JPH05338678A - 蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器 - Google Patents
蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器Info
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- JPH05338678A JPH05338678A JP4144595A JP14459592A JPH05338678A JP H05338678 A JPH05338678 A JP H05338678A JP 4144595 A JP4144595 A JP 4144595A JP 14459592 A JP14459592 A JP 14459592A JP H05338678 A JPH05338678 A JP H05338678A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】内容するゼリー状等液体の滴出利用をコントロ
ール自在とすると共に、全量最後まで使用出来る様にす
る一方、保存安定性を高め、かつ使いやすくする。 【構成】ゼリー状等液体βを内部に充填する前胴部Ａ３
と前端より先端に滴出嘴口Ａ１を開口する滴出嘴Ａ２を
突出延在すると共に後端より蛇腹後胴部Ａ４を連設する
伸縮形自在なプラスチック素材からなる蛇腹密閉式シリ
ンダ容器Ａと、先端を前胴部Ａ３の後端内に密嵌すると
共に前方へ摺動自在にしたピストン筒体Ｂと、ピストン
筒体Ｂを固定し蛇腹密閉式シリンダ容器Ａを後方より内
包する後部外側操作筒体Ｄと、蛇腹密閉式シリンダ容器
Ａの滴出嘴Ａ２の先端部位を先端開口部Ｃ３より外突す
ると共に滴出嘴Ａ２に固着するトンガリヘッド部Ｃ２と
後部外側操作筒体Ｄの先端部位を相互摺動自在に内嵌す
る胴筒Ｃ１よりなる段縮形前部外側筒体Ｃと、トンガリ
ヘッド部Ｃ２に被嵌するキャップＥの組合からなること
を特徴とする。
ール自在とすると共に、全量最後まで使用出来る様にす
る一方、保存安定性を高め、かつ使いやすくする。 【構成】ゼリー状等液体βを内部に充填する前胴部Ａ３
と前端より先端に滴出嘴口Ａ１を開口する滴出嘴Ａ２を
突出延在すると共に後端より蛇腹後胴部Ａ４を連設する
伸縮形自在なプラスチック素材からなる蛇腹密閉式シリ
ンダ容器Ａと、先端を前胴部Ａ３の後端内に密嵌すると
共に前方へ摺動自在にしたピストン筒体Ｂと、ピストン
筒体Ｂを固定し蛇腹密閉式シリンダ容器Ａを後方より内
包する後部外側操作筒体Ｄと、蛇腹密閉式シリンダ容器
Ａの滴出嘴Ａ２の先端部位を先端開口部Ｃ３より外突す
ると共に滴出嘴Ａ２に固着するトンガリヘッド部Ｃ２と
後部外側操作筒体Ｄの先端部位を相互摺動自在に内嵌す
る胴筒Ｃ１よりなる段縮形前部外側筒体Ｃと、トンガリ
ヘッド部Ｃ２に被嵌するキャップＥの組合からなること
を特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、接着剤、歯磨
き剤、靴磨き剤、顔料、グリース、調味料を含む食品等
の広範囲に及ぶ高粘度及びゼリー（ｇｅｌ）状（以下、
ゼリー状等）液体を内部に充填する蛇腹密閉式ゼリー状
等液体押出し包装容器に関する。
き剤、靴磨き剤、顔料、グリース、調味料を含む食品等
の広範囲に及ぶ高粘度及びゼリー（ｇｅｌ）状（以下、
ゼリー状等）液体を内部に充填する蛇腹密閉式ゼリー状
等液体押出し包装容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種、従来の市販されているゼリー状
等液体の包装容器は、通常アルミ等の金属ラミネートチ
ューブから出来ており、充填された内容物を絞り出す時
は、金属ラミネートチューブの押出口を封鎖しているキ
ャップを外した後、前記金属チューブの胴体部を指や掌
で把持し、扱いて全体に外圧を加えることで、内容する
ゼリー状等液体を圧縮して、開放された押出口より押出
している。
等液体の包装容器は、通常アルミ等の金属ラミネートチ
ューブから出来ており、充填された内容物を絞り出す時
は、金属ラミネートチューブの押出口を封鎖しているキ
ャップを外した後、前記金属チューブの胴体部を指や掌
で把持し、扱いて全体に外圧を加えることで、内容する
ゼリー状等液体を圧縮して、開放された押出口より押出
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゼリー状等液体内容物の包装容器であると、前記の様に
