JPH05328202A - 画像の手振れ補正装置 - Google Patents

画像の手振れ補正装置

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JPH05328202A
JPH05328202A JP14682892A JP14682892A JPH05328202A JP H05328202 A JPH05328202 A JP H05328202A JP 14682892 A JP14682892 A JP 14682892A JP 14682892 A JP14682892 A JP 14682892A JP H05328202 A JPH05328202 A JP H05328202A
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Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
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泰弘 藤森
Masashi Uchida
真史 内田
Tsukasa Hashino
司 橋野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 手振れによる画像の欠落部分の画像データを
動きベクトルに基づいて周辺メモリから読み出される周
辺画像データで補間する画像の手振れ補正装置にいて、
出力画像にミスマッチが発生して、画像に破綻をきたす
ことなく、自然な画像出力を得られるようにする。 【構成】 補正制御部40により、補正部30の周辺メ
モリ34からの周辺画像データで補間した補正画像デー
タの境界部分の相関を検出し、相関が小さい場合に補正
信号発生部20が出力の補正信号の補正量を零にさせ、
上記補正部30による手振れ補正を停止させる制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力ビデオ信号で構成
される画像の動きベクトルを検出し、手振れによる画像
の欠落部分の画像データを上記動きベクトルに基づいて
周辺メモリから読み出される周辺画像データで補間する
画像の手振れ補正装置に関し、例えばハンディタイプの
ビデオカメラの撮像出力などのビデオデータに含まれる
所謂手振れによる画像の移動量を検出して補正する画像
の手振れ補正装置などに適用される。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハンディタイプのビデオカメラ
では、撮影時の手振れすなわちカメラの振動が画像の振
動となって現れる。そこで、このような手振れによる画
像の振動を補正する画像の手振れ補正装置として、例え
ば特開昭63−166370号公報に開示されているよ
うに、画像の動きベクトルを検出し、この動きベクトル
に基づいて、画像メモリに貯えられているビデオデータ
を補正するものが提案されている。
【0003】画像の動きベクトルの検出には、例えばブ
ロックマッチング法が採用される。このブロックマッチ
ング法による画像の動きベクトルの検出では、画面を多
数の領域(ブロックと称する)に分割し、各ブロックの
中心に位置する前フィールドの代表点画素と現フィール
ドのブロック内の各画素の画像データとのフィールド差
の絶対値を演算し、各ブロックのフィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算して相関積分値を求めて、1ブ
ロック分の画素配列に対応する座標を有する相関積算値
表を形成する。そして、この相関積算値表における相関
積分値の最小値の座標値を画像の動きベクトルの座標値
として画面全体の動きベクトルを決定している。
【0004】そして、画像の手振れ補正装置では、例え
ば図11に示すように、動きベクトルに応じて出力画像
を移動し、拡大して出力することにより手振れ補正を行
う。あるいは、図12に示すように、手振れによる画像
の欠落部分の画像データを上記動きベクトルに基づいて
周辺メモリから読み出される周辺画像データで補間して
出力するにより、手振れ補正を行っている。
【0005】なお、ブロックマッチング法による動きベ
クトルの検出では、カメラの手振れによる画像の動きベ
クトルと被写体の動きによる動きベクトルとが同時に発
生するので、これらの判別が難しい。従来、手振れによ
る画像の動きベクトルの検出精度を高める手法として
は、例えば、1画面の複数の領域(マクロブロック)に
分割し、上記マクロブロック毎の動きベクトルから画面
全体の動きベクトルを検出する手法が知られておいる。
