JPH05327431A - 電圧比較回路 - Google Patents
電圧比較回路Info
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- JPH05327431A JPH05327431A JP7182091A JP7182091A JPH05327431A JP H05327431 A JPH05327431 A JP H05327431A JP 7182091 A JP7182091 A JP 7182091A JP 7182091 A JP7182091 A JP 7182091A JP H05327431 A JPH05327431 A JP H05327431A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 簡単な回路要素を付加するのみで出力電圧の
振幅を大にする。 【構成】 第1、第2の入力伝達用FET7,8が比較
用入力電圧に対応した電圧降下を有していて、その他端
にそれぞれの電圧を出力し、これらにそれぞれ順次直列
に接続された第1の正帰還用FET15と第1の電流供
給用FET19とが、該各FETの電圧降下を、第2の
入力伝達用FET8の出力電圧を増幅し且つレベルシフ
トした、FET12,22の第2のソ−スホロア回路の
出力電圧で変化させ、同様に、FET16,20の電圧
降下を、第1の入力伝達用FET7の出力電圧を増幅し
且つレベルシフトした、FET11,21の第1のソ−
スホロア回路の出力電圧で変化させる構成とし、且つ所
定のバイアス電圧をゲ−トに受けてなる分流用FET2
3により、第1と第2の正帰還用FETの各出力側相互
間を接続した。
振幅を大にする。 【構成】 第1、第2の入力伝達用FET7,8が比較
用入力電圧に対応した電圧降下を有していて、その他端
にそれぞれの電圧を出力し、これらにそれぞれ順次直列
に接続された第1の正帰還用FET15と第1の電流供
給用FET19とが、該各FETの電圧降下を、第2の
入力伝達用FET8の出力電圧を増幅し且つレベルシフ
トした、FET12,22の第2のソ−スホロア回路の
出力電圧で変化させ、同様に、FET16,20の電圧
降下を、第1の入力伝達用FET7の出力電圧を増幅し
且つレベルシフトした、FET11,21の第1のソ−
スホロア回路の出力電圧で変化させる構成とし、且つ所
定のバイアス電圧をゲ−トに受けてなる分流用FET2
3により、第1と第2の正帰還用FETの各出力側相互
間を接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二つの電圧を比較する差
動型電圧比較回路に関する。
動型電圧比較回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電圧比較回路として、例
えば"The Journal of Solid-State Circuits, Vol. 23,
No. 6, December 1988; pp 1379-1385"に掲載されてい
るものがある。
えば"The Journal of Solid-State Circuits, Vol. 23,
No. 6, December 1988; pp 1379-1385"に掲載されてい
るものがある。
【0003】図2はその電圧比較回路図である。同図に
おいて、1,2は比較する入力電圧V1,V2をコント
ロ−ル信号(ラッチ信号)Cに従って回路に導くための
ためのNチャンネルFET、5,6はカップリング及び
オフセットキャンセル用のコンデンサ、3,4はコント
ロ−ル信号Cに従ってコンデンサ5,6の一方の端子を
基板電圧まで下げるためのNチャンネルFETである。
おいて、1,2は比較する入力電圧V1,V2をコント
ロ−ル信号(ラッチ信号)Cに従って回路に導くための
ためのNチャンネルFET、5,6はカップリング及び
オフセットキャンセル用のコンデンサ、3,4はコント
ロ−ル信号Cに従ってコンデンサ5,6の一方の端子を
基板電圧まで下げるためのNチャンネルFETである。
【0004】7,8はPチャンネルFETよりなる第1
と第2の入力伝達用FETで、電源VDDに各ソ−スが
接続され、コンデンサ5,6を通じて得られる入力電圧
V1,V2に対応した電圧降下を有してノ−ドA,Bに
電圧を出力する。
と第2の入力伝達用FETで、電源VDDに各ソ−スが
接続され、コンデンサ5,6を通じて得られる入力電圧
V1,V2に対応した電圧降下を有してノ−ドA,Bに
電圧を出力する。
