JPH05327440A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JPH05327440A
JPH05327440A JP12521492A JP12521492A JPH05327440A JP H05327440 A JPH05327440 A JP H05327440A JP 12521492 A JP12521492 A JP 12521492A JP 12521492 A JP12521492 A JP 12521492A JP H05327440 A JPH05327440 A JP H05327440A
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circuit
igbt
voltage
overcurrent
gate
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Shogo Ogawa
省吾 小川
Tadashi Miyasaka
忠志 宮坂
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電流制限回路付のIGBT装置を駆動可能
な駆動装置において、過電流状態下でのIGBTの稼働
を制限し、IGBTの焼損等の発生を未然に防止可能な
駆動装置を実現する。 【構成】 IGBT2のゲート電圧VG と、基準電圧V
0を比較回路40を構成するコンパレータ41を用いて
比較し、過電流状態となると低下するゲート電圧VG
ら、IGBT2が過電流状態であるか否かを判断する。
IGBT2が過電流状態であると判断されると、駆動装
置30のアラーム出力端子A1からアラーム信号を出力
し、過電流の原因の排除等を可能とし、IGBT2が過
電流状態で継続的に稼働されることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁ゲート型半導体装
置の駆動装置の構成に関するものであり、特に、過電流
抑制手段を備えた絶縁ゲート型半導体装置の駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5および図6に、過電流の監視、およ
び過電流からの保護が可能な半導体装置の例を示してあ
る。図5は、複数のIGBT1が接続された装置であ
り、それぞれのIGBT1を流れる電流をカレントトラ
ンスフォーマー(CT)3を用いて計測している。そし
て、これらのCT3の値から短絡電流を判定し、各IG
BT1が過電流状態になるのを防止している。しかし、
このCT3により短絡電流を計測する方法では、検出速
度が遅く、CT3の測定結果から過電流状態であること
が判明した時にはIGBT1等の半導体素子が破壊され
てしまっている場合が多いという問題がある。
【0003】図6に示す半導体装置は、この問題点を改
善した装置であり、ソフト遮断回路5にIGBT1の出
力電圧Vcを導入し、この出力電圧Vcに基づきIGB
T1をオフ状態としている。このソフト遮断回路5にお
いては、フォトカプラー6を介して入力信号Iが入力さ
れ、入力信号Iに基づき、トランジスタT1、T2およ
びT3を経て出力Oから制御電圧V1が出力され、ゲー
ト抵抗11を通ってIGBT1のゲート電極1gにゲー
ト電圧VG として印加される。
【0004】また、ソフト遮断回路5においては、トラ
ンジスタQ1がオンとなると、トランジスタQ2を経て
トランジスタQ3がオフとなる。このため、制御電圧V
1として供給されていた高電圧VCCが遮断され、遮断用
抵抗RGEを介して除々に制御電圧V1が減少し、IGB
T1がソフト遮断される。このようにソフト遮断回路5
は、制御電圧V1を除々に減少できる機能を備えている
ので、IGBT1の遮断時におけるノイズの発生、電圧
の脈動などを防止することができる。図6に示す装置に
おいては、IGBT1の出力電圧Vcがソフト遮断回路
5の遮断入力として供給されている。すなわち、出力電
圧VcがダイオードD1を介してトランジスタQ1のベ
ース側に接続されている。従って、IGBT1がオン状
態の場合において、トランジスタT1から供給される高
電圧VCCはダイオードD1を介して電流が流れ、トラン
ジスタQ1はオフとなっている。ここで、IGBT1に
過電流が流れると、IGBT1における電圧降下が増大
