JPH053318B2 - - Google Patents

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JPH053318B2
JPH053318B2 JP62333256A JP33325687A JPH053318B2 JP H053318 B2 JPH053318 B2 JP H053318B2 JP 62333256 A JP62333256 A JP 62333256A JP 33325687 A JP33325687 A JP 33325687A JP H053318 B2 JPH053318 B2 JP H053318B2
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JP
Japan
Prior art keywords
syringe
piston
piston body
slider
pusher
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62333256A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH01175861A (en
Inventor
Yoshiaki Akaike
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
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Publication of JPH01175861A publication Critical patent/JPH01175861A/en
Publication of JPH053318B2 publication Critical patent/JPH053318B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

[産業上の利用分野] 本発明はシリンジおよびその製造方法に関し、
一層詳細には、硬質のプラスチツクにより形成さ
れるピストン本体に熱可塑性エラストマーからな
る摺動子を一体的に設けたピストンを用い、しか
も、前記ピストンの接液面の大部分にピストン本
体を形成する硬質プラスチツクを配設することに
より溶出物の量を低減させると共に経済的に製造
することを可能としたシリンジおよびその製造方
法に関する。 [発明の背景] 従来から、診断または治療を目的として人体に
対する液体の注出または注入を行うシリンジが医
療分野において広汎に採用されている。前記シリ
ンジは一般的にはガラスまたは硬質プラスチツク
等により形成される外筒と、前記外筒に対して摺
動自在に嵌合する押子と、この押子に装着されて
前記外筒の内壁に摺接するピストンとから基本的
に構成されている。 この場合、前記ピストンはゴム材あるいは熱可
塑性エラストマーにより形成された後に前記押子
に組み込まれている。実際、前記ゴム材は比較的
高価であるため、熱可塑性エラストマーが使用さ
れるに至つている。 さらに、シリンジ自体の製造コストを低廉化す
るために、前記熱可塑性エラストマーからなるピ
ストンと押子とを一体的に成形したシリンジが案
出されている(特開昭第58−67265号参照)。しか
し、この公開特許公報に開示されている前記シリ
ンジでは、ピストン全体を熱可塑性エラストマー
で形成するために経時的に溶出物が現れるという
問題が懸念されている。すなわち、熱可塑性エラ
ストマーは硬質プラスチツク等に比し溶出性が高
い。このため、前述したシリンジのように、特
に、接液面全面が熱可塑性エラストマーで構成さ
れるものにあつては、実質的にシリンジ内に注入
される薬液等に曝され、前記熱可塑性エラストマ
ーから相当な量の溶出物が前記薬液内等に混入し
てしまう懸念があることが指摘されている。 しかも、前記シリンジはピストン自体が相当に
肉厚となつており、従つて、製造コストを所望通
りに低廉化することが出来ない。ピストンが肉厚
であると、当該ピストンを射出成形により得よう
とする時、その冷却時間が長くなり、生産工程が
さほど効率的に遂行出来ないからである。 また、当該ピストンが肉厚であるため、押子を
押動させる際に、この押子の変形量とピストンの
変形量との間に差異が発生する。すなわち、押子
は比較的剛性の高い硬質プラスチツクにより形成
され、一方、ピストンを形成する熱可塑性エラス
トマーは剛性が低い。しかも、前記ピストンは外
筒に液密に当接しているため、押子を変位させた
際にピストンは一旦撓曲した後に変位することに
なる。従つて、実質的に押子に対するピストンの
追従性が悪くなるという欠点が指摘されている。 そこで、ピストンを前述した熱可塑性エラスト
マーで形成し、しかも可及的に肉薄に成形したシ
リンジが案出されるに至つている(実公昭第57−
46983号参照)。この従来技術に係るシリンジで
は、押子のピストン支持対を設け、当該ピストン
支持体を包被するように熱可塑性エラストマーか
らなるピストンを配設することによりピストン自
体を肉薄にし且つピストンの押子に対する追従性
を向上させる努力がなされている。 然しながら、前記ピストンでは、前述した特開
昭第58−67265号公報に係るピストンと同様に、
接液面全面が熱可塑性エラストマーで構成されて
いる。従つて、シリンジ内に注入される薬液等に
溶出物が混入するという懸念は未だ払拭されるに
至つてはいない。 [発明の目的] 本発明は前記に鑑みなされたものであつて、シ
リンジを構成するピストンを硬質プラスチツクに
より形成されるピストン本体と、前記ピストン本
体に係合し且つ熱可塑性エラストマーにより形成
される摺動子とから構成し、且つ前記ピストンの
薬液等に接する接液面にはピストン本体を形成す
る硬質プラスチツクを配設し、しかも、前記ピス
トンを製造する際には、予め前記ピストン本体に