【0005】15,16はNチャンネルFETよりなる
第1と第2の正帰還用FETで、その各ドレインがFE
T7,8の各ドレインに接続され、各ソ−スが短絡され
ている。該各ドレインの電圧は出力電圧V4,V5をな
す。
第1と第2の正帰還用FETで、その各ドレインがFE
T7,8の各ドレインに接続され、各ソ−スが短絡され
ている。該各ドレインの電圧は出力電圧V4,V5をな
す。
【0006】19,20はNチャンネルFETよりなる
第1と第2の電流供給用FETで、各ドレインがFET
15,16の各ソ−スに接続されている。
第1と第2の電流供給用FETで、各ドレインがFET
15,16の各ソ−スに接続されている。
【0007】12,22は第2のソ−スホロア回路を形
成しているNチャンネルFETで、第2の入力伝達用F
ET8のドレインの電圧を増幅し且つレベルシフトした
電圧を第1の電流供給用FET19のゲ−トに供給す
る。11,21は第1のソ−スホロア回路を形成してい
るNチャンネルFETで、第1の入力伝達用FET7の
ドレインの電圧を増幅し且つレベルシフトした電圧を第
2の電流供給用FET20のゲ−トに供給する。上記の
各FET21,22はそのゲ−トに所定のバイアス電圧
Vbを受けている。
成しているNチャンネルFETで、第2の入力伝達用F
ET8のドレインの電圧を増幅し且つレベルシフトした
電圧を第1の電流供給用FET19のゲ−トに供給す
る。11,21は第1のソ−スホロア回路を形成してい
るNチャンネルFETで、第1の入力伝達用FET7の
ドレインの電圧を増幅し且つレベルシフトした電圧を第
2の電流供給用FET20のゲ−トに供給する。上記の
各FET21,22はそのゲ−トに所定のバイアス電圧
Vbを受けている。
【0008】17,18は第1と第2のコンデンサで、
FET15,19の各ゲ−ト間及びFET16,20の
各ゲ−ト間に接続されている。
FET15,19の各ゲ−ト間及びFET16,20の
各ゲ−ト間に接続されている。
【0009】9,10,13,14はPチャンネルFE
Tよりなる第1と第2と第3と第4の各スイッチ手段
で、コントロ−ル信号Cに従ってそれぞれ各FET7,
8,15,16のドレインとゲ−トを短絡させて回路全
体をリセット状態にし、或は該短絡をオフにして各FE
T7,8,15,16を有効に作動させる。なお図中の
コントロ−ル信号C#はコントロ−ル信号Cを反転した
ものである。
Tよりなる第1と第2と第3と第4の各スイッチ手段
で、コントロ−ル信号Cに従ってそれぞれ各FET7,
8,15,16のドレインとゲ−トを短絡させて回路全
体をリセット状態にし、或は該短絡をオフにして各FE
T7,8,15,16を有効に作動させる。なお図中の
コントロ−ル信号C#はコントロ−ル信号Cを反転した
ものである。
【0010】次に上記の図2の電圧比較回路の動作を説
明する。図3はシュミレ−ションによるその動作波形図
である。コントロ−ル信号C(電圧V3)がロ−レベル
の時、FET3,4,9,10,13,14はオン、F
ET1,2はオフとなり、この電圧比較回路はリセット
状態となる。このときコンデンサ5,6,17,18に
オフセット量に応じた電荷が蓄えられて回路は平衡を保
ち、FET15,16の各ドレインに現われる出力電圧
V4,V5は同一になる。コントロ−ル信号Cがハイレ
ベルになると、FET1,2がオン、FET3,4,
9,10,13,14はオフとなり、入力電圧V1,V
2はFET1、コンデンサ5、FET2、コンデンサ6
を通じてそれぞれFET7,8のゲ−トに現れFET
7,8のドレイン電圧を変化させる。FET7,8のド
レイン電圧の変化はFET11,21、FET12,2
2の各ソ−スホロア回路からそれぞれコンデンサ18ま
たは17を通してFET16,15にフィ−ドフォワ−
ドされ、FET15,16のドレイン電圧を変化させ
る。
明する。図3はシュミレ−ションによるその動作波形図
である。コントロ−ル信号C(電圧V3)がロ−レベル
の時、FET3,4,9,10,13,14はオン、F
ET1,2はオフとなり、この電圧比較回路はリセット
状態となる。このときコンデンサ5,6,17,18に
オフセット量に応じた電荷が蓄えられて回路は平衡を保
ち、FET15,16の各ドレインに現われる出力電圧
V4,V5は同一になる。コントロ−ル信号Cがハイレ
ベルになると、FET1,2がオン、FET3,4,
9,10,13,14はオフとなり、入力電圧V1,V
2はFET1、コンデンサ5、FET2、コンデンサ6
を通じてそれぞれFET7,8のゲ−トに現れFET