金属ラミネートチューブが指若しくは掌で容易に外圧を
加えられるよう、アルミ箔等の柔軟な物質で成形されて
いるので、例えば踏みつける等、不本意・不用意の外圧
が加わった時でも変形し易く、使用経過によって次第に
外形がいびつになってしまうことが多々あり、ひどい場
合には金属ラミネートチューブの胴体部の一部に亀裂を
生じて、内容物が噴出したり、前記亀裂より内部に外気
が侵入して、残量がまだあるのにも拘らず、乾燥固化し
てしまって使用不能になることもあった。
ゼリー状等液体内容物の包装容器であると、前記の様に
金属ラミネートチューブが指若しくは掌で容易に外圧を
加えられるよう、アルミ箔等の柔軟な物質で成形されて
いるので、例えば踏みつける等、不本意・不用意の外圧
が加わった時でも変形し易く、使用経過によって次第に
外形がいびつになってしまうことが多々あり、ひどい場
合には金属ラミネートチューブの胴体部の一部に亀裂を
生じて、内容物が噴出したり、前記亀裂より内部に外気
が侵入して、残量がまだあるのにも拘らず、乾燥固化し
てしまって使用不能になることもあった。
【０００４】亦，特にキャップをしていない場合には、
前記の様に不慮の外圧が作用した時、大量の内容物が押
出口より飛び出して周囲を汚してしまったり、特に携帯
中の場合に、鞄等の中で内容物が流出した時は大変であ
る。さらには、使用時に於いても、内容物の押出量の調
節が難しく一定せず、必要以上に内容物を出し過ぎて無
駄としたり、又は出したい量を一回で出せずに何回もや
り直す必要があった。
前記の様に不慮の外圧が作用した時、大量の内容物が押
出口より飛び出して周囲を汚してしまったり、特に携帯
中の場合に、鞄等の中で内容物が流出した時は大変であ
る。さらには、使用時に於いても、内容物の押出量の調
節が難しく一定せず、必要以上に内容物を出し過ぎて無
駄としたり、又は出したい量を一回で出せずに何回もや
り直す必要があった。
【０００５】亦、金属ラミネートチューブ内で内容物が
片寄って位置している時は、一旦押出口付近まで内容物
を扱き誘導した後、絞り出さなければならず、煩雑に絶
えなかった。よって、一般的に内容物の全量を絞り出し
て使用し尽くすことは極めて困難で、かなりの残留物が
使用されないままに包装容器ごと捨てられていた。ここ
に於いて、本発明は、前記従来のラミネートチューブに
於ける課題を克服する蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し
包装容器を提供せんとするものである。
片寄って位置している時は、一旦押出口付近まで内容物
を扱き誘導した後、絞り出さなければならず、煩雑に絶
えなかった。よって、一般的に内容物の全量を絞り出し
て使用し尽くすことは極めて困難で、かなりの残留物が
使用されないままに包装容器ごと捨てられていた。ここ
に於いて、本発明は、前記従来のラミネートチューブに
於ける課題を克服する蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し
包装容器を提供せんとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用すること
により達成される。即ち本発明の特徴は、ゼリー状等液
体を内部に充填する前胴部と当該前胴部前端より段縮径
した先端に滴出嘴口を開口する先細テーパ状滴出嘴を突
出延在すると共に前記前胴部後端に蛇腹後胴部を連設す
る伸縮自在なプラスチック素材からなる蛇腹密閉式シリ
ンダ容器と、最伸長時、当該蛇腹後胴部全長内側へ挿置
され、先封端を前記前胴部の後端内に密嵌すると共に当
該前胴部内を前方へ摺動して内容するゼリー状等液体を
押出し滴出自在とするピストン筒体と、当該ピストン筒
体の底部を前記蛇腹密閉式シリンダ容器底部と一体に内
底部に適宜手段で固定し当該底部周囲より前方へ延在し
て前記蛇腹密閉式シリンダ容器を後方よりその中間部位
まで囲繞包囲する後部外側操作筒体と、前記蛇腹密閉式
シリンダ容器の先細テーパ状滴出嘴の先端部位を先端に
開口する開口部より外突すると共に当該先細テーパ状滴
出嘴を固着するトンガリヘッド部に肩段部を介し連設し
た胴筒部後端開口に前記後部外側操作筒体の先端部を相
互摺動自在に内嵌する段縮形前部外側筒体と、前記トン
ガリヘッド部に被嵌するキャップとの組合からなる蛇腹
密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器である。