その先端部から外周方向に放射状に延在する流路
を設け、この流路を介して熱可塑性エラストマー
を前記ピストン本体の外周部に流入させて固化す
ることにより、摺動子を肉薄且つ均一に形成する
ことを可能とし、これによつてピストン本体から
の溶出物を可及的に少なくすることを可能とした
シリンジおよびこの製造方法を提供することを目
的とする。 [目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、人体
等に対する液体の注入または人体等からの液体の
吸引を行うためのシリンジであつて、 円筒形である外筒と、 前記外筒の内部に進入し、先端部に円柱形状の
支持対が形成された押子と、 前記押子の支持対の先端部に外嵌する円筒部
と、該円筒部の先端から一体的に突出形成された
円錐部とからなり、前記円錐部には、円錐の頂点
か円周方向を指向して少なくとも1つの溝が画成
された硬化プラスチツクから形成されるピストン
本体と、 前記ピストン本体の円筒部に外嵌する筒体と、
該筒体と一体的に形成されてピスト本体の溝に少
なくとも1つのリブとを有し、前記筒体の先端部
とリブとによつて画成される空間から前記ピスト
ン本体の円錐部が外部に露呈する熱可塑性エラス
トマーから構成された摺動子と、 を備え、前記外部に露呈する円錐部とリブと筒体
の先端部により外筒内に充填される液体の接液面
を構成することを特徴とする。 また、本発明は、人体等に対して液体の注入ま
たは人体等からの液体の吸引を行うためのシリン
ジを製造する方法であつて、ピストン本体を形成
する際に当該ピストン本体の先端中央部から外周
部に指向する複数本の溝を画成する第1の工程
と、前記ピストン本体を金型内に配設する第2の
工程と、熱可塑性材料からなる溶湯を当該ピスト
ン本体の中央部から前記溝を介して外周面部側に
流入させて摺動子を形成する第3の工程とを有す
ることを特徴とする。 [実施態様] 次に、本発明に係るシリンジの製造方法につい
てそれを利用して得られるシリンジとの関係で好
適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。 第1図において、参照符号10は本発明に係る
シリンジを示し、当該シリンジ10は外筒12を
含む。前記外筒12は略円筒状を呈し、その一端
側は縮径し、通孔14を画成したその先端部16
に中空状の注射針(図示せず)等を装着可能であ
る。 一方、前記外筒12の他端側にはフランジ18
が設けられ且つその内部には他端側から押子20
が臨入する。押子20は、第2図に示すように、
互いに90°偏位して交差するように形成された板
体22と、その夫々の端部に形成されたフランジ
24,26と、一方のフランジ24に固着された
支持体28を含む。支持体28は先端部が鈍化し
た実質的に円柱状であつて、その周壁部に環状突
部30が膨出形成されている。 当該押子20の先端部にはピストン32が係合
する。この場合、前記ピストン32は押子20を
押圧あるいは引張することにより前記外筒12内
を矢印A1あるいはA2方向に変位可能である。前
記ピストン32は実質的に前記押子20に係合す
るピストン本体34と、当該ピストン本体34の
外側に嵌合する比較的肉薄な摺動子36とからな
る。 前記ピストン本体34は、例えば、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボ
ネイト、ポリエチレンテレフタレートまたはポリ
メタルメタアクリレート等の溶出物の少ない硬質
プラスチツクにより形成される。前記ピストン本
体34は前記押子20を構成する支持体28に外
嵌する円筒部38と、当該円筒部38に連続して
形成される円錐部40とからなる。前記円筒部3
8の内面部には周溝42が画成され、この周溝4
2に支持体28の環状突部30が嵌合して当該ピ
ストン本体34が前記押子20に係着される。ま
た、前記円錐部40には中心部から外周方向に指
向し放射状に120°ずつ偏位して複数の溝44a乃
至44cが画成される(第3図参照)。 次に、摺動子36について説明する。前記摺動
子36は熱可塑性エラストマー(例えば、ポリオ
レフイン系エラストマー、弗素樹脂系エラストマ
ー、エチレン−プロピレンコポリマー系エラスト
マー、スチレン系エラストマー、塩化ビニル系エ
ラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエス
テル系エラストマー等)により形成される。前記
摺動子36はピストン本体34の円筒部38の外
周壁面を包被するように外嵌する筒体と、この筒
体先端部に一体的に形成され、前記円錐部40の
溝44a乃至44cに嵌合するリブ46a乃至4
6cを有する。さらに、前記摺動子36には外筒
12の内周壁面に当接するシール部48並びに5
0が膨出形成される。この場合、押子20の押動
方向にあつて、ピストン本体34の接液面の面積
は摺動子36の接液面の面積よりも実質的に大と
なるように形成する。すなわち、第3図から諒解
されるように、摺動子36の筒体先端部とリブ4
6a乃至46cの合流した接液面積よりも、この
筒体先端部とリブ46a乃至46cによつて画成
される空間から外部に露呈するピストン本体34
の先端部の面積が大となるように構成している。
外筒12の内部でピストン32が薬液等を押圧す
る時、後述する理由によつて摺動子36の薬液接
得面積を可及的に少なくするためである。 本発明に係るシリンダは基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその製造方法につ
いて説明する。 先ず、予め外筒12および押子20を射出成形
等により形成しておくと共に、ピストン32を製
造する。すなわち、前記ピストン32を構成する
ピストン本体34を射出成形により夫々別途に形
成する。次いで、第4図に示すように、前記ピス
