JPH0533039U - 温度分布測定装置 - Google Patents

温度分布測定装置

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JPH0533039U
JPH0533039U JP8909291U JP8909291U JPH0533039U JP H0533039 U JPH0533039 U JP H0533039U JP 8909291 U JP8909291 U JP 8909291U JP 8909291 U JP8909291 U JP 8909291U JP H0533039 U JPH0533039 U JP H0533039U
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JP
Japan
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optical fiber
temperature distribution
measuring device
distribution measuring
probe
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Withdrawn
Application number
JP8909291U
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Inventor
雅之 武石
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い距離分解能を有する温度分布測定装置を
得る。 【構成】 光ファイバをプローブとして用いる温度分布
測定装置において、光ファイバ41を螺旋状に巻いてプ
ローブ40を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、光ファイバによる温度分布測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の温度分布測定装置の光ファイバは、単なる線状のものであり、この線状 の光ファイバを対象物に付設して計測している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
光ファイバによる従来の温度分布測定装置は上記のようであり、位置を測定す るには、遅延時間に光速を乗じて距離を算出するのであるが、レーザ入射パルス にはある程度の幅があり、時間計測精度にも限界があるので、距離分解能として は数mから最高1m程度までしか得られないというような課題があった。
【0004】 この考案は上記課題を解消するためになされたもので、高い距離分解能を有す る温度分布測定装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る光ファイバをプローブとして用いる温度分布測定装置は、前記 光ファイバを螺旋状に巻いて前記プローブを形成したものである。
【0006】
【作用】
この考案における螺旋状に巻いた光ファイバプローブを対象物に付設して温度 分布を測定すれば、対象物の計測部分の長さ即ちこの光ファイバプローブの長さ の中にある光ファイバの長さは、螺旋状になっているので、数倍あるいは数十倍 の長さとなり、長い分だけ光の到着時間の差が大きくなり、時間計測精度が同じ であれば、時間差が大きくなっただけ距離分解能が向上する。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 による温度分布測定装置の光ファイバプローブを示す。光ファイバプローブ40 は、芯43の周囲に螺旋状に巻き付けた光ファイバ41と、その外側を被覆する シース42とからなる。光ファイバ41は、例えば、コア径50μm,外径12 5μmの石英ファイバのようなものである。シース42は、合成樹脂または金属 で管状に形成され、熱がよく透過し、熱容量が小さいように、可能な限り薄肉と して、プローブの応答性,分解能を損なわないようにする。芯43は、光ファイ バ41を螺旋状に巻き付ける芯になるもので、熱容量が小さく、熱伝導率が低い フッ素系合成樹脂または金属の薄肉管とする。シース42及び芯43を薄肉とす ることにより、光ファイバプローブ40の可撓性もよくなる。
【0008】 次に、動作について説明する。図2に示すように、この温度分布測定装置の計 測装置5に接続した光ファイバプローブ40を計測対象物6に挿入などして、計 測対象物6の温度分布を光ファイバプローブ40の光ファイバに移して、測定す る。光ファイバプローブ40は、図1に示すように、光ファイバ41を螺旋状に 形成したものである。計測装置5から光ファイバ41にレーザパルスを射出する と、レーザパルスは光ファイバ41のコア内を光速で進行する。計測対象物6の 温度分布に従って光ファイバプローブ40の光ファイバ41の温度分布が形成さ れていると、温度変化に伴ってラマン散乱光が変化するので、これを計測装置5 が観測し処理して温度を測定する。そのとき、その位置を知るため、遅延時間を 計測し、光速を乗じて距離を算出する。ところが、レーザ入射パルスにはある程 度の幅があり、光速で進行するので時間は極めて短時間であり、時間計測精度に も限界があるので、従来、距離分解能としては数mから最高1m程度までしか得 られなかった。これに対して、この光ファイバプローブ40の光ファイバ41は 螺旋状に形成されているので、光ファイバ41の長さは光ファイバプローブ40 の長さの数倍あるいは数十倍の長さとなり、光の進行路が長くなっただけ時間差 も大きくなる。時間計測精度が同じであれば時間差が大きくなっただけ距離分解 能が向上することになり、数cm程度の距離分解能が得られる。
【0009】 図3は温度分布測定結果の比較グラフである。破線で示す従来の測定結果は温 度変化の全体的な傾向しか判らないが、実線で示すこの考案の実施例による温度 分布測定装置で得られたものは、局部的な温度変化も詳細に表示している。
【0010】 なお、図1において、光ファイバプローブ40の構成を、螺旋状にした光ファ イバ41をシース42の内面に保持させるようにして芯43を省略してもよく、 さらに、シース42を省略して螺旋状の光ファイバ41を露出させてもよい。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、光ファイバを螺旋状にして光受信時間差を 大きくしたことにより、距離分解能の高い温度分布測定装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による温度分布測定装置の
光ファイバプローブの側面断面図である。
【図2】光ファイバプローブを用いた温度分布測定装置
の使用状態の説明図である。
【図3】温度分布測定結果の比較グラフである。
【符号の説明】
40:光ファイバプローブ、41:光ファイバ、42:
シース、43:芯、5:計測装置、 6:計測対象物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバをプローブとして用いる温度
    分布測定装置において、前記光ファイバを螺旋状に巻い
    て前記プローブを形成したことを特徴とする温度分布測
    定装置。
JP8909291U 1991-10-04 1991-10-04 温度分布測定装置 Withdrawn JPH0533039U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07280664A (ja) * 1994-04-04 1995-10-27 Kobe Steel Ltd 測温方法
JP2015075519A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 富士通株式会社 光ファイバケーブル及び温度分布測定システム
JP2016128752A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 前田建設工業株式会社 光ファイバー温度計、地盤改良体の品質管理方法、及び品質管理装置

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