JPH05317427A - 吸入方法と装置 - Google Patents

吸入方法と装置

Info

Publication number
JPH05317427A
JPH05317427A JP12512692A JP12512692A JPH05317427A JP H05317427 A JPH05317427 A JP H05317427A JP 12512692 A JP12512692 A JP 12512692A JP 12512692 A JP12512692 A JP 12512692A JP H05317427 A JPH05317427 A JP H05317427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inhalation
ball
dose
suction
positive locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12512692A
Other languages
English (en)
Inventor
Dell Von Franco
フランコ・デル・ボン
Tollyer Walter
ウアルター・トライヤー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP12512692A priority Critical patent/JPH05317427A/ja
Publication of JPH05317427A publication Critical patent/JPH05317427A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 釈放された各適用量が有効な適用量であり、
患者が適量配分のときに自分の体格に相応する強さで調
合剤を吸入するようにさせられる、吸入調合剤を適量配
分して噴霧化する方法と装置を提供することである。 【構成】 この吸入装置は、適量配分と噴霧化をするた
めの周知の装置と、最小吸入力が吸入する人により発生
されるまで確実なロックにより装置の作用を禁ずる付加
的な手段とからなる。好ましい実施例は、適量配分と噴
霧化のために、適量配分兼噴霧化ポンプを有する溜めを
有し、かつ前記確実なロックのために、相応するボール
室(14)にゆるく収容されるボール(13)を有する。吸入す
ると、空気流がボール室(14)を通って発生され、それに
よりボール(13)をそのロック位置から動かすので、確実
ロック手段が釈放されてポンプを手動で作用させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医学技術の分野に関
し、かつ例えば抗喘息の薬剤のような製薬学の製品を適
量に分けて吸入できる、独立請求項1と9の上位概念に
よる吸入のための調合剤を適量配分して噴霧化するため
の方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸入は、例えば気道と肺に吸収するため
の内服薬を投与する周知の方法である。種々の吸入装置
がこの目的のために市場で入手でき、この吸入装置で液
状または粉末状の調合剤が細かに分配されて口腔に導入
される。吸入装置は、用いる度ごとに調合剤の特定の適
用量が釈放されるように考えられている。噴霧化により
細かに分配された調合剤が口腔から喉を通って気道と肺
の中へ進むことができるために、患者は吸入装置により
噴霧化した調合剤を口腔に導きながら同時に吸入しなけ
ればならないことは避けられない。患者がそのようにし
なければ、または不十分にした場合には、内服薬が口腔
や喉に全体的にまたは部分的に残り、所望の効果が達成
されない。たとえ内服薬が吸入装置で正確に適量に分け
られたとしても、実際に有効である内服薬の適用量が実
際の吸入強さに依存し、すなわち同時の吸入強さに依存
する。口腔と喉の壁に残っている適用量の部分は実質的
に呑み込まれて事実上無効のままである。弱くしか吸入
しない場合には、有効な適用量は吸入装置により釈放さ
れた適用量の小部分にすぎない。全ての吸入器使用者は
吸入効果のこの不首尾をよく知っていて、さらに別の適
用量を服用して所望の効果を達成したいという気にな
る。
【0003】吸入が同時に行われる場合に、適量配分と
噴霧化のみを許す吸入装置も開発された。そのような装
置は、例えば米国特許3 565 070 、3 789 843 および3
598294 にまたはフランス特許70 40542に記載されてい
る。全てのこれらの装置は、別のレバーにより吸入前に
活動的な状態にもたらさなければならない。全てのこれ
らの装置は、吸入調合剤のための供給容器に加えて、レ
バーおよびスプリング系からなる複雑な機構を有し、そ
れ故手が込んでいてかつ特にうまく作動しない傾向があ
る。
【0004】そのような不利益はヨーロッパ特許0 147
028 に記載された吸入装置には影響を及ぼさない。この
特許では、適量配分が人手で作用されるが、相応するロ
ック装置により、患者が吸入するときにのみこれが可能
であることが確保される。この装置はまた、そんなに複
雑でない機構を有し、この機構は複数のレバーからなる
が、吸入されるべき噴霧の領域に部分的に位置し、従っ
てその完全な機能を危なくするような汚染にさらされて
いる。
【0005】全ての既存の装置は、適量配分と噴霧化の
ために、調合剤と推進ガスを含む溜めを有し、この溜め
には適量配分弁が設けられ、この適量配分弁で調合剤の
特定の適用量が一ストロークあたり噴霧化される。異な
る患者、例えば大人と子供のための異なる投薬量は、異
なる数の個々の適用量の吸入により達成される。装置を
前述のように個々の適用量の間で再び作用しなければな
らない場合には、操作が複雑であるように思われる。そ
れらは異なる体格を有する患者に適用できるように意図
されているときには、装置は最も弱い患者にも、例えば
小さな肺容量に従ってわずかな吸入力しか発生できない
子供にも適用されるが、しかしそれは子供自身の場合に
は良い効果のために充分である。換言すれば、例えば大
人が同じ装置を使用する場合に、その大人は適用量を釈