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用すること
により達成される。即ち本発明の特徴は、ゼリー状等液
体を内部に充填する前胴部と当該前胴部前端より段縮径
した先端に滴出嘴口を開口する先細テーパ状滴出嘴を突
出延在すると共に前記前胴部後端に蛇腹後胴部を連設す
る伸縮自在なプラスチック素材からなる蛇腹密閉式シリ
ンダ容器と、最伸長時、当該蛇腹後胴部全長内側へ挿置
され、先封端を前記前胴部の後端内に密嵌すると共に当
該前胴部内を前方へ摺動して内容するゼリー状等液体を
押出し滴出自在とするピストン筒体と、当該ピストン筒
体の底部を前記蛇腹密閉式シリンダ容器底部と一体に内
底部に適宜手段で固定し当該底部周囲より前方へ延在し
て前記蛇腹密閉式シリンダ容器を後方よりその中間部位
まで囲繞包囲する後部外側操作筒体と、前記蛇腹密閉式
シリンダ容器の先細テーパ状滴出嘴の先端部位を先端に
開口する開口部より外突すると共に当該先細テーパ状滴
出嘴を固着するトンガリヘッド部に肩段部を介し連設し
た胴筒部後端開口に前記後部外側操作筒体の先端部を相
互摺動自在に内嵌する段縮形前部外側筒体と、前記トン
ガリヘッド部に被嵌するキャップとの組合からなる蛇腹
密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器である。
【０００７】本発明の第２の特徴は、前記第１の特徴に
おける段縮形前部外側筒体の胴筒部後端開口が、内周面
に後部外側操作筒体の外周面を制動自在な環状突起を周
設してなる蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器で
ある。
おける段縮形前部外側筒体の胴筒部後端開口が、内周面
に後部外側操作筒体の外周面を制動自在な環状突起を周
設してなる蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器で
ある。
【０００８】本発明の第３の特徴は、前記第２の特徴に
おける後部外側操作筒体が、外周面を環状突起と噛合う
軸方向等ピッチの波形面としてなる蛇腹密閉式ゼリー状
等液体押出し包装容器である。
おける後部外側操作筒体が、外周面を環状突起と噛合う
軸方向等ピッチの波形面としてなる蛇腹密閉式ゼリー状
等液体押出し包装容器である。
【０００９】
【作用】本発明は、前記の様な手段を講じたので、内容
物を押出し滴出するには、段縮形前部外側筒体を把持し
て、蛇腹密閉式シリンダ容器先端の滴出嘴口を付着箇所
へ向け、後部外側操作筒体を前方へ押して前記蛇腹密閉
式シリンダ容器後端内に密嵌臨むピストン筒体を相対前
方向に押込んで、当該蛇腹密閉式シリンダ容器胴部内容
物を押圧し、先端の滴出嘴口より押込量だけ押出し滴出
する。
物を押出し滴出するには、段縮形前部外側筒体を把持し
て、蛇腹密閉式シリンダ容器先端の滴出嘴口を付着箇所
へ向け、後部外側操作筒体を前方へ押して前記蛇腹密閉
式シリンダ容器後端内に密嵌臨むピストン筒体を相対前
方向に押込んで、当該蛇腹密閉式シリンダ容器胴部内容
物を押圧し、先端の滴出嘴口より押込量だけ押出し滴出
する。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図面につき詳説する。図１
は本実施例のキャップを取外した蛇腹密閉式ゼリー状等
液体押出し包装容器の中央縦断側面図、図２は蛇腹密閉
式シリンダ容器の側面図、図３はピストン筒体の側面
図、図４は段縮形前部外側筒体の側面図、図５は後部外
側操作筒体の側面図、図６はキャップの側面図、図７は
キャップを取付けた蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包
装容器の側面図である。
は本実施例のキャップを取外した蛇腹密閉式ゼリー状等
液体押出し包装容器の中央縦断側面図、図２は蛇腹密閉
式シリンダ容器の側面図、図３はピストン筒体の側面
図、図４は段縮形前部外側筒体の側面図、図５は後部外
側操作筒体の側面図、図６はキャップの側面図、図７は
キャップを取付けた蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包
装容器の側面図である。
【００１１】図中、αは蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出
し包装容器、Ａは柔軟性プラスチック製の蛇腹密閉式シ
