JPH05320881A - 真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置

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Publication number
JPH05320881A
JPH05320881A JP12871892A JP12871892A JPH05320881A JP H05320881 A JPH05320881 A JP H05320881A JP 12871892 A JP12871892 A JP 12871892A JP 12871892 A JP12871892 A JP 12871892A JP H05320881 A JPH05320881 A JP H05320881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cooling roll
vapor deposition
vacuum
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP12871892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Tanaka
和人 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12871892A priority Critical patent/JPH05320881A/ja
Publication of JPH05320881A publication Critical patent/JPH05320881A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルムに金属を蒸着する真空蒸着装置にお
いて、作業台を使用することなく原反等の交換が可能
で、天井クレーン等による交換作業が容易な構造であ
り、且つ、冷却ロール上のフイルムの状態を監視し易い
真空蒸着装置を提供することを目的としている。 【構成】 真空容器5内で、フイルム原反繰り出し手段
2に保持されたフイルム原反2′からフイルム9を繰り
出し、繰り出されたフイルム9を、冷却ロール3に沿わ
せて折り返し、折り返したフイルム9′をフイルム巻取
り手段1で巻き取ると共に、前記の冷却ロール3に沿っ
た位置にある折り返し移動中のフイルム9に、蒸着ルツ
ボ(図示しないが冷却ロール3の下方に設置されてい
る。)から蒸発させた蒸着物質を蒸着させる真空蒸着装
置において、フイルム9を冷却ロール3の回転軸に垂直
でない方向から沿わせて折り返すようにすることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器分野、包装材
料分野等で使用される金属蒸着フイルムを製造する真空
蒸着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空蒸着装置の第1従来例を図4に基づ
いて説明する。
【0003】第1従来例では、図4に示すように、真空
容器5内で、フイルム巻取り手段1(軸のみを示す)
と、フイルム原反繰り出し手段2(軸のみを示す)と
が、冷却ロール3の上方に設置され、フイルム原反繰り
出し手段2から繰り出されたフイルム9は、フイルム搬
送用ロール6を経て、冷却ロール3に沿って折り返さ
れ、この冷却ロール3に沿って折り返される位置にある
フイルム9に、冷却ロール3の下方に設置された蒸着ル
ツボ4から蒸発した金属が蒸着し、このようにして蒸着
された蒸着フイルム9′が、フイルム搬送用ロール6を
経て、フイルム巻取り手段1に巻き取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1従来例の
構成では、蒸着作業終了後に、フイルム原反繰り出し手
段2に保持されたフイルム原反2′と、フイルム巻取り
手段1で巻き取った蒸着フイルム・ロール1′とを、夫
々新しいフイルム原反2′と、蒸着フイルム・ロール用
の巻取り芯1″に交換する必要がある。この時、第1従
来例の構成では、フイルム原反2′と巻取り芯1″との
交換位置が床面よりもかなりの高さになることが多く、
作業者は、作業台10上で作業することになり、作業能
率が悪く、安全上の問題も多い。又、冷却ロール3に沿
って折り返されるフイルム9が、冷却ロール3上で浮き
上がったり、冷却ロール3上でシワを発生したりする
と、蒸着不良の原因になるので、品質管理上、前記浮上
がりやシワの発生を監視する必要がある。しかし、第1
従来例の構成では、冷却ロール3に沿って折り返してい
るフイルム9の状態を、真空容器5に設けられた監視窓
8から監視することが困難であるという問題点がある。
【0005】第2従来例では、これらの作業性と安全性
と監視の問題を解決するために、図5に示すように、真
空容器5内で、フイルム巻取り手段1と、フイルム原反
繰り出し手段2とが、冷却ロール3の前方に設置され、
フイルム原反繰り出し手段2から繰り出されたフイルム
9は、フイルム搬送用ロール6を経て、冷却ロール3に
沿って折り返され、冷却ロール3の下方に設置された蒸
着ルツボ4から蒸発した金属が、冷却ロール3に沿って
折り返される位置にあるフイルム9に蒸着し、この蒸着
された蒸着フイルム9′が、フイルム搬送用ロール6を
経て、フイルム巻取り手段1に巻き取られている。
【0006】この第2従来例の構成では、フイルム原反
2′の交換位置と、蒸着フイルム・ロール1′と巻取り
芯1″との交換位置が低く、交換作業時に、作業者は、