トン本体34を第1の金型52の突部52aに外
嵌し、前記第1金型52と第2の金型54とを係
合する。これによつて、前記ピストン本体34の
近傍にはキヤビテイ56が画成される。そこで、
前記第2金型54に形成される通路58から熱可
塑性エラストマーの溶湯を前記キヤビテイ56内
に充填する。この場合、前記溶湯は通路58を介
してピストン本体34を構成する円錐部40の中
心部に流入し、当該中心部から溝44a乃至44
cを介して円筒部38の外周部に到達する。そし
て、所定時間経過して固化した後、前記第2金型
54を第1金型52から離間すると共に第1金型
52からピストン本体34を取り外す。すなわ
ち、それによつてピストン32が製造される。次
に、前記ピストン32を押子20の一端部に係合
させ、当該ピストン32と押子20の先端側を外
筒12の内部に臨入してシリンジ10を組み立て
る。 このように、本実施例態様に係るシリンジの製
造方法を用いると、熱可塑性エラストマーにより
形成される摺動子36を前記ピストン本体34の
外周面部に略均一に形成することが可能である。
すなわち、前記ピストン本体34の円錐部40に
は外周方向に指向して延在する複数の溝44a乃
至44cが互いに略120°偏位して形成されてい
る。従つて、前記円錐部40の中心部に溶湯を導
入することにより溝44a乃至44cを介して円
筒部38の外周面に対し前記溶湯が均一に流入
し、この結果、摺動子36を相当に肉薄すること
が可能となるという効果が得られる。 次に、本発明に係るシリンジの作用並びに効果
について説明する。 先ず、当該シリンジ10を構成する外筒12の
一端側に中空状の注射針(図示せず)を装着し押
子10を矢印A2方向に変位させ、これによつて
外筒12の内部に薬液を吸入する。次に、前記注
射針を患者等に刺入し薬液を前記患者に注入す
る。すなわち、押子20を押動して当該押子20
とその先端部に取着されるピストン32とを矢印
A1方向に変位させ、前記薬液を注射針を介して
患者に注入する。 この場合、本実施例態様に係るシリンジによれ
ば、比較的剛性の低い熱可塑性エラスマーにより
形成される摺動子36を可及的に肉薄としている
ため、押子20の変位に伴つて前記ピストン32
自体が円滑に摺動変位することが可能である。従
つて、前記押子20の変位に対するピストン32
の摺動のための追従性が極めてよく、薬液の注入
を所望通り遂行することが出来る。これは以下に
説明する水滴吐出実験により確認された。 すなわち、この水滴吐出実験は、先ず、本発明
に係るシリンジ10と従来技術に係るシリンジに
夫々水を吸引し前記シリンダ10および従来技術
に係るシリンジを夫々シリンジポンプに装着し
た。さらに、前記シリンダの先端部にはチユーブ
とこのチユーブの先端部に取着される針とからな
る輸液セツトを装着し、前記針を鉛直下方向に指
向させて保持した。次いで、前記シリンダポンプ
を毎時1mlの吐出量にセツトし、輸液セツトの針
先端から滴下する水滴の吐出間隔を測定した。こ
の場合、前記輸液セツトは1mlの水を60滴に分割
して吐出されるものであり、従つて、シリンジポ
ンプにより毎時1mlでシリンジ10および従来技
術に係るシリンジ内の水を吐出させると、正確に
は1分間に1滴ずつ滴下することになる。 以上の実験を行つた結果を第5図aおよびbに
示す。第5図aは従来技術に係るシリンジの実験
結果であり、実質的には輸液セツトから1滴
(1/60ml)の水が滴下される毎にパルス信号を
発生させることにより所定の時間間隔における滴
下回数を表したチヤートである。また、第5図b
は本発明に係るシリンジ10の前記と同様の水の
滴下回数を所定時間間隔で測定した実験結果を示
すタイムチヤートである。 これによつて、本発明に係るシリンジ10で
は、毎分1滴の割合で規則正しく水を滴下するこ
とが確認出来る。一方、従来技術に係るシリンジ
では滴下間隔に大きなばらつきが生起しているこ
とが第5図aから確認された。従つて、本発明に
係るシリンジ10は従来技術に係るシリンジに比
した薬液を極めて正確に吐出することが可能であ
ることが判明した。 また、本発明に係るシリンジ10は溶出物の量
が少ない硬質プラスチツクからなるピストン本体
を可及的広面積で接液面に配設されるよう構成さ
れているため、当該シリンジ10内に吸入された
薬液内に経時的に溶出する物質が従来技術に係る
シリンジに比し相当に少なくなるという効果も得
られた。 前記の効果はデイスポーザブル注射筒基準によ
る溶出物試験により明らかとなつた。すなわち、
この試験は、当該シリンジ10と従来技術に係る
シリンジに最大目盛の位置まで水を吸収し、前記
水を70℃で30分間加熱し、前記夫々のシリンジ内
の水を50ml採取した。この水を試験液として以下
の試験を行つた。 先ず、前記夫々の試験液および空試験液を夫々
20ml取り出し、これらに1mlの塩化カリウム溶液
を加えた。そして、前記夫々の試験並びに空試験
液のPHを測定し、前記夫々の試験液と空試験液の
PHの差を測定した。 また、前述した試験液を10mlを夫々三角フラス
コに取り、過マンガン酸カリウム液20mlおよび希
硫酸1mlを加えて3分間煮沸した。前記煮沸した
試験液を冷却した後、これによりヨウ化カリウム
0.1gおよびデンプン試液5滴を加え、チオ硫酸
ナトリウム液で滴定した。以上の操作を試験液の
代わりに水10mlを用いて行つた時の前記試験液と
水の過マンガン酸カリウム液の消費量の差を測定
した。 さらに、前述した試験液10mlを水浴状で蒸発乾
固し、残留物を105℃で1時間乾燥した時の量を
測定した。 以上の試験結果を表1に示す。
[Industrial Application Field] The present invention relates to a syringe and a method for manufacturing the same.