リンダ容器、Ａ１は滴出嘴口、Ａ２はテーパ状滴出嘴、
Ａ３は前胴部、Ａ４は蛇腹後胴部、Ａ５は内底端、Ｂは
ピストン筒体、Ｂ１は底部、Ｂ２は先封端、Ｃは段縮形
前部外側筒体、Ｃ１は後部胴筒、Ｃ２はトンガリヘッド
部、Ｃ３は先端開口部、Ｃ４は後端開口部、Ｃ５は環状
突起、Ｄは後部外側操作筒体、Ｄ１は底部、Ｄ２は環状
台座部、Ｅはキャップ、βはゼリー状等液体である。
し包装容器、Ａは柔軟性プラスチック製の蛇腹密閉式シ
リンダ容器、Ａ１は滴出嘴口、Ａ２はテーパ状滴出嘴、
Ａ３は前胴部、Ａ４は蛇腹後胴部、Ａ５は内底端、Ｂは
ピストン筒体、Ｂ１は底部、Ｂ２は先封端、Ｃは段縮形
前部外側筒体、Ｃ１は後部胴筒、Ｃ２はトンガリヘッド
部、Ｃ３は先端開口部、Ｃ４は後端開口部、Ｃ５は環状
突起、Ｄは後部外側操作筒体、Ｄ１は底部、Ｄ２は環状
台座部、Ｅはキャップ、βはゼリー状等液体である。
【００１２】図１に示す様、蛇腹密閉式ゼリー状等液体
押出し包装容器αは、蛇腹密閉式シリンダ容器Ａ，ピス
トン筒体Ｂ，段縮形前部外側筒体Ｃ及び後部外側操作筒
体Ｄの組合からなり、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａ
は、図２に示す様、ゼリー状等液体βを内部に充填する
前胴部Ａ３先端肩段部Ａｂより滴出嘴口Ａ１を開口する
テーパ状滴出嘴Ａ２が二段縮径して延出形成され、かつ
当該前胴部Ａ３の後端に蛇腹収縮自在な蛇腹後胴部Ａ４
を連設している。
押出し包装容器αは、蛇腹密閉式シリンダ容器Ａ，ピス
トン筒体Ｂ，段縮形前部外側筒体Ｃ及び後部外側操作筒
体Ｄの組合からなり、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａ
は、図２に示す様、ゼリー状等液体βを内部に充填する
前胴部Ａ３先端肩段部Ａｂより滴出嘴口Ａ１を開口する
テーパ状滴出嘴Ａ２が二段縮径して延出形成され、かつ
当該前胴部Ａ３の後端に蛇腹収縮自在な蛇腹後胴部Ａ４
を連設している。
【００１３】亦、当該蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの環状
蛇腹後胴部Ａ４内には、図３に示す、先封端Ｂ２を前胴
部Ａ３後端内に密嵌臨んで、当該前胴部Ａ３内部のゼリ
ー状等液体を密閉してピストン筒体Ｂが挿置される。
尚、当該ピストン筒体Ｂの外径は、言うまでもなく密嵌
する前記前胴部Ａ３の内径と同一に形成される。
蛇腹後胴部Ａ４内には、図３に示す、先封端Ｂ２を前胴
部Ａ３後端内に密嵌臨んで、当該前胴部Ａ３内部のゼリ
ー状等液体を密閉してピストン筒体Ｂが挿置される。
尚、当該ピストン筒体Ｂの外径は、言うまでもなく密嵌
する前記前胴部Ａ３の内径と同一に形成される。
【００１４】一方、図４に示す段縮形前部外側筒体Ｃ
は、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの前部よりテーパ状
滴出嘴Ａ２，前胴部Ａ３及び蛇腹後胴部Ａ４の中間部位
までを内包する部材で、胴筒Ｃ１の先端部より一段縮径
してトンガリヘッド部Ｃ２を延突形成すると共に、当該
トンガリヘッド部Ｃ２の先端部位はテーパ状に縮径され
て、先端部には先端開口部Ｃ３が設けられている。
は、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの前部よりテーパ状
滴出嘴Ａ２，前胴部Ａ３及び蛇腹後胴部Ａ４の中間部位
までを内包する部材で、胴筒Ｃ１の先端部より一段縮径
してトンガリヘッド部Ｃ２を延突形成すると共に、当該
トンガリヘッド部Ｃ２の先端部位はテーパ状に縮径され
て、先端部には先端開口部Ｃ３が設けられている。
【００１５】尚、当該段縮形前部外側筒体Ｃの前記胴筒
Ｃ１内径は、内嵌相対摺動する後部外側操作筒体Ｄの外
径より、少許太径のほぼ同一径に形成され、トンガリヘ
ッド部Ｃ２内側は内嵌する前記蛇腹密閉式シリンダ容器
Ａのテーパ状滴出嘴Ａ２の外側と同一形状に形成され、
前記テーパ状滴出嘴Ａ２の先端は前記先端開口部Ｃ３よ
り外部に突出して相対摺動不能に嵌合される。
Ｃ１内径は、内嵌相対摺動する後部外側操作筒体Ｄの外
径より、少許太径のほぼ同一径に形成され、トンガリヘ
ッド部Ｃ２内側は内嵌する前記蛇腹密閉式シリンダ容器
Ａのテーパ状滴出嘴Ａ２の外側と同一形状に形成され、
前記テーパ状滴出嘴Ａ２の先端は前記先端開口部Ｃ３よ
り外部に突出して相対摺動不能に嵌合される。
【００１６】亦、図５に示す後部外側操作筒体Ｄは、前
記ピストン筒体Ｂを内側に挿置する蛇腹密閉式シリンダ