7,8のドレイン電圧を変化させる。FET7,8のド
レイン電圧の変化はFET11,21、FET12,2
2の各ソ−スホロア回路からそれぞれコンデンサ18ま
たは17を通してFET16,15にフィ−ドフォワ−
ドされ、FET15,16のドレイン電圧を変化させ
る。
【0011】図3においては、時刻t0からtAまでは
V1<V2であり、その後はV1>V2となる入力電圧
を与えたときの出力電圧V4,V5を示したものであ
り、FET15,16のソ−ス電圧V6を並記してい
る。V1<V2の場合は、FET15のドレインに現わ
れる出力電圧V4はハイレベル、FET16のドレイン
に現われる出力電圧V5はロ−レベルとなる。そしてV
1>V2の場合は、FET15の出力電圧V4はロ−レ
ベル、FET16の出力電圧V5はハイレベルとなる。
V1<V2であり、その後はV1>V2となる入力電圧
を与えたときの出力電圧V4,V5を示したものであ
り、FET15,16のソ−ス電圧V6を並記してい
る。V1<V2の場合は、FET15のドレインに現わ
れる出力電圧V4はハイレベル、FET16のドレイン
に現われる出力電圧V5はロ−レベルとなる。そしてV
1>V2の場合は、FET15の出力電圧V4はロ−レ
ベル、FET16の出力電圧V5はハイレベルとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような回路構成
では、特にFET11,12の基板効果が大きい場合、
FET11,21及び12,22で構成されるソ−スホ
ロア回路の振幅が十分とれず、FET15,16へのフ
ィ−ドフォワ−ドの効果が少なくなり、結果としてFE
T15,16のドレイン電圧のレベルV4,V5が大き
く変化しない。従って15,16のドレイン電圧V4,
V5を、増幅回路等で増幅しなければ利用できないとい
う問題点があった。
では、特にFET11,12の基板効果が大きい場合、
FET11,21及び12,22で構成されるソ−スホ
ロア回路の振幅が十分とれず、FET15,16へのフ
ィ−ドフォワ−ドの効果が少なくなり、結果としてFE
T15,16のドレイン電圧のレベルV4,V5が大き
く変化しない。従って15,16のドレイン電圧V4,
V5を、増幅回路等で増幅しなければ利用できないとい
う問題点があった。
【0013】本発明の目的は、従来の電圧比較回路に対
して簡単な回路要素を付加するのみで出力電圧の振幅が
大になる電圧比較回路を提供することにある。
して簡単な回路要素を付加するのみで出力電圧の振幅が
大になる電圧比較回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、各一端がそれぞれ一側電位の電源に接
続されていて互に比較される一側入力電圧または他側入
力電圧に対応した、電圧降下を有していて共通のラッチ
信号毎にその他側にそれぞれの電圧を出力する第1の入
力伝達用FETと第2の入力伝達用FETと、前記第1
の入力伝達用FETまたは第2の入力伝達用FETの他
端の電圧を増幅し且つレベルシフトするための第1のソ
−スホロア回路と、第2のソ−スホロア回路と、各一端
が他端電位の電源に接続されていてその一側のゲ−トに
前記第2のソ−スホロア回路の出力電圧を、他側のゲ−
トに前記第1のソ−スホロア回路の出力電圧をそれぞれ
受けている第1の電流供給用FETと第2の電流供給用
FETと、前記第1の電流供給用FETまたは第2の電
流供給用FETのゲ−トにそれぞれの一端が接続された
第1のコンデンサと第2のコンデンサと、各一端が上記
第1の入力伝達用FETまたは第2の入力伝達用FET
の他端に接続されていてゲ−トに前記第1のコンデンサ
または第2のコンデンサの他端が接続されていて、他端
が上記第1の電流供給用FETまたは第2の電流供給用
FETと接続されている第1の正帰還用FETと第2の
正帰還用FETと、前記ラッチ信号毎に前記第1または
第2の入力伝達用FETの他端とゲ−トとの短絡回路を
オフにする第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段
と、前記ラッチ信号毎に前記第1または第2の正帰還用
FETの一端とゲ−トとの短絡回路をオフにする第3の
スイッチ手段と第4のスイッチ手段と、前記第1と第2
の正帰還用FETの各他端相互間に接続されゲ−トに所
定のバイアス電圧を受けている分流用FETとを備え
た。
解決するために、各一端がそれぞれ一側電位の電源に接
続されていて互に比較される一側入力電圧または他側入