More specifically, a piston is used in which a slider made of thermoplastic elastomer is integrally provided on a piston body made of hard plastic, and the piston body is formed on most of the liquid contact surface of the piston. The present invention relates to a syringe that can reduce the amount of eluate by disposing a hard plastic and can be manufactured economically, and a method for manufacturing the same. [Background of the Invention] Conventionally, syringes for dispensing or injecting liquid into the human body for the purpose of diagnosis or treatment have been widely employed in the medical field. The syringe generally includes an outer cylinder made of glass or hard plastic, a pusher that is slidably fitted into the outer cylinder, and a pusher that is attached to the pusher and attached to the inner wall of the outer cylinder. It basically consists of a piston that comes into sliding contact. In this case, the piston is formed of a rubber material or a thermoplastic elastomer and then incorporated into the pusher. In fact, since the rubber materials are relatively expensive, thermoplastic elastomers have come to be used. Furthermore, in order to reduce the manufacturing cost of the syringe itself, a syringe has been devised in which a piston and pusher made of the thermoplastic elastomer are integrally molded (see Japanese Patent Laid-Open No. 58-67265). However, in the syringe disclosed in this patent publication, since the entire piston is made of thermoplastic elastomer, there is a concern that eluates may appear over time. That is, thermoplastic elastomers have higher dissolution properties than hard plastics and the like. For this reason, like the syringe mentioned above, especially those whose entire liquid contact surface is made of thermoplastic elastomer, they are substantially exposed to the chemical liquid etc. injected into the syringe, and the thermoplastic elastomer It has been pointed out that there is a concern that a considerable amount of eluate may be mixed into the drug solution. Moreover, the piston itself of the syringe has a considerable thickness, and therefore, the manufacturing cost cannot be reduced as desired. This is because if the piston is thick, the cooling time will be long when the piston is obtained by injection molding, and the production process cannot be carried out very efficiently. Further, since the piston is thick, when the pusher is pushed, a difference occurs between the amount of deformation of the pusher and the amount of deformation of the piston. That is, the pusher is made of a hard plastic with relatively high rigidity, while the thermoplastic elastomer forming the piston has low rigidity. Furthermore, since the piston is in liquid-tight contact with the outer cylinder, when the pusher is displaced, the piston is once bent and then displaced. Therefore, it has been pointed out that there is a drawback that the followability of the piston to the pusher is substantially deteriorated. Therefore, a syringe was devised in which the piston was made of the above-mentioned thermoplastic elastomer and the wall was made as thin as possible (Jikkosho No. 57-
(See No. 46983). In the syringe according to this prior art, a pair of piston supports for the pusher is provided, and a piston made of thermoplastic elastomer is disposed so as to cover the piston support, thereby making the piston itself thinner and making it possible for the piston to support the pusher. Efforts are being made to improve followability. However, in the above-mentioned piston, like the piston according to Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-67265 mentioned above,
The entire liquid contact surface is made of thermoplastic elastomer. Therefore, the concern that eluate may be mixed into the medicinal solution injected into the syringe has not yet been eliminated. [Object of the Invention] The present invention has been made in view of the above, and provides a piston constituting a syringe with a piston body made of hard plastic, and a slide that engages with the piston body and made of thermoplastic elastomer. A hard plastic forming the piston body is disposed on the liquid contact surface of the piston that comes into contact with the chemical liquid, etc., and when manufacturing the piston, the tip of the piston body is A flow path is provided that extends radially in the outer circumferential direction from the piston body, and the thermoplastic elastomer is caused to flow into the outer peripheral portion of the piston body through the flow path and solidify, thereby forming a thin and uniform slider. It is an object of the present invention to provide a syringe and a method for manufacturing the syringe, which can thereby reduce eluate from the piston body as much as possible. [Means for achieving the object] In order to achieve the above object, the present invention provides a syringe for injecting liquid into or suctioning liquid from the human body, which has a cylindrical shape. a cylinder; a pusher that enters the outer cylinder and has a cylindrical support pair formed at its tip; a cylindrical part that fits onto the tip of the support pair of the pusher; and a tip of the cylindrical part. a piston body formed of hardened plastic, the conical portion integrally projecting from the conical portion and having at least one groove defined in the conical portion oriented circumferentially from the apex of the conical portion; a cylindrical body that fits onto the cylindrical portion of the piston body;
and at least one rib formed integrally with the cylindrical body in the groove of the piston body, the conical part of the piston body being exposed to the outside from the space defined by the tip of the cylindrical body and the rib. a slider made of a thermoplastic elastomer that is exposed to the outside, and the conical part, the ribs, and the tip of the cylindrical body that are exposed to the outside constitute a liquid contact surface for the liquid filled in the outer cylinder. It is characterized by The present invention also provides a method for manufacturing a syringe for injecting a liquid into a human body or suctioning a liquid from a human body, in which a piston body is formed from a central portion of the tip of the piston body. a first step of defining a plurality of grooves oriented toward the outer periphery; a second step of arranging the piston body in a mold; It is characterized by comprising a third step of forming a slider by flowing into the outer circumferential surface side through the groove. [Embodiments] Next, preferred embodiments of the method for producing a syringe according to the present invention in relation to a syringe obtained using the method will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In FIG. 1, reference numeral 10 indicates a syringe according to the present invention, and the syringe 10 includes an outer cylinder 12. As shown in FIG. The outer cylinder 12 has a substantially cylindrical shape, and one end thereof has a reduced diameter, and a distal end 16 defining a through hole 14.