容器Ａの蛇腹後胴部Ａ４の中間部位より後方を内包し、
かつ当該蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの前端よりテーパ状
滴出嘴Ａ２，前胴部Ａ３及び蛇腹後胴部Ａ４の中間部位
までを内包する前記段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１に
相対摺動自在に外嵌される部材で、底部Ｄ１には前記ピ
ストン筒体Ｂの底部Ｂ１を適宜手段にて位置決め固定す
る環状台座部Ｄ２が環状形成されている。
記ピストン筒体Ｂを内側に挿置する蛇腹密閉式シリンダ
容器Ａの蛇腹後胴部Ａ４の中間部位より後方を内包し、
かつ当該蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの前端よりテーパ状
滴出嘴Ａ２，前胴部Ａ３及び蛇腹後胴部Ａ４の中間部位
までを内包する前記段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１に
相対摺動自在に外嵌される部材で、底部Ｄ１には前記ピ
ストン筒体Ｂの底部Ｂ１を適宜手段にて位置決め固定す
る環状台座部Ｄ２が環状形成されている。
【００１７】他方、図６に示すキャップＥは、内径を前
記段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１の先端部より一段縮
径して延出形成するトンガリヘッド部Ｃ２のテーパ部位
より後方の外径とほぼ同一径に嵌合自在に形成されてお
り、当該段縮形前部外側筒体Ｃのトンガリヘッド部Ｃ２
に嵌合すれば、図７に示す様、すっきりとした外観の蛇
腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器αとなる。
記段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１の先端部より一段縮
径して延出形成するトンガリヘッド部Ｃ２のテーパ部位
より後方の外径とほぼ同一径に嵌合自在に形成されてお
り、当該段縮形前部外側筒体Ｃのトンガリヘッド部Ｃ２
に嵌合すれば、図７に示す様、すっきりとした外観の蛇
腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器αとなる。
【００１８】図８は他の後部外側操作筒体Ｄ′を示し、
段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１後端開口部Ｃ４の内周
に環設した環状突起Ｃ５が噛合う軸方向等ピッチの波形
面Ｄａ′を外周面に形成してある。
段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１後端開口部Ｃ４の内周
に環設した環状突起Ｃ５が噛合う軸方向等ピッチの波形
面Ｄａ′を外周面に形成してある。
【００１９】本実施例にかかる蛇腹密閉式ゼリー状等液
体押出し包装容器αは、この様な具体的実施態様である
ので、次に図１に付き、その内容物滴出塗布動作を説明
する。まず、蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器
αの段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１を把持し、キャッ
プＥを取り外した後、当該段縮形前部外側筒体Ｃの先端
開口部Ｃ３から突出した蛇腹密閉式シリンダ容器Ａのテ
ーパ状滴出嘴Ａ２先端の滴出嘴口Ａ１をゼリー状等液体
を滴出塗布したい箇所上に臨ませ、後部外側操作筒体
Ｄ，Ｄ′を丁度シャープペンシルの芯を出す時の様に親
指又は人差指で押す。
体押出し包装容器αは、この様な具体的実施態様である
ので、次に図１に付き、その内容物滴出塗布動作を説明
する。まず、蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器
αの段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１を把持し、キャッ
プＥを取り外した後、当該段縮形前部外側筒体Ｃの先端
開口部Ｃ３から突出した蛇腹密閉式シリンダ容器Ａのテ
ーパ状滴出嘴Ａ２先端の滴出嘴口Ａ１をゼリー状等液体
を滴出塗布したい箇所上に臨ませ、後部外側操作筒体
Ｄ，Ｄ′を丁度シャープペンシルの芯を出す時の様に親
指又は人差指で押す。
【００２０】すると、前記後部外側操作筒体Ｄ，Ｄ′は