床面に立って作業でき、安全性の問題は解決し、真空容
器5の冷却ロール3側の側面に監視窓8を設けることが
できるので、監視が容易になる。ところが、交換作業
は、通常、天井クレーン(図示せず)で吊り上げ、吊り
下げるのが効率的であり、一般に、最も広く使用されて
いる。この第2従来例の構成では、フイルム巻取り手段
1の上方にフイルム搬送用ロール6があるので、天井ク
レーンで、蒸着フイルム・ロール1′や巻取り芯1″を
吊り上げ、吊り下げるときに、天井クレーンや蒸着フイ
ルム・ロール1′や巻取り芯1″が、フイルム搬送用ロ
ール6に接触しないように注意する必要があり、又、フ
イルム原反2′を設置してしまうと、巻取り芯1″の交
換ができないという問題点がある。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決し、作業台
を使用することなく、原反等の交換が可能で、天井クレ
ーン等による交換作業が容易で、且つ、冷却ロール上の
フイルムの状態を監視し易い真空蒸着装置を提供するこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の真空蒸着装置
は、上記の課題を解決するために、真空容器内で、フイ
ルム原反繰り出し手段に保持されたフイルム原反からフ
イルムを繰り出し、繰り出されたフイルムを、フイルム
搬送用ロールを経て、冷却ロールに沿わせて折り返し、
折り返したフイルムを、フイルム搬送用ロールを経て、
フイルム巻取り手段で巻き取ると共に、前記の冷却ロー
ルに沿った位置にある折り返し移動中のフイルムに、蒸
着ルツボから蒸発させた蒸着物質を蒸着させる真空蒸着
装置において、フイルムを冷却ロールの回転軸に垂直で
ない方向から沿わせて折り返すようにすることを特徴と
する。
【0009】又、本発明の真空蒸着装置は、上記の課題
を解決するために、冷却ロールの軸とフイルム原反繰り
出し手段の軸とがなす角度と、冷却ロールの軸とフイル
ム巻取り手段の軸とがなす角度とを所定の角度に保って
設置することが好適である。
【0010】
【作用】本発明の真空蒸着装置は、フイルムを冷却ロー
ルの回転軸に垂直でない方向から沿わせて折り返すよう
にすることによって、フイルム原反繰り出し手段と、フ
イルム巻取り手段と、冷却ロールとを、低い高さで、略
同一高さに配置することが可能になる。従って、原反等
の交換作業に作業台が不要で、安全で作業性が良く、フ
イルム原反繰り出し手段とフイルム巻取り手段の上方に
フイルム搬送用ロールが無いので、天井クレーンの操作
も容易である。更に、真空容器の冷却ロール側の側面に
監視窓を設けることができるので、監視が容易になる。
【0011】
【実施例】本発明の真空蒸着装置の第1実施例を図1、
図2に基づいて説明する。
【0012】図1、図2に示すように、第1実施例で
は、真空容器5内で、フイルム原反繰り出し手段2(判
り易くするために、巻取り軸のみを示す)に保持された
フイルム原反2′からフイルム9を繰り出し、繰り出さ
れたフイルム9を、フイルム搬送用ロール6を経て、冷
却ロール3に沿わせて折り返し、折り返した蒸着フイル
ム9′を、フイルム搬送用ロール6を経てフイルム巻取
り手段1(判り易くするために、巻取り軸のみを示す)
で巻き取ると共に、前記の冷却ロール3に沿った位置に
ある折り返し移動中のフイルム9に、蒸着ルツボ4から
蒸発させた蒸着物質を蒸着させ、且つ、フイルム9を冷
却ロール3の回転軸に垂直でない方向から沿わせて折り
返すようにしている。
【0013】又、本発明の真空蒸着装置の第2実施例を
図3に基づいて説明する。
【0014】図3に示すように、第2実施例では、真空
容器5内で、フイルム原反繰り出し手段2(判り易くす
るために、巻取り軸のみを示す)に保持されたフイルム
原反2′からフイルム9を繰り出し、繰り出されたフイ
ルム9を、冷却ロール3に沿わせて折り返し、折り返し
た蒸着フイルム9′をフイルム巻取り手段1(判り易く
するために、巻取り軸のみを示す)で巻き取ると共に、
前記の冷却ロール3に沿った位置にある折り返し移動中
のフイルム9に、蒸着ルツボ4(図示していないが、冷
却ロール3の下方に設置されている。)から蒸発させた
蒸着物質を蒸着させ、且つ、冷却ロール3の軸とフイル
ム原反繰り出し手段2の軸とがなす角度と、冷却ロール
3の軸とフイルム巻取り手段1の軸とがなす角度とを所
定の角度θに保って設置することによって、フイルム9
を冷却ロール3の回転軸に垂直でない方向から沿わせて
折り返すようにしている。
【0015】第1、第2実施例の動作を図1〜図3に基
づいて説明する。
【0016】図1〜図3に示すように、フイルム9を冷
却ロール3の回転軸に垂直でない方向から沿わせて折り
返すようにすることによって、フイルム9を冷却ロール
3の回転軸に垂直方向から沿わせて折り返している従来
例では不可能であった、フイルム原反繰り出し手段2
と、フイルム巻取り手段1と、冷却ロール3とを、低い
高さで、略同一高さに配置することが可能になる。この
ことによって、作業者は床面に立って作業できる。従っ
て、作業は安全で能率が良い。又、フイルム原反繰り出
し手段2とフイルム巻取り手段1の上にフイルム搬送用
ロール6が無いので、フイルム原反2′や蒸着フイルム
・ロール1′や巻取り芯1″の交換に際して、天井クレ
ーン7(図2参照)の操作も容易である。更に、真空容
器5の冷却ロール3側の側面に監視窓8を設けることが
できるので、冷却ロール3に沿っているフイルムの状態
の監視が容易になる。
【0017】尚、フイルム9を冷却ロール3の回転軸に
垂直でない方向から沿わせて折り返す角度、即ち、フイ