放しまたはゆるめるように吸入しなければならないけれ
ども、これはその大人の肺容量に従って最適な吸入のた
めに充分な強さで実施する必要がない。それ故、全ての
既存の装置は患者から適量配分と吸入の同期化を除きな
がら、大部分の場合にのみ患者に調合剤の最適な効果の
ために適当な吸入力を発生させることを強制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、釈放された各適用量が有効な適用量であり、患者が
適量配分のときにおよび自分の体格に相応する強さで吸
入するようにさせられる、吸入調合剤を適量配分して噴
霧化する方法と装置を提供することである。
【0007】本発明による方法では、患者は充分に吸入
するようにさせられるだけではなく、自分の吸入の改善
を助けるために吸入することにより自分の肺力を訓練す
る機会も与えられる。しかしながら、緊急の場合には、
適用量を不十分な吸入で投与することもできなければな
らない。調合剤は周知の方法に従って適量配分して噴霧
化することができるし、かつ可能ならば、調合剤が吸入
に最適な大きさの粒子または小滴のみを含みかつ可能な
らば、安定したエーロゾルの形態の吸入された空気に存
在するように、噴霧化ノズルから排出された後適当な予
備処理により調合することができる。
【0008】本発明の方法を実施するための吸入装置の
形状は、種々の使用者に適用可能でありかつ肺力を訓練
するために調整可能である。装置はできるだけ小さくか
つ操作するのに簡単でなければならない。装置は、汚染
する傾向のない簡単で確実に作動する機械的な部品から
ならなければならない。装置は、患者が適用量の投与に
関して絶対的な制御ができなければならない。装置は、
適量配分弁を有する標準の市販のエーロゾル容器で、特
に推進ガスなしで作動する機械的な適量配分兼噴霧化ポ
ンプを有する装置で標準の市販の吸入調合剤または活性
の物質の噴霧化と適量配分のために使用できなければな
らない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による方法は、吸入する人が、調合剤の良
好な効果のために充分な吸入力であってかつ吸入する人
の体格に適合された特定の吸入力を加える場合にのみ適
量配分と噴霧化を作用させることができ、かつ吸入力が
特定の値より下である場合にはロックされることを特徴
とする。
【0010】また、本発明による方法を実施するための
装置は、作用されたときに互いに対して相対的に移動す
る部品の間に取り付けられた可動な確実ロック手段を有
し、この確実ロック手段の領域内を走る空気通路系を有
し、この空気通路系は、空気流が吸入によりそこに発生
されるように装置に取り付けられていることを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の方法と装置を図面を用いて詳
細に説明する。本発明の方法は、患者による適切な吸入
が調合剤の適量配分と噴霧化の条件を作るということに
基づいている。吸入により発生された力により釈放され
る噴霧化した調合剤の適用量が患者の気道の中へ進むこ
とができるほど充分に強く患者が吸入しない場合には、
適量配分兼噴霧化装置はロックされたままである。この
ように、調合剤が口腔の中へおよび喉の壁の上へ無駄に
釈放されることが避けられ、従って必要な吸入力を発生
させることを故意にまたは意識せずに回避することはで
きない。装置を釈放するのに必要な吸入強さは、種々の
肺容量、従って種々の可能な肺力を持った患者に適する
ように装置を形成できるように調整可能である。
【0012】この必要条件および相応する別の手段によ
り、本発明の吸入による適量配分と噴霧化の方法によれ
ば、肺力を改善する訓練もできる。患者が適用量のため
に必要な吸入強さを達成できるときに、医者が例えば、
その強さを制御された仕方で増加させるならば、その吸
入者は自分の肺を強制された吸入により訓練し、従って
肺力と活動的な肺容量を増加させる。
【0013】本発明による方法は、周知の方法、例えば
ノズルすなわち推進ガスの膨張によりポンプ輸送する方
法に従って発生した非常に細かな粒子または小滴の噴流
を(装置の点から見て)用いる。この方法により発生し
た粒子または小滴は種々の大きさを有するが、そのうち
1と5μmの間の寸法のもののみが吸入に適する。さら
に、粒子または小滴は、特にポンプにより発生されると
きに、周囲の空気に比較して相対速度を有し、従って適
正なエーロゾルを有しない。別の実施例では、粒子また
は小滴の噴流がノズルから排出された直後に噴流を適当
に処理することにより、本発明による方法は周囲の空気
において過大な粒子の分離および噴流の渦巻きを行うの
で、安定したエーロゾルが形成される。吸入前の噴霧化
した調合剤のそのような処理により、気道の中へ進むだ
けで役に立たないままである調合剤の割合がさらに減少
される。
【0014】本発明による方法を実施するための装置
は、吸入すべき調合剤が適量配分されて噴霧化される、
それ自体周知の部分的な装置を有し、すなわち手動の適
量配分兼噴霧化ポンプの付いた溜めまたは適量配分弁の
付いた圧力容器を有する。加えて、確実ロック機構が患
者の吸入により発生した空気の流れにより釈放されて装
置を作動させることができるまで、装置を確実ロックに
よりロックする本発明による部品と、粒子または小滴噴
流の前処理用の本発明の部品がある。
【0015】図1の(a) は、本発明による吸入による方
法が吸入によらない方法とどのように異なるかを示す。
吸入強さS は横座標に示し、かつ適用量D の大きさは縦
座標に示す。
【0016】適量配分兼噴霧化装置により釈放される適
用量aDを装置の形状に依存する一定の大きさを有すると
する。それは吸入のための調合剤の適量配分と噴霧化(
後者に依存しないで) が従来技術に対応するので、ここ
では詳細には論じない。
【0017】吸入強さS を吸入する人により発生される
吸入力の一定量であるとする。これに依存するのは、気
道または気管支でその目的地に到達しかつ所望の効果を
有する釈放された適用量であり、かつ口腔と喉に残って