し、出力電圧Vcが所定の電圧を越える。このため、ト
ランジスタT1を介して供給される高電圧VCCは、ダイ
オードD2を経てトランジスタQ1のベースに接続され
ている容量C1に供給される。この結果、トランジスタ
Q1のベース電圧が上昇し、トランジスタQ1がオンと
なり、上述したソフト遮断が行われる。
【0005】このようなソフト遮断回路5を用いた装置
は、過電流の検出速度が早く、IGBT1をオン状態か
らオフ状態に自動的に切り換えることができる。従っ
て、IGBT1を過電流による損傷等から防護するため
には、適した装置である。しかし、このソフト遮断回路
5を構成するために、IGBT1の出力電圧Vcを参照
しているので、ソフト遮断回路5を含む装置自体にIG
BT1に印加される高電圧に合致した絶縁性能を持たせ
る必要がある。また、IGBT1がオン・オフする際の
出力電圧Vcの変動を捕らえてソフト遮断回路5が誤動
作するという問題、さらに、出力電圧Vcを参照するた
めに、IGBT1のコレクタ側との接続が必要となり配
線が複雑になるという問題もある。
【0006】図7に示す装置は、このような問題に対応
可能な装置であり、IGBTを流れる電流を検出するた
めのセンス端子E1が設けられたセンス付IGBT2が
採用されている。このセンス付IGBT2においては、
センス端子E1にIGBTを流れる電流Icに対応した
電流が流れる。従って、センス端子E1に検出抵抗12
を接続し、この検出抵抗12における電圧降下に基づき
MOS等を用いた過電流制限回路13からゲート電圧V
G を抑制することにより、過電流を防止することができ
る。図8に示したタイミングチャートに基づき、センス
付IGBT2を用いた装置の動きを説明する。先ず、時
刻t1に駆動回路20に入力されている入力信号IがI
GBT2をオンするために高レベルとなる。従って、駆
動回路20からは高電圧の制御電圧V1が出力され、ゲ
ート抵抗11を介してゲート電圧VG としてゲート電極
2gに印加される。次に、時刻t2において、短絡が発
生し、IGBT2を流れる通過電流Icが急激に増加す
ると、検出抵抗12の電圧降下が増加する。このため、
過電流制限回路13が動作し、ゲート電圧VG が低下す
る。従って、通過電流Icが減少し、IGBT2は過電
流による損傷から保護される。そして、時刻t3に入力
信号Iが低レベルとなると、制御電圧V1およびゲート
電圧VG が低下し、IGBT2はオフ状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、センス付
IGBT2を用いることにより、過電流からIGBTを
保護することが可能となる。しかし、過電流を所定の電
流レベルに制限する動作を行っている場合でも、駆動回
路20は入力信号Iに応じた制御電圧V1を供給しつづ
ける。従って、IGBT2は、過電流が流れる状態にあ
りながら、継続してその状態に制御されつづける。この
ため、何らかの原因でIGBT2を流れる電流が減少
し、検出抵抗12の電圧降下が低くなり、過電流制限回
路13の動作が停止すると、再度IGBT2に過電流が
流れ、過電流が流れたり抑制されたりする動作を繰り返
すこととなる。この結果、過電流制限回路13が付いて
いるにも関わらず、素子破壊に達する場合も想定され、
また、過電流が流れる異常な状態での動作が継続される
と言う点でも問題がある。
【0008】そこで、本発明においては、上記の問題点
に鑑みて、過電流から主スイッチング素子たるIGBT
等の絶縁ゲート型半導体装置を保護すると同時に、過電
流が流れる状態を排除することが可能な半導体装置の駆
動装置を実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、過電流制限手段を備えた絶縁
ゲート型半導体装置のゲート電圧と、所定の基準電圧と
を比較し、絶縁ゲート型半導体装置が過電流状態である
か否かを判断することにより絶縁ゲート型半導体装置を
制御可能としている。すなわち、本発明に係る、過電流
状態にあることを判定してゲート電極へ印加されるゲー
ト電圧を変更可能な過電流制限手段を備えた絶縁ゲート
型半導体装置の駆動装置においては、この駆動装置へ入
力される入力信号に対応した制御電圧を絶縁ゲート型半
導体装置に出力可能な駆動手段と、ゲート電圧と所定の
基準電圧とを比較可能な比較手段とを有することを特徴
