JPH05322166A - 燃焼器 - Google Patents

燃焼器

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Publication number
JPH05322166A
JPH05322166A JP13540292A JP13540292A JPH05322166A JP H05322166 A JPH05322166 A JP H05322166A JP 13540292 A JP13540292 A JP 13540292A JP 13540292 A JP13540292 A JP 13540292A JP H05322166 A JPH05322166 A JP H05322166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion chamber
pressure
fuel injection
fuel
injection nozzle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13540292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Shimizu
真一 清水
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH05322166A publication Critical patent/JPH05322166A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼室の構造の複雑化を招くことなく、かつ
極めて容易に組み立てることが可能な燃焼器を提供す
る。 【構成】 エンジン本体に設けられた燃焼室3に、この
燃焼室3内へ空気とともに燃料を霧状に噴霧する燃料噴
射ノズル4を取り付ける。燃料噴射ノズル4を構成する
ノズルブロック6に燃焼室3内の圧力を検出する圧力計
測用ポート11を一体に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスタービンエンジ
ン等に設けられた燃焼器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスタービンエンジン等の燃焼
器の燃焼室は、エンジン本体の軸線を中心として円周方
向へ設けられており、この燃焼室には、円周方向へ間隔
をあけて複数の燃料噴射ノズルが取り付けられている。
これら燃料噴射ノズルは、燃焼室内へ空気とともに燃料
を霧状にして噴霧するもので、これら燃料噴射ノズルに
よって噴霧された燃料と空気との混合気にイグニッショ
ンプラグによって点火することにより、この混合気が燃
焼し、その燃焼ガスが燃焼室の吹き出し口から吹き出
し、タービンを回転させるようになっている。また、こ
の燃焼室には、複数の圧力計測用ポートが円周方向へ間
隔をあけた適当な位置に取り付けられており、これら圧
力計測用ポートによって検出された圧力値によって燃焼
室内の圧力分布等を計測するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
燃焼器にあっては、その燃焼室に、複数の燃料噴射ノズ
ルのほかに複数の圧力計測用ポートも取り付けるもの、
つまり、燃料噴射ノズルとは別に圧力計測用ポートも取
り付けなければならないものであるので、その取り付け
作業に多大な労力を費やしていた。また、この燃焼室に
複数の圧力計測用ポートを取り付ける取り付け部を形成
しなければならず、このため、燃焼室の構造の複雑化を
招いていた。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、燃焼室の構造の複雑化を招くことなく、かつ極め
て容易に組み立てることが可能な燃焼器を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の燃焼器は、エ
ンジン本体に設けられた燃焼室と、該燃焼室に取り付け
られ、この燃焼室内へ空気とともに燃料を霧状に噴霧す
る燃料噴射ノズルとを具備してなる燃焼器において、前
記燃料噴射ノズルには、前記燃焼室内の圧力を検出する
圧力計測用ポートが一体に設けられてなることを特徴と
している。
【0006】
【作用】この発明の燃焼器によれば、燃料噴射ノズルに
圧力計測用ポートが一体に設けられた構造であるので、
圧力計測用ポートを別個に取り付ける手間が省かれると
ともに、圧力計測用ポートを取り付けるための取り付け
部を燃焼室に形成する必要がなくされ、燃焼室の構造が
簡略化される。また、この圧力計測用ポートにより、複
数の燃料噴射ノズルの噴射口近傍の圧力がそれぞれ計測
される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の燃焼器の一実施例を図によっ
て説明する。図1において、符号1は、燃焼器である。
この燃焼器1は、ガスタービンエンジン等のエンジン本
体の外周側に、エンジン本体の中心軸Xを中心として円
周方向へ亘って設けられたもので、この燃焼器1は、ガ
スジェネレータケース2の内部に一体環状構造の燃焼室
3が配置された構造となっている。この燃焼室3には、
その端部に、燃料噴射ノズル4及びイグニッションプラ
グ5が取り付けられている。
【0008】燃料噴射ノズル4は、ガスジェネレータケ
ース2の吸気口2aに送り込まれた空気とともに、燃料
を霧状にして燃焼室3内へ噴射させるもので、この霧状
の燃料にイグニッションプラグ5によって点火させて燃
料と空気との混合気を燃焼させるようになっている。こ
の燃料噴射ノズル4には、図2に示すように、燃料噴射
ノズル4を構成するノズルブロック6の側部近傍に、圧
力計測用ポート11が設けられた構造となっている。即
ち、この燃料噴射ノズル4は、圧力計測用ポート11が
一体化された構造となっている。そして、この圧力計測
用ポート11が設けられた燃料噴射ノズル4が燃焼器1
の燃焼室3に、円周方向へ所定間隔をあけて複数取り付
けられた構造となっている。
【0009】このような構造の燃焼器1によれば、ガス
ジェネレータケース2の吸気口2aに圧縮空気が送り込
まれ、燃料噴射ノズル4から圧縮空気とともに燃料が霧
