体識別装置。
JP1986116104U 1986-07-29 1986-07-29 Expired - Lifetime JPH0534074Y2 (ja)

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JPS6324691U JPS6324691U (ja) 1988-02-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2701196B2 (ja) * 1994-09-27 1998-01-21 株式会社京三製作所 可搬形列車検知装置
JP2701197B2 (ja) * 1994-09-27 1998-01-21 株式会社京三製作所 可搬形軌道回路装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333099A (en) * 1976-09-08 1978-03-28 Seiko Instr & Electronics Ltd Alarm device

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