ルム巻取り手段1と冷却ロール3との設置角度と、フイ
ルム原反繰り出し手段2と冷却ロール3との設置角度と
は、フイルム9の幅、冷却ロール3とフイルム巻取り手
段1及びフイルム原反繰り出し手段2との距離によって
決まるが、一般的には、30度程度から45度程度が真
空容器5の容積が小さくて済み、巻取り制御精度も良好
になる。
【0018】
【発明の効果】本発明の真空蒸着装置は、冷却ロール3
の軸とフイルム巻取り手段1の軸とがなす角度と冷却ロ
ール3の軸とフイルム原反繰り出し手段2の軸とがなす
角度とを所定の角度θに保って設置すること及び/又は
フイルム搬送用ロール6によって、フイルムを冷却ロー
ルの回転軸に垂直でない方向から沿わせて折り返すよう
にしている。このことによって、本発明の真空蒸着装置
は、フイルム原反繰り出し手段2と、フイルム巻取り手
段1と、冷却ロール3とを、低い高さで、略同一高さに
配置することが可能になる。従って、本発明の真空蒸着
装置は、原反等の交換作業に作業台が不要で、安全で作
業性が良く、フイルム原反繰り出し手段2とフイルム巻
取り手段1の上にフイルム搬送用ロール6が無いので、
天井クレーン7の操作も容易である。更に、本発明の真
空蒸着装置は、真空容器5の冷却ロール3側の側面に監
視窓8を設けることができるので、監視が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空蒸着装置の第1実施例の要部を示
す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の真空蒸着装置の第2実施例の要部を示
す平面図である。
【図4】第1従来例の側面図である。
【図5】第2従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 フイルム巻取り手段 1′ 蒸着フイルム・ロール 1″ 巻取り芯 2 フイルム原反繰り出し手段 2′ フイルム原反 3 冷却ロール 4 蒸着ルツボ 5 真空容器 6 フイルム搬送用ロール 7 天井クレーン 8 監視窓 9 フイルム 9′ 蒸着フイルム θ 所定の角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内で、フイルム原反繰り出し手
    段に保持されたフイルム原反からフイルムを繰り出し、
    繰り出されたフイルムを、フイルム搬送用ロールを経
    て、冷却ロールに沿わせて折り返し、折り返したフイル
    ムを、フイルム搬送用ロールを経て、フイルム巻取り手
    段で巻き取ると共に、前記の冷却ロールに沿った位置に
    ある折り返し移動中のフイルムに、蒸着ルツボから蒸発
    させた蒸着物質を蒸着させる真空蒸着装置において、フ
    イルムを冷却ロールの回転軸に垂直でない方向から沿わ
    せて折り返すようにすることを特徴とする真空蒸着装
    置。
  2. 【請求項2】 冷却ロールの軸とフイルム原反繰り出し
    手段の軸とがなす角度と、冷却ロールの軸とフイルム巻
    取り手段の軸とがなす角度とを所定の角度に保って設置
    する請求項1に記載の真空蒸着装置。
JP12871892A 1992-05-21 1992-05-21 真空蒸着装置 Pending JPH05320881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12871892A JPH05320881A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 真空蒸着装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12871892A JPH05320881A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 真空蒸着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05320881A true JPH05320881A (ja) 1993-12-07

Family

ID=14991717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12871892A Pending JPH05320881A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 真空蒸着装置

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JP (1) JPH05320881A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024187A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 株式会社神戸製鋼所 連続成膜装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024187A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 株式会社神戸製鋼所 連続成膜装置
US8821638B2 (en) 2008-08-27 2014-09-02 Kobe Steel, Ltd. Continuous deposition apparatus

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