状にされて燃焼室3内へ噴射される。そして、この霧状
の燃料、つまり混合気がイグニッションプラグ5によっ
て点火されて燃焼室3内にて燃焼される。
【0010】そして、この燃焼室3内にて混合気が燃焼
されることにより発生した高圧高温の燃焼ガスが、燃焼
室3内から吹き出し口3a方向(図1中矢印イ方向)へ
流れ、この吹き出し口3aに設けられたベーン(図示
略)によって適切な方向及び速度の流れに変更されてタ
ービン(図示略)へ送り込まれ、このタービンが回転さ
れる。
【0011】また、上記燃焼過程の際に、燃料噴射ノズ
ル4のノズル本体6に設けられた圧力計測用ポート11
は、燃焼室3内の圧力を検出する。そして、この検出さ
れたデータからこの燃焼室3内へ流入してくる空気の圧
力分布が計測され、燃焼室3内の圧力が良好であるか否
かが判断される。
【0012】上記のように構成された燃焼器1によれ
ば、燃焼室3内へ燃料を噴射させる燃料噴射ノズル4の
ノズルブロック6に、燃焼室3内の圧力を検出する圧力
計測用ポート11が一体に設けられた構造であるので、
圧力計測用ポート11を別個に取り付ける手間を省くこ
とができるとともに、この圧力計測用ポート11を取り
付けるための取り付け部を燃焼室3に形成する必要をな
くすことができ、燃焼室3の構造を簡略化することがで
きる。
【0013】また、圧力計測用ポート11による圧力検
出位置がそれぞれ燃料噴射ノズル4の噴射口4a近傍で
あることより、これら圧力計測用ポート11によって、
複数の燃料噴射ノズル4の噴射口4a近傍の圧力をそれ
ぞれ計測して、燃焼室3の吹き出し口3aの円周方向に
おける温度状態を予想することができる。
【0014】ここで、複数の燃料ノズル4から噴射され
る燃料の量が同一とすると、圧力計測用ポート11によ
って検出された圧力が高い場合は、この圧力計測用ポー
ト11が設けられた燃料噴射ノズル4の近傍の空燃費が
高いと判断することができ、また、これとは逆に、圧力
計測用ポート11によって検出された圧力が低い場合
は、この圧力計測用ポート11が設けられた燃料噴射ノ
ズル4の近傍の空燃費が低いと判断することができる。
この結果、空燃費の高い箇所は相対的に低温に、空燃費
の低い箇所は相対的に高温になると推定することができ
る。
【0015】そして、この燃料噴射ノズル4の近傍の圧
力のばらつきを検出することにより、燃焼室3の吹き出
し口3aの円周方向における温度のばらつきを予想する
ことができ、検出圧力により各々の燃料噴射ノズル4の
噴射量を調整する機能を有すれば、極めて詳細な温度調
整を行うことが可能となる。
【0016】なお、上記実施例では、環状型の燃焼室3
を例にとって説明したが、この燃焼室3の構造は実施例
に限定されることなく、独立した燃焼室をエンジン本体
の外周に軸線Xを中心として円周方向へ複数設けたカン
型の燃焼器にも適応することができるのは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の燃焼器
によれば、下記の効果を得ることができる。燃焼室内へ
燃料を噴射させる燃料噴射ノズルに、燃焼室内の圧力を
検出する圧力計測用ポートが一体に設けられた構造であ
るので、圧力計測用ポートを別個に取り付ける手間を省
くことができるとともに、この圧力計測用ポートを取り
付けるための取り付け部を燃焼室に形成する必要をなく
すことができ、燃焼室の構造を簡略化することができ
る。また、圧力計測用ポートによる圧力検出位置がそれ
ぞれ燃料噴射ノズルの噴射口近傍であることより、この
圧力計測用ポートによって、複数の燃料噴射ノズルの噴
射口近傍の圧力をそれぞれ計測して、燃焼室内へ流入し
てくる空気の圧力を確認することができる。さらに、こ
の燃料噴射ノズル近傍の圧力のばらつきを検出すること
により、燃焼室の吹き出し口における温度のばらつきを
予想することができ、各々の燃料噴射ノズルの流量調整
機能と組み合わせて、極めて詳細な温度調整を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の燃焼器の構造を説明する燃
焼器の断面図である。
【図2】燃料噴射ノズルの構造を説明する燃料噴射ノズ
ルの断面図である。
【符号の説明】
1 燃焼器 3 燃焼室 4 燃料噴射ノズル 11 圧力計測用ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体に設けられた燃焼室と、該
    燃焼室に取り付けられ、この燃焼室内へ空気とともに燃
    料を霧状に噴霧する燃料噴射ノズルとを具備してなる燃
    焼器において、 前記燃料噴射ノズルには、前記燃焼室内の圧力を検出す
    る圧力計測用ポートが一体に設けられてなることを特徴
    とする燃焼器。
JP13540292A 1992-05-27 1992-05-27 燃焼器 Withdrawn JPH05322166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13540292A JPH05322166A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 燃焼器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13540292A JPH05322166A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 燃焼器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05322166A true JPH05322166A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15150885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13540292A Withdrawn JPH05322166A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 燃焼器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803