JPH0532088Y2 - - Google Patents

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JPH0532088Y2
JPH0532088Y2 JP9092189U JP9092189U JPH0532088Y2 JP H0532088 Y2 JPH0532088 Y2 JP H0532088Y2 JP 9092189 U JP9092189 U JP 9092189U JP 9092189 U JP9092189 U JP 9092189U JP H0532088 Y2 JPH0532088 Y2 JP H0532088Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、上腕部、大腿部、ふくらはぎ等の四
肢の所定部位の脂肪層及び筋肉層のいずれか一方
又は双方の厚さ測定用具に関する。
従来の技術及びその問題点 四肢の脂肪層の厚さ測定は、測定部位を指や挟
持具等でつまみ、つみま上げた部分の厚さをキヤ
リパ等で測定するという手段で行われていた。し
かし、これら手段に基づき決定される測定値は、
つまみ方や測定者によつてバラツキがあり、正確
な値を得難く、また深部の脂肪層まで含めた測定
はできないという問題があつた。
また、筋肉層の厚さの簡便な測定方法として、
上腕周囲を測定し、この測定値から皮下脂肪層厚
(例えば、三頭筋部皮下脂肪層厚;TSF)の値を
減じて求めるという方法がある。しかしながら、
該方法によつては、上述したように、皮下脂肪層
厚の測定が不正確であるため、筋肉層厚の測定値
を高い精度で得ることはできなかつた。
これらの問題に対処するため、超音波を利用し
た脂肪層、筋肉層の厚さ測定方法が提案されてい
る。該方法は、脂肪層を通過し筋肉層、骨膜で反
射する超音波の周波数と、脂肪層及び筋肉層を通
過し骨膜で反射する超音波の周波数とが異なるこ
とに基づくものであり、超音波の発信及び受信を
行う測定用プローブを測定部位にあてがい、超音
波による測定部位の画像を得ることにより、脂肪
層及び筋肉層の厚さを求めるものである。この測
定方法は、脂肪層の深部及び筋肉層をも測定で
き、また測定部位に外圧を加えないので、正確な
厚さ測定を行い得るという利点がある。しかしな
がら、この測定方法においては、プローブからの
超音波発信方向を測定部位表面に対し垂直に向け
なければならず、その角度誤差が測定値に大きく
影響する。また、脂肪層、筋肉層の厚さは、四肢
の内側及び外側、前後等の箇所毎に大きく異なる
ため、脂肪層、筋肉層の測定は、四肢の周囲にお
ける複数箇所で測定するのが好ましい。しかし、
プローブを上記のような周囲の所定箇所に一定性
を以て繰返し位置させるのは困難であり、従つて
測定毎のバラツキが大きくなるという問題があつ
た。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、上記超
音波を利用した脂肪層、筋肉層の厚さ測定におい
て、超音波測定用プローブの方向決め及び位置決
めを容易且つ正確に行うことを可能にする四肢の
脂肪層、筋肉層の測定用具を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、四肢の1つを挿入し得る
開口を有したリング上部材と、該リング状部材を
周方向に回転可能に支持する枠体と、前記リング
状部材に対し径方向に摺動可能に支持され且つ超
音波測定用プローブを前記リング状部材の中心に
向けて保持する摺動体と、該摺動体により外方端
が前記超音波測定用プローブの先端面に接し内方
端が前記リング状部材の内周面より突出し得るよ
うに保持された超音波透過性部材とを備えている
ことを特徴とする四肢の脂肪層、筋肉層の測定用
具により達成される。
実施例 以下に、本考案の実施例を、添付図面を参照し
つつ説明する。
第1図から第3図は、本考案の1実施例にかか
る四肢の脂肪層、筋肉層の厚さ測定用具1を示
す。該厚さ測定用具1は、以下に述べる超音波測
定用摺動体4の幅寸法より僅かに大きい距離Lを
隔てて相互に対向し且つ各々に四肢の1つを挿入
し得る開口5b,6bが設けられた2つのリング
状部材5,6と、該リング状部材5,6の各々を
その周方向に回動自在に支持する枠体10を備え
ている。該枠体1は、短尺及び長尺の筒状部材
7,8と、該筒状部材7,8を連結して上記2つ
のリング状部材5,6間の距離Lを一定に保つ脚
部9とを有している。本実施例において、筒状部
材7,8に対するリング状部材5,6の回動自在
な連結は、該リング状部材5,6が、筒状部材
7,8から周端部を突出させた状態で各筒状部材
7,8との間にラジアル軸受11を挟着すること
によりなされている。しかしながら、上記回動自
在な連結は、これに限定されるものではなく、例
えば第8図に示すように、筒状部材71,81の
内周面に形成された周溝71a,81aに、リン