力電圧に対応した、電圧降下を有していて共通のラッチ
信号毎にその他側にそれぞれの電圧を出力する第1の入
力伝達用FETと第2の入力伝達用FETと、前記第1
の入力伝達用FETまたは第2の入力伝達用FETの他
端の電圧を増幅し且つレベルシフトするための第1のソ
−スホロア回路と、第2のソ−スホロア回路と、各一端
が他端電位の電源に接続されていてその一側のゲ−トに
前記第2のソ−スホロア回路の出力電圧を、他側のゲ−
トに前記第1のソ−スホロア回路の出力電圧をそれぞれ
受けている第1の電流供給用FETと第2の電流供給用
FETと、前記第1の電流供給用FETまたは第2の電
流供給用FETのゲ−トにそれぞれの一端が接続された
第1のコンデンサと第2のコンデンサと、各一端が上記
第1の入力伝達用FETまたは第2の入力伝達用FET
の他端に接続されていてゲ−トに前記第1のコンデンサ
または第2のコンデンサの他端が接続されていて、他端
が上記第1の電流供給用FETまたは第2の電流供給用
FETと接続されている第1の正帰還用FETと第2の
正帰還用FETと、前記ラッチ信号毎に前記第1または
第2の入力伝達用FETの他端とゲ−トとの短絡回路を
オフにする第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段
と、前記ラッチ信号毎に前記第1または第2の正帰還用
FETの一端とゲ−トとの短絡回路をオフにする第3の
スイッチ手段と第4のスイッチ手段と、前記第1と第2
の正帰還用FETの各他端相互間に接続されゲ−トに所
定のバイアス電圧を受けている分流用FETとを備え
た。
【0015】
【作用】本発明によれば、ラッチ信号が発生すると、第
1と第2の入力伝達用FETが、それぞれ一側及び他側
の入力電圧に対応した電圧降下を有していて、それぞれ
の電圧を出力する。一方、第1の正帰還用FETと第1
の電流供給用FETの電圧降下を第2の入力伝達用FE
Tの他端の電圧と比例的に変化させる。また同様に第1
の入力伝達用FETを第1の入力伝達用FETの他端の
電圧と比例的に変化させる。そして分流用FETは各正
帰還用FETの各他端相互間の電流を抑制しており、よ
って第1の電流供給用FETの電圧降下が第1の正帰還
用FETの他端により多く反映され、第2の電流供給用
FETの電圧降下が第2の正帰還用NチャンネルFET
の他端により多く反映される。
1と第2の入力伝達用FETが、それぞれ一側及び他側
の入力電圧に対応した電圧降下を有していて、それぞれ
の電圧を出力する。一方、第1の正帰還用FETと第1
の電流供給用FETの電圧降下を第2の入力伝達用FE
Tの他端の電圧と比例的に変化させる。また同様に第1
の入力伝達用FETを第1の入力伝達用FETの他端の
電圧と比例的に変化させる。そして分流用FETは各正
帰還用FETの各他端相互間の電流を抑制しており、よ
って第1の電流供給用FETの電圧降下が第1の正帰還
用FETの他端により多く反映され、第2の電流供給用
FETの電圧降下が第2の正帰還用NチャンネルFET
の他端により多く反映される。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す電圧比較回路
図である。同図において図2と同等の部分には同一の符
号を付して示し、以下に異なる部分について説明する。
図である。同図において図2と同等の部分には同一の符
号を付して示し、以下に異なる部分について説明する。
【0017】23は分流用FETとしてのNチャンネル
FETで、そのドレインが第1の正帰還用FET15の
ソ−スに接続され、ソ−スが第2の正帰還用FET16
のソ−スに接続されている。そしてゲ−トに所定のバイ
アス電圧Vaが与えられている。
FETで、そのドレインが第1の正帰還用FET15の
ソ−スに接続され、ソ−スが第2の正帰還用FET16
のソ−スに接続されている。そしてゲ−トに所定のバイ
アス電圧Vaが与えられている。
【0018】次に図1の特徴部分の動作を説明する。図
4はシュミレ−ションによるその動作波形図であり、図
2におけると同等な入力信号V1,V2に対応させて示
したものである。入力電圧がV1<V2の場合は、コン
トロ−ル信号Cによる電圧V3がハイレベルのとき、図
2におけると同様に出力電圧がV4>V5に移行する。
このときFET12,22によるソ−スホロア回路から
FET15,19に供給される正帰還電圧は他側のソ−
スホロア回路からFET16,20への正帰還電圧より
低いのでFET15の電圧降下がFET16の電圧降下