いる、従って実質的に無効のままである量である。
【0018】曲線wD.1は、有効適用量が吸入強さS.1 で
釈放された適用量に達するまで吸入強さと共にどのよう
に上昇するかを示す。換言すれば、吸入する人が吸入力
S.1を加えた場合に、全ての残りの周囲の条件が最適に
満たされているとすれば、釈放された全部の適用量が口
腔を通って呼吸系に入り、有効であることができる。そ
れ故、曲線wD.1は直線aD( 破線と実線部分) と共に吸入
に依存しない適量配分兼吸入方法を表す。吸入する人は
吸入強さに依存しない適用量を投与するが、有効な適用
量は直接吸入強さに依存する。吸入力が不十分(WDu) で
あれば、不十分な適用量Duになる。曲線wD.1と直線aDの
間の釈放された適用量の部分が無効になって浪費され
る。
【0019】曲線wD.2が直線aDの実線部分と共に、適量
配分と吸入のための本発明にる吸入に依存する方法を示
す。釈放された全適用量が有効であり得る吸入強さS.1
の領域まで、適量配分ができない。S.1 より大きい吸入
強さで、適用量を所望の通りに変えることができる。本
発明による依存する適量配分と噴霧化のための方法で
は、釈放された適用量の部分が無効のままであったりま
たは浪費されることがない。明らかに、この場合でさ
え、噴霧化が最適であり、すなわち粒子または小滴が吸
入に適する大きさを有しかつ最適に安定したエーロゾル
として存在すると仮定する。
【0020】人が最適に吸入するために吸入しなければ
ならない強さは、その人の体格に依存し、特にその人に
利用可能なかつその人により活動的に用いられる肺容量
に依存し、すなわち吸入強さS.1 は各患者に従って横座
標S に沿って種々の点に配置されなければならない。適
当な吸入装置が種々の患者に最適に適用できるために
は、適切に形成されまたは調整されなければならない。
【0021】子供の活動的な肺容量は約2 〜3 ltであ
り、健康な大人の場合は約4 〜6 ltである、運動選手、
例えば競争用自転車の場合は約9 ltに上がり、ぜんそく
患者の場合は約2 〜3 ltに落ちる。どの場合にも、活動
的な肺容量は適当な呼吸訓練と共に増加させることがで
き、これは特にぜんそく患者の場合に望ましい。適用量
を釈放する吸入強さの調整可能性により、そのような訓
練が可能になる。そのとき、医者または患者自体は、患
者が可能である最大の力であってかつ永久的に訓練で
き、それによって吸入により増加できる最大の力に吸入
強さが常に対応するように吸入強さを調整できる。
【0022】人手で釈放された適用量と、吸入に依存す
るこの適用量のロックとの組合せによれば、吸入する人
が自分が有効な適用量を吸入したどうかについて常に知
っているという別の利点が得られる。適用量の釈放が吸
入者の人手での作用により起こされるので、それは吸入
者にとって知られており、また釈放される全ての釈放適
用量が有効なものであるので、適用量それ自体も一つの
方法で知られている。吸入により釈放される自動的な適
用量の場合に、導入部で述べたいくつかの特許に記載さ
れているように、そのような単純なチェックはできな
い。吸入に依存しない方法( すなわち、力の限界値がな
い) の場合でさえ、有効な適用量の大きさは、それ自体
望ましくない喉の刺激剤反作用によってしか評価するこ
とができない。そのような刺激剤反作用は、それ自体有
利である非常に小さな粒子または小滴を有するエーロゾ
ルの場合に相応して弱いので、信頼できない指示であ
り、かつ不正確な投薬量( 弱い指示の場合に複数の適用
量の釈放) を避けるために、余分な刺激剤、例えばメン
トールを、吸入すべき調合剤に、有効な適用量の指示器
として加えることが必要である。本発明による吸入に依
存する方法に従って、釈放される各適用量が有効なもの
であるので、最も細かいエーロゾルさえ付加的な指示器
なしでおよび不正確な投薬量または指示器なしで安全に
使用できるし、またはどんな場合にも患者に安全感( 習
慣) を与えるように用いられる。
【0023】図1 の(b) は、適用量に必要な吸入強さを
変えることができる効果を概略的に示す。曲線wD′は、
吸入強さS ′で完全に有効な適用量の釈放を許すが、た
った3 ltの活動的な肺容量を有するぜんそく患者のため
の良好な設定である。患者が自分の肺容量を吸入により
増加させる場合には、例えば5 ltの肺容量に対応する設
定wD″に達するまで必要な吸入強さS を増加させること
により徐々に吸入必要条件(矢印参照) を上げればよ
い。
【0024】図2 の(a) は、特定の強さでもって同時の
吸入中吸入調合剤の適用量を人手で噴霧化できる本発明
による装置の実施例を示す。最初に、純粋に適量配分と
噴霧化のためであって、その操作は実際に知られている
と仮定できるこれらの構成要素を述べる。また、実施例
では例のつもりで示されたこれらの構成要素は噴霧化ポ
ンプの付いた溜めとして形成され、すなわち推進ガスな
しで作動する利点を有する実施例として形成されてい
る。
【0025】吸入すべき液状調合剤が溜め1 に含まれて
おり、この溜めは剛性のある外壁1.1 と変形可能な内壁
1.2 を有し、その間に空気クッション1.3 が位置しかつ
供給室1.4 を取り囲んでいる。吸込管2 およびこの吸込
管2 と一体に形成されたシリンダ3 が、供給室1.4 に次
のように、すなわち吸込管2 の自由端が、通常の吸入位
置で重力の方向に底部に位置している溜め1 の壁の部分
に近接して存在するように取り付けられている。別の中
空ピストン4 がシリンダ3 に同軸に、次のように、すな
わちシリンダの対応する突起3.1 の上を共通の軸線の方
向に滑ることができるように取り付けられ、かつこれら
の突起3.1 と共に、中空ピストン4 が内側の、また同軸
のスプリング室5 を形成し、このスプリング室がシリン
ダ3 の基部の軸孔3.2 により吸込管2 に接続されかつス
プリング室に螺旋ばね6 が装着されるように取り付けら
れている。スプリング室5 は、圧力が等しくされたとき
に適量配分室7 に対して緊密に密封される。シリンダ3
の内壁と内側ピストン4 の外壁の間に、適量配分室7 を
形成するほぼ中空の円筒状外側空洞が残されている。こ