本件出願人は、互いに隣接しないマクロブロックが生じ
るような形態で、1画面を構成する複数のマクロブロッ
クに分割して、上記マクロブロック毎の動きベクトルか
ら画面全体の動きベクトルを検出し、手振れによる画像
の欠落部分の画像データを上記動きベクトルに基づいて
周辺メモリから読み出される周辺画像データで補間する
ようにした手振れ補正装置を先に特願平3−10038
4号などにおいて提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に動きベクトルに応じて出力画像を移動し、拡大して出
力することにより手振れ補正を行う画像の手振れ補正装
置では、常に画像を拡大して出力すえため、全く手振れ
の無いときでも解像度劣化が避けられないという欠点が
ある。これに対して、周辺メモリを用いて手振れ補正を
行う画像の手振れ補正装置では、手振れにより欠落した
部分の画像データのみを周辺メモリに蓄えられた過去の
データで置き換えるものであるから、拡大を行わないの
で、解像度劣化を伴わないという利点がある。
【0007】しかし、上述のように入力ビデオ信号で構
成される画像の動きベクトルを検出し、手振れによる画
像の欠落部分の画像データを上記動きベクトルに基づい
て周辺メモリから読み出される周辺画像データで補間す
る画像の手振れ補正装置では、例えば図13に示すよう
に、周辺画像データで補間された周辺画像と入力ビデオ
信号による主画像との境界部分に動き物体Xが存在する
場合に、出力画像にミスマッチが発生して、補正画像に
破綻をきたす虞れがある。また、動きベクトルの検出に
おいて誤検出が発生した場合にも、例えば図14に示す
ように、出力画像にミスマッチが発生して、補正画像に
破綻をきたす虞れがある。
【0008】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、ハンディタイプのビデオカメラ
などにおける高性能の手振れ補正を可能にすることを目
的とし、手振れによる画像の欠落部分の画像データを動
きベクトルに基づいて周辺メモリから読み出される周辺
画像データで補間する画像の手振れ補正装置において、
出力画像にミスマッチが発生して、補正画像に破綻をき
たす虞れがある場合に、手振れ補正を停止する機能を備
えた画像の手振れ補正装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、入力ビデオ信号で構成される画像の動
きベクトルを検出し、手振れによる画像の欠落部分の画
像データを上記動きベクトルに基づいて周辺メモリから
読み出される周辺画像データで補間する画像の手振れ補
正装置において、上記周辺メモリからの周辺画像データ
で補間した補正画の境界部分の相関を検出し、相関が小
さい場合に手振れ補正を停止する制御手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、互いに隣接しないマクロ
ブロックが生じるような形態で、1画面を構成する複数
のマクロブロックに分割して、上記マクロブロック毎の
動きベクトルから画面全体の動きベクトルを検出し、手
振れによる画像の欠落部分の画像データを上記動きベク
トルに基づいて周辺メモリから読み出される周辺画像デ
ータで補間する画像の手振れ補正装置において、上記マ
クロブロック毎の動きベクトルに基づいて、上記周辺メ
モリからの周辺画像データで補間した補正画の境界部分
の相関を検出し、相関が小さい場合に手振れ補正を停止
する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明に係る画像の手振れ補正装置では、上述
の課題を解決するために、制御手段により、周辺メモリ
からの周辺画像データで補間した補正画の境界部分の相
関を検出し、相関が小さい場合に手振れ補正を停止させ
る制御を行う。
【0012】また、本発明に係る画像の手振れ補正装置
では、上述の課題を解決するために、制御手段により、
マクロブロック毎の動きベクトルに基づいて、周辺メモ
リからの周辺画像データで補間した補正画の境界部分の
相関を検出し、相関が小さい場合に手振れ補正を停止さ
せる制御を行う。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る画像の手振れ補正装置の
一実施例について図面に従い詳細に説明する。本発明に
係る画像の手振れ補正装置は、例えば図1のように構成
される。
【0014】この図1に示す第1の実施例は、ハンディ
タイプのビデオカメラにおける手振れによる画像の動き
を補正する手振れ補正装置に本発明を適用したもので、