A hollow injection needle (not shown) or the like can be attached to the tube. On the other hand, a flange 18 is provided on the other end side of the outer cylinder 12.
A pusher 20 is provided inside the pusher 20 from the other end.
enters. As shown in FIG. 2, the pusher 20 is
It includes plate members 22 formed to intersect with each other at 90° offset, flanges 24 and 26 formed at their respective ends, and a support member 28 fixed to one of the flanges 24. The support body 28 has a substantially cylindrical shape with a blunt tip, and has an annular protrusion 30 formed on its peripheral wall. A piston 32 is engaged with the tip of the pusher 20 . In this case, the piston 32 can be displaced within the outer cylinder 12 in the direction of the arrow A1 or A2 by pushing or pulling the pusher 20. The piston 32 substantially consists of a piston body 34 that engages with the pusher 20, and a relatively thin slider 36 that fits on the outside of the piston body 34. The piston body 34 is formed of a hard plastic with little eluate, such as polypropylene, polyethylene, polystyrene, polycarbonate, polyethylene terephthalate, or polymetal methacrylate. The piston main body 34 includes a cylindrical portion 38 that fits onto the support body 28 constituting the pusher 20, and a conical portion 40 that is formed continuously with the cylindrical portion 38. Said cylindrical part 3
A circumferential groove 42 is defined on the inner surface of the circumferential groove 4 .
The annular protrusion 30 of the support body 28 is fitted into the piston body 2, and the piston body 34 is engaged with the pusher 20. Furthermore, a plurality of grooves 44a to 44c are defined in the conical portion 40, oriented toward the outer circumference from the center and radially offset by 120° (see FIG. 3). Next, the slider 36 will be explained. The slider 36 is formed of a thermoplastic elastomer (e.g., polyolefin elastomer, fluororesin elastomer, ethylene-propylene copolymer elastomer, styrene elastomer, vinyl chloride elastomer, urethane elastomer, polyester elastomer, etc.). . The slider 36 is formed integrally with a cylindrical body that fits over the outer circumferential wall surface of the cylindrical portion 38 of the piston body 34 and the tip of this cylindrical body, and is formed integrally with the grooves 44a to 44c of the conical portion 40. Ribs 46a to 4 that fit into the
It has 6c. Further, the slider 36 has seal portions 48 and 5 that abut against the inner circumferential wall surface of the outer cylinder 12.
0 is formed as a bulge. In this case, the area of the liquid contacting surface of the piston body 34 is formed to be substantially larger than the area of the liquid contacting surface of the slider 36 in the pushing direction of the pusher 20. That is, as can be understood from FIG. 3, the cylindrical tip of the slider 36 and the rib 4
The piston body 34 is exposed to the outside from the space defined by the cylindrical body tip and the ribs 46a to 46c, rather than the liquid contact area where the parts 6a to 46c merge.
The area of the tip is large.
This is to reduce the area of the slider 36 that comes in contact with the chemical liquid as much as possible when the piston 32 presses the chemical liquid etc. inside the outer cylinder 12 for reasons that will be described later. The cylinder according to the present invention is basically constructed as described above, and the manufacturing method thereof will be explained next. First, the outer cylinder 12 and the pusher 20 are formed in advance by injection molding or the like, and the piston 32 is manufactured. That is, the piston bodies 34 constituting the piston 32 are separately formed by injection molding. Next, as shown in FIG. 4, the piston body 34 is fitted onto the protrusion 52a of the first mold 52, and the first mold 52 and the second mold 54 are engaged. Thereby, a cavity 56 is defined in the vicinity of the piston body 34. Therefore,
Molten thermoplastic elastomer is filled into the cavity 56 from a passage 58 formed in the second mold 54 . In this case, the molten metal flows into the center of the conical portion 40 constituting the piston body 34 through the passage 58, and flows from the center into the grooves 44a to 44.
It reaches the outer peripheral part of the cylindrical part 38 via c. After a predetermined period of time has elapsed and solidified, the second mold 54 is separated from the first mold 52 and the piston body 34 is removed from the first mold 52. That is, the piston 32 is manufactured thereby. Next, the piston 32 is engaged with one end of the pusher 20, and the piston 32 and the tip sides of the pusher 20 are inserted into the outer cylinder 12 to assemble the syringe 10. In this manner, by using the syringe manufacturing method according to this embodiment, it is possible to form the slider 36 made of thermoplastic elastomer substantially uniformly on the outer peripheral surface of the piston body 34.