の適量配分室7 は外側ピストン8 によりシリンダ3 の開
放端に対し緊密に密封され、外側ピストン8 は内側ピス
トン4 およびシリンダ3 と同軸に取り付けられかつ共通
の軸線の方向に移動可能に取り付けられている。外側ピ
ストン8 は軸孔8.1 を有し、この軸孔は適量配分室7
を、外側ピストン8 に載っているノズルヘッド9 のノズ
ル孔系9.1 に連結する。内側ピストン4 は孔8.1 と関連
した側に環状の密封面4.1 を担持し、外側ピストン8aは
対応する密封縁8.2 を有する。密封面4.1 と密封縁8.2
は、等しくされた圧力の状態でスプリング6 の力により
互いに押圧される。適量配分装置を作動させるための押
しボタン10が、ノズルヘッド9 に位置している。
【0026】押しボタン10を溜め1 に対し押圧すれば、
外側ピストン8 と内側ピストン4 がノズルヘッド9 を経
てシリンダ3 の中へ吸込管2 に向かって押圧される。こ
れにより、比較的高い圧力が適量配分室7 に発生し、そ
んなに高くない圧力がスプリング室5 および溜め1 に発
生する。このため、内側ピストン4 がスプリングの力に
抗して押圧されるので、いくらかの調合剤が密封面4.1
と密封縁8.2 の間の孔8.1 の中へ押し込まれ、そして押
しボタン10をさらに溜め1 に対して押圧することができ
る。このようにして、いっそう多くの調合剤が適量配分
室7 からノズルに向かって運ばれ、そして空気クッショ
ン1.3 がいっそう圧縮される。押しボタン10が完全に押
されれば、適量配分室7 内の圧力が下がり、密封面4.1
が再び密封縁8.2 の上へ押圧される。そのとき、押しボ
タンを釈放すれば、スプリング6が内側および外側ピス
トン(4と8)を押圧し、それと共にノズルヘッド9 と押し
ボタン10をそれらの始動位置に押圧する。このようにし
て、低圧が適量配分室7 に作られ、それにより調合剤が
内側ピストン4 と突起3.1 の間でスプリング室5 から吸
い出される。溜めにおける圧力均等化は、二つの壁1.1
と1.2 の間で開口する通気弁( 図示省略) により行われ
る。このようにして、本装置が前の適量配分と同じ位置
に戻り、供給室1.4 が少ない適用量だけ減少し、そして
壁1.1 と1.2の間の空間が一回の適用量だけ増加した。
【0027】ノズルヘッド9 は、放出される適用量を噴
霧化するための側方に取り付けられたノズル9.2 を担持
しかつハウジング11に収容され、このハウジングは溜め
1 に固く連結されかつノズル側に口金12を担持してい
る。押しボタン10は、ハウジング11から適当な孔を通っ
て突出している。押しボタン10を作用させれば、ノズル
ヘッド9 がハウジング11と口金12に対して相対的に動
く。そのような相対運動はボール13により阻止すること
ができ、そのボール13は、ハウジング11とノズルヘッド
9 の間の分離面を越えて延びているボール室14にゆるく
収容されている。ボール13が図2 の(a) に示した位置に
ある場合、すなわち前記分離面がボールを通って延びる
ような位置にする場合、ボールはハウジング11とノズル
ヘッド9 の間の確実ロックを行う。吸入装置が吸入位置
( 溜め1 が下、押しボタン10が上) に保持される場合に
はボール室14が重力に向かって傾斜しているので、ボー
ル13が重力により確実ロック位置に駆動される。ボール
室14は、空気がボールの周りを循環することができかつ
ボール13がストッパー12.1までその中を自由に動くこと
ができるように形成され、ストッパー12はボール室14本
体をその孔から口金12の内部へ入らないように分離しか
つボール13がボール室14を出ることができないように阻
止する。ボール室14は一方では口金12の内部に開放して
おり、かつ他方ではノズルヘッド9 とハウジング11の間
の空気通路15を通っておよびハウジング11の空気孔11.1
を通って外側へ開放している。ボール13は、ボール室14
ヘの空気通路15の開口の上でその確実ロック位置にあ
る。
【0028】単にボール13がボール室14内でストッパ
ー12.1に向かって動かされる場合、特にボールがノズル
ヘッド9 にくぼんだボール室14の部分にもはや存在しな
いだけ充分に遠く動かされる場合に、ハウジング11とノ
ズルヘッド9 の間の相対運動、すなわち調合剤の適量配
分と噴霧化が可能である。
【0029】吸入するために、装置を吸入位置( 溜め1
が下、押しボタン10が上) にもって来て、口金12の開口
を唇の間に配置し、そして一つの指で圧力を押しボタン
10に加える。それから、吸入する人が息を吸い込めば、
低圧が口金12の内部に作られる。それにより、ボール13
が空気通路15の開口から持ち上げられ、空気( 矢印LS)
が空気孔11.1および空気通路15を通って流れてボール室
14におよび口金12の内部へ入る。この空気流が充分強け
れば、空気流がボール13をストッパー12.1に向かって動
かし、このため確実ロック位置が解かれる。そのとき、
押しボタン10に加えられた力がロック装置をハウジング
に対して押すことができるので、調合剤の適用量が噴霧
化される。
【0030】患者が充分に吸入することができないで吸
入薬の適用量を必要とする緊急時に、装置を「引っ繰り
返して」、すなわち溜め1 を上にかつ押しボタン10を下
にして簡単に使用できる。この位置では、ボール13が重
力によりストッパー12.1に向かって駆動されるので、装
置をロックできない。
【0031】図の2 の(b) は図2 の(a) と同じ吸入装置
を示すが、押しボタン10がその押圧位置にある。ボール
13がストッパー12.1に接して載っており、ノズルヘッド
9 がハウジング11に対して変位されているので、ボール
室14の二つの部分が互いに向かって変位されている。空
気流LSおよび押しボタン10への圧力がゆるむとすぐに、
ノズルヘッド9 がハウジング11の始動位置に戻り、そし
てボール13が重力により駆動される確実ロック位置に
落下して戻る。
【0032】図3 は、口金12の孔の方に向かって平面図
として見た、図2 の(a) と(b) による吸入装置の図の細