動きベクトル検出部10,補正信号発生部20,補正部
30及び補正制御部40を備えてなる。この図1におい
て、信号入力端子1には、上記ビデオカメラの図示しな
い撮像部による撮像出力として得られるビデオ信号をデ
ィジタル化した入力ビデオデータが供給される。
【0015】この手振れ補正装置において、上記動きベ
クトル検出部10は、上記入力ビデオデータが上記信号
入力端子1を介して供給される代表点メモリ11及び減
算回路12と、この減算回路12による減算出力データ
が供給される相関積算値表形成回路13と、この相関積
算値表形成回路13により形成された相関積算値表の相
関積算値データが供給される動きベクトル決定回路14
とを備えてなる。
【0016】この動きベクトル検出部10における上記
代表点メモリ11は、入力ビデオデータで構成される1
フィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表
点画素の画像データIk (0,0)を記憶する。具体的
には、例えば図2に示すように、1フィールドの画面を
m画素×nラインのブロックに分割し、図3に示すよう
に各ブロックの中心の画素S(0,0)を代表点とし、
各代表点画素の画像データIk (0,0)を上記代表点
メモリ11に1フィールド期間記憶する。なお、上記代
表点は、画面上で均一のばらまかれている。そして、こ
の代表点メモリ11から読み出される1フィールド前の
各代表点画素の画像データIk-1 (0,0)が上記減算
回路12に供給される。
【0017】また、上記減算回路12は、上記信号入力
端子1を介して供給される入力ビデオデータすなわち現
フィールドの画像データについて、ブロック毎のm×n
個の各画素の画像データIk (x,y)と上記代表点メ
モリ11から読み出される前フィールドの対応するブロ
ックの代表点画素の画像データIk-1 (0,0)との差
分すなわちフィールド間差の絶対値|Ik-1 (0,0)
−Ik (x,y)|を検出する。そして、この減算回路
12により得られるフィールド差分絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|が上記相関積算値表
形成回路13に供給され
【0018】上記相関積算値表形成回路13は、上記減
算回路12により得られた各ブロックのフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|を対応す
る画素毎に1フィールド期間に亘って積算し、1ブロッ
ク分の画素配列に対応するm×nの整数座標を有する相
関積算値表を形成する。この相関積算値表形成回路13
により形成される相関積算値表は、m×n個のフィール
ド差分絶対値|Ik-1(0,0)−Ik (x,y)|の
積算値すなわち相関積算値の分布を示す。そして、この
相関積算値表形成部13により形成される相関積算値表
のm×n個の相関積算値が上記動きベクトル決定部14
に供給される。
【0019】上記動きベクトル決定回路14は、上記相
関積算値表形成回路13により形成された相関積算値表
の相関積算値の最小値の座標を検出して、動きベクトル
を決定する。上記相関積算値表形成回路13により形成
された相関積算値表の相関積算値は、各ブロックの代表
点画素の画像データIk-1 (0,0)と他の画素の画像
データIk (x,y)とのフィールド間相関を示すもの
で、相関の強い画素に対応する座標ほど小さな値とな
り、動きベクトルに対応する座標の相関積算値が最小値
となるので、最小値の座標を検出することにより動きベ
クトルを決定することができる。そして、この動きベク
トル検出部10は、検出した画像の動きベクトルを上記
補正信号発生部20に供給する。
【0020】上記補正信号発生部20は、上記動きベク
トルを手振れベクトルVt ’として、 Xt =Xt-1 −Vt ’ なる補正量Xt の手振れ補正信号を形成し、この手振れ
補正信号を上記補正部30に供給する。
【0021】また、上記補正部30は、上記補正信号発
生部20から手振れ補正信号が供給されるアドレス制御
回路31及びセレクト信号発生回路32と、上記アドレ
ス制御回路31から供給されるアドレス信号に従ってビ
デオデータの書き込み/読み出しが行われるフィールド
メモリ33及び周辺メモリ34と、上記フィールドメモ
リ33及び周辺メモリ34から読み出されるビデオデー
タを上記セレクト信号発生回路32から供給されるセレ
クト信号に応じて選択的に出力するセレクタ35とを備
えてなる。
【0022】上記フィールドメモリ33には、上記信号
入力端子1を介して供給される入力ビデオデータが順次