That is, a plurality of grooves 44a to 44c are formed in the conical portion 40 of the piston body 34, extending toward the outer circumference and being offset from each other by approximately 120 degrees. Therefore, by introducing the molten metal into the center of the conical part 40, the molten metal uniformly flows into the outer peripheral surface of the cylindrical part 38 through the grooves 44a to 44c, and as a result, the slider 36 is considerably moved. The effect is that it becomes possible to make the wall thinner. Next, the functions and effects of the syringe according to the present invention will be explained. First, a hollow injection needle (not shown) is attached to one end side of the outer cylinder 12 constituting the syringe 10, and the pusher 10 is displaced in the direction of arrow A2 , thereby causing a drop inside the outer cylinder 12. Inhale the drug solution. Next, the injection needle is inserted into a patient, etc., and the medicinal solution is injected into the patient. That is, by pushing the pusher 20, the pusher 20
and the piston 32 attached to its tip are indicated by arrows.
A The drug solution is injected into the patient through the injection needle. In this case, according to the syringe according to this embodiment, since the slider 36 formed of thermoplastic elastomer with relatively low rigidity is made as thin as possible, the piston 32
It is possible for itself to be smoothly slid and displaced. Therefore, the piston 32 with respect to the displacement of the pusher 20
It has extremely good followability for sliding movement, and the injection of chemical liquid can be performed as desired. This was confirmed by the water droplet ejection experiment described below. That is, in this water droplet discharge experiment, first, water was sucked into the syringe 10 according to the present invention and the syringe according to the prior art, respectively, and the cylinder 10 and the syringe according to the prior art were respectively attached to a syringe pump. Further, an infusion set consisting of a tube and a needle attached to the tip of the tube was attached to the tip of the cylinder, and the needle was held in a vertically downward direction. Next, the cylinder pump was set to a discharge rate of 1 ml per hour, and the discharge interval of water droplets dripping from the needle tip of the infusion set was measured. In this case, the infusion set is one in which 1 ml of water is divided into 60 drops and discharged. Therefore, if the syringe pump discharges the water in the syringe 10 and the syringe according to the prior art at a rate of 1 ml per hour, it is accurate to One drop is added per minute. The results of the above experiment are shown in FIGS. 5a and 5b. FIG. 5a shows the experimental results of a syringe according to the prior art, in which a pulse signal is generated every time one drop (1/60 ml) of water is dropped from an infusion set, so that the syringe can be used at a predetermined time interval. This is a chart showing the number of drops. Also, Figure 5b
1 is a time chart showing the experimental results of measuring the number of drops of water from the syringe 10 according to the present invention at predetermined time intervals. This confirms that the syringe 10 according to the present invention regularly drips water at a rate of one drop per minute. On the other hand, it was confirmed from FIG. 5a that in the syringe according to the prior art, there was a large variation in the drop interval. Therefore, it has been found that the syringe 10 according to the present invention is capable of discharging medicinal liquids more accurately than the syringes according to the prior art. Furthermore, since the syringe 10 according to the present invention is configured such that the piston body made of hard plastic with a small amount of eluate is disposed on the liquid contact surface over as wide an area as possible, the syringe 10 is inhaled into the syringe 10. An effect was also obtained in that the amount of substances eluted into the drug solution over time was significantly reduced compared to the syringe according to the prior art. The above-mentioned effects were made clear by a test on eluates using a disposable syringe. That is,
In this test, water was absorbed into the syringe 10 and the syringe according to the prior art up to the maximum scale position, the water was heated at 70° C. for 30 minutes, and 50 ml of water in each of the syringes was sampled. The following tests were conducted using this water as a test liquid. First, each test liquid and blank test liquid were
20 ml were taken out and 1 ml of potassium chloride solution was added to them. Then, measure the PH of each of the above test and blank test solutions, and
The difference in PH was measured. In addition, 10 ml of each of the test solutions described above was placed in an Erlenmeyer flask, 20 ml of potassium permanganate solution and 1 ml of dilute sulfuric acid were added, and the flasks were boiled for 3 minutes. After cooling the boiled test liquid, it is converted into potassium iodide.
0.1 g and 5 drops of starch test solution were added and titrated with sodium thiosulfate solution. When the above operation was carried out using 10 ml of water instead of the test liquid, the difference in the amount of potassium permanganate solution consumed between the test liquid and water was measured. Furthermore, 10 ml of the above-mentioned test solution was evaporated to dryness in a water bath, and the amount of the residue after drying at 105° C. for 1 hour was measured. The above test results are shown in Table 1.