グ状部材51,61外周面に設けられた周方向に
連続的又は断続的に設けられた突部51a,61
aを嵌入することによりなされてもよい。
第2図及び第3図に示すように、リング状部材
5,6の開口5b,6bに通された四肢(本実施
例では、腕)Aを支持する支持台12が、長尺の
筒状部材8内に取り付けられている。該支持台1
2は、その中央部から下方へ延びる雄ねじ12a
を有している。該雄ねじ12aは、筒状部材8の
中央部下端の雌ねじ部を経て下方へ延びており、
その回動により、支持体12を所望の高さ位置に
置き得るようになつている。従つて、支持台12
の高さ位置を調節することにより、種々の太さの
四肢Aを開口5b,6bの中央に置くことができ
る。四肢Aの開口5b,6b中央に対する配置を
確実なものとするために、短尺筒状部材7に支持
台(図示せず)を設けることもできる。リング状
部材5,6の相互に対向する面には、その外周縁
からリング状部材5,6の中心に向かつて延びる
角溝5a,6aが形成されている。更に、厚さ測
定用具1は、リング状部材5,6に支持される超
音波測定用摺動体4を備えている。該摺動体4
は、底面が開いた直方体状をなし、上面には超音
波測定用プローブ3が通されて該プローブ3を該
摺動体4の側面に対し平行に支持する開口が設け
られている。摺動体4の下端部には、超音波透過
性部材2が保持される。超音波透過性部材2は、
適当な伸縮性を有しているのが好ましく、例えば
ゲル状樹脂(株式会社スリーエム薬品製の「キテ
コ」等)、或いは柔軟性を有する袋状物に水等の
液体が封入されたものなどを採用できる。摺動体
4は、2つの側面において上下に延びる矩形状突
出部4aを備え、リング状部材5,6間に通さ
れ、突出部4aが角溝5a,6aに嵌入されるこ
とにより、リング状部材5,6の径方向に摺動可
能に支持されている。また、これにより、超音波
測定用プローブ3が該リング状部材5,6の中心
に向かうように本体支持具10に装着される。
この厚さ測定用具1を用いて、例えば上腕部の
脂肪層、筋肉層の厚さ測定を行う方法を説明す
る。
まず、短尺筒状部材7に支持されたリング状部
材5の開口5bから長尺の筒状部材8に支持され
たリング状部材6の開口6bに腕Aを通し、上腕
部をリング状部材5,6間に位置させ、支持台1
2上に肘を載置する。この場合、超音波透過性部
材2と上腕部の測定部位との密着性を良好にする
ために、該測定部位に予めゼリーを塗布しておく
のが好ましい。つぎに、上腕部が開口5b,6b
の中心位置にくるように、支持台12の高さ調整
を行う。その後、枠体10に装着された摺動体4
の超音波透過性部材2を上腕部の測定部位に適度
に圧接させる。この圧力は、測定部位が超音波透
過性部材2に密接し、且つ測定部位の層厚さに影
響を及ぼさない程度とされる。実験によれば、約
10mmHgの圧力が加わつても、超音波画像におい
て判別できる程度の変化が皮下脂肪層の厚さに生
じないことが判明している。上腕部測定部位と超
音波透過性部材2の面との間の一部に隙間が生ず
る場合は、その隙間にゼリー等を充填する。超音
波測定用プローブ3は、その先端部が超音波透過
性部材2に当接した状態で摺動体4に支持されて
いる。プロープ3は、超音波発信器及び表示装置
に接続される。ここで使用される超音波発信器及
び表示装置は、通常の超音波測定に用いられるも
のである。この状態で超音波を発信することによ
り、表示装置に測定部位の画像が得られ、画像の
脂肪層、筋肉層相当部分を測定することにより、
該脂肪層又は筋肉層の厚さ、或いはこれら双方を
合わせた層の厚さを求めることができる。筒状部
材7,8に対し、リング状部材5,6を回転させ
ることにより、プローブ3が上腕部測定部位の中
心に向いた状態を保持しつつ、摺動体4を上腕部
の全周にわたり連続的に移動させることができる
ため、上腕部の全周或いは全周における所望の位
置で厚さ測定を行うことができる。また、摺動体
4を径方向に移動させることができるため、上腕
部断面の真円からのズレに正確に対応でき、高い
精度で脂肪層、筋肉層の厚さを測定することがで
きる。
第4図及び第5図は、本考案の他の実施例にか
かる四肢の脂肪層、筋肉層の厚さ測定用具21を
示す。該測定用具21は、基本的には、第1図か
ら第3図に示したものと同様の構成を有している
が、リング状部材及び該リング状部材を回動自在
に支持する筒状部材が各々1つである点で異な
る。超音波測定用摺動体4′は、両側部に矩形状
突出部4aが設けられていない点を除き上記の摺
動体4と同じ構成である。この測定用具21は、
上述の測定用具1におけるリング状部材5,6に
比して長尺のリング状部材22と、該リング状部
材22をその一端部において周方向に回動自在に
支持する上記の長尺筒状部材8とを有する枠体2
4とを備えている。リング状部材22の周部に
は、第4図及び第5図に示すように、超音波測定
用摺動体4′の幅寸法より僅かに大きい幅寸法を