書き込まれる。そして、このフィールドメモリ33の読
み出しアドレスが上記手振れ補正信号により上記手振れ
ベクトルに応じて制御される。これにより、上記フィー
ルドメモリ33からは、1フィールドの入力ビデオデー
タが上記手振れベクトルに応じて移動されたビデオデー
タが得られる。そして、このフィールドメモリ33から
読み出されるビデオデータと上記周辺メモリ34から読
み出される周辺ビデオデータとが上記セレクタ35によ
る選択によって合成され、手振れ補正処理済のビデオデ
ータとして信号出力端子2から出力される。
【0023】なお、上記周辺メモリ34には、上記セレ
クタ35を介して出力される手振れ補正処理済のビデオ
データによる画像の補正範囲に相当する周辺部分のビデ
オデータが周辺ビデオデータとして逐次書き込まれる。
【0024】さらに、上記補正制御部40は、上記補正
部30のフィールドメモリ33から読み出される画像デ
ータと上記周辺メモリ34から読み出される周辺画像デ
ータとが供給されるようになっている。この補正制御部
40は、上記フィールドメモリ33からの画像データと
上記周辺メモリ34からの周辺画像データとを比較し、
その差が大きいときには上記動きベクトル検出部10に
より検出された動きベクトルが画像の手振れに起因する
ものでないと判定して、補正停止制御信号を上記補正信
号発生部20に供給する。
【0025】上記補正制御部40における画像データの
比較の方法としては、例えば図4に斜線を施して示す境
界部分の領域Aについて、各データの相関をとり、相関
値がしきい値よりも小さいときに補正停止制御信号を出
力するようにすれば良い。また、図5に右上がりの斜線
を施して示す領域Bと左上がりの斜線を施して示す領域
Cとで各データ間の差分を検出するようにしてもよい。
【0026】そして、上記補正信号発生部20は、上記
動きベクトルが画像の手振れに起因するものでないこと
を示す補正停止制御信号が上記補正制御部40から供給
されると、手振れベクトルVt ’を零ベクトルV〔0,
0〕として手振れ補正信号を形成し、この手振れ補正信
号を上記補正部30に供給する。
【0027】すなわち、上記補正制御部40は、上記周
辺メモリ34からの周辺画像データで補間した補正画の
境界部分の相関を検出し、相関が小さい場合に手振れ補
正を停止する制御を行う。
【0028】このような構成の手振れ補正装置では、上
記補正制御部40により、上記周辺メモリ34からの周
辺画像データで補間した補正画の境界部分の相関を検出
し、相関が小さい場合に手振れ補正を停止する制御を行
うので、上記境界部分に動き物体が存在したり動きベク
トルの検出において誤検出が発生した場合にも、出力画
像にミスマッチが発生して、補正画像に破綻をきたすこ
とがなく、上記補正部30により入力ビデオ信号に手振
れ補正処理を確実に施すことができ、自然な画像出力が
得られる。
【0029】次に、図6に示す第2の実施例は、マクロ
ブロックを採用して手振れによる画像の動きベクトルの
検出精度を高めるようにした手振れ補正装置に本発明を
適用したもので、動きベクトル検出部60,補正制御部
70,補正信号発生部80及び補正部90を備えてな
る。この図6において、信号入力端子51には、上記ビ
デオカメラの図示しない撮像部による撮像出力として得
られるビデオ信号をディジタル化した入力ビデオデータ
が供給される。
【0030】この手振れ補正装置において、上記動きベ
クトル検出部60は、入力ビデオ信号で構成される1フ
ィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点
画素の画像データをメモリに1フィールド期間記憶し、
現フィールドのブロックの各画素の画像データと上記メ
モリから読み出される前フィールドのブロックの代表点
画素の画像データとの差分の絶対値に基づいて画像の動
きベクトルを検出するものであって、上記入力ビデオデ
ータが上記信号入力端子51を介して供給されるフィー
ルド差分検出部61と、このフィールド差分検出部61
によるフィールド差分出力が供給される相関積算値表形
成部64と、この相関積算値表形成部64により形成さ
れた相関積算値表の相関積算値が供給される動きベクト
ル推定部68とを備えてなる。
【0031】上記フィールド差分検出部61は、上記入
力ビデオデータが上記信号入力端子51を介して供給さ
れる代表点メモリ62と減算回路63からなる。
【0032】上記代表点メモリ62は、上述の第1の実
施例における代表点メモリ11と同様に、入力ビデオデ
ータで構成される1フィールドの画像をm画素×nライ
ンのブロックに分割し、各ブロックの中心の画素S