より小になっている。よってFET23には図の右側か
ら左側に分流が生ずるが、その電流はFET23によっ
て抑制されて、FET15のソ−ス電圧V7はFET1
6のソ−ス電圧V8より高くなる。よって出力電圧V4
は、電圧V7によって押上げられる。一方、電圧V8が
低くなったことにより、ノ−ドA,Bの電流はA側がB
側より大になり、よって出力電圧はV5がV4より非常
に小さくなる。入力電圧がV1>V2の場合は、出力電
圧V4,V5が上記と逆の関係になる。
4はシュミレ−ションによるその動作波形図であり、図
2におけると同等な入力信号V1,V2に対応させて示
したものである。入力電圧がV1<V2の場合は、コン
トロ−ル信号Cによる電圧V3がハイレベルのとき、図
2におけると同様に出力電圧がV4>V5に移行する。
このときFET12,22によるソ−スホロア回路から
FET15,19に供給される正帰還電圧は他側のソ−
スホロア回路からFET16,20への正帰還電圧より
低いのでFET15の電圧降下がFET16の電圧降下
より小になっている。よってFET23には図の右側か
ら左側に分流が生ずるが、その電流はFET23によっ
て抑制されて、FET15のソ−ス電圧V7はFET1
6のソ−ス電圧V8より高くなる。よって出力電圧V4
は、電圧V7によって押上げられる。一方、電圧V8が
低くなったことにより、ノ−ドA,Bの電流はA側がB
側より大になり、よって出力電圧はV5がV4より非常
に小さくなる。入力電圧がV1>V2の場合は、出力電
圧V4,V5が上記と逆の関係になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1と第2の入力伝達用FETが比較用入力電圧に対応し
た電圧降下を有して、定電圧電源による当該各電流回路
の第1と第2の正帰還用FETに電流を供給し、これら
にそれぞれ順次直列に接続された第1の正帰還用FET
と第1の電流供給用FETとが、該各FETの電圧降下
を第2の入力伝達用FETの出力端側の電圧に比例的に
変化させ、同様に接続された第2の正帰還用FETと第
2の電流供給用FETとが該各FETの電圧降下を、第
1の入力伝達用FETの出力端側の電圧に比例的に変化
させる構成とし、且つ所定のバイアス電圧をゲ−トに受
けてなる分流用FETで、第1と第2の正帰還用FET
の各出力側相互間を接続したので、入力電圧に基づいて
正帰還用FETの一端側に生じた出力電圧が、入力電圧
の相差に比例的に、その他端側に加算されて、出力電圧
の相差が増大される。
1と第2の入力伝達用FETが比較用入力電圧に対応し
た電圧降下を有して、定電圧電源による当該各電流回路
の第1と第2の正帰還用FETに電流を供給し、これら
にそれぞれ順次直列に接続された第1の正帰還用FET
と第1の電流供給用FETとが、該各FETの電圧降下
を第2の入力伝達用FETの出力端側の電圧に比例的に
変化させ、同様に接続された第2の正帰還用FETと第
2の電流供給用FETとが該各FETの電圧降下を、第
1の入力伝達用FETの出力端側の電圧に比例的に変化
させる構成とし、且つ所定のバイアス電圧をゲ−トに受
けてなる分流用FETで、第1と第2の正帰還用FET
の各出力側相互間を接続したので、入力電圧に基づいて
正帰還用FETの一端側に生じた出力電圧が、入力電圧
の相差に比例的に、その他端側に加算されて、出力電圧
の相差が増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す電圧比較回路図
【図2】 従来例を示す電圧比較回路図
【図3】 図2の電圧比較回路の動作波形図
【図4】 図1の電圧比較回路の動作波形図
7…第1の入力伝達用FET、8…第2の入力伝達用F
ET、9…第1のスイッチ手段、10…第2のスイッチ
手段、11,12,21,22…NチャンネルFET、
13…第3のスイッチ手段、14…第4のスイッチ手
段、15…第1の正帰還用FET、16…第2の正帰還
用FET、17…第1のコンデンサ、18…第2のコン
デンサ、19…第1の電流供給用FET、20…第2の
電流供給用FET、23…分流用FET、A,B…ノ−
ド、C…ラッチ信号、V1,V2…入力電圧、V4,V
5…出力電圧。
ET、9…第1のスイッチ手段、10…第2のスイッチ
手段、11,12,21,22…NチャンネルFET、
13…第3のスイッチ手段、14…第4のスイッチ手
段、15…第1の正帰還用FET、16…第2の正帰還
用FET、17…第1のコンデンサ、18…第2のコン
デンサ、19…第1の電流供給用FET、20…第2の