有し且つ該リング状部材22の開口22bに貫通
して該リング状部材22の中心に向かう挿通孔2
2aが設けられている。摺動体4′は、該挿通孔
22aにガイドされ、該摺動体4′に支持された
超音波測定用プローブ3がリング状部材22の中
心に向かうように、且つリング状部材22の径方
向に移動可能に枠体24に装着される。
この厚さ測定用具21も、基本的には第1図か
ら第3図に示した厚さ測定用具1と同様に用いら
れる。即ち、筒状部材8に対し、リング状部材2
2を回転させることにより、プローブ3が上腕部
測定部位の中心に向いた状態を保持しつつ、超音
波測定用摺動体4′を径方向に摺動させることが
でき、これにより該摺動体4′を上腕部の全周に
わたり連続的に移動させることができる。このた
め、上腕部の全周或いは全周における所望の位置
で厚さ測定を行うことができる。
第6図及び第7図は、超音波測定用摺動体とリ
ング状部材との結合の他の例を示す。該厚さ測定
用具41は、摺動体4″の一側部に設けられたあ
り61と、リング状部材43の端面に形成された
該リング状部材43の中心に向かうあり溝62と
の摺動可能な嵌合に基づき、摺動体4″が枠体4
5に装着される。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案測定用具にお
いては、つぎの効果を得ることができる。
即ち、超音波測定用プローブは、枠体により周
方向に回転可能に支持されたリング状部材によ
り、摺動体を介して該リング状部材の中心に向け
保持されるので、リング状部材の開口中央に四肢
の1つを挿入すれば、超音波測定用プローブを測
定部位の中心に向いた状態に保持しつつ、摺動体
を上腕部等の四肢の全周にわたり連続的に移動さ
せることができる。これにより、上腕部の全周或
いは全周における所望の位置で厚さ測定を高精度
で行うことができる。更に、摺動体は、リング状
部材に対し径方向に摺動可能に支持され、超音波
透過性部材は、その外方端が超音波測定用プロー
ブの先端面に接し、内方端がリング状部材の内周
面より突出し得るように摺動体に保持されている
ので、摺動体は、超音波測定用プローブ及び超音
波透過性部材を伴つてリング状部材の径方向に移
動させることができ、該リング状部材による回転
の際に、上腕部等の四肢断面の真円からのズレに
正確に対応でき、高い精度で脂肪層、筋肉層の厚
さを測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例にかかる厚さ測定用
具を示す斜視図、第2図はその縦断側面図、第3
図はその平面図、第4図は本考案の他の実施例に
かかる厚さ測定用具を示す縦断側面図、第5図は
その一部を切欠いて示す平面図、第6図は本考案
の更に他の実施例にかかる厚さ測定用具を示す縦
断側面図、第7図はその一部を切欠いて示す平面
図、第8図はリング状部材の筒状部材に対する回
動自在な連結部の1例を一部を切欠いて示す縦断
側面図である。 1,21,41……厚さ測定用具、2……超音
波透過性部材、3……超音波測定用プローブ、
4,4′,4″……超音波測定用摺動体、5,6,
22,43,51,61……リング状部材、5
b,6b,22b……開口、7,8,71,81
……筒状部材、10,24,45……枠体、A…
…四肢。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四肢の1つを挿入し得る開口を有したリング状
    部材と、該リング状部材を周方向に回転可能に支
    持する枠体と、前記リング状部材に対し径方向に
    摺動可能に支持され且つ超音波測定用プローブを
    前記リング状部材の中心に向けて保持する摺動体
    と、該摺動体により外方端が前記超音波測定用プ
    ローブの先端面に接し内方端が前記リング状部材
    の内周面より突出し得るように保持された超音波
    透過性部材とを備えていることを特徴とする四肢
    の脂肪層、筋肉層の測定用具。
JP9092189U 1989-07-31 1989-07-31 Expired - Lifetime JPH0532088Y2 (ja)

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JP2001087267A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Seikosha:Kk 超音波体肢横断面画像撮影装置
JP2002238898A (ja) * 2001-02-14 2002-08-27 Aloka Co Ltd 超音波探触子走査装置及び超音波診断装置
JP5108432B2 (ja) * 2007-09-22 2012-12-26 株式会社ユネクス 生体血管パラメータ測定用上肢保持装置

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