(0,0)を代表点とし、各代表点画素の画像データI
k (0,0)を上記代表点メモリ62に1フィールド期
間記憶する。そして、この代表点メモリ62から読み出
される1フィールド前の各代表点画素の画像データI
k-1 (0,0)が上記減算回路63に供給される。ま
た、上記減算回路63は、上記信号入力端子51を介し
て供給される入力ビデオデータすなわち現フィールドの
画像データについて、ブロック毎のm×n個の各画素の
画像データIk (x,y)と上記代表点メモリ62から
読み出される前フィールドの対応するブロックの代表点
画素の画像データIk-1 (0,0)との差分すなわちフ
ィールド間差の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,
y)|を検出する。
【0033】そして、上記フィールド差分検出部61
は、上記減算回路63により得られるフィールド差分絶
対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|を上記相関
積算値表形成部64に供給する。
【0034】上記相関積算値表形成部64は、上記フィ
ールド差分検出部61により得られたフィールド差分絶
対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|が供給され
るマクロブロック化回路65と、このマクロブロック化
回路65によりマクロブロック化されたフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|が供給さ
れる第1乃至第13の絶対値積分回路66A〜66Mか
らなる。
【0035】上記マクロブロック化回路65は、上記フ
ィールド差分検出部61により得られたフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|につい
て、互いに隣接しないマクロブロックが生じる形態で、
1画面を複数のマクロブロックに分割するもので、例え
ば図7に示すように、1画面を4×3の12個のマクロ
ブロックB1〜B12に分割する。
【0036】そして、このマクロブロック化回路65に
よりマクロブロック化されたフィールド差分絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|は、各マクロブロッ
クB1〜B9に対応する上記第1乃至第12の絶対値積
分回路66A〜66Lにマクロブロック毎に供給される
とともに、上記第13の絶対値積分回路66Mに全マク
ロブロックが供給される。
【0037】上記第1の絶対値積分回路66Aは、第1
のマクロブロックB1のフィールド差分絶対値|Ik-1
(0,0)−Ik (x,y)|について、上記m×n個
の画素で構成されるブロックの各フィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算し、上記第1のマクロブロック
B1の相関積算値表を形成する。以下同様に、上記第2
乃至第12の絶対値積分回路66B〜66Lは、それぞ
れ対応する第2乃至第12のマクロブロックB2〜B1
2の相関積算値表を形成する。また、上記第13の絶対
値積分回路66Jは、上記第1乃至第9のマクロブロッ
クB1〜B12からなる1画面全体の相関積算値表を形
成する。
【0038】そして、上記相関積算値表形成部64は、
上記第1乃至第12の絶対値積分回路66A〜66Lに
より形成された各マクロブロックB1〜B12の相関積
算値表の相関積算値と上記第13の絶対値積分回路66
Mにより形成された1画面全体の相関積算値表の相関積
算値を上記動きベクトル推定部68に供給するととも
に、上記補正制御部70に供給する。
【0039】上記動きベクトル推定部68は、上記相関
積算値表形成部64により形成された各相関積算値表の
相関積算値の最小値の座標を検出して、動きベクトルを
推定する。上記相関積算値表形成回路64により形成さ
れた各相関積算値表の相関積算値は、各ブロックの代表
点画素の画像データIk-1 (0,0)と他の画素の画像
データIk (x,y)とのフィールド間相関を示すもの
で、相関の強い画素に対応する座標ほど小さな値とな
り、動きベクトルに対応する座標の相関積算値が最小値
となるので、最小値の座標を検出することにより動きベ
クトルを推定することができる。
【0040】そして、この動きベクトル検出部60は、
上記動きベクトル推定部68により推定した画像の動き
ベクトルを上記補正信号発生部80に供給する。
【0041】また、上記補正制御部70は、上記相関積
算値表形成部64の上記第1乃至第13の絶対値積分回