部を示す。この図では、口金12を見ることができ、そし
てその孔を通して、ノズル9.2 を有するノズルヘッド9
を見ることができる。ノズル9.2 の下に、口金12の内部
へのボール室14の開口を見ることができ、そして実際に
見えないボール13がその確実ロック位置に示されてい
る。ボール13の下には空気孔11.1がある。
【0033】図2 と3 に示した吸入装置は、ノズルヘッ
ドとハウジングの間の確実ロック手段として、相応する
孔の中を動かされるボールを有する。このボールは、簡
単な確実ロック手段を表す。ボールは噴霧化される調合
剤の領域の外側に取り付けられ、それ故その操作を損な
うような汚染にさらされない。操作は考えられるところ
では簡単である。本装置は吸入位置( 溜め1 が下、押し
ボタン10が上) に持ってくることしか必要でなく、ボー
ルはその確実ロック位置にある。吸入後、ボールは自動
的にこの位置に戻る。それ故、複数の適用量を吸入しな
ければならない場合に特に有利である、特別なレバーが
装置を作用させるために必要でない。種々の使用者に装
置を適合させることは、例えば種々の大きさのまたは重
さのボールを挿入することにより可能である。
【0034】明らかに、確実ロック手段は他の形を取る
ことができる。本発明による装置の目的に従って、確実
ロック手段は次の必要条件を満足しなければならない。 - 適量配分兼噴霧化機構の作用中互いに対して動かされ
る部品により確実なロックを行わなければならない。 - 確実ロック手段は簡単でなければならず、かつ噴霧化
された調合剤により汚染されないように取り付けなけれ
ばならない。 - 確実ロック装置は吸入により及ぼされる力により釈放
できなければならず、その場合に装置をそのような釈放
のために最小の必要な力に装置を調整することができな
ければならない。 - この力の作用が止むとすぐに確実なロックが自動的に
再確立されなければならない。
【0035】他の考えられる確実ロック手段は、例えば
適当に形成されたスプリングまたは板である。図2 と3
と関連して例により述べられた本発明による吸入装置の
実施例は、調合剤を適量配分しかつ噴霧化するために、
押しボタンにより作用されるポンプを有する。異なる構
造のポンプ、例えばまたは投薬弁を有しかつ推進ガスで
満たされた圧力容器のような他の周知の装置を使用する
こともできる。
【0036】図2 と3 と関連して例により述べた本発明
による吸入装置の実施例は、適用量のために必要な吸入
強さを調整するための手段をもっていない。装置の形状
に依存している、適用量を釈放するために必要なこの最
小吸入強さは、特にボールの大きさと重さにより、およ
び空気孔11.1と、絞りとして作用する、口金12の内部へ
のボール室14の開口との間の最小横断面の孔により決定
される。ボール13が重ければ重いほど小さければ小さい
ほど、そしてこの最小横断面の孔が小さければ小さいほ
ど、確実ロック装置を釈放するために必要な吸入強さが
いっそう高くなる。装置を種々の使用者に適合させるた
めに、例えば種々の大きさまたは重さのボールを使用で
きる。さらに、例えば空気流LSを絞るための手段を設け
ることができ、その基本的な設定は装置の形状を決定し
かつその手段は訓練の目的のために医者によりまたは使
用者によりさらに細かく調和させることができる。例の
つもりで与えられたそのような絞り装置の二つの実施例
を図4 の(a) 〜(d) に示す。両方の場合に、スライドの
形態の調節可能な絞りが空気孔11.1に取り付けられてい
る。
【0037】図4 の(a) と(b) は細部として、図2 の
(a) のような断面で、および図3 のような平面図で、ボ
ール13が確実ロック位置にあるボール室14、空気通路15
および空気孔11.1を示す。空気孔11.1が三角形の形状で
あって回転スライド40を担持しており、この回転スライ
ドは位置40.1と40.2の間を回転することができかつ図4
の(b) には確実ロック装置を釈放するのに必要な吸入強
さが最小である位置(40.1)に示されている。矢印の方向
に回転スライド40を回転させることにより、必要な吸入
強さが増加する。回転スライドの二つの末端位置40.1と
40.2は、装置を対応するストッパーの位置決めにより適
合させるために製造業者により変えることができる。
【0038】図4 の(c) と(d) は図4 の(a) と(b) に対
応する細部を示すが、空気流を絞るために、例のつもり
で与えられたこの実施例では、空気孔11.1( ここでは円
い横断面の) を設定に従って多かれ少なかれ閉鎖し、従
って絞りとして作用する簡単なスライド41が設けられて
いる。矢印の方向へのスライド41の移動は、確実ロック
装置を釈放するために必要な吸入強さの増加を行う。
【0039】本発明による方法は、吸入するには大きす
ぎる小滴または粒子が分離されかつ乱流によりできるだ
け安定したエーロゾルが得られる噴霧化した調合剤のた
めの処理を与えることができる。この処理を実施するた
めに、口金の内部を適当に形成しなければならない。こ
の内部では、噴霧化した調合剤がノズル9.1 により吸入
する人の口の中へ案内される。噴霧化された調合剤をわ
きへ向けて障壁を通って案内するようにこの内部を形成
することが有利であることが判明した。噴霧化した調合
剤の最適な処理は、調合剤の種類に、噴霧化に起因する
圧力と速度の条件におよび適用量の大きさに非常に依存
している。適当な手段( 適当に形成された口金、障壁、
変向面、吸収面等) を経験的に試験して従って使用しな
ければならない。
【0040】図5 の(a) 〜(c) は例のつもりで与えられ
た口金の種々の実施例を示し、この実施例では変向と渦
巻きが適当な機械的手段により押しつけられる。各場合
に、吸入装置の上方部分が断面で示されかつ開口を有す
る口金の部分が平面で示されている。
【0041】図5 の(a) に示した実施例は、円い孔51a
が吸入位置の頂部にある口金12a を有する。噴霧化した
調合剤がノズル9.2 と対向する壁に突き当たって、約90
°だけ変向される。この場合に、その変向面は何もない
かまたは吸収剤で被覆してもよい。何もない変向面に