としている。さらに、このような駆動装置においては、
比較手段の比較結果に基づき入力信号をオフ状態に変更
可能なオフ信号出力手段を設置することが望ましい。ま
た、過電流状態において絶縁ゲート型半導体装置をソフ
ト遮断するためには、駆動手段としてソフト遮断が可能
なソフト遮断回路を用いること有効である。
【0010】
【作用】過電流制御手段を備えた絶縁ゲート型半導体装
置においては、過電流状態となると、ゲート電圧を低減
することにより、絶縁ゲート型半導体装置を通過する電
流を制限し、損傷の発生を防止している。従って、過電
流状態下においては、絶縁ゲート型半導体装置のゲート
電圧は、駆動装置から供給されるオン状態の制御電圧に
基づく通常のゲート電圧から低く設定されていることと
なる。従って、比較手段を用いて、実際に絶縁ゲート型
半導体装置に印加されているゲート電圧を、通常のゲー
ト電圧より若干低い所定の基準電圧と比較することによ
り、絶縁ゲート型半導体装置が過電流状態であるか否か
を判定することが可能となる。
【0011】このように、比較手段を用いて過電流状態
であるか否かを判定することにより、駆動装置から外部
にアラームを発し、駆動装置への入力信号をオフとして
絶縁ゲート型半導体装置を遮断することができ、また、
過電流状態となっている原因の排除を促進させることも
可能である。従って、過電流状態下での絶縁ゲート型半
導体装置を継続して使用することも制限し、絶縁ゲート
型半導体装置を損傷から守ることができる。勿論、駆動
装置自体にオフ信号出力手段を設置することにより、強
制的に絶縁ゲート型半導体装置を遮断し、絶縁ゲート型
半導体装置を過電流から保護することも可能である。
【0012】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0013】〔実施例1〕図1に本発明の実施例1に係
る駆動装置の構成を示してある。本例の駆動装置30
は、先に図7に基づき説明した電流制限回路を備えたI
GBT装置10を駆動する装置である。この電流制限回
路を備えたIGBT装置10は、センス付IGBT2、
このセンス付IGBT2のセンス端子E1に接続された
検出抵抗12、検出抵抗12における電圧降下からゲー
ト電圧VG を低減可能な過電流制限回路13、さらに、
駆動装置30から供給される制御電圧V1をIGBT2
のゲート電極2gに印加するためのゲート抵抗11から
構成されている。従って、図7に基づき説明したよう
に、過電流がIGBT2に流れると検出抵抗12の電圧
降下が増大し、その結果過電流制限回路13が動作する
ため、ゲート電圧VG を低下でき、過電流を抑制するこ
とが可能である。なお、これらの詳しい動作等は、先に
説明したと同様であるので、同じ符号を付して説明を省
略する。
【0014】このような過電流制限回路を備えたIGB
T装置10を駆動する本例の駆動装置30は、入力端子
I1に供給される入力信号Iを絶縁して駆動回路20に
入力するフォトカプラ6と、入力された入力信号Iに基
づきIGBT装置10を制御する制御電圧V1を出力す
る駆動回路20と、所定の基準電圧V0とゲート電圧V
G とを比較して過電流状態であるか否かを判断可能な比
較回路40と、さらに、比較回路40の結果に基づき駆
動装置30からアラーム信号を供給可能なアラーム信号
発生回路50とから構成されている。
【0015】先ず、本例の駆動装置30の比較回路40
は、基準電圧V0とゲート電圧VGとを比較するための
コンパレータ41により構成され、このコンパレータ4
1の反転入力41bには、IGBT装置10のゲート抵
抗11下流におけるゲート電圧VG が入力されている。
また、非反転入力41aには、入力信号Iがオンである
ときに制御電圧V1としてIGBT装置10に供給され
る高電圧VCCが、抵抗42を介して入力され、さらに、
定電圧ダイオードであるツェナーダイオード43を介し
てIGBT装置10の低電圧側の負荷端子P2に接続さ
れている。従って、コンパレータ41の非反転入力41
aには、ツェナーダイオード43によって決定される基
準電圧V0が印加されている。このような比較回路40
においては、基準電圧V0を制御電圧V1によって設定
されるゲート電圧VG より若干低く設定すると、通常の
オン状態においてゲート電圧VG が基準電圧V0と比較
し高いため、コンパレータ41の出力41cは低レベル