路66A〜66Mにより形成された各相関積算値表の相
関積算値に基づいて、各マクロブロック毎の動きベクト
ルを比較し、動きベクトルの異なるマクロブロックが周
辺部分に検出されたときに、その動きベクトルが画像の
手振れに起因するものでないと判定して、補正停止制御
信号を上記補正信号発生部80に供給する。すなわち、
例えば図8に示すように、画像の周辺部分に動き物体X
が入ってきた場合には、各マクロブロックの動きベクト
ルを図9に示してあるように、上記動き物体Xの存在す
るマクロブロックの動きベクトルが他のマクロブロック
とは異なるので、手振れ補正に破綻をきたす状態である
と判定することができる。このように、上記補正制御部
70は、上記マクロブロック毎の動きベクトルに基づい
て、後述する補正部90の周辺メモリ94からの周辺画
像データで補間した補正画の境界部分の相関を検出し、
相関が小さい場合に手振れ補正を停止する制御を行う。
【0042】上記補正信号発生部80は、上記動きベク
トル検出部60により検出された動きベクトルを手振れ
ベクトルVt ’として、 Xt =Xt-1 −Vt ’ なる補正量Xt の手振れ補正信号を形成し、この手振れ
補正信号を上記補正部90に供給する。また、この補正
信号発生部80は、上記動きベクトル検出部10により
検出された動きベクトルが画像の手振れに起因するもの
でないことを示す補正停止制御信号が上記補正制御部7
0から供給されると、手振れベクトルVt’を零ベクト
ルV〔0,0〕として手振れ補正信号を形成し、この手
振れ補正信号を上記補正部80に供給する。
【0043】また、上記補正部90は、例えば図10に
示すように、上記補正信号発生部80から手振れ補正信
号が供給されるアドレス制御回路91及びセレクト信号
発生回路92と、上記アドレス制御回路91から供給さ
れるアドレス信号に従ってビデオデータの書き込み/読
み出しが行われるフィールドメモリ93及び周辺メモリ
94と、上記フィールドメモリ93及び周辺メモリ94
から読み出されるビデオデータを上記セレクト信号発生
回路92から供給されるセレクト信号に応じて選択的に
出力するセレクタ95とを備えてなる。
【0044】上記フィールドメモリ93には、上記信号
入力端子51を介して供給される入力ビデオデータが順
次書き込まれる。そして、このフィールドメモリ93の
読み出しアドレスが上記手振れ補正信号により上記手振
れベクトルに応じて制御される。これにより、上記フィ
ールドメモリ93からは、1フィールドの入力ビデオデ
ータが上記手振れベクトルに応じて移動されたビデオデ
ータが得られる。そして、このフィールドメモリ93か
ら読み出されるビデオデータと上記周辺メモリ94から
読み出される周辺ビデオデータとが上記セレクタ95に
よる選択によって合成され、手振れ補正処理済のビデオ
データとして信号出力端子52から出力される。
【0045】なお、上記周辺メモリ94には、上記セレ
クタ95を介して出力される手振れ補正処理済のビデオ
データによる画像の補正範囲に相当する周辺部分のビデ
オデータが周辺ビデオデータとして逐次書き込まれる。
【0046】このような構成の手振れ補正装置では、上
記補正制御部70は、上記マクロブロック毎の動きベク
トルに基づいて、上記周辺メモリ94からの周辺画像デ
ータで補間した補正画の境界部分の相関を検出し、相関
が小さい場合に手振れ補正を停止する制御を行うので、
上記境界部分に動き物体が存在したり動きベクトルの検
出において誤検出が発生した場合にも、出力画像にミス
マッチが発生して、補正画像に破綻をきたすことがな
く、上記補正部90により入力ビデオ信号に手振れ補正
処理を確実に施すことができ、自然な画像出力が得られ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、入力ビデオ信号で構成される画像の動きベ
クトルを検出し、手振れによる画像の欠落部分の画像デ
ータを上記動きベクトルに基づいて周辺メモリから読み
出される周辺画像データで補間する画像の手振れ補正装
置において、制御手段により、周辺メモリからの周辺画
像データで補間した補正画の境界部分の相関を検出し、
相関が小さい場合に手振れ補正を停止させる制御を行う
ので、上記境界部分に動き物体が存在したり動きベクト
ルの検出において誤検出が発生した場合にも、出力画像
にミスマッチが発生して、補正画像に破綻をきたすこと
がなく、上記補正部により入力ビデオ信号に手振れ補正
処理を確実に施すことができ、自然な画像出力が得られ
る。
【0048】また、本発明によれば、互いに隣接しない
マクロブロックが生じるような形態で、1画面を構成す