【表】 このように、当該シリンジ10の試験液では従
来の技術に係るシリンジの試験液に比し、全ての
値が小さく、従つて、当該シリンジ10からの溶
出物が極めて少ないことが判明した。 次に、本発明に係るシリンジの他の実施態様に
ついて説明する。なお、この実施態様において、
前述した第1の実施態様と同一の構成要素には同
一の参照符号を付し、従つて、その詳細な説明を
省略する。 すなわち、この実施態様に係るシリンジ10a
は、第6図に示すように、外筒12に一端側が臨
入するピストン本体60を含み、当該ピストン本
体60の他端側は前記外筒12から外方に突出し
て押子20の機能を達成する。換言すれば、前記
ピストン本体は60は押子と一体的に形成されて
いる。この場合、前記ピストン本体60の一端側
に摺動子36が係合する。なお、前記ピストン本
体60の一端部には第1の実施態様に係るピスト
ン本体34の溝44a乃至44cと同様に溝62
が形成され、この溝62に前記摺動子36の一部
が係合する。 このように構成されるシリンジ10aによれ
ば、前述した第1の実施態様に係るシリンジ10
と略同様の効果が得られるばかりか、ピストン本
体60を押子20と一体的に形成したため、その
製造工程を簡素化出来、製造コストを一層低廉化
することが可能となると共に接液面における溶出
物も極めて少ないという効果が得られる。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、診断および治
療を目的として人体筒に対して液体の注入および
注出を行うシリンジにおいて、前記シリンジを構
成するピストンを比較的溶出物の少ない硬質プラ
スチツクにより形成されるピストン本体と、当該
ピストン本体に係合し且つシリンジを構成する外
筒に摺動自在に当接する熱可塑性エラストマー製
の摺動子とから構成している。しかも、前記ピス
トンの接液面には可及的に溶出物の少ない硬質プ
ラスチツクからなるピストン本体の円錐部が含ま
れるため、薬液中の溶出物の量を減少させること
が出来る。また、前記円錐部の接液面の面積が前
記摺動子の係止部の接液面の面積より大であれ
ば、一層、溶出物の量を減少させることが出来
る。 さらに、前記ピストンを製造する際には予め中
心部から放射状に延在する溝を画成したピストン
本体を形成した後に前記ピストン本体の中心部に
熱可塑性エラストマーの溶湯を注入し、前記切欠
部を介してピストン本体の外周部に摺動子を形成
している。従つて、当該摺動子を極めて肉薄且つ
均一とすることが出来る。この結果、本発明に係
るシリンジによれば、所定量の薬液を正確に注入
することが可能となる。 さらにまた、前記熱可塑性エラストマーにより
形成される摺動子を肉薄としたため、前記熱可塑
性エラストマーの使用量を少なく出来、且つ製造
工程における冷却時間を短縮して当該シリンジの
製造コストを一層低廉化することが可能となる利
点が得られる。 以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本発明はこの実施態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
において種々の改良並びに設計の変更が可能なこ
とは勿論である。
[Table] As described above, all the values of the test solution from the syringe 10 were smaller than those from the syringe according to the conventional technology, and therefore, it was found that the eluate from the syringe 10 was extremely small. . Next, other embodiments of the syringe according to the present invention will be described. In addition, in this embodiment,
Components that are the same as those in the first embodiment described above are given the same reference numerals, and therefore detailed description thereof will be omitted. That is, the syringe 10a according to this embodiment
As shown in FIG. 6, the piston body 60 includes a piston body 60 whose one end side enters the outer cylinder 12, and the other end side of the piston body 60 projects outward from the outer cylinder 12 and functions as the pusher 20. achieve. In other words, the piston body 60 is formed integrally with the pusher. In this case, the slider 36 engages with one end of the piston body 60. Note that a groove 62 is provided at one end of the piston body 60, similar to the grooves 44a to 44c of the piston body 34 according to the first embodiment.
is formed, and a portion of the slider 36 engages with this groove 62. According to the syringe 10a configured in this way, the syringe 10 according to the first embodiment described above
Not only can almost the same effect be obtained, but since the piston body 60 is integrally formed with the pusher 20, the manufacturing process can be simplified, the manufacturing cost can be further reduced, and the surface in contact with liquid can be reduced. The effect is that the amount of eluates is extremely small. [Effects of the Invention] As described above, according to the present invention, in a syringe for injecting and dispensing liquid into and out of a human body cylinder for the purpose of diagnosis and treatment, the piston constituting the syringe is relatively free from eluate. It consists of a piston body made of a small amount of hard plastic, and a slider made of thermoplastic elastomer that engages with the piston body and slidably abuts on the outer cylinder constituting the syringe. Furthermore, since the liquid contact surface of the piston includes the conical portion of the piston body made of hard plastic with as little eluate as possible, the amount of eluate in the chemical solution can be reduced. Further, if the area of the liquid contacting surface of the conical part is larger than the area of the liquid contacting surface of the locking part of the slider, the amount of eluate can be further reduced. Furthermore, when manufacturing the piston, a piston body having grooves extending radially from the center is formed in advance, and then molten thermoplastic elastomer is injected into the center of the piston body to form the notch. A slider is formed on the outer circumference of the piston body through the piston body. Therefore, the slider can be made extremely thin and uniform. As a result, according to the syringe according to the present invention, it is possible to accurately inject a predetermined amount of liquid medicine. Furthermore, since the slider formed of the thermoplastic elastomer is made thinner, the amount of the thermoplastic elastomer used can be reduced, and the cooling time in the manufacturing process can be shortened to further reduce the manufacturing cost of the syringe. This has the advantage of being possible. Although the present invention has been described above with reference to preferred embodiments, the present invention is not limited to these embodiments, and various improvements and changes in design can be made without departing from the gist of the present invention. Of course.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第1図は本発明に係るシリンジの断面説明図、