となり、一方、過電流状態においてゲート電圧VG が基
準電圧V0より高くなるため、コンパレータ41の出力
41cは高レベルとなる比較回路を実現することができ
る。
【0016】本例のアラーム信号発生回路50は、比較
回路40のコンパレータ41の出力41cが入力される
高周波フィルター51、高周波フィルター51の出力を
絶縁するフォトカプラー52、フォトカプラー52の出
力が波形整形用のインバータ53a、53bを介して入
力されるNANDゲート54から構成されており、この
NANDゲート54には入力端子I1から入力される入
力信号Iも入力され、さらに、NANDゲート54の出
力はアラーム信号出力端子A1に接続されている。従っ
て、本アラーム信号発生回路50においては、入力信号
Iが高レベルのオン状態であってゲート電圧VG が基準
電圧V0よりも低くなると、NANDゲート54からの
出力が低レベルに反転するARM(バー)信号を出力す
ることが可能である。なお、高周波フィルター51は、
IGBT装置10のスイッチング時にこのアラーム信号
発生回路50が動作しないように挿入されている。従っ
て、コンパレータ41からIGBT装置10のスイッチ
ング時に2〜5μsのパルスが出力されても、高周波フ
ィルター51からはアラーム信号発生回路50には信号
が供給されないようになっている。
【0017】本例の装置の動きを図2に示したタイミン
グチャートに基づき説明する。先ず、時刻t11に低レ
ベルであった入力信号Iが、オン状態である高レベルと
なると、駆動回路20から高電圧の制御信号V1がIG
BT装置10に供給される。
【0018】これにより、高電圧のゲート電圧VG がI
GBT2のゲート電極2gに印加され、IGBT2がオ
ンとなる。このとき、ゲート電圧VG は、基準電圧V0
よりも大きくなるため、比較回路40のコンパレータ出
力41cは低レベルとなる。従って、高周波フィルター
51等を経てNANDゲート54に入力される信号は低
レベルとなり、同時にNANDゲート54に入力される
入力信号Iは高レベルであるので、NANDゲート54
からの出力は高レベルとなる。従って、アラーム信号出
力端子A1に現れる信号は正常状態を示す高レベルとな
る。
【0019】次に、時刻t12に何らかの原因により、
IGBT2の通過電流Icが過電流となると、IGBT
装置10の過電流制限回路13が動作し、ゲート電圧V
G が低減される。このため、ゲート電圧VG は基準電圧
V0より小さくなり、コンパレータ41の出力は高レベ
ルに反転する。従って、NANDゲート54に入力され
る信号は両者とも高レベルとなり、NANDゲート54
からのARM(バー)信号が異常を示す低レベルとな
る。
【0020】そして、次に時刻t13に入力信号Iがオ
フ状態を示す低レベルとなると、駆動回路20から供給
される制御電圧V1が低電圧となり、これによりゲート
電圧VG も低電圧となるのでIGBT装置10は停止す
る。
【0021】このように、本例の駆動装置30は、IG
BT装置10のゲート電圧VG を基準電圧V0と比較し
てIGBT装置10が過電流状態に有るか否かを判定す
ることができ、過電流状態にあるときは、ARM(バ
ー)といったアラーム信号を出力することができる。従
って、この駆動装置30からのアラーム信号に基づき、
過電流の原因を解決したり、あるいは、駆動装置30へ
の入力信号Iをオフ状態とすることにより、IGBT装
置10を停止することができる。このように、本例の駆
動装置30を用いることにより、過電流状態下でIGB
T装置10を継続的に稼働させ、IGBT2の損傷等を
招く危険を回避することが可能となる。
【0022】さらに、本例の駆動装置においては、図6
に示したようなIGBTに負荷としてかかる電源電圧で
はなく、制御電圧として安定したゲート電圧を用いて過
電流状態を判定しているので、誤動作する可能性も少な
い。さらに、本例の装置においては起動時の誤動作を避
けるため、高周波フィルターを用いており、さらに高い
信頼性の確保が可能である。
【0023】〔実施例2〕図3に実施例2に係る絶縁ゲ
ート型半導体装置の駆動装置の構成を示してある。本例
の駆動装置30も実施例1と同様に電流制限回路を備え
たIGBT装置10を駆動する装置である。従って、こ
のIGBT装置10も、センス付IGBT2、検出抵抗