は、噴霧化した調合剤の小滴または粒子が大きく速度を
失わずに変向されるのに対し、吸収剤は小滴または粒子
にブレーキをかけて大きすぎる粒子や小滴を吸収する。
適当な吸収手段は、例えば焼結材料、セルロースまたは
ガーゼからなることができる。
【0042】図5 の(b) に示した実施例は、スロット状
孔51b がまた頂部に位置している口金12b を有する。こ
のように位置したスロット状孔の利点は、噴霧化した調
合剤が変向面に近接して捕らえられることである。変向
面は吸収剤52.1で被覆され、さらに口金の内部に残って
いる小滴または調合剤を吸収する吸い上げ剤52.2を有す
る。
【0043】図5 の(c) に示した実施例は、広いスロッ
トとして形成された孔51c がノズル9.2 に対向する壁に
設けられた口金12c を有する。しかし、この場合には、
孔51c とノズル9.2 が異なる高さにあるので、噴霧化し
た調合剤の少なくともいくらかが孔51c の下に取り付け
られた吸収ロール53から跳ね返って変向される。このよ
うに形成された口金内部では、調合剤も旋回される。
【0044】これまで例のつもりで述べて来た本発明に
よる装置の全ての実施例は、吸入位置に水平に配向され
たノズルと、適当に角度のついたノズル孔系とを有す
る。明らかに、ノズルが異なる、例えば垂直な方向を有
する他の実施例も考えられる。図6 はそのような実施例
を示す。ノズル9.2 と口金12d は頂部に垂直に配向され
ている( 吸入位置にある吸入装置) 。作用は、ハウジン
グ11d に側方に取り付けられた押しボタン61を経て行わ
れる。図6 の(a) はロック位置、すなわちボール13が確
実ロック位置にあるにある吸入装置( 部分断面) を示
し、図6 の(b) は作用位置、すなわち押しボタン61が押
されてボール13が確実ロック位置から移動している。こ
の実施例では、押しボタン61の作用により、ハウジング
12d と、ノズルヘッド9dを有する口金12d とが溜め1dに
対して相対的に動かされる。
【0045】図2 と3 に示した本発明による吸入装置の
改変された実施例を製造するために、二つの方法を例に
より提案する。図7 の(a) と(b) は、二つの製造方法で
特別に製造される部品でかつ両方の場合にハウジング1
1、口金12およびボール13( 図示省略) からなる部品を
示す。加えて、吸入調合剤を適量配分および噴霧化する
ための周知の装置が必要である。ボール室14の部分を形
成するノズルヘッド9 における装着部が標準の市販のノ
ズルヘッドに取り付けることができない場合には、ノズ
ルヘッドのロック部品9 ″を、標準市販装置に属するノ
ズルヘッド部品9′と溜め1 の間に取り付けることがで
きるように外側ピストン8 を延ばさなければならない。
【0046】図7 の(a) は、一つの部品からなるハウジ
ング11e と同様な口金12e とを示す。ストッパー12.1が
口金と一体であることに留意しなければならない。組み
立てるために、ハウジング11e を押しボタンなしの適量
配分装置の上へ押す。ハウジング11e の櫛部71が供給容
器の対応する溝に係合する。ボール室の二つの部品を正
確に位置決めして組立てできるようにするために、ハウ
ジングの孔には位置決めカム73が設けられ、このカムが
押しボタンの首部の対応する溝に嵌まる。ハウジングの
組立て後、押しボタンをその首部で取り付ける。それか
ら、ボールをボール室14の部分に挿入し、ハウジング11
e およびノズルヘッドに入れ、最後に口金12e を取り付
けるが、この口金にはこの目的のために、例えばハウジ
ング11eの対応する孔に嵌まるピン72が設けられてい
る。二つの部品を溶接することもできる。ハウジングと
口金の間の可逆連結の利点は、製造後でさえ異なるボー
ルの挿入により装置を再形成できることである。
【0047】図7 の(b) は、例のつもりで与えられた第
二の製造方法で製造されなければならない二つの鏡像対
称な部品のうちの一つを示す。この部品はハウジング11
f の一つの半部と口金12f の一つの半部とからなり、対
称の平面は二つの対応する半部の間の分離線を表す。こ
の吸入装置を組み立てるために、押しボタンが取り付け
られた周知の適量配分兼噴霧化装置を図示の部品に、次
のようにすなわち櫛部71が供給容器の対応する溝に係合
しかつ位置決めカム73が押しボタンの首部の対応する溝
に存在するように配置する。それから、ボールを( 半分
の) ボール室14に挿入し、図示の部品に対し鏡像対称で
同一である第二の部品を適量配分装置の上へ押し、ボー
ルを図示の部品の上へ押すが、その目的のためにピンが
一方の部品に設けられかつ対応する孔または同様な固定
手段が他方の部品に設けられている。二つの部品を溶接
することもできる。この改変された製造は、調整可能な
絞り手段および/ またはボールよりもいっそう複雑なロ
ック手段を取り付けなければならない場合に特に有利で
ある。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による吸入
調合剤の適量配分兼噴霧化装置によれば、釈放された各
適用量が有効な適用量であり、患者は適量配分のときに
自分の体格に相応する強さで吸入するようにさせられ
る。また、患者は充分に吸入するようにさせられるだけ
ではなく、自分の吸入の改善のために吸入することによ
り自分の肺力を訓練する機会も与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a) と(b) は吸入によらない方法と本発
明による吸入による方法を用いた場合の釈放された活性
な適用量の比較と、本発明による方法の訓練効果のため
のダイアグラムである。
【図2】図2の(a) と(b) は本発明による吸入装置の実
施例についてその作動を示すための断面図である。
【図3】図2による実施例のノズルに向かう平面図であ
る。
【図4】図4の(a) 〜(d) は調整可能な吸入強さを有す
る二つの実施例について図2 の断面図と平面図からそれ
ぞれの細部を示す。
【図5】本発明による装置の口金の三つの実施例を示す
図である。
【図6】図6の(a) と(b) は本発明による装置の別の実