前記段縮形前部外側筒体Ｃとは固定されていないので、
当該段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１内を相対的に前方
へ移動する。後部外側操作筒体Ｄは、環状突起Ｃ５に制
動されながら連続的に移動可能であるが、後部外側操作
筒体Ｄ′は、環状突起Ｃ５と噛合う波形面Ｄａ′により
一ピッチ毎に乗り越えながら間歇移動可能となる。
前記段縮形前部外側筒体Ｃとは固定されていないので、
当該段縮形前部外側筒体Ｃの胴筒Ｃ１内を相対的に前方
へ移動する。後部外側操作筒体Ｄは、環状突起Ｃ５に制
動されながら連続的に移動可能であるが、後部外側操作
筒体Ｄ′は、環状突起Ｃ５と噛合う波形面Ｄａ′により
一ピッチ毎に乗り越えながら間歇移動可能となる。
【００２１】これに伴って、当該後部外側操作筒体Ｄ，
Ｄ′の底部Ｄ１に固定されたピストン筒体Ｂも同時に前
方へ移動するが、当該ピストン筒体Ｂを蛇腹後胴部Ａ４
部分で内側に挿置する蛇腹密閉式シリンダ容器Ａは、前
記後部外側操作筒体Ｄ，Ｄ′底部Ｄ１に内底端Ａ５を押
されこそすれ、前方のテーパ状滴出嘴Ａ２部位で前記段
縮形前部外側筒体Ｃと固定されているので、全体的に前
方へ移動出来ない。
Ｄ′の底部Ｄ１に固定されたピストン筒体Ｂも同時に前
方へ移動するが、当該ピストン筒体Ｂを蛇腹後胴部Ａ４
部分で内側に挿置する蛇腹密閉式シリンダ容器Ａは、前
記後部外側操作筒体Ｄ，Ｄ′底部Ｄ１に内底端Ａ５を押
されこそすれ、前方のテーパ状滴出嘴Ａ２部位で前記段
縮形前部外側筒体Ｃと固定されているので、全体的に前
方へ移動出来ない。
【００２２】よって、相対的に前方移動する前記ピスト
ン筒体Ｂ先端は、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの内部
にゼリー状等液体を充填する前胴部Ａ３後端を押圧する
こととなって内部のゼリー状等液体βは外部に押出し滴
出塗布される。他方、前記の如く全体的に前方へ移動出
来ない該蛇腹密閉式シリンダ容器Ａは、前記後部外側操
作筒体Ｄ，Ｄ′の前方移動を前記蛇腹後胴部Ａ３の収縮
によって相殺するので、押出し塗布されるゼリー状等液
体βの量は、当該蛇腹動部Ａ３の収縮度合いに比例する
こととなる。よって、前記後部外側筒体Ｄ，Ｄ′の押圧
力によって、押出し滴出塗布される瞬間接着剤等のゼリ
ー状等液体βの量を任意に調節することが出来る。
ン筒体Ｂ先端は、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａの内部
にゼリー状等液体を充填する前胴部Ａ３後端を押圧する
こととなって内部のゼリー状等液体βは外部に押出し滴
出塗布される。他方、前記の如く全体的に前方へ移動出
来ない該蛇腹密閉式シリンダ容器Ａは、前記後部外側操
作筒体Ｄ，Ｄ′の前方移動を前記蛇腹後胴部Ａ３の収縮
によって相殺するので、押出し塗布されるゼリー状等液
体βの量は、当該蛇腹動部Ａ３の収縮度合いに比例する
こととなる。よって、前記後部外側筒体Ｄ，Ｄ′の押圧
力によって、押出し滴出塗布される瞬間接着剤等のゼリ
ー状等液体βの量を任意に調節することが出来る。
【００２３】一方、ゼリー状等液体βの塗布の後、前記
後部外側操作筒体Ｄは、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａ
の蛇腹胴部Ａ３の弾性復元力によって上方へ押し戻され
るが、もちろん当該後部外側操作筒体Ｄは、塗布したゼ
リー状等液体β量に比例した分だけそれまでの位置より
も下方で止まる。しかしながら、後部外側操作筒体Ｄは
環状突起Ｃ５と波形面Ｄａ′の噛合により蛇腹胴部Ａ３
の弾性復元力に抗して上方へ押し戻されることはない。
後部外側操作筒体Ｄは、前記蛇腹密閉式シリンダ容器Ａ
の蛇腹胴部Ａ３の弾性復元力によって上方へ押し戻され
るが、もちろん当該後部外側操作筒体Ｄは、塗布したゼ
リー状等液体β量に比例した分だけそれまでの位置より
も下方で止まる。しかしながら、後部外側操作筒体Ｄは
環状突起Ｃ５と波形面Ｄａ′の噛合により蛇腹胴部Ａ３
の弾性復元力に抗して上方へ押し戻されることはない。
【００２４】
【発明の効果】かくして本発明によれば、従来のゼリー
状等液体包装容器として用いられていた金属ラミネート
チューブの様に、指若しくは掌で容易に外圧を加え得る
ようにアルミ等の柔軟な物質で成形されるものではない
ので、踏みつける等の不用意、不本意の外圧が加わった
時でも変形し難く、かつ胴体部の一部に亀裂を生じて内