第2図は第1図に示すシリンジの分解斜視図、第
3図は第1図に示すシリンジを構成するピストン
の端面図、第4図は第3図に示すピストンを製造
する方法を説明するための金型とそれによつて成
形されるピストンの一部省略断面説明図、第5図
aおよびbは従来技術に係るシリンジと本発明に
係るシリンジの水滴吐出実験における時間に対す
る滴下間隔の関係を示すタイムチヤート、第6図
は本発明に係るシリンジの他の実施態様の一部省
略断面説明図である。 10,10a……シリンジ、12……外筒、2
0……押子、28……支持体、32……ピスト
ン、34……ピストン本体、36……摺動子、5
2,54……金型。
FIG. 1 is a cross-sectional explanatory diagram of a syringe according to the present invention,
Fig. 2 is an exploded perspective view of the syringe shown in Fig. 1, Fig. 3 is an end view of a piston constituting the syringe shown in Fig. 1, and Fig. 4 explains a method for manufacturing the piston shown in Fig. 3. FIGS. 5a and 5b are partially omitted cross-sectional explanatory views of a mold for molding and a piston formed by the mold, and show the relationship between the droplet interval and the time in a water droplet ejection experiment of a syringe according to the prior art and a syringe according to the present invention. The time chart shown in FIG. 6 is a partially omitted cross-sectional explanatory view of another embodiment of the syringe according to the present invention. 10, 10a...Syringe, 12...Outer tube, 2
0... Pusher, 28... Support, 32... Piston, 34... Piston body, 36... Slider, 5
2,54...Mold.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 人体等に対する液体の注入または人体等から
の液体の吸引を行うためのリンジであつて、 円筒形である外筒と、 前記外筒の内部に進入し、先端部に円柱形状の
支持体が形成された押子と、 前記押子の支持体の先端部に外嵌する円筒部
と、該円筒部の先端から一体的に突出形成された
円錐部とからなり、前記円錐部には、円錐の頂点
から円周方向を指向して少なくとも1つの溝が画
成された硬化プラスチツクから形成されるピスト
ン本体と、 前記ピストン本体の円筒部に外嵌する筒体と、
該筒体と一体的に形成されてピストン本体の溝に
嵌合する少なくとも1つのリブとを有し、前記筒
体の先端部とリブとによつて画成される空間から
前記ピストン本体の円錐部が外部に露呈する熱可
塑性エストラマーから構成された摺動子と、 を備え、前記外部に露呈する円錐部とリブと筒体
の先端部により外筒内に充填される液体の接液面
を構成することを特徴とするシリンジ。 2 特許請求の範囲第1項記載のシリンジにおい
て、ピストン本体の外部に露呈する円錐部の接液
面積は摺動子の筒体とリブからなる接液面積より
も大なることを特徴とするシリンジ。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載のシ
リンジにおいて、ピストン本体の円錐部の溝は略
120°ずつ偏位して画成され、摺動子は略120°ずつ
偏位して前記各溝に嵌合する3本のリブを有する
ことを特徴とするシリンジ。 4 人体等に対して液体の注入または人体等から
の液体の吸引を行うためのシリンジを製造する方
法であつて、ピストン本体を形成する際に当該ピ
ストンの先端中央部から外周部に指向する複数本
の溝を画成する第1の工程と、前記ピストン本体
を金型内に配設する第2の工程と、熱可塑性材料
からなる溶湯を当該ピストン本体の中央部から前
記溝を介して外周面部側に流入させて摺動子を形
成する第3の工程とを有することを特徴とするシ
リンジの製造方法。 5 特許請求の範囲第4項記載の方法において、
熱可塑性材料は熱可塑性エラストマーからなるこ
とを特徴とするシリンジの製造方法。
[Scope of Claims] 1. A ring for injecting liquid into or suctioning liquid from the human body, etc., comprising: a cylindrical outer cylinder; It consists of a pusher on which a cylindrical support is formed, a cylindrical part that fits onto the tip of the support of the pusher, and a conical part integrally formed to protrude from the tip of the cylindrical part, a piston body formed of hardened plastic, the conical portion having at least one groove defined in a circumferential direction from the apex of the cone; a cylindrical body that fits over the cylindrical portion of the piston body;
at least one rib that is integrally formed with the cylinder and that fits into a groove in the piston body; a slider made of a thermoplastic elastomer whose portion is exposed to the outside, and the contact surface of the liquid filled in the outer cylinder is formed by the conical portion, the rib, and the tip of the cylinder body exposed to the outside. A syringe comprising: 2. The syringe according to claim 1, wherein the contact area of the conical portion exposed to the outside of the piston body is larger than the contact area of the cylinder and ribs of the slider. . 3. In the syringe according to claim 1 or 2, the groove of the conical portion of the piston body is approximately
A syringe characterized in that the slider has three ribs that are offset by approximately 120° and fit into each of the grooves. 4. A method of manufacturing a syringe for injecting liquid into a human body or suctioning a liquid from a human body, etc., in which a plurality of syringes oriented from the center of the tip of the piston toward the outer circumference when forming the piston body are used. a first step of defining a groove, a second step of arranging the piston body in a mold, and a step of introducing a molten metal made of thermoplastic material from the center of the piston body through the groove to the outer circumference of the piston body. A method for manufacturing a syringe, comprising a third step of forming a slider by flowing into the surface side. 5. In the method described in claim 4,
A method for manufacturing a syringe, wherein the thermoplastic material is a thermoplastic elastomer.
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