施例である。
【図7】図7の(a) と(b) は本発明による装置について
二つの製造方法で製造される部品を示す図である。
【符号の説明】
9 ノズルヘッド 9.1 通路系 11.1 空気孔 12 口金 13 ボール 14 ボール室 52.1,53 吸収手段 52.1 ノズル 52.2 吸い上げ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウアルター・トライヤー スイス国、エッフインゲン、シユウアルツ ブリユンニリ、304

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入のために液状または粉末状の調合剤
    を適量配分しかつ噴霧化する方法において、吸入する人
    が、調合剤の良好な効果のために充分な特定された吸入
    力であってかつ吸入する人の体格に適合された特定の吸
    入力を加える場合にのみ適量配分と噴霧化を作用させる
    ことができ、かつ吸入力が特定の値より下である場合に
    はロックされることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 適量配分と噴霧化をロックするために、
    吸入により発生される力により釈放されかつこの力の作
    用が止むとすぐに自動的にもとに戻される確実ロック装
    置が用いられることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 重力が確実なロックをもとに戻すために
    用いられることを特徴とする請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 調合剤の適量配分と噴霧化を釈放するた
    めに必要な吸入強さが調整可能であることを特徴とする
    請求項1から3までのうちのいずれか一つの方法。
  5. 【請求項5】 調整可能性が、一方では種々の使用者の
    ために装置を形成するための固定される予備設定として
    用いられ、他方では使用者の訓練のための再調整手段と
    して用いられることを特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 噴霧化した調合剤が変向されおよび/ま
    たは旋回されることを特徴とする請求項1から5までの
    うちのいずれか一つの方法。
  7. 【請求項7】 吸入のためには大きすぎる噴霧化した調
    合剤の粒子または小滴が吸収されることを特徴とする請
    求項1から5までのうちのいずれか一つの方法。
  8. 【請求項8】 緊急の場合に、装置は、吸入力を加える
    必要のない緊急作用手段を有することを特徴とする請求
    項1から7までのうちのいずれか一つの方法。
  9. 【請求項9】 吸入のために液状または粉末状の調合剤
    を適量配分しかつ噴霧化する装置において、作用された
    ときに互いに対して相対的に移動する部品の間に取り付
    けられた可動な確実ロック手段を有し、この確実ロック
    手段の領域内を走る空気通路系を有し、この空気通路系
    は、空気流が吸入によりそこに発生されるように装置に
    取り付けられていることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 確実ロック手段はボール(13)とボール
    室(14)からなり、ボール(13)はボール室(14)にゆるく装
    着され、ボール室(14)は、装置が作動されたときに互い
    に対し相対的に動く二つの部品の中へ延びており、ボー
    ル室(14)は一方では口金(12)の内部に開口を有しかつ他
    方では外側に孔を有し、ボール室(14)は、ボール(13)
    が、ボール室(14)を形成する装置の部分の分離面により
    交差される位置( 確実ロック位置) と、前記分離面がボ
    ール(13)を通って延びない少なくとも一つの別の位置と
    を占めることができるように形成され、ボール室(14)
    は、装置が吸入位置にあるときにボール(13)の確実ロッ
    ク位置がボール室(14)の最も下の点にあるように重力の
    方向に傾斜していることを特徴とする請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 確実ロック手段がスプリングを有する
    ことを特徴とする請求項9の装置。
  12. 【請求項12】 調整可能な絞りが前記空気通路系に取
    り付けられていることを特徴とする請求項9から11ま
    でのうちのいずれか一つの装置。
  13. 【請求項13】 調整可能な絞りが空気孔(11.1)に対し
    て取り付けられた回転スライドまたはスライドからなる
    ことを特徴とする請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 口金(12)の孔がノズル軸線の延長上に
    または口金(12)の頂部( 装置の吸入位置で) に位置する
    ことを特徴とする請求項9から13までのうちのいずれ
    か一つの装置。
  15. 【請求項15】 口金(12)の孔が円いかまたはスロット
    状であることを特徴とする請求項9から14までのうち
    のいずれか一つの装置。
  16. 【請求項16】 口金(12)が吸収手段(52.1,53) および
    / または吸い上げ手段(52.2)を含むことを特徴とする請
    求項9から15までのうちのいずれか一つの装置。
  17. 【請求項17】 吸収手段が平らにかつノズル(52.1)の
    レベルで変向面に施されるか、またはロールの形でかつ
    ノズルに対し偏心した変向面の前に施されることを特徴
    とする請求項16の装置。
  18. 【請求項18】 ノズルヘッド(9) の通路系(9.1) が長
    方形にまたは角度をつけて延びていることを特徴とする
    請求項9から12までのうちのいずれか一つの装置。