る複数のマクロブロックに分割して、上記マクロブロッ
ク毎の動きベクトルから画面全体の動きベクトルを検出
し、手振れによる画像の欠落部分の画像データを上記動
きベクトルに基づいて周辺メモリから読み出される周辺
画像データで補間する画像の手振れ補正装置において、
制御手段により、マクロブロック毎の動きベクトルに基
づいて、周辺メモリからの周辺画像データで補間した補
正画の境界部分の相関を検出し、相関が小さい場合に手
振れ補正を停止させる制御を行うので、上記境界部分に
動き物体が存在したり動きベクトルの検出において誤検
出が発生した場合にも、出力画像にミスマッチが発生し
て、補正画像に破綻をきたすことがなく、上記補正部に
より入力ビデオ信号に手振れ補正処理を確実に施すこと
ができ、自然な画像出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像の手振れ補正装置の第1の実
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】上記手振れ補正装置の動きベクトル検出部にお
ける画面のブロック分割の状態を示す図である。
【図3】ブロック分割された画面の1ブロックの構造を
示す図である。
【図4】上記手振れ補正装置の補正制御部における画像
データの比較動作例の説明に供する図である。
【図5】上記手振れ補正装置の補正制御部における画像
データの他の比較動作例の説明に供する図である。
【図6】本発明に係る画像の手振れ補正装置の第2の実
施例の構成を示すブロック図である。
【図7】1画面を12分割したマクロブロックの状態を
示す図である。
【図8】移動物体が進入してきた場合の画像の状態を示
す図である。
【図9】図8に示した画像の状態におけるマクロブロッ
クの動きベクトルの状態を示す図である。
【図10】上記第2の実施例における補正部の構成を示
すブロック図である。
【図11】画像拡大方式の手振れ補正動作の説明に供す
る図である。
【図12】周辺メモリ方式の手振れ補正動作の説明に供
する図である。
【図13】移動物体が存在する場合の周辺メモリ方式の
手振れ補正動作の説明に供する図である。
【図14】動きベクトルにの検出に誤差が発生した場合
の周辺メモリ方式の手振れ補正動作の説明に供する図で
ある。
【符号の説明】
10,60・・・・・動きベクトル検出部 20,80・・・・・補正信号発生部 30,90・・・・・補正部 33,93・・・・・フィールドメモリ 34,94・・・・・周辺メモリ 40,70・・・・・補正制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋野 司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号で構成される画像の動き
    ベクトルを検出し、手振れによる画像の欠落部分の画像
    データを上記動きベクトルに基づいて周辺メモリから読
    み出される周辺画像データで補間する画像の手振れ補正
    装置において、 上記周辺メモリからの周辺画像データで補間した補正画
    の境界部分の相関を検出し、相関が小さい場合に手振れ
    補正を停止する制御手段を設けたことを特徴とする画像
    の手振れ補正装置。
  2. 【請求項2】 互いに隣接しないマクロブロックが生じ
    るような形態で、1画面を構成する複数のマクロブロッ
    クに分割して、上記マクロブロック毎の動きベクトルか
    ら画面全体の動きベクトルを検出し、手振れによる画像
    の欠落部分の画像データを上記動きベクトルに基づいて
    周辺メモリから読み出される周辺画像データで補間する
    画像の手振れ補正装置において、 上記マクロブロック毎の動きベクトルに基づいて、上記
    周辺メモリからの周辺画像データで補間した補正画の境
    界部分の相関を検出し、相関が小さい場合に手振れ補正
    を停止する制御手段を設けたことを特徴とする画像の手
    振れ補正装置。
JP14682892A 1992-05-14 1992-05-14 画像の手振れ補正装置 Expired - Lifetime JP3223577B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277033A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Sony Corp 撮像装置と振れ補正方法

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