容するゼリー状等液体が噴出したり、当該亀裂より内部
に外気が侵入して内容するゼリー状等液体を乾燥させて
使用不能になる危惧もなくなる。
状等液体包装容器として用いられていた金属ラミネート
チューブの様に、指若しくは掌で容易に外圧を加え得る
ようにアルミ等の柔軟な物質で成形されるものではない
ので、踏みつける等の不用意、不本意の外圧が加わった
時でも変形し難く、かつ胴体部の一部に亀裂を生じて内
容するゼリー状等液体が噴出したり、当該亀裂より内部
に外気が侵入して内容するゼリー状等液体を乾燥させて
使用不能になる危惧もなくなる。
【００２５】亦、内容するゼリー状等液体を押出すに
は、後部外側操作筒体をゼリー状等液体を塗布したい箇
所に対して前方向に圧しなければならないので、不慮の
外圧が作用した時でも、従来の金属ラミネートチューブ
の様に内容物が押出ノズルより飛び出して周囲を汚した
りすることもなく、その上、内容するゼリー状等液体は
密閉されているので保存安定性が良好である。
は、後部外側操作筒体をゼリー状等液体を塗布したい箇
所に対して前方向に圧しなければならないので、不慮の
外圧が作用した時でも、従来の金属ラミネートチューブ
の様に内容物が押出ノズルより飛び出して周囲を汚した
りすることもなく、その上、内容するゼリー状等液体は
密閉されているので保存安定性が良好である。
【００２６】更に本発明では、注射器状のピストン−シ
リンダ機構の採用によって、天井面，垂直面にもゼリー
状等液体を容易に塗布することが可能で、かつ前記後部
外側操作筒体の押圧強さによって、内容するゼリー状等
液体の押出し滴出量が調節自在であると共に、残留する
ゼリー状等液体も少なく全量使いきれる等、優れた実用
性、有用性を具有する。
リンダ機構の採用によって、天井面，垂直面にもゼリー
状等液体を容易に塗布することが可能で、かつ前記後部
外側操作筒体の押圧強さによって、内容するゼリー状等
液体の押出し滴出量が調節自在であると共に、残留する
ゼリー状等液体も少なく全量使いきれる等、優れた実用
性、有用性を具有する。
【図１】本発明の実施例のキャップを取外した蛇腹密閉
式ゼリー状等液体押出し包装容器の中央縦断側面図であ
る。
式ゼリー状等液体押出し包装容器の中央縦断側面図であ
る。
【図２】蛇腹密閉式シリンダ容器の側面図である。
【図３】ピストン筒体の側面図である。
【図４】段縮形前部外側筒体の側面図である。
【図５】後部外側操作筒体の側面図である。
【図６】キャップの側面図である。
【図７】キャップを取付けた蛇腹密閉式ゼリー状等液体
押出し包装容器の側面図である。
押出し包装容器の側面図である。
【図８】後部外側操作筒体の他の例の側面図である。
α…蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器 Ａ…蛇腹密閉式シリンダ容器 Ａ１…滴出嘴口 Ａ２…テーパ状滴出嘴 Ａ３…前胴部 Ａ４…蛇腹後胴部 Ａ５…内底端 Ｂ…ピストン筒体 Ｂ１…底部 Ｂ２…先封端 Ｃ…段縮形前部外側筒体 Ｃ１…胴筒 Ｃ２…トンガリヘッド部 Ｃ３…先端開口部 Ｃ４…後端開口部 Ｃ５…環状突起 Ｄ，Ｄ′…後部外側操作筒体 Ｄ１…底部 Ｄ２…環状台座部 Ｄａ′…波形面 Ｅ…キャップ β…ゼリー状等液体
Claims (3)
- 【請求項１】ゼリー状等液体を内部充填する前胴部と当
該前胴部前端より段縮径した先端に滴出嘴口を開口する
先細テーパ状滴出嘴を突出延在すると共に前記前胴部後
端に蛇腹後胴部を連設する伸縮自在なプラスチック素材
からなる蛇腹密閉式シリンダ容器と、最伸長時、当該蛇
腹後胴部全長内側へ挿置され、先封端を前記前胴部の後
端内に密嵌すると共に当該前胴部内を前方へ摺動して内
容するゼリー状等液体を押出し滴出自在とするピストン
筒体と、当該ピストン筒体の底部を前記蛇腹密閉式シリ
ンダ容器底部と一体に内底部に適宜手段で固定し当該底
部周囲より前方へ延在して前記蛇腹密閉式シリンダ容器
を後方よりその中間部位まで囲繞包囲する後部外側操作
筒体と、前記蛇腹密閉式シリンダ容器の先細テーパ状滴
出嘴の先端部位を先端に開口する開口部より外突すると
共に当該先細テーパ状滴出嘴を固着するトンガリヘッド
部に肩段部を介し連設した胴筒部の後端開口に前記後部
外側操作筒体の先端部を相互摺動自在に内嵌する段縮形
前部外側筒体と、前記トンガリヘッド部に被嵌するキャ
ップとの組合からなることを特徴とする蛇腹密閉式ゼリ
ー状等液体押出し包装容器。 - 【請求項２】段縮形前部外側筒体の胴筒部後端開口は、