12、過電流制限回路13、さらに、ゲート抵抗11を
備えており、これらの動作等については先に説明した通
りにつき説明を省略する。
【0024】このIGBT装置10を駆動する本例の駆
動装置30も、実施例1の駆動装置同様に、入力端子I
1に供給される入力信号Iを絶縁して駆動回路20に入
力するフォトカプラ6、入力された入力信号Iに基づき
IGBT装置10を制御する制御電圧V1を出力する駆
動回路20、基準電圧V0とゲート電圧VG とを比較し
て過電流状態であるか否かを判断可能な比較回路40、
比較回路40の結果に基づき駆動装置30からアラーム
信号を供給可能なアラーム信号発生回路50を備えてい
る。そして、本例の駆動装置30において着目すべき点
は、これらの回路に加え駆動回路20にオフ信号を供給
可能なオフ信号出力回路60を備えていることである。
【0025】これらの回路の内、駆動回路20、比較回
路40の構成は実施例1において説明した回路と同様に
つき、同じ符号を付して説明を省略する。一方、アラー
ム信号発生回路50は、比較回路40のコンパレータ4
1の出力が入力される高周波フィルター51と、この高
周波フィルター51を通過した信号を絶縁してラッチ回
路55に供給するフォトカプラー52と、高周波フィル
ター51を通過したアラーム信号をラッチしてアラーム
信号出力端子A1から出力するラッチ回路55から構成
されている。従って、本例の駆動装置30においては、
実施例1とは逆に、ゲート電圧VG が基準電圧V0より
低い状態、すなわち、IGBT装置10が過電流状態に
あるときに高レベルとなるアラーム信号をアラーム信号
出力端子A1から供給することができる。
【0026】さらに、本例の駆動装置30においては、
駆動回路20にオフ信号を供給して、IGBT装置10
が過電流状態となった時に自動的に停止させることが可
能なオフ信号出力回路60を備えている。このオフ信号
出力回路60は、アラーム信号出力回路50の高周波フ
ィルター51を通過した信号を波形整形するインバータ
61a、bと、このインバータ61a、bからの出力お
よび入力信号Iが入力されるNANDゲート回路62、
さらに、このNANDゲート回路62の出力と入力信号
Iが入力されるANDゲート回路63から構成されてお
り、ANDゲート回路63の出力が駆動回路20の入力
として接続されている。また、NANDゲート回路62
に入力される入力信号Iはディレイ回路64を介して入
力されており、入力信号Iがオフ状態からオン状態に反
転した際に、駆動回路20にオン状態の信号を入力でき
るようになっている。
【0027】すなわち、このオフ信号出力回路60を備
えた本例の駆動装置30においては、NANDゲート回
路62の出力は、図2において説明したARM(バー)
信号と同様の変化を伴う。従って、図2において時刻t
11に入力信号Iがオン状態となると、コンパレータ4
1の出力は高レベルであるが、ディレイ回路64により
入力信号Iは低レベルであり、NANDゲート回路62
からは高レベルの出力が維持され、ANDゲート回路6
3においては、出力が低レベルから高レベルに反転す
る。従って、駆動回路20によりIGBT装置10がオ
ン状態となる。次に、時刻t12に過電流状態となる
と、NANDゲート回路62の出力は反転して低レベル
となるため、ANDゲート回路63から駆動回路20に
はオフ信号が供給され、IGBT装置10はオフ状態と
なる。また、アラーム信号発生回路50からは高レベル
のアラーム信号がアラーム信号出力端子A1に供給され
る。従って、本例の駆動装置30を用いることにより、
IGBT装置10が過電流状態となると、IGBT装置
10を自己遮断し、IGBT2の損傷を未然に防止でき
る。同時に、過電流状態であることをアラーム信号出力
端子A1を通じて外部機器に出力し、過電流状態となっ
た原因の排除等の処理を行うことが可能となる。
【0028】〔実施例3〕図4に本発明の実施例3に係
る絶縁ゲート型半導体装置の駆動装置30の構成を示し
てある。本例の駆動装置30も実施例1と同様に電流制
限回路を備えたIGBT装置10を駆動する装置であっ
て、センス付IGBT2、検出抵抗12、過電流制限回
路13、さらに、ゲート抵抗11を備えており、これら
の動作等については先に説明した通りにつき説明を省略
する。
【0029】このIGBT装置10を駆動する本例の駆