JP12512692A 1992-05-18 1992-05-18 吸入方法と装置 Withdrawn JPH05317427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12512692A JPH05317427A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 吸入方法と装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12512692A JPH05317427A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 吸入方法と装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05317427A true JPH05317427A (ja) 1993-12-03

Family

ID=14902496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12512692A Withdrawn JPH05317427A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 吸入方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05317427A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1189935A (ja) * 1997-09-24 1999-04-06 Unisia Jecs Corp 吸入式投薬器
JP2003530163A (ja) * 2000-04-06 2003-10-14 オリオン コーポレーション 粉末吸入器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1189935A (ja) * 1997-09-24 1999-04-06 Unisia Jecs Corp 吸入式投薬器
JP2003530163A (ja) * 2000-04-06 2003-10-14 オリオン コーポレーション 粉末吸入器
JP4723785B2 (ja) * 2000-04-06 2011-07-13 オリオン コーポレーション 粉末吸入装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5355873A (en) An inhalation device and method having a variably restrictable air inlet that allows the inhalation force required to overcome a locking element to be changed
US5170782A (en) Medicament nebulizer with improved aerosol chamber
AU2019204169B2 (en) Nebulizer apparatus
JP3564391B2 (ja) リリーフピストンを有する弁組立体を備えた呼吸作動式ネビュライザー
EP0289563B1 (en) Inhalation device
US6223745B1 (en) Method and a device for producing a fine homogeneous aerosol
US5435301A (en) Powder inhaler having dispersing, discharge, and dwell-time chambers, along with an acceleration channel
CA2565088C (en) Methods and apparatus for delivering aerosolized medication
EP1191966B1 (en) Inhaler
US6129080A (en) Atomizer
EP0940154B1 (en) Device for delivering aerosolized medicaments
US7726306B2 (en) Intra-oral nebulizer with rainfall chamber
US5848587A (en) Aerosol medication delivery system
HUT77661A (hu) Inhalációs készülék, eljárás gyógyászatilag hatásos anyag diszpergálására és eljárás gyógyászatilag hatásos anyag dózisának beadására
US20050263618A1 (en) Atomizer for dispensing liquids for medical purposes
AU3188399A (en) Dry powder medicament inhalator having an inhalation-activated flow diverting means for triggering delivery of medicament
JP2007526055A (ja) 多チャネル型ノズルを有する粉末吸入器
RU16905U1 (ru) Насадка, используемая при пероральной ингаляции лекарственными средствами в виде аэрозоля
EP0774986B1 (en) Inhaler apparatus with optimisation chamber
JPH05317427A (ja) 吸入方法と装置
GB2323039A (en) Inhalation apparatus
JP2024525864A (ja) 計数・阻止アセンブリを伴う吸入装置システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803