内周面に後部外側操作筒体の外周面を制動自在な環状突
起を周設したことを特徴とする請求項１記載の蛇腹密閉
式ゼリー状等液体押出し包装容器。 - 【請求項３】後部外側操作筒体は、外周面を環状突起と
噛合う軸方向等ピッチの波形面としたことを特徴とする
請求項２記載の蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4144595A JPH05338678A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4144595A JPH05338678A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338678A true JPH05338678A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15365720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4144595A Pending JPH05338678A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 蛇腹密閉式ゼリー状等液体押出し包装容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338678A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100981647B1 (ko) * | 2008-02-22 | 2010-09-10 | 주식회사 예찬 | 공기 펌프식 주름관을 포함하는 용기 |
| WO2015053555A1 (ko) * | 2013-10-10 | 2015-04-16 | (주)연우 | 공기압에 의한 압출식 화장품 용기 |
| JP5876604B1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-03-02 | 涼 福田 | 粘性物用の食品容器 |
| JP2016166041A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 上海奥一貿易有限公司Ｓｈａｎｇｈａｉ Ｏｕｙｉ Ｔｒａｄｅ Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅｓ Ｃｏ．，Ｌｔｄ | 熱膨張ゲル用チューブ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5133894B1 (ja) * | 1970-07-11 | 1976-09-22 | ||
| JPS6384A (ja) * | 1986-06-17 | 1988-01-05 | 真砂産業株式会社 | 流体押し出し容器 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4144595A patent/JPH05338678A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5133894B1 (ja) * | 1970-07-11 | 1976-09-22 | ||
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2011512306A (ja) * | 2008-02-22 | 2011-04-21 | イェチャン カンパニー リミテッド | 空気ポンプ式作動具及びそれを有する容器 |
| WO2015053555A1 (ko) * | 2013-10-10 | 2015-04-16 | (주)연우 | 공기압에 의한 압출식 화장품 용기 |
| KR101521849B1 (ko) * | 2013-10-10 | 2015-05-21 | (주)연우 | 공기압에 의한 압출식 화장품 용기 |
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| JP5876604B1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-03-02 | 涼 福田 | 粘性物用の食品容器 |
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