動装置30は、実施例1の駆動装置同様に、基準電圧V
0とゲート電圧VG とを比較して過電流状態であるか否
かを判断可能な比較回路40を備えた駆動装置である。
そして、この比較回路40からの信号に基づきIGBT
装置10をソフト遮断可能なソフト遮断回路5が駆動回
路として用いられている。このソフト遮断回路5は、先
に、図6に基づき説明した回路と同様の構成であり、構
成、動作等については、共通する部分に同じ符号を付し
て説明を省略する。また、比較回路40の構成を実施例
1と同様に付、共通する部分に同じ符号を付して説明を
省略する。
【0030】本例の駆動装置30においては、比較回路
40のコンパレータ41の出力がソフト遮断回路5のト
ランジスタQ1のベース側に接続されいている。従っ
て、IGBT装置10が通常状態であるとき、すなわ
ち、ゲート電圧VG が基準電圧V0よりも大きい場合
は、コンパレータ41の出力は低レベルであり、ダイオ
ードD2を介してフォトカプラー6からの入力信号Iに
よっても、トランジスタQ1のベース電圧が上昇するこ
とはなく、トランジスタQ3はオン状態に維持される。
従って、ソフト遮断は動作せず、IGBT装置10はフ
ォトカプラー6を介して入力された入力信号Iに基づき
制御される。
【0031】一方、IGBT装置10が過電流状態とな
ると、ゲート電圧VG は基準電圧V0を下回り、コンパ
レータ41の出力は高レベルに反転する。従って、ソフ
ト遮断回路5のトランジスタQ1のベース電圧が上昇
し、トランジスタQ1がオンとなる。これにより、トラ
ンジスタQ3がオフとなるので、遮断用抵抗RGEを介し
てゲート電圧VG が除々に低下し、IGBT装置10を
ソフト遮断することができる。また、本例の駆動装置3
0においては、ソフト遮断回路50にはコンパレータ4
1の出力が入力されているため、半導体装置の制御回路
に用いられる電圧と同等のコンパレータ41の出力電圧
に沿った絶縁クラスの回路を採用することができる。従
って、図6に基づき説明した従来の駆動装置のように、
IGBT2にかかる高電圧に対応可能な高い絶縁クラス
の回路を採用する必要はない。
【0032】さらに、本例の駆動装置30においては、
制御電圧として安定したゲート電圧を比較することによ
り過電流状態を判定しているので、図6に示した従来の
ソフト遮断回路のようにIGBTに負荷としてかかる電
源電圧から判定している装置と比較し、誤動作の可能性
が非常に少ない。
【0033】このように、本例の駆動装置30を用いる
ことにより、IGBT装置10が過電流状態となると、
IGBT装置10を自己遮断することが可能であり、過
電流状態下で継続的に運転されることによる焼損等の不
具合の発生を未然に防止することができる。さらに、本
例の駆動装置30においては、ソフト遮断回路5を用い
てIGBT装置10を遮断しているので、過電流状態と
なった場合にIGBT装置10をオフ状態とする場合で
あっても、IGBT2を通過する電流を除々に低下しな
がら遮断することができる。従って、IGBT装置10
を急激にオフすることに伴うノイズの発生等を抑制する
ことができ、外部装置への影響を防止することも可能と
なる。そして、このソフト遮断回路5を通常の電圧レベ
ルの回路で構成することが可能であるため、駆動装置を
小形化でき、また安価に製造することができる。
【0034】
【発明の効果】以上において説明したように、本発明に
係る駆動装置は、過電流制御手段を備えた絶縁ゲート型
半導体装置を駆動可能なものであり、この絶縁ゲート型
半導体装置のゲート電圧を所定の基準電圧と比較手段を
用いて比較することにより、絶縁ゲート型半導体装置が
過電流状態にあるか否かを判定可能としている。従っ
て、この比較手段からの信号に基づきアラーム信号を外
部に発信して過電流状態となった原因を排除したり、ま
た、比較手段からのオフ信号出力手段を用いて駆動装置
自体により絶縁ゲート型半導体装置を自己遮断すること
も可能である。このように、本例の駆動装置を用いるこ
とにより、絶縁ゲート型半導体装置を過電流状態下で継
続して使用するような事態を避けることが可能となり、
焼損等から絶縁ゲート型半導体装置を未然に保護するこ
とが可能である。
【0035】また、本例の駆動装置において、自己遮断
するため、ソフト遮断回路を用いる場合であっても、比
較手段とソフト遮断回路とを接続することにより、駆動