電流供給用FET、23…分流用FET、A,B…ノ−
ド、C…ラッチ信号、V1,V2…入力電圧、V4,V
5…出力電圧。
Claims (1)
- 【請求項1】 各一端がそれぞれ一側電位の電源に接続
されていて互に比較される一側入力電圧または他側入力
電圧に対応した、電圧降下を有していて共通のラッチ信
号毎にその他側にそれぞれの電圧を出力する第1の入力
伝達用FETと第2の入力伝達用FETと、 前記第1の入力伝達用FETまたは第2の入力伝達用F
ETの他端の電圧を増幅し且つレベルシフトするための
第1のソ−スホロア回路と、第2のソ−スホロア回路
と、 各一端が他端電位の電源に接続されていてその一側のゲ
−トに前記第2のソ−スホロア回路の出力電圧を、他側
のゲ−トに前記第1のソ−スホロア回路の出力電圧をそ
れぞれ受けている第1の電流供給用FETと第2の電流
供給用FETと、 前記第1の電流供給用FETまたは第2の電流供給用F
ETのゲ−トにそれぞれの一端が接続された第1のコン
デンサと第2のコンデンサと、 各一端が上記第1の入力伝達用FETまたは第2の入力
伝達用FETの他端に接続されていてゲ−トに前記第1
のコンデンサまたは第2のコンデンサの他端が接続され
ていて、他端が上記第1の電流供給用FETまたは第2
の電流供給用FETと接続されている第1の正帰還用F
ETと第2の正帰還用FETと、 前記ラッチ信号毎に前記第1または第2の入力伝達用F
ETの他端とゲ−トとの短絡回路をオフにする第1のス
イッチ手段と第2のスイッチ手段と、 前記ラッチ信号毎に前記第1または第2の正帰還用FE
Tの一端とゲ−トとの短絡回路をオフにする第3のスイ
ッチ手段と第4のスイッチ手段と、 前記第1と第2の正帰還用FETの各他端相互間に接続
されゲ−トに所定のバイアス電圧を受けている分流用F
ETとを備えた、 ことを特徴とする電圧比較回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182091A JPH05327431A (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 電圧比較回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182091A JPH05327431A (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 電圧比較回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05327431A true JPH05327431A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=13471574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7182091A Pending JPH05327431A (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 電圧比較回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05327431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505349A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-02-18 | アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド | 信号調整回路、そのような調整回路を含むコンパレータ、およびそのような回路を含む逐次近似変換器 |
-
1991
- 1991-04-04 JP JP7182091A patent/JPH05327431A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505349A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-02-18 | アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド | 信号調整回路、そのような調整回路を含むコンパレータ、およびそのような回路を含む逐次近似変換器 |
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