装置を簡単に構成することが可能であり、さらに、従来
のようにソフト遮断回路を構成するために高い絶縁特性
は必要としない。従って、絶縁ゲート型半導体装置を過
電流により損傷から未然に保護することができ、さら
に、自己遮断時のノイズ等の発生を抑えることが可能な
駆動装置を安価な装置として、また小形化可能な装置と
して供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る絶縁ゲート型半導体装
置の駆動装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す駆動装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】本発明の実施例2に係る絶縁ゲート型半導体装
置の駆動装置の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施例3に係る絶縁ゲート型半導体装
置の駆動装置の構成を示す回路図である。
【図5】従来の過電流を検出可能な装置の回路図であ
る。
【図6】従来のソフト遮断回路を用いた絶縁ゲート型半
導体装置の駆動装置の構成を示す回路図である。
【図7】過電流制限回路を備えた絶縁ゲート型半導体装
置、およびその駆動装置の構成を示す回路図である。
【図8】図7に示す駆動装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ・・・IGBT 2 ・・・センス端子付IGBT 3 ・・・カレントトランスフォーマ(CT) 5 ・・・ソフト遮断回路 6 ・・・フォトカプラー 10・・・過電流制限回路付IGBT装置 11・・・ゲート抵抗 12・・・検出抵抗 13・・・過電流制限回路 20・・・駆動回路 30・・・駆動装置 40・・・比較回路 41・・・コンパレータ 42・・・抵抗 43・・・ツェナーダイオード 50・・・アラーム信号発生回路 51・・・高周波フィルター 52・・・フォトカプラー 53、61・・・インバータ 54、62・・・NANDゲート回路 55・・・ラッチ回路 60・・・オフ信号出力回路 63・・・ANDゲート回路 64・・・ディレイ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過電流状態にあることを判定してゲート
    電極へ印加されるゲート電圧を変更可能な過電流制限手
    段を備えた絶縁ゲート型半導体装置の駆動装置であっ
    て、この駆動装置へ入力される入力信号に対応した制御
    電圧を前記絶縁ゲート型半導体装置に出力可能な駆動手
    段と、前記ゲート電圧と所定の基準電圧とを比較可能な
    比較手段とを有することを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記比較手段の比較
    結果に基づき前記入力信号をオフ状態に変更可能なオフ
    信号出力手段を有することを特徴とする駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記駆動手
    段はソフト遮断が可能なソフト遮断回路であることを特
    徴とする駆動装置。
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EP93104360A EP0561386A1 (en) 1992-03-18 1993-03-17 Semiconductor device
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0797301A2 (de) * 1996-03-20 1997-09-24 Abb Research Ltd. Verfahren zur Einschaltregelung eines IGBTs und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
US5710508A (en) * 1995-05-16 1998-01-20 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor apparatus

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